無料求人掲載できる求人広告19選!無料掲載の効果を出すポイントやメリット・デメリット
無料の採用サービス
人材募集の際には無料から有料までさまざまなサービスが存在しますが「できれば無料で採用したい」「予算が限られている」という方も多いのではないでしょうか。採用市場の激化に伴い、採用サービスが多様化する中で、無料で求人掲載できる方法も増えてきています。
そこで本記事では、
・無料で求人掲載できる求人広告の種類
・無料で求人掲載できる求人広告19選とその特徴
・求人掲載における有料と無料の違いや、メリットとデメリット
などをご紹介しますので、求人広告の選定や採用戦略の策定にぜひご活用ください。
目次
1.無料で求人掲載できる求人広告の種類
無料で求人掲載する場合に利用できるWebメディアの求人広告を一挙にご紹介します。それぞれの特徴を理解し、企業のニーズや求職者の動向に合わせて戦略的に活用しましょう。
1-1.求人検索エンジン
求人検索エンジンとは、Web上に公開されたさまざまな求人情報を集めて表示できるプラットフォームです。
求人情報には、企業の採用ページの情報や一部の求人サイトの情報などが含まれます。
求人検索エンジンで代表的なサービスには「求人ボックス」や「スタンバイ」などがあります。
基本的に無料で求人情報を掲載でき、ユーザー数が圧倒的に多いため、幅広い層にアピールすることが可能です。
また、特定のキーワードに最適化した求人情報を掲載することで、ターゲット層へアプローチすることができます。
1-2.求人サイト
求人サイトとは、企業が求人情報を掲載して、求職者とのマッチングを図るサイトのことです。
求人検索エンジンとの違いは、求人サイトの場合は個々のサイトに掲載された求人のみしか閲覧できない点です。
有料のサイトが多いですが、無料プラン・トライアル期間を提供しているサイトや、完全無料のサイトもあります。
無料の求人サイトで代表的なのは、行政機関の提供する「ハローワーク」です。
民間企業の運営するサイトでは「Indeed(インディード)」「げんきワーク」「求人Free」「就活会議」などさまざまなサービスがあります。
求人サイトには、特定のターゲットに特化して募集しているサイトや若年層のユーザーが多いサイトなど、それぞれ特色があります。
自社に合ったサイトに求人掲載することで、多くの求職者が応募する可能性が高まります。
1-3.採用支援ツール
採用支援ツールは、採用活動全般をサポートするためのツールです。
具体的には、採用ホームページ作成機能が付いた採用管理システムや、企業のブログ機能を備えたサービスなどがあります。
例えば「engage」や「Airワーク採用管理」などの無料で採用ページを作成できるツールや、「note」など無料でブログ記事を作成できるツールが有名です。
採用支援ツールはサービスによって特徴が違いますが、多くのサービスでは、求人内容以外にもたくさん情報を載せられる点が魅力です。
企業の魅力やカルチャーを伝えることで、求職者は企業の情報を総合的に把握しやすくなるため、より適切な人材が集まりやすくなるでしょう。
1-4.SNS
SNSと聞くと、”ソーシャルリクルーティング”などを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ここでは「求人掲載機能があるSNS」を指しています。
主に「LinkedIn(リンクドイン)」や「Facebook(フェイスブック)」などが該当します。
※X(旧Twitter)では現在アメリカ合衆国においてのみ求人掲載機能があります。
SNSでは自社のフォロワーやつながりのある人々に向けて、リアルタイムで求人情報を発信することができます。拡散力が高いため、企業の採用活動を効果的に支援してくれます。
2.無料で求人掲載できる求人検索エンジン3選
ここからは、求人広告の種類別にサービスをご紹介していきます。
まずは無料で求人掲載できる求人検索エンジンを3つご紹介します。
求人検索エンジンの場合、Web上の求人情報を集めて表示するという性質から、直接の投稿以外にも掲載方法がいくつかある点が特徴です。
2-1.求人ボックス
求人ボックスは国内発の求人検索エンジンで、「価格.com」や「食べログ」などで有名なカカクコムが運営しています。求職者とのマッチングを促進するための機能が充実しており、効果的な採用活動が可能です。
無料で求人掲載する方法は「採用ボード」と「クローリング」「データフィード」の3種類です。詳しくは「サービス詳細」をご覧ください。
掲載方法 | 採用ボード・クローリング・データフィード |
有料プラン有無 | あり |
対応する雇用形態 | 正社員、アルバイト・パート、派遣社員、契約・臨時・期間社員、業務委託・在宅、新卒・インターンなど |
サービス詳細 | https://www.neo-career.co.jp/humanresource/kyuzinbox/ |
2-2.スタンバイ
スタンバイも国内発の求人検索エンジンで、ビズリーチとZホールディングスの合弁会社が運営しています。2020年にはYahoo!しごと検索と統合され、さらにYahoo!ユーザーへアプローチしやすくなりました。リターゲティング広告もできるため、ターゲット層への的確なアプローチが可能です。
無料で求人掲載する方法は「クローリング」「データフィード」の2種類です。詳しくは「サービス詳細」をご覧ください。
掲載方法 | クローリング・データフィード |
有料プラン有無 | あり |
対応する雇用形態 | 正社員、契約社員、アルバイト・パート、派遣社員、業務委託、ボランティア、新卒・インターンなど |
サービス詳細 | https://www.neo-career.co.jp/humanresource/standby/ |
2-3.Googleしごと検索(Google for Jobs)
Googleしごと検索(Google for Jobs)は、Googleが提供する求人情報の検索サービスです。
掲載は完全無料で、企業の公式ウェブサイトなどから直接求人情報を取得して表示する「クローリング」により掲載されます。Googleの検索エンジンを通じて、幅広い求職者にアピールすることができます。
掲載方法 | クローリング |
有料プラン有無 | なし |
対応する雇用形態 | 正社員、アルバイト・パート、契約社員、派遣社員、インターン、ボランティア、日雇いなど |
サービス詳細 | https://jobs.google.com/about/intl/ja_ALL/ |
3.無料で求人掲載できるハローワークなどの求人サイト9選
無料で求人広告を掲載できる求人サイトをご紹介します。掲載方法は、求人サイト上に企業が自ら求人情報を掲載する直接投稿が一般的です。
3-1.ハローワーク
ハローワークは日本全国に展開する公共職業安定所で提供されている、完全無料の求人情報サービスです。ハローワークではさまざまな業界の求人情報が掲載されており、地域に密着した採用が可能です。
求人情報を掲載する際はハローワークへの直接訪問か、Web上からの申込みが必要です。
有料プラン有無 | なし |
対応する雇用形態 | 正社員、契約社員、準社員、嘱託社員、派遣社員など |
サービス詳細 | https://www.hellowork.mhlw.go.jp/enterprise/ent_top.html |
3-2.Indeed(インディード)
Indeed(インディード)は無料で利用できる世界 No.1*の求人サイトです。*Comscore,総訪問数,2024年3月
求職者からのアクセスが多く、幅広い層に企業の求人情報を届けることができる点が強みです。
利用企業が多いため、職種やエリアによっては採用競争が激しくなる可能性がある点だけ注意しましょう。
無料求人掲載する方法は「直接投稿」と「クローリング」の2種類です。
詳しくは「サービス詳細」をご覧ください。
掲載方法 | 直接投稿・クローリング |
有料プラン有無 | あり |
対応する雇用形態 | 正社員、アルバイト・パート、派遣社員、契約社員、インターン、業務委託、ボランティア、新卒、請負、嘱託社員など |
サービス詳細 | https://www.neo-career.co.jp/humanresource/indeedkeisai/ |
*出典:similarweb,総訪問数,2023年8月
3-3.げんきワーク
げんきワークは、主に中小企業向けの求人サイトです。掲載料金が完全無料で、求人情報の掲載から応募者とのやり取りまでシンプルかつ効率的におこなえます。
外部広告費から収益を得ているため、有料プランはありません。求人情報を掲載する際はげんきワークの公式HPからの申込みが必要です。
有料プラン有無 | なし |
対応する雇用形態 | アルバイト・パート、正社員、インターンシップ、契約社員、派遣、業務委託、新卒向け、障がい者対象など |
サービス詳細 | https://genkiwork.com/jobs/recruiter/ |
3-4.ジモティー
ジモティーは地域密着型のフリーマーケットサイトで、求人広告の掲載も無料でおこなえます。地域の求職者とのマッチングを図る際に活用することができます。
求人情報を掲載する際はジモティーの公式HPからの申込みが必要です。
有料プラン有無 | なし |
対応する雇用形態 | アルバイト・パート、正社員など |
サービス詳細 | https://jmty.jp/all/ser-kw-%E6%B1%82%E4%BA%BA%E5%BA%83%E5%91%8A |
3-5.求人Free
求人Freeは1社につき1求人まで掲載可能な完全無料の求人サイトです。幅広い業界の採用に対応していることに加え、求人情報や企業情報も詳細に紹介できるため、求職者の興味を引きやすい点が特徴です。
求人情報を掲載する際は求人Freeの公式HPからの申込みが必要です。
有料プラン有無 | なし |
対応する雇用形態 | アルバイト・パート、正社員、契約社員、派遣社員、業務委託・在宅など |
サービス詳細 | https://www.onecoin.co.jp/towa.html |
3-6.Q-Jin(キュージン)
Q-Jin(キュージン)は、即日掲載可能な完全無料の求人サイトです。求人情報の登録から掲載までシンプルで簡単におこなえるため、迅速な採用が可能です。
求人情報を掲載する際はQ-Jin(キュージン)の公式HPからの申込みが必要です。
有料プラン有無 | なし |
対応する雇用形態 | 正社員、アルバイト・パート、派遣、契約社員、フリーランスなど |
サービス詳細 | https://www.q-jin.careers/employers/ |
3-7.就活会議
新卒・既卒の求職者に特化した求人情報サイトであり、若手人材の採用に適しています。若い世代のキャリアニーズに合わせたアプローチが可能です。
求人情報を掲載する際は就活会議の公式HPからの申込みが必要です。
有料プラン有無 | あり |
対応する雇用形態 | 新卒・既卒向け |
サービス詳細 | https://free-recruit.syukatsu-kaigi.jp/ |
3-8.グラフィカルジョブ
デザインやクリエイティブ系の求人情報を扱うサイトです。グラフィカルジョブならではの魅力的なデザインやUIで求人情報を掲載できるため、クリエイティブな人材に特化して採用がおこなえます。
求人情報を掲載する際はグラフィカルジョブの公式HPからの申込みが必要です。
有料プラン有無 | あり |
対応する雇用形態 | 正社員、アルバイト・パートなど ※クリエイティブ職種向け |
サービス詳細 | https://www.d3d.jp/com_service_guide_f.php |
3-9.READY TO FASHION(レディートゥファッション)
ファッション業界に特化した求人情報サイトです。ファッション関連の仕事を探す求職者に効率的にアプローチすることが可能です。
求人情報を掲載する際はレディートゥファッションの公式HPからの申込みが必要です。
有料プラン有無 | あり |
対応する雇用形態 | 正社員、アルバイト・パートなど ※ファッション業界向け |
サービス詳細 | https://www.readytofashion.jp/jinji/service/ |
4.無料で求人掲載できるengage(エンゲージ)などの採用支援ツール5選
無料で求人情報を掲載できる採用支援ツールをご紹介します。
4-1.engage(エンゲージ)
engage(エンゲージ)は、無料で採用ページの作成と求人掲載ができる採用支援ツールです。
作成した求人は「Googleしごと検索」「求人ボックス」「スタンバイ」など複数の求人検索エンジンにも自動連携されるため、無料で幅広く集客できます。
さらにエン・ジャパンが運営する「エン転職」の会員に無料でスカウトメールを送ることも可能です。そのほかにも、応募者を一括管理できる採用管理機能や、求職者とチャットでやり取りできる機能など、役立つ機能が豊富にあります。
engage(エンゲージ)は、無料で利用可能な範囲内で最大限の集客力やアプローチ力を提供しているサービスだといえるでしょう。
主な機能 | 採用HP作成、求人掲載、採用管理 |
有料プラン有無 | あり(engage premium エンゲージプレミアム) |
対応する雇用形態 | 正社員、契約社員、アルバイト・パート、業務委託など |
サービス詳細 | https://www.neo-career.co.jp/humanresource/engage/ |
4-2.Airワーク採用管理
Airワーク採用管理は、無料で採用ホームページの作成ができる採用支援ツールです。
作成した求人は自動で「Googleしごと検索」などの求人検索エンジンに連携されます。
また、求人情報の掲載だけでなく、応募者とのコミュニケーションや面接のスケジュール調整など、採用に関わるさまざまなタスクを効率的に管理できます。
主な機能 | 採用HP作成、求人掲載、採用管理 |
有料プラン有無 | あり |
対応する雇用形態 | 正社員、契約社員、アルバイト・パート、業務委託など |
サービス詳細 | https://airregi.jp/work/recruitment/ |
4-3.採用係長
採用係長では、無料トライアルで採用ホームページを作成することができます。無料の範囲内では応募者情報を1件までしか確認できないため、それ以上は有料への切り替えが必要です。
採用係長で作成した採用ホームページは求人検索エンジンに自動連携されるようになっています。
主な機能 | 採用HP作成 |
有料プラン有無 | あり※無料はトライアルのみ |
対応する雇用形態 | 正社員、契約社員、アルバイト・パート、業務委託など |
サービス詳細 | https://saiyo-kakaricho.com/ |
4-4.MEET SOURCE(ミートソース)
MEET SOURCE(ミートソース)は、無料で簡単に採用サイトを作成できるサービスです。新卒採用支援に強みをもつ求人広告代理店、カケハシスカイソリューションズが運営しています。
求人検索エンジンとの連携や応募管理などの機能は公表されておらず不明です。
主な機能 | 採用HP作成 |
有料プラン有無 | あり |
対応する雇用形態 | 主に新卒・既卒向け |
サービス詳細 | https://meet-source.com/ |
4-5.note (ノート)
note(ノート)は、企業の魅力やカルチャーをブログ記事として発信することができるツールです。情報発信手段として利用する個人も多いため、採用活動だけでなく、求職者とのコミュニケーションを深める手段としても有用です。
note(ノート)には求人情報の掲載ができる機能もあり、「Google しごと検索」「wantedly」など提携サイトの求人情報ページをnote(ノート)内で見やすく掲載することができます。
主な機能 | ブログ記事作成 |
有料プラン有無 | あり(note pro ノートプロ) |
対応する雇用形態 | – |
サービス詳細 | https://note.com/ |
5.無料で求人掲載できるSNS2選
無料で求人情報を掲載できるSNSを2つご紹介します。
5-1.Facebook(フェイスブック)
Facebook(フェイスブック)のビジネスページには求人投稿できる機能があります。求人投稿は、Facebookビジネスページに表示することも、ビジネスページにリンクすることもできます。
応募者とのやり取りをMessenger(メッセンジャー)上でダイレクトにおこなえるため、コミュニケーションの手段としても有効です。
有料プラン有無 | あり |
対応する雇用形態 | 正社員、契約社員、アルバイト・パート、業務委託など |
サービス詳細 | https://ja-jp.facebook.com/business/pages/post-job |
5-2.LinkedIn(リンクドイン)
LinkedIn(リンクドイン)では無料で会社紹介ページの作成、求人掲載が可能です。無料の場合、求人情報はフォロワーのみ閲覧可能です。
また、採用担当者が個人でアカウントを開設してスカウトをおこなう方法もあります。
有料プラン有無 | あり |
対応する雇用形態 | 正社員、契約社員、アルバイト・パート、業務委託など |
サービス詳細 | https://training.talent.linkedin.com/introducinglinkedin-jobposts |
6.無料サービスと有料サービスのメリット・デメリット
ここでは、無料サービスと有料サービスの違いやメリット・デメリットをご紹介します。無料サービス・有料サービスのどちらも適切な状況においてその強みを発揮するため、それぞれの違いを把握することは、効果的な採用戦略を展開する上で重要です。
6-1.無料サービスのメリット・デメリット
まず無料で求人掲載できるサービスのメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
無料で採用できる可能性がある
無料で求人広告を掲載することで、広告費用を削減しながらも、広く求人情報を発信できる可能性があります。採用予算に余裕がない場合や、少ない費用で多くの応募者にアピールしたい場合に有益です。
採用できなかった場合の費用リスクを抑えられる
仮に求人広告で効果が出なかった場合でも、無料で掲載できるため採用費用のリスクを抑えることができます。その反面、有料サービスと比較して採用できる可能性も低い点は理解しておきましょう。
デメリット
有料サービスと比較し機能の制限がある
無料の求人広告は制約が多く、有料広告ほど魅力的なコンテンツを作成しにくい場合があります。アピールポイントを十分に伝えるのが難しい可能性もあるため、サービスを利用する際にはそれぞれで使える機能の違いを理解しておきましょう。
原稿作成などの工数がかかる
無料サービスを利用する際には、求人情報の原稿作成やデザインを自社でおこなう必要があります。効果の高い求人広告にするためにはノウハウや工数が必要です。
取得できるデータや分析に使える機能に制限がある
無料サービスの場合、効果分析に使える機能や取得できるデータが限られる場合があります。そのため、十分な効果検証や課題の特定、改善策の提示ができない可能性がある点に注意しましょう。
有料サービスと比較して露出が少ない
無料掲載では求人広告の露出が少なくなりやすいため、結果的に応募につながらない可能性があります。
掲載期間が短い場合がある
一部の無料サービスでは、求人広告の掲載期間が限られることがあります。その場合、短い期間でアピールをおこなうための戦略が必要です。
- 無料サービスは企業のニーズに合わせてバランス良く取り入れましょう
- 無料の求人広告は採用予算の制約がある企業や、新たな採用方法を試す際に選択肢として検討するといいでしょう。ただし、制約がある分、自社での運用と戦略の工夫が求められます。企業のニーズや採用戦略に合わせて、無料広告と有料広告のバランスを考えることが重要です。
6-2.有料サービスのメリット・デメリット
次に、有料で求人掲載できるサービスのメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
原稿のクオリティを担保できる
有料サービスでは、プロのライターやデザイナーが魅力的な求人広告の原稿やデザインを制作してくれます。専門知識を持つプロフェッショナルが最適なコンテンツを創り上げることで、ターゲットに刺さる原稿に仕上げることが可能です。
サポート体制が充実している
有料サービスは、採用の成功に向けて専任の担当がサポートにつくケースが一般的です。そのため採用プロセスの最適化や運用の改善など、広告効果を最大限に引き出すための支援が充実しています。
無料サービスと比較して露出が増える
有料サービスは無料サービスと比較して広告表示回数が増えるケースが多いため、より多くの求職者にアピールできます。広告が多く表示されることで、知名度の向上や応募数の増加に寄与します。
データ蓄積・分析のための機能が充実している
有料サービスでは、広告の効果を測定し改善するための機能が充実しています。具体的には広告のクリック率や応募率などのデータを自動で蓄積することが可能です。さらに、サポートの一環として分析資料や課題の特定、さらには改善施策を提示してくれるケースもあり、効率的な採用戦略の構築にもつながります。
デメリット
採用できなくても費用が掛かる可能性がある
求人広告の料金形態が掲載課金型やクリック課金型の場合、費用をかけても効果が出る保証はありません。
一方で、成果報酬型の場合は応募または採用できた時にはじめて費用が発生します。費用リスクを抑えて採用したい場合は、成果報酬型の料金形態がおすすめです。
- 採用の成果を重視している企業は有料サービスを検討しましょう
有料サービスのメリットは、採用プロセスを効果的かつ効率的に進める上で大きなアドバンテージになる点です。専門家のサポートを受けたり、広告表示回数を増やすことで、優秀な人材を獲得しやすくなります。また、データ分析を通じて戦略を洗練させ、採用成功率を高めることも可能です。
本章では、無料サービスと有料サービスの主な違いは「求人原稿作成にかかる工数とクオリティ」「求人の露出」「取得できるデータや便利な機能の制限」「サポート体制」の4つであることをご説明しました。
無料サービスではコストをかけずに求人募集が可能ですが、採用の成果に結びつきづらい上に、原稿作成・広告運用の工数や戦略が求められます。一方で、有料サービスではコストをかけた分、採用の成果につながりやすく、また原稿作成・広告運用の工数削減やクオリティの向上を期待できます。
このことから、無料サービスを利用する場合は採用ニーズや人員リソースに余裕があることを確かめてから取り組むべきでしょう。
7.無料の求人掲載が向いている企業
求人掲載は企業の採用活動において欠かせない要素ですが、その方法やサービスの選択は慎重に考えるべきです。特に予算やリソースに限りがある企業にとって、無料の求人掲載は魅力的な選択肢となり得ます。
そこで、特に無料の求人掲載が向いている企業の特徴についてみていきましょう。
7-1.採用コストを最小限に抑えたい
採用予算がなく、コストを抑えることを重視している企業は、無料の採用手法を一通り試してみましょう。
7-2.複数の求人サイトを試してみたい
複数の求人サイトを試してみたいものの予算が少ない場合も、無料掲載がおすすめです。効果が良い場合は有料サービスに切り替えることもできるため、まずは無料で始めて効果を図ってみましょう。その際、複数の無料サービスを利用することで効果検証をおこない、最も良いサービスを見極めて利用しましょう。
7-3.求人運用に割けるリソースが十分にある
無料掲載の場合、求人原稿の作成から効果分析・改善まで、自社内でおこなう必要があります。そのリソースがある場合は、まずは無料で掲載してみましょう。
また、自社内で求人運用をおこなうことで採用ノウハウも蓄積することができます。自社内に採用する力が蓄えられる点もメリットです。
一方で、そのリソースがない場合は有料サービスを利用することで一部の運用を代行してもらえる可能性があります。スピーディーに採用した方が中長期的に見て費用対効果が高い可能性もあるため、自社の状況に合わせて活用するサービスを選択するようにしましょう。
7-4.中長期的に採用をおこないたい
無料サービスでは求人広告の露出が有料サービスと比較して少ないため、採用できるまでに時間がかかることが見込まれます。「すぐに採用する必要がない」「時間をかけて採用したい」という企業にはおすすめです。
8.無料の求人掲載で効果を出すポイント
無料の求人掲載は、有料と比較して表示回数や情報量などで劣る場合が多いです。それでも採用の成果につなげるため、ここでは無料の求人広告を最大限に活用するポイントをご紹介します。
8-1.ターゲットの明確化
求人の効果を最大化するためには、自社の求める人物像の言語化やターゲットの明確化が非常に重要です。ターゲットの年齢、性別、性格、嗜好などを明らかにし、それに合わせた求人原稿を作成することで、求職者の関心を引きつけましょう。
8-2.他社との差別化や独自価値の明示
競争が激しい採用市場において、企業独自の価値が求職者の関心を引く鍵となります。企業文化や福利厚生、キャリアパスなど、他社との差別化ポイントをアピールしましょう。
また、求人原稿ではそれをわかりやすく伝える文章や画像、動画を活用し、求職者に訴求する内容を工夫しましょう。
8-3.複数サービスの掛け合わせ
複数の求人広告を掛け合わせて掲載することで、広告の露出を増やすことができます。求人広告の特性や採用目的に合わせてそれぞれのサービスを選択し、掛け合わせて利用しましょう。
8-4. 計画的な運用と改善
無料の求人広告こそ、継続的な運用と効果改善が重要です。まずは効果を図る指標を明確化し、定期的に計測できる環境を整えましょう。計測したデータを分析することで、求人広告の効果を最大限に発揮するための戦略を練ることができます。
9.まとめ
無料で求人掲載できる求人広告には、求人検索エンジン・求人サイト・採用支援ツール・SNSの4種類あります。本記事では、それらのサービス19選をご紹介しました。
中には「すでに無料サービスを利用しているが、効果が出ない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。ネオキャリアではご紹介した一部サービスの代理店をおこなっています。少額からでも有料でプロの運用をしてみることで、効果が変わるかもしれません。採用のお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
オウンドメディアを活用した新しい採用のカタチを
中途・新卒・アルバイト問わず、オウンドメディアを活用した採用支援が得意です!体を動かすのが好きで、休日は公園で三転倒立をしています!オウンドメディアの導入をご検討の際はお気軽にご相談ください。
- 名前
夏目/オウンドメディア領域
この営業が携わった他の事例・記事を見る