施策前の状況

弊社でご支援をさせていただく以前は、ほかの代理店でタウンワークなどの求人媒体、およびIndeed・求人ボックスなどの求人検索エンジンに掲載されていました。

自社ホームページからの集客に関しては、一部、GoogleとYahoo!のリスティング広告やGDN広告（バナー広告）を少額で掲載していましたが、主力ではありませんでした。そのため明確な配信目的や目標があるわけではなく、認知広告の役割として配信をおこなっていました。

ご提案の背景

そんな中、さらなる採用の強化のため、下記の採用方針が決定しました。

✓自社ホームページでの集客・採用の強化
✓ホームページおよびLPをリニューアル

そのような背景から、自社ホームページへのアクセス数向上のため、Googleリスティング広告やFacebook広告、LINE広告をご提案し、施策の実施に至りました。

具体的な施策

今回の配信目的と課題は、「登録者数向上」と「自社ホームページのアクセス数および認知度向上」の2点であったため、広告の配信においても「顕在層メインの獲得施策」と「潜在層の認知度向上施策」の2軸で運用をおこないました。

顕在層メインの獲得施策

「Googleリスティング広告」の運用を実施。

お客様の社名を自主的に検索し、能動的に動いているユーザーをメインとして配信をおこない、登録者数獲得の母集団を形成しました。

Googleリスティング広告のKW（キーワード）設定

特にGoogleリスティング広告のKW設定に関しては、各誘導先ごとに、「一般KW」と「指名KW」の2軸でKWを設定。

配信を進めていく中で、一般KWよりも指名KWのほうが獲得率が高く、獲得単価に関しても約1/10の単価で獲得ができることが分かったため、掲載開始して2週間程度で指名KWへの配信を強化。
その後も細かくターゲット外KWの除外設定を行ったり、獲得がしやすいKWに予算を寄せて運用を行うことで全体の獲得単価の改善につながりました。

潜在層の認知度向上施策

「Facebook広告・Instagram広告」、「LINE広告」を実施。

完全新規のユーザーへの配信と合わせて、自社ホームページ訪問ユーザーへの追いかけ配信の実施を行い、認知度向上とともに角度の高いユーザーからの流入施策もおこないました。

派遣集客の中でも、「一般派遣集客」「技術職派遣集客」「正社員紹介」の3つの募集軸があり、それぞれでホームページの誘導先が異なっていたため、各媒体、誘導先ごとに、オーディエンスの設定や、クリエイティブの設定、検索キーワードの設定、エリアの設定などを細かく調整し、ターゲットに合わせた詳細な運用も心掛けました。

Facebook・Instagram広告・LINE広告の施策

Facebook広告とLINE広告に関しては、それぞれの特性に合わせてオーディエンス設定の配信をおこないました。

Facebook広告は、特性として実名登録の高精度なターゲティングがあげられるため、派遣求人に興味関心がありそうなユーザーに絞り、新規のオーディエンスにも配信をおこないました。

一方、LINE広告では新規配信は実施せず、ホームページ訪問ユーザーおよび、それに近しい動きをWeb上で行っているユーザーのみにターゲットを絞り配信を実施。
各媒体の特性に合わせた配信設計を行うことで、認知目的であったとしても獲得単価を高騰しすぎることなく、低単価での獲得が実現できました。

また、これらの施策以外にも営業担当と運用担当で週に1回、状況のすり合わせのためのMTGを実施。
その時々に合わせたクライアントの課題や注力案件について詳細に打ち合わせをおこない、その都度細かな調整をおこないました。

結果

昨年の6月から約6か月間の運用で、アクセス数は昨年対比124.1％UP、一般派遣登録者数は昨年対比214.1％UP！集客に難航していた技術派遣においては、昨年対比307％の登録者数増加に成功！

配信前に提示していた目標指数を、アクセス数・登録者数すべてにおいて完全達成することができ、お客様からも大変満足のお声をいただきました。

プランナーからの一言

派遣集客の中でも、一般派遣と技術派遣の募集があったり、正社員紹介の募集があったり、一つの企業様でも複数の職種・募集形態があったため、配信設定や手法をかなり詳細に考える必要がある運用でした。
営業担当と運用担当が一つのチームになり細かな連携を都度おこなったことにより、お客様のニーズをくみ取りながら、その時々に合わせて施策を講じ、効果を最大化させることができました。

Googleリスティング広告を含むwebプロモーション広告では、中長期的な戦略と状況に合わせた運用調整が必須となってきます。
今回は、まさに運用型広告の特性を生かしながら、お客様の目標を達成することができました。

「既存の配信手法でうまくいかず悩んでいる」「新しい取り組みをしてみたい」といった採用のご担当者様はぜひ一度ネオキャリアへご相談ください。