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【原因12種別】就活のストレス解消法|就活エージェント直伝「内定獲得のコツ」とは

「就活って準備が大変でストレス・・・」 「不採用通知が来るたびにメンタルがやられる・・・」   このように、就活でストレスを抱えている方は多いのではないでしょうか。納得のいく結果が出るまで就活を続けるためにも、こういった就活のストレスとは上手く付き合っていきたいところです。   そこで本記事では、原因別で就活のストレスの解消法をご紹介いたします。就活のストレスを軽減する際の3大原則についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 就活のストレスを軽減するには「原因の究明」「思考の工夫」「環境の整備」が重要 就活のストレスの原因を明らかにしたうえで適した対処を行うのが吉 就活のストレスを軽減する3大原則 就活のストレスを軽減するためには、大前提として念頭に置いていただきたい3つのポイントがあります。 ストレスの原因を明らかにする まずはストレスの原因を明らかにすることです。「そもそも自分が就活の何にストレスを抱えているのか」を明確にしてその原因に作用する対策を講じなければ、いつまでも同じようなストレスを抱え続けることになってしまいます。   自己分析に業界・企業研究、選考対策など、やることが多いことに対してストレスを抱えているのか、あるいはなかなか内定が出ないことに対してストレスを抱えているのかなど、本記事の後半の内容も参考にしながら考えてみましょう。   全貌を把握したうえでシンプルに考える 就活ではやらなければならないことが多いため、それぞれに対して悩みを抱えている就活生も少なくないでしょう。   「ESの提出期限が迫ってるのにまだ何も手をつけられてない・・・そもそも書き方もよくわからないし何をどうしたら良いんだろう・・・あ、適性検査の対策もしなきゃいけないんだった」などと、やらなければならないことを一気に全て意識してしまうと、焦りから何も手につかなくなってしまいます。   こういった方は、一気に全部を片付けようとするのではなく、一旦やらなければならないことの全貌と全体の流れを把握したうえで、シンプルに考えるのが得策です。   今やらなければならないことの重要度と緊急度がそれぞれどの程度かを振り分けたうえで、重要度と緊急度の高いものから一つずつ片付けていくようにすると頭の中を整理でき、ストレスを抱えにくくなります。同時に作業効率も高まるため、就活をもっと進めやすくなるでしょう。   ストレスを感じにくい環境を作る 最後に、ストレスを感じにくい環境を作るのも非常に大切で、具体的には下記の方法が挙げられます。   (1)自分の思考を工夫する (2)人に相談できる環境を用意する (3)周りの就活生の状況がわからない環境に身を置く 先ほどお伝えしたような脳内の整理整頓を定期的に行ったり、たとえ選考に落ちてしまったとしても「次の面接の良い練習になった」などとポジティブに捉えられるよう心掛けるなどして自分の思考を工夫したりすると、ストレスを感じにくくなっていきます。   誰にも就活の相談ができない状態にある場合もストレスが溜まりやすくなってしまうため、家族や信頼できる友人、大学のキャリアセンターなど、ある程度気軽に相談できる相手を見つけておくと良いでしょう。   なお、周りの就活生の選考状況がわかってしまう環境に身を置いていると無意識に自分と周りを比較してしまいストレスに繋がるため、就活中は自分の選考に集中するためにも、意識的に周りの学生の就活の状況が耳に入ってこないよう工夫することも大切です。   【原因12種別】就活のストレス解消法 では、就活でのストレスの原因としては一体どういったことが考えられるのでしょうか?ここでは原因と共にそれぞれのストレス解消法についてもお伝えしますので、ぜひご自身に照らし合わせながらチェックしてみてください。   何をすれば良いのかわからない そもそも就活で何をすれば良いのかがわからず漠然とした不安やストレスを抱えている方は、下記の方法を試してみましょう。   ・就活でやるべきことの全体像を把握する ・社会人や相談窓口に相談する 先ほどもお伝えしたように、まずは就活の流れとそれぞれのフェーズにおけるやるべきことを全て洗い出し、全体像を把握することから始めましょう。 DOの一例をまとめた図を挿入する やるべきことを把握したらそれぞれ重要度と緊急度をもとに優先順位をつけ、優先度の高いものから順に着手していくようにします。   もし自分一人ではいまいち全貌が見えない、不安だという方は家族やOB・OGなどの社会人に相談したり、大学のキャリアセンターや就活エージェントなどの就活に精通している相談窓口を活用したりすると良いでしょう。   就職したくない 中には、そもそも就職したくないからこそ就活に身が入らずストレスを抱えているという方もいらっしゃるかと思います。   人は必ずしも就職しなければ生きていけないわけではありませんので、就職しないという選択肢も一つです。ただし、就職をしない場合のデメリットを把握してから判断する必要があります。   ・社会的な信用を得にくくなる ・安定的な収入を得にくくなる ・福利厚生を受けられない ・就活再開時のハードルが上がる これらのデメリットを認識したうえで、それでも就職したくないと感じた場合には就職以外の選択肢を選ぶのもアリです。もし「やっぱり就職したほうが良さそうだな・・・」と感じた場合には、自分が就職することによって得られるメリットを考えてみましょう。   将来起業したいと考えている方にとってはビジネスの仕組みやビジネスを学ぶ場を得られることになりますし、今すぐには無理でもいつかやってみたい仕事がある場合には、その仕事に繋がるような職に就くことで夢に一歩近づくことになります。   やりたいことがない 将来やりたいことがないという方は、就活を行ううえでの目的が曖昧になりどのゴールに向けて頑張れば良いのかがわからなくなるため、必然的に就活に対してストレスを感じやすくなります。   やりたいことを見つけようとしても、数ヶ月の間に結論を出さなければと焦ることで気持ちが行動に追いつかず、さらにストレスを感じてしまうことになるでしょう。   実際のところ、やりたいことが明確になっている就活生の方が少数派であるため焦る必要はありませんが、就活を進めるにあたっては自分にとって納得のいくゴール(=目的)が欲しいところです。   そこでわかりやすいのは、自分にとっての”Can”から業界選びや企業選びを行い、それをゴールにしていくことです。   やりたいこと(Will)が見つからない場合には、できることや得意なこと(Can)から就活の軸を見出してみると、自分が活躍できる仕事に出会えるようになるため企業や仕事とのミスマッチを防ぎやすくなるほか、将来的な仕事への満足度も高まりやすくなります。   ぜひ過去の経験を振り返って、無意識に続けてこれたことや好きだったこと(苦ではなかったこと)にはどういったものがあったか、考えてみましょう。   たとえば「数学の授業は不思議と時間が過ぎるのが早かった」という感覚がある場合には、「数学=数値データを見ることや分析をすることが好き=マーケティング職やエンジニア職に適性がある」と考えることができます。   細かい自己分析を行って自分にとってのCanを洗い出し、そこから考えられる業界や企業を探してみてはいかがでしょうか?   プレッシャーを感じている 中には家族から「最低でもあそこ以上の企業には入ってほしい」「〇〇は優秀だから大丈夫だよ」などと声をかけられてプレッシャーを感じていることでストレスが蓄積しているという就活生もいるでしょう。   他にも、自分自身でプレッシャーをかけてしまっているというケースもあると思います。りや自分によるプレッシャーでストレスを抱えてしまうと、選考時に本来の力を発揮することも難しくなってしまうため、うまく解消しておきたいところです。   こうしたストレスは”良い企業に入社することがゴールではない”ということを理解できると解消に繋がるでしょう。   就活に対する不安や焦りは、真剣に取り組んでいるからこそ感じるものです。そしてそのネガティブな感情は「良い企業に入らなければ」という固定概念が仇となっている可能性があります。   「良い企業に入りたい」という気持ちは誰にでもあるものですが、ここでいう「良い企業」の定義は仕事にやりがいを求めるのか、大きく成長できることを求めるのかなど人それぞれの価値観によって異なります。   「家族の期待に応えないと」「それなりの水準の企業に受からないと」などとプレッシャーを感じている方は、無理に他人の敷いたレールに沿う必要はありません。   今後長く働き人生をより豊かなものにしていくためにも、いかに自分が納得できる企業に入社できるかを考えましょう。   そして就活はあくまでも人生を豊かにしていくための手段にすぎず、企業に就職すること自体がゴールではありません。自分が望んだ時期に望んだ企業から内定をもらえなかったとしても、それで人生が台無しになってしまうということはないのです。   今後、どれだけ自分が納得できる企業と出会えるかを楽しめるようなマインドに持っていけると良いでしょう。   自分に自信がない 自分に自信がないと、その分面接前には不安でいっぱいになってしまいますし、面接で自分についてアピールしきれないことが起因して不採用に繋がる可能性も高まります。   「みんなは自分よりもすごいガクチカを持ってるんじゃないか」「自分の志望動機や自己PRでは”使えない学生だ”と思われてしまうんじゃないか」といった不安が募ると、就活に対して恐怖心を抱くようになり、ストレスに繋がってしまいます。   自分に自信がなく周りの就活生に勝てる気がしないという方は、「面接=企業と学生が本当にマッチするかをお互いに吟味する場」であると捉えるようにしてみましょう。   面接は学生が企業から一方的にその有用性を判断される場所、と考えている就活生も少なくないかもしれませんが、面接はあくまで企業と学生がお互いに「本当にこの企業に入社して後悔しないか」「本当にこの学生はうちの企業で働くべき人材か」をチェックする場といえます。   企業は一般的に、どんなに有能な就活生であっても本人が望む将来の理想像が自社で叶えられないものであったり、本人が企業に求める価値が自社になかったりする場合には、その人材を採用しても短期離職に繋がる可能性が高いことから採用を見送る傾向があります。   たとえ選考で落とされてしまったとしても、それは自分を必要のない人材として判断されたのではなく「自社とマッチしない」と捉えられただけのことといえるため、過剰に心配する必要はありません。   劣等感を感じている 「周りは内定をもらえてるのに自分だけまだ一社もない・・・」「有名企業に就職が決まった友人がいて凹む・・・」などと、周りと自分を比べて劣等感を感じている就活生にも先ほどと同様のことがいえます。   劣等感にさいなまれてストレスを感じているという方は、無理に周りと比較するのではなく”前回の面接の時の自分”などと比較するようにしてみましょう。   そうすることで自分が着実に成長できていることを実感できるため前向きなマインドに持っていけるようになります。   また過去の自分と比較することで、周りと比較することによって本来自分が就活で目指していたゴールとは違う方向に進んでしまうといった現象を防げることにも繋がります。   自分の時間を取れない 就活が忙しくてなかなか自分の時間を取れないことでストレスを感じている就活生も多いでしょう。そういった場合には下記の3つの対処法が効果的です。   (1)本当に必要な予定なのか見直す (2)応募企業を見直す (3)意識的に休息を入れる 場合によっては、本来必ずしも必要ではない予定を組み込んでしまっている可能性があります。たとえば2つの合同説明会に行こうとしている場合には、「あの業界の話が聞ければ十分だから片方だけにしておこう」などと、予定を削ることが可能です。   滑り止めとして受けていた企業に気に入られてリクルーター面談によく呼ばれるといったこともあるかもしれませんが、入社するつもりがない企業のリクルーター面談は優先度が低いため、削る予定の一つとしてピックアップしても良いでしょう。   次に、応募企業を見直すことも場合によっては必要になります。就活に対する不安から50社以上の企業に応募している就活生もいるかと思いますが、応募企業数が多くなればなるほどやらなければならないことや面接の予定は増えていきます。   キャリタス就活2023「3月1日時点の就職活動調査」によれば、2023年卒の学生1人当たりのエントリー数は平均19.6社で、2020年卒~2023年卒のエントリー数は平均21.5社となっています。   あまりにエントリー数が多すぎるという方は、「第二志望以下の業界の応募企業数を減らしてみる」「事前に学歴フィルターに引っかかりやすいとわかっている企業へのエントリーをやめてみる」など、応募企業の見直しを行うのも一つです。   これらを実践したうえで、さらに意識的に休息を設けるようにするとなお良いでしょう。毎日就活漬けでは心も体も休まらず、選考で本来の力を発揮できなくなることにも繋がってしまいます。   面接を同じ日に複数受けるなどして時間を作り、一日就活から離れる日を設けると効果的です。   書類の書き方に自信がない 「志望動機ってこんな感じで良いのかな・・・?」「ガクチカってどんなことを書けば良いのかわからない・・・」などと、応募書類の書き方がよくわからずストレスだという方もいらっしゃるでしょう。   この場合は志望動機、自己PR、ガクチカなどの項目ごとに書き方を把握したうえで、それぞれ例文をモデルにして書き進めるとスムーズに作れるようになるでしょう。   面接で緊張する 面接がある度に緊張してストレスだという就活生もいると思います。「失敗したらダメだ」と考えすぎるあまり余計に緊張してしまうのはよくあることです。   普段のようにうまく話せなかったり、元々想定していた回答を思い出せなかったり、うまく自分をアピールできなかったりと、歯がゆい思いをすることもあるかと思います。   特にコロナ禍においてはオンライン面接が増えた関係で、選考が進むと途中から対面での面接に切り替わり余計に緊張してしまうというケースが増えています。   面接で緊張してしまってストレスだという方はぜひ下記の対処法を試してみてください。   (1)面接は対等な場であると理解する (2)面接対策を徹底する (3)複数企業の面接を受ける 面接で緊張しやすい方は「自分のあら探しをされるんじゃないか」「面接官から敵意を向けられるんじゃないか」などと不安に感じているかもしれませんが、先ほども触れた通り、面接はあくまでお互いに適性があるかをチェックするための対等な場です。   面接は面接官だけでなく、就活生もまたその企業が自分に合っているかを吟味できる場ですので、委縮する必要はありません。   また基本的な面接のマナーを確認したり、よくある質問への対策を講じるのはもちろんですが、家族や友人などに面接官役をお願いするなどして模擬面接で練習を繰り返すと本番を想定できるため、冷静に対応しやすくなるでしょう。   第一志望の企業を受ける前に複数の企業の面接を受けて場慣れをしておくことでも、より自分の振舞いや受け答えに自信をつけることができ緊張が和らいでいくため、緊張するという方は特にたくさんの企業の面接を受けるようにしてみましょう。   出費が多い 就活では面接に行くための交通費や参考書代などの出費がかさみます。アルバイトに入れるタイミングも限られる中、金銭面を気にしながら就活を進めていかねばならないことに対してストレスを感じている就活生も少なくないでしょう。   そういった就活生には下記のような対策が効果的です。   (1)志望度の低い企業は、Web面接を実施している企業に絞る (2)面接を同じ日にまとめる (3)参考書は中古品を購入する 面接では交通費が支給されないことがほとんどのため、中でも比較的志望度が低い企業については、Web面接を実施している企業に絞って選考を受けるようにすると面接に必要な交通費を節約できます。   また、可能な限り複数企業の面接を同じ日にまとめて受けるようにすることも交通費の削減に繋がります。企業サイドから面接日程を指定された場合は難しいですが、そうでない企業の面接をまとめて受けることで効率も高まります。   同じ日に複数企業の面接を入れる場合には、移動時間を加味したうえでさらに前後で30分ずつ程度余裕を持たせておくと、万が一面接が長引いたり電車が遅延したりしても安心です。   なお、Webテスト対策などの参考書については中古品を購入すると出費を抑えることができます。メルカリなどのフリマアプリであれば比較的新しい参考書を購入しやすいですし、自分が使用したあとにまた売りに出せば多少お金が返ってきます。   地方学生の都心部での滞在のサポートや選考対策などを実施してくれる就活シェアハウスというものもありますので、なるべく費用を抑えたい就活生はこちらをチェックしてみるのも一つです。   不採用通知を受ける度に落ち込む 不採用通知を受ける度に落ち込むというストレスは就活生であれば誰もが経験することですが、「自分は社会から必要とされていないのではないか」という、自分を否定されたような気持ちになりますよね。   こういった場合には下記の対応が効果的です。   (1)選考には落ちるのが当たり前と考える (2)次の選考の良い練習になったと考える (3)自分とマッチする企業ではなかったと捉える リクルート「就職プロセス調査 (2022年卒)」によれば、22卒の学生(4年生)の12月時点での平均内定取得企業数は2.35社となっており、内定取得企業数として最も割合が多いのはなんと1社となっています。   先ほど、就活での応募企業の平均値は20社程度とお伝えしましたが、20社受けて1社しか受からないほどに就活で内定をもらうのは難しいものなのです。   そのため、たとえ不採用通知を受けたとしても「そもそも選考には落ちて当たり前」という気持ちを持っておくと、ストレスをそこまで感じずに済むでしょう。面接で落ちてしまった際には、自分なりに振り返ることで多少なりとも反省点が見えてくるはずです。   「第一志望の企業を受ける前に気づけて良かった」などとポジティブに捉えることができるとストレスを避けることに繋がります。なお、企業が不採用通知を出すのはその学生と企業が真にマッチングしていないと判断したからにほかなりません。   その学生が求めている価値をその企業で提供できない場合や、その企業が求めている人物像とその学生の傾向に乖離があった場合には、たとえ採用しても短期離職に繋がるリスクが高いため企業は採用を見送る傾向にあるのです。   そのため、不採用通知を受けた際には「自分とあの企業には適性がなかったんだな」「もっと適性がある企業に出会えるチャンスがある」と前向きに捉えるのがベターです。   一向に内定が出ない 先ほどの内容と近くなりますが、中には一向に内定が出ず焦っている就活生もいるかもしれません。ESがなかなか通らない、なぜかいつも二次面接で落とされてしまうといったことが続くと、ストレスが溜まってしまうのも無理はありません。   周りの友人があっさり選考に通過していたりすると、余計に焦りを感じることでしょう。選考になかなか通過できないという場合、下記の2点が原因として考えられます。   (1)選んだ企業と自分との適性があまりない (2)企業に自分を十分にアピールできていない そしてこれら2つの要因にアプローチするには、特に下記の3ポイントが有効です。   (1)自己分析から見直す (2)業界・企業分析を徹底する (3)選考対策を徹底する 選んだ企業と自分との適性があまりないという場合については、そもそもの自己分析の段階で本当に自分の姿を把握しきれていない可能性があります。   企業が就活生を採用するか判断する際には、その就活生が優秀かどうかだけでなく、その企業で率先して働いてくれるか、この先長く働いてくれるか、といった部分にも重点をおいて見ています。   自分にはどういう理想があって、どういった考え方や傾向があるのかを明確にしたうえで企業選びを行わなければ、本当に合っている企業を受けることはできず、結果、不採用に繋がってしまいます。   自己分析が不足していそうだという方は、自分をよく知る家族や友人に手伝ってもらうなどして他己分析も併せて行うと良いでしょう。   そして業界・企業研究も徹底し、先ほどの自己分析の結果と照らし合わせて、本当に自分とマッチする企業に絞って応募するのが得策です。そのうえでその企業ごとに合った志望動機や自己PRを考えていけば、おのずと採用に繋がるでしょう。   就活エージェント直伝!内定獲得のコツ 就活のストレスを解消するにはやはり、内定を獲得して自分が納得のいく結果に結びつけるのが得策です。   就活では「書類選考→テスト→面接」という選考フローが一般的ですので、ここではそのフェーズごとに内定を獲得するためのコツをご紹介したいと思います。   ESを通過するコツ ES(エントリーシート)を通過するコツは、フレームワークを知ることになります。   ESにおいて必ず聞かれるのが志望動機、自己PR、ガクチカの3つになります。それぞれ様々なフレームワークが存在しますが、本記事では各質問ごとに一例を挙げてご紹介いたします。   ■志望動機   志望動機を作成する基本的なフレームは以下の通りです。 まずは「私が貴社を志望したのは、貴社の〇〇に強く共感したからです。」などと志望動機を一言で簡潔に記載します。続けてそう考えた背景やきっかけについて、具体的なエピソードを交えて説得力を持たせつつ書きましょう。   加えて同じ業界の中でもなぜその企業を選んだのかについて、先ほどの内容と絡めて書いていきます。その会社でしか自分の目標を叶えられないといった内容を書くことができると熱意が伝わりやすくなります。   ちなみに、その会社でしかできない理由については下記の観点をもとにすると探しやすくなるでしょう。   ・企業の社風 ・企業で働く社員の姿勢 ・企業の強み  ∟事業内容  ∟商材(コンセプト)  ∟社会貢献活動 ■自己PR   次に自己PRについてです。自己PRを書く際には下記の流れに沿って書くと内容がより一層伝わりやすくなります。 こちらもまず最初に結論を述べ、その後にその結論を根拠づけるエピソードを伝えます。そして後半はその経験を通して学んだことと、その学びや強みをどう仕事に活かしていくかをアピールして締めくくります。   ■ガクチカ   最後にガクチカです。ガクチカを書く際は下記の流れを参考にしてみてください。 まずは5W1Hで自分の取り組んだ内容について述べましょう。その後、その取り組みになぜ力を注いだのか(注ぐことができたのか)を説明したうえで、その取り組みの詳細説明を行います。   どんな困難にぶつかり、それに対して何を考え、どのように乗り越えていったのかを記載します。最後にはその活動を通して学んだことや、そこで得た学びを今後どのように活かすのかを記載して締めくくりましょう。   テストを通過するコツ テストを通過するコツは、繰り返し問題を解くことです。大手企業の選考では特にテストが用意されている可能性が高いですが、そもそも実施しない企業もあるため、まずは選考フローにテスト選考があるのかを確認しておきましょう。   テストが必要になる場合には下記の3ステップを踏襲し、筆記試験の対策を行ってください。   (1)参考書を一通り解く (2)間違えた問題の解説を理解する (3)間違えた問題を解きなおす (4)それでもできなかった問題を繰り返し解く まずは自分にとって解説がわかりやすい参考書を1冊選び一冊を全て解いてみましょう。勉強の必要なく解ける問題やそうでない問題の傾向がつかめてきます。   問題によっては効率的な解法が載っている場合もありますので、さらにスピードアップできるように対策をしておきましょう。   そして間違えてしまった問題のうち、ミスではなく理解不足のものに関しては解説をよく読んで理解し、もう一度解きなおしてみましょう。それでもできなかった問題に関してはより理解を深めて繰り返し解いていきます。   最終的に参考書を2〜3周する頃には、7~8割の問題を解けるようになっているはずです。   面接を通過するコツ 最後に、面接を通過するコツは面接官の思考を知ることです。面接官の思考を理解することで、面接攻略のためのヒントを掴めるようになります。   面接官に関わらず、人間は「感情(直感)で動き、論理(内容)で納得する」といわれています。これは面接を攻略するうえで非常に大事な考え方です。この原則を面接に当てはめると、面接官は下記のような流れで思考します。   (1)面接官が「この人材は非常に優秀そうだ」と直感的に感じる (2)なぜ優秀そうに感じるのかを様々な質問を通して論理で「やはり優秀である」と納得する (アルバイトの経験を通してリーダーシップがあると分かるなど) (3)面接通過 このように、いかに直感的に「優秀そう」と思ってもらえるかはとても大切です。身だしなみを整える、ハキハキと目を見て受け答えをするといった当たり前のポイントを踏まえるだけでも効果がありますので、そういった点を疎かにしないよう心掛けましょう。   もちろん直感的に活躍してくれそうな人材だと思わせることができたとしても、内容が伴っていなければ意味はありませんので、しっかりと面接対策を講じておきましょう。

2024.03.22

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「そもそも働きたくない」人が就活へのモチベーションを高めるコツ4選

「就活って準備が大変でストレス・・・」 「不採用通知が来るたびにメンタルがやられる・・・」   このように、就活でストレスを抱えている方は多いのではないでしょうか。納得のいく結果が出るまで就活を続けるためにも、こういった就活のストレスとは上手く付き合っていきたいところです。   そこで本記事では、原因別で就活のストレスの解消法をご紹介いたします。就活のストレスを軽減する際の3大原則についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 「そもそも働きたくない」と感じるのは就活の必要性を理解(納得)していないから 就活のモチベを上げるには「思考を工夫する」「アクションを起こす」の2点が効果的 就職以外の選択肢とそのデメリットも知ったうえで進路を考えよう 就活生が「そもそも働きたくない」と感じる理由 まず、どうして就活生の中には「そもそも働きたくない」と感じている層が一定数存在するのでしょうか?原因を知ることで就活のモチベーションを高めるヒントをつかめるかもしれませんので、ぜひご自身に照らし合わせてチェックしてみましょう。 就職の必要性を理解していないから 漠然と就職した方が良いとはわかっていても、「なぜ自分が就職する必要があるのか」を自分の口で説明できるレベルで詳細に理解しておかなければ、就活の中で面倒なことや辛いことにぶつかった際に全てを投げ出しやすくなります。   人は就職しなければ生きていけないわけではありませんので、就職しないという選択肢も一つです。ただし、就職をしない場合のデメリットを把握してから判断する必要があります。   ・社会的な信用を得にくくなる ・安定的な収入を得にくくなる ・福利厚生を受けられない ・就活再開時のハードルが上がる もし「やっぱり就職したほうが良さそうだな・・・」と感じた場合には、自分が就職することによって得られるメリットを考えてみましょう。   将来起業したいと考えている方にとってはビジネスの仕組みやビジネスを学ぶ場を得られることになりますし、今すぐには無理でもいつかやってみたい仕事がある場合には、その仕事に繋がるような職に就くことで夢に一歩近づくことになります。   やりたいことがわからないから そもそも働きたくないと考えている就活生の多くが「やりたいことがわからない」と感じているかと思います。自分でも何がしたいかわかっていない状況の中で就活を進めていくとなると、やる気が起きないのも無理はありません。   やりたいことがわからないとどの業界を選べば良いのか、どの企業の選考を受ければ良いのかがわからず、向かうべきゴールがわからなくなってしまいます。ゴールが見えない中で努力を継続するのは本当に大変です。   そもそもやりたいと考えていることがないと志望動機も思いつかないため、選考対策も思うように進まないでしょう。   やりたいことがわからないという方は、自分がやりたいことを見つけるか、今自分ができることを仕事にしていくことでより活躍しやすい場に身を置けるようになるため、自分の得意分野を探すところから始めるのも一つです。   漠然とした不安があるから 「自分でも社会人として働いていけるのかな・・・」「社会人って責任がついてまわるから大変そう・・・」など、はっきりとした理由はないもののなんとなく就職することに不安を感じているという就活生もいると思います。   学生と社会人では環境も立場も大きく異なるため、このような漠然とした不安を感じるのは当然です。   しかし中学生から高校生に上がる際や新しい習い事を始める時など、これまでにも環境の変化に不安を感じた経験はあるはずです。そしてそうした不安は新たな環境に慣れることで自然に解決することがほとんどだったのではないでしょうか。   働かないという選択肢を選んだところでずっと同じ環境で生きるということは難しいため、不安な気持ちとしっかり向き合っていくことが大切です。   仕事以外にやりたいことがあるから 中には「留学をしてもっと語学を勉強したい」「声優として生きていきたい」といった、就活以外でのやりたいことがあるという就活生もいるでしょう。   世間体を意識したり周りに併せて進路を決めようと就活を進めている場合には、就活をすること自体に納得感を持てずにやる気が出なくなっている可能性があります。   その場合には就活と並行しても大丈夫ですので、一旦自分のやりたいことの実現に向けて本気で挑戦してみましょう。家族や周りの意見も大事ですが、人生は一度きりしかありません。   周りの意見をそのまま受け入れて数十年後に後悔してしまう可能性もゼロではないため、少しでも後悔するかもしれないと感じる場合にはまずチャレンジしてみるのも一つです。   もしそれでうまく行けば周りを説得できる可能性がありますし、上手くいかなければ自分の中で折り合いをつける良いきっかけにもなるでしょう。この過程を経ることで、後悔することを防げます。   ただし、就活以外の夢や目標にチャレンジする場合にはあらかじめ期限を設けておくのがベターです。   期限を決めないままダラダラと時間を過ごしてしまうと、いざ「やっぱり就職しよう」と考えた時にはすでに就活に不利な時期に入ってしまっている可能性があります。   就活以外にやりたいことがあるという方は、ぜひ「自分が後悔しないための行動」を目指しましょう。   【働きたくないまま就活するのはリスキー】 働きたくないなと思いながら就活を進めてしまうと、面接官にその気持ちが伝わってしまい内定が遠のく原因になりかねません。 志望動機や自己PRの内容から熱意が伝わらなかったり、面接中の集中力のなさから面接官は「この人材はあまりやる気がないのかもしれない」と判断するのです。 また、就活が面倒だからととりあえず受かりそうな企業を手当たり次第に受けて早々に就活を終わらせようとする就活生もいますが、それでは本当に納得のいく環境で働けず後悔してしまうことに繋がります。 新卒入社する企業によってその後の自分のキャリアは大きく左右されるため、投げやりな気持ちのまま就活を進めてしまうのは大変リスキーです。ぜひ本記事の内容をもとに就活の重要性を理解し、モチベーションを高めてから改めて就活に臨みましょう。 「そもそも働きたくない」人が就活へのモチベーションを高めるコツ4選 では、そもそも働きたくないと考えている就活生が就活へのモチベーションを高めるには一体どうすれば良いのでしょうか?大きく「思考を工夫する」方法と「一旦アクションを起こしてみる」方法に分けてご紹介します。 思考を工夫する まずは自分の思考を工夫する方法です。   (1)なぜ働きたくないのか考える (2)将来どんな人生を送りたいのかを考える ■なぜ働きたくないのか考える   働きたくないと考えている就活生は、そもそもなぜ自分が働きたくないと考えているのかの理由を明確にしましょう。働きたくない理由が明確になれば、それ以外の働き先を見つけるという選択肢も出てくるかも知れません。   例えば「たくさんの人と関わりたくない」という理由であれば、不特定多数の人と関わる営業などの職種ではなく事務職など一定の人としか関わらない職種を選ぶという方法もあります。   「〇〇が嫌だから、〇〇がない仕事を探そう」という考え方をしてみると良いでしょう。この世にはたくさんの仕事が存在するため、考え方を変えるだけで自分に合う仕事が見つかる可能性があります。   ■将来どんな人生を送りたいのかを考える   働きたくないと考えている就活生は、将来自分がどんな人生を送りたいかを考えてみましょう。   たとえば自分が家庭を持った時のことを想像してみるとわかりやすいです。「一軒家に住みたい」「子供は2人以上ほしい」「子供には色んな習い事を経験させてあげたい」など、様々な希望が出てくると思います。   将来それを実現しやすくなるような仕事や稼ぎを得られる仕事に就くことを目標にすると、就活の必要性を実感でき、モチベーションが上がるでしょう。   一旦アクションを起こしてみる 次に、一旦アクションを起こしてみるのも良い方法です。   (1)説明会やインターンに参加してみる (2)社会人や相談窓口に相談してみる ■説明会やインターンに参加してみる   なんとなく働きたくないなと思っている人は企業の説明会やインターンに積極的に参加してみるのも手です。   就活生が働くことに漠然とした不安を持っているのは自分が経験したことのない未知なものだからです。知らないことだからこそマイナスなイメージを持ってしまい、どんどん不安要素を自分で作り出してしまいます。   就活生のみなさんが思っているより働くことは嫌なことばかりではありません。大変なことはもちろんありますが、それ以上に学生では経験できないこと、得られない感情など、得るものがたくさんあります。   働きたくないという人は、まずは説明会やインターンに参加し企業を身近に感じ、「働く」ということはどういうものなのかを考えてみてください。   ■社会人や相談窓口に相談してみる   働くことに抵抗感がある人は、家族や先輩などの身の回りにいる社会人に相談してみるのも良いでしょう。自分についてよくわかってくれている人に相談してみてください。   周りに相談できる人がいないという人は、就活に精通している就活エージェントを利用してみるのも一つです。これからの進路についての相談に乗ってくれたり、自分に合った仕事を紹介してくれたりするため便利です。   就活以外の選択肢と知っておくべきデメリット これまでの内容を読んでそれでも就活をしたくないと感じた方は、就活以外の選択肢についても知ることができると、より悔いのない選択ができるようになるでしょう。   ここでは就活以外の選択肢とそれぞれのデメリットをお伝えしますので、ぜひこちらも参考にしつつ今後の進路について考えてみてください。   進学 まずは進学です。大学院に進学し、しっかりと勉強すれば専門分野での能力を身につけることができるため、後々就活で有利になる場合もあります。ただし、進学するとなるとさらに莫大な費用がかかります。   専門分野について学びたいという目的があって大学院に進学するのであれば良い方法かと思いますが、ただただ働きたくないという理由だけで進学を選ぶのは経済面の観点からあまり得策とはいえません。   なんとなくの理由で進学を選択してしまうと、結果的に時間とお金を無駄にしてしまう可能性があるため、よく考えてから決断しましょう。   留学 留学を経験して文化が異なる人たちと触れ合うことで新しい価値観を得られるでしょう。さらに新たな価値観を得ることで、自分が本当にやりたいことや新しい自分を発見することができるかもしれません。   留学で語学力を高めておけば外資系の企業へ挑戦できたりなど選択の幅も広がるため、やりたいことを見つけるために留学に行くという選択肢も良いのではないでしょうか。   ただし、留学している人材=語学力が身についていて当たり前といったイメージを抱く採用担当者も多いため、留学中にそれなりのスキルを積むことができなければ留学をしたからといってそれがプラスに働くとは限らない点に留意が必要です。   資格を取得する 「今すぐには働きたくない」という人は、資格取得に向けて勉強するという選択肢もあります。資格は特定の分野に関する知識を持っていることのアピールになるため、業界によっては将来就活をする際に有利なアピールポイントになります。   しかし、資格取得のためだけに新卒ブランドを捨ててしまうのはもったいないといえます。本当に就きたい仕事があり、そのために資格の取得が必要だという方でない限りはあまりおすすめできない方法です。   フリーランスになるor起業する フリーランスや起業の場合は雇われではないため、自由度高く働くことが可能です。フリーランスとして働くことや起業して仕事を得るのは簡単なことではありませんし、たくさんのリスクが存在します。   安定的な収入を得にくくなりますし、場合によっては多くの負債を抱えることにもなりかねません。そのため、フリーランスや起業という選択肢を選ぶ場合は必ずやりたいことを明確にしてからトライするようにしましょう。   フリーター とりあえずフリーターとして働くという選択もあります。フリーターの場合は正社員のように厳しいノルマを課されたり、責任が重い仕事を任されることもないため、窮屈な思いをしにくいメリットがあります。   しかしその分、正社員との間に給与額や受けられる手当などの差があり、安定した収入を得られるという保証もありません。   将来のことを考えた際に自分の将来設計はフリーターでも実現可能なのか、深く考えてから検討してみてください。   【フリーターから正社員になるのは難しい?】 実際のところ、フリーターから正社員になるのは簡単ではありません。 というのも、企業の採用試験を受けても「すぐに辞めてしまうのではないか」「何か大きい問題を抱えているのではないか」などと面接官からマイナスイメージを持たれてしまうことが多いからです。 また難点として、ただなんとなくという理由でフリーターだった方は、採用試験で重要となる自己PRが薄くなりやすく、より一層就活に不利となります。 そのため、将来的に少しでも正社員として働きたいという気持ちがあるなら、新卒として就活した方が確実だと言えます。

2024.03.22

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就活で何もしてないのは自分だけ・・・?今からすべき選考対策と用意すべきアイテム一覧

「やばい、まだ就活何もしてない・・・今からでも間に合うのかな・・・?」 「一体何から始めれば良いんだろう・・・」   このように、就活に出遅れてしまいお困りではありませんか?本記事では、まだ就活を何もしてないと焦っている方に向けて、今からすべき選考対策についてご紹介いたします。   用意すべきアイテム一覧もお伝えしますので、就活について何も把握していないという方も安心してご覧ください。   この記事のまとめ 3年生の11月時点で約50%の就活生が就活を始めている 就活でやるべき選考対策は一つずつこなしていこう まだ就活を何もしてない人はどれくらいいる? 内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(2021年11月25日公表)」によれば、大学3年生の6月以前から就活を始めているという人は23.3%となっており、3年生の11月には50.1%とこの時点で半数の就活生が就活を開始しています。   一般的に就活解禁日といわれている大学4年生の3月には94.6%もの就活生が就活を始めており、この時点でまだ就活を何もしていないという就活生は5%ほどしかいません。 「まだ就活何もしてない・・・」と焦っている就活生に向けて、本記事で今からすべき選考対策についてご紹介しますので、冷静に一つずつクリアしていきましょう。   就活を何もしてない就活生が今からすべき選考対策 ここでは就活を何もしてない就活生が今からすべき選考対策をご紹介します。何からどう始めれば良いかわからないという就活生はぜひ下記の流れに沿ってトライしてみてください。 自己分析を行う まずは自己分析です。自分の過去の経験を振り返り、自分の長所や短所、得意なことや苦手なことのほか、価値観や傾向などを把握し、業界選びや企業選びに役立てるための作業を指します。   自己分析を行わなければ本当に自分に適性がある仕事を見つけることも、志望動機や自己PRでアピールできる強みも見つけることができないため、時間をかけて振り返りましょう。   具体的な自己分析の進め方はぜひ下記の記事を参考にしてください。   業界・企業研究を行う 次に、業界・企業研究です。興味のある業界や企業についても時間をかけて細かく把握しなければ、本当に自分とマッチした仕事や環境に身を置けなくなってしまいます。   内定が遠のくだけでなく就職後の早期離職にも繋がってしまうため、しっかりと取り組みましょう。   【業界研究の流れ】 1.どのような業界があるのかを知り、気になる業界を選ぶ 2.業界のビジネスモデルを知る 3.志望業界の将来性、安定性を知る 4.興味のある業界を絞り、気になる企業を選ぶ まずは世間にどのような業界が存在しているのかを把握しましょう。仕事のカテゴリーは大きく下記の5つに分けられるため、この中で興味のあるものを洗い出してみましょう。   ・モノをつくる仕事 ・モノを売る仕事 ・サービスや情報を提供する仕事 ・社会基盤を整備する仕事 ・資金を動かす仕事 そして、そのカテゴリーの中でも特にどの業界に興味があるのかを考えてみましょう。たとえばモノづくりであれば食品やアパレル、衣料品などの業界が存在します。 興味のある業界がある程度定まったら、次はその業界のビジネスモデル(会社が利益を生み出すための仕組み)を把握します。下記の項目について調べてみましょう。   ・どんな商品、サービスか ・顧客は誰か ・どのように営業しているのか 業界研究において業界の動向を知ることは非常に重要です。動向について調べることで、その業界の将来性や安定性を知ることができます。   将来性に乏しい業界に入ることを避けるためにも、その業界の近年の動向のほか、売上や市場規模などについてしっかりと把握しておきましょう。   ここまでで気になる業界を絞れたらその業界の中で気になるなと感じた企業を探し、それぞれの企業の下記の項目を調べてみましょう。   ・企業名 ・企業を選んだ理由 ・間近3年の売上、利益の推移 ・主力商品、サービス(3つ) ・メインの顧客(個人or企業/国内or海外/年齢層など) ・業界内における企業の強み ・代表的な企業の広告、CMのコピーなど ・企業に関する最新のニュース、動向 気になる企業の情報を書き出したらそれぞれの企業を並べて比較し、それぞれ選考を受けるべきかを考えましょう。   ESの書き方を把握する 業界・企業研究を終えたら、次はES作成に移ります。まずは書き方を把握しておきましょう。ESではガクチカや自己PRなど他にも対策をしておきたいものがありますが、一旦ここでは志望動機の書き方をご紹介いたします。   企業が志望動機を聞くことで”志望度の高さ”と”企業の社風・ビジョンとマッチするか”の2点をチェックしていますので、それを念頭に置きながら考えていきましょう。   志望動機を書く際は下記のフレームワークに沿って書くとわかりやすくアピールしやすいものになるでしょう。   ■志望動機の構成例 (1)志望動機(結論)をひと言で表す (2)理由を端的に伝える (3)(2)を具体的に説明する(過去の経験と業界・その会社の関連性を交える) (4)入社後にどうなりたいかを伝える まず最初に「貴社を志望したのは〇〇と考えたからです」といった形で志望動機をひと言で書き、続いてその理由を端的に伝えます。   そしてその理由について、エピソードを用いて具体的に説明することで信憑性を持たせます。誰にでも当てはまる内容では全く熱意が伝わらないため、過去の経験を振り返り、自分が身をもって体験したものについて伝えるようにしましょう。   ここで「なぜその業界を選んだのか」「なぜその企業でなければならないのか」といった点も網羅できるとより説得力のある志望動機になります。   そして最後に、入社後にどうなりたいか、何を成し遂げたいかなどを伝えて熱意のアピールに繋げます。   成し遂げたいことがあっても、それがその企業では実現できないことや方針と異なるものであれば採用を見送られてしまう可能性があるため、その企業の社風や事業内容、強みと絡めたものを伝えるようにしましょう。   また、ここでは自分を採用してもらうことのメリットをアピールするよう留意します。   ガクチカ・自己PRを作成する(200字、300字、400字の3パターン) 次に、ガクチカと自己PRを作成します。これらはそれぞれ同じエピソードでも3パターン用意しておくのがベターです。というのも、ESのガクチカや自己PRは200~400字で求められることが多いからです。   最初に各文字数で作成しておくことで、効率的にESを提出することができるため便利です。ガクチカを書く際には下記の流れで作成してみましょう。   ・最初に自分の強みを結論として簡潔に述べる ・強みを表すエピソードを述べる ・強みをどのように活かしたのかを述べる ・経験を通して学んだことを述べる ・入社後にこの強みをどう活かしていくかを述べる 面接のマナーを把握する 最後に、面接のマナーを把握しましょう。   面接では、基本的なマナーを把握していないと判断されてしまうと「入社後も社外の人に失礼な態度を取ってしまうのではないか」「就活に対する意欲が低いのではないか」などと捉えられ、内定が遠のいてしまいます。   具体的には以下のポイントをチェックされているため、特に注意して面接に臨みましょう。   (1)表情:口角を挙げ、目を開き、明るい表情で話す (2)言葉遣い:語尾は伸ばさず、丁寧に話す (3)目線:面接官の目をしっかりと見て話す (4)声のトーン・大きさ:ハキハキと明瞭に話す (5)棒読み:暗記するのではなく、自分の言葉で話す (6)身だしなみ:スーツの着こなし、清潔感を大事にする 事前に面接練習を行っておくと、これらのポイントを網羅しやすくなります。一人で練習する場合には、自分の受け答えの姿を録画して見直すなどすると良いでしょう。   また家族や友人に面接官役をお願いして自分を客観視してもらうのも一つです。繰り返し練習をして、本番で実力を発揮できるよう努めましょう。   また、面接の練習を行う前に面接でよくある質問を把握し、それぞれに対する回答を考えておくことが必要です。丸暗記してしまうと本番で頭が真っ白になってしまうリスクがあるため、要素を箇条書きで頭に入れておくのがベターです。   下記を参考にして、よくある質問とその回答を把握したうえで面接練習を行ってみてください。   ・自己PRをお願いします ・長所を教えてください ・短所を教えてください ・周りからどんな人と言われますか? ・苦手な人はいますか? ・尊敬する人を教えてください ・趣味、特技は何ですか? ・ストレス発散方法は何ですか? ・リーダーシップを発揮した経験を教えてください ・休日の過ごし方を教えてください ・企業選びの軸は何ですか? ・今までで一番嬉しかったことは何ですか? ・今までで一番辛かったことは何ですか? ・どのようなアルバイトをしていましたか? ・これまでの失敗談を教えてください ・その学部を選んだ理由を教えてください ・当社の弱みを教えてください ・最後に一言ありますか? 就活で用意すべきアイテム一覧 さて、就活を進めるにあたっては最低限用意しておくべきアイテムがありますので、そこについてもざっくり把握しておきましょう。 スケジュール帳 まずはスケジュール帳です。就活では複数の企業の選考を並行して受けたり、各種イベントに参加する可能性もあるため、スケジュール管理が必須です。   場合によっては面接時にスケジュールを確認する必要が出てくる可能性があるため、面接官の前で広げても印象が悪くならないような革素材などのビジネステイストのスケジュール帳を用意できると良いでしょう(面接時にスマートフォンを開くのはマナーとしてあまり望ましくないため)。   スーツ・靴 スーツや靴についても用意する必要があります。大学の入学式時にすでにリクルートスーツを購入している就活生が多いかと思いますが、特に体型が変化していない方はこのスーツを使用する形で問題ありません。   今の体型に合っていないと感じる場合には、面接時の第一印象を左右する大切なポイントとなりますので、新しいスーツを購入するのが望ましいです。   靴については、男性は革靴、女性はパンプスを用意しましょう。すでに持っている方は面接前にきちんと磨かれているか、サイドが擦れていないかなどをチェックし、マイナスイメージを生まないよう配慮しましょう。   A4サイズが入るカバン カバンについては履歴書や企業のパンフレットなどを折らずに入れることができるようなA4サイズのビジネス用のものが望ましいです。面接の際には床にカバンを置くケースが多いため、自立できるかばんがベストです。   腕時計 中には腕時計をつけていない就活生に対して「時間にルーズな人」「時間管理ができない人」といったマイナスイメージを抱く面接官もいるため、腕時計も用意しておくとベターです。   できるだけアナログタイプでシンプルなデザインの、カジュアルな印象を与えないものを選びましょう。   【参考】面接当日の持ち物 ・エントリーシート、履歴書(会場で提出する場合) ・エントリーシート、履歴書のコピー ・会社案内・資料 ・会場の地図(印刷した紙) ・クリアファイル ・筆記用具 ・ハンカチ・ティッシュ ※折り畳み傘、スマホの充電器、予備の顔写真などはあると便利 就活時に参加しておきたいイベント関連   最後に、就活時に参加しておくと就活を有利に進めやすくなるイベント関連についてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。 OB・OG訪問 興味のある業界や企業で働いている先輩のもとを訪ね、実際の業務内容や社内の雰囲気といったリアルな情報をヒアリングするもので、業界研究や企業研究に役立てることができます。   ネット上でもある程度の情報は集められますが、実際に働く人のリアルな声から新たに知れることは多いため、ぜひ活用したいところです。   採用担当者相手へのヒアリングではないため、ある程度カジュアルな質問ができる魅力もあります。   日頃の残業時間や生活リズム、仕事終わりの時間の使い方なども聞くことができることから、業界研究や企業研究に役立てられるだけでなく、実際に自分が社会に出て働く姿を具体的にイメージできることにも繋がり、就活のモチベーションも高まりやすくなります。   OB・OG訪問の際にその就活生が優秀だと判断された場合には、その上司へ報告してもらえるケースもあり、応募者の中でも特に印象付けられる可能性があります。   就職ガイダンスへの参加 就職ガイダンスは大学の就職支援課やキャリアセンターが行うもので、ESの書き方や面接の受け方に関するセミナーや、企業の人事担当者やOB、OGを招いての講演を受けることができるものです。   就活に必要な情報をわかりやすく説明してもらえるため、まだ就活を何もしていない就活生に適しています。大学の就職支援課やキャリアセンターに問い合わせるなどして情報を集めましょう。   インターンシップへの参加 インターンシップとは、就活生が興味のある企業で実際に働くことができるもので、国内企業のインターンシップでは研修やセミナー、職場体験といったものが多く、実際の業務や企業の社風を把握することができます。   応募者がインターンシップに参加していることは大きなアピールポイントにもなるため、ぜひ参加しておきたいところです。  

2024.03.22

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就活に疲れた時に有効な”メンタルケア”と”工夫”。やってはいけない3つのこととは?

「就活疲れた・・・いっそのこと辞めちゃいたいけど、そうもいかないよなぁ」   就活を続けていく中でやることが多かったりなかなか内定が出なかったりすると、疲れてつい就活を辞めたいような気持ちになりますよね。   でも、ちょっと休んでいる間に周りと差をつけられてしまうのではないか、もっと就活が難しくなるのではないかと不安な方もいらっしゃるかと思います。   ただ、就活で疲れた時には一旦休むのも一つです。気持ちがついてこないまま無理矢理就活を続けても、自分が納得のいく結果には結びつかないでしょう。   本記事では就活に疲れたと感じる原因をお伝えしたうえで、就活に疲れた時に有効な”メンタルケア”と”就活の工夫”についてご紹介します。就活に疲れた時にやってはいけない3つのこともお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 就活に疲れたと感じるのは「選考の長期化」「タスクの多さ」「恐怖心」などが原因 就活に疲れた時には「メンタルケア」と「就活の工夫」の2軸で対処すると効果的 就活に疲れたら「周りとの過剰な比較」「完璧さの追求」「選択肢の絞りすぎ」に注意 「就活に疲れた・・・」と感じてしまう原因って? 就活に疲れてしまう原因は人によって様々ですが、ここではよくある理由を紹介していきます。ぜひご自身に照らし合わせながらチェックしてみてください。 選考が続いているから まずは選考が長く続いていることが挙げられます。人によって差はありますが、多い場合には一日に2社以上の選考を受けることもあるでしょう。   同じ日に何社も選考を受けるのは体力的にも精神的にもとても辛いですよね。また就活では選考を受けている時だけでなく、選考結果を待っている時間も緊張状態が続くため、疲れやすいといえます。   やることが多いから 就活では自己分析、業界研究、企業研究、ESや履歴書の作成、Webテストの勉強、面接対策など、やらなければならないことが非常に多いです。   しかしそれらの就活対策にゴールはないため、細部までこだわってしまったり自分なりの完璧を目指そうとしたりすると、「一体どこまで頑張れば良いんだ・・・」という終わりの見えない辛さを味わうことになります。   応募した企業数が多いほどやらなければならないことも多くなり、比例して疲れも溜まりやすくなります。   人事や面接官が怖いから 就活=企業が学生を吟味する場で、学生はあくまで選ばれる立場にある、と考えている就活生も多いかと思いますが、このイメージが企業の人事担当者や面接官に対する恐怖心を生じさせている可能性があります。   人事担当者や面接官へ恐怖心を抱いてしまうとそれは次第にストレスとなり、ストレス状態が続くことによって疲れを感じやすくなってしまいます。   また、多くの学生は社会人と接することに不慣れなものですし、初対面の人とのコミュニケーションに慣れているという就活生も少ないでしょう。   就活の選考では初対面の社会人に対して自分をアピールする必要があるため、余計にハードルが高く感じられる方が多いと考えられます。   自分を取り繕っているから 採用されたいという思いが強いと、自分を少しでも良く見せたいと考えつい取り繕ってしまうという就活生は多いです。自分を取り繕ってしまうと、本当の思いや考えを伝えられないため、次第に疲れてしまいます。   また、取り繕っていることで本当の自分を隠しているという事実に対して、負い目を感じてストレスになっている就活生もいるでしょう。   就活ではいかに自分とマッチする企業を選ぶかが重要であるため、自分を取り繕って内定をもらっても入社後のミスマッチに繋がり意味がありません。   「自分はこういう人間です」と伝えたうえで採用したいと思ってくれる企業との出会いを大切にしましょう。   自分についてアピールすることに不慣れだから ほとんどの就活生は自分についてアピールすることに不慣れでしょう。たとえば大学の授業で学生が自分について情報発信をする機会は少なく、自分をプレゼンする機会はほぼゼロといえます。   しかし就活では、自分の魅力を企業にアピールしていく必要があるため、アピールに慣れていない方や自己開示が苦手な方からすると、非常に疲れを感じやすいといえます。   第一志望の企業に落ちたから 頑張って就活を続けてきたにもかかわらず第一志望の企業の選考に落ちてしまったという方は特に、就活に対する疲れを感じ、ひどく落胆することでしょう。   他の企業よりも選考対策を入念に行い、入社後の働いている姿までイメージしていた企業だからこそ、精神的に大きなダメージを受けやすいといえます。   周りと比較して焦っているから 「自分はまだどこからも内定が出てないのに、周りは徐々に内定をもらい出してる・・・どうしよう」と焦りを感じ、それが疲れに繋がっている就活生もいるでしょう。   適度な焦りであれば「もっと選考対策を工夫しよう」「次この質問が来ても答えられるようにしよう」などとポジティブな思考に転換させやすいですが、あまりに強い焦りを感じてしまうと恐怖心から本来の力を発揮できなくなるといった悪循環に陥る可能性があるため注意が必要です。   就活に疲れた時に有効な"メンタルケア" では、就活に疲れた時になんとか気持ちを持ち直して就活を続けていくにはどうすれば良いのでしょうか?具体的には精神状態を落ち着ける”メンタルケア”と、実際に就活をより成功しやすい方向へ導く”就活の工夫”が有効です。   まずは就活に疲れた時に有効な”メンタルケア”についてお伝えいたします。 気分転換をする 最も手っ取り早い対処法は気分転換です。具体的には下記のようなリフレッシュ方法が効果的でしょう。   ・音楽を聴く ・読書をする ・趣味に没頭する ・アロマの香りでリラックスする ・運動やストレッチなどで体を動かす ・ゆっくりお風呂に浸かる ・友達や家族と話す 人間はストレスを抱えた状態が続くとストレスに対する抵抗力が下がってしまうため、ストレスを溜め込まないよう、できるだけ小まめに気持ちをリラックスさせることが大切です。   精神機能を安定させるためには身体的機能の正常化が非常に重要になるため、ぜひ生活リズムを整えたり睡眠の質を高めたりといった基本的な工夫も併せて念頭に置いておいてください。   一旦就活から離れる 一旦就活から離れることも一つの選択肢です。疲れている状態で無理矢理就活を進めても良い結果には繋がりにくいですし、焦りからあまり納得のいかない企業への入社を決めて後悔するといった事態にも繋がりかねません。   一度就活から離れてしまうと今よりもっと就活で厳しい状況に置かれるのではないか、もう戻ってこれなくなるのではないかなどと不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、事前に期限をきめ、短期間だけ休息を取るようにすれば問題ないでしょう。   就活から離れている期間には就活関連の情報のチェックは絶ち、できるだけ就活に関係ない人とのコミュニケーションを増やしてみましょう。それによって少しずつ心の緊張状態が和らいでいき、疲れを取ることができるはずです。   将来の目標について考える 就活に疲れた時には将来の目標について考えるのも良い方法です。将来自分のやりたいことや「こうなっていたい」という理想像について思いを巡らせるのです。   10年、20年先のことでも良いですし、あまり先のことは想像がつかないという方は社会人になった直後のことでも構いません。   将来の目標を改めてイメージすることで「自分は今このゴールに向かって頑張っているんだ」と、就活のゴールをより具体的に意識しやすくなります。   就活のゴールを意識できるようになると、就活で必要になる一つひとつのタスクも意義のあるものに感じられ、ただただ面倒くさい、疲れるといったネガティブな気持ちが軽減するはずです。   第三者に相談する 就活に疲れて「もう自分だけで続けていくのは辛い・・・」と感じている方は、誰かに相談してみると良いでしょう。就活は必ずしも一人でやらなければならないものではありません。   家族や信頼できる友人へ選考がうまく行かないのは何が原因なのかを相談するのも良し、選考対策を手伝ってもらうのも良しです。   相談できる相手がいない方や、より鋭い観点でのアドバイスが欲しい方は就活エージェントのキャリアアドバイザーに相談する方法も有効です。   励ましてもらいたいのか、ただ話を聞いてほしいのか、具体的なアドバイスがほしいのか、今自分に最も必要なものは何なのかを考えてから、相談する相手を決めると良いでしょう。   就活に疲れた時に有効な"就活での工夫" ここまでで就活に疲れた時に有効な”メンタルケア”について見てきましたが、ここからは”就活での工夫”についてお伝えいたします。 志望業界・企業を見直す 選考がなかなかうまくいかないという方は、受ける企業の選択肢を狭め過ぎている、あるいは自分にマッチしていない業界や企業を選んでしまっている可能性があります。   受ける企業の選択肢を狭めてしまうとその分受けられる企業の母数が減ってしまうため、おのずと内定を獲得しにくくなります。   また企業はあくまで「自社で長期的に活躍してくれる人材」を求めています。   どんなに有能な就活生であっても本人が望む価値を自社で提供できないとわかれば、採用したとしても短期離職に繋がる可能性があるということで採用を見送る傾向にあるのです。   そのため、なかなか就活がうまくいかないという方は自己分析、業界分析、企業分析を今一度細かく行い、志望業界や志望企業を選び直すところから始めてみましょう。   タスクに優先順位をつける 当たり前のことではありますが、応募企業が多いほどにやるべきことは多くなります。そのため「やることが多くて就活に疲れてしまった」という方は、現時点で応募している企業の中で優先順位をつけてみましょう。   優先順位が高い企業の選考対策はより丁寧に行うなどの工夫をすることで、就活にかける工数を効率化させることができます。   優先順位が低い企業の中でも特に低い企業は選考を辞退し、受ける企業数を減らすという方法も一つですが、その場合は後で後悔しないよう、しっかりと考えたうえで判断しましょう。   就活に疲れた時にやってはいけない3つのこと ちなみに、就活に疲れた時についやってしまいがちなNGポイントが3つありますので、さらに疲れを加速させてしまわぬよう、こちらも簡単に把握しておきましょう。 周りと比較し過ぎる 周りの就活生が自分よりもスムーズに就活を進められているのを目の当たりにすると、つい焦りを覚えてしまうものです。   この時、適度な焦りを感じる分には逆に就活へのモチベーションや緊張感に繋がるため問題ないとも取れますが、周りと比較し過ぎてしまうと強い劣等感にさいなまれて自信をなくしたり、就活に対して恐怖心を抱くようになってしまいます。   もし周りと比較し過ぎてしまっているなと感じた場合には、周りではなく昨日や前回の選考時の自分と比較するように頭を切り替えてみましょう。   「昨日よりも納得のいく志望動機が書けた」「前回の面接よりもスムーズに受け答えができた」などと振り返って自分の成長を実感することで、就活のモチベーションがUPすることに繋がります。   完璧を目指そうとする 完璧を目指そうとすることも、就活に疲れた時のNGポイントです。企業はそれぞれ異なる人材を求めており、独自の選考基準を敷いています。   そのため就活には具体的な正解や完璧な人材像といったものはなく、無理に完璧を目指そうとすると終わりが見えなくなったり無駄な対策が増えたりして、より一層疲れやすくなってしまいます。   就活のゴールはあくまで自分とマッチする企業に入社して納得のいく自分(人生)を形作れるようになることですので、無理に完璧を目指さず、ありのままの自分で臨みましょう。   選択肢を絞り込み過ぎる 最後に、企業の選択肢を絞り込み過ぎることも就活で疲れた時に気をつけたいポイントです。   中には「絶対にこの業界に就職したい」「少なくともこの水準の企業には入社しないと」などと狭い選択肢からしか企業を選んでいなかったり、ハイレベルな企業ばかりを選んだりしてしまっている就活生もいるでしょう。   しかし、あまり選択肢を狭めすぎると就活の難易度を自分で上げることになり、さらに就活の疲れが溜まってしまいます。そうなると、就活の疲れから本来の力を発揮することができず余計に就活が長引くことに繋がります。   実際、そこまで興味のなかった企業でも面接を受けてみたら印象がガラッと変わったというケースはよくありますので、選択肢を絞り込みすぎているなという自覚がある方は、多少興味を持てる業界や企業まで範囲を広げてみてはいかがでしょうか。   就活から長期的に離れたらどうなるの? 少し休憩するくらいであれば問題ありませんが、長期的に休んでしまうとその年に内定を獲得できる確率は減ってしまうため休む際はあらかじめ期限を決め、今後について思考を巡らせてから判断することが大切です。   ここでは長期的に就活を休んでしまった場合の、その後の選択肢についてご紹介します。 その年の就活を諦めて次の年にまた就活する場合、「就職留年」と「就職浪人」という2つの道から進むべき方向を決めることになります。   就職留年は「就活はしたものの就職せずに、再度来年度の就職に向けてもう一年学校に通うこと」で、就職浪人は「大学を卒業し、既卒として就活を継続すること」を指します。   また、就活から離れるという選択肢もあります。   ・進学 ・留学 ・資格を取得する ・フリーランスや起業 ・フリーター 今後自分がどういった道を歩むのがベストな選択なのか、今一度考えてみましょう。もし自分一人では考えがまとまらないという場合には、就活エージェントなどへの相談が有効です。

2024.03.22

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【段階別】内定がもらえない就活生の特徴8選|今すぐすべき対策とは?

周りの学生が次々に内定をもらい出している中、「自分だけまだ一社も内定もらえてない・・・」とお悩みではありませんか?   内定がもらえない場合、大きく「企業選び」「履歴書・ES作成」「面接」のどこかのフェーズに原因があるはずです。そこを見直せば、内定獲得に大きく近づくことができるでしょう。   そこで本記事では、内定がもらえない就活生の特徴8選をご紹介します。今すぐすべき対策もお伝えしますのでぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 内定がもらえない原因はフェーズごとに異なる 内定をもらうには「事前対策」が非常に重要 内定がもらえない時こそマインドセットが重要 他の就活生の内定獲得率ってどれくらい? 内定がもらえず焦りばかりが募っていくという就活生は、他の就活生の状況を把握しておきましょう。   就職みらい研究所『就職プロセス調査(2023年卒)「2022年12月1日時点 内定状況」』によれば、23卒の6月時点での就職内定率は76.5%、12月時点では94%となっています。   年々早期の内定獲得率が上がってはいますが、6月時点でまだ内定をもらっていないという人も2割以上いるため、必要以上に焦らないようにしましょう。   【段階別】内定がもらえない就活生の特徴8選 ここでは内定がもらえない就活生の特徴を企業選び、履歴書・ES作成、面接のフェーズに分けて紹介します。内定がもらえず悩んでいる就活生は、ご自身に当てはめながらチェックしてみてください。   企業選び 企業選びが原因で内定がもらえない就活生には、主に下記のような特徴が見られます。 自分のやりたいことがわかっていない 自分のやりたいことがよくわからないという就活生は、自分自身の深掘りができていない可能性が高いです。 やりたいことがわからないままなんとなくで企業を選んで選考を受けていると「この学生はあまり志望度高くないんだろうな・・・」と採用担当者に見抜かれ、内定が遠のいてしまいます。 企業の選考を受ける際には、その企業を受ける理由を明確にしてから受けるのがベストです。 やりたいことが見つからない場合には、得意なことやできることから就活の軸を見出してみると自分が活躍できる仕事に出会えるようになるため、企業や仕事とのミスマッチを防げるほか、将来的な仕事への満足度も高まりやすくなります。 マッチしていない企業を選んでいる 「ネームバリューがあるから」「初任給が高いから」といった漠然とした理由で企業を選んでいる就活生はいませんか? 企業は採用活動を通して自社にマッチしている人材を探しているため、なんとなくで選考を受けている就活生に対しては「この学生は熱意が感じられないしどうしてうちを選んだのかもよくわからないから、あまり適性はなさそうだな」と捉えられ、採用を見送られる可能性が高いです。 仮にその企業に入社できたとしても入社後に「想像と違った」とミスマッチを起こし、早期離職に繋がりかねません。 自分が仕事や職場に対して求めている価値をその企業で得ることができるのか、自分のキャリアビジョンに繋がる働き方ができるのかといった点も考慮して企業選びを行えるとベストです。 履歴書・ES作成 履歴書・ESが原因で内定がもらえない就活生には下記のような特徴があります。 履歴書・ESの書き方を理解していない 採用担当者は採用期間中、何百人ものESを日々チェックしているため、何を伝えたいかがわかりづらかったり読みづらかったりすると、最後まで読んでもらえない可能性があります。 特に「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」は企業も重要視している項目ですので、それぞれ企業に評価されやすい書き方を把握したうえで、セオリーに則って記載するのがベターです。 同じ内容を使い回している 中には同じESの内容をどの企業にも使い回しているという就活生もいるかもしれませんが、これは書類選考の通過率を悪化させる原因になり得ます。というのも、業界や企業によって採用要件は大きく異なるからです。 特にESの中でも内容が似てしまいやすいのが自己PRの部分ですが、その企業が求めている人物像に近く見えるような書き方をすると選考通過率が高まりますので、企業研究をしっかりと行ったうえでそれぞれの企業に適した書き方を目指しましょう。 履歴書・ESの書き方が雑になっている また履歴書やESを作成し終えたあとに最終チェックをせず、誤字や脱字が目立っているというケースは少なくありません。 就活で扱う大切な書類が雑になってしまっていると、社会人になった後も同じような対応をするのではないかと企業に捉えられ、採用したいとは考えてもらえなくなるでしょう。 また手書きの場合、字が雑になってしまうとマイナスな印象を与えかねません。字は上手くなくても大丈夫ですので、時間をかけて丁寧に書くようにしましょう。 面接 最後に、面接が原因で内定がもらえない就活生には下記のような特徴が見られます。 第一印象が悪い 見た目に清潔感がない人、声が小さい人、雰囲気が暗い人などは第一印象が悪くなりやすいです。就活では第一印象がその後の面接での印象を大きく左右するため、清潔感や声量、姿勢、表情には十分に留意しましょう。 人見知りな方に多いですが、面接官と目を合わせないこともマイナス評価を受けやすい原因になります。入室時や退出時の態度や細かい動きも採用担当者はしっかりとチェックしているため、事前の面接マナーの把握は不可欠です。 話が長い 面接では簡潔かつ結論ファーストで伝えることが基本です。しっかりアピールしなければと長々と話してしまうと、かえって何を伝えたいのかわからなくなり逆効果です。 話すのが苦手でどうしても長くなってしまうという就活生は、1分以内でまとめられるように日頃から練習しておきましょう。 面接では自己PR、志望動機と様々な質問を投げかけられます。何を聞かれても1分以内で答えられるように練習しておくと、面接本番でも簡潔に伝えることができるようになるでしょう。 面接対策ができていない 質問に対する回答が準備できていない、逆質問を考えられていないといった面接対策不足も、なかなか内定がもらえない就活生によく見られるものです。 面接前に、ある程度質問を予測して回答を考えておかなければ、聞かれた質問に答えられなかったという事態になりかねません。 そのため事前に面接ではよくどのような質問をされるのかを把握し、それに対する回答を考えておきましょう。 内定がもらえない就活生が今すぐすべき対策 では、内定がもらえないと悩んでいる就活生はどのように対策を講じれば良いのでしょうか?   上記と同様に企業選び、履歴書・ES作成、面接のフェーズごとに紹介していきますので、ご自身の今の就活段階と照らし合わせてチェックしてみてください。   企業選び 企業選びが原因で内定がもらえないという就活生は下記を試してみてください。 ■自己分析・他己分析   まずは自己分析です。自己分析はこの後行う業界研究や企業研究、ES対策、面接対策にも紐付いてくるため、ここで細かく行っておかなければ後々苦労をすることになります。   自己分析には主に6つのやり方がありますので、自分に合うやり方を探してみましょう。   【自己分析の種類】 ●マインドマップ: 自分の思考を整理することができる方法 ●ジョハリの窓: 自分から見た自分と周囲が感じている自分を比べることができる方法 ●モチベーショングラフ: 自分のモチベーションとなる源泉を知ることができる方法 ●SWOT分析: 自分の長所・短所、市場や業界の動向等から自分について深堀りする方法 ●自分史: 過去の実体験を書き出し、出来事を深堀りする方法 ●他己分析: 客観的立場から自分の強みや弱みを聞くことで、自分を深堀りする方法 続いて、他己分析のやり方をご紹介いたします。他己分析とは家族や友人へのヒアリングを通して、客観的に見た自分について知ることができる分析方法です。   今まで自分一人では気づけなかった強みや傾向を知ることができます。家族や友人にどのような質問をすればいいのかわからないという就活生は、ぜひ下記を参考にしてみてください。   ▼自己PRで活かせそうな質問 長所と短所は? どういう性格? 第一印象と今のギャップはある? 私(僕)を人に紹介する場合、どう紹介する? 改善したほうが良いところは? 尊敬できる、すごいと感じる部分はある? なぜ友人になってくれた? 向いていそうな仕事は何だと思う? ▼ガクチカに活かせそうな質問 どんな時に楽しそう(嬉しそう)に見える? どんな時に苦しそう(つまらなさそう)に見える? 集団ないでの役回りは? 困難に直面した時、どんな対応をしていた? 塩とではどういうシーンで活躍できそう? 私(僕)にまつわる印象的なエピソードは? 成長してほしいと感じる部分はある? コミュニケーションを取るうえでの問題はあった? ■業界・企業研究   続いては業界・企業研究についてです。業界研究は下記の流れに沿って行うとわかりやすいでしょう。 まずは社会にどういった業界が存在しているのかを把握しましょう。仕事のカテゴリーは大きく下記の5つに分類でき、それぞれ該当する業界があります。   まずは自分がどのカテゴリーに興味があるのかを考え、それがわかったらその中でもどの業界に興味があるのかを考えましょう。たとえば同じものをつくるというカテゴリーでも、食品業界やアパレル業界、衣料品業界など様々な分野があります。 気になる業界がある程度明確になったら、次はその業界のビジネスモデル(会社が利益を生み出すための仕組み)を理解しましょう。具体的には下記の項目について調べてみてください。   ・どんな商品・サービスか ・顧客は誰か ・どのように営業しているのか 業界の動向について調べることでその業界の将来性や安定性を知ることができるため、志望企業を決めるうえでこの作業は必須です。   業界の将来性を調べたい時は業界の動向や売上、市場規模などについて調べましょう。   ここまでで気になる業界を絞ったら、今度はその業界の中で気になる企業を探していきます。気になった企業について調べる際には、下記の項目についてチェックしてみてください。   ・企業名 ・企業を選んだ理由 ・間近3年の売上、利益の推移 ・主力商品、サービス(3つ) ・メインの顧客(個人or企業/国内or海外/年齢層など) ・業界内における企業の強み ・代表的な企業の広告・CMのコピーなど ・企業に関する最新のニュース、動向 気になる企業の情報を書き出したら、それぞれの企業を並べて比較し、志望度の高さを考えてみてください。 履歴書・ES作成 履歴書・ESが原因で内定がもらえないという就活生がすべき対策は下記の2点になります。 ■ESの書き方を知る   ESにおいて必ずと言っても良いほど聞かれる「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」については、必ず書き方のフレームワークを把握したうえで、その企業が求める人物像を念頭に置きつつ、わかりやすい文章を心掛けて書くようにしましょう。   たとえば志望動機を書く際は下記のフレームワークに沿って書くとわかりやすくアピールしやすいものになるでしょう。 まず最初に「貴社を志望したのは〇〇と考えたからです」といった形で志望動機をひと言で書き、続いてその理由を端的に伝えます。   そしてその理由について、エピソードを用いて具体的に説明することで信憑性を持たせます。誰にでも当てはまる内容では全く熱意が伝わらないため、過去の経験を振り返り、自分が身をもって体験したものについて伝えるようにしましょう。   ここで「なぜその業界を選んだのか」「なぜその企業でなければならないのか」といった点も網羅できるとより説得力のある志望動機になります。   そして最後に、入社後にどうなりたいか、何を成し遂げたいかなどを伝えて熱意のアピールに繋げます。   成し遂げたいことがあっても、それがその企業では実現できないことや方針と異なるものであれば採用を見送られてしまう可能性があるため、その企業の社風や事業内容、強みと絡めたものを伝えるようにしましょう。   また、ここでは自分を採用してもらうことのメリットをアピールするよう留意します。その他、自己PRやガクチカの書き方、ESの基本的な書き方は下記の記事を参考にしてください。   企業ごとに書き分ける   ESを企業ごとに書き分ける際は、志望企業の業界・企業研究を行い、求める人物像や企業のビジョンなどを把握するようにしましょう。業界研究のやり方については先ほど紹介したやり方で進めてみてください。   また、OB・OG訪問で志望企業で働いている社員さんに話を聞くという方法もあります。その企業がどういった人材を求めているのかをできる限り明確にしておきましょう。   面接 面接が原因で内定がもらえないという就活生がすべき対策は下記の3点になります。 ■面接マナーを把握する   まずは面接のマナーを把握することが重要です。ここでは一例として、入退室する際のマナーをご紹介します。   ▼入室 (1)ドアを3回ノックし、「どうぞ」と言われたら開ける (2)後ろ手や面接官に完全に背を向けないよう気をつけながらドアを閉める (3)「本日はよろしくお願いします」とその場で挨拶する (4)椅子の横に移動し、椅子の左側に立つ (5)面接官に「お座りください」と言われたら着席する ▼退出 (1)面接官に「本日の面接は終了です」と言われたら着席したまま「本日はありがとうございますした」と述べ一礼する (2)椅子から立ち上がって椅子の左側に立ち、「失礼致します」と再度一礼する (3)ドアの前で面接案の方へ向き直り、「失礼致します」と言ってから深くお辞儀する (4)面接官に完全に背を向けないように気をつけながらドアを開けて退出する 他にも、面接での正しい服装や髪型などについてもひと通り把握しておく必要がありますので、ぜひ下記の記事を参考にしてください。 ■話す練習をする   話が長くなってしまう、相手に理解してもらえないという就活生は、話す練習をするようにしましょう。   質問によって回答のフレームワークが異なるため、まずはそれぞれの質問に対する答え方を把握すると良いでしょう。面接でよく聞かれる質問としては下記のようなラインナップが挙げられます。   ●自己PRを教えてください ●長所を教えてください ●短所を教えてください ●どんな人と言われますか? ●苦手な人はどんな人ですか? ●尊敬する人を教えてください ●趣味を教えてください ●特技を教えてください ●座右の銘は何ですか? ●ストレス発散方法はありますか? ●自己紹介をお願いします ●あなたを動物・モノに例えると? ●リーダーシップをとった経験はありますか? ●休日はどうやって過ごしますか? ●自分のキャッチフレーズ・キャッチコピーを教えてください ●あなたの大切にしている言葉を教えてください ●あなたにとって仕事とは何ですか? ●仕事で大切だろ思うことは何ですか? ●仕事のやりがいは何だと思いますか? ●企業選びの軸を教えてください ●卒業論文のテーマは何ですか? ●留年した理由を教えてください ●得意だった授業を教えてください ●嬉しかったことは何ですか? ●辛かった・苦しかったことは何ですか? ●今までどんなアルバイトをしましたか? ●成功体験を教えてください ●失敗体験を教えてください ●今までで一番感動したことを教えてください ●〇〇大学に入った理由を教えてください ●学部を選んだ理由を教えてください ●学生時代頑張ったことを教えてください ●サークルについて教えてください ●ゼミについて教えてください ●なぜこの職種を志望するのですか? ●当社の業界に必要なものは何だと思いますか? ●当社は第一志望ですか? ●最後に何かありますか? ●転勤は可能ですか? ●当社の強みや事業戦略についてどのように考えていますか? ●最後に質問はありますか? ●将来やりたいことは何ですか? ●入社後具体的にやってみたい仕事は何ですか? ●10年後のあなたはどうなっていますか? ●仕事を通じてどのように成長したいですか? ●他にどんなところを志望していますか? ●なぜこの業界を志望しているのですか? ●当社を知ったきっかけは何ですか? ●他社の選考はどの程度進んでいますか? ●最近読んだ本で最も興味を持ったのは何ですか? ●今日のニュースで最も興味を持った記事を教えてください 項目が多くて気が遠くなるかもしれませんが、一つひとつつぶしていきましょう。本記事では自己PRの答え方についてご紹介します。   自己PRは以下のフレームワークに沿って回答すると内容がスッキリとまとまります。 まずは「私の長所は〇〇です」と結論を伝え、その強みの根拠となるエピソードを述べます。エピソードを伝える際の注意ポイントとしては下記の3点が挙げられますのでチェックしておきましょう。   (1)取り組んだ出来事を伝える (2)その問題に対してどういう行動をとったかを伝える (3)結果を伝える エピソードを伝えたら、最後はその強みを入社後どのように活かして企業に貢献していくかを伝え、しっかりとアピールに繋げましょう。   ■面接対策をする   先ほどの内容と被りますが、面接対策では面接で聞かれる質問に対する回答をあらかじめ考えておきましょう。また、面接では逆質問を問われることが多いため、逆質問もある程度数を用意しておくのが得策です。   逆質問の例が思いつかないという人に向けて、下記に例をご紹介します。   ●御社の強み、弱みを教えてください ●5年後、10年後に描いているビジョンを教えてください ●今担当している仕事は会社にとって、どのような役割を果たしていますか? ●どんな顧客を対象に、何人くらいのチームで仕事していますか? ●働く上でどんな能力が必要ですか? ●御社で評価されている人はどのような人ですか? ●休日でも仕事仲間と過ごすことはありますか? ●社内でよく使われている言葉を教えてください ●(志望している部署の)仕事内容について、詳しく教えてください ●入社までにさらに勉強をしておくことはありますか? ●私は根気強い性格ですが、どのような資質が必要ですか? ●異なる価値観でも受け入れられる性格ですが、配属先の雰囲気を教えてください ●なぜ御社へ入社したのですか? ●入社前後で感じるギャップはありますか? 焦らず就活を進めるための”2つのマインドセット” 内定がもらえない状況が続くと「自分はダメなやつなんだ」「社会から必要とされてないんだ」などと自分を否定してしまいやすくなります。   しかし、こうやって自分を否定するようになることでその自信のなさが余計に選考へ悪影響を与えている可能性があるため、内定がもらえないことが続いている時には先ほどお伝えした改善策にトライすることに加え、下記のマインドセットを念頭に置くようにしてみてください。 80点を目指す 完璧主義な人は物事へ真面目に向き合い慎重に取り組めるからこそ、できなかったことに対して「志望動機がダメだったのかな」「話し方がくどかったのかな」などと、ダメだった部分に目が行きがちです。   しかし、たとえ自分にとっての完璧を達成できたとしても企業や採用担当者によってその就活生の見え方は異なりますし、先ほどもお伝えしたように、その企業との適性がそもそもなければ、どんなに優秀な学生でも落とされてしまいます。   そのため、無理に完璧を目指して失敗してダメージを受けるよりも、自分の中でも80点を目指すくらいの気持ちで臨むほうが成功に繋がりやすくなるでしょう。   そしてうまくいかなかったとしても「企業との適性がなかったのかも」「次の面接の良い練習になった」などと気持ちを切り替えられるように心がけられると、次の選考までネガティブな気持ちを引きずらずに済みます。   自信をつける また、自分でアクションを起こして自信をつけることも大切です。具体的には下記の2点を意識しましょう。   ・小さな「できた」を積み重ねる ・他人ではなく過去の自分と比較する 不慣れな就活に苦戦するのは当たり前です。   しかし、人は悪いところに目が行きがちななものですので、これまでの就活を振り返って「自己分析ができた」「改善点を一つ見つけられた」「家族に手伝ってもらって面接の練習ができた」といった、小さな「できた」を一つひとつ意識するようにしましょう。   小さなことでもできたなら「よくやった」と自分を褒めてあげるのです。   また、周りの就活生と比較して劣等感にさいなまれるというのもよくあることです。しかし劣等感を抱きながら就活を続けても自信をもって自分をアピールすることはできませんし、何より精神がもたないでしょう。   そういった就活生は、他人ではなく過去の自分と比較するのがベターです。   「前回よりもスムーズに受け答えができた」「前よりも深い逆質問ができた」など、過去の自分と比較することで自分の成長を実感でき、自信に繋がります。   もし、これらの方法を試しても自信を持てないという方は、就活に精通している就活エージェントに相談して選考対策のアドバイスを受けるのも一つです。ぜひ、ご自身にとって悔いのない選択をしてください。  

2024.03.22

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【段階別】内定がない原因8選と解決策|早期内定が出ているのはインターン実施企業

周りの友人は内定をもらい出しているのに自分は未だに一社からももらえてない・・・持ち駒もなくなってきたしどうしよう・・・と焦ってはいませんか?   もう自分は就職できないんじゃないかとネガティブな気持ちになってしまうのも無理はありませんが、内定がないことには必ず原因があります。その原因をいち早く明確にしてこの先の就活に役立てることが何より重要になります。   そこで本記事では就活で「まだ内定ない!」と焦っている学生へ向けて、内定がない原因と解決策をご紹介いたします。有効なメンタル回復方法や相談先についてもお伝えしますのでぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 早期内定が出ているのはインターン実施企業が多い 内定がない原因を明確にして解決策を講じるのが近道 内定がない原因は段階別に探すと見つけやすい 内定がない時はメンタルケアも並行するのが大切 内定がない時は周りに相談するのがベター そもそも内定率ってどれくらい? 「未だに内定がない・・・どうしよう」と焦りばかりが募っていくという就活生は、他の就活生の状況を把握しておきましょう。   マイナビ「キャリアサーチLab」によれば、2024年卒の6月末時点での内定率が79.5%、8月末で83.9%、10月中旬で86.0%となっています。   年々早期の内定獲得率が上がってはいますが、6月時点でまだ内定をもらっていないという人も2割程度います。   また2024年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象にしたキャリタス就活2024「学生モニター調査(2023年4月)」によれば、4月1日の時点で内定を得ている学生は全体の52.9%と、前年の同じ時期に比べて6.4%高い数値になっています。   内定を得た企業のうち70.1%がインターンシップなどに参加していた企業ということで、インターン参加者を早期にアプローチしておこうと考えた企業が、早期選考などで早い内定出しを行ったことが考えられます。   ちなみに同資料によれば内定をもらった学生のうち就活を終了(就職先を決定)したのは全体の16.4%で、多くの学生は内定を保持しつつ就活を続けています。   さらに良い企業と出会いたいと考えていたり、いわば滑り止めといったようなニュアンスで内定を持っていたりする学生は、一定の自信をもってその後の選考に臨めることもあり、精神的に余裕も出てより良いパフォーマンスを発揮しやすくなります。   内定がないからと自分を否定する必要はない 「なんで自分だけ内定ないんだろう」「社会から必要とされてないのかな」などと辛い思いをしている就活生も多いと思いますが、内定がないからといって自分を否定する必要は全くありません。   ここでは自分を否定する必要がない3つの理由をお伝えします。 採用を実施している企業はたくさん存在するから キャリタス就活2023「3月1日時点の就職活動調査」によれば、2023年卒の学生1人当たりのエントリー数は平均19.6社で、2020年卒までの過去3年のエントリー数は平均21.5社となっています。   しかし、日本には約400万社の企業があるといわれています。約400万社の企業のうち、皆さんが選考に応募した企業は一体いくつでしょうか?おそらく1%にも満たないはずです。   「この業界じゃないと納得できない」「この水準以上の企業でなければ意味がない」などと考えている就活生もいるかとは思いますが、浅く広く業界研究、企業研究を行うことで一見自分が想定していた条件とは違っても適性のある企業や仕事はあるものです。   内定がないとお悩みの就活生はぜひ、自分で間口を狭めすぎないよう留意しましょう。   内定は通過点にすぎないから 内定がないからといって人生が終わってしまうわけではありませんし、逆に第一志望の企業から内定をもらえたからといって人生が万事上手く行くとも限りません。人生において内定はあくまで通過点にすぎないのです。   場合によっては普通に就職するのとはまた別の進路に進むことで人生が豊かになっていく可能性もありますし、少し細かく対策をするだけでこの先短期間で内定が出る可能性もあります。内定がないからと、必要以上に落胆しなくても良いのです。   自分を否定してもパフォーマンスが低下するだけだから 自分を否定すると自信を失い、選考時のパフォーマンスを下げることに繋がります。自分を否定をする人ほど感情のコントロールが下手になったり、集中力が低下したりするともいわれています。   少し厳しいことをお伝えしますが、自分を否定してしまう癖があるという方は現状の「内定がもらえていない自分」を一旦受け入れ、認めてみましょう。   できないことをとりあえず認めたうえで、どうすれば一歩前に進めるのかを考えることが自己否定を止めるために重要です。   就活がうまくいっていないなら、どんな工夫をすればうまくいくようになるのかを考えるのです。そのためには自分が内定をもらえていない原因を明確にし、それに適した解決策を実施するのが近道です。   【段階別】内定がない原因8選と解決策 では、内定がない原因としては一体どのようなものが考えられるのでしょうか?ここでは企業選び、書類・テスト、面接の3段階に分けてご紹介します。   企業選び編 まずは企業選びにおいて考えられる原因についてです。 エントリー数が少ない まずは、そもそもの企業へのエントリー数が少ないことが原因として考えられます。   先ほども触れましたが、キャリタス就活2023「3月1日時点の就職活動調査」によれば2023年卒の学生1人当たりのエントリー数は平均19.6社で、2020年卒までの過去3年のエントリー数は平均21.5社となっています。   もしまだ応募した企業が20社に満たないという方は、応募企業や業界の間口を少し広げるなどしてエントリー数を増やしてみましょう。   人気企業や大手企業ばかりを受けている 人気企業や大手企業ばかりを受けている場合も、内定がない状況に陥りやすくなります。たとえば東洋経済ONLINE「「内定の競争倍率が高い会社」ランキングTOP100」によれば、雪印メグミルクの倍率は482.3倍と難易度が非常に高くなっています。   ここまで倍率が高い企業ばかりではありませんが、人気企業や大手企業は総じて倍率が高いため、内定を獲得できなくて当たり前ともいえます。   そのためこういった難易度の高い企業ばかりを受けている就活生はもっと範囲を広げて企業を探していく必要があります。   自分が職場や仕事に求める価値が何なのかを今一度見つめなおし、企業規模やネームバリューに縛られ過ぎずに選定し直してみましょう。   書類・テスト編 次に書類選考やテストにおいて考えられる原因についてです。 企業ごとにESを書き分けていない まずはES(エントリーシート)の内容が全企業同じであることが内定が出ない原因として考えられます。中でも自己PRや志望動機については内容が近くなりやすく、内容を使い回しているような印象を採用担当者に与えてしまい兼ねません。   ただこれは企業ごとに全く違うエピソードを用意しましょうということではありません。どんなに良いアピールポイントを持っていても、志望企業がその強みをもった人材を求めていなければ強いアピールにはなりません。   そのためESを作成する前に企業研究を徹底し、その企業がどういった人材を求めているのかを把握したうえで、自分にある強みのうち、その人物像に近く見せられるような強みを洗い出してアピールするようにしましょう。   そして志望動機については必ず企業ごとに内容を考えるようにしましょう。   その企業の強みや事業内容、方針や考え方などその企業が独自でもっている要素に焦点を当て、「その企業でなければならない理由」を伝えられなければ説得力のあるアピールはできません。こちらも企業研究の内容をもとに時間をかけて作成しましょう。   ESの書き方に問題がある またESの中でも特に自己PRや志望動機、ガクチカの書き方をよく知らないままなんとなくで書いている場合には、しっかりとしたアピールができていなかったり、内容が理解しにくいものになっていたりして内定が遠のく原因になります。   典型的な設問である上記の3つは評価されやすい書き方が存在しますので、もし自己流で書いているという就活生はぜひ下記の記事を参考にしてください。   適性検査対策をしていない 適性検査の勉強をしていないことも内定が出ない原因になり得ます。ESと適性検査を同時に課している企業も多いですが、たとえESの内容が良くても適性検査の得点が低いと落ちる確率は非常に高くなります。   というのも、テストの得点である程度就活生を絞り込み、残りはESの内容で判断した方が企業サイドの効率が良いと考えられるからです。   もしESを色んな人に添削してもらったのに落ち続けているという就活生は、適性検査の勉強が足りていないことが原因かもしれません。ぜひ下記の対策を実践してみてください。   (1) 解説がわかりやすい参考書を一通り解く (2) 間違えた問題の解説を読んで理解する (3) 表示時間以内に問題を解く (4) できなかった問題を繰り返し解く まずは解説が自分にとってわかりやすい参考書を1冊選び、一通り解いてみてください。勉強の必要なく解ける問題やそうでない問題の傾向がつかめます。解説により効率的な解法が載っている場合にはそれを実践してスピードアップに努めましょう。   間違えた問題については単なるミスでなければ解説を理解し、時間を意識しながらもう一度本番を想定して間違えた問題を解いていきます。それでも間違えた問題については繰り返し解きましょう。   時間のプレッシャーがある中でも落ち着いて解けるように、時間配分がうまくいくように意識して練習するのがポイントです。参考書を2〜3周する頃には7~8割の問題を解けるようになっているでしょう。   面接編 最後に、面接において考えられる原因について見ていきたいと思います。 基本マナーが身についていない 大前提として、面接の基本マナーが身についていない就活生はまず内定に到達することができません。下記を参考に身だしなみや態度について振り返ってみましょう。   ・スーツがしわだらけ ・ネクタイをきちんと結んでいない ・革靴が磨かれていない ・声が小さい ・目を見て話さない ・猫背になっている ・髪型がセットされていない など 該当するものがあった就活生は今すぐに改善しましょう。面接では話している内容だけでなく、身だしなみや話し方なども評価されています。面接に臨む際は最低限、下記のポイントを意識して臨むようにしてください。   ・スーツやシャツはしわがないものを着用する ・ネクタイは首元に余白が生まれないように結ぶ ・革靴は磨いたものを履く ・大きな声で話す ・相手の目を見て話す ・背筋を伸ばして面接に臨む ・髪型をワックス等で整える ・暗記するのではなく自分の言葉で話す ・語尾は伸ばさずに話す 志望動機が浅い 志望動機の内容が浅いことも内定がないと悩む原因の一つです。   たとえば「御社の商品が好きだから志望している」という志望動機は消費者目線のものであり、消費者に仕掛ける企業側の目線を持つことができておらず、アピールになりません。   そのため、企業がどんな人材を求めているのかを企業研究を通して把握をしたうえで、その人物像から逆算をして志望動機を考える必要があります。   志望動機を書く際のフレームワークは下記になりますので、ぜひこの流れに沿って内容を考え直してみましょう。 まずは結論としての志望理由を一言で伝え、なぜそう考えたのかを自分自身の経験に基づくエピソードと共に伝えましょう。エピソードを交えることで説得力が増します。   続いては、数ある企業の中からその企業を選んだ理由を書き、より説得力を持たせつつ熱意をアピールします。どのような観点で伝えれば良いかわからないという人は、下記の中から選んで考えてみましょう。   ●企業の社風から ●企業で働く社員から ●企業の強みから  ∟業務内容  ∟サービス・商品(コンセプト)  ∟社会貢献活動 最後は入社後にどのように活躍していきたいか、企業にどんな形で貢献できるかを伝えてさらにアピールをします。   強いアピールができていない 自己PRやガクチカで強いアピールをすることができていない場合も内定が出ない原因になります。せっかく良い強みを持っていても、うまくアピールできなければ自分の魅力は伝わりません。 自己PRではまず一言で自分の強みを伝え、その強みを証明できるエピソードを書きましょう。ここではその出来事の中で生じた課題や目標と、その課題や目標に対してどのような行動を取ったのかまでを具体的に書くのがポイントです。   その後、その取り組みの結果を書きます。この時、できるだけ数字などを用いて定量的に伝えると、結果の大きさが伝わりやすくなります。   そして最後はここまで伝えてきた強みをどのように志望企業の業務に活かしていくのかを書いて、自己PRを締めます。 ガクチカではまず一言で学生時代に頑張ったことを伝え、なぜそれを行ったのかの理由を書きます。その後はその活動を行う際に立てた目標や課題を伝え、それに対してどのような取り組みを行ったのかを書きましょう。   具体的な取り組みについて伝えたら、どのような結果に繋がったのかを伝え、最後はこの出来事から学んだことを書いて文章を締めくくります。   内定がない時に効果的なメンタル回復方法 内定がない原因に対して一つひとつ解決策を講じていけばおのずと就活に光が見えてくると思いますが、同時にメンタルケアを行うことも就活のモチベーションを高めるために大切です。   そこでここでは、内定がない時に効果的なメンタル回復方法をご紹介いたします。   就活の悩みを紙に書き出す まずは就活に関する悩みをひと通り書き出してみる方法です。書いてみるとわかりますが、悩みを書き出すことで自分の課題が客観的に把握できるようになります。下記のポイントを参考に書き出してみましょう。   ・思いついたものはすべて書く ・書き出す時間は10分を目安にする ・誤字脱字、文字の大きさは気にせずにどんどん書く ・一人きりの空間で取り組む 今まで見えていなかった自分の課題が見えて対策に繋がるだけでなく、悩みを吐き出すことで気持ちをリラックスさせる効果も期待できます。   運動する 運動をすることで汗をかいて気持ちをリフレッシュするのも効果的です。散歩やジョギングなどの軽い運動から始めると良いでしょう。   一日ゆっくり寝る 一度時間をとってゆっくり寝るのも一つです。特に就活中は意識的に休憩を挟まなければ心身を休める時間を確保しにくいため、複数企業の面接を同じ日に集約させるなどして一日時間を確保すると良いでしょう。   横になってゆっくりと睡眠を取ることで一時的に気持ちをリセットしやすくなり、脳もはっきりするはずです。   内定がない時に有効な相談先 ちなみに、就活ではいかに周りの人の力を借りて進めていけるかが鍵となります。慣れないことだらけの就活を自分一人で進めるのは非常に難しいことだからです。ここでは3つの有効な相談先についてお伝えします。 大学のキャリアセンターに相談する まずは大学のキャリアセンターです。ここを活用するメリット・デメリットは下記の通りとなります。   【メリット】 ●過去の学生がどのように就活をしたのかを知れる ●エントリーシートの添削をしてもらえる ●模擬面接をしてもらえる ●就活のアドバイスをしてもらえる 【デメリット】 ●相談に乗ってくれる人が就活を経験をしていない ●添削を受けるのに時間がかかる ●模擬面接の予約を取りにくい 当てはまらない大学もあるかもしれませんが、基本的にキャリアセンターは添削指導や模擬面接を受けるには非常に時間がかかります。   そのため、短期間で対策をする必要がある就活生にはあまり適さない可能性があります。   社会人に相談する 家族はもちろんのこと、サークルのOB・OGなど、身近にいる社会人に相談するのも良い方法です。   【メリット】 ●気軽に質問や相談をしやすい ●経験談を参考にできる ●社会人になったあとのイメージが膨らむ 【デメリット】 ●予定を合わせにくい ●その社会人の経験が自分にマッチするかがわからない キャリアセンターの職員と違い、一般の社会人は多くの学生の傾向を知っているわけではないため自分の経験をもとにしたアドバイスしかできません。   学歴や学生時代にやってきたこと、性格などがある程度一致していればかなり大きなヒントになりますが、そうでない場合には参考にする情報を自分で取捨選択する必要があります。   就活エージェントを利用する 最後に紹介するのが、就活エージェントです。   就活エージェントとは専任のアドバイザーが個別面談を実施し、就活状況や人柄を把握したうえでその就活生の希望や傾向に合った求人を紹介してくれるサービスで、企業選びの相談や選考対策も行ってくれます。   【メリット】 ●自分に適した業界・企業選びをサポートしてもらえる ●ナビサイトでは公開されていない非公開求人を紹介してもらえる ●就活生には基本的に料金が生じない ●選考対策のアドバイスを受けられる 【デメリット】 ●志望度が高くない業界や企業を紹介されることもある ●大手企業の紹介は少ない(倍率が高く自社集客で成り立つため) ●相性の良いコンサルタントに当たるとは限らない ぜひ、ご自身に合った相談先を頼ってみてください。

2024.03.22

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あなたが面接に落ちる理由|面接に悩む就活生の特徴と改善策を公開

「書類選考は通過するのに毎回面接で落ちる・・・なんで面接にはなかなか通過しないんだろう」とお悩みではありませんか?   面接がうまくいかない方には共通して見られる改善点があるため、その情報をもとに一つずつ見直していく必要があります。   本記事では面接に落ちる理由として就活生によく見られる特徴をお伝えしたうえで、それぞれの改善策をお伝えします。ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 面接では段階ごとにチェックされているポイントが異なる 自己分析、企業研究、業界研究、面接対策はマスト 面接で避けるべきNGワードは事前に要チェック 回答を丸暗記しないよう注意が必要 【段階別】面接でチェックされているポイント   「面接では何をチェックされてるんだろう・・・?」と評価基準がわからず不安になってしまう就活生もいると思いますが、面接官にチェックされるポイントは一次面接、二次面接、最終面接の段階ごとに異なります。 それぞれの段階において「面接官が自分のどの部分に注目してチェックしているのか」をもとに対策を講じなければ面接を乗り切ることは難しいため、まずはこれらを念頭に置いておきましょう。   一次面接 一次面接は優秀な学生を選ぶというよりも、絞り込みを目的に行われるのが一般的で、面接官は若手の現場社員や人事が担当することが多い傾向にあります。   質問としては「志望動機」「ガクチカ」「自己PR」などの基本的なものを聞かれることが多いです。   一次面接では第一印象が最も重要になるため、円滑なコミュニケーションを取れるか、最低限のマナーが備わっているかなど、社会人の基本とされる部分の対策を行いましょう。   二次面接 二次面接は人事部の中堅社員や現場社員の責任者などが担当することが多く、一次面接で絞り込んだ中からさらに優秀な学生や自社とマッチしそうな学生を残すという目的で行われる傾向にあります。   そのため聞かれる質問の内容自体は一次面接と似ていますが、その内容をさらに深堀りされ、もっと就活生の人柄を把握できるような質問がなされます。   たとえば「志望動機を教えてください」というざっくりとした質問ではなく、「競合他社ではなく弊社でなければならない理由は何ですか?」などと、より詳細に投げかけられます。   二次面接では志望度や強み、自社が求める人材とマッチしているかを重点的にチェックされていることを念頭に置いて準備を進めましょう。   最終面接 役員や社長などの重役が担当することが多い最終面接では、志望度の高さをさらにチェックされるほか、本当に企業に貢献できる人材なのかや、企業の方針とマッチしている人材なのかどうかを見られます。   そのため「今内定を出したら就活を終わりにするか」など、志望度の高さについて問う質問や「今後のキャリアプラン」など、学生と企業の価値観が合致しているかを確認できる質問がメインとなります。   「面接に落ちる・・・」と悩む就活生の特徴と改善策 「書類選考は通るのに面接でいつも落ちる・・・なんで面接通らないんだろう」と悩んでいる就活生は少なくないと思いますが、面接で落ちやすい人にはある共通した特徴があります。   そこでここでは面接に落ちやすい就活生の特徴と改善策についてご紹介してきます。ぜひご自身に照らし合わせてチェックしてみてください。 第一印象が悪い 身だしなみが整えられていなかったり基本的なマナーが備わっていなかったりすると、社会人として最低限のポイントすら押さえられていないとして採用を見送られる可能性が高いです。   スーツにシワは入っていないか、寝ぐせはついていないか、髭をきちんと剃っているか、靴は汚れていないかといった基本的なポイントは必ず押さえるようにしましょう。   面接官と目を合わせない、雰囲気が暗いといった場合もマイナスな印象を与えてしまうため注意が必要です。   また入室・退室時などのちょっとしたポイントも一次面接では細かくチェックされますので、ぜひ下記をもとに過去の面接を振り返ってみてください。   ■入室 (1)ドアを3回ノックし、「どうぞ」と言われたら開ける (2)後ろ手や面接官に完全に背を向けないよう気をつけながらドアを閉める (3)「本日はよろしくお願いします」とその場で挨拶する (4)椅子の横に移動し、椅子の左側に立つ (5)面接官に「お座りください」と言われたら着席する ■退出 (1)面接官に「本日の面接は終了です」と言われたら、着席したまま「本日はありがとうございますした」と述べ一礼する (2)椅子から立ち上がって椅子の左側に立ち、「失礼いたします」と再度一礼する (3)ドアの前で面接案の方へ向き直り、「失礼いたします」と言ってから深くお辞儀する (4)面接官に完全に背を向けないように気をつけながらドアを開けて退出する 話が長い 面接での基本は、結論から話し、できる限り簡潔にまとめるということです。たくさんアピールしたいという気持ちが先行してダラダラ話してしまうと何を伝えたいのかわからなくなってしまい逆効果です。   話すのが苦手でどうしても長くなってしまうという方は、どんな質問が来ても1分以内で回答をまとめられるよう日頃から練習しておきましょう。最低限、よくある質問について回答を用意して話す練習を繰り返すのがベターです。   自己分析が不足している 自己分析不足の人は下記のようなパターンに陥りやすく、面接に落ちる原因を作ってしまうことになります。   ・自分の長所・短所を把握できない ・志望動機や自己PRに説得力が生まれない しっかりと自己分析ができていないと、自分の長所や短所がわからなくなってしまっています。   長所を把握していなければ自己PRの際に自分のどのような強みで企業に貢献できるのか伝えられず、「自分は企業にとって必要な人材である」というアピールができなくなるため、自己分析は早い段階から時間をかけて行うのが得策です。   短所についても分析を行っておくことで、面接で短所について聞かれた際に改善策も併せて伝えられるようになるため、分析力や解決力をアピールすることができます。   また、自己分析が不足している=過去の経験の振り返りが不足しているということになります。志望動機や自己PR、ガクチカを考える際には過去の経験の細かい振り返りが必要になるため、こちらも面接に落ちる原因となってしまいます。   たとえば志望動機であれば「~~という経験を通して、〇〇という仕事に魅力を感じるようになりました」というように過去の経験を踏まえて書くことで、そのエピソードにより説得力が出ます。   業界・企業研究が不足している 業界・企業研究が不足している人も面接に落ちる傾向があり、具体的には下記のようなパターンに陥りやすくなります。   ・業界・企業に対する知識が薄い ・企業が求める人物像を把握できていない 面接時、その企業が位置している業界や企業についてある程度の知識がないと、面接官の質問に答えることができません。業界や企業に対する知識が薄いと捉えられると志望度が低いと考えられ面接に落とされる可能性が高まります。   また、企業研究不足によって企業が求める人物像を把握できていないと、その企業に刺さるアピールをすることができなくなってしまいます。   どんなに良い強みを持っていたとしても、それがその企業の求める人物像とずれたものだった場合、その企業にとっては魅力に感じられません。自己PRを考える際は、まずその企業はどのような人材を求めているのか調べてみましょう。   面接対策が不足している 面接対策が不足しているとうまく回答できないのはもちろんのこと、質問に対する回答に説得力を持たせられずアピールに繋がらないため、まず内定には到達できないと考えられます。   面接対策ができていないという自覚がある方は「質問に対する回答の準備」「逆質問に対する準備」の2点を最低限徹底するようにしましょう。   よくある質問に対する回答をある程度自分の中で固めることができたら、その質問への回答に対してさらにどんな質問を投げかけられるかまでを想像して対策を練ることができるとなお良いです。   逆質問を準備しておらず面接官に「最後に何か質問はありますか?」と聞かれた際に何も言えなかったというパターンは少なくありません。   企業は逆質問を通して志望度や質問力、積極性をチェックしているため、逆質問の時間が設けられた場合は積極的に質問するのがベストです。   面接で避けるべきNGワード ちなみに、面接では避けたほうが良いNGワードが存在します。無意識のうちにこれらのワードを発することで面接に落ちてしまっている可能性もゼロではありませんので、チェックしておきましょう。 希望する職種はありません 面接では希望職種について聞かれることが多くありますが、その際に「希望する職種はありません」と伝えてしまうと、志望度が低いと捉えられ落とされる可能性があります。   「〇〇という目標を掲げているため、〇〇系統の職種を志望しています」と将来のキャリアビジョンも併せて伝えられると、志望度や意識の高さをアピールできるため効果的です。   〇〇な仕事はしたくありません 誰にでも苦手な仕事はあると思いますが「〇〇な仕事はしたくありません」とはっきり言ってしまうのはあまり得策ではありません。この場合はやってみたい仕事についてアピールするようにしましょう。   この場合は「営業はやりたくありません」としたくない仕事について伝えるのではなく、「広報の仕事をやってみたいです」としたい仕事についてアピールするようにしましょう。   福利厚生に魅力を感じました 企業選びにおいて福利厚生も重要な指標ではありますが、ここをメインどころとしてピックアップしてアピールしてしまうと打算的な印象を与えてしまうため注意が必要です。   企業は自社に貢献してくれる人材を採用したいと考えているため、福利厚生に魅力を感じたということを理由にしてしまうと「この学生は自社に貢献する気がなさそうで、活躍も見込めなさそうだな」と捉えられてしまいかねないのです。   特にありません(逆質問) 先程もお伝えしましたが、企業は逆質問を通して志望度や質問力の高さをチェックしているため「特にありません」と答えてしまうとアピールする機会を逃すだけなく、入社意欲がないと判断されてしまうことにも繋がります。   いくら企業研究を事前に行っていてもその企業について全て把握するというのは不可能ですので、必ず質問すべきことはあるはずです。できる限り逆質問は行えるように準備しておきましょう。   企業の基本情報を聞く(逆質問) ちなみに、逆質問で「企業理念を教えてください」といった企業HPなどを見ればすぐにわかるような質問をするのは逆効果です。   企業の基本情報を把握していない=事前にあまり調べていない=志望度が低いと捉えられ、面接に落ちる原因となってしまいます。   逆質問は現場で働く社員に直接話を聞ける貴重な機会でもあるため、ネットではわからない働いている人だからこそ答えられるような質問を準備しておきましょう。   面接の練習方法 ここまでで面接に落ちやすい就活生の特徴や改善策をご紹介してきましたが、大前提として、面接に臨む前には必ず練習を行う必要があります。   練習することによって本番の出来は大きく変わってきます。そこでここでは一人でもできる練習方法と、周りの力を借りてできる練習方法をご紹介いたします。   一人でもできる練習方法 まずは一人でできる練習方法をご紹介します。他の人に頼りにくい、一人でやりたいという方は、想定される質問に対する回答を書き出したうえで、下記の方法を試してみてください。   ・話している姿を録画する ・時間をはかる ・YouTubeを活用する 面接官がいることをイメージして自分が話している姿を録画、後から見返すことで、自分の面接での振舞いを客観視することができます。   ぼそぼそと話していないか、表情が暗くないか、猫背になっていないか、結論から話せているか、「あの~」が多くなっていないかなどをチェックしてみてください。   また回答する練習をする際に都度時間を図ることで、テンポ感よく話せるように練習するのも効果的です。YouTubeにも面接官が実際に質問を投げかけてくれる動画がたくさん公開されていますので、ぜひこちらも活用してみましょう。   客観的に見ることができる練習方法 周りの力を借りて自分を客観視してほしいという方は、下記の練習方法を試してみてください。   ・面接での回答を家族や友達に聞いてもらう ・OB・OG訪問などを利用して社会人に聞いてもらう ・家族や友人に面接官役をやってもらう ・友人の面接練習の面接官役をやって面接官の気持ちをつかむ ・就活イベントに参加する ・就活エージェントを利用する これらの方法で練習すれば、第三者からの意見をもらえるためより細かい面接対策ができるでしょう。中でも、最も細かい視点でのアドバイスをもらいやすいものとしては就活エージェントに相談する方法が便利です。 ちなみに、面接の練習を行う際にはくれぐれも回答を丸暗記しないように留意しましょう。回答を丸暗記してしまうと、本番で緊張しすぎて頭が真っ白になってしまうという事態になりかねません。   回答を考える際には内容の要素を箇条書きにして脳内にインプットしておくくらいに留めておくのがベストです。本番ではその要素を言葉にしてうまく伝えられるよう、事前に練習しておきましょう。

2024.03.22

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就活のやる気が出ない学生に効果的なモチベーションUP方法5選|就活が楽になるコツを紹介

「もういい加減就活しないとなのに全然やる気が出ない・・・」 「このままじゃ周りに先を越されて内定がもらえなくなっちゃうんじゃ・・・」 このように、就活のやる気が出ないとお悩みではありませんか?   本記事ではそんな就活生に向けて、就活のやる気が出ない原因とモチベーションUP方法をご紹介いたします。楽に就活を進められる方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 就活の開始時期が遅くなっても挽回することは可能 就活の序盤においてやる気が出ない原因は主に「就活の全体像を把握できていない」「やりたいこと・目標がわからない」「就職以外にやりたいことがある」「自分や過去の経験に自信がない」の4つ 就活のモチベーションを上げるには「自己分析と目標設定を行う」「就活の全貌を把握する」「就活の期限を定める」「就職のメリットを考える」「就職エージェントに頼る」などの方法が有効 就活のスタートダッシュが遅れても挽回できる   就活の開始時期が遅れてしまった就活生の中には「今から始めても内定がもらえないんじゃないか」と不安な人もいるかもしれませんが、就活のスタートダッシュが周りよりも遅くなってしまったとしても挽回することは十分可能です。   たとえ大学4年生の冬であっても採用を続けている企業は一定数存在しますので、周りよりも就活を始めるのが遅れてしまったからと焦りを感じすぎる必要はありません。   まずは就活に対するやる気が出ない原因を明確にし、それを解消したうえでモチベーションが高まるように工夫することから始めましょう。そのうえで、就活に必要なことを一つひとつ潰していけば問題ありません。   本記事では就活の序盤でやる気が出ない場合についての解決策をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。   就活のやる気が出ない4つの原因 「いい加減就活始めないと・・・」と感じているにもかかわらず、なかなか就活に対するやる気が出ないのはどうしてなのでしょうか?就活の序盤においてやる気が出ない原因としては主に下記の4つが考えられます。 就活の全体像を把握できていない まずは就活の全体像を把握できていないことが挙げられます。   就活を進めていくにあたって、まず何から着手して、どのタイミングでESを提出し、最終的にいつ頃内定を獲得することになるのかといったざっくりとした就活の全体像を把握できていなければ、脳内を整理することができず「就活って面倒くさい!」という思考に陥りやすくなります。   「就活ってやらなきゃいけないことが多くてやる気にならない・・・」と感じている就活生もこのパターンに当てはまります。   就活全体を通してやらなければならないことがおよそどういったものなのかを把握できていないと、その難易度すらも想像することができないため必要以上に億劫に感じられるのです。   やりたいこと・目標がわからない 「商品企画の仕事をしてみたい」「大手企業に入社して年収〇〇〇万円を達成してこんな暮らしを実現したい」など、やりたいことや将来の目標が明確になっている場合は就活に対するモチベーションがおのずと高くなるものです。   逆にやりたいことや目標がよくわからない場合「なんでこんなに大変な思いをしてまで就活しないといけないんだろう・・・」と、就活を行う理由がわからなくなりやる気が起きにくくなってしまいます。   こういった就活生は「周りが就活をしているから自分もなんとなくやることにした」「家族が就職しなさいっていうから仕方なくやることにした」など、受動的な理由から就活を進めることになりがちです。   しかし、どんな物事でも人に言われてやるのと自分の意思で積極的に進めていくのとではモチベーションに雲泥の差が生まれます。就活のやる気を出すには、就活を行うにあたっての”自分発信”の理由・目的が不可欠なのです。   就職以外にやりたいことがある 留学や部活、サークル活動、アルバイトなど、就職以外にやりたいことがある場合もなかなか就活に身が入らないでしょう。   つい就活が後回しになってしまい、周りの学生よりも就活の進捗が遅れることで余計にやる気が出なくなるというのは珍しい話ではありません。   「本当はこれにたくさん時間を使いたいけど、就活も進めないと・・・」というどっちつかずの状態の場合も気持ちの切り替えが難しく、なかなか就活のやる気が起きにくいです。   自分や過去の経験に自信がない 「自分なんて、就活をしたところでまともな企業に入社できるはずがない」「自信をもって話せるようなガクチカがない」など、自分自身や過去の経験に自信がない場合も、就活に対するモチベーションが低くなりがちです。   自分自身や過去の経験に自信がない就活生は「面接で突っ込まれたらどうしよう」「そんな薄いエピソードしかないの?みたいな空気になりそうで怖い」など、選考に対する恐怖心から就活をしたくないと感じることが多いのです。   周りに優秀な学生が多いことから自己肯定感が低くなっている就活生もこのパターンに当てはまります。 就活が楽になる!モチベーションUP方法5選 ここまでで就活のやる気が出ない原因について見てきましたが、一体どうすれば就活に対するやる気を出すことができるのでしょうか?ここでは就活が楽になるモチベーションUP方法をご紹介いたします。 自己分析と目標設定を行う まずは自己分析と目標設定を行う方法です。先ほど就活のやる気が出ない原因として「やりたいことや目標がわからない」ことを挙げましたが、まずは自己分析を行ってそれを探るヒントを得ましょう。   自己分析とは、自分のこれまでの経験や思考を洗い出して整理し、自分の考え方や価値観、備わっている性質や能力、強み、弱み、今後ありたいと考えている姿などを明確にする作業のことです。   もし自己分析ができているかいまいち自信がないという場合には、他己分析も活用してみると良いでしょう。他己分析とは、自分の性格や考え方を他の人に聞くことで自分について客観的に知ることができる自己分析のやり方の一つです。   家族や中学・高校の同級生、同じ部活・サークル・ゼミの先輩、同級生など、あなたのことをよく知っている人に頼むと良いでしょう。   人によって感じるものや観点は異なるため、自分の長所について確認する際には複数人に聞くことで情報の信憑性が増すためおすすめです。   さて、自己分析を通じて自分が人生や仕事に求める価値などを把握できたら、それをもとに自分が将来どうなりたいか、ライフプランやキャリアプランを考えてみましょう。   就職したあとその企業でどういった仕事をしていきたいのか、どんなビジネスパーソンになりたいのか、どんなことを成し遂げたいのか、どんなキャリアを築いていきたいのかを考えるのです。   もし可能であれば何歳で結婚して何人子供を作りたいのか、将来はどんなところで暮らしたいのかといった部分までライフプランを考えることができると、そこから逆算して「そのために年収〇〇〇万円を稼げるようになりたい」などの具体的な目標を洗い出しやすくなりますので、ぜひトライしてみましょう。   就活の全貌を把握する 就活の全体像をざっくりと把握して、どのタイミングでどういったアクションが必要になるのか、そのフェーズでは具体的にどういったことを行えば良いのかをあらかじめざっくりと把握しておくだけで「あ、意外とそんなもんなんだ」と幾分気分が軽くなります。   下記の画像を参考に、まずはざっくりと就活の全貌を把握しておきましょう。 また、余裕があれば自己分析や業界・企業研究、インターン、選考対策など、各フェーズにおいて具体的にどういったことを行うことになるのかも大枠だけで良いので把握しておくと、だいたいどれくらいの時間が必要になるのかなどの想定がつくためより脳内を整理しやすくなります。   就活の期限を定める テスト勉強でもスポーツの練習でもダイエットでも、何かしらの目標や期限がなければ「いつまでこの努力を続ければ良いんだろう・・・」と途方に暮れてしまいます。   特に就活は納得いくまでやろうと思えばいつまででも続けることができてしまいます。業界研究一つを取っても深く知ろうと思えばいつまででもリサーチし続けることができてしまうため、時間配分を見誤ると本当に使うべきところに時間を割けなくなる可能性があります。   そこで、自分の中での就活の期限を定めるのがおすすめです。   内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」によれば、5月までに内定を受けた学生が就活生全体の約74%、6月が約91%、7月が約99.8%となっており、就活の終了時期はだいたい大学4年生の6月前後であることがわかります。   ただ、4年生の春頃から就活を本格的に開始しようとしている学生がこの期限内に内定を得ようとすると納得のいく結果に繋がらない可能性もありますので、就活開始時期も考慮したうえでゴールとなる時期を考えると良いでしょう。   就活で大切なのは早期に内定を得ることではなく納得のいく企業から内定を得ることですので、時期的な期限を設けるだけでなく「本当に入りたいと思える企業から内定がもらえるまで」などの成果ベースでの線引きを行うのも一つです。   就活生の中には内定をいくつか貰えているにもかかわらず本当に入りたいと思える企業からの内定が一つもないと感じて悩んでしまう人もいますが、これは自分自身の就活(企業選び)の軸が定まり切っていないことが原因として考えられます。   本当に納得のいく企業に入社するためにも、就活(企業選び)の軸についてあらかじめ深く考えておきましょう。   就職によって得られるメリットを考える 就活を行う目的がいまいち定まっていないという就活生は、これを機に就職することによって得られるメリットが何かを考えてみましょう。   就職することに対して感じられるメリットは人それぞれですが、安定した収入を得られる、社会的地位を確保できる、スキルが上がって自信に繋がるなど様々なメリットが考えられます。   これらを洗い出したら、次はこうしたメリットから自分がどういった価値を得られるのかを更に深堀って考えましょう。   たとえば、安定した収入を得られることで家族を養える力がついたり定期的に旅行へ行けるようになったりするでしょう。他にも、若いうちにスキルを培って市場価値を高めることでセミリタイアを目指せるかもしれません。   企業に就職することで自分の人生が豊かになるメリットが必ず一つはあるはずですので、そこを見つけることでモチベーションUPを目指すのも良いでしょう。   就職エージェントに頼る 就職エージェントを利用することで、就活対策を全面的にサポートしてもらうのも良い方法です。   就職エージェントのキャリアアドバイザーに相談すれば、自己分析から企業選び、選考対策までをまとめてサポートしてもらうことができるため、自分一人で進めるよりも楽に、スムーズに就活を進めることが可能になります。   自分一人では就活の進め方がよくわからず不安、誰かに手伝ってほしいという就活生は一度チェックしてみると良いでしょう。

2024.03.22

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【例文つき】自分の強みがわからない就活生が面接でアピールする際のポイント4選

「自分の強みって何をアピールすれば良いんだろう?」 「自分の特別な強みなんてあるのかなぁ・・・」   このように、自分の強みがわからないとお悩みの就活生は多いのではないでしょうか。就活では「自己PR」でいかに自分をアピールできるかが合否を左右するといっても過言ではないため、自分の強みはしっかりと把握しておきたいところです。   そこで本記事では自分の強みがわからない就活生に向けて、面接で長所をアピールする際のポイント4選をご紹介します。伝える際の例文も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 自分の強みがわからないと不採用に繋がるため注意が必要 自分の強みがわからない原因は「自信のなさ」と「自己分析不足」 自分の強みを把握するには「自己分析」「他己分析」「短所の変換」が有効 自分の強みを面接で伝える際には例文を参考にすると理解しやすいものになる 「自分の強みがわからない・・・」これってマズイ? 自分の強みがわからないながらも「それでもなんとかなるだろう」とそのまま就活を進めてしまう就活生は少なくありませんが、結論からいうと、自分の強みを把握しないまま就活を進めることはおすすめできません。   というのも、自分の強みを把握しておかなければ就活において下記のようなデメリットが生じるからです。   ・本当に自分に合った企業と出会いにくくなる ・面接で十分なアピールができなくなる 自分の強みを把握しておかなければ、本当に自分が活躍できる環境や分野がどういったものなのかを把握しきれないまま企業を選んでしまうことになり、入社後の後悔に繋がりかねません。   また、面接官は就活生が自分の強みを直接的にアピールする”自己PR”を通して「その企業に適性があるか」「入社後活躍してくれるか」をチェックしています。   ここで自分の強みの理解が曖昧であることを悟られると「就活の準備が不足しているな、熱意が少ないのかもしれない」「自分にマッチした企業を選べていないのではないか」などと捉えられ、不採用に繋がりやすくなるのです。   そのため、自分の強みがわからないという就活生はぜひこのタイミングでしっかりと自分の強みを理解できるようにアクションを起こしましょう。   就活における自分の強みがわからない原因 就活における自分の強みがわからないのは一体何が原因なのでしょうか?ここでは大きく2点に分けてお伝えします。 自分には強みがないと思い込んでいる 他者からすれば十分大きな強みであるにもかかわらず、自分にとっては当たり前で強みであると気づけていないケースは多いです。   自分の中で当たり前にできていることや長期間続けていることがあるという方は、それが自分の強みになるかどうかを考えてみてください。   中には「強みは特別な実績がないといけないんじゃないか」「強みとしてアピールするほどのものではないのではないか」と自分を過少評価してしまっている就活生もいますが、そういう方はそれが自分以外の全員が当たり前にできることかどうかを、冷静になって客観的に考えてみるようにしましょう。   自己分析が足りていない そもそも自己分析が足りていないという場合も、自分の強みを把握することは難しいです。   自分の過去の経験やその経験の中で感じたこと、考えたこと、学んだこと、それをきっかけに今でも続けていることはないか、今一度腰を据えて考えてみましょう。   自己分析を細かく行っても「これって強みとして面接で通用するの・・・?」と感じることもあるかもしれません。   その場合には自分の強みとしていくつか洗い出せたものの中から、志望企業で求められる強みと合致するものを見出すことができると、自信を持ってアピールできるようになるでしょう。   強みを考える際はぜひ「他者と比べて優れているか」ではなく、「自分の魅力を一番伝えられるものは何か」という視点で考えてみてください。   就活における自分の強みがわからない時の対処法3選 ここでは自分の強みがわからない人がすべきことを3つ紹介していきますので、自分に合う方法を試してみてください。 自己分析を行う まずは自己分析です。過去の経験を振り返り、その経験から自分にどういった強みがあるのか、どういった分野に適性があるのか、どういった時にモチベーションが高まるのかなどを網羅的に洗い出していけば、おのずと自分の強みが見えてくるはずです。   得意なことが出てこないという就活生は、習慣化していることや当たり前にできること、何をしている時が一番気分が高鳴るかなどを考えてみましょう。   他己分析を行う もし自己分析を行ってもいまいち自分を客観視できないという方には、家族や自分を良く知る友人などへのヒアリングを通して自分を客観視する他己分析が有効です。   もし周りに相談できる人がいないという就活生は、就活エージェントを利用してみるのも一つです。 短所を長所に変換する 強みを考えてみたものの、どうしてもわからないという就活生も、短所であればある程度思いつくのではないでしょうか?短所が思いつくという場合には、それを長所に言い換えることで自分の強みを見出すことも可能です。   例えば「物事に対して神経質になってしまう」という短所であれば「細かい部分に気が付く」「几帳面である」などの長所へ言い換えることができますし、「頑固である」という短所であれば「一度決めたことは最後まで貫き通す」という長所に言い換えることが可能です。   下記に言い換えの例を掲載しておきますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。 【例文つき】就活生が面接で強みをアピールする際のポイント4選 ご自身の強みを十分にアピールするためにも、ここでは例文を見ながらアピールする際のポイントを把握しておきましょう。   【例文】 私の強みは継続力がある点です。私は高校受験で第一志望だった公立高校に落ち、滑り止めだった私立高校に通うことになりました。 両親は「良く頑張った」と声をかけてくれましたが、中学校3年間、塾や教材費を十分にかけてくれた両親に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。 そこで私は高校で指定校推薦枠を獲得して着実に納得できる水準の大学に入れるよう、高校を塾だと思って勉強することにしました。 大学に合格するまでの3年間、授業に集中できるよう教卓の目の前の席を確保し続け、昼休みの間にその日の宿題を全て終わらせ、学校が終わった後にはその日の復習ノートをつけることを徹底いたしました。小テストの勉強は電車での移動中の時間を活用し、勉強時間を効率的に確保できるよう心掛けました。 結果、高校3年間でクラスの上位3位以内の成績を貫くことができ、第一志望の大学の指定校推薦枠を獲得することができました。入社後にもこの継続力を活かして、どのような難しい目標に対しても全力で臨みたいと考えております。 アピールする長所は一つに絞る 自分の強みをアピールする際、面接官に伝える長所は1つに絞りましょう。   面接では時間が限られているため、いくつも長所を並べてしまうと時間がかかってしまううえに、一つひとつのエピソードが薄くなり自分の魅力を十分に伝えることができなくなってしまうからです。   できるだけ強い印象を残すためにも、アピールする長所は一つに絞りましょう。   結論から伝える これはどういった質問を受けた場合にも言えることですが、面接官から何か質問を受けた際には、内容を理解してもらいやすくするという意味でも結論から伝えるのがセオリーです。   強みについて聞かれた際には、自分の強みが何なのかを一番最初に端的に伝えましょう。   具体的なエピソードを交えて話す 強みをアピールする際はできるだけ具体的なエピソードを交えて伝えるようにすると、より説得力が増します。   エピソードを伝える際には「その出来事の中で生じた課題や目標」のほか、「その課題や目標に対してどのようなアクションを取ったのか」「自分が取った行動によってどのような結果に繋がったのか」まで伝えられると強いアピールが可能となります。   また、結果を伝える際には「〇〇を実践したことで店舗の売上を昨月比で23%増加させることができた」などと数字を用いるなどして定量的に示せると、その結果の大きさを理解してもらいやすくなります。   ちなみに、「その経験を通してどういったことを学んだか」についても伝えられると更に強いアピールとなります。   面接官は面接全体を通してその就活生の価値観や人柄もチェックすることで自社とのマッチング度を測っているため、そういった点においても自己PRをうまく活用できると良いでしょう。   入社後、強みをどう活かしていくかまで伝える 繰り返しになりますが、企業は自己PRを通してその就活生が自社で活躍してくれるかをチェックしています。そのため、強みについて質問された際には最後にその強みをその企業でどのように活かせるかまで伝えるようにしましょう。   それによってより強いアピールができるようになります。   なお、どんなに素敵な強みを持っていたとしてもそれが自社で活かせるものでなければあまり効果が期待できないため、その点にも留意して志望企業の業務内容にリンクするような強みを伝えられるようにしましょう。

2024.03.22

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就活生によくある不安10選と解消法。自己分析で就活の指標を見つけよう

就活は学生が社会人にステップアップするための第一歩です。初めてのことばかりでわからないことだらけだからこそ、就活を行っている方なら誰でも不安を感じるものです。   しかし、漠然とした不安を抱え続けていてはなかなか就活に身が入らないでしょう。そこで、不安の原因を明確にして言語化することで、”解決可能な一つの課題”として認識し、それぞれに合った対処を行うのが得策です。   本記事では就活生が感じる不安の代表例10選と不安の解消法をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 8割以上の学生が就活に不安を感じている 就活が不安なのは明確な指標がないから 自己分析で就活の指標を見つけるのが大切 周りを積極的に頼ることも大切 8割以上の学生が就活に不安を感じている 株式会社学情が2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施したアンケートによれば、就職活動について「とても不安がある」と回答した学生が60.4%、「やや不安がある」と回答した学生が24.0%で、8割以上の学生が就活に不安を感じていることがわかります。   中でも”志望する企業の内定を獲得できるか”に対して不安を感じている層が最多となっており、他にもオンライン面接が中心のため対面での面接で緊張してしまうなどの、コロナ禍だからこそのリアル面接への不安の声も多く上がっています。   就活を不安に感じる理由 他にも就活に対して不安を感じる原因があります。ここでは就活生が就活に不安を感じる原因を大きく3つご紹介しますので、これらをヒントにご自身の就活に対する不安の原因について考えてみましょう。 明確なゴールや指標がない 就活には明確なゴールや指標がありません。受験のように過去問のようなわかりやすい情報源もないため、何を指標に対策を寝れば良いのかが難しく、不安になりやすいでしょう。   特に就活を始めたばかりの段階では自分の立ち位置や今の自分に不足しているものを把握しにくいため、不安に陥りやすいといえます。   企業によって評価基準が異なる 企業の選考になかなか通らない時、自分が社会から必要とされていないから受からないんじゃないかと不安になる方もいらっしゃるかと思います。しかし、企業によって就活生に対する評価基準は異なります。   自分のアピールポイントがA社では評価されなかったとしても、B社では評価される可能性があるのです。採用は事業方針に紐づくモノのため、同じ企業でも年によって求める人材が異なることもあります。   選考に通らない状況が続くと「このまま就職先が決まらないんじゃないか」という不安にさいなまれるかもしれませんが、そういった時は焦らず、改めて自己分析と企業分析を徹底して本当にマッチしている企業を受けられるよう工夫しましょう。   ”人間性”を評価される 新卒採用において、企業の採用担当者は社内で敷いた一定の基準に加えて、学生を“人間性”や”ポテンシャル”といった抽象的で特定しづらい観点を属人的に評価しているケースが多いものです。   今までどのような人生を歩んできたのか、何を考え、どのように行動してきたのかといった視点から目の前の学生が自社で活躍してくれそうかどうかを”推測”し、判断しているのです。   そういった抽象的な観点で自分を判断されるという部分についても不安を感じる学生は多くいます。   当てはまるという方は、自己分析を通して自分の人間性や考え方について深掘って言語化し、同時に企業が求めている人物像に関してもリサーチして言語化することで、自分の中のどういった点をアピールすれば採用担当者に印象付けられるのかを考えられると不安も軽減するでしょう。   就活生によくある不安10選と解消法 ここからは、就活生によくある不安10選とそれぞれの解消法をご紹介しますので、ぜひご自身に照らし合わせながらチェックしてみてください。   いつから、何を始めれば良いのかわからない これから就活を始める、あるいは始めたばかりの方は、そもそもどのタイミングから何を始めれば良いのかわからず困りがちです。   就活では自己分析やWebテスト対策のほか、OB訪問などやるべきことがたくさんありますが、これらがどんなものなのかわからず就活を始める前から億劫に感じてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。   心当たりのある方はまず、就活の全体像を把握することから始めましょう。内定を獲得するまでにどのようなステップを踏む必要があるのか、何をすべきなのかを1つずつ明確にしていきます。   そして優先順位を付け、一つずつ対策を講じていきましょう。今まで抱えていた漠然とした不安が解消されているはずです。   やりたいことがわからない そもそもやりたいことが見つからず、どんな企業を受ければいいかわからない、就活へのモチベーションが上がらないという就活生もいると思います。   そういった方はまず自己分析を細かく行い、自分が人生においてどういった価値を求めているのか、どんな環境に身を置きたいのか、将来的にどうありたいのかなどを明確にしましょう。   これを行うことで自分がどういった企業に就職したいのかがわかるようになるでしょう。 同時に自分の強み、弱み、好きなこと、嫌いなことなども洗い出します。この作業によって志望企業にアピールしやすい志望動機や自己PRを作成できるようになります。   アピールポイントが見つからない ESを書き始めたタイミングや面接の対策を始めるようになったタイミングでは、「自分にはアピールできることがない」「どうやってアピールすれば良いかよくわからない」と感じる就活生も多いです。   中には周りの優秀な友人と比較して自信をなくしてしまう方もいらっしゃいます。このように自分にはアピールできることがないと感じている方は、まず過去の経験を振り返って、自分自身の人間性を誰よりも深く理解するところから始めましょう。   自己分析を徹底することで自分の長所や考え方が明確になり、それが企業の求める人物像と合致、あるいは企業が求める人物像に近づくように工夫できれば強いアピールポイントとなります。   自己分析の中でも自分の強みを見つけるために役立つ手法の1つとして”モチベーショングラフ”というものがありますので、ぜひこちらも活用してみましょう。   志望動機が思いつかない なかなか志望動機が思いつかなくて不安を感じるという就活生も多いです。   志望動機を書くにあたっては、自分がその企業を志望している理由を説得力をもって伝えることと、いかにその企業で活躍できる可能性を秘めているかをアピールすることが重要です。   これらを念頭に、下記のフレームワークに沿って書くことができるとより読みやすくアピールに繋がる志望動機を作れるでしょう。   (1)結論から書く (2)具体的にアピール、想像してもらう (3)自分を採用するメリットを伝える 最初に結論(なぜその企業を志望したのかの理由)を伝えることで読み手は情報を整理しながら読み進められるため、よりスムーズに内容を理解してもらうことができます。   そして具体的なエピソードと共に志望動機を説明できると、より内容をイメージしやすくなるだけでなく、志望動機の説得力が増します。   志望している企業で自分が働いている姿をいかに採用担当者にイメージさせられるかが重要ですので、志望動機は過去の経験を踏まえた上で書きましょう。   エピソードを伝える際には実績を数字で記載するなどすると、より具体性をもたせることができます。   そして最後に、志望企業で自分のどういった強みをもとにどう活躍していくかを明記することで、より説得力のある志望動機にすることができます。   過去の経験からどんな能力が身につき、入社後どの様に活かせるか、企業にどう貢献できるのかを伝えましょう。   インターンに受からない 実際に就活をスタートして夏や冬のインターンに応募したものの、なかなか受からずインターンに参加できないと悩むケースも多いです。   インターンは業界・企業研究があまり進んでいない状態の学生が応募することが多く、企業側もそのことを理解しているため、なぜインターンに応募したのか、という目的を問う設問が多くなっています。   そのためインターンの志望動機では志望動機の高さや企業の社風、ビジョンとマッチしていることをアピールすることに加え、インターンに参加する目的を明確にして書くのがポイントです。   Webテストが通過しない WebテストにはSPIや玉手箱、TG-WEBなどの有名な適性検査だけでなく、マイナーなものも多く存在します。また自宅で受けられる筆記試験もあったりと受験の方法も様々です。   内容は小学校から高校までの学習範囲で解けるレベルですが、対策をしていないと解き方を覚えていなかったり時間配分で失敗してしまうなど、本来の実力を発揮できない可能性があるため、事前準備を行っておきましょう。   志望企業が導入しているテストの過去問をまとめた書籍を購入し、合格点以上を出せるまで繰り返し勉強するのが得策です。   ESが通らない ESが通過しなければ面接を受けることすらできませんが、自己PRや志望動機がしっかり書けていればESの通過率は高まります。   なかなか通過できないという方は、そもそも選考倍率が高い企業を中心に受けているか、書く際のポイントがつかめていない可能性があります。   ESにおいて企業が特にチェックしているのは表面上のスペックと文章作成・情報伝達能力の2点です。   表面上のスペックは学歴や資格、所属団体や実績といったものを指し、文章作成・情報伝達能力は自身の経験や考えを背景と共に他者へ分かりやすく伝える能力を指します。   中でも後者については短期間でも努力次第で向上させることができるため、分かりやすい文章構成や表現を心掛け、設問の意図を汲み取って回答しましょう。   また、ESは他の人にチェックしてもらうことで精度を上げることができるため、友人や先輩、社会人など様々な人に添削をしてもらい、他者が読んでも分かりやすいESを目指しましょう。   面接に通過できない 面接に通過できない原因としては、「第一印象が良くない」「話が長い」「業界・企業研究が足りていない」などが代表例として挙げられます。   企業が求めている人物像と合致しなかったという場合もありますが、面接に通らないという方は自分自身に何か改善すべき点はないか考えてみましょう。   面接練習を繰り返すことで本番の面接にも落ち着いて臨むことができるほか、社会人にチェックしてもらうことで他者からの評価・見られ方を確認することも可能になります。   また基本的なマナーや面接の流れの理解、頻出質問への回答の確認を徹底することによって、面接でのパフォーマンスも向上させることができます。   面接で緊張してしまう 面接で緊張してしまうことが原因で就活に不安を感じている就活生も多いです。   強い緊張から本来のパフォーマンスを発揮できずうまくコミュニケーションを取れないと、「実際の業務でも同じ状況になるかもしれない」と捉えられてしまう可能性があります。そういった方はたくさん選考を受けて面接に慣れるのが最も確実な方法になります。   また、相手が何を考えているかわからないから不安だと感じる方は、面接官がどういう意図をもって面接に臨んでいるかを把握することで不安を軽減できるでしょう。   グループディスカッションが苦手 中にはグループディスカッションが苦手という人もいらっしゃいます。企業側が何をチェックしているのか分かりにくいグループディスカッションですが、一般的には下記の4点がチェックされています。   (1)議論に臨む姿勢 (2)議論のテーマや流れへの理解力 (3)自身の意見の主張力 (4)議論を統率するリーダーシップ これらを念頭において臨めば結果も変わってくるでしょう。グループディスカッションは普通の対面面接とはまた違った対応が求められるため、場数を踏んで慣れるのが近道です。   就活支援団体の主催するイベントやグループディスカッションを取り入れている企業の選考を積極的に受けて、グループディスカッションの経験値を増やしておきましょう。   就活の不安を解消するために持つべき視点 ここまで就活生が感じる不安の正体と対策を紹介してきましたが、上記はテクニックベースによるものです。ここからは就活に対する不安を解消するために持っておいていただきたい視点についてお伝えします。 自分と周りを比べない 選考で自分よりも凄いガクチカを話している学生がいた、倍率の高い大手企業への就職が決まった友人がいるなど、周りと比較して焦りを覚えている就活生は少なくないでしょう。   しかし、就活に正解は存在しません。就活はあくまでこれからの人生をより豊かにしていくための手段にすぎないのです。   周りと比較して自分の進むべき方向を見失ってしまっては、企業とのミスマッチを引き起こして就職後に後悔することになりかねません。   自己分析を徹底して自分にとって必要な価値や環境を言語化し、自分自身が本当に求めるものを実現できるようベストを尽くしましょう。   積極的に人の力を借りる 真面目な就活生ほど、悩んでも一人で解決しようとしがちですが、就活においては積極的に周りの人の力を借りるようにするのがベターです。   自分一人で抱え込んでいてはなかなか視野が広がりませんが、家族やすでに就職している先輩など、社会人として活躍している人の話を聞くだけで大きなヒントを得られるかもしれません。   また、就活エージェントにサポートをお願いするのも一つです。就活に詳しい人に助けてもらうことで、自己分析や企業選びをサポートしてもらえるほか、選考対策を講じてもらえたりと、より効率的に就活を進められるようになるでしょう。 リフレッシュする瞬間を作る 就活生だからといって、毎日就活を進めなければならないわけではありません。定期的にリフレッシュする時間を作りましょう。遊ぶときは遊ぶ、休む時は休む、就活を頑張るときは頑張るとメリハリをつけることでより集中力も高まります。

2024.03.22