特徴・強み｜Facebook広告・Instagram広告の利用者数・配信ターゲティング

1．Facebook広告・Instagram広告の特徴

1-1．広告と意識されにくい構造

FacebookやInstagramを開いたときに最初に出てくる画面はフィードと呼ばれ、自分がフォローしているユーザーの投稿が日付の新しい順で表示されます。
Facebook広告、Instagram広告の配信をおこなった場合、利用者にはフォローしている人たちの投稿に挟まれるような形で広告が表示されます。

このフィードに投稿されるものをフィード投稿と呼びます。
投稿の形式もフォローしている人と同じであるため、利用者に広告であると意識されにくく、自然とみてもらいやすいことが特徴です。

1-2．多様な出稿方法

Facebook広告とInstagram広告には、複数の投稿方法があり、広告配信においても投稿方法を選択することが可能です。
広告の種類としては、主に単一写真投稿、動画投稿、複数の写真を組み合わせる投稿、販売に特化できるようにテンプレートを使った投稿と計4種類あり、広告の配信先、広告が表示される場所を変えることで幾通りもの配信方法があります。

下記にFacebookとInstagramにおける広告の種類、表示場所のかけ合わせを表でまとめておりますので、ぜひご参考にしてください。

※複数写真の中に、コレクションという販売に特化したテンプレートを活用した投稿方法がありますが、商品販売で使用されることが多く、採用目的や人材関連の用途では使用頻度が低いためここでは割愛しています。

1-3．豊富な配信先

Facebook広告とInstagram広告を活用するとなった場合、広告の配信先は4つ存在します。

FacebookとInstagramにも、もちろん広告配信できますが、Meta社が手掛けるチャットサービスであるMessengerやWhatsApp、その他提携するアプリやWebサイトにも広告を配信することが可能です。

1-4．任意のページへ飛べる仕組み

Facebook広告やInstagram広告では、求人情報や求職者へアピールしたいポイントを記載した画像、もしくは動画を作成し、広告を配信することが一般的です。

そして、画像や動画に遷移先となるURLを設定し、広告を見た求職者がクリックすると任意のページへ飛べるように設定することが可能です。

たとえば、遷移先を企業のホームページへ設定すると、広告をクリックした人が企業ホームページを見てくれるため、企業の認知を向上させることができますし、求人応募ページに設定するとより応募の向上につなげることができます。

1-5．簡易フォーム（リード獲得広告）を利用する

また、Facebook広告とInstagram広告には、リード獲得広告という機能があり、簡易的なフォームを通して利用者から情報を集めたり、簡単な応募フォームとして活用することが可能です。

たとえば、求職者がFacebookもしくはInstagramに表示された求人に興味を持ち、広告をクリックすると、簡易的なフォームへ遷移します。
応募にあたり基本的な情報を入力する必要がありますが、Facebookの利用者であればFacebookへもともと登録されている情報を自動で入力してくれるため、求職者の手間が省け、短時間で応募をすることができます。

ホームページやランディングページ（LP)といったページをお持ちでない企業様であってもFacebook内で完結できるため手軽に始めることが可能です。
また、手軽な応募フォーマットとして、インターンや座談会などのイベントの集客にも有効活用できます。

2．Facebook広告・Instagram広告の強み

2-1．精度の高いターゲティング

Facebook広告・Instagram広告では詳細なターゲディングが可能であるため、有効応募が増えやすいことが強みの1つです。
Facebook広告とInstagram広告は、各利用者に関連性が高いと判断された広告が配信されます。
具体的には、3種類のオーディエンス（どのような人へ配信したいかターゲディングの区分）から適切なものを選択することで配信先を決定しています。

Facebook広告とInstagram広告は、利用するSNSが異なるため、違った広告のように思われがちですが、配信先が異なるというだけで同じ広告です。
そのため、オーディエンスの種類やターゲディング方法についてはFacebookに準拠する形で配信が行われます。

コアオーディエンス

Facebookでは、利用者自身の年齢や学歴、居住地、仕事内容、趣味などを基本情報として登録している場合が多く、コアオーディエンスではそうした詳細情報を活用してターゲティングをおこないます。

基本情報のほかにもFacebook上やInstagram上での行動に基づいたターゲディングも可能です。
たとえば、自社のFacebookページへ「いいね！」を押してくれたユーザーをターゲティングして広告配信を実施することができます。
また、and設定やor設定という設定方法もあり、条件を組み合わせてより絞り込んだ対象へ広告配信をおこなうことができます。

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスは、既につながりのある人をターゲティングとして設定し、広告を配信出来る方法です。
たとえば、【自社の企業ホームページに訪れたことのある人の履歴】や【インターンや座談会などイベントへ参加してくれた方のメールアドレスのリスト情報】とFacebook上の登録情報を照合し、ホームページに来てくれたことがある人と座談会イベントへ来てくれた人へ広告を配信できます。

類似オーディエンス

会社の求人に興味を持ってくれている人や過去応募をしてくれた人など、広告へプラスの反応が見込める方のデータをFacebook上に登録し、その人物像と類似した方へ広告配信をおこなう方法です。
つまり、興味を持ってくれそうな人へ幅広く広告配信を実施できます。

2-2．世界へ広がるプラットフォームと利用者数

Facebook広告とInstagram広告は、世界的に利用者数が多いプラットフォームであり、日本国内であっても多くの利用者を抱えるサービスです。
2022年6月時点で、Facebookの月間利用者数は29億3000万人（Meta 2022年第2四半期（4月－6月）業績ハイライト）にのぼります。
また、年代によって差はありますが、国内のFacebookとInstagramの利用率は高い水準*¹にあります。

参考：総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」*¹