【比較表あり】新卒採用ダイレクトリクルーティングのサービス料金や特徴、おすすめをご紹介
新卒採用において、ターゲット学生に効率的にアプローチできる手法として注目を集めているのがダイレクトリクルーティングです。しかし、新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスは種類が豊富で、どれを選べばよいかわからない企業も多いのではないでしょうか。
そこで今回、新卒向けダイレクトリクルーティングのメリット・デメリットや、サービス選定のポイントを解説します。さらに、各種ダイレクトリクルーティングサービスの特徴や料金などを比較表にまとめましたので、ぜひご活用ください。
目次
1.ダイレクトリクルーティングとは
ダイレクトリクルーティングとは企業が学生へ直接アプローチできる採用手法のことを指します。
これまで新卒採用で活用されてきた就職サイトなどの採用手法は、学生が企業の掲載する募集要項や会社情報を見て、興味を持った企業にアプローチをするという企業が待つ採用の仕組みでした。一方ダイレクトリクルーティングは、特定のサービスに登録している学生のプロフィールを企業が確認し、自社にあった学生に自らアプローチをおこなう「攻める」採用の仕組みです。
2.新卒採用ダイレクトリクルーティングサービス一覧・比較表
新卒採用ダイレクトリクルーティングサービスの詳細をご紹介いたします。
一覧・比較表にはそれぞれの特徴や利用料金などをまとめておりますので、検討の際に是非ご活用ください。
サービス名 | 特徴 | 利用料金 | 詳細はこちら |
dodaキャンパス | ・大学1、2年生の低学年向けアプローチも可能 ・新規契約企業向けの初年度限定プランがあるため導入しやすい | 60万円~ | ▶詳細はこちら |
キミスカ | ・学生の他社選考状況が確認できる ・1社あたりの学生数がほかサービスよりも多いため、他社とのバッティングが少なくアプローチすることが可能 | 75万円~ | ▶詳細はこちら |
OfferBOX | ・就活生の3人に1人が利用している高い認知度 ・アクティブユーザー数を公開しているため、学生が活発に動く時期に絞ってアプローチが可能 | 75万円~ | ▶詳細はこちら |
ONE CAREERスカウト | ・国内最大級であるONE CAREERのデータベースを活用 ・登録学生の約4割がMARCH以上の上位校学生 | 初期費用:30万円 利用料:15万円/月~ | ▶詳細はこちら |
みん就スカウト | ・スカウトメールの一括送信が可能 ・属性や志向性、スキルなどの100項目以上のセグメントから学生検索が可能 | 60万円~ | ▶詳細はこちら |
LabBase | ・理系向けのサービスで、研究内容や専門性の高いキーワードで学生検索が可能 ・専任のカスタマーサクセスメンバーが運用~内定までのサポートを担当 | 180万円~ | ▶詳細はこちら |
TECH OFFER | ・理系向けのサービスで、研究室・教員情報と100万件の技術キーワードで学生検索が可能 ・オファー送付の半自動化が可能 | 150万円~ | ー |
Wantedly | ・企業の理念や価値観からマッチングが可能 ・新卒採用から中途採用まで幅広く活用できる | 60万円~ | ▶詳細はこちら |
CheerCareer | ・登録学生はベンチャー志向や成長意欲を持つ学生が多い ・スカウトからの平均応募率が36.7%と、業界でも最高水準の実績を誇る | 36万円~ | ▶詳細はこちら |
Future Finder | ・就職サイトとしての企業情報の発信とダイレクトリクルーティングとしてのスカウト送付が可能 ・適合性を軸にしたマッチングシステムを導入 | 50万円~ | ー |
DYMスカウト | ・新卒紹介やイベント、Webプロモーションなどの幅広いチャネルを活用した集客力 ・2020年にリリースされたため、企業同士のバッティングが少ない可能性が高い | 65万円~ | ▶詳細はこちら |
3.新卒採用ダイレクトリクルーティングを選ぶ際のポイント
新卒採用ダイレクトリクルーティングを選ぶ際に重視すべきポイントをご紹介いたします。
3-1.採用ターゲットの含有率
新卒採用向けのダイレクトリクルーティングサービスは、登録する学生の属性や志向性にそれぞれ特徴があります。例えば、理系学生向けサービスやベンチャー志向学生向けサービス、低学年向けサービスなどさまざまです。そのため、自社の採用ターゲットがどのサービスに多く含有しているかを意識して選ぶことが重要です。
3-2.スカウトの開封率・承認率
ダイレクトリクルーティングの醍醐味でもあるスカウト送付は、学生のスカウト開封率や承認率がカギとなります。「多くの時間を費やしてスカウトを送ったのに全く反応がない」という状況にならないよう、事前に平均開封率・承認率を調べておくことが重要です。
また、サービスごとにスカウト開封率・承認率を向上させる仕組みも異なるため、導入後の運用方法をイメージしながら検討することをおすすめします。
3-3.管理画面の使いやすさ
管理画面では、主にターゲットの学生検索、スカウト送付、学生とのメッセージのやり取りなどをおこないます。サービスによっては、管理画面上で次回日程の調整までおこなえるものもあるため、検討の際には可能な限りデモ画面を確認するようにしましょう。
3-4.料金体系
新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスは、定額型もしくは成果報酬型の料金体系に分けられますが、サービス導入の目的に応じて選択することが重要です。
定額型の場合は採用枠が決まっており、それ以上の人数を採用しようとすると追加で費用がかかる仕組みです。一方、成果報酬型の場合は一人当たりの採用単価が固定で、採用した人数によって金額が変動する仕組みです。
基本的に、定額型の方が一人当たりの採用単価を抑えられる可能性が高いため、ダイレクトリクルーティングの導入目的に沿ってサービスを選択しましょう。
4.新卒採用でダイレクトリクルーティングを導入するメリット・デメリット
新卒採用でダイレクトリクルーティングを導入するメリット、デメリットについてそれぞれご紹介いたします。
4-1.新卒採用でダイレクトリクルーティングを導入するメリット
まずは、ダイレクトリクルーティングを導入することによるメリットを紹介します。
潜在層にアプローチすることが可能
就職サイトや人材紹介などは、学生側から気になる企業に向けてアプローチする形式のため、ある程度その企業に興味がある状態で接点を持てる手法です。
一方ダイレクトリクルーティングは、企業側から気になる学生に向けてアプローチする形式のため、まだその企業を知らない学生に対してもオファーを通して接点を持つことが可能です。
採用ターゲットにピンポイントでアプローチ可能
ダイレクトリクルーティングでは、登録学生の情報をもとに自社の採用ターゲットに合わせて学生を検索することが可能です。検索できる項目としては、ハード情報(大学や学部学科、出身地など)や、ソフト情報(自己PRなど)、さらには適性検査の結果などが挙げられます。
また、ダイレクトリクルーティングサービスによっては自社のモデル社員に適性検査を受験してもらい、その結果をもとにマッチする学生を選べる機能もついています。
自社の採用ターゲットが明確な場合や、より詳細な採用要件がある企業におすすめな手法です。
採用単価を抑えることが可能
新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスは、定額型もしくは成果報酬型の料金体系に分けられます。定額型の場合は75万円~(3名まで)で、その場合一人当たりの採用単価が25万円に抑えられる可能性があります。また成果報酬型の場合は30万円~(1人あたり)で、人材紹介よりも費用を抑えることが可能です。
各ダイレクトリクルーティングサービスによって違いはあるものの、3名以上の採用をおこなう場合は定額型がおすすめです。
4-2.新卒採用でダイレクトリクルーティングを導入するデメリット
次に、ダイレクトリクルーティングを導入することによるデメリットを紹介します。
工数がかかる
ダイレクトリクルーティングを使って学生にアプローチをする際、まずは「スカウト」を送ることから始まります。スカウトは、一人ひとり文面を変えて特別感を醸成したほうが開封率や承認率が高まる傾向にありますが、その分工数がかかることがネックです。またそのほかにも、スカウト文面の作成や対象学生の設定、スカウト承認後の次回日程の調整など、事前準備からその後のやり取りまで幅広い対応が必要です。
運用方法やノウハウにより効果が出ないこともある
ダイレクトリクルーティングのスカウト開封率や承認率は、文面や送り方にもコツが必要です。ダイレクトリクルーティングを初めて導入する企業は最初からうまくいくわけではなく、何度か回数を重ねるうちに自社の見せ方や反応率が良いアプローチ方法などを見つけていくことができます。このように運用方法やノウハウにより効果が大きく変わってくる部分もあるため、採用成功に向けては長期的な視点で取り組むことが重要です。
- ダイレクトリクルーティングを効果的に運用するコツ
- 近年では、ダイレクトリクルーティングを効果的に運用するために、専門のアウトソーシングサービスを活用する企業も増えています。「ダイレクトリクルーティングを導入するのに、工数面が懸念」「すでにダイレクトリクルーティングを導入しているがなかなか効果が出ない」という企業でも、採用成功に向けて伴走させていただきます。