Tver広告の企画・プラン
ここでは、Tver広告の出稿方法について解説します。
1.Tver広告の出稿方法
TVer広告は、以下の流れで出稿します。
①TVerもしくはTVer広告を扱う広告代理店に問い合わせる
②業態考査(各放送局が広告主を審査し、アカウントを開設)
③広告の発注
④素材考査(各放送局が動画広告の素材を審査)
⑤広告配信開始
全スケジュールの日程にかかる期間は、20営業日ほどです。
素材制作や審査に時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールが必要です。
TVerもしくはTVer広告を扱う広告代理店に問い合わせる
まず、TVer公式サイトまたはTVer広告を取り扱う広告代理店に問い合わせ、広告出稿の希望を伝えます。
広告代理店に依頼する場合は、シミュレーションや見積りを提示してもらい、TVer広告の運用実績が豊富な会社を選ぶことをおすすめします。
また、TVer広告用の動画素材が未制作、もしくは自社で作成できない場合は、映像制作も対応可能な代理店であるかどうかも事前に確認しましょう。
業態考査(各放送局が広告主を審査し、アカウントを開設)
TVerは影響力の大きいメディアであるため、広告を配信する企業が適切な業態や商材を扱っているか、Tver側で審査をします。
業態考査では、会社名やホームページなどの情報提出が求められ、広告主である企業の健全性や信頼性が審査されます。
次のようなケースに当てはまる場合は、業態考査に通らない可能性があります。
■国内に住所・対応窓口がないもの
■科学的根拠を示せない業種(占いなど)
■マルチ商法と判断される業種
■消費者庁から指導された履歴がある企業
広告の発注
業態考査に問題がなければ、広告を正式に発注します。
発注用アカウントが発行されるので、ログイン設定や二段階認証など、アカウントの初期設定に進みます。
初期設定が完了したら、キャンペーン作成と配信設定に進み、管理画面から「新しいキャンペーンを追加」し、広告主情報・URL・キャンペーン名・配信セグメント・掲載期間・予算(CPM)などを入力します。
配信先(スマホ・PC・テレビ)やターゲティング条件(年齢・性別・地域・興味関心など)もここで設定しますが、「広告運用の知識がない企業」や「はじめてTver広告を利用する企業」にとって適切な配信設定は非常に難しいため、代理店を利用するのがおすすめです。
素材考査(各放送局が動画広告の素材を審査)
動画素材についても、TVer広告として配信可能かどうかチェックがおこなわれます。
尺・ファイル形式・映像サイズ・アスペクト比など20項目以上の規定が細かく決められているため、広告動画の制作時には注意が必要です。
また、TVer広告の入稿規定を満たしていても、下記のようなケースに当てはまる場合は、素材考査に通らない可能性があります。
■身障者やジェンダーについて差別的表現があるもの
■虚偽、誇大表現
■根拠のない最大級表現
■医薬品や医薬部外品などで薬事法や健康増進法に違反するおそれのあるもの
■視聴者にとって不快なもの
広告配信開始
素材考査で問題がなければ、広告が配信開始となります。
広告の成果を最大限に発揮するために、配信実績を定期的に確認し、ターゲティング設定や配信スケジュールを柔軟に調整することが重要です。
ターゲティングは絞りすぎると配信量が減るため、最初は広めに設定し、効果を見ながら調整するようにしましょう。