P-MAXの企画・プラン
1.P-MAXの設定方法
P-MAXの設定方法について解説します。
P-MAXキャンペーンの作成
新しいキャンペーンを作成する画面で「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」を選択します。
8つの目標のうち下記5つを選択するとP-MAXを利用できます。
・販売促進
・見込み顧客の獲得
・ウェブサイトのトラフィック
・来店数と店舗売上の向上
・目標を設定せずにキャンペーンを作成する
キャンペーンタイプ選択画面で「P-MAX」を選択し、ページのURLとキャンペーン名を設定して「続行」をクリックします。
予算・入札単価の設定
■予算
P-MAX予算は1日あたりの金額で設定します。
Google広告では、1日の平均予算に1か月(30.4 日分)を掛けた金額を請求金額の上限としています。
1か月でどのくらい広告費をかけるのかを、職種や採用人数を踏まえて考慮し、予算設定をおこないましょう。
■単価設定
単価設定では、まず最大化したいのは「コンバージョン(数)」と「コンバージョン値(価値)」のどちらなのかを選択します。
「コンバージョン」を選択した場合は「目標コンバージョン単価」を、「コンバージョン値」を選択した場合は「目標広告費用対効果(ROAS)」をそれぞれ任意で設定します。
必要に応じて費用対効果の設定と、新規顧客の獲得を重視したキャンペーンの最適化の設定もしましょう。
コンバージョン設定は、広告運用初心者の方にとって難しいケースもあります。
「どう設定するのが自社にとって最適なのかわからず困っている」という方は、ぜひネオキャリアへご相談ください。
キャンペーンの作成
■地域・言語
配信したい地域と言語を設定します。
広告を配信したい地域を、国や市区町村、あるいは特定の地点から半径〇Km以内といった範囲で設定(または除外設定)ができます。
日本全国に広告を配信したい場合は地域を「日本」、地域を絞りたい場合は「別の地域を入力する」を選択し「港区」「大阪府」など地域を入力してください。
デフォルトでは「すべての国と地域(全世界)」となっているので、特定の地域に配信を限定しない場合でも、必ず「日本」を選択するようにしてください。
言語を指定すると、検索クエリや掲載面、ユーザーがGoogleのサービスで使用している言語に基づいてターゲティングがおこなわれるため、設定するようにしましょう。
■最終ページURLの拡張
最終ページURLは、広告をクリックした際に遷移するページ(ランディングページ)のURLを指します。
最終ページURLの拡張はデフォルトでオンになっています。ユーザーを意図したページ以外へ遷移させたくない場合は、拡張機能をオフに変更しましょう。
■そのほかの設定
そのほかの設定を任意で設定しましょう。設定項目は以下の4つです。
CHECK!・広告のスケジュール
・開始日と終了日
・キャンペーンURLのオプション
・ブランドの除外
アセットグループの作成
クリエイティブの元となるアセット(画像や動画、テキストなど)を設定します。
クリエイティブの材料(アセット)となるテキスト・画像・動画をグループ単位で登録します。
なるべく多くの面に配信する為に、アセットグループを複数作成し、バリエーションを増やすようにします。
■アセットグループの入稿規定
<テキスト>
アセット | 規定 | 最小設定数 | 推奨設定数 | 最大設定数 |
広告見出し | 最大半角 30(全角 15)文字 | 3個 | 11個 | 15個 |
長い広告見出し | 最大半角 90(全角 45)文字 | 1個 | 2個 | 5個 |
説明文 | 最大半角 90(全角 45)文字 | 3個 | 4個 | 5個 |
ビジネスの名前 | 最大半角 25(全角 12)文字 | 1個 | 1個 | 1個 |
行動を促すフレーズ | 長さは自動的に調整される | 1個 | 1個 | 1個 |
最終ページURL | 最大半角 2,048(全角 1,024)文字 | 必須ではない | 1個 | 必須ではない |
表示URLのパス | 最大半角 15(全角 7)文字 | 2個 | 1個 | 2個 |
<画像・ロゴ>
アセット | 規定 | 最小設定数 | 推奨設定数 | 最大設定数 |
横向きの画像 | 1200 x 628 pixels (min 600 x 314 pixels) | 1個 | 4個 | 20個 |
スクエアの画像 (1:1) | 1200 x 1200 pixels (min 300 x 300 pixels) | 1個 | 4個 | 20個 |
縦向きの画像 (4:5) | 960 x 1200 pixels (min 480 x 600 pixels) | × | 2個 | 20個 |
横向きのロゴ (4:1) | 1200 x 300 pixels (min 512 x 128 pixels) | × | 1個 | 5個 |
<動画>
アセット | 規定 | 最小設定数 | 推奨設定数 | 最大設定数 |
横向き(16:9) | 10-60秒 | × | 1個 | 5個 |
縦向き(9:16) | 10-60秒 | × | 1個 | 5個 |
スクエア(1:1) | 10-60秒 | × | 1個 | 5個 |
■広告表示オプション(そのほかのアセットタイプ)
広告表示オプションを利用することで、広告ランクの向上や訴求力の向上などにつながり、コンバージョン数の増加が見込めます。
以下7つのアセットは出来るだけ設定することをおすすめします。
CHECK!・サイトリンク表示オプション
・プロモーション表示オプション
・価格表示オプション
・電話番号表示オプション(コンバージョン目標に電話を含めている場合は必須)
・構造化スニペット
・リードフォーム表示オプション
・コールアウト表示オプション
オーディエンスシグナルを登録する
顧客リスト、Webサイトを訪問したユーザーのリスト、獲得したい見込み顧客の興味関心や属性(年齢や性別)を登録できます。
機械学習のヒントが増え最適化されやすいと考えられているため、設定は任意ですが設定をおすすめします。
オーディエンスシグナルに登録されたデータは、ターゲティングの「参考データ」として利用されるため、「そのユーザーにしか配信しない」のではなく、設定外のユーザーにも配信されます。
最後に確認画面が表示され、問題なければ「キャンペーンを公開」をクリックすることで広告を配信できます。