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新卒の面接|魅力的な自己PRの答え方【回答例文10選】

自己PRは新卒の面接で必ず聞かれる王道の質問です。 ただし、「自己PRをしてください」という問いかけではなく、「強みを教えてください」「短所は何ですか」のように様々な言い回しによって自己PRを求められるケースが多いものです。 本記事では企業が自己PRで見ているポイントについてや自己PRの答え方についてを解説しています。 その他にも自己PRの質問例文や回答例文についてもご紹介していますので、自分なりの自己PR文作成の参考にしてみてください。 この記事のまとめ 自己PRで企業が確認したいポイントは、「就活生はどんな人柄なのか」「企業で活かせる強みを持っているか」「企業の価値観とマッチしているか」という3点 自己PRは、「結論→具体的なエピソード→入社後どう活かせるか」という流れに沿って話していく 自己PRを求める質問は複数あるため、様々なパターンの自己PRを作成しておく必要がある 「ESとの一貫性がない」「根根拠がない」「面接企業で活かせない」「ダラダラと長い」自己PRはNG  本選考を通過したESを見たい就活生必見! 伊藤忠商事・任天堂・講談社・味の素・集英社・アサヒ飲料・大日本印刷・資生堂・イオングループなど全958社の本選考に通過をしたエントリーシート77,203枚(2024年3月時点)を無料で閲覧できます。 本選考に通過したいと考えている就活生は是非参考にしてみてください。 新卒の面接|自己PRで企業が見ているポイント自己PRを考える前に企業が自己PRで見ているポイントを確認しておきましょう。 どのような人柄なのか自己PRで最も見ているポイントは就活生の「人柄」です。新卒採用はポテンシャル採用が基本のため、多くの企業は人柄を重視して採用をしています。  自己PRでは、就活生の強み(もしくは弱み)と同時に様々な経験やその時の思い・価値観も確認することができます。つまり自己PRで自分が力を発揮した経験について聞くことで、物事に対してその学生がどのように考え、どのような行動を取るのかを把握することができます。 「自分が先頭に立ち、引っ張ってまとめるタイプ」「表には出ないが、裏でみんなをサポートしてまとめるタイプ」など就活生が持っている個性や強みは多様ですので、まずはどのような人柄なのかを詳細に確認するために自己PRは重要な質問です。  企業で活かせる強みを持っているか 新卒は企業の今後の大事な戦力です。今後企業にどのように貢献してくれる人材なのかどうかを知るうえでも、就活生の強みやスキルが企業の求めている人物像に合致しているかどうかを見極めています。 自己PRをする際には、就活生自身の強みが企業でどう活かせるのかまで具体的に述べることで、面接官に入社後のイメージを持ってもらいやすくなるでしょう。 人柄や性格が自社の社風に合っているか 自己PRを聞くことで強みだけではなく、就活生の価値観を知ることができます。企業はできる限り長く活躍できる人材を採用したいと考えているため、人柄やスキルはマッチしていても社風に合う価値観を持っていなければ早期離職につながりかねないため、自己PRのエピソードなどを通じ自社の社風に合う価値観を持っているかどうかも確認しています。  POINT OB訪問もしておく 企業のHPだけでは分からない社風や働いている環境や雰囲気などを知っておくとどのような強みを魅せるべきかを確認することができます。その他にもインターンにも参加しておくと良いでしょう。 新卒の面接|自己PRを引き出す質問 面接では「自己PRをお願いします」という直接的な質問以外にも、自己PRを聞き出そうとしている質問が多数あります。 下記のような質問は全て自己PRを引き出そうとしている内容です。 ■自己PRを引き出そうとしている質問例 ・あなたの長所・短所を教えてください。 ・アルバイトで頑張ったことを教えてください。 ・学生時代で一番の挑戦だと思うことを教えてください。 ・これまで直面した困難や挫折した経験と、それをどのように乗り越えたかを教えてください。 ・今までで一番辛かったことを教えてください。 ・今までで最も嬉しかったことを教えてください。 ・今までの人生で一番苦しかったことを教えてください。 ・あなたが失敗から学んだことと、それを活かした経験について教えてください。 ・どのような時にやりがいを感じるのか教えてください。 ・学生時代に特に力を入れたことを教えてください。 ・自分を表す四字熟語を教えてください。 ・自分および周りからみた、自分の性格・キャラクターを、率直且つ具体的に教えてください。 ・自分らしさを表すキャッチフレーズを教えてください。 ・あなたが最も達成感を感じた出来事とその理由を具体的に教えてください。 就活生の個性や性格を確認するために、様々な言い回しを活用した質問が行われます。 このような質問をされた時にどう回答するべきか複数のパターンを用意しておくことをおすすめします。 自己PRを考えることは大変かと思いますが、1回の面接で自己PRを引き出す質問を複数される場合もありますので、同じ回答をしてしまう、返答できなくて空白の時間を生んでしまうなどの状況を避けるためにも、ぜひ準備をしておいてください。 本選考を通過したESを見たい就活生必見! 伊藤忠商事・任天堂・講談社・味の素・集英社・アサヒ飲料・大日本印刷・資生堂・イオングループなど全958社の本選考に通過をしたエントリーシート77,203枚(2024年3月時点)を無料で閲覧できます。 本選考に通過したいと考えている就活生は是非参考にしてみてください。 新卒の面接|自己PRの答え方 自己PRに答える場合には、下記のフローに従って答えていきましょう。 この流れに沿って伝えることができれば、論理的且つわかりやすく自己PRをすることができます。 それぞれの項目について細かく見ていきましょう。 STEP1.結論をまとめる まず始めに簡潔に結論から述べます。 ■回答例 「私の強みは〇〇です」 「最もつらかった経験は〇〇という経験です」 「私のキャッチフレーズは〇〇です」 STEP2. 具体的なエピソードを述べる 結論の次に、強みの根拠となる過去の経験に関するエピソードを話します。 エピソードを話す場合、 ①どんな問題が起こったのか ②その出来事に対してどのような行動を取ったのか ③その結果どうなったのか という点を意識し、具体的に回答しましょう。 ③の結果を伝える際は数字などを用いると説得力の強い自己PRになります。 STEP3. 入社後どう活かすのかを述べる 最後に強みを入社後どのように活かしていくかを伝えます。 面接官にあなたが働いている姿を想像しやすくさせるために、できるだけ具体的に答えるようにしましょう。 新卒の面接|自己PRの回答例文10選 ここからは自己PRの回答例を紹介します。下記5つのシチュエーション別に回答例をご紹介しますので、参考にしてみてください。 ・アルバイト ・部活度 ・インターン ・留学 ・サークル 例文は、 のフレームワークに沿って作成しています。 アルバイト ■例文1 ①私の強みは、困難な目標も達成できる粘り強さです。 ②幼い頃から、自転車・鉄棒・水泳・一輪車など、どんなことでも達成できるまで練習に付き合ってくれる家族の存在があったことから、目標に向かってとことん努力し続ける性格が形成されました。 学生時代は、個別指導塾講師のアルバイトをしており、限られた指導時間の中で、生徒の学習に最大限貢献することに努めていました。たとえば、生徒が問題を解けなかった場合には、煮詰まっている箇所を解決するだけでなく、復習となる宿題を出し、家庭学習の習慣を改善させるといった工夫を徹底して行いました。その結果、偏差値を10アップすることができ、先日無事に目標大学に合格することができました。 ③このように困難な目標であっても粘り強く最後までやり抜く精神で、仕事に対してもその都度目標を立て、粘り強く努力し結果を出していきたいと考えています。 ■例文2 ①私の強みは、相手の立場に立って物事を考えられるということです。 ②私はガソリンスタンドでアルバイトをしており、来店されたお客様を必ずリピーターにするという目標を掲げていました。具体的には受付時に雑談を通してヒアリングを行い、お客様にとって最適な提案を徹底しました。その結果、お客様目線に立って相談から提案までを親身になって行う私の人柄が認められ、リピーターが増えていきました。 このことから、相手の立場に立って物事を考えるはこと、信頼関係を構築するうえで非常に重要であると学びました。 ③この経験を活かし、社会に出ても顧客の目線から物事を判断し、相手のニーズに応えられる提案を心掛け、御社の業績に貢献していきたいと考えています。  部活動 ■例文1 ①私の強みは継続的に努力し続けられる点です。 ②私は高校時代に所属していた柔道部は、平成◯年からインターハイに連続出場している強豪校だったのですが、私は高校1年生から始めたため、最初は練習についていくことすら厳しい状態でした。しかし、チームメイトに負けないように毎日朝1時間、夜1時間の自主練を欠かさずに実施し、一生懸命練習に取り組んだ結果、高校3年生の時にはインターハイメンバーに選出されました。 また、私は幼少の頃から痩せやすい体質で、それがコンプレックスでしたが、大学でトレーニング科学や栄養学、生理学について学び、それを活かし毎日1時間のトレーニングを3年間継続したことで自身の筋肉量を増加させ、約15kgの増量に成功しました。 ③今後御社で働く上でも、成果が出るまで継続的に努力し続け業績に貢献していきたいと考えています。 ■例文2 ①私は努力し、周囲を巻き込むことができる人間です。 ②私は学生時代に陸上部に所属していました。私が入部した当初、練習内容が長距離走のスピードを向上させるものに偏っており、もっと持久力を向上させる練習を増やすべきだと提案しましたが、部の中枢的存在ではなく、信頼もなかったためその提案は通りませんでした。 そこで積極的に部内の交流を促進するイベントの企画をし他の部員とのコミュニケーションを取る時間を設けたり、他の部員より多く練習を行い実力をつけるようにしました。 その結果、少しずつ部員が私のことを一目置き、信頼するようになり、練習メニューの変更を受け入れるだけでなく、ランの練習メニューの作成を一任されるまでになりました。その後、部員のランのタイムは大きく向上し、6月に行われた団体戦では50チーム中7位と入賞を果たすことができました。 ③入社後に何か改善したい内容があった場合には、自ら努力し実力を付け、周囲を巻き込みながらより良いサービスを提供できるように努力したいと考えています。 インターン ■例文1 ①私は「期待に応える」ではなく、「期待を超える」ことが好きな人間です。 ②昨年設計業務に関するインターンに参加しました。その際に任された業務が非常に多かったため、当初担当者からは「終える必要はない」といわれていましたが、期待以上の成果を成し遂げたいと思い、期間中に終える計画を立てました。 疑問を次の日に持ち越さないように設計部の方々にその日のうちに質問し解決すること、データ整理を徹底すること、作業時間を効率的に確保することを心掛け、計画した一日のノルマ以上の作業を進めることができました。その結果、計画よりも三日間早く作業をやり遂げることに成功しました。 ③今後業務を進めていくにあたってもクライアントの要望以上の提案ができるように日々努力をし続けることができる構造設計者になりたいと考えています。 ■例文2 ①私の強みは、多文化環境でのコミュニケーション能力です。 ②フィリピンの現地IT系企業にて計2ヶ月間インターンとして勤務した際に、イギリス、タイ、ベトナム、インドといった現地メンバーで構成されるチームで開発案件を進め、中国企業との共同開発案件にも携わり、英語での会話力に加えて、相互の文化的側面の理解、非英語ネイティブ同士の意思疎通におけるリスクヘッジなど、グローバルな環境下でのコミュニケーション経験を多く積むことができました。 ③これらの経験を海外の事業所との連携や異なる文化の社員同士のコミュニケーションなどに活かし、少しでも事業の発展に貢献していきたいと考えています。 留学 ■例文1 ①目標達成のために行動することができる点が強みです。 ②私はワーキングホリデーのためにオーストラリアに3ヵ月間滞在していました。その間1ヵ月間は語学学校にも通っていました。語学学校での授業は、難民問題や同性婚などがテーマで、手を挙げて発表する形式ではなく自由に議論する形だったため全く発言できず、結果クラスメイトから「自分の意見をいわないことは意見を持っていないことと同じ。それではあなたがどんな人なのかわからない」といわれ、文化の違いを感じたと共に反省しました。 そこで異国の友達を20人作ることを目標に、英語の自主学習の時間を増やしたり、語学学校では間違っていても必ず手を挙げるように行動を変えてみたり、日本が好きな外国人が集まるイベントに参加し英語を話す機会を増やしたりとできる努力を実施していきました。その結果、48人もの友達ができました。 ③このように目標達成のために行動し続ける点を御社の仕事の中でも活かし、困難な壁にぶち当たった時でも、最大限の行動をして乗り越えていきたいと考えています。 ■例文2 ①私の強みは相手のことを考える力です。 ②香港留学中に、日本人のみを対象として行っていた餅つき大会を、留学生に向けて企画しました。しかし、日本人を集客することは仲間意識もあり容易ですが、多様な価値観を持つ外国人を集めるためには工夫が必要で非常に難航しました。そこで留学生に餅つき大会を具体的にイメージしてもらうためFacebookページを作成し、餅つきの動画や日本の文化の説明を載せてみたところ、30人もの留学生を集めることができました。 ③相手の目線に立ち、相手によってアプローチ方法を変えることの大切さを御社の業務内容にも活かしていきたいと考えています。 サークル ■例文1 ①私は計画的に物事を進めることができる人間です。 ②私は企画サークルに所属していて、3年生の夏に企画の代表を任されました。一日規模の企画であったため、3か月前からサークル全員の意見を聞き、それらの意見を自分なりに取捨選択し、タイムスケジュールを綿密に決め、サークル員とともに内容を練り上げていきました。 企画当日は前もって準備したことが功を奏して200人もの人が参加し、大成功を収めることができました。代表者として個々の意見を尊重し、受け入れ、調整していくことを繰り返すことによりサークル員が一丸となって企画を成功させることができたと感じています。 ③今後仕事を行っていくうえでも優先順位を立て、スケジュールを引き、物事を円滑に進められるよう仲間とコミュニケーションを取りながら仕事に取り組んでいきたいと考えています。 ■例文2 ①私は人の意見を聞き、問題解決の架け橋となれる人間です。 ②大学では体操サークルに所属していましたが、サークルの団体戦の出場者についてキャプテンとメンバーの間で意見が分かれ亀裂が生じていました。この要因が、キャプテンとメンバーの立場が違うために誤解が生まれているという点に気付いた私は、キャプテンを含めた全員とまずは個別に話し合い、誤解をひも解くきっかけを作りました。その後、皆の理解を得て団体戦メンバーを選出することができました。 ③業務において、意見の対立など問題が生じた場合でもあっても、原因を追求し、解決のための対話をし円滑に解決できるように貢献していきたいと考えています。 本選考を通過したESを見たい就活生必見! 伊藤忠商事・任天堂・講談社・味の素・集英社・アサヒ飲料・大日本印刷・資生堂・イオングループなど全958社の本選考に通過をしたエントリーシート77,203枚(2024年3月時点)を無料で閲覧できます。 本選考に通過したいと考えている就活生は是非参考にしてみてください。 新卒の面接|自己PRで注意すべきポイント ここからは自己PRを行う際に注意すべきポイントを紹介します。 ESとの一貫性がない 面接は基本的にESで書いている内容をより具体的に伝える場です。面接官は面接を行う前に就活生のESを読んでいますので、ESで書いた内容と全く異なる自己PRをすることは避けましょう。全く違う自己PRをしてしまうと、自己PRの信憑性が下がりますし、一貫性のない人だという印象を与えてしまいます。 面接ではESに書いた自己PRをより具体的にアピールするという気持ちで臨むようにしましょう。 根拠がない いくら「私には~~という強みがあります」と良い長所をアピールしても、それを裏付けるエピソードがないと企業側から「本当にそうなのか?」と疑われてしまいます。 自己PRを語る際に最も大切なことは、強みを証明できる実体験を伝えるということです。 具体的な経験を伝えられるかが不安という就活生は、再度自己分析を行い、自分の強みはこれだと思った理由はなぜかを振り返ってみてください。 企業の業務内容と合わない 「その企業に合った強みをアピールする」ということを意識しましょう。企業は自社の利益を生み出してくれる人材を採用したいと思っているため、その業種で活かせない強みをアピールされても全く魅力を感じません。業界研究を行い、志望企業の業種内容を理解したうえで自分の強みは活きるのかを確認してください。 ダラダラと長く話しすぎない 自己PRも自己紹介と同様に1分程度を目安に話し終えるようにしましょう。あまりにも長くダラダラと話し過ぎるのは、要点がつかめず「あまり有能ではなさそう」という印象を与えかねません。結論から端的に要点を絞って話すように心掛けましょう。 

2024.04.25

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【強み別】就活の自己PRに使える例文23選|書き方のフレームワークも紹介

「就活の自己PRが思いつかない」とお悩みの就活に向けて、本記事では23種類の強み別に自己PRの例文をご紹介いたします。 自己PRの書き方のフレームワークもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ 就活の自己PRの例文を強み別に23種類紹介(各強みを使った自己PRの書き方や別パターンの例文を掲載した記事も掲載) 就活の自己PRは「結論→エピソード→結果→入社後、強みをどう活かすか」の流れで組んでいく 自己PRのアピール内容が思いつかない時にはモチベーショングラフが便利 就活における自己PRの書き方~フレームワークつき~すでに把握している就活生も多いかもしれませんが、例文を見る前に自己PRの書き方の基本をざっくりおさらいしておきましょう。 就活の自己PRは下記のフレームワークに沿って書くと、採用担当者に理解してもらえる文章を作りやすくなります。 結論 自己PRを書く際は最初に「私の強みは〇〇です」などと自分の強みを端的に伝えましょう。最初に結論を伝えることで、この先どういった内容が続くのかを聞き手側が想定でき、理解してもらいやすくなります。 エピソード 強みを伝えたら、その強みがあることを証明できるエピソードを述べましょう。 ここではどういった目標や課題に向けてどのような思考をし、どのような行動を起こしたのかを盛り込むことでできるだけ説得力を持たせるのがベターです。 結果・学んだこと その後は、自分が起こした行動によってどういった結果に繋がったのかを明記しましょう。ここでは第三者にもその結果の大きさを理解してもらえるよう、できるだけ数値で示して定量的に表現するのが得策です。 たとえば「〇〇という提案をして実践した結果、売上を昨対比20%UPさせることができた」と伝えられると説得力が増します。 入社後どう活躍できるか 最後に、その経験を通して何を学んだのか、その学びを活かして入社後どのように活躍するのかを伝えましょう。就活においてはいかに採用担当者から「この就活生は自社で活躍する素養がある」と思ってもらえるかが勝負です。 「私の長所である〇〇を活かし、貴社の〇〇業務において〇〇のように貢献していきたいと思います」などと、自分の強みをどう業務に活かせるかを伝え「この人材は自社に貢献してくれる」と捉えてもらえるとベストです。   【思いつかない就活生向け】自己PR内容の考え方 中には「自己PRが思いつかない・・・」「自分にアピールできる強みなんてないよ・・・」とお悩みの就活生もいるかと思います。そこでここでは自己PRの内容の考え方を3STEPでご紹介します。 STEP1:過去の経験を洗い出す まずは自分の過去の経験について振り返りましょう。これはいわゆる自己分析の作業を指します。下記のように幼少期から現在に至るまでの間に経験したことや印象的だった出来事を羅列してみましょう。 嬉しかったこと、頑張ったこと、悲しかったこと、悔しかったこと、辛かったことなどの観点で思い起こすとわかりやすいのではないでしょうか。 【例】 サッカーの試合でインターハイに出場した ピアノコンクールで入賞できた 初めてのアルバイトで接客に苦戦した STEP2:モチベーショングラフを作成する 過去の経験を洗い出せたら、それらの内容をもとにモチベーショングラフを作成してみましょう。 先程洗い出した過去の経験を時系列に並べ直し、その出来事があった際のモチベーションがどのくらいの高さだったのかを下記の図のようにグラフにしていきます。 STEP3:モチベーショングラフから強みを見つける モチベーショングラフを作成したら、それぞれのエピソードについて深堀りしていきます。 たとえば「部活動で自分の無力さを痛感した」というエピソードであれば、「無力さを感じた結果どう行動したのか」「ぶつかった壁をどう乗り越えたのか」などを考えていきます。 他の経験についても同じように深堀りし、それらにおける行動や思考に共通点があれば、それが自分の強みであるといえます。 【強み別】就活の自己PRに使える例文23選 最後に、就活の自己PRの参考にしていただきたい例文を、強みごとにご紹介しますのでぜひ参考にしてください。 ●結論⇨ 緑 ●エピソード⇨ 青 ●結果・学んだこと⇨ ピンク ●入社後⇨ オレンジ 協調性 就活の自己PRで協調性をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、協調性を持って主体的に行動できる点です。 私は大学1年生から4年生にかけて飲食店のホールのアルバイトを行っておりましたが、職場では店長とアルバイトで意見が合わないことやオペレーションが整っていないことでお店がうまく回っていませんでした。しかし私は良い店舗にしていきたいという想いから食事の提供方法や役割分担について意見を出し、また誰よりも全員とコミュニケーションを取ることを意識しました。 結果、意見が採用され効率が上がっただけでなく、利用してくださった顧客から団体での予約が入るなどしてリピーターの獲得にも繋がりました。店舗の雰囲気も良くなり細かい連携が取れるようになったことも嬉しいポイントです。 入社後はこの強みを活かし、主体的に行動することで組織の売上の向上と活性化に貢献したいです。   継続力 就活の自己PRで継続力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私は何事においても目標を達成できるまで諦めない継続力があります。 私は高校から野球部に所属してそのタイミングで野球を始めたのですが、最初は経験者の選手に全くついていくことができず、試合の時もずっとベンチが定位置になってしまっていました。引退までには必ず試合に出たいと考えた私は、今の自分の課題をもとにした効率的な練習メニューをコーチに組んでもらい、朝練の前に1時間早く起きて個人での練習を行いつつ、土日も個人的にスクールに通って練習を重ねました。 その甲斐あって高校2年生の頃には試合に出場することができ、最終的には自分が出場した県大会で準優勝することができました。 入社後にはこの継続力を活かし、それまでに経験したことのない業務であっても細かく対策を練り、成果にコミットできるまで諦めずに取り組みたいと思います。 責任感 就活の自己PRで責任感をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは物事を自責で捉え、常に自分にできることを模索して成果へ導こうと努力できることです。 大学時代はテニス部に所属しており、部の目標は団体戦で全国大会に出場することでした。しかし私が所属していたチームは部内での力量の差が大きく、試合で得点を得られない選手に対して冷ややかな視線を送るメンバーもいました。ただ、得点を得られない選手をただ責めても何も問題は解決しないと考え、私は中でもテニス経験が長い選手としてその選手の課題の発見と練習メニューの改良のサポートに徹しました。 結果、少し時間はかかりましたがその選手の持ち味を引き出す取り組みができるようになり、引退直前のタイミングで団体戦で全国大会に出場するという目標を達成することができました。 入社後もこの自責で捉えるスタンスを持ち続け、組織のためにその時自分にできることを模索、実践していきたいと思います。   行動力 就活の自己PRで行動力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは課題の要因の発見と解決に向けて努力できることです。 アルバイトで勤めていた小学生向けの塾では度々生徒の集中力のなさが問題視されていました。私はそれを受けて数日間生徒たちの動きを細かく観察し、集中力が持続しないのは生徒同士の席の近さと教室内にある時計の位置にあるのではないかという仮説を立て、塾の責任者の方へ席の配置と時計の位置の見直しを提案しました。 結果、生徒たちが問題を解いている間の私語は激減し、「気づいたら帰る時間になっていた」とつぶやく生徒も現れ、以前よりも生徒たちが学習しやすい環境を作ることができました。 入社後もこの課題発見力と解決力を生かし、事業の質をより高めていけるよう率先して行動したいと思います。   向上心 就活の自己PRで向上心をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは現状に満足せずにより高い目標を目指して努力できる点です。 昨年まで参加していた長期インターンシップにおいて私は記事執筆業務に従事していたのですが、社員の方からは「記事の質が高いにもかかわらず執筆スピードも問題ない」との声をいただいていました。しかし私はもっと生産性を高めたいと考え、記事の質を担保しつつ執筆スピードを高められるよう一般的な効率UP施策を実施しつつ、二度同じフィードバックを受けぬよう反省点管理シートを作成して運用しました。 結果、以前から質を落とさぬ状態で1記事あたりの執筆時間を6時間から5時間に短縮させることができ、月に納める記事数も増やすことができました。 入社後はこの向上心を活かし、常に高い目標を掲げてそれに向けたアクションを取ることで組織に貢献していきたいと思います。 計画性 就活の自己PRで計画性をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みはあらかじめ計画を立てることで、その時すべきことが何かを明確にし効率的にアクションを起こせる力があることです。 大学時代アルバイトとして働いていたレストランではホール業務を任されていたのですが、当初はスタッフ同士の連携がうまく取れていないことからお客様のもとへ料理が届くのに時間がかかる、オーダーをキッチンに伝える前に失念してしまうなどの課題が見られました。そこで私はその日のメンバーを確認したうえでその日一日の役割分担を細かくスケジュールに落とし込み、その時誰が何をすべきなのかを視覚で把握できるようにしました。 結果、スタッフ同士の円滑な連携が取れるようになり、私のスケジュール管理シートはキッチンでも運用されることになりました。 入社後はこの計画性を活かし、課題解決に向けてより効果的なアクションを取れるよう努めたいと思います。 真面目さ 就活の自己PRで真面目さをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、人が避けたがることに率先して取り組む真面目さがあることです。 大学時代は居酒屋でアルバイトを行っていたのですが、働き出した当初はお手洗いの清潔さに関するクレームが多く寄せられていました。しかしスタッフは皆忙しさも相まって最低限の清掃しか行っていなかったため自分がやるしかないと考え、仕事の合間を縫って頻繁にお手洗いの清掃と備品の補充を行うようにしました。 するとお手洗いにに寄せられたクレームが激減しただけでなく、サービス提供に関する評価が上がったことや私の働きぶりを見たスタッフの士気が高まっていることなどを店長から感謝してもらうことができとても嬉しかったのを覚えています。 入社後はこの強みを活かし、自分にしかできない価値提供を行うことで組織に貢献したいと思います。 忍耐力 就活の自己PRで忍耐力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、一度決めたことを最後まで諦めずに努力できることです。 昨年長期インターンシップに参加していた際、新商品の案出しを行う機会があり、全10名の学生がそれぞれ計2回プレゼンすることになりました。私はどちらかのプレゼンで優勝したいと考えていたのですが、初回は全く良いアイデアが思い浮かばず良い評価を受けられませんでした。不甲斐ない結果に終わり心が折れそうになりましたが、一度決めた目標を諦めたくない、まだ次があるのだから勝負は終わったわけではないと自分を鼓舞し、アイデア出しのコツを書籍で勉強しつつ、競合調査シートを独自に作成してアイデア出しの基盤を固めました。 結果、2回目のプレゼンでは準優勝することができました。目標には届きませんでしたが、忍耐と継続が自身の成長に繋がることを学ぶことができたと思います。 入社後はこの忍耐力を活かして、どのような難しい業務にも前向きに取り組みたいと思います。 柔軟性 就活の自己PRで柔軟性をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、相手の行動を見てその時必要なサポートができることです。 大学時代はダンスサークルに所属していたのですが、とある後輩メンバーがあるタイミングを境に少しずつ部室に顔を出す頻度が減っていっていることに気づき、心配になってある時個別で聞いてみると周りの足を引っ張っているようで気まずかった、でもダンスは楽しいから続けたいとこぼしていました。それを受けて、私はどうにか彼女に自信をつけてもらうべく、部室から離れたところで個別で一緒に練習することを提案し、2ヶ月後の学園祭の時までに自信をつけてもらうことを目標に掲げて彼女用のメニューを作成して練習に励みました。 結果本人の努力の甲斐あって学園祭のステージは大成功に終わり、本人も「頑張って本当に良かった」とうれし涙をこぼしていたのが今でも心に残っています。 入社後はこの強みを活かして、その時必要なサポートを行うことで組織を下支えしていきたいと思います。 気配り 就活の自己PRで気配りできる力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私は、場の空気を読んでその時自分にできる役割を率先して果たせる強みがあります。 大学時代は合唱部に所属しており皆で全国大会出場を目指していたのですが、2名の部員の歌唱力が周りに追いついておらず、周りの部員は何も言わないながらも冷ややかな視線を送っている状況でした。私は約5年間の合唱経験がある者としてこの状況を打開したいと考え、顧問と相談したうえでその2名の部員用の練習メニューを作成し、毎日の朝練を実施しました。また、自宅でできる練習もそれぞれの部員に実施してもらい、それを録音して毎日提出してもらうことで練習の習慣も身につけてもらいました。 すると、そんな様子を見ていた周りの部員たちも士気が高まったのか個人練を行うようになっていき、最終的には引退直前の年に全国大会へ出場することができました。 貴社に入社できた際にはこの強みを活かし、組織一丸となって成果に繋げられるよう尽力したいと思います。   チャレンジ精神 就活の自己PRでチャレンジ精神をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、課題解決のためには新たな試みでも臆することなく挑戦できる力があることです。 大学時代はアルバイトとして夫婦が営む個人経営の洋菓子店に勤めていたのですが、勤めだしてしばらくした頃、集客数の伸び悩みが課題になっていました。当時私には集客ノウハウが一つもない状態でしたが、大好きなお店だからこそなんとか貢献したいと思い、10代後半から20代の集客ができないか考えました。大学の友人へヒアリングを行った結果SNSで事前に店選びをする層が圧倒的多数だったため、SNSに疎い店主夫妻に代わって店内の様子やキッチンでの作業現場などを撮影して定期的な情報発信を行いました。 結果、集客数を前年比で20%UPさせることができたほか、顧客の投稿がバズるなど嬉しい成果に繋がりました。 入社後もこの強みを活かして、いかなる課題にもチャレンジし続けたいと思います。 負けず嫌い 就活の自己PRで負けず嫌いであることをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、納得のいく成果を得られるまで諦めずに努力し続けられることです。 大学時代はアルバイトとしてテイクアウト用の総菜販売店に勤めていたのですが、ある年創業10周年ということで販売目標が掲げられました。達成できればスタッフ全員にボーナスが入るということもあり、私はバイトリーダーとしてどうにか全員の力を併せてこの目標を達成したいと考え、店舗のディスプレイを工夫したりSNS投稿を引き受けて毎日発信したり、メンバーの得手不得手を考えて配置換えを行うなどあらゆる工夫を行いました。 結果、スタッフの努力の甲斐あって販売目標を達成することができ、発表時、スタッフみんなで抱き合って喜んだのを覚えています。 入社後はこの強みを活かし、組織一丸となって納得のいく成果を得られるよう尽力したいと思います。 好奇心 就活の自己PRで好奇心をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、向上心が強く何事にも主体的に取り組めることです。 大学時代は雑貨店でアルバイトを行っており、当初は接客スタッフとして働いていました。しかしある時売上が低迷しており閉店の可能性があるという噂を耳にしました。私は思い入れのあるお店だったからこそ自分がなんとかしたいと思い、かねてから興味のあったマーケティングに挑戦したいという思いも相まって、店長に相談したうえで店舗のディスプレイや店のチラシのデザイン、SNSでの発信などあらゆる集客に挑戦しました。 すると周りのスタッフも力を貸してくれるようになり、3ヶ月後には集客数を前年比で20%UPさせることに成功しました。 入社後はこの強みを活かし、自分がアクションを起こすことによって周りを巻き込みながら組織の成長に寄与したいと思います。 努力家 就活の自己PRで努力家であることをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私には現状に満足せずより高い目標に向けて努力できる強みがあります。 昨年まで参加していた長期インターンシップでは営業を行っており、私の業績は中でも高い方だったのですが、インターン生の中で2位の業績であることが悔しく、なんとかTOPを勝ち取りたいと考えるようになりました。既存営業のノウハウを書籍で学び、顧客との連絡頻度を増やしてまずは信用を得られるよう工夫しました。加えて顧客の視点に立ったサービス提供がしたいと考え、競合他社の商材の打ち出し方などを研究して自社商材に置き換えた際にどう伝えれば魅力をアピールしやすいのかを考えて実際の営業時に実践するようにしました。 その甲斐あって、そこから2ヶ月後の業績は無事TOPを勝ち取ることができ大きなやりがいを得られました。 貴社への入社後はこの向上心を活かし、常に高い目標を掲げてそれに向けたアクションを取ることで組織に貢献していきたいと思います。 素直さ 就活の自己PRで素直さをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、他者の意見を素直に取り入れ次に繋げられることです。 大学時代はダンスサークルに所属していたのですが、練習中にリーダーから「アンサンブルがなってない。自分が目立とうとする前に全体の調和を意識して欲しい」と指摘を受けました。最初は「本格的に練習し出してまだ数ヶ月しか経っていない自分にそんなハイレベルなことを言われても」という気持ちになりましたが、一旦アドバイスに従ってみて上手くいけたら嬉しいし、違えば軌道修正をすれば良いと考え、まずはリーダーの指示通りに練習することに決めました。 結果、その1ヶ月後の自分のダンスは驚くほど周りに溶け込んでおり、リーダーから「こんな速度で成長できるなんて、来年にはセンターで踊れてるかもしれないね」と褒めてもらえたのがとても嬉しかったのを覚えています。 入社後はこの素直さと成長速度を活かし、他者の意見を積極的に取り入れてアクションに繋げることで組織に貢献したいです。 主体性 就活の自己PRで主体性があることをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、組織の目指す方向を見据えつつその時々の自分の役割を考えて行動できることです。 私は大学時代バレーボール部に所属しており全国大会出場を目指していたのですが、一年生の頃怪我をしたことでバレーを続けることができなくなってしまいました。最初は絶望しましたが、周りの支えもあり、形は違えど今自分がチームにできることをやって貢献しようと考えられるようになり、マネージャーとして部を支えることを決めました。その時の自分にできるのはチームを客観的に見ることだと考えた私は、メンバー一人ひとりの課題を観察して洗い出しノートにまとめ、それをもとにコーチと練習メニューの改善を行いました。 最終的に私たちのチームは全国大会に出場することができ、選手たちと抱き合って喜んだのを覚えています。 入社後もこの主体性を活かして、その時自分に必要な役割を果たしていきたいと思います。   体力 就活の自己PRで体力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、苦手なことにも積極的に取り組み諦めずに成果を追い求める点です。 大学時代はパンケーキ店でアルバイトを行っていたのですが、初めてのキッチン業務ということでパンケーキを上手く作ることができず、先輩から厳しい指摘を受けていました。最初はとても落ち込んだのですが、中高生の頃野球部で培った精神力のお陰で「毎日少しずつ上手くなってるんだから自信を持とう」と自分を励まして気持ちを保っていました。私は早く上達して一人前になりたいと考え、店長にお願いして毎日就業後に個人練習をさせてもらっていつつ、厳しくて近寄りがたかった料理長にも自分から積極的に話しかけコツを伝授してもらえるように働きかけました。 結果、2ヶ月も経つ頃には後輩の指導を任されるレベルまでに上達しました。 入社後はこの精神力を活かし、どんなに困難な課題にも挑戦し続けた成果に繋げたいと思います。   前向きさ 就活の自己PRで前向きさをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私には、失敗を恐れずに挑戦し続けられる強みがあります。 昨年参加した長期インターンでは、新商品のアイデア出しを行う課題が出され計2回のプレゼンの機会が設けられました。なんとか1回は優勝したいと考え周りの学生には考えられないような奇抜な商品を提案することに決めたのですが、1回目のプレゼンでは良い評価を得られず厳しいコメントをいただく結果になりました。時間をかけて準備したため落ち込みましたが、そこでいただいた意見をもとにさらに競合調査を強化してプレゼンの進め方も書籍で学び、ブラッシュアップして2回目のプレゼンに臨みました。 その甲斐あって2回目では無事優勝することができ、失敗してもその学びを糧にすれば成功に導けることを学びました。 貴社への入社後も失敗を恐れず、日々成長することで貢献したいと思います。   調整力 就活の自己PRで調整力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、メンバーの意見をまとめて皆が納得できる落としどころを見つけられる点です。 バンクーバーに約半年間留学をしていた際にグループでプレゼンを行う授業があったのですが、ただでさえ細かいニュアンスが伝わりにくい環境に加えて意見の出し方に文化的な違いがあったこともあり、最初は意思疎通を行うことに苦戦し話し合いはなかなか前に進みませんでした。さらに私のグループにはいわゆるまとめ役もいなかったため私がまとめるしかないと考え、発言できていない学生にはこちらから意見を尋ねつつ、自分の意見が正しいと強く出ている学生には、それぞれの意見の良いところを集めればもっと良いプレゼンができるということを一生懸命伝えました。またプレゼン当日までの計画表を作成してそれぞれの役割分担も行うことで、メンバー全員が主体的に取り組めるよう工夫しました。 その甲斐あって、当日のプレゼンでは先生から高評価を受けることができました。 入社後はこの強みを活かし、組織がより高い成果を上げられるようベストを尽くしたいです。   吸収力 就活の自己PRで吸収力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。   私には人の意見を素直に聞き入れ成長に繋げられる強みがあります。 大学時代はテニス部に所属しており大会に向けてダブルスを組むことになったのですが、それまでの私はシングルス経験しかなく、初の練習試合では全敗してしまいました。私はその原因を「自分にシングルス経験しかないから」と考えていたのですが、コーチから「ダブルスは二人でやるものだから、自分一人でボールを全て取ろうとせずにパートナーを信じる心が大切」と助言されたことに衝撃を受けました。そこでまずはコーチを信じて改善を図ろうと考え、パートナーとの距離を縮めるために普段の会話量を増やし、試合中に私へ感じる課題を率直に教えてもらえるよう配慮しました。 その甲斐あって次の練習試合の際には3勝1敗という結果に持っていくことができ、大会でも勝利を収めることができました。 貴社へ入社できた際にはこの強みを活かし、自分がスピーディーに成長していけるようまずは人の意見を取り入れてアクションに繋げていきたいと思います。 対応力 就活の自己PRで対応力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私には、イレギュラーが生じた場合でも前向きかつ柔軟に対応できる強みがあります。 私は大学時代テニス部に所属しており全国大会出場を目指していたのですが、一年生の頃怪我をしたことでテニスを続けることができなくなってしまいました。最初は自暴自棄になりかけましたが、周りの支えもあり、形は違えど今自分ができることをやって部に貢献しようと考えられるようになり、マネージャーとしてサポートすることに決めました。メンバー一人ひとりの課題を観察して洗い出しノートにまとめ、それをもとにコーチと練習メニューの改善を行うなどチームを客観的に捉えて強化できるように努めた結果、私たちのチームは全国大会に出場することができ、選手たちと抱き合って喜んだのを覚えています。 貴社への入社後もこの柔軟な対応力を活かして、様々な形で組織の改善と売上UPに貢献したいと思います。   几帳面さ 就活の自己PRで几帳面さをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは計画を細かく立てて準備を入念に行うことで効率的にアクションを起こせることです。 大学時代アルバイトとして働いていた飲食店ではホール業務を任されていたのですが、当初はスタッフ同士の連携がうまく取れていないことからお客様のもとへ料理が届くのに時間がかかる、オーダーをキッチンに伝える前に失念してしまうなどの課題が見られました。そこで私はその日のメンバーを確認したうえでその日一日の役割分担を細かくスケジュールに落とし込み、その時誰が何をすべきなのかを視覚で把握できるようにしました。 結果、スタッフ同士の円滑な連携が取れるようになり、私のスケジュール管理シートはキッチンでも運用されることになりました。 入社後はこの計画性を活かし、課題解決に向けてより効果的なアクションを取れるよう努めたいと思います。   問題解決能力 就活の自己PRで問題解決能力があることをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは問題解決に向けて率先してアクションを起こせることです。 私は毎月介護施設でボランティア活動を行っているのですが、当初は施設の利用者の方に話しかけても厳しい言葉を投げかけられたり返事をしてもらえなかったりと、コミュニケーションを取ることに苦戦しました。しかし私以外のスタッフさんが円滑にコミュニケーションを取れているのを見て自分の接し方に原因があるのではないかと考え、周りのプロの介護士の方へアドバイスを仰ぎつつ、利用者の方それぞれに適した介護方法を書籍を読むなどして勉強しました。 その甲斐あって、利用者の方それぞれに合った介護を実践できるようになり、少しずつ利用者の方に心を開いてもらえるようになりました。 入社後はこの問題解決に向けた行動力を活かし、その時の自分に何ができるのかを率先して考え、組織に貢献していきたいと思います。

2024.04.25

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特技一覧を参考に面接で好印象を与える特技を見つけよう!ポイントや注意点も紹介!

就活では特技に関して聞かれることがあります。 「特技がないけどどうしよう・・・」 「特技の探し方がわからない・・・」 など特技に対してどう回答すれば良いかと悩んでいる就活生に向けて、本記事では、特技の探し方と特技一覧をご紹介しています。 そもそも面接官が特技を聞く理由や特技を回答する際の注意点についてもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ 特技は、「学生時代にやっていたこと」「仕事に活かせること」「人にはマネできないこと」「ギャップを感じさせること」「趣味」から探すことができる 面接で「特技」を聞く理由は「人柄を知る」「仕事の適性があるかを見極める」「緊張をほぐす」ためである 面接で特技を伝えるには「お酒・ギャンブルにまつわること」「政治・宗教に関すること」は言わないほうが良い 特技一覧と特技の探し方 特技で何をアピールすれば良いか分からないと感じている就活生は、下記の一覧を参考にしてみてください。学生時代にやっていたことから探すまずは、学生時代にやっていた習い事や部活動を通じて習得したものを思い返してみます。幼少期から継続しており得意だと感じているものがあれば、それを特技としても良いでしょう。 特技一覧|学生時代にやっていたこと ・野球 ・サッカー ・バレーボール ・バスケットボール ・ソフトボール ・テニス ・バドミントン ・卓球 ・ハンドボール ・ラグビー ・陸上競技 ・柔道(段位があれば併せて記載する) ・剣道(段位があれば併せて記載する) ・空手(段位があれば併せて記載する) ・弓道(段位があれば併せて記載する) ・ボクシング ・レスリング ・水泳 ・書道(段位があれば併せて記載する) ・華道(流派や段位を併せて記載する) ・茶道(流派や段位を併せて記載する) ・楽器演奏(ピアノ、ギター、バイオリンなど具体的な楽器を挙げるとよい) ・歌・合唱 ・写真 ・英会話(英語以外の外国語も含む) ・工作 ・絵画 ・将棋(段位があれば併せて記載する) ・囲碁(段位があれば併せて記載する) ・e-スポーツ できれば、1年以上継続しているものを選ぶことをおすすめします。数える程度しか行ったことのないものはさすがに特技とは言えませんので、ある程度の期間継続して実施しているものを選ぶようにしてみてください。仕事に活かせることから特技を探すこれから面接を受ける企業で活かせる特技を持っている場合には、是非アピールしてみましょう。 業界や職種によっても異なりますが下記のような特技は、高評価を与える可能性もあります。 特技一覧|仕事に活かせること ・語学力 ・プログラミング ・映像制作 ・動画編集 ・イラスト制作 ・Webサイト制作 ・ゲーム制作 ・SNS投稿 ・ゴルフ Web関連の需要はどの業界・職種においても役立つ可能性が高いですので、周りの人から「すごいね!」と言われた経験のあるものがあれば、アピールしてみましょう。 ゴルフは企業で接待として行われる場合もありますが、コロナ禍以降、接待自体が少なくなっているので活かせる可能性は低いかもしれませんが、大人の趣味にも積極的にトライしているという印象は残せるはずです。日常的に継続しているものの中から探すその他にも日常生活の中で継続していることも特技として使えるケースもあります。 特技一覧|日常的に継続していること ・料理(パン作りやお菓子作りも含む) ・お弁当作り ・手芸(裁縫や刺繍、編み物、マスコット作りなど) ・筋トレ ・ストレッチ ・清掃 ・ジョギング ・投資日常的にやっているからといって、炊飯器でご飯を炊く、洗濯機で洗濯するというような当たり前のことを特技として伝えることはNGです。 あくまで特技ですので、土鍋でおいしいご飯を炊ける、どんな汚れでも染み抜きできるとなるなど、他の人には真似できないことをやっていることを選びましょう。 面接の場では、この特技を続けたことによって得られたことや業務にどう活かせるのかといったポイントも交えて話すと好印象です。人にはマネできないと思うものの中から探す努力しなければできないような特技も印象に残せるだけでなく人柄を表現できます。 特技一覧|人にはマネできないと思うこと ・天気予報(気象予報士の資格を取得していれば資格についても記載する) ・家電製品を修理できる ・世界遺産の名前を全て言える ・日本全国の駅名を全て言える ・3ケタの掛け算を暗算できる ・速読 ・手話 ・落語 ・お笑いのネタ作りあくまでの面接の場ですので、仕事に活かせる特技についてアピールした方が好印象を与えることができますが、どうしても人柄をアピールしたい場合には、人にはマネできないと思うことを伝えることで、印象に残すことに専念しても良いでしょう。 この項目の中から特技を選ぶ場合には、努力した点やその努力を入社後どのように活かそうと考えているのかという点も合わせて伝えるように意識をしてみてください。ギャップを感じさせるものを見つける「まさか、この人にこんな特技があったとは意外だ」と思わせるような特技はないか探してみるのも良いでしょう。インパクトを与えられるだけでなく、深掘り質問をしてもらえる可能性が高く、面接の場が盛り上がりやすくなるはずです。 特技一覧|ギャップを感じさせるもの ・か弱そうな女性の場合:空手や柔道の有段者 ・真面目そうな女性の場合:HIPHOPダンス歴8年 ・体格がよく活発そうな男性:生け花・茶道歴5年 ・おとなしそうな男性:ウエイトリフティング 優勝経験あり面接で印象を残したいと考えている場合には、このようなギャップを活かした特技をアピールするのも良いでしょう。 また、これらを始めたきっかけやこの特技をやったことによってどのように変わったのかなどについて深堀りされることが想定されます。 その際には、就活先の企業が求める人柄にマッチしていることをアピールする一言を合わせて伝えられると好印象です。趣味から探すその他にも趣味から探すという方法もあります。 趣味と特技の違いは、下記の通りです。 趣味・・・自分の好きなことや熱中できること 特技・・・他の人と比べて自信のあることや得意なこと そのため、趣味として自分が日頃から好きで取り組んでいるものの中には、他の人には負けないと自信を持って言える得意なことがあるかもしれません。 周りの人から「そんなことできるの?」「すごい!」と言われた経験があれば、それは特技といって良いでしょう。 そのため、まずは自分の好きなものを見つけてみることから始めてみましょう。 特技一覧|趣味から探す ・アクセサリー作りが好き→フリマアプリで年間〇〇万円の販売実績あり ・ネイルが好き→友人のネイルなども実施、インスタに常に公開しフォロワー1万人以上 ・走ることが好き→フルマラソンの大会に出場している(タイムなども記載) ・カラオケが好き→カラオケで95点以上の高得点が出せる面接で「特技」を聞く理由とは?そもそもなぜ面接で「特技」について聞くのでしょうか。人柄を知りたいため面接では様々な角度から人柄を見極め、企業に合った人材かどうかを判断しています。 特技を聞くのも、人柄を知るための質問の一つです。 特技を知ることで、その人の努力してきたことや考え方、価値観、志向性が見えてくるため、面接で質問されることが多いと覚えておきましょう。仕事の適性があるかを見極めるため特技とは自分が得意なことですので、特技を知ることによって、仕事の適性がみえてきます。 たとえば、「アクセサリー作りが得意」という方の場合、細かい作業を根気強く続けることができるという印象を受けますし、「筋トレが特技」という場合には、ストイックに業務に打ち込むストレス耐性の高さがあるという印象を与えます。 特技が複数あるという場合には、特技から連想されるイメージを理解したうえで、選考先の企業と親和性の高い特技は何かを考えてみるとよいでしょう。緊張をほぐすためその他にも面接で緊張している就活生の緊張をほぐすために、あえてフランクな質問として「特技は?」といった質問をするケースがあります。 特技の返答だけで合否が決まることは考えにくいですので、リラックスして回答できると良いでしょう。面接で「特技」を伝える際の注意点面接で特技を伝える場合には、特技として挙げたものが相手にどのような印象を与えるかを意識して回答することが大切です。マイナスイメージを与えかねない内容もありますので、事前に確認をしておきましょう。お酒、ギャンブルにまつわることは避けるお酒やギャンブルにまつわる内容は避けたほうが良いです。 単にお酒が強い、お酒が好きであると伝えた場合、不摂生をしているような印象を与えます。 また、ギャンブルが好きと伝えるとギャンブル依存症のような印象を与えてしまいますのでおすすめできません。お金の使い方が健全でなく、「会社にリスクを与えるのでは?」と警戒されてしまうかもしれません。 応募先の企業がお酒を扱っている場合や利き酒師やソムリエのように資格として証明できるものであれば、よい話のネタになる可能性もありますが、一般的にはお酒やギャンブルの話は良い印象をもたれにくいため避けたほうが懸命です。政治・宗教関連の内容は避ける政治や宗教に関係することを特技として挙げることもおすすめできません。 多くの企業は、基本的人権を尊重し、適性・能力のみを基準として採用するという厚生労働省の基準に則り採用活動をしています。基本的人権の中には、思想・良心の自由や信教の自由という権利があり、仮に面接の中でこれらの内容を深堀りした場合、「政治や宗教に関することが原因で落とされた」と言われても反論ができません。 そのため、ほとんどの企業では予防策として、応募者の政治や宗教に関することには一切触れないようにしているのです。話題として触れてもらえないことを、特技の欄に書くことはナンセンスですので、このような内容は避けたほうが良いでしょう。まとめ「特技」というフランクな質問だからといって、気を抜いてはいけません。 就活では、様々な質問を通して就活生の人柄を見極めようとしています。「特技」も人柄を知り、職務適性を見極めようとしている質問の一つであることを理解したうえで、面接対策を行うと良いでしょう。 本記事が少しでも就活の役に立てば幸いです。

2024.04.24

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面接の服装で悩む就活生向け|私服?スーツ?選び方のポイントを解説!

人生を左右する面接の第一印象は非常に大切です。 第一印象を良くするために、できる用意の一つに服装があります。 本記事では、面接で好印象を残すための服装選びのポイントを解説しています。 企業によっては「私服でお越しください」「カジュアルな服装でお越しください」など指定するケースもあるため、何を着ていくべきか迷っている就活生は、是非本記事を参考に最適な服装を選んでみてください。  この記事のまとめ 面接の服装を選ぶ際には、清潔感を意識し、自分の身体にフィットしたTPOに合った服装を選ぶ。全体のバランスが整っているかにも配慮する 面接の服装は基本的にはスーツが無難  「私服で」「カジュアルな服装で」と指定された場合には、オフィスカジュアルを選択する 面接での服装を選ぶ際のポイント面接の服装を選ぶポイントは以下の4点を意識しましょう。自分の身体に合った服を選ぶ大きすぎるジャケットは「ダボダボしていてだらしない」、丈が短すぎるズボンは「みずぼらしい」といった印象を与えてしまう可能性がありますので、自分に合わないサイズのスーツはおすすめできません。 リクルートスーツは就活時にしか使うことはありませんが、兄弟姉妹のおさがりではなく、自分の体形に合ったスーツを採寸して準備をしておくことをおすすめします。サイズ感が分からない場合には、お店の人に相談し適切なサイズを選ぶようにしましょう。清潔感を意識する面接時の服装は第一印象を決めるものとなりますので、衣服にしわやシミ、匂いなどがないかをチェックし、好印象を残せるように準備をしておきましょう。面接前にはクリーニングに出しておくことをおすすめします。TPOに合った服装を選ぶ面接の服装選びのポイントは「TPO」に合ったビジネスの場に相応しい服装かどうかという点です。就活は社会人への第一歩であり、どれだけビジネスの場に合った行動ができるのかという点も面接では確認されます。面接の場であることを再度認識し、企業の一員として迎えてもらうにあたり適切な服装かどうかという観点で服装を選ぶように心掛けましょう。全体のバランスが整っている近年は面接にオフィスカジュアルを求められるケースも多くなっています。オフィスカジュアルは上下セットで販売されていないこともあり、全体の統一感がなくバランスの悪いコーディネートになっているケースもあります。着丈や色の配色などの組み合わせが得意ではない場合には、お店の人の力も借り就活用にバランスの整ったオフィスカジュアルセット服を用意しておくと良いでしょう。面接時の服装選び方面接時の服装を指定されるケースもありますが、曖昧な表現で何を選べばいいのか悩んでしまうこともあります。ここでは、失敗しない服装選びの考え方をお伝えしていきます。「指定なし」の場合おすすめの服装:「スーツ」 服装に対する指定がない場合、スーツで行くことが無難です。社会人の正装は「スーツ」ですので、面接という正式な場に出向く場合、指定がないのであれば「スーツ」を選ぶことをおすすめします。「服装自由」の場合おすすめの服装:「スーツ」 「服装自由」という指定が、就活生の中で一番頭を悩ませるのではないでしょうか。この場合も基本的にはスーツが無難でしょう。「スーツ」は正装ですのでどのような場においても相手に不快感を与えることはない服装です。 ただし、ベンチャー企業など会社全体がカジュアルな社風の企業の場合には「オフィスカジュアル」でも問題ないケースもあります。その他にもアパレル業界など服装から個性を把握したい業界の場合には、私服の方が良い場合もありますので、迷った場合には、OGやOB訪問をしておくと良いでしょう。「私服で来てください」の場合おすすめの服装:「オフィスカジュアル」 ここでは、「私服で」と指定されているので私服でいくことをおすすめします。 ただしビジネスにおける私服とは、「オフィスカジュアル」であることが前提なので、デニムにTシャツなどのラフなスタイルは避け、節度のある服装を選びましょう。オフィスカジュアルについては後ほど詳しく説明します。  CHECK! アパレル業界やエンタメ業界などは例外 アパレル業界の場合、ファッションセンスやブランドコンセプトとのマッチング度を確認する目的として私服を指定するケースが多いです。インターンに参加する際は、ブランドの雰囲気に合った服や自社ブランドの服を着用し、私服で自己アピールをしましょう。   「カジュアルな服装でお越しください」の場合 おすすめの服装:「オフィスカジュアル」 ビジネスにおけるカジュアルは「オフィスカジュアル」のことです。企業側の意図としては、どれだけTPOを守れるかといった点を確認していると考えられます。デニムやTシャツといったラフなカジュアルではなく、ビジネスの場であることを意識し、面接の場に合った服装を選ぶようにしましょう。 就活の服装|リクルートスーツの選び方 ここではリクルートスーツの選び方についてお伝えしますので、参考にしてみてください。 男性の場合 男性の場合のスーツの選び方は下記の通りです。迷ったらお店の方に相談し、自分の身体にフィットしたスーツを選びましょう。 スーツ ・色:黒色または紺色  ※グレーやベージュなどの明るい色は避ける ・柄:無地  ※チェック柄やストライプは面接には不向き ・ボタンの数:2つボタンのシングルスーツ ・サイズ:身体にフィットしたもの選ぶ  ※小さめのスーツは窮屈で貧相に見え、大きめのスーツはだらしなく見えてしまう   Yシャツ ・色:白色 ・柄:無地 ・形:レギュラーかワイドカラー  ※無地の白のYシャツレギュラーカラーとワイドカラーの画像を入れる   ネクタイ ・色:相手に与えたい印象の色見のネクタイを選ぶ ・柄:ドット柄、ストライプ、無地が無難 POINT 色が与える印象 ネクタイの色を選ぶ際には色が与える印象も参考材料にしてみると良いでしょう。 色によって下記のような印象を与える効果がありますので是非参考にしてみてください。 ①紺・ブルー系 「知性」「信頼」 ②赤・エンジ系 「やる気」「情熱」 ③イエロー系 「社交性」「華やかさ」 靴 ・黒の紐のついた革靴 靴下 ・色:黒色 ・柄:無地 鞄 ・色:黒色 ・柄:無地 ・サイズ:A4サイズの資料が入る ・その他:自立する(面接時に椅子の横に置くため) 女性の場合 女性の場合は下記の通りです。 スーツ ・色:黒色・紺色 ・柄:無地  ※チェック柄やストライプ柄は面接には不向き ・ジャケットのボタン:2つボタン ・ボトムス:スカートorパンツ  ※自分らしさをアピールできるものを選ぶ シャツ ・色:白色 ・柄:無地 靴 ・色:黒色 ・素材:革 ・デザイン:無地でシンプルなもの ・ヒール:高さ3~5cm、太め  ※ヒールが苦手な方はフラットヒールの靴も可 ストッキング ・色:ベージュ  ※黒タイツや黒ストッキングはお悔みなど不幸なイメージを連想するため面接には不向き 鞄 ・色:黒 ・柄:無地 ・サイズ:A4サイズの資料が入る ・その他:自立する(面接時に椅子の横に置くため) 就活の服装|クールビズの選び方 夏場のインターンの場合では、「クールビズ」を指定される場合もあります。クールビズの場合の服装についてもご紹介します。 そもそも「クールビズ」とは、「ノージャケット、ノーネクタイの服装」のことです。オフィスカジュアルと混同しがちですが、リクルートスーツが基本ですので勘違いしないように注意してください。 リクルートスーツを持っているのであれば、クールビズ用にわざわざスーツを新調する必要はありません。手持ちのリクルートスーツのジャケットとネクタイを外した服装で臨みましょう。 男性の場合 男性の場合のクールビズの選び方は下記を参考にしてみてください。 ジャケット・ネクタイ クールビズの場合、ジャケット・ネクタイは不要です。 ボトムス ボトムスは、リクルートスーツのボトムスで問題ありません。 ・色:黒 ※チノパンなどはNG。オフィスカジュアルと混同しないように注意 Yシャツ ・色:白 ・柄:無難 ・袖丈:長袖か半袖  ※長袖の場合、袖まくりはしない。 靴 ・黒のひもがついた革靴 靴下 ・色:黒色 ・柄:無地 女性の場合 女性の場合は下記を参考にしてみてください。   ジャケット クールビズの場合、ジャケットは不要です。 Yシャツ ・色:白色 ・柄:無地 ・袖丈:長袖・半袖・七分丈  ※長袖の場合、袖まくりはしない。 靴 ・色:黒 ・素材:革 ・デザイン:無地でシンプルなもの ・ヒール:高さ3~5cm、太め  ※ヒールが苦手な方はフラットヒールの靴も可 ストッキング ・色:ベージュ  ※素足はマナー違反。ストッキングは必ず着用する。 POINT インナーは必ず着る Yシャツの下には必ずインナーのシャツを着ましょう。素肌が透けて見えるのはマナー違反です。インナーのシャツも柄物のシャツではなく、無地の白やベージュの透けて見えにくいものを選びます。 CHECK! 基本的にはリクルートスーツ クールビズで面接に臨んでも良いケースは企業から「クールビズでお越しください」という指定があった場合のみです。暑いからなどと就活生の独断でクールビズで行くとネガティブな印象を与えてしまう可能性がありますので、指示がない限りリクルートスーツを着用するようにしましょう。 就活の服装|オフィスカジュアルの選び方 ここでは、オフィスカジュアルの服装の選び方についてお伝えします。 オフィスカジュアルとは、スーツを少しカジュアルにした格好のことを指し、スーツほどフォーマルではないがビジネスの場でも通用する服装を選びます。 男性の場合 男性のオフィスカジュアルの選び方について見ていきましょう。 ジャケット オフィスカジュアルの場合もジャケットは羽織ります。 ・色:黒・紺・グレーネイビー  ※あくまで面接ですので、落ち着いた印象を与えるものを選びます。 襟付きシャツ シャツは襟付きのものを選びましょう。 ※Tシャツやポロシャツはカジュアルすぎる印象を与えてしまうためNG。 ・色:白色や紺色 ボトムス オフィスカジュアルでは、チノパンやスラックスを着用します。 ・色:黒やネイビー、グレーやベージュ ・デザイン:シンプルなデザイン、センタープレスの入ったものがより良い ・裾丈:くるぶしまで丈のあるもの 革靴 ・色:黒色がベスト。ダークブラウンも可 ・デザイン:シンプルなデザインのもの(紐のあるタイプ)  ※カジュアルな革靴や装飾が派手なものは避ける 鞄 リクルート用のカ鞄でも問題ありませんが、あまりにも鞄だけ浮いた印象を与えるようであれば、ビジネスバッグを用意しておくと良いでしょう。 ・色:黒色 ・サイズ:A4の資料が入るサイズ ・その他:自立するタイプの鞄  ※リュックは面接には不向き POINT ネクタイはどうする? オフィスカジュアルの場合、ネクタイをしたほうがよいのか悩むところですが、基本的にはネクタイなしで問題ありません。ただし、ノーネクタイにすると襟元からインナーのシャツなどが見えてしまうなどだらしない印象を与えてしまう可能性もありますので細部までしっかり確認した身だしなみを心掛けましょう。 どうしてもネクタイをする場合には、ニットタイなどカジュアルな印象のネクタイを選ぶことをおすすめします。 女性の場合 女性の場合は下記を参考にしてみてください。 ジャケット オフィスカジュアルの場合もジャケットを着用します。 ・色:ネイビーやべージュ・グレーなどの落ち着いた色 トップス(ブラウスやカットソー) ・色:白が無難 ・デザイン:シンプルなデザイン  ※透ける素材もの、胸元が大きく空いているものは面接には不向き。  ※ノースリーブやオフショルダーなど露出の高い服装もNG。   膝丈スカート、パンツ スカートでもパンツでもどちらでも問題ありません。自分らしさをアピールできるものを選びましょう。 ・色:黒色、紺色、グレー、ベージュなど落ち着いた色 ・スカート丈:ひざより丈の長いもの  ※ミニスカートは面接の場には不向き ・パンツ丈:くるぶしまで丈のあるもの パンプス ・色:黒色、茶色など落ち着いた色 ・デザイン:シンプルなデザイン  ※オープントゥは面接には不向き ・ヒール:3~5cmの高さ、ヒールが太めのもの  ※高すぎるヒールは不向き。またヒールのないパンプスもカジュアル過ぎるためNG   靴 ・色:黒 ・素材:革 ・デザイン:無地でシンプルなもの ・ヒール:高さ3~5cm、太め  ※ヒールが苦手な方はフラットヒールの靴も可 ストッキング ・色:ベージュ ※素足はマナー違反。ストッキングは必ず着用する。 鞄 リクルート用の鞄でも問題ありませんが、あまりにも鞄だけ浮いた印象を与えるようであれば、トートバッグなどビジネスバッグを用意しておくと良いでしょう。 ・色:黒・ネイビー・ベージュなど ・柄:無地 ・サイズ:A4サイズの資料が入る ・その他:自立する(面接時に椅子の横に置くため)  ※ブランドのロゴが目立つデザインのものはNG  注意すべきスーツの着こなし方 ここでは、好印象を与えるスーツの着こなし方のポイントをお伝えします。 ジャケットの一番下のボタンは留めない 基本的に一番下のボタンを留めることはありません。 2つボタンのスーツの場合は一番上のボタンを留め、下のボタンは開けておきます。 現在はあまりないデザインですが、3つボタンのスーツの場合は、一番下のボタンは留めず上2つのボタンを留めるか真ん中のボタンのみを留めるようにしましょう。  ポケットのフラップ(蓋)はしまう ポケットについている蓋のことを「フラップ」と言います。フラップは雨やホコリよけの機能を持っているため、室内に入ったら内側にしまうのが一般的なマナーです。 ジャケットの袖口と襟口からシャツを出す ジャケットの袖口や襟口からシャツがある程度見えていないと、ジャケットがブカブカでだらしない印象を与えてしまいます。腕を下ろした状態で、ジャケットの袖口から1.5cmほど、襟部分からは1.5~2cmほど出るようにしましょう。 面接の服装|小物の選び方 就活に必要な小物選びのポイントについてお伝えしていきます。 「ベルト」「時計」「傘」「コート」の選び方について詳しく見ていきましょう。 ベルト ベルトを選ぶ際には下記のポイントに抑えましょう。 ・色:黒色(靴の色と合わせる) ・バックル::ピンタイプでシルバーのスクエア型 ・ベルト本体:本革でシンプルなデザイン ・太さ:3cm程度 ・長さ:真ん中の穴で止まる長さ 腕時計 腕時計は高級ブランドのものやスポーツウォッチなどは面接には不向きです。 下記のうちどちらのデザインも腕時計を選ぶようにしましょう。 金属製の腕時計 ・色:シルバー ・種類:アナログタイプ ・文字盤の色:白や黒など単色のもの 革ベルトの腕時計 ・ベルトの色:黒やダークブラウン ・種類:アナログタイプ ・文字盤の色:白や黒など単色のもの 傘 雨天時の面接に備えて傘も用意します。ビニール傘は、応急処置的なイメージがあるため色や柄のあるものを用意しておきましょう。 予想外の雨などにも対応できるよう、折りたたみ傘を用意しておくと便利です。これから購入するという就活生は、折りたたみ傘を選ぶと良いでしょう。 ・色:ダークグレーやネイビーなどのシックなもの ・柄:奇抜なデザインを避けシンプルなものが理想 コート カジュアルなデザインのコートは避け、ビジネスの場に適したコートを選びましょう。 ・色:黒、紺、グレー、ベージュ ・男性におすすめのコート:ステンカラーコート ・女性におすすめのコート:トレンチコート 下記のようなコートは面接には不向きです。 【NGなコート例】 ・ダウンコート ・ダッフルコート、ピーコート ・ファーやワッペンがついているコート 面接の服装|髪型などの身だしなみ ここでは、髪型などの身だしなみについて確認します。面接に臨む前にチェックしてみてください。 男性の場合 髪色 男性の場合、髪色は黒色がベストで、茶髪、金髪は絶対にNGです。 黒に近い茶色であったとしても企業によって悪い印象を持たれてしまう可能性があるため黒髪で面接に臨むようにしてください。 髪型 前髪を上げひたいを見せるようにします。サイドと襟足は短く揃え、全体的にワックスを使って整えるようにしてください。 長髪やひげなどは不潔な印象を与えるため面接には不向きです。 女性の場合 髪色 女性の場合はの髪色は、黒もしくは暗めの茶色が良いでしょう。 ピンクや金髪など派手な髪色は男性同様にNGです。 髪型 女性は顔の印象が暗くならないようにするために耳を出すようにします。ロングヘアの場合はポニーテールやハーフアップなど髪を結ぶことで、表情がよくみえ明るさを演出できます。お辞儀をしても崩れない髪型にするのがポイントです。 ヘアアクセサリー 髪を結ぶゴムやピンは黒か茶色のものを選び、華美にならないように意識しましょう。 その他アクセサリー ピアスやネックレスなどは面接には不向きです。時計以外のアクセサリーは外しましょう。

2024.04.18

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新卒向け面接マナー|入退室の方法などWeb・対面面接別に気を付けるべき点を画像付でご紹介

そもそもマナーとは「態度や礼儀作法のこと」をいい、面接では、社会人として今後自社の看板を背負っていく仲間を採用するのであれば最低限のマナーを持っている人が望ましいという企業側の思惑もあり重要視されています。 他の就活生ができていて自分ができていないと不採用となる可能性が高まりますので最低限のマナーは身についておきたいところです。 本記事では、就活生のために面接時のマナーについてご紹介しています。入退室時や面接中のマナーを対面面接・Web(オンライン)面接に分けて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ 対面面接では会場に遅刻しないことを意識し、会場ビルには15~20分前に到着、5~8分前に受付完了を心掛ける 入退室時のマナーは、気を付けるべきポイントが複数あるため事前に練習をしておくことが望ましい Web(オンライン)面接の場合には、バーチャル背景は利用せず、白い背景を用意しておく方が良い Web(オンライン)面接は対面面接に比べて熱意が伝わりにくいため、カメラをみて通常より口角を上げてハキハキと話す方が良い 面接方法について就活における面接手法は対面面接かWeb(オンライン)面接の2つのパターンがありますが、就活ではどのくらいの割合で実施されているのでしょうか。 「就職みらい研究所『就職白書2023』」によると2023卒採用時のWeb・対面実施率は、Web(オンライン)のみが15.4%、Web・対面どちらも実施が69.2%、対面のみ実施が15.5%でした。 Webを活用した面接活動が主流となりつつあり、2024卒採用においてもWeb実施率は同割合かそれ以上となる可能性がありますので、対面面接だけでなく、Web面接対策も行っておくと安心でしょう。 就活面接のマナー(対面面接編)対面面接には、集団面接(グループ面接)と個人面接の2つの形式がありますが、どちらの面接も下記の項目ごとにマナーを抑えておくと良いでしょう。 ①会場に到着 ⇒ ②受付 ⇒ ③待合室にて待機 ⇒④入室 ⇒ ⑤面接 ⇒ ⑥退室 対面面接マナー|会場に到着ここでは、面接会場に到着してからのマナーについてご紹介していきます。15~20分前に着く時間配分で電車の遅延や道に迷うなどの不測の事態を想定し、指定時刻の15~20分前までには到着する時間配分で家を出ましょう。企業によっては、ビルが大きすぎて面接企業の受付に到着するまでに時間がかかってしまうケースもあります。事前に確認しておくことが大切ですが、初見で面接会場に到着した場合にも「遅刻をしないこと」を最優先に時間を意識して行動してください。 15~20分前に面接会場に到着した場合、すぐに受付はせずにビルの下やビルの外で待ちましょう。その間面接官や面接先企業の社員に出会う可能性もありますので、壁によりかかったり、スマホをいじったり、大きな声で雑談などをせず、見られている意識を持って良い姿勢を維持しましょう。コートや傘などをしまってから建物に入る冬場の就活ではコートを着ていることが多いと思いますが、建物に入る前にコートは脱ぎ、裏地を表面にして持ちます。 また雨が降っている場合は、建物内を濡らさないために、傘のしずくをタオルやハンカチで拭き取る、折りたたみ傘の場合はカバンに収納することを忘れずに行いましょう。受付前にトイレを済まし、身だしなみをチェック極度に緊張するとトイレが近くなることもありますので、受付前にトイレを済ませておきましょう。 また、強風や雨などによって、家を出る前に整えておいた身だしなみが崩れてしまうこともあります。早めに到着しておけば、受付前に化粧室で身だしなみに問題はないか再チェックをすることができます。 POINT 遅刻しないことを大前提とした行動を! 集合面接(グループ面接)・個人面接どちらの面接においても、とにかくまずは「遅刻しないこと」を大前提とした行動を取るようにしましょう。 「時間にルーズ⁼社会人としての自覚が欠如している。仕事もルーズ」と捉えられてしまいます。ネガティブ要素になりますので、時間に対する意識を高めて行動してください。 CHECK! 遅刻しそうな場合 万が一遅刻しそうな場合には、遅刻が分かったタイミング(遅くとも受付時間の5分前まで)で電話を入れましょう。 遅刻はしないに越したことはありませんが、時間になっても来ない・・・と面接官を待たせるよりは、早めに遅刻の連絡をいれることをおすすめします。連絡する際は誠意のある対応をしてください。 ■電話例 「お世話になっております。〇〇時に面接予定の〇〇大学、〇〇と申します。採用担当の〇〇さんお願いできますでしょうか?」「大変申し訳ございません、〇〇線の遅延により、到着時刻が面接時刻を〇〇分程過ぎてしまう可能性があります。お忙しい中お待たせしてしまい大変申し訳ありません。到着次第受付させていただければと思うのですが、ご承知いただけますでしょうか。」 対面面接マナー|受付での対応ここでは受付でのマナーについてをお伝えします。面接担当者以外の方からも見られている可能性がありますので、しっかり確認しておきましょう。受付は5~8分前がベスト受付は指定時刻の5分前に済ませましょう。受付が混雑している可能性も考慮し、8分前くらいからスタンバイしておきます。10分以上前に受付を行うとまだ会場の準備が整っていない場合もあり、面接官にマイナスの印象を与えてしまうケースもあります。やる気を見せるのであれば、早い到着でアピールするのではなく、面接内の問答で魅せましょう。 事前に「担当者名」の確認、「身分証明書」「書類」の準備をしておくとスムーズに受付を済ませることができます。 無人受付(テレフォン型)・総合受付・企業受付など受付の種類は企業によって異なりますが、受付の方法は変わりませんので落ち着いて対応してください。 受付の例) 「こんにちは。本日〇時からの面接で参りました、〇〇大学の〇〇と申します。」 「〇〇部の〇〇様にお約束を頂戴し伺いました」 ※部署名や担当者名など事前に呼び出しの指定があれば、その旨も伝えます。 POINT 受付でのポイント ①明るく元気な声でハキハキと(大きな声で言う必要はないが、相手が聞きやすい声、やる気のある声で) ②用件と名前を伝える ③採用担当者の氏名を受付で伝えるよう指示があるのであれば、事前に確認しておく ④身分証明書や書類の提出が必要な場合もあるため、出し入れしやすいように鞄に入れておく 対面面接マナー|待機中面接が始まるまでの間に別室などで待機をするケースもあります。その場合のマナーについてお伝えしていきます。姿勢を正して静かに待つ待機室で待つ場合やロビーで待つ場合など様々なパターンがありますが、担当者に呼ばれるまで姿勢を正して待ちましょう。待機中の態度を面接官が確認しているケースもありますので、気を抜かないようにしてください。 待機中のNG行動 ①スマホをいじる ②足を組んだり、だらしない座り方をする ③落ち着きなくきょろきょろを周りを見る ④本や新聞などを読む 対面面接マナー|入室入室の方法についてのマナーを確認していきましょう。緊張して間違ってしまうことも想定されますので、事前に何度も練習することをおすすめします。集団面接の場合は個人面接と異なる点がありますので、注意してください。入室の流れとマナー①ドアを3回軽くノックする 集団面接の場合・・・ノックするのは、先頭の就活生のみ ②「どうぞ」という声が聞こえたら「失礼致します」と言ってからドアを開ける 集団面接の場合・・・前の人に続き、「失礼致します」と言ってから入室する ③部屋に入ったら、ドアを閉める  ※後ろ手で閉めないように注意する 集団面接の場合・・・最後に入室する就活生がドアを閉める ④ドアの前で面接官の方を向いて、「本日はよろしくお願い致します」と挨拶し、30度の角度で1秒間お辞儀をする。 複数面接官がいる場合、中央の面接官に向かってお辞儀する。 ⑤椅子の横まで歩き、姿勢を正して立つ。 「学校名とお名前をお願いします」と言われたら「〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します、本日はよろしくお願い致します」と言い、深くお辞儀をする。 ※挨拶しながらお辞儀をしないように気を付ける。 集団面接の場合・・・自分以外の就活生が挨拶を終えるまで、良い姿勢で椅子の横に立って待つ。 ⑥面接官に「お座りください」と言われたら着席する ※着席する前に「失礼します」と会釈(15度の角度)してから座る POINT 着席時のNG姿勢 下記のような姿勢はNGです。 ・椅子に深く腰掛ける ・足を組む ・背もたれにもたれかかる 特に集団面接の場合、他の就活生との差が比較しやすいため姿勢が崩れていると悪目立ちします。正しい姿勢を日頃から心がけるように意識しておきましょう。 鞄・傘・コートの置き方 面接中に鞄・傘・コートをどこにおけば良いか悩む就活生は多いことでしょう。 下記にまとめましたので参考にしてみてください。 鞄 鞄は着席した際に椅子の横に立てて置きます。左右どちらでも構いませんが利き手側の方が置きやすいでしょう。 鞄は就活生の必須アイテムですので、購入する際は面接で活用することも考慮し、自立する鞄かどうかを確認した上で購入しましょう。 傘 面接で使用する傘は「折りたたみ傘」が良いでしょう。濡れた傘を面接会場内に持って入ることはあまりおすすめできません。折りたたみ傘であれば、ケースに収納しカバンに納める事ができます。 折りたたみ傘では防げない程の豪雨などやむを得ず普通の傘を利用する場合、水滴をタオルやハンカチで拭き面接会場では常に傘の先端は下を向けた状態で持ち運んでください。着席する時に傘はカバンに並列に置き、持ち手を面接官に向けて置きましょう。傘の先端を面接官に向ける、机に立てかける、椅子の背もたれに掛けるなどはNGです。 ■就活で利用する傘の選び方 柄や色:ダークグレーやネイビーなどのシックなもので柄も奇抜なデザインを避けシンプルなものが理想 形状:折りたたみ傘(面接会場へ持ち運ぶことを考慮し、カバンに収納できるコンパクトなサイズ) ■こんな傘はNG ビニール傘:応急処置的イメージがあり、雨予報なのにビニール傘を使用していると先の読めない人だと思われる可能性もあります。ここまで確認する企業はごく一部かと思いますが、念のため就活用の傘を購入しておくことをおすすめします。 さびや折れのある傘:傘も第一印象を決めるツールの一つです。服装をばっちり決めていたとしても、さびや折れのある傘は清潔感がなくだらしない印象を与えてしまいます。 就職後も活用する機会があることを考慮し1本用意しておくと良いでしょう。  コート コートは2つ折りもしくは3つ折りにし、自分の鞄の上にかけて置きましょう。 入室時は、片方の手で鞄を持ち、もう片方の手に畳んだコートを持ちます。着席後に鞄の上に畳んだコートを置いてください。 対面面接のマナー|面接中 ここでは、面接の流れと面接中のマナーについてご説明します。 面接の流れ 面接の流れを事前に理解しておくことで、心構えもでき、リラックスして臨むことができるでしょう。 基本的な面接の流れは下記の通りです。 ①自己紹介 ⇒ ②自己PR ⇒ ③志望動機 ⇒ ④質問 ⇒ ⑤逆質問 稀に「あなたを色に例えると何色?それはなぜ?」のような奇抜な質問をされるケースもありますが、よく聞かれる基本的な質問に関しては事前準備を行っておくと良いでしょう。 面接時のマナー 面接中には、以下の5点に気を付けましょう。 ・面接官の目を見て話をする ・正しい言葉遣いをする ・面接官が話し終わるまで待つ ・面接官の聞きやすいペースでハキハキ話す ・結論から話す 面接官の目を見て受け答えをする 自信がない時に目が泳いだりすることもあるように、勢力ややる気の有無は目に現れます。自らの熱意や想いを面接官に届けるためにも、目を見て話すよう心がけてください。 正しい言葉遣いをする 敬語表現などを間違ったり、「えっと」「あの」など日常会話や口癖などで使う言葉はビジネスマナー上ではNGです。模擬面接を実施し、正しい話し方かどうかをチェックしておくと良いでしょう。 面接官が話終わるまで待つ 途中で話をさえぎるという行為はNGです。面接官の話を最後まで聞いた上で一呼吸おいてから発言すると「相手の話をきちんと聞ける人」という印象を与えることができます。 面接官の聞きやすいペースでハキハキ話す 緊張すると声が小さくなったり早口になったりしてしまいます。いつも以上にゆっくり丁寧に面接官の聞きやすい話し方をすることもコミュニケーションを取る上で大切なマナーです。 結論から話す 常に面接官にとって分かりやすいかどうかを意識した態度が求められます。結論から話すことも大事なスキルです。ビジネスにおいても常に求められるマナーですので、身に着けておくと良いでしょう。 対面面接のマナー|退室 面接が終了したら、退出です。最後まで気を緩めず、マナーを守って行動しましょう。 ①椅子から立ってお礼 「以上で面接は終了です」といった趣旨のコメントが聞かれたら面接は終了です。 椅子から立ち上がり、「本日はお忙しい中ありがとうございました」と言い一礼する。 ②椅子の横に立ち、お辞儀をする 椅子の横に立ち荷物を持ち改めて「失礼致します」と言った後に度面接官に向かってお辞儀をする ③ドアの前で30~45度の角度で一礼して退室する ドアに向かって歩き、ドアの前で面接官の前に向き直り「失礼致します」と言って再度深くお辞儀をします。その後ドアを開けて退室します。 POINT 建物を出るまで気を抜かない 場合によっては採用担当者がエレベーターホールや出入口まで見送ってくれることもあります。その際はエレベータのドアが閉まるまで会釈をします。帰り際に受付の前を通る際には「ありがとうございました」などの挨拶をしても良いでしょう。 ほっとしてスマホをすぐに見たくなる気持ちは分かりますが、建物を出るまでスマホをいじってはいけません。 就活面接のマナー(Web面接編) 次にWeb(オンライン)面接でのマナーについてお伝えしていきます。 Web面接の流れは下記の通りです。  ①Web面接前の準備 ⇒ ②オンラインルームにログイン ⇒ ③面接 ⇒ ④ログアウト 各それぞれの項目ごとにチェックすべきマナーについてお伝えしていきます。 Web面接(オンライン面接)のマナー|面接前の準備 Web(オンライン)面接を行う前には下記の点を準備しておくことをおすすめします。 ①インターネット環境の確認しておく ②周りの環境を整備しておく ③デバイスとアカウントを準備しておく ④マイクやイヤホンの音量を確認しておく ⑤面接開始5分前にはログインをして待機する それぞれの項目ごとに細かく確認していきましょう。 ①インターネット環境の確認しておく Web面接で最も重要な点は安定したインターネット環境です。途中で回線が切れてしまうなどは双方にとってかなりのストレスとなりますので、快適なインターネット環境のある場所で面接をすることをおすすめします。カフェや講習Wi-fiなどは電波が弱く接続状態が不安定なのでおすすめできません。あくまで面接の場となりますので、「個室」で「静か」な場所で行いましょう。可能な限り自宅で面接に臨めるよう環境を整備しておくことがおすすめです。 ②周りの環境を整備しておく 自宅で面接を行う場合、背景にも気を配る必要があります。白い無地の壁が一番のおすすめですが、ない場合には、白色や淡い色のカーテンを背景にしましょう。ただし時間帯によっては逆光となり顔が暗く映ってしまう場合があるため、注意が必要です。どうしても背景に物が映ってしまう場合には、白い布などで覆い隠します。白い背景が用意できない場合は、白い背景用紙を購入しておくと良いでしょう。 バーチャル背景は整理整頓ができない、面倒くさがり屋といったマイナスな印象を与えかねないためおすすめできません。やむを得ず利用する場合には、白色のバーチャル背景を活用してください。 CHECK! 背景の注意点 ①白い壁が一番おすすめ ②カーテンを背景にする場合、逆光などにも気を付ける ③物が映り込む場合は、白い布で隠す ④白い背景が用意できない場合、白い背景用紙を購入しておく   ③デバイスとアカウントを準備しておく 面接で使うデバイスはマイクとカメラの機能がついているものであれば、スマホ・タブレット・PCなどどのデバイスでも問題ありませんが、手振れや画質・音声などの面を考慮するとできればPCが望ましいでしょう。 Web面接で利用されることが多い通話ツールは、「zoom」「Skype」「Google Meets」が多いので、これらのツールは事前にアカウントを作成しておきましょう。個人で活用している場合には、アカウント名があだ名などになっていいないか確認し、面接前にフルネームに変更しておきましょう。 POINT セカンドデバイスを用意しておく 基本的にはPCが望ましいですが、万が一PCが不調になった場合に備え、スマホやタブレットでもログインできるようにアプリをインストールしておくと安心です。 ④マイクやイヤホンの音量を確認しておく PCを利用する場合、内臓されたスピーカーやマイク機能でも十分聞こえますが、イヤホンを用意しておいた方がよりクリアに聞こえるため、双方の聞き直しなどを回避できるためにもイヤホンを用意することをおすすめします。 イヤホンも製品によっては聞こえにくいものもありますので、面接で利用する前に友人や家族などに協力してもらい実際に活用しておくと良いでしょう。 ⑤前日にログイン方法を確認しておく 初めて活用するWeb面接ツールの場合、不慣れな点もありうまくログインできない可能性もあります。企業からWeb面接ツールのURLやIDなどが事前に共有されているかと思いますので、一度前日に操作方法などを確認しておくと当日焦らずにログインできます。  Web面接(オンライン面接)のマナー|入室(ログイン) Web(オンライン)面接にログインする場合のマナーについてご紹介します。 服装は上下スーツ Web面接だからといって気を緩めてはいけません。対面面接と同様に必ず上下スーツを身に着け、髪型など身なりを整えてください。女性の場合は化粧も怠りがちですが、画面越しだと暗い印象を与えてしまいますので、メイクはしっかり整え、髪もまとめて耳が出るヘアスタイルにしておきましょう。Web面接の場合は、自宅から面接を行うケースが多いと思いますのでマスクをする必要はありません。 開始5分前には入室しておく Web面接の場合も、面接官を待たせたり、遅刻してログインしたりすることのないよう、余裕を持って5分前には面接ルームにログインし待機をしておきましょう。 また、入室前にカメラの配置やマイクの音量設定、インターネット環境の状況、背景に余計なものが映っていないか、自分の身なりは適正かなどを確認し準備が整った段階で入室するようにしてください。 POINT 適正なカメラの配置とは? 上半身が映るようにカメラを設置します。 Web面接の場合「カメラが面接官の目線」だと意識し、話しをする際には、画面ではなくカメラを見て話すと熱意が伝わりやすく好印象を与えることができるでしょう。 入室の挨拶 面接官が入室したら、「初めまして。〇〇大学の〇〇と申します。お忙しい中面接の機会を作っていただきありがとうございます。本日はよろしくお願い致します。」といった挨拶をし、お辞儀をします。Web面接では立ち上がらず、座ったままカメラを見て挨拶をします。また話しながらお辞儀をするのではなく、挨拶をした後にお辞儀をすると良いでしょう。カメラ越しにお辞儀をする場合には通常より深めにした方が綺麗に見えます。 Web面接(オンライン面接)のマナー|面接中 ここでは、面接の流れと面接中のマナーについてご説明します。 面接の流れ 面接の流れは対面面接と一緒です。 ①自己紹介 ⇒ ②自己PR ⇒ ③志望動機 ⇒ ④質問 ⇒ ⑤逆質問 表情や話し方 対面の面接とは異なり、画面越しだと表情が暗く見えてしまいがちになるため、いつも以上に口角を上げにこやかな表情を心がけましょう。 話す際にも、普段よりも大きな声でハキハキと話した方が聞き取りやすく、身振りや手振りも交えた方が熱意が伝わりやすいでしょう。 Web面接の場合、通信状況によっては「タイムラグ」が発生する場合があります。面接官の話にかぶせてしまわないよう、一呼吸おいて話始めるなど落ち着いた対応を心がけると良いでしょう。 POINT インターネット環境が不調だと感じた場合 面接中に面接官の声が聞こえなくなってしまった場合には、落ち着いて行動しましょう。 「申し訳ありません、インターネット環境の調子が悪いようで、〇〇さんの声が聞こえにくい状況です。私の声は明瞭に聞こえていますでしょうか?」など、現況の確認を行いましょう。 Web面接ではトラブルがつきものですので、PCだけではなく、スマホからも通信できるように準備をしておくと安心です。不測の事態にどう対応するかを面接官がチェックしている可能性もありますので、慌てずに対応してください。 目線はカメラ 対面では面接官の目を見ることがマナーとして上げましたが、Web面接の場合、画面内の面接官をみて話をすると面接官側からするとどこを見ているのか分からない、という印象を与えてしまいます。Web面接の場合は、カメラが面接官の目だと意識し、話をする際はカメラをみて話すように意識しましょう。 パソコンを下記のようにおいておくと上半身が映り、カメラを見て受け答えしやすくなるのでおすすめです。 POINT Web面接でカンペはOK? カンペを利用した回答は目線の動きから面接官にばれることが多いです。企業や面接官によってカンペの有無に対する捉え方は異なるので、できればカンペ無しで挑めるように準備しておくことをおすすめします。 Web面接(オンライン面接)のマナー|退室(ログアウト) Web(オンライン)面接からログアウトする場合のマナーについてご紹介します。 退室(ログアウト)の仕方 面接が終了し次第勝手に退室するのではなく、面接官の指示に従って行います。面接官が先に退出する場合もありますし、就活生に先に退室するよう促す場合もあります。指示がない場合には、面接官が退出するのを待ち、最後に自分が退出するようにしましょう。 退室する前には必ず「本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。失礼致します。」など一言を添えた上で退室するようにしましょう。 面接時の服装・持ち物 服装は就活生の第一印象を決める重要な要素の一つです。対面面接ではもちろんのことWeb(オンライン)面接の場合も対面面接と同様の準備をしておくことをおすすめします。 スーツで面接を行う場合  スーツで面接に行く場合には下記の服装を参考に準備を整えておくと良いでしょう。 私服で面接を行う場合 スーツではなく「お好きな服でお越しください」といわれた場合にはオフィスカジュアルな服装がおすすめです。 ※ただしアパレル業界などセンスを問う業界の場合は、私服から趣向を確認しているケースもありますので、あくまで参考として確認してください。 対面面接で用意しておいた方が良い持ち物 企業から指定された持ち物以外に用意しておいた方が良い持ち物についてご紹介します。万全の準備で面接に挑めるよう下記の持ち物は準備をしておくと安心でしょう。 ■会場の地図(印刷したもの) ■会社案内、資料 ■ES、履歴書のコピー ■筆記用具、メモ帳 ■現金、交通系ICカード ■腕時計 ■ハンカチ、ティッシュ ■印鑑 ■折りたたみ傘 ■学生証 ■スケジュール帳 ■携帯充電器 ■ストッキングの予備(女性の場合) ■手鏡、ヘアブラシ(女性の場合) ■携帯用靴磨き

2024.04.18

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面接で就活生の「苦手な人」を聞く理由とは?回答方法と例文12選

面接で「苦手な人は?」と聞かれて困ってしまった経験を持つ就活生もいるのではないでしょうか。 本記事では、面接官が苦手な人を聞く理由や好印象を残す回答のポイントについて説明しています。 その他にも回答方法や回答例も掲載していますのでぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ 苦手な人を聞く理由は「就活生の人柄・人間性を知る」「苦手な人とも協力して仕事ができるかを見極める」ため 自己分析を行い苦手な人を明確にし、面接では自己PRの内容と関連付けをし、志望企業の求める人物像や社風・企業の価値観にマッチした回答をすると好印象を与えることができる 苦手な人を回答する場合には「苦手な人はいない」「その人とは関わらない」といった回答はNG。 苦手な理由のみで回答を終えたり、太っているなどの身体的な特徴に関する回答も避ける 面接で就活生の苦手な人を聞く2つの理由ここでは企業が苦手な人を聞く理由についてお伝えしていきます。 苦手な人がいると答えると逆に印象が悪くなるのではと感じている就活生もいるかもしれませんが、そんなことはありません。面接官がこの質問を通じて知りたいポイントを理解して返答できるように準備をしておきましょう。 就活生の人柄・人間性を知るため1つ目の理由は就活生の人柄や人間性を見極めるためです。 面接は就活生の人柄を確認する場ですので、多方面から様々な質問をして就活生の素の人柄を見極めようとしています。そのため、あえてネガティブな内容の質問をするということを覚えておきましょう。 下記のように「苦手な人」から逆算して就活生の性格を知ることができます。 「嘘をつく人が嫌い」→「正義感が強いまじめな性格」 「時間にルーズな人が苦手」→「几帳面・計画性が高い」 この回答から、面接官は社風や企業の求める人物像とマッチしているかも把握していますので志望企業の社風や求める人物像も確認しておきましょう。苦手な人とも協力して仕事ができるかを見極めるためもう一つの理由は苦手な人と協同して仕事を進めることが可能かどうかを見極めるためです。 学生時代までは自分の好きなタイプの人とだけ付き合えば良かったかもしれませんが、社会に出るとそうはいきません。仕事をするうえでは、様々な性格の人と働く機会があります。 もちろん自分が苦手とするタイプの人と付き合わなければならないケースも出てくるでしょう。 面接で苦手な人という質問をすることによって、苦手な人とどのように向き合ってきたのかを確認し、入社後の働き方を見極めているのです。面接で就活生の苦手な人を聞かれた場合の回答方法ここでは、苦手な人に対する回答方法についてお伝えしていきます。下記のフレームワークに沿って回答するとどのような人柄か予想しやすくなり、入社後もしっかりビジョンをもって働く意思がありそうだと高評価に繋がるでしょう。STEP1. ①結論簡潔に自分はどんな人が苦手なのか伝えましょう 例) 私の苦手な人は〇〇です。 STEP2. ②理由と具体的なエピソードなぜ苦手か、どのような部分が苦手かを伝えます。 具体的な経験やエピソードを交えて話せると、面接官に伝わりやすいでしょう。STEP3. ③改善方法ここが一番重要です。苦手な人に対して「どう対処したか」「改善するために何をしたか」について話します。実践し改善できた方法などがあれば、具体的なエピソードを交えて伝えましょう。STEP4. ④入社後にどう活かすか入社後にどう活かすのかを話します。 例) 入社後は今回の経験を〇〇の業務で活かしていきたいと考えています。 面接で就活生の苦手な人を聞かれた際の回答例12選ここでは「苦手な人」を聞かれた場合の回答例を紹介していきますので回答方法の参考にしてみてください。【回答例】価値観が合わず苦手な人 ・時間にルーズな人 ・マナーに欠ける人 【回答例】性格が苦手な人 ・協調性がない人 ・ネガティブな人 ・すぐに感情的になる人 ・責任感がない人 ・優柔不断な人 【回答例】取る行動が苦手な人 ・話を聞かない人 ・必要な連絡をしない人 ・挨拶をしない人 ・悪口をいう人 ・嘘をつく人【回答例】価値観が合わず苦手な人時間にルーズな人 ①私の苦手な人は「時間にルーズな人」です。 ②大学時代にサークル活動のイベントで委員長をしていた時のことです。メンバーにイベント当日配るチラシ制作をお願いしており、イベント開始の1週間前までには提出するように依頼をしていました。しかし提出されたのは、イベント開始前3日前でした。そこから添削をし必要な部数を印刷しギリギリ間に合いましたが、本来終わっているはずの業務が直前にずれ込んだため、他の業務が逼迫し、時間にルーズな人がいるとプロジェクトが失敗する可能性もあると感じました。 ③ただ改めて思い返すと、私の管理が甘かったことも原因だと感じています。今回のイベント以外にもアルバイトも多数こなしている子だったので、もっと細かく進捗確認をして前もってフォローをするなど私自身もできることがあったのではと反省しています。 ④入社後もプロジェクトを進める際には、今回の経験を活かし、進捗を適宜確認しフォローし合いながら進めていきたいと考えています。 マナーに欠ける人 ①私の苦手な人は「公共の場でのマナーに欠ける人」です。 ②私自身がすべてのマナーに精通しているわけではありませんが、公共の場での最低限のマナーは守るべきだと感じています。 電車やバスなどで老人が立っている目の前で足を組んで座っている人を見るといたたまれなくなります。また姉が妊娠中に席を譲ってもらえなくて辛かったという話を聞き、公共の場は譲り合って使うべきだと感じました。また電車の中で電話をしたり大きな声で話すなどの行為も他人の迷惑になるのでやめるべきです。 ③そのため当たり前ですが、公共の場では他人の迷惑になるような行為はしないですし、自分が電車やバスに乗っている時は席を譲ることで模倣となるように振る舞っています。ただし、マナーの物差しは人によって異なりますし、時と場合によってはマナーを守れなかった背景を考慮する必要もあると考えています。私自身の価値観を押し付けることなくフォローできる点は助け合いたいです。 ④入社後働く会社のスペースは自分だけのものではなく、みんなが共有する場所です。みんなが気持ちよく過ごせるようルールを守り快適に仕事に取り組めるよう心掛けたいと考えています。 【回答例】性格が苦手な人協調性がない人 ①私の苦手な人は「協調性がない人」です。 ②学生時代に所属していたサッカー部に協調性のないチームメイトがいました。彼は、なぜかチーム練習の時間にもかかわらず個人練習をするなどチームの輪を乱す行為が多くみられました。当時副キャプテンを努めていたので注意をし練習に参加するように促していたのですが、何度注意しても参加する気配が見られなかったことから、押してダメなら引いてみろ作戦として、注意せずに一度肯定することを思いつきました。 ③いつも練習してえらいよな!といった声かけから始めるなど肯定しながら会話をすることを心掛けたところチーム練習に参加しない理由を本音で答えてくれるようになりました。そこで、全体ミーティングを開き、今後の練習メニューや方法について意見を出し合い、そのメンバーの意見も含め全員の意見を取り込んだ練習を行うことが決まり、彼も一緒に参加するようになりました。 ④入社後も、協調性がないからと排除するのではなく、理由や要因を確認し納得して取り組めるチーム作りを行っていきたいと考えています。 ネガティブな人 ①私が苦手と感じる人は「ネガティブな発言が多い人」です。 ②学生時代に飲食店でアルバイトをしていたのですが、そこで働く仲間の一人がネガティブな発言をする人でした。嫌なことや面倒なことがあるとすぐに「〇〇やりたくないな」「〇〇ってやる意味あるの?」といった発言を繰り返していました。 ③このような発言を聞いた時には「その気持ちは分かるよ。ただ〇〇をするとお客様が気持ちよくお店を利用できるんじゃないかな」などポジティブな気持ちになれる声掛けを心掛けていました。 ④今後もネガティブな発言をする人と共に仕事をする機会があるかもしれませんが、アルバイト時代に実践していた接し方を活かし、良い人間関係を構築できるよう努力していきたいです。 すぐに感情的になる人 ①私の苦手な人は「すぐに感情的になる人」です。感情に身を任せるが故に建設的な話ができなくなるためです。 ②学園祭の準備をチームに分かれて作業を行っていた時のことです。自分の意見が通らなかったメンバーの一人が急に感情的になり大声で怒鳴り始めました。以前から嫌な事があると大きな声を出したり物にあたったりすることがあり、周囲もどう対処すべきか悩んでいました。 ③怒りに身を任せているところを落ち着かせるために、まずは否定するのではなく、意見を肯定的に聞いてあげ、本人がやりたかったこと気に入らなかったことを丁寧に聞くことを心掛けました。そうすることで、気持ちの整理がつき冷静さを取り戻すことができました。 ④入社後もこのようなタイプの方と一緒に仕事をすることがあるかもしれませんが、相手の意見を聞き入れる姿勢を持ち、良好な関係を築くことができるように努力していきたいです。 責任感がない人 ①私の苦手な人は「責任感がない人」です。 ②コンビニエンスストアでアルバイトをしていたのですが、そこに責任感のない人がいました。毎週自分の希望に合わせてシフトを提出するのですが、彼と一緒の時には必ずといっていいほど時間に遅れてくるのです。また、棚卸をしている際も終わったと聞いて安心していると実はまだ半分しか終わっていなかったりと全うに仕事をすることがなく困っていました。 ③最初はお客様や業務に支障が出ないようにと私が負担していたのですが、負担は増える一方で疲弊しつつありました。そこで店長に相談し改善策を練るなどして対応をしていきました。このことから一人で悩むのではなく相談することの重要性を学びました。 ④入社後も何かトラブルがあった時には一人で解決しようとせずに周囲にも相談をすることも意識して、適切に対応していきたいと考えています。 優柔不断な人 ①私の苦手な人は「優柔不断な人」です。 ②優柔不断な友人がいるのですが、レストランに行くとメニューを選ぶまでに時間がかかったり、旅行先を決める時にもなかなかまとまらなかったりと何事にも時間がかかり話が進まない点に苦手意識を持っています。 ③友人の場合、複数の選択肢がありすぎると迷う傾向があるため、友人の気持ちを聞き整理をし、選択肢を分類訳をして狭めていきできるだけ決断を迷わせないように配慮するようサポートしています。 ④入社後も様々なタイプの人と一緒に仕事をすることになるかと思いますが、相手の癖や傾向を判断し、円滑に物事を進めることができるように努力をしていきたいと考えています。 【回答例】取る行動が苦手な人話を聞かない人 ①私の苦手な人は「人の話を聞かない人」です。 ②人が話している途中にもかかわらず、話を遮って自分の話ばかりする人がクラスにいました。普段の会話ではそこまで気に留めることはなかったのですが、ディスカッションの授業でも自分の意見ばかりを主張しており、せっかくの異なる意見を聞きながら議論をする場にもかからず議論が膨らまないことに違和感を覚え機会損失だなと感じました。 ③次のディスカッションの時には、進行役を立て一人ずつ発表する時間を決め時間内に話すといったルールを作って運用したところ改善が見られました。 ④入社後も意見交換やディスカッションの場があると思います。自然と意見交換ができる雰囲気作りももちろん大事ですが、人の話を聞かないような人がいた場合には、今回の経験を活かし進行方法を改善するなど工夫をしながら取り組んでいきたいです。 必要な連絡をしない人 ①私の苦手な人は「必要な連絡をしない人」です。 ②細かな連絡が欲しいとは思いませんが、必要な最低限の情報はすぐに連絡して欲しいと思っています。私の友人には、約束の時間を過ぎているにもかかわらず連絡をしない人がいます。もし仮に遅刻すると分かったタイミングで連絡をしてくれていれば、待っている時の気持ちも変わりますし、待ち時間を有効活用することもできます。 ③友人には遅れそうな時は事前に連絡をするように伝えるなどしてできるだけ改善してもらえるように努めています。 ④社会に出て、仮に必要なタイミングで連絡をしなかった場合、相手を不安にさせるだけでなく責任感がないと失望される可能性もあります。そうならないよう必要に応じて連絡する意識を忘れずに仕事をしていきたいと考えています。 悪口をいう人 ①私の苦手な人は「悪口をいう人」です。 ②学生時代のアルバイト先に悪口や陰口をいう人がいました。「〇〇さんはいつも〇〇しない」「また店長が〇〇している」といった具合に誰のことでも不満や悪口をいっていました。その悪口を聞いていると、気持ちが暗くなり気が滅入ってくるのです。 ③「確かに〇〇さんは〇〇をいつもやってくれますが、〇〇さんのおかげでこの仕事が楽になっていると私は思っています」や「〇〇さんはいつもフォローしてくれますし良いところもありますよ」などポジティブな面に目を向けてもらえるように工夫をした声かけを心掛けていました。 ④社会に出てからも悪口に加担するのではなくポジティブな面に目を向け良好なチームワーク作りに貢献していきたいと思います。 嘘をつく人 ①私は「嘘をつく人が苦手」です。 ②学生時代にチームで協力して提出する課題を行った時にそう感じました。期日に間に合うように役割を分担して執り行いました。提出期日の中間地点では進捗確認を行い、全員が順調に進んでいるといっていたのですが、実はその時点で一人のメンバーは全く何も進んでいなかったのです。その事実が発覚したのは、期日まであと3日のタイミングでした。 メンバー全員で手伝いなんとか提出期日に間に合わせることができたのですが、本来であればもっとクオリティを高めることもできたはずです。一人の嘘がみんなに迷惑をかけることを改めて身をもって感じました。 ③改めて振り返ると私たちの行動にも改善点があったと感じています。進捗確認時に内容も確認しておけばフォローし合うことができ、このような事態を引き起こすことはなかったと反省しています。 ④入社後もチームでプロジェクトを進める機会があると思います。今回と同じ失敗をしないために、進捗確認の頻度を高めお互いのスケジュールを把握し、フォローをし合いながら仕事を進めていきたいと考えています。  挨拶をしない人 ①私の苦手な人は「挨拶をしない人」です。 ②同じサークルに挨拶をしない人がいました。出会った当初「この人はなぜ挨拶をしないのだろう」と疑問に感じ苦手意識を持っていました。 ③しかし、単純にシャイな性格であるため挨拶を恥ずかしがる人であると気付き、自分から積極的にコミュニケーションを取るように心掛けました。 ④挨拶はコミュニケーションの基本であり、挨拶を通じて良い関係が構築され良い環境を作ることができると考えています。社会人になっても、自ら積極的に挨拶をすることを心掛け、良い環境に貢献していきたいと考えています。 好印象を残す回答にするためのポイントここでは、上記の回答例を例に面接で苦手な人を聞かれた際の回答で好印象を残すコツを紹介しますので、面接を受ける前に確認をしておきましょう。 自己PRの内容と関連付ける苦手な人について回答する場合には自己PRの内容と関連づけると面接官は就活生の人柄や価値観をよりイメージしやすくなるため好印象を残すことができます。 【具体例】 ・自己PR「私の強みはどんなことでも前向きに捉えられるところです」(強み:ポジティブ) ・苦手な人「ネガティブな人です」    ▼ 一貫性が出るため好印象を与えることができる 上記のように苦手な人を述べる際は自己PRでアピールする強みと真逆なものを選ぶと一貫性が出ますのでおすすめです。志望企業の求める人物像や社風にマッチした内容を伝える面接官は面接全体を通して、自社とマッチする就活生かどうかを見極めています。「苦手な人」という質問も例外ではありません。 たとえば、志望企業が若手にも裁量権を与える社風の企業の場合「新しいことに挑戦しない人が苦手です」と回答すると「この就活生はうちの社風に合いそうだ」と良い印象を持ってもらえるでしょう。 ただ苦手な人を伝えるのでなく、企業研究を行ったうえで志望企業に合った内容を答えられるように準備をすることをおすすめします。就活生が苦手な人を回答する場合に避けたいNG例ここからは「苦手な人」を回答する場合に避けたほうが良いNG例を紹介しますので参考にしてみてください。「苦手な人はいません」と回答する自分自身を良く魅せるために「苦手な人はいません」と回答しようと考えている就活生もいるかもしれませんが、マイナス評価に繋がる可能性が高いためおすすめできません。 全く苦手な人がいないというのは考えにくいことですので、面接官は嘘をついている、自己分析ができていないと判断します。 前述している通り苦手な人を通して就活生の人柄や企業とのマッチ度、入社後の人付き合いの仕方などを確認していますので、自分自身をアピールする場と捉え、何らかの回答を用意しておきましょう。「苦手な人とは関わりません」と回答する「苦手な人とは関わりません」「苦手な人とは距離を置くようにしています」といった回答も止めましょう。これらの回答からは「嫌なことから逃げ出すタイプ」「やりたくないことはやらない」という印象を受けるため、マイナス評価となる可能性が高いです。 また、前述の通り入社後の人付き合いについても確認していますので、このスタンスでは選考を通過することはできません。 面接官の質問の意図を理解したうえで回答を考えてみてください。ネガティブな発言で終える苦手な人とその理由だけ述べて回答を終了することもNGです。 重要な点は対処方法や今後どう付き合っていくかという点ですので、ネガティブな発言で終えるのではなく、「どう対処したのか」「どう問題を解決したのか」というポジティブな結論に変換して終えるようにしましょう。身体的な特徴を伝える「太っている」「ハゲている」といった身体的な特徴に対する回答もおすすめできません。身体的な特徴に対する対処法や改善策を講じることは難しいですし、このようなタイプの人がいる場合は一緒に仕事をしないといっているの同意義と捉えられる可能性も高いです。面接の場では、なぜこのようなタイプが苦手なのかといった明確な理由が伝えられ、適切な対処法を示せる内容となっているかどうかを意識しましょう。 "苦手な人"を通してあなたのことを知ろうとしている ここまで説明してきた通り、「苦手な人はどんな人ですか?」という質問を通じて面接官は①人柄・人間性、②苦手な人とも協力して仕事を進められそうか、と言う点を確認しています。 質問がネガティブな内容の為、自己分析や面接対策が十分に出来ていなければ、意図せず批判的な表現が強くなったり論理的ではなく、ただ感覚としての苦手な人を伝えてしまうので回答の際には細かい表現に注意が必要です。 準備が出来ていなければ、柔軟に対応しづらい質問であるという背景から"得意"な人ではなく、あえて"苦手"な人を聞いているといのかもしれません。 こうした質問はいくつかありますので、同様の質問に対しても落ち着いて回答できるように、自己分析を行ったうえで本記事で紹介している例文・構成を参考に自分なりの回答例を作成してみましょう。 このような記事も読まれています 面接で就活生の失敗談を聞く理由や回答方法【回答例文13選】

2024.04.12

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【新卒の面接】逆質問例38選|質問の終わり方や最終面接で使える例文も!

どの選考フェーズにおいても「何か質問はありますか?」といった逆質問を聞かれるケースが多いです。 本記事では、面接官が逆質問をする意図や逆質問の作成方法などについて解説していきます。 すぐに使える逆質問例だけでなく、選考フェーズごとに逆質問を変えたほうが良い理由や逆質問ではしないほうが良いNG例についてもお伝えします。 また面接の終わり方についてのポイントもご紹介していますので、面接前にぜひチェックしてみてください。 この記事のまとめ 企業は就活生の「志望度」「コミュニケーション能力」「質問力」「個性」を確認すると同時に「疑問・不安」を解消するために逆質問を行っている 「自己PRを入れる」「入社後のイメージをさせる」といった逆質問は印象に残りやすい可能性がある 選考フェーズによって担当する面接官が異なるため面接官の職種・役職に合わせて逆質問の内容は変える 逆質問を終える場合には、感謝の気持ちを忘れずに伝える 新卒の面接|企業が逆質問を行う意図逆質問とは、就活生側から面接官に対して質問をすることをいいます。面接の最後に面接官が「何か質問はありますか?」と聞いてくることがあるのですが、これが逆質問にあたります。そもそもなぜ企業側は逆質問をするのでしょうか。ここでは、企業が逆質問を行う理由についてお伝えしていきます。志望度を知りたい企業は、逆質問を通して就活生の「志望度」をチェックしています。本当に志望している企業であれば面接前に、ホームページや就活サイトを読み込んだり、OG・OB訪問をしたりと企業研究を行っているはずです。通常であれば疑問点が出てくる方が当然なのですが、逆質問がなかったり、質問内容がサイトなどを確認すれば分かるような内容であった場合「会社に興味がないため、志望度が低い」と面接官は捉えてしまいます。 このように、質問内容を通し、自社についてどれだけ調べてきているのかをチェックし、志望度を確認しています。コミュニケーション能力を知りたいどのような逆質問をしてくるのかを通してコミュニケーション能力をチェックしています。面接中に面接官との会話で気になったことを逆質問で聞くという方法もありますが、「さっき話したのに聞いていなかったのかな」と思われるような質問はしないように注意しましょう。質問力を知りたい質問力は、商談などで相手の本音を聞き出せたり、相手から聞きたい情報を収集できたりと非常に重要なスキルです。就活生の質問力を知るために逆質問を行っているケースもあります。個性を確認したい逆質問の内容から就活生の関心や性格を読み取り、就活生の個性を見極めているケースもあります。 例えば、「即戦力になるために今から学んでおくと良い知識はありますか?」という質問からは、積極性があり、真面目な性格を想像させますし、「学べる環境は整っていますか?」という質問からは主体性がなく、受け身な性格といった印象を受けます。疑問や不安を解消したい純粋に採用した後の早期離職やミスマッチを防ぐために、就活生が不安・疑問に思っている点を事前に払拭することを目的として逆質問をしているケースも多いです。企業側には、逆質問を通してホームページや就活サイトには掲載されていない自社の強みや魅力をアピールし入社意欲を高めたい狙いもあります。新卒の面接|印象に残る逆質問をする際のポイント面接は「企業に貢献できる人材ですよ」とアピールする場ですので、逆質問の場でも自分自身を売り込むことを意識しておくと面接官の印象に残りやすいでしょう。ここでは、面接官の印象に残る逆質問を行うためのポイントをお伝えしてきます。自己PRに繋げる面接で自己PRがうまくできなかった場合などは、自己PRを含めた逆質問をすると良いでしょう。下記のような自分のアピールポイントを交えた質問をするという方法を活用すると、逆質問の場をアピールのチャンスに変えることができます。 【質問例】 「私は何でも自ら挑戦する性格なのですが、他にはどのような性格の方が活躍されていますか?」 「現在御社の〇〇業務で活かせるように〇〇の資格取得を目指し、勉強しています。入社までに〇〇以外で勉強しておいた方が良いことはありますか?」  就活生が入社後に働いている姿をイメージさせる「自己PRでお話させていただいた〇〇という経験は自社の業務でどのように活かすことができますか?」といった入社後を想定した逆質問をすると、就活生が自社で働いている姿を想像しやすく、面接官の記憶にも残るため効果的なアピールとなります。事前に逆質問を用意しておく企業は逆質問を通して就活生の志望度や質問力、コミュニケーション能力をチェックしているため、「特にありません・大丈夫です」と答えることは避けてください。逆質問の場も就活生がアピールするチャンスですので、予め準備をして臨めるようにしましょう。 CHECK! 逆質問は何個用意しておくべき? 逆質問は1回の面接に対し5~6個程度を用意しておくと良いでしょう。集団面接の場合は、他の就活生と質問が被る可能性もありますし、個人面談の場合でも企業との対話の中で疑問点が払拭されるケースもありますので、5~6個程度の質問を用意しておくと安心して面接に臨めます。 面接の選考フェーズ別に質問内容を変更する逆質問の内容は、一次面接、二次面接、最終面接と選考フェーズに合わせて変えることをおすすめします。面接のフェーズによって面接官が異なりますので、逆質問の場を有益なものにするためにも、この人だから聞けるまたは聞きたい質問を考えるようにしてください。 それぞれの面接フェーズの特徴や聞いた方が良い質問について詳しく見ていきましょう。一次・二次面接一次面接や二次面接は、入社後現場で一緒に働く社員や、人事担当者などが面接官になることが多いため、現場の社員だからこそわかる質問や、人事担当者だからこそ聞ける質問をすると良いでしょう。一次面接では特に人事担当者が面接官になるケースが多いため、キャリアパスなどに関する質問をし、疑問点や不安点を払拭しておくと良いでしょう。 【人事担当者の場合】 ・御社の求める人物像は〇〇とお聞きしましたが、採用をする際に最も重視するポイントは何でしょうか。 ・現場社員への評価基準を教えてください。 ・御社で活躍する人材はどのような人が多いですか? 【現場社員の場合】 ・〇〇職の具体的な1日の業務スケジュールを教えてください。 ・〇〇職をするうえでのやりがいを教えてください。 ・このポジションに求める人柄やミッションを教えてください。 POINT 福利厚生を逆質問する時の注意点 面接官からすると福利厚生面の質問より事業やキャリアに関する質問をする就活生を重宝する傾向にありますが、どうしても福利厚生や産休・育休といった休暇制度について確認したい場合、「休みのことばかり気にしている」「待遇ばかり気にしている」という風に思われないよう「御社の離職率が他社に比べて低いと伺っており、社員を大切する社風だと感じています。より詳しく制度などについてお聞きしたいのですが」など企業に対する理解度をアピールしながら質問するよう心掛けましょう。 ただし ・長期休暇は取得できますか? ・残業時間はどれくらいですか? ・前年のボーナスの支給実績を教えてください。 といった逆質問は面接の場では不向きな質問ですので確認するのではなく、OG・OB訪問を行い、不安を払拭しておきましょう。 最終面接最終面接は社長や役員クラスの面接官が多いため、経営陣が社員に求めているものや事業の将来性、長期的な取り組み、今後のビジョンや方向性など、会社の上官だからこそ聞ける質問をしましょう。  【逆質問例】 ・御社の企業理念である〇〇が浸透していると感じる場面を教えてください。 ・御社の◯◯という理念に共感したのですが、〇〇様は何を大切にして仕事をなさっていますか? ・現在は〇〇事業に力を入れていると思いますが、今後注力していこうとお考えの事業はありますか? ・設立〇年でここまで成長された1番の要因は何ですか? 逆質問の作成の仕方ここでは逆質問の作成方法について詳しく説明していきます。 STEP1. 業界・企業について調べる (1)製品(2)基本情報(3)企業理念(4)働く環境(5)将来性     ▼ STEP2. 気になる内容を洗い出し、優先順位を付ける STEP1. 業界・企業について調べる  まずは、業界・企業の情報を正確に把握する必要があります。逆質問を考えるためには、企業の情報を把握しておくことが必要です。業界・企業について調べる際は以下の項目について調べていきます。 ①製品・商品 ②基本情報 ③企業理念 ④働く環境 ⑤将来性 ①製品・商品 まずは、志望企業の製品について調べます。その後、同業他社の製品と比較することで、志望企業の業界内での立ち位置や差別ポイントなどを把握することができます。 POINT 製品の比較項目 製品を比較する際には、下記5項目を確認していきましょう。 ①生産量 ②販売額 ③商品 ④サービスの特徴 ⑤製品価格 ②基本情報 企業研究不足と思われてしまわないように、選考を受ける前までに、逆質問で企業の基本状況は必ずチェックしておきましょう。 POINT 確認しておくべき企業の基本情報 下記情報は最低限確認しておきましょう。 ・企業理念 ・製品情報 ・事業内容 ・従業員数 ・設立年 ・売上高 ・関連会社 ・採用情報 ③企業理念 企業理念に関する逆質問を行う就活生は多いのですが、「企業理念を教えてください」という逆質問は調べれば分かる質問なのでNGです。まずは企業のホームページをしっかり確認し、企業に対する思いを理解し、企業理念に対して自分なりの考えを持ったうえで質問するようにしましょう。 ④働く環境 働く環境とは、転勤や勤務時間、福利厚生、社風のことです。企業のホームページや就活サイトの社員インタビュー、口コミサイトなどをチェックし、働く環境について確認しておきます。 人間関係や社風などに関して質問する場合には、調べた内容を引用しながら逆質問をすると良いでしょう。 ⑤将来性 将来性とは、企業の今後の伸びしろのことを指します。企業のホームページやIR情報、中長期計画を確認すると分かりますので、ぜひ調べてみてください。調べた上で自分なりの仮説を立て、逆質問の場で質問をすると「自社についてちゃんと調べてくれている」といった好印象を与えることができます。 STEP2. 気になる内容を洗い出し、優先順位をつける STEP.1を行う中で疑問に感じた点や調べても分からなかった点をリストアップします。例えば「他社製品と同機能であるにも関わらず、製品価格を高く設定している理由は何か」や「求める人材で〇〇と記載されているけど、具体的にはどんな人物像を想定しているのか」などの疑問点をあげてみましょう。 気になる点を洗い出したら、前章でお伝えした一次面接・二次面接といった選考フェーズに合わせてどの質問をいつ質問すべきかといった優先順位をつけていきます。前述した通り、選考フェーズによって面接官が異なるため、面接官の役職や職種に合った質問ができるようにしておきましょう。 就活の面接で行う逆質問の例文38選 ここでは面接フェーズに分けて逆質問の例文を紹介します。逆質問が浮かばなくて困っている就活生は、ぜひ参考にしてみてください。 【一次・二次面接向け】 ・事業・業務内容に関する逆質問 10選 ・社風に関する逆質問 6選 ・面接官個人に関する逆質問 7選 ・キャリアパスやスキル・研修に関する逆質問 6選 ・自己PRができる逆質問 5選 【最終面接向け】 ・事業・経営戦略に関する逆質問 4選 【一次・二次面接向け】事業・業務内容に関する逆質問 10選 事業や業務内容は企業によって特色があるため、面接官が現場の担当者や事業部長の場合には、入社後のミスマッチを防ぐためにも積極的に質問しておくと良いでしょう。 【事業内容に関する逆質問】 ・今担当している仕事は会社にとって、どのような役割を果たしていますか? ・御社の事業内容は多岐にわたりますが、会社としての優先順位はどのようにつけていますか? 【業務内容に関する逆質問】 ・仕事をしていて、楽しいと思ったことやつらいと思ったことを教えてください ・だいたいの1日の仕事の流れを教えてください ・仕事で最もやりがいを感じるのはどのような時ですか? ・仕事をするうえで心掛けている点、重視している点があれば教えてください ・御社における、クライアントに対する姿勢について教えてください ・今までの中で最も達成感を感じたエピソードを教えてください ・御社の〇〇に強い興味があるのですが、どのような経緯で開発されたのか教えてください ・ホームページでは、(志望している部署の)仕事内容はこのように書いてあったのですが、働くイメージを沸かすために具体的に教えていただけますか 【一次・二次面接向け】社風に関する逆質問 6選 職場の雰囲気や働く仲間の雰囲気などは入社後のミスマッチを防ぐために確認しておいた方が良いポイントの一つです。面接の前にOB・OG訪問をしておくという手もありますが、機会がなかった場合には逆質問で確認しても良いでしょう。人事担当者ではなく、現場の担当者が面接官の時に確認してみるとよりリアルな声を聞くことができます。 【社風に関する逆質問例】 ・社員はどのようなキャラクターの方が多いでしょうか? ・休日に仕事仲間と過ごすことはありますか? ・社員同士は社外でも飲みに行くなどのコミュニケーションを取ることはありますか? ・他部署との交流はありますか? ・御社は〇〇という社風と説明会で伺いましたが、〇〇様は御社の社風はどのような社風だと思われますか? ・御社には複数の事業部がありますが、組織風土に違いがありますか? 【一次・二次面接向け】面接官個人に関する逆質問 7選 現場の社員が面接官だった場合、面接官個人に関する逆質問をすることで、企業の雰囲気や社風をより具体的にイメージをすることができます。 【面接官個人に関する逆質問例】 ・〇〇様が会社の中で最も魅力を感じているところはどこですか? ・入社前後で感じるギャップはありますか? ・仕事で成果を出すために〇〇様が日々行っていること、心掛けていることなどがあれば教えてください ・今の目標を教えてください。またそれを達成するために頑張っていることを教えてください ・今の目標と、それを達成するためにどのような取り組みをしているか教えてください ・〇〇様が若手の時にぶつかった壁を教えてください ・これまでで最もやりがいを感じられた瞬間を教えてください 【一次・二次面接向け】キャリアパスやスキル・研修に関する逆質問 6選 面接官が人事担当者や現場の事業部長の場合、入社後のキャリアパスや必要なスキルについて質問すると現場観を理解できます。また、面接官に就活生が入社後に働く姿を想像させることもできます。 【キャリアパスに関する逆質問例】 ・御社に入社した後にすぐに活躍できるよう求めるスキルに記載があった〇〇に関して勉強をしていますが、入社までにさらに勉強をしておくことはありますか? ・入社までに〇〇以外で勉強しておくことはありますか? ・御社の〇〇という商品に憧れているのですが、その商品に携わるためには具体的にどのようなキャリアパスを歩めば良いのでしょうか? ・入社後は責任あるポジションを目指したいと考えています。御社の評価制度・昇進制度について教えてください 【スキルに関する逆質問】 ・御社に入社した後にすぐに活躍できるよう求めるスキルに記載があった〇〇に関して勉強をしていますが、入社までにさらに勉強をしておくことはありますか? ・社員教育に力を入れているとお聞きしましたが、独自の研修などはありますか? 【一次・二次面接向け】自己PRができる逆質問 5選 自己PRの場でうまく自分をアピールできなかった場合に逆質問の場をうまく活用し、自己PRを行ってみましょう。 ■質問例 ・大学時代は部活動の部長として100名以上いるメンバーを統括していました。御社では若手でもこのような経験を活かせるチャンスはありますか? ・私はどんなことでも粘り強くやり遂げる性格ですが、御社ではどのような資質を持った社員が活躍していますか? ・異なる価値観でも受け入れられる性格ですが、配属先の雰囲気を教えてください ・〇〇の資格をもって現在〇〇の資格取得に向けて勉強中です。御社の仕事ではその他にどのような資格があると活かせますか? ・学生時代の留学経験を活かしたいと考えていますが、御社では若手社員であっても語学を活かして活躍できる環境はありますか? 【最終面接】事業・経営戦略に関する逆質問 4選 この質問は、社長や役員と経営陣に質問すると良いでしょう。会社の事業に対して興味を持っていると捉えられ志望意欲をアピールすることにも繋がります。また、入社後は経営陣と直に話す機会はあまりありませんので入社前に聞いておきたいことがあれば積極的に質問をしてみましょう。 ■逆質問例 ・5年後、10年後に描いているビジョンを教えてください ・新入社員の採用を2年前から強化しているようですが、新入社員に求めていることは何ですか? ・御社が今、不足しているまたは、課題に感じていることはなんですか? ・御社は今5事業を展開されていて、直近だと2年前に新たな事業を展開し始めているかと思うのですが、今後注力していきたいと考えている事業とその理由を教えてください NG逆質問 ここでは逆質問をする場合にしない方が良い質問についてご紹介していきます。 調べればわかる内容に関する質問 企業は面接を通して就活生の志望度をチェックしているため、企業のホームページや就活サイトに掲載されているような調べたらすぐに分かる質問をすることは避けましょう。 ■NG例 ・御社はどのような商品、サービスを扱っていますか? ・御社が強みとしている事業を教えてください 「はい」「いいえ」で回答できる質問 企業が逆質問を聞く意図でも述べましたが、企業は逆質問を通して就活生の質問力をチェックしていますので、「はい」「いいえ」」で返答ができるような質問は避けてください。面接では、「面接官と会話をすること」も大切なので、話が膨らむような逆質問を考えましょう。 すでに話した内容に関する質問 面接の途中で逆質問で質問しようと思っていたことの回答を面接官が話してしまうこともあります。すでに話した内容を逆質問で聞いてしまうと話を聞いていない印象を与えてしまうため注意が必要です。このような事態を防ぐためにも逆質問は5~6個程度用意しておくと安心です。 面接官が答えられない質問 選考フェーズによって面接官が異なりますので面接官の役職や立場によっては答えられない質問もあります。例えば、社長に「業務の1日の具体的な流れを教えてください」といった質問をしても、詳細までは分からない可能性が高いです。面接官の立場に合った逆質問を用意しておきましょう。 逆質問の終わり方【例文あり】 ここでは、逆質問をした後の対応についてお伝えしていきます。 感謝の言葉で終える 面接官が逆質問に答えてくれた場合には、「感謝の気持ち」と「回答へのフィードバック」を伝えて終えるようにしましょう。 ■回答例 「ご回答いただきありがとうございます。〇〇様のお答えを聞いて、益々御社に対する入社意欲が高まりました。」 「その他にも質問はありますか?」と聞かれた場合 「その他にも質問はありますか?」と聞かれた場合、まだ疑問点や聞きたいことがあれば質問しても構いません。ただし、長々と複数の質問をすることは相手の時間への配慮が足りないといった悪い印象を与えてしまう恐れがありますので、質問をする前に「あと〇点質問したいのですが、〇〇様のお時間は大丈夫でしょうか?」といった気遣いの言葉を伝えたうえで質問すると良いでしょう。 質問がない場合には、無理やり作り出したりする必要はありませんので、あれば質問する程度に考えておけば問題ありません。 下記に「その他にも質問はありますか?」と聞かれた場合の返答方法についても記載しておきますので参考にしてみてください。 ■回答例 「いいえ、以上です。〇〇様にお答えいただき、御社の事業内容に関する理解が一層深まりました。ご回答いただきありがとうございました。」 合わせて読みたい! 【就活生向け|面接質問例56選】一次~最終選考の傾向と回答案を解説

2024.04.12

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【24年卒向け】冬採用で内定を取る方法とは?まだ間に合う就活の極意を伝授!

「卒業が目前に迫っているにもかかわらず、未だに内定がない」 「就職先に納得していない」 「留学から戻ってきたばかりで就活ができていない」 「公務員試験に落ちてしまい、民間企業への就職にシフトしたばかりで内定がない」 など様々な理由で就活を続けていることと思います。 本記事では、卒業までに就職先を決めたい就活生の皆さんに向けて、 冬採用の特徴や注意点、内定を取得するための方法についてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ 冬採用とは12~3月に行われる採用のこと 就活生のライバルが少なく選考期間が短いというメリットがある一方、応募できる企業数も少ない 内定取得のために「就活の軸を定める」「定番の質問への準備する」「複数の企業にエントリーする」ということが大切である 冬採用とは そもそも、冬採用とはどのような採用のことをいうのでしょうか。 冬採用に関しては明確な定義はないですが、12月~3月までの間に行われている採用を一般的に「冬採用」ということが多いです。 余談ですが、8月~11月頃に行なわれている採用を「秋採用」といいます。 他の時期との違い 一般的な就活の時期と冬採用を比べるとどのような違いがあるのでしょうか。 ここではその違いを見ていきましょう。 ライバルが少ない 『リクナビ「就活準備ガイド」』によると、先輩たちの就活で最も忙しかった時期の就職活動のピークは大学3年生の2月~6月であり、10月以降に面接をしている冬採用の就活生は少ない傾向にあります。 ※参照:『リクナビ「就活準備ガイド」』 そのため、他の時期に比べるとライバルが少ない時期といえます。 応募できる企業数が少ない ライバルが少ない一方で応募できる企業数も少なく情報を得にくい傾向にあります。 先の『リクナビ「就活準備ガイド」』のグラフをみても、7月以降、試験や面接は実施されているものの、会社説明会などはほとんど開催されておらず、企業の情報は得にくいです。  冬採用を行っている企業は、臨時で募集をかけている企業も多く採用予定人数に達した場合すぐに応募が打ち切りになるため時間との勝負ともいえます。 就活のライバルが少ない一方、応募できる企業数も少ないため、内定倍率は決して低い訳ではないということを覚えておきましょう。 選考期間が短い 冬採用はピーク時の採用に比べると選考フローが短い傾向にあります。 前述の通り冬採用をしている就活生は少ないため集団面接は行なわず最初から個人面接のケースも多く必然的に選考期間が短くなります。 また、企業としても早めに内定者を確保したいという思いも強いことも選考期間が短くなる理由の一つです。 冬採用を行っている企業の特徴 冬採用をしている企業とはどのような企業なのでしょうか。ここでは、冬採用を行っている企業の特徴についてお伝えしていきます。 採用予定人数に達していない まず1つめに、「採用予定人数に達していない」という企業が挙げられます。  本来10月の内定式までに採用人数を確保しておきたい企業が多いのですが、採用予定人数が確保できなかったために採用を継続しています。 これには2つのパターンが存在します。「不人気企業」と「採用予定人数が多い成長企業」です。 昨今は売り手市場のため就活生は企業を選べる状態にあるため優良企業に人が集まる傾向が強く、企業としての魅力に欠ける企業やハードワークを強いられそうな企業などはどうしても採用に苦戦してしまいます。  また、コロナショックが落ち着き、通常年の採用予定人数以上の採用を計画しているため採用活動を継続せざるを得ないという企業も多いのです。 内定辞退が出てしまった 採用予定人数に達してたにもかかわらず、内定式以降に内定辞退がでてしまい欠員補充のために採用を再開しているという企業が多いというのも冬採用企業の特徴の一つです。 内定辞退を加味して採用計画を考える企業も多いのですが、前述の通り昨今は売手市場であり人の流動が激しく、内定をもらっても就職先に納得がいかずに就活を続ける就活生は一定数いるため、冬採用には欠員補充のための採用を行う企業が一定数存在するのです。 戦略的に冬採用を行っている あえて最初から冬採用に焦点を絞り採用活動を実施している企業もあります。 中小企業・零細企業などがその一例で、「大手企業などライバル企業が多い中で採用活動を行っても工数ばかりがかかる」「内定辞退が出る」と感じている場合や、採用にかける時間やコストにマンパワーを避けないケースが多いです。このような企業は、あえて冬採用での採用に力を入れ、短期間で採用人数を確保できるようにしています。 ただし、中にはブラック企業と呼ばれる労働環境がきつい、ノルマがきついような企業もこのような戦略を取っているケースもありますので、注意が必要です。 通年採用をしている 「冬採用」として採用を行っている訳ではなく、通年採用を行っている企業もあります。 『日本経済団体連合「採用と大学改革への期待に関するアンケート」』によると、新卒一括採用をしていた企業割合は90.5%から78.7%に減少、通年採用をしている企業は32.7%から55.2%に上昇していることがわかります。 ※参照:『日本経済団体連合「採用と大学改革への期待に関するアンケート」』 このように新卒を一括で採用するのではなく通年で採用をしていく企業が増えており、通年採用をしている企業が「冬採用」でも採用の募集をかけています。 冬採用をする就活生の特徴 前章では、冬採用を行なっている企業の特徴をお伝えしてきましたが、ここでは、冬採用でのライバルとなる就活生にはどのような特徴があるのかを確認していきましょう。 就活を続けているが内定がない 基本的に選考を受けている就活生の多くは内定を持っていないですが、「内定を持っていない理由」に違いがあります。 1つ目のタイプは「就活を続けているにもかかわらず」内定がないタイプです。 このタイプはピーク時に就活を行い、自分のやりたいことや就活の方向性が分からずに、途中で就活を辞めたケースが多いです。  一時的に就活から離れ、冬になり再度就活を開始しているため、自己分析や業界研究などはある程度行っており、面接にも慣れています。 また、一度就活から離れリフレッシュし自分を見つめ直しているため、就活への軸が固まり新たな気持ちで就活に挑めるタイプが多いでしょう。 留学から戻ってきた 内定がなく就活を続けている就活生に見られるパターンの2つめは「留学から戻ってきた」というものです。 海外外の大学などに留学しており、帰国してから就活を始めようと考えている学生なので、就活のピーク時に就活はしておらず、内定はありません。 このように、秋・冬採用には、留学から帰国したばかりの就活生が多いというのも一つの特徴です。 公務員試験に落ちてしまった 公務員試験の結果は毎年8~9月頃、一部の地方公務員では11月頃に発表されますが、 公務員を目指していたにもかからず、落ちてしまった場合、来年リベンジするか一般企業への就職にシフトするかの2択を選ばなければなりません。 公務員試験の結果を受けて就活をはじめる学生が多いことも冬採用の特徴の一つといえます。 内定先の企業に納得していない 冬採用を継続している就活生の中には、内定先に納得をしていないため就活を継続している人もいます。 内定は取得したものの希望業界からの内定ではなかった場合など就活生によって理由は異なりますが、冬採用には、入社までには自分が心から行きたいと思える企業と出会いたいと粘り強く就活を続けている就活生も多いです。 冬採用で内定を取るためにやるべきこと ここでは、冬採用で内定を取るためにやるべきことをご紹介していきます。 就活の軸を定めておく 冬採用の場合、通常の就活の時期と異なり選考の進むペースや合否の結果が決まるのがハイピッチとなります。 そのため、企業選択の軸が明確にあると悩むことなくスムーズに就活を進めていくことができます。 冬採用での定番質問に対する準備をしておく 冬採用では「なぜこの時期に就活を続けているのですか」という質問をされることが多いです。 そのためこの質問に対してどのように回答するべきか事前に考えておいたほうが良いでしょう。 「留学をしていた」「公務員試験に落ちてしまった」などの理由はストレートに伝えても問題ないと感じる就活生が多いと思いますが、それ以外の理由の場合には答え方に注意が必要です。 春から就職をしていて内定が貰えない場合、面接官は「何か理由がある」と就活生に対して懸念を持った目で見てしまう可能性があるため、春の就活で失敗した原因を分析し、現状どのように原因を改善して就活に取り組んでいるのかまで答えることができると面接官からの印象は良くなるでしょう。  内定先に納得していない場合も、根気強いというポジティブな印象だけでなく優柔不断で決断力に欠けるようにも捉えられるため、自らの就活の軸の話やどうなれば納得がいくのかまで答えられるよう準備をしておきます。 出来る限り多くの企業にエントリーをしておく 冬採用は通年採用をしている企業以外の場合、「採用の枠」が埋まり次第、終了となるケースが多いです。そのため、出来る限り多くの企業に応募をしておくことで、希望していた企業の面接が仮になくなった場合へのリスクヘッジを図ることができるでしょう。  冬採用をするうえでの注意点 冬採用を効率的に進めるために知っておいたほうが良い注意点をお伝えしていきますので、活動を始める前に確認をしておきましょう。 ブラック企業に注意 冬採用をしている企業の特徴でも触れましたが、不人気企業なども冬採用を実施しているケースが多いです。 そのため冬採用の企業の中にはブラック企業も採用を続けている可能性が高いことを念頭において就活を進めましょう。  おすすめの企業 企業を選ぶ際のおすすめの企業をご紹介しますので参考にしてみてください。 ①中小企業で社会的知名度は低いが優良企業 L隠れた優良企業 L社会的には知名度は低く名前は知れていないが、その業界内では知名度も高く賞賛されているような企業 L経営状態が安定しているため、福利厚生なども充実しているケースが多い。 ②大手企業の傘下の企業など L大手企業ではないが、大手企業の傘下に入っているような中小企業 L福利厚生なども大手企業と同等に手厚いケースも多く、また経営状態も安定しているため安心して働ける ミスマッチが起こりやすい 冬採用で多い問題が「企業と就活生のミスマッチ」です。 企業も就活生もどちらも早く就活を完結させたい意識が働いてしまうため、どうしても見極めが甘くなってしまい、ミスマッチが起こりやすくなりがちです。  時間がない中で大変だとは思いますが、企業を選ぶ際には、企業の社風やビジョン、仕事内容などは最低限確認し、自分のキャラクターに合った会社なのかを見極める習慣をつけるようにしましょう。  企業を探しにくい ピーク時の採用のように、リクナビやマイナビといった就活サイトに就活情報を掲載していない企業も多数存在するため、自分に合った企業になかなか出会えないという問題が発生する可能性があります。 企業選びの方法は就活サイト以外にもありますので、次の章で紹介していきましょう。 企業の探し方 ここでは冬採用におすすめの企業の探し方をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。 就活エージェント 冬採用という卒業が目前に迫った状況下で、自分に合った企業を探すのは時間がかかるし大変だと感じている場合には、就活エージェントを活用することも一つです。 就活サイトに掲載されていない求人情報の取り扱いも多く、自分に合った企業をおすすめしてくれるため、工数を削減しながらスピーディに就活を進めることができるでしょう。 就活サイト まずは王道の就活サイトです。ピーク時にはどちらのサイトにも就活情報を掲載していたとしても冬採用時にはリクナビ・マイナビどちらかにしか情報を掲載していないというケースも充分に考えられますので、どちらのサイトもチェックすることをおすすめします。 企業HP 就活サイトには情報がない場合であっても企業ホームページで募集をかけている場合もあります。1~2名程度の採用を検討している場合には特にこのようなケースが多いので、気になる企業が決まっている場合には、企業のホームページも欠かさずに見るようにしましょう。  24年卒(冬採用)でも間に合う就活エージェント3選 ここでは、24年卒の学生向けに就活エージェント3選をご紹介しますので、 ぜひ参考にしてみてください。 【PR】業界内のパイオニア・最速1日で内定も:就職エージェントneo 就職エージェントneo 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 東証プライム上場企業・大手グループ求人あり、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件 公式サイト こちらをクリック 「就職エージェントneo」は業界のパイオニアとして就活エージェントの中で最も歴史がある就活サービスです。 Googleの口コミ評価は4.5と高水準になっていることに加え、東証プライム上場企業や大手グループの求人を保有し、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件と、信頼度の高い点が特徴です。 いきなり責任者面接を受けられる特別推薦枠や、書類選考・一次選考が免除になる求人の取り扱いもあり、最速1日で内定が出る場合もあります。 就職エージェントneoでは幅広いエリアの企業紹介を受けることが可能で、オンライン面談が基本となっています。将来を見据えた手厚いサポートを受けたい学生はぜひチェックしてみてください。 このエージェントの特徴 累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件を誇る業界のパイオニア的存在 東証プライム上場企業や大手グループの求人あり 選考フェーズごとの対策や選考後フィードバックなど手厚いサポートが魅力 いきなり責任者面接を受けられるなど特別推薦枠多数 時期によっては最短1日で内定が出るケースあり 取引企業数が豊富:type就活エージェント type就活エージェント 対応エリア 全国 オンライン対応 - 主な特徴 取引企業数10,000社以上、上位大学の学生の割合70%、最短2週間で内定 公式サイト こちらをクリック 「type就活エージェント」は取引企業数10,000社以上を誇り、大手上場企業の求人も多数取り扱っている信頼性の高いサービスです。 type就活エージェントの運営会社である株式会社キャリアデザインセンターが創業の初期段階からエンジニア向けの転職支援を行っていることもあり、IT企業が多い点が特徴です。 キャリア志向の高い学生をターゲットにしていることから上位大学の学生の割合が70%であり、特別選考枠も用意されています。 全国の求人を取り扱っており、東京就活キャンプ(最大2週間、シェアハウスに滞在して東京での就職活動に専念できるサービス)も用意されているので、首都圏で働きたい地方学生からも支持されています。 このエージェントの特徴 取引企業数10,000社以上 大手上場企業、IT企業多数 上位大学の割合70% 最短2週間で内定 地方学生が都内で就活を行うための無料宿泊サービスあり 入社実績3,000人以上:キャリアスタート キャリアスタート 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 入社実績3,000人以上、定着率92%(公式サイトより)、最短2週間で内定 公式サイト こちらをクリック 「キャリアスタート」は入社実績3,000人以上、定着率92%を誇り、その丁寧な対応からGoogleの口コミでは4.3という評価を獲得しています。また、有名企業への就職支援実績も多数あり、最短2週間で内定を得られるケースもあります。 全国の求人を紹介してもらうことができ、オンライン面談も可能ですので、スピーディーに就活を進めたい学生、手厚いサポートを受けたい学生に向いています。 このエージェントの特徴 入社実績3,000人以上 定着率92% 最短2週間で内定 有名企業への就職支援実績多数

2024.04.02

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【例文つき】優秀な就活生が実践しているエントリーシートの書き方まとめ

「エントリーシートの書き方がいまいちよくわからない」 「自己PRと同じ内容になってしまってこのまま提出して良いのか不安」 このように、エントリーシートの書き方に不安がある就活生は多いのではないでしょうか? 本記事では、優秀な就活生が実践しているエントリーシートの書き方についてご紹介いたします。例文も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ エントリーシートでは就活生の考え方や価値観、人柄などをチェックされている エントリーシートと履歴書の内容は重複しても良い エントリーシートでは「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」を問われやすい エントリーシートはフレームワークに沿って回答するのがベター エントリーシートの提出前には最終チェックを怠らない 就活における「エントリーシート」とは? エントリーシートとは、採用選考の材料とするために企業が就活生の考え方や価値観、人柄などを知るための書類で、面接時の参考資料としても用いられます。 採用を行うにあたって、企業は業務に適性があり自社の社風やビジョンとマッチしている、あるいは貢献してくれる可能性の高い就活生を求めており、そういった人材かを判断するために上記のようなポイントをチェックしようとしているのです。 中には「エントリーシートと履歴書って同じじゃないの?」と感じている就活生もいるかと思いますが、両者には明確な違いがあります。 エントリーシートはあくまで採用のために活用する資料ですが、履歴書は入社後も氏名や住所、生年月日、連絡先、学歴などが従業員のデータとして保管されることが一般的です。 またエントリーシートは志望動機や自己PR、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)などその企業ごとにチェックしたい項目や文字数を設定してフォーマット化していることが多いですが、履歴書は企業が用意しているもの以外にも、大学が用意しているものや市販のものなどがあります。 ただ、エントリーシートの内容は履歴書と被っても問題ありませんので、エントリーシートと履歴書の双方を提出する必要のある場合には基本的にエントリーシートへ具体的な回答を書き、履歴書にはそれを要約したものを書くようにすると良いでしょう。 ちなみに、エントリーシートは基本的に企業が独自で用意していることが一般的であるため、質問項目はの問われ方は企業によって異なります。 ただし、どの企業でも共通して聞かれやすい質問がありますので、次の項目でチェックしておきましょう。 就活におけるエントリーシートでよくある質問 エントリーシートにおいてよく聞かれる質問項目について、ここでは下記の3つに大別してご紹介しますので、ぜひこの内容をもとに答え方を想定しておきましょう。 ・志望動機・就職活動に関する設問 ・自己PR・ガクチカ、自分自身に関する設問 ・業界特有の設問 志望動機・就職活動に関する質問 志望動機や就職活動に関する設問としては下記が挙げられます。 ★入社してやってみたいこと ★将来の夢 ★今後のキャリアについて(3年後、5年後、10年後) ★あなたにとって仕事とは ★あなたにとって働くとは ★就活の軸 ★就職活動を行う上で重要視していること ★仕事で大切だと思うこと ★仕事とプライベートどちらが大切か ★この業界を選んだ理由 ★他社にもエントリーしているか ★当社の志望順位 ★同業界の中でも当社を選んだ理由 ★当社のどこに魅力を感じたか ★当社の好きな商品とその理由 ★経営理念のどこに共感したのか ★あなたが面接官なら自分を採用するか ★当社が内定を出したら就活やめるか ★当社のホームページを見た感想 ★当社に求めるものや期待していること ★新商品の提案 自己PR・ガクチカ、自分自身に関する質問 自己PRやガクチカに関する設問としては下記が挙げられます。 ★長所・短所 ★アルバイトでの経験 ★今までで一番の挑戦 ★自ら行動した経験 ★一番の成功体験 ★挫折した経験 ★学生時代に特に力を入れたこと ★あなたを採用したら当社にどんなメリットがあるのか ★これまでの人生で最も嬉しかったこと ★最も辛かったこと・苦しかったこと ★失敗から学んだこと ★やりがいを感じる時 ★日頃から心がけていること ★あなたの信念 ★昔から継続している習慣 ★意思決定をする際に意識していること ★達成感を得た出来事 ★部活動について ★サークル活動について ★ゼミに所属していたか ★卒論のテーマ ★研究内容 ★一番印象に残っている授業 ★今の大学を選んだ理由 ★インターン経験 ★周りからみたあなたの印象 ★あなたを表す四字熟語 ★あなたのキャッチフレーズ ★あなたを漢字1文字で表すと何か ★趣味は何か ★特技は何か ★最近気になったニュース ★あなたを物に例えると何か ★あなたを動物に例えると何か   ★最近読んだ本 ★1,000万円あったら何に使うか ★一つ夢が何でも叶うとしたら何を願うか ★今後日本が解決すべき問題 ★リーダーになるために必要なもの ★あなたの地元をPRするなら ★信頼を得るために大切なこと ★友達も知らない、あなたの秘密 業界特有の質問 最後に、業界特有の質問としては下記のようなものが挙げられます。 ★最近見たCMの中で一番印象に残っているもの ★今まで受けたサービスで一番印象に残っているもの ★日本の現在の経済状況についての見解 ★若者の〇〇離れの原因についての見解 ★新しいビジネスモデル、サービス内容の提案 ★面白いと思う写真を撮り、その写真にタイトルをつけて ★あなたが持っている中で一番面白いと思うエピソード ★あなたにとってエンターテイメントとは何か ★あなたが今注目している人にインタビューして聞いてみたいこと 【例文つき】就活におけるエントリーシートの書き方 ここではエントリーシートで必ずと言っても良いほど聞かれる質問である「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」の書き方についてそれぞれご紹介していきます。 それぞれの質問に対する企業によるチェック観点もお伝えしますので、書き方と一緒に確認してみてください。 志望動機の書き方 就活のエントリーシートにおいて、企業は志望動機を通して下記の2点をチェックしています。 ・志望度の高さ ・自社の社風やビジョンとマッチしているか 企業としては、内定を出したとしても実際に入社してもらえなければ意味がありません。 「内定を出したら本当に入社するか」という点は企業にとって重要な判断材料となるため、エントリーシートをチェックする段階からその就活生の志望度の高さを見ているのです。 しかしその就活生の志望度がどんなに高くても、企業の社風やビジョンとマッチしていなければその企業で長く働いてもらうことが期待できないため、企業は志望動機を通してその就活生が自社とマッチしている人材かどうかもチェックしています。 上記の内容を念頭において、志望動機を書いていきましょう。志望動機を書くにあたっては下記のフレームワークに従うとより読みやすい内容になります。 まずは結論として一言で志望理由を伝え、なぜそう思ったのかの理由を書きます。ここでは、自分自身の経験に基づく具体的なエピソードを書くのがポイントです。 その後、数ある企業の中からなぜその企業を選んだのかの理由を書きます。どういった観点で考えれば良いのかわからないという就活生は下記を参考にしてください。 ●企業の社風から ●企業で働く社員から ●企業の強みから ∟業務内容 ∟サービス/商品(コンセプト) ∟社会貢献活動 そして最後に、入社後その企業でどのように活躍したいか、どういった形で貢献できるかを伝えて締めくくります。これらを念頭におくと、実際に下記のような志望動機を書けるようになるはずです。 【当社に興味、関心を持った理由・ 入社してやってみたいことを教えてください。】 「誇りを持つ製品を通じて途上国発展に寄与し、関わった国の成長を五感をもって体感する」との目標達成にあたり貴社が最適と考えるからです。 2年おきに4度ベトナムを訪れた際、渡航する度に急速に発展していく姿を目の当たりにし、これ以上に現実感の伴った成長を感じるフィールドは無いと確信しました。バックパッカーとして14カ国を訪れた際は不衛生な水道水やゴミ山問題からインフラ整備が不十分な現状を実感し、途上国の生活水準向上へ貢献したい想いを強くしました。 高い技術力によって製造されるポンプを通じて世界中の電力インフラ、水インフラへ貢献すると共に、今後も新興国を中心とした海外展開を加速する方針の貴社でこそ自身の目標を達成できると考えています。 また営業として貴社の製品を世界へ広め、途上国発展へ寄与したいと考えています。 参照元:unistyle/選考通過者インターン選考ES(荏原製作所) この例文は「志望理由→背景・理由→企業を選んだ理由→入社後について」の流れで、読みやすい構成で書けており、特に背景・理由や企業を選んだ理由の部分が具体的で理解しやすい内容となっています。 入社後についてもう少し具体的に書けるとより良くなるでしょう。 自己PRの書き方 続いては自己PRの書き方についてです。自己PRでは主に下記のポイントをチェックされています。 ・性格や考え方などの人柄 ・自社で活かせる強みの有無 企業は自社に貢献してくれる人材を採用するにあたり、就活生の能力だけでなく人柄についても深くチェックしているため、その物事に対してどういったアクションを取ったか、どのような考え方を持っているかなども見ています。 そしてそれが自社に活かせるものであるのかも同時にチェックしているのです。実際に自己PRを書く際は、下記の流れに従うと読みやすい文章を書けるようになるでしょう。 自己PRでもまず結論として自分の強みを一言で伝え、その強みがあることを証明できるエピソードをできるだけ具体的に書きます。 その出来事の中で生じた課題や目標のほか、その課題や目標に対してどのようなアクションを起こしたかまでを詳細に書いてください。 ここまでを終えたら結果を書きます。ここでは第三者でもその結果がどれだけ大きなものであるかを理解できるよう、数字などを用いて定量的に書くようにしましょう。 最後はここまで伝えてきた長所をどのように志望企業の業務に活かしていくのかを書いて締めくくります。 ガクチカの書き方 続いてはガクチカの書き方についてです。企業はガクチカにおいて下記の2点をチェックしています。 ・困難への向き合い方 ・仕事への意欲や人柄 社会に出るとそれまでに経験したことのない壁に直面することが多く、大きな挫折を経験する人もいます。 そのため企業はガクチカを通して、その就活生がどのように困難を乗り越えてきたかを知ることで仕事への向き合い方をチェックし、今後の活躍に期待できるかを見ているのです。 また、周りの社員とうまくやっていけるかをチェックするという観点から、エピソードの内容からその就活生がどういった役回りに徹するのか、どういった人間性や価値観を持っているのかを判断しようとしている節もあります。 実際にガクチカを書く際は、流れに沿って書いてみてください。 ガクチカを書く際にも、結論として学生時代に頑張ったことを一言で伝え、なぜそれを実践したのかの理由を書きます。 その後はそのアクションを起こす際に立てた目標やぶつかった課題を伝え、それに対してどのような取り組みを行ったのかを書きましょう。 具体的な取り組みを伝えたら、それがどういった結果に繋がったのかを書き、最後はこの出来事から学んだことを書いて文章を締めくくります。この流れに従えば下記のようなガクチカを作成できるでしょう。 【あなたが自分自身に課しているルール(いつも心がけていること)について、理由・エピソードを添えて教えてください。】 私は「夢叶うまで挑戦」という言葉を心掛けています。理由は夢を叶える過程で自己成長できるからです。 私は大学時代、アカペラサークルに所属していました。私のバンドの目標はサークル内で年に2度あるオーディションに合格して、大きなステージで歌うことでした。 しかし、中々結果が出ず、目標を諦めかけた時期がありました。その時、私は呑み会を企画することで話し合いの場を設けました。具体的には自分たちの強みや曲選び、衣装にも拘って話し合い、聞いてくれる人と一緒に楽しめる空間作りを目指しました。そして、自分たちに欠けている部分を明確にし、それを補完しながら挑戦し続けました。 その結果、大学4年の冬に一番大きなサークルライブのステージに立つことができました。ステージから見た景色は忘れられません。 私はバンド活動を通して、グループでのリーダーシップやマネジメント力が身に付き、目標達成のためのアプローチの仕方を学びました。 参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(全日空空輸(ANA)) この例文も「結果→動機→目標・課題→取り組みや対策→結果→学び」という読みやすい構成で書けています。より良い内容にするには、「聞いている人と一緒に楽しめる空間・時間を作る」ために行ったことについてより具体的に書けると良いでしょう。 エントリーシートを書く際の注意点 ESを作成したら、最後に以下のチェック項目を確認してみましょう。もし当てはまるものがあれば提出する前に修正します。家族や先輩など、周りの社会人に客観的な視点でチェックしてもらうことができればなお良いでしょう。 ✓ 誤字脱字がないか ✓ 話し言葉を使っていないか ✓ 文体は統一されているか(です、ます調/である調) ✓ 結論ファーストになっているか ✓ 記入欄の8割以上を埋められているか ✓ 読みやすい字で書けているか(手書きの場合) 特にWeb上でエントリーシートを作成する場合はタイプミスや変換ミスが起こりやすいため留意しましょう。

2024.03.28

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新卒の面接の流れを知っておこう!受付・入室・退室時のマナーとは?

初めての就活の場合、どのような流れで面接が進むのかが分からず不安を感じている就活生は多いことでしょう。 本記事では、「受付」「入室」「退出」「面接質問」「オンライン」など面接におけるさまざまなシチュエーションでの流れやマナーについて説明していきます。 分かりやすく簡潔にまとめていますので、面接直前のマナーの見直しなどにもぜひ役立ててみてください。 この記事のまとめ 面接の基本的な流れは①ビルに到着⇒②受付⇒③待合室で待機 ⇒④入室⇒⑤面接⇒⑥退出 質問の流れは①自己紹介⇒②自己PR⇒③志望動機⇒④その他質問(ガクチカ・長所短所など)⇒⑤逆質問 入退室の流れには細かなマナーが多いため必ず練習をしておく Web面接の流れは①Web面接前の準備⇒②Webにて面接ルームに入室⇒③ 面接⇒④Webの面接ルームからの退室 新卒の面接|受付から退出までの流れ 面接の流れは下記の通りです。 【面接の流れ】 ①ビルに到着⇒②受付⇒③待合室で待機 ⇒④入室⇒⑤面接⇒⑥退出 面接前の待機場所は、待合室や控室などはなく、受付にて待機する場合や面接する部屋で待機する場合もあります。企業や選考段階によって異なりますが、基本的な流れは同じです。 新卒の面接|受付の流れ ここでは受付での流れについてお伝えします。 【受付での流れ】 受付に5~10分前に到着する   ▼ 受付から担当者へ連絡をする 受付は5~10分前に済ませます。あまりにも早く着すぎてしまうと迷惑となる可能性もありますので注意が必要です。 受付では、学校名、氏名、目的を伝えます。 【受付での挨拶例】 こんにちは。 本日15時に面接のお約束をさせていただいております、〇〇大学の△△と申します。 〇〇部のご担当者様をお願いできますでしょうか。 受付嬢がいる企業もあれば、受付の電話から呼び出すケースもありますが、挨拶の仕方は変わりません。 企業によっては受付での態度もチェックされる可能性もあるため、ハキハキ話す、笑顔を意識するなどの振る舞いには気をつけておきましょう。 POINT 受付前にやるべきこと 受付を行う前にトイレを済ませ、身だしなみの最終確認を行っておきましょう。 新卒の面接|入室の流れ 入室の流れは下記の通りです。細かいマナーが多いため、必ず練習しておきましょう。 ①ドアを3回軽くノックする 集団面接の場合・・・ノックするのは、先頭の就活生のみです。 ②「どうぞ」という声が聞こえたら「失礼致します」と言ってからドアを開ける 集団面接の場合・・・前の人に続き、「失礼致します」と言ってから入室します ③部屋に入ったら、ドアを閉める ドアを閉める際には、後ろ手で閉めないように注意しましょう。 集団面接の場合・・・最後に入室する就活生がドアを閉める ④ドアの前で面接官の方を向いて、  「本日はよろしくお願い致します」と挨拶し、30度の角度で1秒間お辞儀をする。 複数面接官がいる場合、中央の面接官に向かってお辞儀する ⑤椅子の横まで歩き、姿勢を正して立つ 「学校名とお名前をお願いします」と言われたら「〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します、本日はよろしくお願い致します。」と言い、深くお辞儀をします。 ※挨拶しながらお辞儀をしないように気を付けます。 集団面接の場合・・・自分以外の就活生が挨拶を終えるまで、良い姿勢で椅子の横に立って待ちます。 ⑥面接官に「お座りください」と言われたら着席する 着席する前に「失礼します」と会釈(15度の角度)してから座ります。 POINT 着席時のNG姿勢 着席時は姿勢を正して座ります。下記のような座り方はNGです。 ・椅子に深く腰掛ける ・足を組む ・背もたれにもたれかかる 特に集団面接の場合、他の就活生との差が比較しやすいため姿勢が崩れていると悪目立ちします。正しい姿勢を日頃から心がけるように意識しておきましょう。 新卒の面接|質問の流れ 面接ではどのような流れで質問がされるのでしょうか。事前に知っておくことで焦らず回答することができるでしょう。 【質問の流れ】 ①自己紹介 ⇒ ②自己PR ⇒ ③志望動機 ⇒ ④その他質問(ガクチカ・長所短所など) ⇒ ⑤逆質問 企業によって異なる場合もありますが、基本的にはこのような流れで進むことが多いです。 POINT 面接時のマナー 面接時に受け答えをする場合には以下の5点を意識しましょう。・面接官の目を見て話をする ・正しい言葉遣いをする ・面接官が話し終わるまで待つ ・面接官の聞きやすいペースでハキハキ話す ・結論から話す 新卒の面接|退室の流れ ここでは退室時の流れについてお伝えしていきます。建物を出るまでが面接ですので、最後まで気を抜かずに行動してください。退室の流れも細かなマナーが多いため必ず練習をしておきましょう。 ①椅子から立ってお礼 「以上で面接は終了です」といった趣旨のコメントが聞かれたら面接は終了です。 椅子から立ち上がり、「本日はお忙しい中ありがとうございました」と言い一礼します。 ②椅子の横に立ち、お辞儀をする 椅子の横に立ち荷物を持ち改めて「失礼致します」と言った後に再度面接官に向かってお辞儀をします。  ③ドアの前で30~45度の角度で一礼して退室する ドアに向かって歩き、ドアの前で面接官の前に向き直り「失礼致します」と言って再度深くお辞儀をします。その後ドアを開けて退室します。 POINT 建物を出るまで気を抜かない 建物を出るまで気を抜いてはいけません。面接官だけではなく、企業の社員が見ているケースもありますので、ホッとしてエレベーターの中などで携帯電話を出してしまうことのないよう最後まで気を引き締めて行動してください。 場合によっては採用担当者がエレベーターホールや出入口まで見送ってくれることもあります。その際は、エレベーターのドアが閉まるまで会釈をします。帰り際に受付の前を通る際には「ありがとうございました」などの挨拶をしても良いでしょう。 新卒の面接|Web面接(オンライン面接) 次にWeb(オンライン)面接でのマナーについてお伝えしていきます。 Web面接の流れは下記の通りです。  ①Web面接前の準備 ⇒ ②Webにて面接ルームに入室 ⇒ ③面接 ⇒ ④Webの面接ルームからの退室 面接で質問される流れは、対面面接と同様です。 【質問の流れ】 ①自己紹介 ⇒ ②自己PR ⇒ ③志望動機 ⇒ ④その他質問(ガクチカ・長所短所など)⇒ ⑤逆質問 企業によって異なる場合もありますが、基本的にはこのような流れで進むことが多いです。 POINT 必ず上下スーツを着用する Web面接だからと言って気を抜いてはいけません。対面面接と同様に装備をした上で臨みましょう。必ず上下スーツを身に着け、髪型など身なりを整えてください。女性の場合は化粧も怠りがちですが、画面越しだと暗い印象を与えてしまいますので、メイクはしっかり整え、髪もまとめて耳が出るヘアスタイルにしておきましょう。

2024.03.27