新着の就職・転職記事

  • NEW

2024年|農業業界の動向・仕事内容・売上高ランキングをご紹介

「農業業界に興味があるけど具体的にどのような仕事をしているの?」 「農業業界の動向が知りたい」 「農業業界の売上高ランキングが知りたい」 農業業界への転職を検討する中でこのような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、農業業界の仕事内容や現状の課題、今後の動向、農業業界の売上高ランキングをご紹介していきますので、農業業界への転職先企業を考える際の参考にしてみてください。 この記事のまとめ 農業業界とは、野菜・果物・畜産物・酪農といった農業に携わる業務全般を行っている業界のことである。 農業業界の現状の課題は、「農業従事者の高齢化と後継者不在」「国内食料自給率が低い」ことである。 農業業界はスマート農業化が進み、企業が農業に参入するなど、成長が見込まれる。また海外への販売拡大にも力を入れている。 農業業界の売上高ランキングでは、1位クボタ、2位ヤンマーホールディングス、3位住友化学である。 農業業界とは? まずは、農業業界とはどのような業界なのかを理解しておきましょう。 農業業界とは、野菜・果物・畜産物・酪農といった農業に携わる業務全般を行っている業界のことをいいます。 一般的にイメージすることの多い、野菜や果物を栽培して販売するといった業務ももちろん農業業界の業務の一つですが、それ以外にも、酪農・肉牛・養豚・養鶏などの畜産業、トラクターなどの農機を扱う農業資材業、穀物の種子や肥料を扱う種苗業、それらの流通・販売を行う農業関連ビジネスなども農業業界に含まれます。 農業業界の仕事内容 業務内容が幅広い農業業界ですが、ここでは、具体的な仕事内容についてお伝えしていきましょう。 農業業界の仕事は「耕種農業」「畜産農業」「アグリビジネス」の3つに分類されています。 耕種農業 耕種農業とは、野菜や果物、穀物などを実際に栽培する事業のことをいいます。きのこ類やなたね、茶葉や葉タバコなどの工芸農作物、飼肥料用作物の栽培も耕種農業の一種です。 耕種農業での仕事内容は6つに分類できます。 稲作 お米を生産するためのイネの栽培などを行う。日本の多くが水田で栽培する水田稲作だが、畑で栽培する陸稲も存在する。苗づくりや水田、稲穂の管理など、季節や天候を加味した細かい配慮が必要。 畑作 畑で穀物・イモ類・豆類などの農作物を栽培する仕事。農作物に合わせた畑の形状や土壌養分を調整、管理する細やかさが必要。農業機械の普及・進化に伴い、効率的でスケールの大きい作業が可能。 果樹 果樹は、旬の果物を季節ごとに栽培して販売する仕事。水分や肥料を細やかに調節して害虫などから守る必要がある。産地ごとに果物をブランド化し、収穫した果物を加工して商品化する「6次産業化」に力を入れている場合もある。 露地野菜生産 ビニールハウスなどを使用せずに野外の畑で野菜の栽培を行う。ビニールハウス栽培よりもコストが低く抑えられ、規模を拡大することが比較的安易。ただし、日中と夜間の寒暖差や風雨にさらされるため栽培できる野菜が限られる他、害虫や天候から受ける影響のリスクが大きいため臨機応変かつ細やかな対応が必要。 施設野菜生産 ビニールハウスやガラス温室などの施設内で作物の栽培を行う。季節に関わらず年間を通して作物を栽培でき、天候や害虫のリスクが低い点が特徴。気温・光量・土壌水分などの環境をコントロールすることで、一年中高品質な作物を消費者に届けることが可能。 花|観葉 季節に合わせた花を育成しピークに合わせて開花させ販売する仕事。花の育成も農業の一種である。花の種類は切り花、鉢物、球根、花壇用苗物の4つに分かれ、品質によって価格が大きく変わるため、品質保持のために細心の注意を払う必要がある。 種苗 メーカー・卸・小売店の3つの形態に分かれており、種苗メーカーは病気に強く栽培しやすい品種を作るための研究・開発業務を担う。卸・小売店を通じて農家や一般家庭に種苗を販売・提供する。 主な企業 ■お米関連 ・神棚ホールディングス ・全農パールライス ■食品栽培関連 ・ホクト ・雪国まいたけ ■種苗 ・サカタのタネ ・ベルグアース ・カネコ種苗 畜産農業 畜産農業とは、牛・豚・鶏などの家畜の飼育、肥育、ふ卵を行う事業のことをいいます。養蚕や養蜂、毛皮獣・実験用動物の飼育なども地産農業に含まれます。米や野菜、果物よりも生産額が多く、国内最大の1次産業といえるでしょう。 ここでは主な畜産農業の仕事を4つご紹介します。 酪農 牛やヤギなどを飼育し、ミルクや乳製品を生産する仕事。国内では牛の飼育を通した酪農が一般的。数十頭の牛を飼う個人牧場から数千頭を管理する法人牧場まで企業規模は様々である。観光施設として牧場を開放し、バターやチーズ、アイスクリームなどを販売するなど「6次産業化」を行うケースもある。 肉牛生産 食肉用に牛を飼育する仕事。個体の体調や生育段階に沿った肥料の配合が重要。牧草を飼料とする場合には、大型トラクターなどを使用した牧草の収穫も行う。 養豚 食用となる肉豚や種豚となる豚を生産する仕事。養豚業界は品種改良によっておいしさを追求した「三元豚」など、ブランド豚に力を入れている。 養鶏 卵の生産及び食肉用に鶏を飼育する仕事。国内の養鶏は一般的に数万~数十万羽の鶏をケージの中で飼育する方法が主流。地鶏の生産においては広い敷地内で放し飼いにするなど、できるだけ鶏がストレスを感じずに育つ環境を用意しているケースもある。 主な企業 ■畜産関連 ・アクシーズ ・秋川牧園 アグリビジネス アグリビジネスとは、農業(アグリカルチャー)と事業(ビジネス)を掛け合わせた造語で、農業関連ビジネス全般を指します。具体的には、トラクターなどの農機を取り扱う農業資材会社、種苗メーカー、流通・販売を担う企業などが該当し、耕種農業や畜産農業に従事する生産者をサポートする仕事や、生産者と消費者の橋渡しとなる流通・販売の役割を担っています。 農業資材 農業生産に必要な道具・資材・農薬・肥料などを提供・販売する仕事。メーカーや商社などの法人格が一般的。 農業機械 重労働な作業を機械によって効率化させることが主な仕事。コンバインやトラクターなど従来型の農業機械以外にもドローンやIT機器を提供することも農業機械に該当する。 主な企業 ■農業資材(農薬) ・住友化学 ・日産化学 ・日本曹達 ■農業資材(飼料) ・フィールドワン ・中部飼料 ・日本農産工業 ■農機関連 ・クボタ ・ヤンマーホールディングス ・井関農機 農業業界の現状と今後の動向 農業業界の現状と今後の動向についてお伝えしていきましょう。 農業業界の現状 まずは農業業界の現状についてお伝えしていきます。 農業従事者の高齢化と後継者不在 ご存じの方も多いと思いますが、農業業界の一番の課題は農業従事者の担い手不足です。高齢化に伴い、農業従事者が減少しており、後継者不足も深刻です。 『農林水産省「食料・農業・農村をめぐる情勢の変化)」』によると5年以内に農業を引き継ぐ後継者を確保できている割合は全体の24.4%で、確保していない割合は71.1%と実に7割の農業事業者に後継者がいない実態が浮き彫りとなりました。 後継者不足は国内市場の縮小を意味するため、経営継承者の問題は日本の農業業界において非常に重要な課題です。 国内食料自給率が低い 日本の食料自給率が低いことについては以前から問題視されていましたが、近年急速な円安に伴い、輸入品の値段が上がり私達の生活にも少なからず影響を及ぼしつつあります。 このように、世界情勢が不安定な昨今、私達の食生活により一層の負荷がかかることも充分に考えられるため、早期に世界情勢の変化にも対応できる地盤作りが急務といえるでしょう。 『農林水産省「食料自給率の考え方」』によると、国内の食料自給率は、1965年以降低下し続け、2000年代に入って以降の自給率は横ばい傾向で約40%程度です。低い自給率を打破するため、2030年に食料自給率を45%まで増加させることを目標として動き出しています。 農業業界の動向 多くの課題がある農業業界ですが、日本の農業を支えるために様々な動きが見られています。 スマート農業 AIやドローンなどIT技術を活用し、より効率的かつ安定的に農作物を生産できる「スマート農業」の動きが盛んです。これにより、ムダなコストを省き、より品質の高い農作物の生産を実現が可能となります。 また、AIを駆使することで、熟練者の感覚に頼っていたノウハウの伝承を容易にし作業自体の負担の軽減もできるため、新たな農業従事者の確保に繋がる可能性もあり、スマート農業は日本の農業に必要不可欠な要素となるでしょう。 ベンチャー企業などがこの分野に積極的に参入しているなどこれらの分野が活性化することにより国内自給率が上がることも期待されています。 企業参入の増加 農業と聞くと個人で行うイメージが強い業界ですが、近年は大手企業を始め、多くの企業が農業分野へ参入しています。 『農林水産省「リース法人の農業参入の動向」』によると、農地を利用して農業経営を行うリース法人は2004年時点ではわずか10法人のみであったのに対し、2022年1月時点で4,204法人にまで増加しています。 企業の農業参入事例でいくと以下のような例があります。 ■トヨタ自動車 トヨタ生産方式を活用した農業IT管理ツールを基に農業参入 ■ワタミ 2002年に農業に参入。農場・牧場を展開し、6次産業化(農産物の生産~加工・流通・販売までを行う)を進める ■JTBグループ 日本の食と農業をと観光を結びつけることを目的に参入。日本食の海外販路の創出や販売サポートなどを実施。 大手企業を中心に多くの企業が農事業に参入しており、日本の農業を盛り上げていこうという気運が高いことが伺えます。 海外販路の拡大 『農林水産省「食料・農業・農村をめぐる情勢の変化)」』によると日本国内の農業総産出額が2020年に8.9兆円だったものが、人口減少や高齢化に伴い2050年には人口は20%減少する見込みが立っていることから国内市場規模は今後縮小傾向にあると試算しています。 一方で世界の農産物マーケットは、世界人口の増加が見込まれていることもあり、日本の農業の活路は世界の食市場を獲得していけるかどうかが、鍵を握ることとなるでしょう。 農業業界の売上高ランキング ここでは、農業業界の売上高ランキングをご紹介します。企業選びの参考にしてみてください。 順位 分野 企業名        売上高 1位 農機 クボタ 2兆6,787億円 2位 農機 ヤンマーホールディングス 1兆222億円 3位 農薬 住友化学 8,943億円 4位 飼料 フィールドワン 3,079億円 5位 飼料 中部飼料 2,434億円 6位 農薬 日産化学 2,280億円 7位 飼料 日清丸紅飼料 2,220億円 8位 飼料 日本農産工業 1,807億円 9位 農薬 日本曹達 1,728億円 10位 農機 井関農機 1,662億円 ※本ランキングは、東洋経済新報社「業界地図」に掲載されている農業業界の日系企業28社の有価証券報告書・決算短信・自社ホームページに掲載されている売上高情報をもとに作成 ※各社売上高は2024年3月時点において掲載されている最新情報を参照 ※各社有価証券報告書・決算短信:クボタ・ヤンマーホールディングス・住友化学・フィールド・ワン・中部飼料・日産化学・日清丸紅飼料・日本農産工業・日本曹鉄・井関農機 農業業界の1位は、クボタで2兆6,787万円、2位はヤンマーホールディングスで1兆222万円、3位が住友化学で8,943億円、4位はフィードワンで3,079億円、5位は中部飼料で2,434億円という結果となりました。 また、農機具・農薬・飼料の分野がTOP10を占めていることがわかります。特に上位の企業においては、海外への輸出などを手がけており、日本市場だけでなく海外の市場開拓が進んでいることが売上高を伸ばしている大きな要因といえます。 まとめ ここまで、農業業界についてお伝えしてきました。 農業業界は今後伸びていく可能性の高い業界の一つであることが理解できたのではないでしょうか。 一方で、農業業界の「企業探し」に苦慮している人も多いかもしれません。 前述のランキングで挙げた農機具・農薬・飼料の分野においては、メーカー企業も充実しているため、これらの分野で活躍したい人は比較的スムーズに企業選びができるでしょう。 農産物を手がけたい、スマート農業の分野に取り組みたいなどの場合には、現在多くの企業が農業分野に進出しているので、そのような企業を探していくこととなります。 昨今は新たに、農業に特化をした転職サイトなどもリリースされつつありますので、そのようなサイトを活用してみるのも一つです。 その他にも転職エージェントなど人材紹介サービスを活用すると手間暇をかけずに農業業界に関する転職情報を紹介してくれるため、利用してみても良いでしょう。 本記事が少しでも転職活動のお役に立てば幸いです。

2024.03.28

  • NEW

【例文あり】清掃業の志望動機の書き方とは?NGポイントについても解説!

この記事のまとめ 清掃業の志望動機を書く際には、「なぜ清掃業を選んだのか」「なぜその企業を選んだのか」「入社後どのように貢献したいと考えているのか」という3つのポイントを含むと良い 清掃業に向いている人は「整理整頓が好き」「効率よく作業をこなせる」「体力面に自身がある」「人の役に立つことが好き」な人である 清掃業の志望動機を書く際には「志望動機を使いまわす」「清掃業を甘く見た表現をする」ことは避けた方が良い 清掃業の志望動機を書く際の3つのポイント 清掃業の志望動機を書く際には下記の3つのポイントを盛り込む必要があります。 それぞれの項目について詳しく解説をしていきます。 なぜ清掃業を選んだのか 1つ目は「なぜ清掃業で働きたいと考えているのか」という点です。 面接官は、志望動機を通じて「自社で長く活躍しながら働き続けてくれる人」を採用したいと考えています。そのため、清掃業という職種を選んだ背景や理由に納得感があるかという点が非常に重要です。 「掃除が好きだから」という理由を述べる人が多いですが、清掃業を目指す人の多くは清掃に興味のある人ばかりです。そのため、他の求職者と差別化を図るために、清掃に関して「自らが考える清掃への思い」や「社会貢献度の高さ」など、自らが思う清掃感にを伝えることで、あなたの人柄も表現され、好印象を与える志望動機を作成することができるでしょう。 なぜその企業を選んだのか 2つ目に、「なぜその企業を選んだのか」をアピールしましょう。 前述の通り、面接官は志望動機を通じて「自社で長く活躍しながら働き続けてくれる人」を採用したいため、自社への入社意欲の高い人を採用したいと考えています。 清掃業といっても、ハウスクリーニングのような家庭内の清掃を代行する業務もあれば、大型ショッピングモールなどの施設の清掃、病院や介護施設の清掃、ホテル・旅館など宿泊施設の清掃、新幹線などの乗り物をメインとする清掃、公園の野外清掃など様々です。 自分自身が手がけたい清掃業は何かを理解し、その中でもなぜこの企業を志望するのかという点を考えてみてください。 複数の企業のホームページや採用ページを見ていると、企業の特徴や理念の違いなどが見てくるはずですので、同業界の情報をチェックしてみると良いでしょう。 入社後にどのように貢献しようと考えているのか 最後に、「入社後にどのように企業に貢献しようと考えているのか」という点も必ずアピールするようにしましょう。 清掃業で働きたい意欲や入社への熱意をアピールすることはもちろん重要ですが、面接官は志望動機を通じて「活躍できる人材かどうか」という点も確認しています。 そのため、志望動機を作成する際には、あなた自身が清掃業に向いている理由やあなたが入社することで企業が得られるメリット、入社後企業に対しどのように貢献しようと考えているのか、といった内容を盛り込むことが重要です。 志望動機の最後には、必ず「企業の成長に貢献してくれる=活躍してくれる」人だという印象を与える一言を入れて文章を締めるようにしましょう。 例) 入社後は、〇〇という強みを活かし、御社の企業成長に貢献したいと考えています。 清掃業に向いている人 前述の通り、志望動機には清掃業に向いていることをアピールする内容を含む必要があります。では具体的に清掃業に向いている人とはどのような人なのでしょうか。 ここでは、清掃業に向いている人の特徴をご紹介していきます。 整理整頓が好きな人 清掃業の役割は、担当分野の施設を綺麗に清掃することです。そのため、日頃から整理整頓をすることが好きな人や整理整頓・清掃をする癖がしみついている人は、清掃業の仕事に向いているといえるでしょう。 ただし、整理整頓が好きであっても潔癖症の傾向がある場合には、汚れが酷すぎると触れないなどの理由により業務に支障をきたすケースも考えられるため、仕事だと割り切って働けるかどうかという点が重要です。  効率よく作業をこなせる人 清掃する施設によっても異なりますが、基本的には勤務時間内に定められた施設・場所の清掃を全て終える必要があります。 時間内に終わらないことにより、施設との契約が打ち切りになることも充分に考えられますし、時間内に終わっていたとしても作業時間を気にするあまり、汚れが残っているなど業務が雑になってしまっても問題です。 そのため、自ら清掃箇所の時間配分を決め、契約時間内に全てを終わらせることができるよう効率よく作業を進めることができる力が必要となるでしょう。 体力面に自信がある人 その他にも体力面に自信がある人も向いているといえます。 清掃業の仕事は、頑固な汚れを落とす、ブラシやモップなどの清掃道具をまとめて運ぶなど体力を必要とする業務も多いです。 企業によっては、早朝からの勤務や深夜勤務を任される業務もあります。 そのため、体力面に自信のある人は重宝される可能性が高いですので、学生時代にスポーツをやっていた、アルバイトで引っ越しなど身体を使う仕事をしていたという経験がある場合にはアピールポイントとして志望動機に盛り込むと良いでしょう。 人の役に立つことが好きな人 清掃の仕事は、社会貢献度の高い仕事の1つです。 昨今は、共働き世帯も増え、ハウススクリーニングの需要も増加傾向が続いています。 また、施設の清掃においても、清掃する人がいなければ埃やゴミ・汚れまみれの施設となり、利用者が快適に過ごすこともできず利用者減少の要因となる可能性も考えられるでしょう。 このように清掃業は、清掃の仕事を通して社会を快適な環境にするための手伝いをしているのです。そのため、誰かの役に立ちたい、人の役に立ちたいという思いを持って清掃活動に望める人は清掃業に向いているといえます。 清掃業の志望動機を書く際の注意点 ここでは、清掃業の志望動機を書く際に注意すべきポイントについてお伝えしていきます。 使いまわしの志望動機になっている 転職活動を行う中で、複数の企業へ志望動機を提出することはかなり大変だと思います。 しかしながら、他の企業で提出した志望動機を別の企業に使いまわすことはおすすめできません。 志望動機の書き方でもお伝えした通り、企業は自社で長く働き続ける人を採用したいため、「自社を選んだ理由」が明確な人を採用したいと考えています。 使い回しの志望動機では、採用担当者に入社の意欲を伝えることが難しいため、本気で転職活動を成功させようと考えているのであれば、志望する企業に合わせた志望動機を作成する方が懸命といえるでしょう。 清掃業を甘く見た表現をする 清掃業を目指す人の中には、「清掃は楽そうだから」「簡単そうだから」など清掃業の仕事を甘く見て応募をしている人もいるかもしれません。 仮に志望理由がそうであったとしても、面接官からすると、「清掃の仕事を馬鹿にしている」「真面目に働いてくれるか不安」というネガティブな印象を与えてしまう可能性が高いでしょう。 そのため、志望動機を書く際には、「利用者に快適な空間を提供したいから」といった、前向きな表現を心掛けてください。 清掃業の志望動機例文 ここからは、清掃業の志望動機の例文をご紹介していきますので、自分自身の志望動機を書く際の参考にしてみてください。 未経験から正社員を目指す場合の志望動機 前職では、商業施設の清掃員として3年間従事してきました。商業施設の清掃は、多くの利用者が心地よく快適に過ごせる空間を提供するために、営業時間中はゴミが落ちていないかをくまなくチェックし、夜間業務の際には、営業中に行き届かなった清掃箇所を綺麗にするなど、効率的に業務にしてきました。 そんな中先日、貴社ホテルを利用したところ、今まで私が宿泊した施設とは比べ物にならないほど清掃が行き届いており、ホスピタリティの高さに感銘を受けました。 より高い清掃技術を身に着けたいと感じていたタイミングとマッチし、ぜひ貴社で働きたいと思い志願致しました。 ホテルの清掃は未経験ではありますが、入社後は、前職で培った効率性を活かし、顧客満足を第一とした清掃力を身に着け、御社の清掃員としての誇りを持ち、いち早く貢献できるように尽力していきたいと考えております。 前職で培った経験を活かして働きたいことが明確に述べられています。また、清掃員として働く意欲が高く、長く活躍しながら働き続けることができる人材だという印象を与えられています。 清掃業未経験の場合の例文 清掃業界で最もハウスクリーニング顧客満足度が高く、従業員のスキルアップに力を入れている貴社で清掃社員として働きたいと思い志願しました。 前職では、税理士事務所の事務職として3年間働いていました。事務業務以外にオフィス内の清掃なども自発的に行っており、私が入社以降続けていた清掃活動によって、オフィス内の雰囲気が良くなり、営業担当者からは、整理整頓が行き届き働きやすくなったといった言葉を貰うことが増え、それをきっかけに清掃が与える効果に気づき、いつしか清掃業に興味を持つようになりました。 清掃業界の中でも貴社であれば、より高い清掃技術を身に着けることができると同時に、清掃を通じてより多くのお客様のお力になれるのではないかと考えております。 職種未経験ではありますが、学生時代は6年間陸上部に所属していたため体力にも自信があります。前職で培った清掃への気配り力を活かし、顧客に喜んでもらえることをモットーに貴社に貢献していきたいと考えています。 清掃業を目指す理由が明確に述べられています。また、清掃業への熱意も伝わりますし、清掃業が求める人物像に即していることも述べられています。 具体的なエピソードがあることで、清掃員として活躍できる姿がイメージできるため好印象です。 上記の例文を参考にし、あなた独自の志望動機を作成してみてください。 清掃業の志望動機の書き方がわからない、添削して欲しいなど少しでも志望動機の作成に不安に感じている人は、転職エージェントなどを活用してみると良いでしょう。

2024.03.28

  • NEW

2024年版|これから伸びる業界とは?見極めるポイントや衰退する業界もご紹介

転職活動を考えている人の中には、これから伸びる業界に就職したいと考えている人も多いのではないでしょうか。 本記事では、これから伸びる業界だけでなく、今後衰退する恐れのある業界についてもご紹介しています。 また、これらから伸びる業界であるかを見極めるためのポイントについても掲載していますので、業界選びの参考にしてみてください。 この記事のまとめ これから伸びる業界は「IT業界」「インターネット広告業界」「エンタメ業界」「電子部品・半導体業界」などである。 これから衰退する可能性がある業界は「テレビ業界」「金融業界」「士業業界」「出版業界」などである。 これから伸びる業界かどうかを見極める際には「AIに代替えされにくい業界か」「最新のITトレンドを採用しているか」「業界の市場規模が拡大しているか」といった点を確認する。 これから伸びる業界9選 まずは、これから伸びる可能性が高い業界を9つご紹介していきます。 IT業界 IT業界は伸びる可能性が高い業界の一つです。 DX化の推進に伴い、多種多様な業種・業界においてデジタル化が進んでいます。ITを必要とする業界も幅広く、金融、農業、広告、教育、医療など、多くの分野でITスキルが重宝されることでしょう。 『東京ハローワーク「職種別有効求人・求職者状況」』によるとIT関連職の有効求人倍率は2024年1月時点では2.91倍となっています。2022年1月時点では1.72倍、2023年1月時点では2.03倍となっていることから、コロナウィルスの影響が落ち着き社会活動が日常を取り戻し始めたことを背景にIT需要が拡大していることが伺えます。 また、コロナウィルスをきっかけに日本のIT化の遅れが顕著に現れたことから、日本政府としてもデジタル庁を立ち上げるなど、国をあげてIT化を進めていく方針を見せており、IT業界は日本国内において最も成長が見込める業界であるといっても良いでしょう。   POINT IT業界の中でも特に成長が見込める分野 IT業界の中でも特に成長が見込まれる分野は下記の通りです。 ・サーバーセキュリティ対策分野 IT化の促進に伴い、脆弱なITセキュリティを狙ったサイバー攻撃の被害件数は年々増加傾向にあり、日本国内からだけでなく、海外からの不正アクセスなども頻発しています。これに伴い、サイバー攻撃に対抗する「ホワイトハッカー」と呼ばれるエンジニアのニーズも拡大していく見込みです。 ・AIやVRなど最新技術を活用した分野 人工知能(AI)や拡張現実(VR)などの技術は世界的にも注目を集めており、様々な業界を巻き込みながら規模を拡大しています。 2022年11月にOpenAIがリリースしたチャットボット「chatGPT」も話題となるなど、今後もAIなど最新の技術を駆使したサービスはIT業界を牽引する可能性が高いです。 インターネット広告業界 インターネット広告とは、FacebookやInstagramなどのSNS、YoutubeやWebサイトといったインターネット内の媒体に掲載される広告のことを指し、動画広告やリスティング広告、アフィリエイト広告などの種類があります。 インターネット広告のメリットは一人ひとりのユーザーに合わせた広告を効果的に表示させることができる点です。その他にも、従来のテレビや雑誌・新聞などマスに対しての広告ではできなかった広告の効果測定も容易となり、効率的な広告配信が可能である点からもニーズが広がっています。 また、スマホの普及に伴い、テレビ離れも進み、テレビではなくYouTubeやその他のSNSを見る時間のほうが多くなりつつあります。 『電通「2023年 日本の広告費」』によると、インターネット広告費は毎年増加傾向にあり、2023年の出稿費は3兆3,300億円(前年比107.8%)です。 媒体別広告費の構成比率で見ると、新聞・雑誌・ラジオ・テレビといったマスコミ4媒体の広告費構成比率が31.7%に対し、インターネット広告の構成比率が45.5%であることからもインターネット広告業界は、今後の広告市場を牽引する存在へと成長しており、今後さらに伸びていくことが期待できるでしょう。 エンタメ業界 エンタメ業界とは、アニメ・ゲーム・映画・動画配信といった人を楽しませるコンテンツを提供する業界のことです。その中でもWebやITを駆使したエンタメ市場は今後も伸びる可能性が考えられます。 家庭用ゲームやモバイルゲームではインターネットを介してオンライン交流が可能となり、実際に会わずとも友人と遊べるようになりました。コロナ禍の巣ごもり需要も相まって業績を伸ばし、現在もその流れを受け継いでいます。 ライブや演劇などの観客動員型のエンタメ事業においても、新型コロナウィルス感染拡大を景気に、AR/VRなどの最先端の技術を用いた体験型のビジネスを展開したり、オンラインでのライブ配信を実施したりと新たな活路を見出し市場規模の拡大が進んでおり、今後も伸びていく可能性が高いでしょう。 電子部品・半導体業界 電子部品・半導体業界とは、パソコンやスマホ、テレビやその他家電製品など、現代社会の生活に欠かせない製品の元となる部品を製造している業界のことです。 コロナ禍の影響により供給が滞り、その後ウクライナショックによりウクライナやロシアに依存していた半導体生産に必要な原材料の供給が滞り、半導体の供給不足が続きました。2024年の現時点においては比較的流通も安定しつつありますが、今後も世界情勢の影響を注視しておく必要があります。 一方で、電子部品・半導体はIT化を支える大事な柱であることに変わりありません。昨今は電気自動車分野において需要が見込まれるなど、IT社会を支え続ける産業として、ITの成長と共に飛躍し続ける業界であるといえるでしょう。 農業業界 農業もこれから伸びる可能性が高い業界といえるでしょう。 日本国内の農業は、担い手の高齢化・担い手不足・耕作放棄地拡大・国内食料自給率の低下などが課題となっています。 これらの課題を解決するためAIやドローンなどのテクノロジーを用いたスマート農業化が加速しており、収穫から管理までをパソコン操作だけで行なえる未来は近いです。 農業のIT化は、担い手不足を解決するだけでなく、大量の農産物を効率的に生産することで国内食料需給率の低下を抑止できる可能性も秘めています。 「食」は我々の生活に欠かせないインフラの一つであるため、農業がなくなることは考えにくいです。IT企業などを中心に農業の活性化に向けた取り組みが広がっており、今後も新しいテクノロジーと融合していくことで成長が見込まれる業界であるといえるでしょう。 ドローン業界 ドローン業界は、ここ数年で急激な成長を遂げており様々な分野で商用化を実現させています。 『インプレス総合研究所「ドローンビジネス調査報告書」』によると、ドローン業界の市場規模は、2022年度は3,086億円でしたが、同年12月に有人地帯の上空を目視で監視できない状態で自立飛行させる「レベル4飛行」が解禁されたことを受け2028年度には9,000億円以上市場へと拡大していく見込みです。 ドローン活用分野は幅広く、農業、物流、土木・建築業などで多く活用されています。特に、太陽光パネルや送電線、高層建築物の設備など人力では危険が伴う点検分野での成長が著しいです。 現状の分野以外においても、アイデア次第で時代に革命を起こせる業界でもあり今後の成長が期待できる業界といえるでしょう。 ヘルスケア業界 ヘルスケア事業はこれから伸びる可能性のある事業です。 ヘルスケアとは、健康の維持や促進を目指す行為のことを指します。 2016年には、経済産業省が企業の健康経営の取り組みを推進するために「健康経営優良法人制度」を設けており、国内において健康に関する意識が高まりつつあります。健康管理を促すヘルスケアアプリが普及していることからも関心の高さが伺えます。 これに伴い、大手企業がヘルスケア事業に参入していますので、将来性が期待できるでしょう。 高齢者向けの業界 高齢者向けのビジネスを展開する業界も今後伸びる可能性があります。 ご存じの通り日本の高齢者人口の割合は年々増加しており、『総務省「統計からみた我が国の高齢者」』によると、総人口に占める65歳以上の高齢者人口の割合は29.1%であり、2040年には34.8%、2045年には36.3%になる予測です。そのため、今後も増え続ける高齢者向けサービスの市場は今後伸びていく可能性が充分に考えられるでしょう。 高齢者向けビジネスというと医療・介護・福祉での業務を想像する人も多いかと思いますが、それ以外にも、高齢者向けの食品、娯楽、交通などの産業も大きなマーケットになる可能性を秘めています。 宇宙開発業界 宇宙開発事業も今後の成長が期待できる業界の一つです。 『内閣府「宇宙戦略基金 今後の検討の方向性について」』によると、政府は、「宇宙分野の最先端技術の開発、技術実証、商業化を支援するためJAXAに総額1兆円規模の支援を実施する」と明記されています。支援を受けたJAXAはスタートアップをはじめとする民間企業や大学・国研へ委託・補助金を交付します。この仕組みにより、国を上げて、宇宙事業への研究開発力を強化していく方針です。 背景には、アメリカ・ロシア・中国・インドなど国際的な宇宙開発競争が激化しており、各国に引け劣らず、日本の技術力を各国に示したい狙いもあります。宇宙基本計画では2020年時点で4兆円だった市場規模を、2030年の早い段階で8兆円まで拡大していくことを目標としており、まさに国力を上げた戦いが繰り広げられています。 2024年1月20日、日本の無人探査機「SLIM」が世界で5カ国目となる月面着陸に成功し、誤差100メートル以内を目指す世界発の「ピンポイント着陸」に成功したことは記憶に新しいことでしょう。 今後も宇宙ビジネスは政府からのバックアップも寄与し成長していく産業であるといえます。 これから衰退する可能性がある業界4選 ここまでこれから伸びていく業界ついてお伝えしてきました。ここでは、今後衰退する可能性がある業界についてご紹介していきます。 テレビ業界 衰退する可能性のある業界の1つ目はテレビ業界です。 かつて、家庭内での娯楽といえば、テレビが一般的でした。しかしスマホの普及に伴い、YouTubeやSNS、動画配信サービスなど視聴できるコンテンツの種類も増え、テレビ一強の時代は風化しつつあります。 『ボストンコンサルティンググループ「第1回メディア消費者行動調査」』の1日あたりのチャネル別平均利用時間によると、10代・20代など若年層のテレビ離れが顕著です。 60代のテレビ視聴時間の割合が68%であるのに対し、10代・20代では35%まで減少しています。それに代わってYoutubeなどの広告型動画配信サービスの視聴率は10代で42%、20代で33%、NetflixやAmazonPrimeといったサブスクリプション型動画配信サービスの視聴率は10代24%、20代32%となっており、テレビ以外の動画配信サービスの視聴へとニーズがシフトしています。 ※グラフ参照:『ボストンコンサルティンググループ「第1回メディア消費者行動調査」』 ※AVOD:広告型動画配信サービス、SVOD:サブスクリプション型動画配信サービス いつでも自分の時間に合わせて自分の好きなコンテンツを視聴できる動画配信サービスは若い世代を中心に人気です。また、スマホの普及により、場所にとらわれずに視聴できる点もこれらのサービスの利用率を押し上げているといえそうです。 そのため、場所や時間に制限のあるテレビ業界は、今後衰退する可能性が高いでしょう。 金融業界 金融業界も今後衰退する恐れのある業界の一つです。 安定した業界のイメージがありますが、近年の物価上昇や企業の倒産リスクの高まりを受けて、消費者行動に変化が見られます。また、低金利政策の継続により銀行の厳しい資金繰りが続いているのが現状です。これらの状況から、地方銀行を中心に衰退する恐れが高いといえるでしょう。 その他にも、フィンテックが金融業界に大きな変革をもたらしています。 フィンテック(Fintech)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を掛け合わせた造語で、金融サービスに最新テクノロジーを結びつけ様々な革新的なサービスを生み出す動きのことをいいます。 口座開設・入出金管理などがスマホ一つで完結できるアプリ・サービス、PayPayや楽天ペイといった電子決済サービス、ビッグデータやAIを利用した融資や資産運用の分析サービスなどもフィンテックの一環です。 このように、金融に関する仕事がテクノロジーの活用で代替できるとなれば、雇用は当然減っていきます。雇用が活発に進まない業界は衰退するリスクも高くなるため、銀行はその影響を大きく受けることとなるでしょう。 士業業界 税理士や司法書士などの士業業界も決して安泰とはいえません。人とコミュニケーションを取る業務もある一方で、典型的な事務作業も多く、そのような仕事はAIなどに置き換えられる可能性が高いです。 テクノロジーが進化することで、士業の業務を代行するアプリやシステムの台頭も示唆されており、士業業界の雇用は縮小する恐れがあります。 士業業界で活躍していきたいと考えるのであれば、テクノロジーでは解決できない人ならではの仕事は何かを模索し、プラスアルファの業務を行う構えが必要となるでしょう。 出版業界 電子書籍の普及により、スマホやタブレットを通じて本を読む人も増えてきました。しかし、このペーパーレス化の流れは出版業界にとっては逆境であり、紙離れによって本を購入する機会は減少しています。 事実、『東京商工リサーチ』によると直近10年間で764社の書店が倒産・廃業をするなど書店の減少に歯止めがかからない状態です。※2024年3月時点 この状況を受け、経済産業省が「書店振興プロジェクトチーム」を立ち上げ書店を支援する意向を示していますが、先行きは不透明です。 よほどの転機がない限り、出版業界が復調してくことは現時点では考えにくいといえるでしょう。 これから伸びる業界を見極めるポイント ここまで、これから伸びる業界や衰退していく可能性がある業界についてお伝えしてきました。 「自分が志望している業界名はないけど、今後の将来性が気になる」という方に向けて、ここでは、これから伸びる業界かどうかを見極めるポイントをご紹介していきます。 AIに代替されにくい業界か まずは、AIやIT技術に代替されにくい業界かどうかという点です。 衰退する業界で金融・士業を挙げましたがこれらの業界が衰退する理由はAIや最新のテクノロジーに雇用を奪われる可能性が高いためです。 一方で、これから伸びる業界で挙げた高齢化向け事業においては、食事の補助や生活の補助など、人の手を必要とするサービスも多く、今後AIや最新のテクノロジーによって効率化されることはあれど、業務全てがAIに代替えされることは難しい分野です。また、超高齢化も相まってサービス市場全体の成長が見込まれます。 その他の分野においても、人口減少に備えAI技術の導入が積極的に進んでいることから、仮にAIが台頭しても新しいテクノロジーと融合し、AIと人が共存できる業界は、今後成長していく可能性が充分に期待できるでしょう。 そのため、就職や転職をする際には、「AIに代替されにくい仕事かどうか」「AIと共存できる仕事かどうか」という点を基準とすると良いでしょう。 最新のITトレンドを採用しているか 最新のITトレンドを駆使している業界はこれから伸びる業界だといえます。 これから伸びる業界で挙げたIT業界は、IT化が進む現代社会を支える存在であるため、多くの分野において欠かせない業界です。 また、このIT技術をうまく活用して成長する兆しが見えているからこそ、インターネット広告業界・エンタメ業界・農業業界・ドローン業界・電子部品・半導体業界は成長していくであろうことが想定されているのです。 本記事ではこの5業界を紹介しましたが、これらの業界以外にも最新のITトレンドを取り入れている業界は数多くあるかと思いますので、トレンドに対しどのような知見を持っているのかという観点で転職先企業を選んでみるのも良いでしょう。 業界の市場規模が拡大しているか 市場規模が拡大をしている業界は、業界自体が伸びている証ですので、今後も成長することが見込まれるでしょう。 実際に先にご紹介した業界は市場規模が拡大している業界ばかりです。 この点に着目し、自分自身が転職をしようと考えている業界の市場規模を調べてみると将来性が見えてくるでしょう。 生活に欠かせない業界か 生活に欠かせない業界も安定して伸びる可能性が高い業界の一つです。 具体的には、食に関する業界、電気・ガス・水道などの生活インフラに関する業界、その他にも医療機関・警察・消防・清掃員など日常生活を維持することに必須の業界などは、常に需要が見込まれるため安定して働くことができるでしょう。 担い手が不足しているか 担い手が不足している業界とは、有効求人倍率の高い業界と言い換えることができます。 『東京ハローワーク「職種別有効求人・求職者状況」』によると2024年1月時点で有効求人倍率の高い職種は、下記のような職種が挙げられます。 ・IT技術関連(エンジニア):3.16倍 ・介護サービス職従事者:7.42倍 ・建築・土木・測量技術者:7.46倍 ・機械設備・修理従事者:6.67倍 ・自動車運転従事者:4.05倍 IT業界、介護・福祉業界、建設業界、2024年問題で話題となっている物流業界などの職種は特に有効倍率が高く、少子高齢化が進む日本においても今後も需要が伸び続ける可能性が高いです。 このように有効求人倍率などを確認し、業界の将来性を確認してみるのも一つでしょう。 政府の支援があるか 最後に政府の支援がある業界かどうかという点です。 出版業界でもご紹介したように、衰退している業界においても政府は支援をしますので、見極めも難しいのですが、前述の通り宇宙開発事業などは政府主導で総力を挙げて支援をしていくなど、政府のバックアップがあるからこそ成長が期待できる産業もあります。 宇宙開発事業以外にも保育士・介護士の拡充のために支援を促しているなどの実態もあります。政府が支援する目的が市場規模の拡大・拡充であるかを見定めたうえで、判断すると良いでしょう。 まとめ IT技術が進歩する中、求められるスキルや成長する業界もそれに呼応して変動しています。 しかし、自分が持っているスキルや自分自身がやりたいと感じている仕事内容が、必ずしも時代に合っているとは限らないでしょう。 仮に衰退する可能性がある業界であっても、業界の波に抗うために何ができるのかという点を模索していくことで、自分に合った職探しができるかもしれません。 自分がやりがいを持って、働きたいと思える業界・企業選びができることがベストでしょう。 本記事が少しでも企業選びの参考になれば幸いです。 これから伸びていく業界に自分が転職できるか不安な場合や、未経験業界への転職を行う際のアピールのコツなどを知りたい方は転職エージェントを活用することをおすすめします。

2024.03.28

  • NEW

【例文あり】イラストレーターの志望動機の書き方とは?ポイントを分かりやすく解説!

「イラストレーターの志望動機って何を書けば良いの?」 「未経験からイラストレーターを目指す場合の志望動機の書き方は?」 このように志望動機の書き方が分からず悩んでいる人もいるのではないでしょうか。 そこで、本記事では、志望動機を書く際のポイントを分かりやすく解説していきます。 最後にイラストレーターの志望動機例文を経験者・職種未経験者・未経験者の3つに分けてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ イラストレーターの志望動機を書く際には「なぜ志望企業を選んだのか」「どんなスキルや経験を持っているのか」「入社後どのように企業に貢献したいと考えているか」 をアピールする。 イラストレーターの経験が無い場合には、「なぜイラストレーターを目指しているのか」についても志望動機に記載したほうが良い。 イラストレーターの志望動機を書く際のポイント まずは、イラストレーターの志望動機を書くポイントをご紹介していきます。 イラストレーターの採用で一番重視される点は、「イラストの方向性が企業と合っていること」ですが、志望動機では、イラストレーターとしての素養やスキルが備わっているのか、企業に対する入社意欲があるのかといった点を確認されていると考えておきましょう。 ここでは、志望動機に書いた方が良い内容をご紹介していきます。 なぜイラストレーターを希望しているのか(未経験者のみ) 業界未経験からイラストレーターを目指す場合には、必ず「なぜイラストレーターを志望しているのか」という点について説明する必要があります。 多くの場合、「絵を書くことが好きだから」という理由が一般的ですが、多くの業界未経験者が使うため、インパクトを残しにくい傾向にあります。 そもそも絵を書くことが好きになった具体的なエピソードや、転職をしてまでイラストレーターを目指すことになった背景などを記すことで、絵に対する情熱が伝わる内容にするとより良い志望動機となるでしょう。 なぜ志望企業を選んだのか 転職活動をするにあたって「なぜ志望企業を選んだのか」という点は極めて重要なポイントです。 イラストレーターといってもその仕事内容は企業によって様々です。本のカバーや中の挿絵、絵本、折込チラシなどの広告といった書籍印刷物関連の仕事、似顔絵の作成やゲームなどで用いるキャラクター制作の仕事、家電の説明書や人体の解剖図といった図版などを専門とする仕事など、業務内容も多岐に渡ります。 数ある仕事の中でも、どの分野で仕事をしたいのかを自分自身の中に落とし込んだ上で、なぜ志望企業を選ぶのかを明確に述べることが大切です。 イラストレーターの場合、デザインの志向性が合っていることが重要なポイントとなるため、「〇〇に使われているデザインに感銘を受けた」などその企業ならではの特徴にフォーカスを当てた内容にすると好印象です。その他にも社風や企業理念など、その企業だからこその魅力を志望理由にすると良いでしょう。 スキルや経験をアピールする イラストレーターのような専門性の高い職種の場合、実績や作品で合否を判断されることが多いです。 そのため、業界経験者の場合であれば、前職でどのような業務を行っていたのかを具体的に伝えることが大切です。「〇〇製品の〇〇というデザインを手がけた」「グラフィックデザイナーとして〇〇を作成した」「デザイン賞で〇〇を受賞した」など業務内容や実績、スキルが伝わる内容があればアピールしてください。 仮に業務経験がない場合には、イラストレーターに必要な素質をアピールすると良いでしょう。 イラストレーターに求められる人物像には下記のようなものがあります。 イラストレーターに求められる人物像 [向上心] 常に自分のセンスやスキルを磨き続けることができる向上心 [コミュニケーションスキル] 相手(クライアント)が求めるデザインを形にするためのコミュニケーション力 [探求心] 常にオリジナルな作品を造り続けることができる探求心 これらの素養があるのであれば、自分の強みとしてアピールしてみてください。 入社後どのように企業に貢献したいと考えているのか 志望動機の文章を締める際には必ず「入社後どのように企業に貢献したいと考えているのか」という点を伝えて終えます。 「入社後は私の強みである探求心を最大限に活かしながら、ゲーム制作のキャラクターデザインの分野において、新しく革新的なデザインを考案できるように尽力していく所存です」のように、自分自身を採用するメリットや働くイメージが沸く内容を含めるように意識しましょう。 POINT ポートフォリオを提出する イラストレーターのようなクリエイティブな職種の場合、「ポートフォリオ」という作品集を提出することが一般的です。 志望動機ももちろん大切ですが、面接では、提出するポートフォリオの内容をもとに、制作期間・コンセプト・試用ソフトなどについて聞かれることが想定されます。 そのため、志望企業が求めるデザインイメージを汲み取ったうえで、一番自分自身をアピールできるポートフォリオを提出するようにしましょう。 イラストレーターの志望動機例文~経験者・未経験者別~ ここでは、志望動機の例文をご紹介していきます。経験者・同業界職種未経験者・業界未経験者の3つの例文をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 イラストレーター経験者の場合 貴社を志望した理由は、2点あります。1つ目は、〇〇のイラストを拝見し、自分自身のデザインの志向性と合っていると感じたこと、2つ目は、貴社では印刷物や販促グッズなど様々な商品を手がけており、イラストレーターとしてのスキルアップが見込めると感じたからです。 幼少期から漫画やアニメが好きで、アニメーション学科の専門学校を卒業後、前職では、キャラクターデザインを専門とする企業でゲームの〇〇などのキャラクターを制作していました。顧客からも高評価をいただいていたのですが、販促グッズのイラストを依頼された際に、以前の会社では取扱がないためお断りするしかできない現状があり、もっと様々なデザインを手がけられるスキルを身に着けたいと感じ転職を決めました。 学生時代にはイラストコンテストでの受賞歴があり、キャラクター以外のイラストにも自信があります。入社後は前職経験で培ったスキルと持ち前の探求心を活かし、貴社に貢献したいと考えています。 冒頭で志望理由を明確にすることで、伝わりやすい構成となっています。 仕事での実績や、受賞歴などを伝えることにより他の応募者との差別化も図れるため、アピールできるポイントがあれば積極的に志望動機に盛り込むようにしましょう。 同業界・職種未経験の場合の例文 イラストレーターへの転身を考える中で、デザインを拝見する中で、〇〇のデザインなど自分自身がの志向性とマッチしている作品が多い貴社に魅力を感じ志望致した。 前職では、雑誌を主としたDTPデザインをしていましたが、業務を行う中で、イラストレーターの方と関わることも多く、やり取りを進める中で、自分でイラスト制作をしたいと考えるようになりました。 イラストレーターとしての職務経験がないため、オンラインスクールなどを利用し、イラスト技術を身に着けてきました。 イラストレーターとしては未経験ですが、デザイン経験はありますので、求められたものを仕上げることは得意です。また、志向性がマッチしている貴社であれば、求められるデザインを作成することができる自負があります。即戦力となれるよう向上心を持って取り組み、貴社に貢献していきたいです。 転身をする場合には、転身するに至った背景が伝わるエピソードを交えることがポイントです。 また、実務経験がない場合には、「資格を取得した」「独学で学んだ」などイラストレーターとして働くための意欲や熱意が伝わる内容があると、志望意欲が伝わり好印象です。 業界未経験の場合の例文 貴社の作風と社風に惹かれイラストレーターとして活躍したく志願致しました。 前職では、広告業界で3年間営業職として従事してきました。幼少期からイラストが好きで、大学ではグラフィックデザインを専攻しました。営業職として就職後もイラストへの熱意が忘れられず、副業としてロゴマークやキャラクターデザインを中心にデザインを行ってきました。先日、企業が主催するデザイン賞を受賞したこともあり、より一層デザインを主軸に活動したいという思いが強くなりました。 数ある企業の中でも、貴社の作風は温かみがありものが多く、私の作風を活かせるのではと感じています。また、個性を尊重する社風にも魅力を感じています。 職種未経験ではございますが、デザインに対する熱意は人一倍あります。入社後は、自身の個性を存分に発揮しつつ、協調性を持って働く中でデザイナーとして成長し、いち早く貴社に貢献できるよう精進していきたいと考えています。 業界未経験の場合であっても、イラストレーターとして働くために学んだことや経験があるのであれば、必ずアピールしましょう。 未経験の場合には特に、イラストレーターとしての熱意を伝えることがポイントとなりますので、なぜイラストレーターを目指しているのかが伝わる内容にしてください。

2024.03.28

  • NEW

面接の自己紹介で好印象を与える方法とは?質問例や回答例文もご紹介!

面接で必ずと言っていい程、始めに求められるのが自己紹介です。 面接の場では出来る限り好印象を与える自己紹介をしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。 そこで、本記事では、そもそも面接官が自己紹介を聞く理由や自己紹介で伝えるべき内容、好印象を与えるためのポイントについて解説していきます。 最後に、自己紹介時に面接官から求められる内容と回答例も掲載していますので、自分独自の自己紹介を作成する際の参考にしてみてください。 この記事のまとめ 面接で自己紹介を聞く理由は「緊張をほぐす」「経験やスキルを確認する」「第一印象を確認する」ためである。 自己紹介で伝えるべき内容は「氏名・経歴・仕事内容・スキル・実績・志望理由」である。 自己紹介で好印象を与えるためには、面接官が自己紹介を聞く理由を意識し、明るくハキハキと端的に1分程度で回答すると良い。   面接で自己紹介を聞く理由を知ろう! まずは、面接で面接官が自己紹介を求める理由について確認しておきましょう。 アイスブレイクをして緊張をほぐすため 面接官は面接前に応募書類を確認しているため、名前や経歴などはある程度把握しています。しかし、あえて自己紹介を促す理由は、応募者の緊張をほぐし、面接をスムーズに進めるためです。 多くの応募者は面接という特異な空間に緊張していることが多く、緊張しすぎるあまり本来の良さを発揮できないこともあります。 そのため、自己紹介を通じて面接官と会話を交えることによって緊張をほぐそうとしているのです。 自社で活かせる経歴やスキルがあるか 自己紹介を通じて自社で活かせる経歴やスキルがあるかどうかも確認しています。 自己紹介をする場合には、経歴やスキルなどを含めて話すことが一般的です。面接官は、自己紹介で応募者がアピールした内容の中から、自社で活かせる経歴やスキルがあればそれをもとにその後の面接で深堀り質問をしたいと考えているのです。 そのため、自己紹介では面接先の企業で活かせる経歴やスキルを重点的に伝えた方が良いでしょう。 コミュニケーション力を確認するため 営業職など人前に出る職種の場合、取引先のお客様とのコミュニケーションに支障はないか、第一印象はどうかという点も確認したいポイントです。 コミュニケーション力があり、第一印象の良い人のほうが顧客と良好な関係性を築くことが多いため、自己紹介での話し方や話すテンポなどからコミュニケーション力を確認しているケースもあります。 また、営業職以外の職種であっても、円滑に業務を遂行するためにはコミュニケーションが必要不可欠ですので、簡単な会話のキャッチボールを通じて意思疎通にズレはないかといったコミュニケーション能力を確認している場合もあることを覚えておくと良いでしょう。 POINT 「自己紹介」と「自己PR」の違いとは? 面接では「自己紹介をお願いします」ではなく、「自己PRをお願いします」と言われる場合もあります。では、自己紹介と自己PRは具体的に何が異なるのでしょうか? 違いは下記の通りです。 ・自己紹介:自分自身のことを知ってもらうこと ・自己PR:ビジネスパーソンとしての自分の魅力を知ってもらうこと 面接の自己紹介では基本的に自分の基礎情報を伝えるだけでも問題はありませんが、自己PRではビジネスパーソンとしての魅力を伝えるために、スキルや能力についてアピールする必要があります。 仮に自己紹介を問われた場合であっても、スキルや実績についてのアピールを少し入れたほうが、インパクトのある自己紹介を行うことができるでしょう。 面接の自己紹介で伝えるべき内容とは? 面接官が自己紹介を聞く理由を理解したところで、具体的にどのような内容を自己紹介では伝えれば良いのでしょうか。ここで自己紹介で伝えるべき内容をご紹介いたします。 面接の冒頭で聞かれることが多いので、好印象を残せるように事前に伝えるべき内容を決めておくことが大切です。 氏名 まず始めに氏名を名乗ります。ハキハキと明るく伝えることが大切です。 中には、緊張してうまく話せないこともあるかもしれません。その場合は氏名を伝えた直後に 「すみません、緊張してしまっています」などと一言添えると、厳格な面接官でない限り緊張がほぐれるように笑顔で一言返してくれる可能性が高いです。緊張しすぎている場合には自分の気持ちをストレートに伝えてみると良いでしょう。   「初めまして(改めまして※自己紹介の前に雑談をしている場合など)〇〇〇〇と申します。」 前職(現職)までの経歴・仕事内容 次に、これまでの経歴や具体的な仕事内容などについて伝えましょう。 面接官も面接前に職歴や業務内容を確認していることが大半ですが、改めて自分の口から最も深堀して欲しい職務経歴が伝わるように話しましょう。この時、どのような職種に従事していたのか、何年間働いていたのかなど具体的な数字を用いて説明するとより良いです。 ただし、面接の時間が限られているため、今に至るまでの経歴の全てを丁寧に長々と話してしまうことはおすすめできません。これまでの業務経験を要約して端的に伝えるようにしてください。 「新卒で〇〇株式会社に入社し、営業職として3年間小売店向けに〇〇の販売をしていました。その後、〇〇という理由から〇〇社に転職し、〇〇社で4年間、営業マネージャーとして営業成績の管理・売上管理・販路拡大に向けた施策の実行などを行っていました」 これまでに身に着けたスキルや実績 次に、現職(前職)の仕事を通じて得たスキルや実績などについて述べます。 この際注意すべき点は、得たスキルや実績が面接先の企業で活かせるものであるかという点です。2社・3社と経験している人の場合には、それぞれの会社で得たスキルや実績を全て述べる必要はありません。 自己紹介で伝えるスキルや実績は、応募先の企業で求められるものに絞り、実績などの深い内容には一旦触れず、軽く伝える程度に留めておきましょう。 「前職(現職)の提案営業の業務を通じ、顧客の求めているものを理解する力、提案力、分析力、マネジメント力などを培ってきました。営業実績としては、入社3年目に売上〇〇円を達成し、200名の営業メンバーの中で売上3位を獲得しています。また、ビジネス実務検定資格も取得し、正しい法律の知識を得るなど業務上のリスク低減にも勤めてきました。」 志望理由 最後に志望理由について簡潔に述べます。志望理由では「その会社に応募しようと思った理由やきっかけ」について触れましょう。 ただし、あくまで自己紹介ですので、長々と説明するのではなく、完結に一言で伝えられる程度の内容に留めます。 志望理由を伝えたら本日の意気込みや挨拶で自己紹介を締めるようにしましょう。 「営業職としてよりスキルアップを目指したいと考えている中で、事業拡大を目指している御社の求人を見つけ、ぜひ今まで得た提案力、分析力、マネジメント力などを活かして御社で活躍したいと考え志願致しました。本日は宜しくお願いいたします。」 自己紹介で好印象を与えるコツ3選 自己紹介で伝えるべき内容は理解できましたでしょうか。 ここでは、自己紹介でより好印象を与えるためのコツについてお伝えしていきます。 面接官が自己紹介を聞く理由を意識する まず冒頭でお伝えした面接官が自己紹介を聞く理由を常に意識しておくことが大切です。 企業や面接官によって、自己紹介への促し方は様々です。基本的にはアイスブレイクの意味合いも含んで行われるケースが多いため、「簡単に自己紹介をお願いします」という質問の方法が一般的ですが、中には一風変わった聞き方をする面接官がいるかもしれません。 緊張している状態で予想に反した質問を受けると焦って頭が真っ白になることも充分に考えられます。このような状態であっても、面接官の意図を理解しておくと「今は、第一印象やコミュニケーション力を見ているから、素直に緊張していることを伝えた上で落ち着いて笑顔で返答しよう」などの打開策が見えてくるでしょう。 内容は端的に1分程度を目安に話す 次に、自己紹介では、わかりやすく端的に話すことを意識しましょう。できれば1分程度で収まるように練習をしておくことが望ましいです。 自己紹介で伝えるべき内容には経歴や仕事内容などもあるため、細かく伝えようとすると時間がかかり過ぎてしまいます。経歴の全容は履歴書や職務経歴書で確認しているため、応募者が一番伝えたい内容をアピールするよう心掛けましょう。 わかりやすく端的に話すことは、面接全般を通しても同様です。面接という限られた時間の中で自分をアピールし、面接官に採用したいと思ってもらえるような話し方を常に意識してみてください。 CHECK! 時系列順に長々と話すのはNG 自己紹介の失敗でよくある例として「経歴を時系列順に長々とすべて話してしまう」というものがあります。 自分自身の経歴やキャリアを知ってもらうためには必要なことではありますが、面接は限られた時間の中で行われているため、全ての経歴を事細かに説明する必要はありません。仮に面接官が経歴に興味を持った場合には、その後の面接の中で質問されますので、あくまで自己紹介の場では、端的に1分程度に収まることを意識して、話す内容を面接先の企業に合わせて事前に決めておくと良いでしょう。 明るくハキハキと伝える 最後に話し方についてです。回答する際には明るくハキハキと伝えたほうが好印象です。特に自己紹介は面接での最初のアピールタイムですので、姿勢を正しく、明るくハキハキと伝えることによって明るい第一印象を与えることができます。 逆を言えば、自己紹介の態度によっては、一気に評価を下げてしまうことになりかねませんので、緊張を吹き飛ばす意気込みで「ハキハキと明るく」という点を意識して挑むと良いでしょう。 自己紹介の質問例文と回答例 面接では「自己紹介をお願いします」という表現以外にも、自己紹介と併せて面接官が知りたい情報を求められる場合があります。 ここでは、その事例と回答例文をご紹介していきます。回答のポイントも合わせて記載していますので、面接対策の参考にしてみてください。 「退職理由も含めて自己紹介をお願いします」 〇〇〇と申します。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。 私はこれまで○○メーカーの人事部で約4年間勤務しておりました。現職の企業では社員教育や新人研修へ特に力を入れており、中でも私は社員のスキルアップやモチベーションの向上について任されておりました。 仕事を進める中で、企業の求めるものと従業員の目指すものの間に不一致があり、原因の根幹は採用にあることに気付き、いつしか採用の仕事へ転職したいと考えるようになりました。 入社後の社員の状況を知っているからこそ、採用をして終わりではなく、採用が始まりであることを意識して働ける点は私の強みだと感じています。 本日はよろしくお願いいたします。 転職の面接では退職理由(退職していない方の場合には、転職理由)について必ず聞かれます。自己紹介と合わせて質問されるケースもあるため、事前に対策をしておきましょう。 面接官が退職理由を聞く意図は、応募者が入社後も同様の理由で退職してしまう可能性がないかを見極めるためです。 そのため、転職理由や退職理由について答える際には、実際はネガティブな理由が根底にあったとしても、面接の場では、出来る限りポジティブな内容を述べる方が良いでしょう。 「これまでの経歴や実績も含めて自己紹介をお願いします。」 〇〇〇と申します。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。 私は**株式会社にて約2年間、提案営業業務を経験して参りました。 ウォーターサーバーのセールスということで多種多様なお客様と接する中で、各個人のインサイト・ご要望を引き出すことのできるコミュニケーション能力を培うことができました。 この能力を活かして月内売上**万円を達成、大阪拠点のマネージャーに選出され、未開拓のエリアにおけるさらなる集客を目指し尽力して参りました。 今回は未経験からの志望ですが、前職で培ったユーザーインサイトを追うスキルとコミュニケーションスキルを駆使して、御社の**サービスへの集客に役立てていけると考えております。 本日は宜しくお願いいたします。」 経歴や実績を聞く意図は、応募者がその企業で成果を生み出せるかどうかを確認するためです。 これらを伝える際には、「実績を伝える際には具体的な数字を用いる」「今後の業務にどのように活かせるかを伝える」という点を意識しましょう。 特に、営業職などの売上金額といった数字でアピールできる職種は伝えやすいです。事務職など実績を数字で表しづらい職種の場合には、生産性の向上ために行ってきた施策や工夫などをアピールします。 職歴が複数ある場合には、特に濃い経験を培えた職場を1,2社ピックアップし、最初に「特に経験を深く培えた職歴について、抜粋してお伝えいたします」など前置きをすると良いでしょう。 「志望理由も合わせて自己紹介をお願いします。」 〇〇〇と申します。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。 今回貴社を志望したのは、~~という企業方針に強く共感したためです。 前職では飲食業に従事し、そこでは○年間新人教育の他、契約等の手続き業務など幅広い業務を経験して参りました。 その中でも店舗を陰から支える仕事にやりがいを感じ、企業を裏側から支える仕事に一から携わって行きたいと考えるようになりました。 そして、転職活動中に貴社が○○を扱う企業であることや**という理念を掲げていらっしゃること、そして新規支店の立ち上げ業務を行っていく総務職の募集があることを知り、志望致しました。 本日は宜しくお願いいたします。 面接で志望理由と併せて自己紹介を求められた場合には、同じ業界の中でもどうしてその企業を選んだのかをしっかりと伝えることが大切です。企業に入社したいという熱意をアピールすることで、面接官に好印象を残すことができます。 熱意のある志望動機を作成するために必要なことは企業分析です。求人情報・ホームページの情報を参考に、その企業だからこその良さを見つけます。自分が働く上で大切にしている理念などとその魅力を絡めた志望理由を伝えると、より信憑性のある内容となるでしょう。 例文は、未経験者の志望理由の回答例ですが、経験者の場合にはその職種や業界ならではの要素を組み込むと、よりアピールに繋がります。 まとめ ここまで、面接での自己紹介で伝える内容や伝える際のポイント、回答例文などについてご紹介してきました。 自己紹介は面接の冒頭で聞かれることの多い質問ですので、好印象を与えるためにもスムーズに回答できるように準備をしておきたいものです。 もちろん、緊張をしてしまうこともあるとは思いますが、面接官も応募者が緊張していることは充分理解をしています。また、面接官は、緊張している応募者ではなく、応募者の日常的な姿を知ったうえで人柄を正しく理解したいと考えているはずですので、あなたらしさを伝えるためにも「緊張している時は緊張している」と言うことも大切でしょう。 本記事が少しでも参考になれば幸いです。

2024.03.28

  • NEW

大阪で利用できるおすすめの転職エージェント17選!大阪の転職事情も大公開!

「大阪での転職に強いエージェントを利用したいけどどこを選べば良いのかわからない・・・」とお悩みではありませんか?   転職エージェントは無数に存在するため、一体どこを選べば良いのか、信頼できるサービスはどれなのか、迷ってしまう方は多いことでしょう。   そこで本記事では大阪での転職でおすすめの転職エージェントをご紹介いたします。大阪の転職事情も併せてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。   ※本記事は2023年9月12日時点での情報を元に作成しています。また、本記事における各サービスの掲載順は五十音順となっており、優劣をつけるものではありません。   ※本記事で紹介する全ての転職エージェントは2024年1月9日時点で大阪に拠点を構えています。   この記事を書いた人 キャリアアドバイザー しょん 高校までは岡山県の田舎で過ごし、就職を機に大阪へ。転職を機に東京で働いております。 これまで二社を通じてミドル層、第二新卒をはじめとした20代の就転職支援で400人以上のサポートをしてきました。 自身での転職経験はもちろん、会社の規模としても東証一部上場企業、10人に満たないベンチャー企業、3000人を超える規模の会社を経験しています。その経験を元にライフワークバランスや多様な働き方、キャリア形成まで様々な視点から信頼できる情報提供を行うことをお約束します。 大阪で利用できるおすすめの転職エージェント厳選3社 転職エージェントは幅広い業界・職種を取り扱う「総合型」と、特定の業界・職種を取り扱う「特化型」の2種類に大別されます。   まずは総合型エージェントの中でも求人数の豊富さ、サポートの丁寧さ、口コミ評価の高さ(X(旧Twitter)やGoogle)などの観点から、大阪で利用できるおすすめの転職エージェントをご紹介いたしましょう。   【PR】第二新卒エージェントneo 第二新卒エージェントneo 対応エリア 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫、愛知、三重、岐阜、広島、福岡 オンライン対応 可 主な特徴 20代の中でも第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれに特化、18~28歳までの就職・転職支援実績22,500人、面談実施件数34,000件、最短6日で内定、1名あたりのサポート時間平均8時間 公式サイト こちらをクリック 「第二新卒エージェントneo」は主に20代に特化した就職・転職エージェントで、18~28歳までの就職・転職支援実績22,500人、面談実施件数34,000件を誇ります。   第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれの就職・転職活動に特化した選考対策などを実施しており、一人ひとりの状況に合った就職・転職活動を細かくサポートしてもらうことができます。   1名あたりのサポート時間平均が8時間であることからもわかるように手厚いサポートが高い評価を受けており、「利用したいエージェントNo.1」「おススメしたいエージェントNo.1」「キャリア相談を安心してお願いできる人材会社No.1」に選ばれる結果に繋がっています。   四つ橋線西梅田駅から徒歩1分という立地となっていますので、エージェントと直接面談をしたいという場合にも便利です。最短6日で内定が出るケースもあるため、「すぐにでも就職・転職を叶えたい」という方はチェックしてみてはいかがでしょうか。   ちなみに、未経験歓迎求人などが多いことから20代の中でもハイキャリアを狙う層には適さないため注意しましょう。 詳細はこちら⇒ .original_button { margin: 50px auto; display: flex; justify-content: center; align-items: center; background-color: orangered; color: white; font-size: 14px; font-weight: bold; width: 200px; height: 40px; border-radius: 12px; box-shadow: 0 0 10px orangered; text-decoration: none; transition: transform .3s; } .original_button:hover { background-color: orange; } .original_button:active { transform: scale(.95); box-shadow: none; } このエージェントのおすすめポイント 18~28歳までの就職・転職支援実績22,500人、面談実施件数34,000件を誇る 20代の中でも第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれに特化 中でも職務経験なしの就職・転職支援実績は10,000人を突破 最短6日で内定が出る可能性あり 1名あたりのサポート時間平均は8時間で親身なサポートを受けられる リクルートエージェント リクルートエージェント 対応エリア 全国+海外 オンライン対応 可 主な特徴 求人数業界TOPクラス、業界最大級の非公開求人数、IT業・金融業・コンサルタント業に強みあり 公式サイト こちらをクリック 「リクルートエージェント」は求人数業界TOPクラスを誇る転職エージェントで、20代以降のどの年代の方でも利用いただけるサービスとなっています。   30代、40代の方向けの転職エージェントにはハイキャリア向けのものも多いため、そういった求人を探しているわけではないという場合にはまずリクルートエージェントの利用から始めてみるのが無難といえます。   2023年9月時点での公開求人数は約453,000件、非公開求人数は約330,000件に上る規模の大きい転職エージェントです。   また、実績豊富なキャリアアドバイザーによる求人紹介や、選考対策、独自に分析した業界・企業情報の提供といったサポートが、転職支援実績No.1獲得という結果に繋がっています。   大阪支社は阪急梅田駅より徒歩約3分の場所に位置していますので、こちらも利便性は非常に高いです。   中でもIT業、金融業、コンサルタント業に強みがあるため、これらの業界を目指す方も一度利用を検討してみてはいかがでしょうか。   このエージェントのおすすめポイント 求人数業界TOPクラス。業界最大級の非公開求人数を誇る 細かい選考対策を講じてもらえる IT業・金融業・コンサルタント業に強みあり JACリクルートメント JACリクルートメント 対応エリア 北関東(群馬/栃木/茨城/埼玉)、 神奈川、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、中国エリア(広島/岡山)、 福岡、海外 オンライン対応 - 主な特徴 管理職・技術/専門職転職のエキスパート、転職活動の支援実績約43万人、知人・友人にJACを勧めたい層は94.7% 公式サイト こちらをクリック 「JACリクルートメント」は転職活動の支援実績約430,000人を誇る、30代、40代の中でもハイクラスをターゲットにした転職エージェントで、管理職、技術・専門職転職のエキスパートといえるサービスです。   「ハイクラス・ミドルクラス転職 オリコン顧客満足度 5年連続No.1」を獲得しています。   キャリアアドバイザーの総数は約1,200名に上り、日系大手、外資、メガベンチャーなど、優良企業におけるハイクラス求人を紹介してもらうことが可能です。その細やかなサポート体制から知人・友人にJACリクルートメントを勧めたい層は全体の94.7%となっています。   こちらも大阪支社は好立地となっており、阪神本線「梅田駅」 西口すぐの場所にあります。   30代、40代のハイクラス転職を目指す方の中でも管理職、技術・専門職の転職を検討している方はぜひチェックしてみてください。   このエージェントのおすすめポイント 転職活動の支援実績約43万人 知人・友人にJACを勧めたい層は94.7% 管理職、技術・専門職転職に強みがある 大阪の転職事情と労働環境 中には、大阪で働きたいとは思っているものの、まだ決めきれないと感じている方もいらっしゃるかと思います。そこでここでは大阪の転職事情と労働環境について簡単にお伝えいたします。   大阪の転職事情 労働政策研究・研修機構の「職業紹介-都道府県別有効求人倍率」によれば、2023年11月の大阪府の有効求人倍率は1.26倍となっています(全国の平均有効求人倍率は1.28倍)。   有効求人倍率とは「求職者1人に対して求人が何件存在するか」を示すもので、大阪は1人の求職者に対して約1件程度しか求人が存在しないことがわかります。全国の平均値と照らし合わせても若干低い数値となっています。   求人倍率という観点において、大阪での転職は決して容易ではないことがわかるでしょう。   東京の労働環境 厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」によれば、全国の平均月収が31.18万円であるのに対し大阪は33.09万円と、東京、神奈川に次いで3位となっています。   関西圏の中でも高収入を目指す方にとって、大阪は最適の場所といえるでしょう。   また会社四季報ONLINE「47都道府県別「上場会社の本社数」リスト最新版」によれば、大阪の上場企業数は東京に次いで第2位となっており、キーエンスやダイキン工業などが代表例として挙げられます。   高収入を目指すのであればこういった企業を狙うのも一つでしょう。ただし、大阪は関西圏でも特に求職者の人口が多い傾向にあるため、こういった大手企業や有名企業の求人には応募者が集まりやすい傾向があります。   その中で採用枠を勝ち取るためには企業ごとに細かく情報収集をしたうえで、徹底した選考対策を講じる必要があります。   大阪での転職でエージェントを利用すべき理由 こういった大阪の転職事情や労働環境から、大阪エリアでの転職ではエージェントの利用がおすすめといえます。では、転職エージェントが発揮する価値とは一体どんなものなのでしょうか? 効率的に求人を絞り込める 厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計):雇用関係指標(年度)」によれば、2022年度の有効求人数は全国平均が約64.1万件だったのに対し、大阪府はそのおよそ4倍の約247.4万件となっています。   この無数に存在する求人の中から自分に適したものを自力で絞り込むのは非常に難しいです。   求人サイトで希望条件を入れて絞り込んでも検索結果が多すぎて全てをチェックしきれなかったり、逆に絞り込みすぎてしまって求めている求人に出会えないということはよくあります。   その点、転職エージェントでは何百人もの転職支援をしてきたキャリアアドバイザーがあらゆる観点からおすすめの求人を紹介してくれるため、効率的かつ現実味をもって求人を絞り込めるのです。   非公開求人を紹介してもらえる 転職エージェントには「非公開求人」というものが存在します。   これは求人サイトなど、一般には公開されていない求人のことで、効率的に求める人材を募集したいと考えている企業や、競合他社に知られることなく人材を集めたいと考えている企業などが、転職エージェントを通して募集をかけているものです。   非公開求人は転職エージェントを利用しなければ出会えないため、より幅広い選択肢から求人を探したいという方にとって大きな魅力といえるでしょう。   細かい選考対策を講じてもらえる 先ほどもお伝えしましたが、大阪は求職者の母数が多い分、ある程度人気のある企業に応募する場合には、そのわずかな採用枠に多くの求職者たちが集まってくることになります。   そういった中で内定を勝ち取るためには細かい選考対策が必要になりますが、特に働きながら転職活動を進めようという方や転職活動に不慣れな方が一人で対策を行うには限界があるでしょう。   その点、転職エージェントに依頼すれば企業ごとに細かい選考対策を講じてもらえるほか、企業との面接日程の調整なども代行してもらえるのです。   選考のフィードバックも受けられるため、効率的に転職活動をしたいという方には転職エージェントの利用が非常におすすめです。   年収UPを目指せる 転職エージェントを利用すれば、ケースによっては年収UPの交渉を代行してもらうこともできます。より高い収入を目指しているという方にも転職エージェントの利用はおすすめといえるでしょう。   【大阪に住んでいなくても東京の転職エージェントは利用できる】 現在、地方に住んでいるという方でも大阪の転職エージェントを利用することは可能です(大阪拠点での面談しか行っていない一部のサービスを除く)。 転職エージェントを利用して転職活動を行う場合、キャリアアドバイザーとの面談や企業との面接が行われることになりますが、相談すればリモートで対応してもらうことができます。 企業によっては内定までの全てがリモートで可能になるケースもありますので、まずは転職エージェントに相談してみましょう。 大阪での転職に向けてエージェントを選ぶ際のポイント4選 では、大阪での転職で利用できるたくさんのエージェントの中から自分に合ったサービスを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか?ここではぜひ押さえていただきたい4つのポイントをご紹介いたします。 求める求人が充実しているか 転職エージェント選びにおいて重要なのは、自分が求める求人がいかに充実しているかです。   すでに志望業界・職種が定まっている方であればそこに強みを持つ特化型エージェントを選ぶことで効率的に仕事選びを進められます。   一方、広く業界・職種をチェックしたうえで絞り込んでいきたい方は総合型エージェントの中でも取り扱い求人数が多いサービスを使うことで可能性が広がるでしょう。   転職サイトと違い、自分の価値観や傾向、希望をもとに担当のキャリアアドバイザーから求人選びのアドバイスをもらえるのが転職エージェントの強みです。求人数が多いエージェントを利用する場合であっても、効率的に仕事選びを進められるのです。   転職エージェント選びにおいてはまず「自分が求める求人が多く取り扱われているか」をチェックしましょう。   本記事の読者の方は大阪にある求人をお探しかと思いますので、事前にその転職エージェントの保有求人について調べておくと良いでしょう。   公式サイト内に企業例が掲載されているケースや、一部の求人が公開されているケースがあります。求人検索をかけられる場合には、エリアを大阪に絞って調べてみましょう。   自分が対象者に含まれているか 先ほども触れたように、転職エージェントは大きく「総合型」「特化型」の2つに大別されますが、特化型には一定の業界に特化したものもあればハイキャリア層に特化したもの、第二新卒者に特化したもの、女性に特化したものなど様々なサービスががあります。   例えば20代で初めての転職を考えている方がハイキャリア層を対象としたエージェントを利用しても応募できる求人は限られますし、逆にハイクラスのポジションを目指す方が20代に特化したエージェントを利用しても、未経験歓迎求人が多いことなどから物足りなさを感じてしまう可能性があるでしょう。   自分が対象に含まれていないサービスを利用しても時間を無駄にしてしまいかねませんので、転職エージェントを利用する前に「自分がそのサービスの対象者に含まれているか」「自分が利用するサービスとして適切か」についても確認するのがベターです。   サポート内容が充実しているか サポート内容が充実しているかについても、転職エージェント選びにおいては重要です。   転職エージェントでは基本的に求人紹介、選考書類の添削・作成、面接対策、企業との面接日程の調整や入社条件の交渉などを行ってくれますが、中には無料個別相談や細かい模擬面接を実施しているところもあります。   他にも業界特化型の転職エージェントではその業界の出身者がキャリアアドバイザーとして在籍しているケースも多いため、希望する業界についての深い知見をもとにした求人紹介や選考対策を受けられます。   特に、地方から移住する形で大阪で働きたいと考えている方であれば、面接にかかる交通費や宿泊費を一部負担してくれるサービスを優先的に利用するなどすると出費を抑えられるでしょう。   直近の口コミ評価の内容が良いか 転職エージェントを選ぶ際にはGoogleやX(旧Twitter)などの検索エンジンやSNSでサービス名を調べ、どういった口コミが寄せられているかをチェックして振るいにかけるのもポイントです。   口コミの評価が低い場合には期待しているようなサービスを受けられない可能性があり、時間を無駄にしてしまうかもしれません。   ちなみに、口コミ評価の平均値だけを見て判断するのではなく、直近の口コミに注目するのがコツですので覚えておくと良いでしょう。   というのも、評価の平均値が低いからといって必ずしもサービスの質が低いとは言い切れないためです。数年前に寄せられている口コミの評価が低く全体の評価を下げてしまっていたとしても、その後サービス内容が改善されているケースがあるのです。   口コミ評価の平均値があまり高くない場合には、直近の口コミもチェックすることで自分に合ったエージェントと出会う可能性を広げられることに繋がるため、頭の片隅に入れておきましょう。   【地域密着型】大阪でおすすめの転職エージェント3選 数ある転職エージェントの中には、大阪エリアに特化した地域密着型の転職エージェントが存在します。   これらの転職エージェントは大手の総合型転職エージェントに求人数は及ばないものの、着実に大阪エリアの求人を見つけることができるため、ぜひ利用しておきたいところです。ぜひチェックしてみてください。   アドミックエージェント アドミックエージェント オンライン対応 可 主な特徴 関西圏をはじめとした幅広いエリアの地域密着求人を多数保有、求人は「営業」「接客(飲食、ホテル、販売)」「管理部門職種(人事、経理、法務)」が中心、企業と求職者の双方を担当する360度式コンサルティングを採用 公式サイト こちらをクリック 「アドミックエージェント」は20年以上にわたって「キャリアアップしたい、キャリアチェンジしたい、未経験からキャリアを磨きたい」という求職者の気持ちに応えている転職エージェントで、関西圏をはじめとした幅広いエリアの地域密着求人を多数保有しています。   「営業」「接客(飲食、ホテル、販売)」「管理部門職種(人事、経理、法務)」を中心に紹介しているほか、求人企業と求職者の双方を担当する「360度式コンサルティング」を採用しているのが特徴です。   企業と求職者双方の担当を1人のキャリアアドバイザーが兼任することで、企業担当と求職者担当を別の人間が担当する場合に比べて、ニーズの取りこぼしや情報の齟齬を起こしにくくなるため、理想のマッチングに繋げやすくなっているのです。   担当キャリアアドバイザーが企業風土と求職者の人柄も見極めているため、転職先で長く活躍することを目指せます。   未経験業界・職種や新しい雇用形態へのチャレンジも後押ししてもらえますので、そういった仕事を目指している方にもおすすめの転職エージェントです。   「営業」「接客(飲食、ホテル、販売)」「管理部門職種(人事、経理、法務)」を希望している方はぜひ一度チェックしてみてください。   このエージェントのおすすめポイント 関西圏をはじめとした幅広いエリアの地域密着求人を多数保有 求人は「営業」「接客(飲食、ホテル、販売)」「管理部門職種(人事、経理、法務)」が中心 企業と求職者の双方を担当する360度式コンサルティングを採用 クラス クラス オンライン対応 対面or電話 主な特徴 20代・30代女性向けかつ大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山・滋賀エリアに特化、未経験向けからハイクラス向けまで幅広い求人の取り扱いあり、国が認定した女性活躍の優良企業の求人も多数保有 公式サイト こちらをクリック 「クラス」は20代・30代女性向けかつ、大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山・滋賀エリアに特化した転職エージェントです。   未経験向けからハイクラス向けまで幅広い求人の取り扱いがあり、国が認定した女性活躍の優良企業の求人も多く保有しています。   女性に特化しているということでライフプランや女性特有の悩みに詳しいキャリアアドバイザーが在籍しているのも魅力です。長期的な目線で、ライフプランに沿った求人を提案してくれます。   選考書類のブラッシュアップをしてもらえるため、直接応募する場合に比べて書類選考通過率は3〜4倍(公式Webサイトより)になっているようです。大阪で転職したい女性はぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。   このエージェントのおすすめポイント 20代・30代女性向けかつ大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山・滋賀エリアに特化 未経験向けからハイクラス向けまで幅広い求人の取り扱いあり 国が認定した女性活躍の優良企業の求人も多数保有 タイズ タイズ オンライン対応 対面or電話 主な特徴 大阪メーカー特化型エージェント、大手メーカーのシェアTOPクラス、関西メーカー専門転職エージェント 総合満足度イメージ調査 No.1など数多くの賞を受賞、独占求人多数、大手企業の取り扱い多数 公式サイト こちらをクリック 「タイズ」は大阪エリアのメーカー特化型の転職エージェントで、創業以来10年以上にわたって大手メーカーを中心に転職支援を行っています。   (株)村田製作所、(株)クボタ、小林製薬(株)のシェア1位、パナソニック(株)のシェア2位と大手メーカーのシェアはTOPクラスで、下記のように数々の賞を受賞していることからもその信頼性の高さがうかがえます。   ・関西メーカー専門転職エージェント 総合満足度イメージ調査 No.1 ・採用合格率No.1企業多数 No.1 ・株式会社ビズリーチ主催「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2021」メーカー部門 MVP受賞 ・GOOD AGENT RANKING 関西部門 No.1 ・パナソニック(株)のハイクオリティ賞・ベストエージェント賞・ベストプログレス賞 受賞 「メーカー一筋で転職支援を行っている転職エージェント」ということで、各メーカーの課題や状況を深く理解した専門のキャリアアドバイザーから的確なアドバイスを受けることが可能です。   独占求人を多数保有しており、大手企業の取り扱いも多いです。Webサイト上で求人検索をかけることもできますので、大阪エリアでも特にメーカーに転職したい方はぜひチェックしてみてください。   このエージェントのおすすめポイント 大阪エリアの中でもメーカー特化型のエージェント 大手メーカーのシェアTOPクラス 関西メーカー専門転職エージェント 総合満足度イメージ調査 No.1など数多くの賞を受賞 独占求人多数、大手企業の取り扱い多数 【年代別】大阪でおすすめの転職エージェント 20代におすすめのエージェント ここからは、大阪での転職におすすめの転職エージェントの中でも、特に20代の方におすすめの転職エージェントをご紹介いたします。 【PR】第二新卒エージェントneo 対応エリア 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫、愛知、三重、岐阜、広島、福岡 オンライン対応 可 主な特徴 20代の中でも第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれに特化、18~28歳までの就職・転職支援実績22,500人、面談実施件数34,000件、最短6日で内定、1名あたりのサポート時間平均8時間 公式サイト こちらをクリック 「第二新卒エージェントneo」は主に20代に特化した就職・転職エージェントです。18~28歳までの就職・転職支援実績22,500人、面談実施件数34,000件を誇ります。   第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれの就職・転職活動に特化した選考対策などを実施しているため、一人ひとりの状況に合った就職・転職活動を細かくサポートしてもらうことが可能です。   1名あたりのサポート時間平均が8時間であることからもわかるように手厚いサポートが高い評価を受けており、Googleの口コミ評価は4.4と高評価を受けています。   こういった細かい対応が「利用したいエージェントNo.1」「おススメしたいエージェントNo.1」「キャリア相談を安心してお願いできる人材会社No.1」に選ばれる結果に繋がっています。   ただし、未経験歓迎求人が多いため20代の中でもハイキャリアを狙う方には適しません。最短6日で内定が出るケースもあるため、「すぐにでも就職・転職を叶えたい」という方はぜひチェックしてみてください。 詳細はこちら⇒ .original_button { margin: 50px auto; display: flex; justify-content: center; align-items: center; background-color: orangered; color: white; font-size: 14px; font-weight: bold; width: 200px; height: 40px; border-radius: 12px; box-shadow: 0 0 10px orangered; text-decoration: none; transition: transform .3s; } .original_button:hover { background-color: orange; } .original_button:active { transform: scale(.95); box-shadow: none; } このエージェントのおすすめポイント 18~28歳までの就職・転職支援実績22,500人、面談実施件数34,000件を誇る 20代の中でも第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれに特化 中でも職務経験なしの就職・転職支援実績は10,000人を突破 最短6日で内定が出る可能性あり 1名あたりのサポート時間平均は8時間で親身なサポートを受けられる マイナビジョブ20's 対応エリア 全国 オンライン対応 - 主な特徴 利用者数360,000人、全求人20代対象、未経験OK求人75%以上、適性試験を受験可能 公式サイト こちらをクリック 「マイナビジョブ20's」はマイナビグループ唯一の20代専門転職エージェントで、利用者数は360,000人を誇ります。全ての求人において20代が対象となっており、そのうち未経験OK求人が75%以上を占めています。   年間約75,000人の20代が登録しているサービスということで、20代の転職を専門にサポートしてきたからこそ若手の転職事情を熟知しているキャリアアドバイザーが、慣れない就職活動を丁寧にサポートしてくれます。   また、このサービスでは世界中で毎年数千万人が受検する信頼性の高い適性診断を受けることができ、それまで気がつかなかった隠れた強みを見つけ適職について改めて捉え直せるのも嬉しいポイントです。   Googleの口コミ評価は4.5と高水準となっています。ちなみに「マイナビジョブ20'sスカウト」というサービスを受けられることもこのサービスの大きな特徴です。   人材紹介のみを行う一般的な転職エージェントとは異なり、自分に興味を持った企業からのスカウトオファーを受けることもできるため、より効率的に就職活動を進められます。   「20代で初めての転職を考えているけど向いている仕事がわからない」「自分のアピールポイントを磨きたい」「未経験からエンジニアを目指したいけど必要なスキルがわからない」といった悩み・課題を抱えている方に向けて、それぞれに応じた個別相談会も実施されています。   今すぐ転職をする予定がない方や情報収集をしたいと考えている方も参加できますので、一度活用してみてはいかがでしょうか。   このエージェントのおすすめポイント マイナビグループ唯一の20代専門転職エージェント 利用者数360,000人を誇る 適性診断を通した適職の発見が可能 自分に興味を持った企業からのスカウトを受けることが可能 ウズウズキャリアサポート 対応エリア - オンライン対応 可 主な特徴 取引企業数3,213社、サービス登録者数約147,000名、就業サポート人数約110,000名、入社半年後の定着率94.5%、キャリアカウンセラーの共感度100%、就活支援サービスサポート満足度No.1 公式サイト こちらをクリック 「ウズウズキャリアサポート(ウズキャリ)」は主に20代を中心にサポートを行っている就職・転職エージェントで、取り扱い企業は大企業から中小企業、ベンチャー企業まで多岐にわたり、取引企業数は約3,200社に上ります。   サービス登録者数約147,000名、就業サポート人数約110,000名を誇り、未経験OK求人を豊富に取り扱っていることからも多くの20代から支持を得ています。   こちらのサービスは就職内定率以上に「入社後の定着」に重きを置いています。というのも、入社できたとしてもミスマッチを起こしてしまっては魅力的なキャリアから遠ざかってしまうためです。   実際に、このサービスを通じた求職者の入社半年後の定着率は94.5%と高く、Googleの口コミ評価も4.4と高水準になっています。   これらの口コミに対しては実際に担当したキャリアアドバイザーが丁寧で心温まるコメントを返しており、「就活支援サービスサポート満足度No.1」を獲得していることにも納得です。   中でも求職者に寄り添った丁寧なサービスを求めている方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。   このエージェントのおすすめポイント 取引企業数3,213社、就業サポート人数約110,000名を誇る 入社半年後の定着率は94.5%と高水準 就活支援サービスサポート満足度No.1を獲得 サービス全体を通して親切で丁寧なサポートが特徴 30代・40代におすすめの転職エージェント ここからは大阪での転職におすすめの転職エージェントの中でも、30代や40代の方におすすめのものをご紹介します。   doda 対応エリア 全国+海外 オンライン対応 可 主な特徴 求人数の規模が非常に大きい、キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当の2人がサポートしてくれる、機械・電気・メーカー業、IT業、サービス業などに強みあり 公式サイト こちらをクリック 「doda」はパーソルグループが運営する転職エージェントで、転職サイトとエージェントの2つの機能を併せ持っているということもあり、2023年9月時点での公開求人数は約211,000件と求人数が多く、たくさんの選択肢から求人を探したいという30代、40代の方に向いています。   「キャリアアドバイザー」と「採用プロジェクト担当」の2人がチームとなってサポートしてくれる特徴があり、業界、職種、エリア別の動向などに精通したキャリアアドバイザーが求職者1人に対して1人、専任担当として支援してくれます。   求人紹介から選考対策、内定まで一貫してサポートしてくれるほか、電話やメールに加えてLINEで気軽に連絡が取れるのも、忙しく働く30代、40代の方に嬉しいポイントです。   採用プロジェクト担当は、企業1社ごとに1人の担当者が企業の採用担当者と直接やり取りを行っており、採用計画や求める人物像、実際の職場環境といったあらゆる情報を把握しています。   求人票だけではわからない情報を電話やメールを通して非対面にて教えてくれます。   Googleなどの口コミでは「丁寧に対応してもらえた」という言葉が目立ちましたが、中には「あまり良い対応を受けられなかった」「話が噛み合わなかった」という声もあったため、担当者との相性があまり良くないと感じた場合にはエージェントに連絡して変更してもらいましょう。   手厚いサポートを受けたい層、より多くの求人の中から仕事選びをしたい層に向いていますが、中でも機械・電気・メーカー業、IT業、サービス業などに強みがあるため、これらの業界をチェックしたい方にもおすすめです。   このエージェントのおすすめポイント 転職サイトとエージェントの2つの機能を併せ持ち、求人数の規模が非常に大きい キャリアアドバイザー、採用プロジェクト担当の2人がサポートしてくれる 機械・電気・メーカー業、IT業、サービス業などに強みがある JACリクルートメント 対応エリア 北関東(群馬/栃木/茨城/埼玉)、 神奈川、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、中国エリア(広島/岡山)、 福岡、海外 オンライン対応 - 主な特徴 管理職・技術/専門職転職のエキスパート、転職活動の支援実績約43万人、知人・友人にJACを勧めたい層は94.7% 公式サイト こちらをクリック 「JACリクルートメント」は転職活動の支援実績約430,000人を誇るハイクラス向け転職エージェントで、管理職、技術・専門職転職のエキスパートといえるサービスです。   「ハイクラス・ミドルクラス転職 オリコン顧客満足度 5年連続No.1」を獲得しています。   コンサルタントの総数は約1,200名に上り、日系大手、外資、メガベンチャーなど、優良企業におけるハイクラス求人を紹介してもらえます。   その細やかなサポート体制から知人・友人にJACを勧めたい層は全体の94.7%となっています。ハイクラス転職を目指す方の中でも管理職、技術・専門職の転職を検討している方には特におすすめですのでぜひチェックしてみてください。   このエージェントのおすすめポイント 転職活動の支援実績約43万人 知人・友人にJACを勧めたい層は94.7% 管理職、技術・専門職転職に強みがある

2024.03.26

  • NEW

給料が高い仕事5選|未経験でも高収入を稼げる職種3つも

「給料が高い仕事に就きたいけど、具体的にはどんな職種があるんだろう?」とお悩みの方へ、本記事では政府のデータをもとに給料が高い仕事5選をご紹介いたします。   未経験でも挑戦できる職種3つもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 本記事における「給料が高い」の定義は平均年収+100万円以上 医者や教員など、資格取得までのハードルが高い仕事の給料は高い 施工管理、システムエンジニア、とび職などは未経験でも挑戦できて給料が比較的高い 高い給料の仕事に就くためには、語学力やスキルの会得、資格の取得などが近道 給料が高いのはいくらから? そもそも、いくらくらいの額であれば「給料が高い」といえるのでしょうか。これの定義は人それぞれで異なりますが、自分の中で基準が定まっていないという方は平均年収を参考にすると良いでしょう。   国内の平均年収 まずは国内の平均年収についてです。国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」によれば、国内の平均年収は458万円となっており、その水準は前年対比で11.9万円ほど上がっています。   ちなみに正社員の平均年収は523万円であるのに対し、正社員以外の平均年収は201万円と、その差は非常に大きくなっています。   男女別平均年収 同じく国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」によれば、男性の平均年収は563万円、女性の平均年収は314万円となっています。   厚生労働省「男女間の賃金格差問題に関する研究会報告書(総論)」によれば、男女の年収水準に差がある理由として、管理職の女性が少ないことや平均勤続年数が短いことなどが見解として多く挙げられています。   年齢別平均年収 最後に年齢別の平均年収についてです。   国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」の「第10表 事業所規模別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額 その3 平均給与」によれば、年齢別の平均年収は下記の通りです。   【年齢別】平均年収額 19歳以下 123.6万円 20~24歳 272.5万円 25~29歳 388.6万円 30~34歳 424.5万円 35~39歳 461.9万円 40~44歳 491.3万円 45~49歳 521.1万円 50~54歳 536.8万円 55~59歳 546.4万円 60~64歳 440.9万円 65~69歳 342.2万円 70歳以上 297.5万円 これによると平均年収は45~49歳まで順調に上がっていき50代前後では500万円台となり、それ以降は60代手前まで緩やかに上昇しています。   さて、ここまでで国内の平均年収について見て参りましたが、人それぞれ「給料が高い」ことの定義は異なるかと思います。そこで本記事においては平均年収額である458万円を100万円上回る558万円を超える水準を「給料が高い」と定義したいと思います。   給料が高い仕事5選 ここでは、厚生労働省「賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金(時給換算)」の内容をもとに、年収が高い仕事10選をご紹介いたします。それぞれの仕事内容やメリットなども併せてお伝えしますので、ぜひ参考にして下さい。   ※上記資料における参考値(時給換算)に【40時間(1週間の労働時間)×52.14週(1年間の週)×12カ月】によって求められる<2085時間>をかけた値を「年収目安」として掲載させていただきます。   医師 医師の推定平均年収は約1,077万円(時給換算:5,167円)で、その仕事内容は臨床医か研究医かで大きく変わります。   まず、臨床医の主な業務としては病気や怪我の診断、治療、予防、リハビリの指導などが該当します。一方、研究医は主に大学や病院、研究機関で医学研究を行います。   医師には給料が圧倒的に高いこと、安定した職種で社会的信用を得やすいことなどのメリットがあり、臨床医のように患者と接する機会が多い場合は人から直接感謝されることが多いこともやりがいの一つです。   ただし、医師が不足している職場では長時間労働、過重労働に陥りやすいデメリットがあるほか、人命を預かるという大きな責任も生じます。   大学教授(高専含む) 次に大学教授で、こちらの推定平均年収は約823万円(時給換算:3,945円)となっています。   大学教授の主な仕事は学生の教育や論文指導のほか、自身の専門分野に関する研究となります。研究においては自らの研究テーマを設定し、大学や国からの予算を活用して研究、成果を論文にまとめ、所属学会や学会誌などを通して定期的に発表します。   中には書籍の執筆やメディアへの出演のほか、大学の運営に関わることもあります。   大学教授として働く場合、好きな分野について深く研究できること、社会的地位が高い傾向にあることなどがメリットとして挙げられますが、入試関連などの雑務が多く多忙になりやすいデメリットがあるため留意しましょう。   大学准教授(高専含む) 大学准教授の推定平均年収は約694万円(時給換算:3,330円)となっています。主な業務内容としては大学での講義のほか、研究室での学生指導などが挙げられます。   大学の講義では自身の専門分野を扱う以外にも、実習を担当するケースがあります。研究室内では学生指導のほか、論文投稿や研究費の申請なども行います。メリットやデメリットについては大学教授と同様です。   その他の経営・金融・保険専門職業従事者 次に経営・金融・保険専門職業従事者で、こちらの推定平均年収は約599万円(時給換算:2,874円)となっています。   e-Stat 政府統計の総合窓口によれば、経営・金融・保険専門職業従事者とは「高度な企業経営・金融・保険に関する専門的知識や実務経験に基づき、他人の求めに応じて、財務会計、人事労務に関するコンサルティング、財務監査、税務指導などの仕事及び資産運用や金融取引に関する助言・リスクヘッジ・リスクマネジメント・投資戦略の設計などの仕事に従事するもの」と定義されています。   イメージとしてはいわゆるコンサルティングの仕事に近いでしょう。経営者や役員とのコミュニケーションを通じて、会社の方向性に関して自らの提案をきっかけに変わっていくことは非常にやりがいを感じられるはずです。   一方激務になることが多く、成果至上主義の傾向がある点がデメリットといえます。   大学講師・助教(高専含む) 次に助教で、推定年収は約526万円(推定年収:2,522円)です。こちらは教授、准教授、講師に続くポジションを指し、准教授と同じく2007年に法改正がなされた際に新設されたものになります。   設置が義務づけられているものではありませんが、助教を設置している大学は多い傾向にあります。助教は教授を目指す人材の大学教員としての第1ステップのような役職で、研究活動や学生の指導を行います。 無資格・未経験でも挑戦できる「給料が高い仕事」 ちなみに、比較的給料が高い仕事の中には無資格・未経験からでもチャレンジできるものがあります。   システムコンサルタント・設計者 システムコンサルタントはシステム開発において最上流工程を担い、顧客企業が抱える様々な課題を分析、解決するためのシステム設計を行っています。   システムを設計した後はプロジェクトマネージャーやシステムエンジニア、プログラマーなどから構成される開発チームと実際のシステム開発を進めていきます。   この仕事のメリットは経営課題を解決するという達成感を得られることのほか、様々な業界・職種と携われることが挙げられます。ただし、開発の過程で顧客と開発チームの間で板挟みになってしまうケースもあるため留意が必要です。   システムコンサルタントになるには、まずプログラマーとして経験を積んでからシステムエンジニアにステップアップするケースが多いですが、IT業界が人材不足に陥っている観点から未経験者でも募集がかけられているケースがあります。   建設躯体工事従事者 建設躯体工事従事者はいわゆるとび職で、こちらはビルや家屋などの建設工事において型枠の組立作業やとび(鳶)、鉄筋の組立てといった業務を行う仕事になります。   特別な学歴や資格が求められず、需要が高い点がメリットとして挙げられますが、体力仕事で案件によっては危険を伴うといったデメリットがあります。   施工管理 施工管理とは工事現場の管理者として現場を指揮する仕事です。安全面や工事の質、工程などを管理することはもちろん、作業員の手配や業者との打ち合わせ、事務といった工事にまつわる業務を幅広く行います。   給料は勤めるエリアや工事の種類などによって大きく異なり、大手ゼネコンの施工管理なら年収で1,000万円近く稼ぐ方もいらっしゃいます。   施工管理の仕事では現場や作業内容に関する知識のほか、安全で円環な工事を指揮できる能力が求められるため、工事現場作業員や現場監督の経験があるのが望ましいですが、完全未経験からでも募集している求人は少なくありません。   ちなみに、未経験の業界や職種で高い給料の仕事をしたいという場合には、転職エージェントにサポートをお願いするのがベターです。   転職エージェントでは細かい選考対策を講じてくれるほか、 サービスによっては企業に推薦してもらえたり、年収をはじめとした入社条件の交渉を代行してもらえたりすることもあるため、転職活動を有利に進められます。   求職者の方は無料で利用できることが一般的ですので、気になる方はぜひチェックしてみてください。 給料が高い仕事に就くための方法 ちなみに、給料が高い仕事に就くには下記の3要素のうちどれかを満たしておくのが最短ルートです。 語学力を身につける 語学力が身についていると、それだけで高い給料を目指せる可能性が高まります。たとえば航空業界やIT業界では語学スキルがあるだけで優遇されることが多く、国家公務員の仕事においても同様の傾向があります。   語学に興味のある方、語学力を活かせる仕事に憧れがある方は今からでも勉強を始めてみると良いのではないでしょうか。   専門知識を身につける 医師や弁護士、パイロットのほか、投資家やシステムエンジニアなどの仕事においては専門知識が求められますが、これらの仕事は専門知識が必要になるからこそ給料が高い傾向があります。   専門知識を培っておけば、この先、より高度な知識や技術を駆使する職種への間口も広がるはずです。   資格を取得する 最後に資格の取得についてです。たとえば薬剤師や公認会計士、税理士、一級建築士などの仕事は一般的に高年収と言われていますが、どれも特定の資格を保持しておく必要があります。   こういった専門的な資格でなくとも、職場によっては特定の資格を保持している従業員に資格手当を支給しているところもありますので、そこを狙うのも一つの選択肢です。   ▼関連記事 「転職エージェントとは」 「転職エージェント おすすめ」

2024.03.25

  • NEW

【女性編】給料が高い仕事12選|高収入を稼ぐコツとは?

「女性でも稼げる仕事に就きたいけど、具体的にはどんな職種があるんだろう?」とお悩みの方へ、本記事では政府のデータをもとに、女性向けの高い給料の仕事をご紹介いたします。   高収入を稼ぐコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 女性の平均年収は約314万円 女性向けの給料が高い仕事には医師や航空機操縦士、大学教員、法務従事者、システムエンジニア、獣医師、薬剤師などがある 高収入を稼ぐには語学力や専門知識を培うほか、資格の取得が有効 女性で給料が高いのはいくらから? 女性の場合、いくらくらいの額であれば「給料が高い」といえるのでしょうか。定義は人それぞれで異なりますが、自分の中で基準が定まっていないという方は平均年収を参考にすると良いでしょう。   国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」によれば、女性の平均年収は314万円となっています。   人によって「給料が高い」ことの定義は異なるかと思いますが、本記事においては女性の平均年収額である314万円を100万円上回る414万円を超える水準を「給料が高い」と定義したいと思います。   【女性編】給料が高い仕事12選 賃金構造基本統計調査「令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」をもとに、女性の給料が高い仕事として12職種をご紹介しますので、それぞれ見ていきましょう。   ※上記資料における所定内給与額(企業規模計・経験年数計)に12カ月をかけて求められた値を「推定平均年収」として掲載させていただきます。   医師 医師の推定平均年収は約930.6万円で、臨床医か研究医かでその仕事内容は大きく異なります。   臨床医の主な業務としては病気や怪我の診断、治療、予防、リハビリの指導などが該当し、一方研究医は主に大学や病院、研究機関で医学研究を行います。   医師には給料が圧倒的に高いこと、安定した職種で社会的信用を得やすいことなどのメリットがあり、臨床医のように患者と接する機会が多い場合は人から直接感謝されることが多いこともやりがいの一つとなっています。   ただし、医師が不足している職場では長時間労働、過重労働に陥りやすいほか、人命を預かるという大きな責任も生じる点に留意が必要です。   航空機操縦士 航空機操縦士はいわゆるパイロットのことで、推定平均年収は約774.96万円となっています。航空機の操縦に関する専門的な知識・技術を駆使し、旅客機や貨物機を操縦、乗客や貨物を安全に目的地まで送り届けます。   メリットとしては給料が高い以外にもコックピットからの景色を楽しめること、フライトを無事に終えた時に大きな達成感を味わえることなどが挙げられます。   一方で心身の負担に感じやすい要素として不規則な勤務体験になりやすい、健康管理が厳しい、定期的に審査やテストが行われるといったことがあります。   大学教員 大学教員の推定平均年収は役職で異なり、大学教授(高専含む)は約749.04万円、大学准教授(高専含む)は約615.6万円、大学講師・助教(高専含む)は約509.6万円となっています。   大学教員の主な仕事としては学生への教育、論文指導、自身の専門分野に関する研究などが該当します。研究では自らの研究テーマを設定し、大学や国などからの予算を活用して研究、成果を論文にまとめ、所属学会や学会誌などで定期的に発表します。   他にも本の執筆やテレビ出演をしたり、大学の運営に携わったりすることもあります。中でも教授は大学の運営に関わる機会が多いです。   大学教員は好きな分野をとことん研究できること、社会的地位が高いことなどがメリットとして挙げられますが、入試関係などの雑務が多く忙しくなりやすいことが挙げられます。   歯科医師 次に歯科医師で、こちらの推定平均年収は約731.52万円となっています。虫歯や歯周病の治療・予防を始めとした口腔内やその周囲の病気・ケガの治療全般を担います。   歯科にはさまざまな専門分野が存在し、中には治療ではなく歯の矯正やホワイトニングを行う「審美歯科」などもあります。   自分で開業しやすく夜勤や過重労働が少ないメリットがありますが、都市部では歯科クリニック同士の競争が激しいことに加え、最新の治療法を取り入れるための勉強が常に必要になることなどへ留意が必要です。   法務従事者 次に法務従事者です。これには裁判官や検察官、弁護士、その他司法に関連する専門的な職種が該当し、推定平均年収は約669.84万円となっています。   基本的にこれらの職種に就くためには法律で定められた手順に沿って資格を取得する必要があります。   たとえば弁護士の場合、法科⼤学院に入学して3年または2年間勉強し、その後司法試験に合格したら、研修(司法修習)を受けるといった手順が必要になり、かなりの時間と労力が必要になります。   しかしその分、大きな社会貢献ができているという誇りとやりがいを得られるほか、社会的地位も高いメリットがあります。   小・中学校教員 次に小・中学校教員で、こちらの推定平均年収は約503.16万円です。生徒への学習指導、生活指導などが主な業務となります。   また、遠足や運動会などの学校行事やPTAへの参加、教員同士の勉強会、研究活動なども大切な業務です。一般的に小学校教員は自分が担任を受け持った学級の生徒に全ての科目を教えますが、中学校教員は特定の専門教科を担当します。   安定した仕事であること、教育現場に携われるというやりがいと誇りを得られること、利益や成果を求められるような仕事ではないことなどがメリットとして挙げられますが、拘束時間が長く、平日に有給を取りにくいデメリットがあります。   高等学校教員 高等学校教員の推定平均年収は約467.64万円です。一般的に、高校の教員の仕事では中学校よりも教える内容の専門性が高まります。   担当教科の指導のほか、ホームルーム、部活、学校行事などにも関わります。また高校においては進路指導も重要な業務となります。   安定した職業であること、生徒が希望の進学先・就職先に進んだ時の達成感などがメリットですが、雑務が多く忙しい傾向があります。   システムコンサルタント・設計者 システムコンサルタントの推定平均年収は約456.6万円となっています。システム開発において最上流工程を担い、顧客企業が抱える様々な課題を分析、解決するためのシステム設計を行います。   システムを設計した後はプロジェクトマネージャーやシステムエンジニア、プログラマーなどから構成される開発チームとシステム開発を進めていくのが一般的です。   メリットは経営課題を解決するという達成感を得られることのほか、様々な業界・職種と携われることが挙げられます。ただし、開発の過程で顧客と開発チームの間で板挟みになってしまうケースもあるため注意が必要です。   その他の経営・金融・保険専門職業従事者 次に経営・金融・保険専門職業従事者で、こちらの推定平均年収は約451.08万円となっています。   e-Stat 政府統計の総合窓口によれば、経営・金融・保険専門職業従事者とは「高度な企業経営・金融・保険に関する専門的知識や実務経験に基づき、他人の求めに応じて、財務会計、人事労務に関するコンサルティング、財務監査、税務指導などの仕事及び資産運用や金融取引に関する助言・リスクヘッジ・リスクマネジメント・投資戦略の設計などの仕事に従事するもの」と定義されています。   イメージとしてはいわゆるコンサルティングの仕事に近いでしょう。経営者や役員とのコミュニケーションを通じて、会社の方向性に関して自らの提案をきっかけに変わっていくことは非常にやりがいを感じられるのではないでしょうか。   ただし、激務になることが多く、成果至上主義の傾向がある点がデメリットといえます。   獣医師 次に獣医師で、こちらの推定平均年収は約449.04万円となっています。獣医師は動物のケガや病気の診察、治療のほか、健康管理のサポート、出産のケアなどを行います。   一番イメージしやすいのが動物病院かと思いますが、ここでは小動物や爬虫類などのペットの健康診断、各種検査、投薬、手術、飼い主への診察内容の説明やアドバイスを行います。   中には動物園や水族館にいる動物の健康管理、診療、出産をサポートしたり、競馬場で競走馬の管理を行う獣医師もいます。他にも、畜産農家から診療の依頼を受ける家畜専門の獣医師も存在します。   動物たちの健康をケアできるという大きなやりがいが得られる仕事ですが、獣医師になれるまでにかなりの時間と労力がかかるほか、人と違って言葉が通じないことから獣医師特有の精神的・肉体的ストレスが伴うデメリットがあります。   公認会計士 次に公認会計士で、推定平均年収は約441万円となっています。監査業務および会計コンサルティングを行うのが主な役割です。   監査業務では企業が作成した財務諸表(企業の経営成績や財務状態などをまとめた計算書)が適正かを第三者の立場からチェックしますが、これは公認会計士の資格を持つ人材だけが許される独占業務となっています。   そして会計コンサルティング業務では、その企業の課題に応じて経営に関するアドバイスを行います。   公認会計士として働くにあたってのメリットとしては、長期休暇を取得しやすいことが挙げられます。公認会計士は、多くの企業が決算を迎える3月を過ぎた4月から5月が繁忙期となることが一般的ですが、ここを過ぎれば休暇が取りやすくなるのです。   また、社会的信用度が高いことも大きなメリットといえます。ただし、会計基準や税制は毎年改正されるため、常に勉強が必要になるデメリットがあります。   薬剤師 最後に薬剤師で、こちらの推定平均年収は約437.64万円です。処方箋に基づいて薬を調剤するほか、服薬指導や薬歴管理を行うのが主な業務です。   調剤薬局で働くことが多いですが、病院やドラッグストア、製薬会社で働くこともあります。   残業時間や夜勤が少ない傾向にあるのがメリットとして挙げられますが、病院に勤務する場合には夜勤が発生することもあるため注意が必要です。また、薬剤師の仕事では医薬品に関する勉強を続ける必要があるなどのデメリットが見られます。   ここまでで女性が高い給料を稼げる仕事についてご紹介してまいりましたが、気になる仕事はあったでしょうか?もし、給料が高い仕事に就きたいけど自分のスキルや経験に自信がないという方は転職エージェントを活用するのが便利です。   転職エージェントでは求人紹介から選考対策、入社条件の交渉まで全面的にサポートしてくれるほか、サービスによっては企業に推薦してくれるところもあるため非常に心強いです。ほとんどのサービスが無料となっておりますので、気になる方はぜひ一度活用してみてください。 給料が高い仕事に就くための方法 ちなみに、給料が高い仕事に就くには下記の3要素のうちどれかを満たしておくと効果的です。 語学力を身につける 語学力が身についていると、それだけで高い給料を目指せる可能性が高くなります。たとえば航空業界やIT業界では語学スキルがあるだけで優遇されることが多く、国家公務員の仕事においても同様の傾向が見られます。   語学に興味のある方、語学力を活かせる仕事に憧れがある方は今からでも勉強を始めてみると良いでしょう。   専門知識を身につける 医師や弁護士、パイロット、投資家、システムエンジニアなどの仕事においては専門知識が求められますが、だからこそ高い給料を得られる傾向があります。   専門知識を培っておけば、この先、より高度な知識や技術を駆使する職種への間口も広がります。   資格を取得する 最後に資格の取得です。たとえば薬剤師や公認会計士、税理士、一級建築士などの仕事は一般的に高年収と言われていますが、どれも特定の資格の保持が求められます。時間と労力はかかりますが、この先手に職をつけていきたいという方は資格の勉強を始めるのも一つです。   ちなみに、こういった専門的な資格でなくとも、職場によっては特定の資格を保持している従業員に資格手当を支給しているところもありますので、そこを狙うのも良いでしょう。   ▼関連記事 「転職エージェントとは」 「転職エージェント おすすめ」

2024.03.25

  • NEW

正社員として楽に働ける仕事一覧|自分にとって楽な仕事の見つけ方とは?

「毎日忙しくてしんどい」「体力が続かない」「ストレスが溜まらない仕事に就きたい」などとお悩みではありませんか?精神的、体力的に今よりもっと気楽に働けたらと感じている方は少なくないことと思います。   そこで本記事では正社員として楽に働ける仕事をご紹介いたします。“自分にとって”楽な仕事の見つけ方もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 「楽な仕事」の定義は人によって異なる 「自分が何にストレスを感じるか」「働くうえで重視したい条件は何か」を明確にすることで、”自分にとって楽な仕事”が見えてくる “自分にとって”楽な仕事の見つけ方 今の仕事を辞めてもっと楽な仕事に就きたいと考えている方は多いかと思います。X(旧Twitter)でも下記のようなポストが多く見られました。   @ganqing76494867さんのポスト 仕事 信頼がないと言われ 無事死亡 正直やりづらいと言われた無事死亡 辞めた方がいいかな 給料低くていいから精神的に楽な仕事がしたいよ @TACKER3さんのポスト 校の教室で美術の成果物を居残りで仕上げる夢を見ていた。 辛かった(美術は苦手) 多分、昨日の仕事を夜鍋でしていたからだ 1日でも休むと仕事のリカバリが大変 楽な仕事で沢山のお金が欲しい!(よくない発想) Web上では「楽な仕事」と検索すると様々な職種が出てきますが、実際に楽な仕事に就けていると実感している方はごく少数でしょう。これは、万人にとって楽な仕事は存在すると考えている方が多いことが主な要因です。   体力的に楽に働ける仕事を「楽な仕事」と考えている方もいれば、プレッシャーを過度に感じる必要のない状態を「楽」と捉えている方もいらっしゃるでしょう。   人それぞれ「辛い」「しんどい」と感じるポイントも、「楽だな」と感じるポイントも異なるため、あくまで”自分に合った楽な仕事”を見つける必要があります。そして、そのためにはまず下記の2点を明確にする必要があります。   ・自分が働くうえで何に強いストレスを感じるか ・自分が働くうえでどういった条件を重視したいか これら2点を明確にすることができれば、自分がストレスを感じず、納得のいく条件のもとで働ける仕事を見つけやすくなるでしょう。それが”自分にとって楽な仕事”であるといえます。   正社員として働ける「精神的に楽な仕事」 とはいえ、先ほどお伝えしたようないわゆる自己分析を自分一人で行うのは難しいという方も多いでしょう。そこで仕事探しのヒントとして、精神的に楽だなと感じやすい仕事の特徴としては主に下記が挙げられます。 ここではそれぞれの特徴に当てはまる、正社員として働ける精神的に楽な仕事をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。   【正社員として働ける「精神的に楽な仕事」】 ・受付 ・事務職 ・警備員 ・ルート営業 ・動画編集者 ・プログラマー ・Webライター ・Webマーケター ・ビルメンテナンス ・トラックドライバ― 人との直接的なコミュニケーション量が最低限である 精神的に楽な仕事の特徴としてはまず、人との直接的なコミュニケーション量が最低限であることが挙げられます。   人間関係によるストレスを受けやすい方や人とのコミュニケーションが苦手な方、一人でコツコツ働きたい方はこういった仕事を楽だと感じるでしょう。具体的には接客が生じない仕事やチーム内での連携が必要最低限で済む仕事が当てはまります。   【人との直接的なコミュニケーション量が最低限の仕事例】 ・警備員 ・動画編集者 ・プログラマー ・Webライター ・Webマーケター ・ビルメンテナンス ・トラックドライバ― 数値的な目標やノルマを課されない 数字に追われずマイペースに働きたい方にとっては、数値的な目標やノルマを課されない仕事が楽に感じられるでしょう。   営業職や美容部員、アパレルショップのスタッフなどは目標やノルマを課されるケースが多いため、これらは避けるのが無難です。   大きな責任を負いにくい 大きな責任を負いにくいことも、精神的な負担が少ない仕事の特徴として挙げられます。たとえば医療関係の仕事の場合は人命を預かり、金融関係の仕事の場合は顧客のお金を取り扱うため、特にミスが許されません。   他にも、大きなプロジェクトを任されたり複数の部下のマネジメントを任されるようになると、仕事の規模が大きくなる分達成感ややりがいを感じやすくなりますが、責任の範囲も広がります。   どのような仕事でも最低限の責任は生じることになりますが、中でも売上や顧客の利益に直結する仕事や、メンバーを管理するようなポジションは特に責任が大きい傾向があるため注意が必要です。   業務量が一定で忙しくなりにくい 業務量が一定で忙しくなりにくいことも、精神的な負担が少ない仕事の特徴として挙げられます。   どういった仕事でも繁忙期などで一時的に忙しくなる可能性は否めませんが、自分のペースで働きたいと考えている方にとってはこういった仕事が楽に感じられるかもしれません。   【業務量が一定で忙しくなりにくい仕事例】 ・受付 ・事務職 ・警備員 ・ビルメンテナンス ・トラックドライバー ルーティンワークでイレギュラー対応が少ない 最後に、ルーティンワークでイレギュラー対応が少ないことも、精神的な焦りが生まれにくいという観点で楽な仕事の特徴といえます。   マニュアル通りに対応していれば問題なく働けるため、応用を利かせるのが苦手だという方に適しています。   【ルーティンワークでイレギュラー対応が少ない仕事例】 ・受付 ・事務職 ・警備員 ・ルート営業 ・トラックドライバー 正社員として働ける「体力的に楽な仕事」 一方、中には体力的に楽な仕事を探している方もいらっしゃるでしょう。体力的に楽な仕事の特徴としては下記が挙げられます。 ここではそれぞれの特徴に当てはまる、正社員として働ける仕事をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。   【正社員として働ける「体力的に楽な仕事」】 ・受付 ・事務職全般 ・建設作業員 ・ビルメンテナンス ・コールセンターのオペレーター ・PCを使用するクリエイティブ職全般 └システムエンジニア、プログラマー、デザイナー、Webマーケター、Webライターなど デスクワークである いわゆるデスクワークは体力的な負担が少ないだけでなく、空調が利いた快適な環境で働けるほか、職種によってはテレワークも可能なメリットがあります。   ただし、長時間座って働くことになるため不健康になりやすいほか、同じ環境で働き続けることから気分転換が難しいといったデメリットがあるため注意が必要です。   【デスクワークの仕事例】 ・事務職全般 ・コールセンターのオペレーター ・PCを使用するクリエイティブ職全般 └システムエンジニア、プログラマー、デザイナー、Webマーケター、Webライターなど 危険な業務がない 危険な業務がないことも体力的に楽な仕事の特徴の一つです。一般的には工事現場スタッフや漁業関連業者、農家、廃物リサイクル業者の仕事は危険が伴いやすいと言われています。   定時で帰りやすい 残業が少なく定時で帰りやすい仕事も体力的な負担が比較的少ない傾向があり、具体的には下記のような職種が挙げられます。   【定時で帰りやすい仕事例】 ・受付 ・事務職 ・建設作業員 ・ビルメンテナンス ・コールセンターのオペレーター ただし、実際に定時で帰れるかどうかは職場によって異なるため、下記のポイントを網羅している求人を探すのがポイントです。   【定時で帰れる仕事の見極めポイント】 ・シフト制である ・みなし残業制度がない ・定時に消灯するなどの規則がある ・イレギュラー対応が少ない仕事である 年間休日数が多い 年間休日数が多い仕事もワークライフバランスを保ちやすく、体力的な負担が少ないといえます。   厚生労働省「令和3年就労条件総合調査の概況」によれば、労働者1人平均年間休日総数は116.1日で、企業規模が1,000人以上の企業においては119.7日となっていることから、年間休日数が120日以上あれば平均より休日が多いといえます。   年間休日数が120日以上ある企業は完全週休2日制を採用していて、かつ祝祭日も休日としていることが一般的なため、求人をチェックする際のポイントとして念頭に置いておくと良いでしょう。   リモートワークが可能である リモートワークが可能な仕事もワークライフバランスを保ちやすく体力的な負担が少ない傾向があります。家事や子育てと仕事を両立しやすいほか、通勤時間を節約できる利点があるためプライベートの時間も確保しやすいでしょう。   さて、本記事では楽な仕事についてご紹介いたしましたが、自分にとって楽な仕事がどういったものなのかいまいちよくわからないという方は、転職エージェントに相談する方法が効果的です。   転職エージェントに相談すれば担当のキャリアアドバイザーがヒアリング内容を元に求職者それぞれにとって楽な仕事を一緒に探してくれるほか、適職を見つけるアドバイスをしてくれるため非常に心強いです。   求人紹介や選考対策などを講じてもらうこともでき、サービスによっては企業へ推薦してくれるケースもありますのでぜひ利用してみてください。 ▼関連記事 「転職エージェントとは」 「転職エージェント おすすめ」

2024.03.25

  • NEW

職場で「嫌われている」サイン7選|今すぐできる対処法7つもご紹介

「自分にだけあたりが強い」「周囲と自分の間に壁を感じる」など職場の人間関係に違和感を感じる場合には、嫌われているサインかもしれません。  ここでは嫌われている場合によく見られるサインを7つご紹介していきます。 さらに、嫌われている場合の対処法についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ 会話に入れてもらえない・自分だけ明らかに態度が違う・視線が合わないなどの違和感を感じたらそれは嫌われているサインの可能性がある 嫌われていると感じたら、職場以外に居場所を見つける・信頼できる人に相談する・転職するなど自分の状況に合った方法で対処をすることが大切である 職場で嫌われていると感じた際の対処法7選 職場で嫌われていると感じる際にはどのように対処をしていけば良いのでしょうか。ここでは対処方法を7つご紹介していきます。 仕事以外では周りと関わらない 周囲から避けられているなどの嫌われているサインに気付いた場合には、自ら関わりを持とうと積極的に話しかけたりはせず、一定の距離を置いたほうが良いでしょう。 もちろん、仕事に必要な会話は致し方ないですが、それ以外の会話についてはわざわざ口を出す必要はありません。 仕事を円滑に進めるうえではコミュニケーションは大切だと思って、会話に参加をしていたのかもしれませんが、相手から拒まれているのであれば無理に仲良くする必要はありません。 休憩時間はオフィスの外で過ごす、仕事が終わったらすぐに帰るなど、周りとの関わりを減らすことで自分自身にかかるストレスも軽くなるでしょう。 職場以外に居場所をみつける 職場で嫌われていると感じるのであれば、職場は「あくまで仕事をする場」であると割り切り、職場以外の人間関係を充実させるという手もあります。 プライベートでは一切仕事から離れ、友達や趣味の人間関係を充実させることで、仕事でストレスが溜まっていたとしても解消することができますし、プライベートのために頑張ろうと仕事を乗り切ることができるかもしれません。 仕事で成果を出して自己肯定感に繋げる 職場での人間関係がぎすぎすしていたとしても、仕事で成果を出すことで周囲からの信頼を得ることができるかもしれませんし、見られ方も変わり出世に繋がる可能性もあります。 また仕事で結果を残すことで、今の職場で働く意義を見つけることもでき、自己肯定感も高まり自分に自信を持つことができるかもしれません。 今は嫌われていると感じ辛いかもしれませんが、嫌われていることを原動力に周りを見返してやろうという反骨心を持って仕事を頑張ってみるのも良いでしょう。 理解者と接する頻度を増やす 職場の人全員(もしくは所属するチームの人全員)に嫌われているのであれば前述の方法が望ましいですが、そうではなく特定の人のみの場合には、自分を嫌っている人との適度に距離を置き、自分を理解してくれている人と接するようにしましょう。 距離をおいていれば、嫌味や悪口をいわれる頻度も減る可能性が高いですし、自分を理解してくれる味方がいると分かると会社に行く際の安心感も変わってくるはずです。 ただし、味方がいるからといって頼りすぎてしまうと相手が負担に感じてしまいますので、あまりにもいやがらせが改善されないようであれば、人事に相談するなど然るべき部門に相談したほうが良いでしょう。 「自分のため」に仕事していることを念頭に置く 憧れの職業・憧れの会社で働いている場合には、どんなに周りからの当たりがきつくてもすぐに会社を辞めたくないと感じるでしょう。 ある程度会社で経験を積めば、同じ業界内で転職をすることもできますし、成果が認められて出世をすることもできる可能性も少なくありません。状況が改善するまでにはかなりの時間がかかるかと思いますが、「自分のため」ということを念頭に置き、スキルアップを目指して頑張ってみましょう。 ただし、かなりきつい状況かと思いますので、家族や職場外の友人などに愚痴を聞いてもらう・相談するなどし、適度にストレスを発散させながら、心や身体を壊さないように無理のない範囲内で努力をすることをおすすめします。 信頼できる人に相談してみる 信頼して相談できる人がいるのであれば、ストレートに人間関係のトラブルについて相談することで改善できるかもしれません。 仮に自分に問題がある場合には客観的な意見を聞くこともできますし、場合によってはハラスメントだと認定され、部署を変えてもらうなどの対応をしてもらえることもあります。 ただし、相談する相手を間違えてしまうと状況がより一層悪化してしまう可能性も考えられますので、相談する前に、相談しようとしている人と自分を嫌っている人との関係性を事前に情報収集するなどし、外部に情報を漏らさず適切に対応をしてくれると信頼できる人に相談をしましょう。 転職をする どうしても自分だけでは対処がしきれない、信頼できる人にも相談したが改善がみられないような場合には、思い切って転職をすることも一つの手です。 人間関係のトラブルが問題で仕事が円滑に回らない、自分自身のスキルアップに問題が生じているのであればなおさら、将来を考え転職をしたほうが良いでしょう。 特に若い頃の働き方は自分のキャリアに大きく影響を与えますので、仕事でキャリアアップを目指しているのであれば、職場環境を変えることも大切です。 ただし、今の職場から逃げたいという気持ちだけが先行して、今以上に労働環境の悪い職場に転職してしまっては大変ですので、転職をする際には、職場環境をしっかり吟味するなど慎重に行動しましょう。

2024.03.22