外国人労働者とうまくコミュニケーションをとる方法は?定着率をアップさせるポイントも紹介

外国人採用

人手不足が社会問題となっている、かつ、2020年に東京オリンピックを控えている日本において、外国人労働者は新しい働き手として注目を浴びています。

年々増加している訪日観光客への対応などを考えても、外国人労働者が今後の日本に必要不可欠な存在であるということができ、より一層、外国人労働者の雇用・定着に注目が集まっているといえるでしょう。

そこで、本記事では、外国人労働者の定着に関しての課題や、コミュニケーションのポイントをわかりやすくまとめてみました。

ぜひご参考にしていただくと幸いです。

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1.なぜ外国人は日本で働くのか

日本においてもさまざまな職場において外国人が働いている光景が見慣れたものとなってきました。現在、日本では、約146万人の外国人労働者が働いています。では、なぜ外国人労働者は日本で働くことを望むのでしょうか。

パーソルキャリア株式会社の「日本就労者の本音◆外国人材の定着率向上に必要なマネジメントやコミュニケーション法」のアンケート調査によると、外国人労働者の多くが日本で働きたいと思う理由として学習機会を期待していることがわかりました。

※「日本就労者の本音◆外国人材の定着率向上に必要なマネジメントやコミュニケーション法」より引用

もちろん、それ以前に、日本での生活を求める外国人が多いということも事実です。日本での就労を希望する外国人は、就職活動をする時点では、「永住」や「10年以上」の長期就業を希望している方が多いというデータもあります。

一方で、外国人労働者の勤続年数別の全項目平均満足度という調査によると外国人労働者は、2年、3年勤務で満足度が低下しています。なぜ、2、3年の勤務で満足度が低下してしまうのでしょうか。外国人労働者は、一体日本のどこに不満をもっているのでしょう。

(5段階評価)

※「日本就労者の本音◆外国人材の定着率向上に必要なマネジメントやコミュニケーション法」より引用

2.外国人が抱いている不満

では、日本の職場環境のどのような点が外国人労働者の定着率の低下につながってしまうのでしょうか?

アデコ株式会社が実施した「日本で働く外国人の意識調査」によると、外国人労働者の定着率低下につながってしまう要因として「男女が平等に扱われていない」、「外国人に対する差別がある」というような多様性への不満があるようです。

また、「『阿吽の呼吸』といった直接的でないコミュニケーションが煩わしい」「遠回しな言い方がわかりにくい」という察することを要求するようなコミュニケーションのあり方も独自の文化であるため、外国人にとっては馴染みがなく不満になりやすいということがわかりました。

※「日本で働く外国人の意識調査」より引用

また、日本の企業での勤務におけるネガティブな経験についての調査では「外国人であるがゆえに、機会を与えられなかったと感じることがある」と答えた回答者が約7割(69.3%)に上り、さらに70.3%が「日本独自の習慣に戸惑ったことがある」と回答しています。

※「日本で働く外国人の意識調査」より引用

上記でもご紹介したとおり、学習機会を求めている外国人労働者が多い中で、外国人であるがゆえに成長につながる機会を与えてくれないとなると、「日本で働く意味があるのか」と思うのも無理はありません。ここでも企業と外国人労働者の意見のすり合わせが必要になってきますね。

いずれにしても、外国人労働者とのコミュニケーション不足が不満の種となっていることは間違いないようです。

3.外国人労働者とうまくコミュニケーションをとる4つのポイントを紹介

ここまでは、外国人が長期就労につながりにくい要因をまとめてみました。それでは、外国人とのコミュニケーションを円滑に進めるためには、どのようなことに気をつけるのが大切なのでしょうか。ここからは外国人労働者とのコミュニケーションのポイントご紹介します。

3-1.口頭だけではなくてジェスチャーやツールを使って伝える

外国人とコミュニケーションを取る際、日常会話は問題がなかったとしても少し複雑な言い回しなどは理解してもらうのが難しい場合があります。そのようなときは、口頭だけでなく、ジェスチャーでものごとを伝える、実際に実演しながら教えるということも、有効なコミュニケーション方法の1つです。

言葉がなかなか伝わらなくても、ジェスチャーを入れることにより、何かを一生懸命伝えようとしてくれているということを相手は感じ取ってくれ、お互いが理解し合おうとするようになります。

口頭で伝わらない場合などは、筆談や、翻訳アプリ、電子辞書などを用意しておくのもおすすめです。

3-2.日本の価値観を押し付けず文化の違いを理解する

仕事に対する価値観の違いについては、それぞれの外国人の価値観を理解した上で、自社の価値観をしっかり説明することが重要です。「ここは日本だから、日本のやり方に従いなさい。」というような指示を受けると、外国人にとって自国の文化、存在自体を否定されたと受け取られてしまうこともあります。

「日本では、こういう考えのもと仕事をしないといけない」と説明するのではなく、「私たちの会社はこういう理念のもと仕事をしている」と説明をしたほうが、自分事に捉えることができ、しっかり聞き行動に移してくれることが多いのではないでしょうか。

まず、外国人労働者の言い分を良く聞くことが大切といえます。

3-3.遠回しな言い方はしない

外国人と働くにあたって立ちはだかるのは、何といっても言葉の壁。雇用した時点で基本的な会話はできたとしても、伝えたいことが正確に伝わるとは限りません。まずは比較的簡単な単語を使う比喩的な言葉を使わないなどを徹底したほうが良いでしょう。

また、もう1つ気をつけたいのが、言葉で表さずに空気を読まなくてはいけないような遠まわしな言い方を避けることです。空気を読む、言葉の裏から推測するという文化は日本特有の文化です。

遠まわしな表現やあいまいな言葉では、外国人に誤解を与えてしまったり、混乱させてしまったりする可能性があるので、注意が必要です。

3-4.月に一度課題を出して添削してあげる

文章作成能力を向上させる方法として、月に1回、文章作成の課題を出し、日本語の表現や漢字を添削してあげるというのもおすすめです。特に学習機会を求めている外国人労働者にとっては日本語を時間を掛けて学ぶことができます。

また、仕事と関係ないことを書いても身になりにくいので、仕事に関する内容での課題をおすすめします。

”自分で調べながら文章を書いてもらい、それを添削をしてあげる” という事を何度か繰り返していくと、文章作成スキルの向上はもちろん添削の際にコミュニケーションがとれるため一石二鳥です。

まとめ

今回は外国人労働者とのコミュニケーションについてお伝えしました。今年の春からは、新たなビザができ、「技術・人文知識・国際業務」においてもビザ発給条件が緩和されることが予想されます。

そのような状況で、異文化を持つ人材の受け入れと活用にいち早く取り組み、PDCAを回して独自の組織を作ることができれば、困難といわれる外国人採用にも柔軟に対応できるようになるでしょう。また、定着率の問題は今後、外国人だけではなく日本人にとっても重要なテーマになると思います。

わからないことやご不明な点などあれば、事前に専門家や知見のある方に相談しながらトラブルが起きないよう準備を進めておくこともおすすめです。

【さいごに】4つのポイントで外国人労働者と気持ちのいいコミュニケーションを!

口頭だけではなくジェスチャーを使うよう心がける。翻訳アプリ、電子辞書などを使うのもおすすめ
・日本の文化から話すより会社の理念から話したほうが耳を傾けてくれやすい
・空気を読むといったことは日本特有の文化。まずは簡単な単語をつかっての会話を心がける
・月に一度日本語の課題を出して外国人労働者のスキルアップもかねてのコミュニケーション

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