ベンチャー・スタートアップ企業に強い転職エージェント10選｜失敗しない選び方もわかりやすく紹介

※本記事は弊社公式サービスならびにアフィリエイト広告によるマイナビ等のプロモーションを含み、お申込みがあった場合に、広告主より報酬を受け取る場合があります。
※「キャリアトラス」は、厚生労働大臣から有料職業紹介事業（許可番号13-ユ-313782）の許可を受けている株式会社ネオキャリアが運営する就職・転職情報サイトです。

「転職エージェントを利用したいけどどれを利用すれば良いかわからない」とお悩みではありませんか？転職エージェントには種類が多く、ベンチャー・スタートアップ企業に強いものに絞ってもその数は決して少なくありません。

そこで本記事ではベンチャー・スタートアップ企業に強い転職エージェントの中でもおすすめのものをご紹介いたします。転職エージェントの選び方や併用すべきサービスも併せてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

ベンチャー・スタートアップ企業に強いおすすめの転職エージェント

転職エージェントは大きく「総合型」「特化型」に分けられます。前者は年齢や性別、業界を細かく区切ることなく全体的にカバーしており、後者は特定の年齢や業界に強みをもつ特徴があります。

希望業界や職種が決まっている方は特化型を利用することで求人を絞り込みやすくなるほか、特定業界に精通したキャリアアドバイザーからその領域ならではの情報を教えてもらえるため便利ですが、求人数では総合型より劣るのが難点です。

ベンチャー・スタートアップ企業を狙う場合は総合型も活用して可能性を広げつつ、必要に応じて特化型を利用するのがおすすめです。

そこでここでは総合型、特化型の中からおすすめのものを厳選してご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

doda

「doda」はパーソルグループが運営する転職エージェントで、転職サイトとエージェントの2つの機能を併せ持っているということもあり求人数が多い点が特徴です。ベンチャー企業やスタートアップ企業の求人も豊富となっています。

サービスを利用した人の生の声

ここからは、実際にエージェントサービスを利用した方への取材を元に、より詳しいサービスの内容をお届けします。

企業ごとの担当者から詳しい情報をもらえる！

dodaはキャリアアドバイザーと企業側の担当者の分業制が進んでおり、企業ごとに窓口が異なります。
そのため、その企業の詳しい仕事内容や雰囲気、対策情報などより詳しい情報を得ることができるでしょう。

担当者ごとに連絡を取り合う必要があるため、自身でスケジュール管理ができる方や連絡がマメな方であれば、しっかりエージェントを活用することができるでしょう。

無料で相談する　＞

【20代】マイナビジョブ20s

「マイナビジョブ20's」はマイナビグループ唯一の20代専門転職エージェントです。年間約75,000人の20代が登録しており、ベンチャー企業やスタートアップ企業の求人も豊富となっています。

利用者数は430,000人、全ての求人が20代を対象としており、その76％以上が未経験OK求人ということで、20代でベンチャー企業、スタートアップ企業を目指す方におすすめです。

サービスを利用した人の生の声

ここからは、実際にエージェントサービスを利用した方への取材を元に、より詳しいサービスの内容をお届けします。

▼アプリ画面のキャプチャ

キープレイヤーズ

「キープレイヤーズ」はベンチャー企業やスタートアップ企業への転職に強みを持つ転職エージェントで、転職以外も視野に入れた長期的な目線でサポートしてくれるのが魅力です。

スタートアップ企業やベンチャー企業への転職のメリットだけでなく、デメリットも考慮して客観的かつ正直に情報提供を行ってもらえます。

また「転職はあくまでも通過点」としてその後のキャリアアップを第一に考えてくれるため、悔いのない転職先選びを目指すことができるでしょう。場合によっては転職しないことも一つの選択肢として考えてもらえます。

面談などの詳細は公式サイトには掲載されておらず、まずは問い合わせフォームから連絡するスタイルです。公式サイトによるとSNSから連絡したほうが早く返答が返ってくるとのことですので、公式サイトからLINEに登録すると良いでしょう。

パソナキャリア

「パソナキャリア」はハイクラス転職・管理部門転職のエキスパートといえる転職エージェントで、求人の約半数が年収800万円以上のハイクラス求人です。ベンチャー企業やスタートアップ企業を狙っている中でもハイクラス層に向いています。

取引実績企業30,000社以上、累計転職支援実績590,000人、年収アップ率61.7％を誇り、「管理部門の転職」「年収1200万円以上の転職」「女性の転職」それぞれに特化して支援してくれるのが特徴です。

マッチング力と提案力に強みがあり、400名のキャリアアドバイザーの中から業界専任の担当者が細やかにサポート、年収交渉も代行してくれます。求人の約70％が日本の上場企業の求人という点も魅力で、パソナキャリア限定の求人は1,200件以上も存在します。

また、求人の約60％が非公開求人となっており、大手企業・有名企業の求人が多く、幹部クラスの求人もあります。非公開求人ということで好条件にもかかわらず競争倍率を抑えられるメリットがありますので、ベンチャー企業やスタートアップ企業に転職して年収UPを実現したい方はぜひこちらもチェックしてみてください。

プロコミット

「プロコミット」はベンチャー企業やスタートアップ企業への転職に強みを持つ転職エージェントです。創業間もないスタートアップからIPO準備企業、メガベンチャーまで、あらゆる企業の求人を保有しています。

この転職エージェントには職務経歴書の表面的な情報を鵜呑みにせず、書類だけではわからない求職者のポテンシャルを見出し、それを最大限発揮できる企業を紹介してくれる魅力があります。

一般的な転職エージェントは求職者一人に対して一人のキャリアアドバイザーがつくため、そのキャリアアドバイザーの見解によってその後の転職活動の方針が左右されますが、プロコミットにおいては在籍しているキャリアアドバイザー全員がチームとなって対応してくれるため、一人の担当者の意見に左右される心配がありません。このような背景から、コンサルタント受賞歴は下記のようになっています。

大手企業の求人も用意されていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

マイナビエージェント

「マイナビエージェント」は全年齢を対象とした総合型エージェントで取り扱い業界も幅広く、ベンチャー企業やスタートアップ企業の求人も豊富となっています。キャリアアドバイザーの丁寧さにも定評があり、LINEやメールで気軽に相談可能である点が魅力です。

サービスを利用した人の生の声

ここからは、実際にエージェントサービスを利用した方への取材を元に、より詳しいサービスの内容をお届けします。

気軽に相談しやすい雰囲気で20代の若手でも使いやすいサービス

「マイナビエージェント」は20代の若手層の転職実績が豊富なため、面談もフランクで和やかな雰囲気でおこなってもらえ、転職活動初心者であっても緊張せずに使えるサービスといえるでしょう。

LINEの相談にも対応しており、在職中で忙しい方でも自分のペースで転職活動を進めることができそうです。

リクルートエージェント

「リクルートエージェント」は求人数業界TOPクラスを誇る転職エージェントで、2024年10月時点での公開求人数は約476,000件、非公開求人数は約404,000件を誇ります。こちらも全年齢を対象としており取り扱い業界が幅広く、ベンチャー企業やスタートアップ企業の求人も豊富に保有しています。

サービスを利用した人の生の声

ここからは、実際にエージェントサービスを利用した方への取材を元に、より詳しいサービスの内容をお届けします。

業界No.1の圧倒的な情報量とAIによるデータマッチングが強み

リクルートエージェントは業界トップクラスの求人保有量と、転職支援実績No.1の豊富なデータを元にしたデータマッチングが魅力です。

毎日、自動でアプリに十数件ペースで最新の求人情報が届くため、たくさんの可能性の中から自分に合った企業を見つけられるのも大きな利点です。

また、アドバイザーが業界ごとに担当が分かれており、専門知識を元にしたアドバイスを受けることが可能となっています。

CONCORD EXECUTIVE

Goodfind Career

「Goodfind Career」はベンチャー企業、スタートアップ企業に強みを持つ転職エージェントで、社員数名規模のスタートアップ企業から上場ベンチャー企業までを網羅しています。

ベンチャー・スタートアップ領域特化支援15年の実績と信頼があり、CxO・経営幹部候補など非公開求人や独占求人が多数用意されています。

このサービスの強みは転職を前提としないキャリア相談で、転職のほかにも現職に残る、起業する、留学するといったあらゆる選択肢を前提に、長期的な目線に立ったキャリアプランを提案してもらえます。

紹介企業を厳選しているのも特徴で、「将来有望な市場からしか未来のビジョナリー・カンパニーは生まれない」という考えのもと人口動態や先端技術などから今後高い成長率が期待できる市場が選定されています。

マーケットの将来性や経営チームのメンバー・カルチャー、事業ポジション、競合優位性などを加味して企業を紹介してもらえるため、納得のいく転職先を見つけることができるでしょう。

REMEDY

「REMEDY」は日系大企業、外資系コンサルティングファーム、メガベンチャー、急成長中スタートアップなど、計6,000件以上を保有しているハイクラス向けの転職エージェントです。

外資系コンサル（Bain&Company、BCG、Deloitte、KPMGなど）、不動産ファンド（みずほ不動産投資顧問）、M&A仲介会社など、各業界のトップ企業出身者であるヘッドハンターに転職をサポートしてもらえ、限定求人から人気企業の求人まで豊富となっています。

ヘッドハンターが経営者に直接ヒアリングを行っていることから、企業が採用を強化しているポジションについての詳細情報を共有してもらえる点もポイントです。転職後までを見据えたキャリア設計についてもアドバイスを得られます。

選考対策については過去データをもとに業界出身者から徹底対策を受けられます。また1営業日以内に連絡が来て深夜でも相談可能ということで、仕事で忙しいハイクラス人材にとてもおすすめです。実際に下記のような実績も上げています。

公式サイトではキャリアアップ事例などもご覧いただけますので、気になる方はぜひこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。

【条件別】ベンチャー・スタートアップ企業に強いおすすめの転職エージェント

次に、ベンチャー・スタートアップ企業に強いおすすめの転職エージェントを条件別でご紹介いたします。

ベンチャー・スタートアップ企業に強いおすすめの転職エージェント

REMEDY

「REMEDY」は日系大企業、外資系コンサルティングファーム、メガベンチャー、急成長中スタートアップといった計6,000件以上を保有しているハイクラス向けの転職エージェントになります。

外資系コンサル（Bain&Company、BCG、Deloitte、KPMGなど）、不動産ファンド（みずほ不動産投資顧問）、M&A仲介会社など、各業界のトップ企業出身者であるヘッドハンターに転職をサポートしてもらえます。限定求人から人気企業の求人まで豊富です。

ヘッドハンターが経営者に直接ヒアリングを行っていることから、企業が採用を強化しているポジションについての詳細情報を共有してもらえる点も魅力です。転職後までを見据えたキャリア設計についてもアドバイスをしてもらえます。

選考対策については過去データをもとに業界出身者から徹底的な対策を受けられます。また1営業日以内に連絡が来て深夜でも相談可能ということで、仕事で忙しいハイクラス人材にとてもおすすめで、実際に下記のような実績も上げています。

公式サイトではキャリアアップ事例などもご覧いただけますので、気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください。

＜女性向け＞ベンチャー・スタートアップ企業に強いおすすめの転職エージェント

Goodfind Career

「Goodfind Career」はベンチャー企業、スタートアップ企業に強みを持つ転職エージェントです。社員数名規模のスタートアップ企業から上場ベンチャー企業まで網羅的に取り扱っています。

ベンチャー・スタートアップ領域特化支援15年の実績と信頼があり、CxO・経営幹部候補など非公開求人や独占求人が多数用意されています。

このサービスは"転職を前提としないキャリア相談"に強みがあり、転職のほかにも現職に残る、起業する、留学するといったあらゆる選択肢を前提に、長期的な目線に立ったキャリアプランを提案してもらえます。今後ライフプランが変化していく可能性が高い女性も将来を見据えたキャリアを相談できるためおすすめです。

紹介企業を厳選しているのも特徴で、「将来有望な市場からしか未来のビジョナリー・カンパニーは生まれない」という考えのもと人口動態や先端技術などから今後高い成長率が期待できる市場が選定されています。

マーケットの将来性や経営チームのメンバー・カルチャー、事業ポジション、競合優位性などを加味して企業を紹介してもらえるため、納得のいく転職先を見つけられるでしょう。

＜未経験者向け＞ベンチャー・スタートアップ企業に強いおすすめの転職エージェント

doda

「doda」はパーソルグループが運営する転職エージェントです。転職サイトとエージェントの2つの機能を併せ持っているということもあり求人数が多く選択肢が幅広いため、未経験からベンチャー・スタートアップ企業を目指す方におすすめです。

サービスを利用した人の生の声

ここからは、実際にエージェントサービスを利用した方への取材を元に、より詳しいサービスの内容をお届けします。

企業ごとの担当者から詳しい情報をもらえる！

dodaはキャリアアドバイザーと企業側の担当者の分業制が進んでおり、企業ごとに窓口が異なります。
そのため、その企業の詳しい仕事内容や雰囲気、対策情報などより詳しい情報を得ることができるでしょう。

担当者ごとに連絡を取り合う必要があるため、自身でスケジュール管理ができる方や連絡がマメな方であれば、しっかりエージェントを活用することができるでしょう。

無料で相談する　＞

ベンチャー・スタートアップ企業に転職するメリット

ちなみに、ベンチャー・スタートアップに強い転職エージェントを利用すべきか迷っている方に向けて、ここでベンチャー・スタートアップに強い転職エージェントを利用するメリットをご紹介したいと思います。

成果次第で高収入を稼ぎやすい

大手企業は年功序列であることが一般的で、勤続年数を重ねれば安定的に年収が上がっていきますが、若手のうちから飛躍的に収入を上げることは難しい傾向があります。一方、ベンチャー企業は成果を上げれば若く経験が浅くとも成果次第で高い収入やポストを目指せます。

成長しやすい

ベンチャー企業には、その他の一般企業に比較して成長しやすい環境が用意されているという利点があります。ベンチャー企業は組織自体が成長過程にあるため、細かい教育体制などが整備されていない分入社後は試行錯誤しながら働いていくことになります。

一つの施策を走らせるにあたって自力で調べなければならないことや、初めての取り組みだからこそ失敗してしまうことも多いですが、その分幅広い業務や知識に触れることができ、スピーディーに経験値を高められるのです。

自分の裁量で働ける

先ほどお伝えしたようにベンチャー企業は成熟する前段階の企業だからこそ、一つひとつの業務についてマニュアルが整備されているといったことはあまり考えられません。

決まったことだけをただ指示された通りにこなすのではなく、一人ひとりが自分の考えを大切にしながら行動することができるためやりがいを感じやすいメリットがあるのです。自分たちの柔軟な発想で新たにルールを作っていける点も嬉しいポイントといえるでしょう。

経営者との距離が近い

メガベンチャーを除き、大手企業などと比較するとベンチャー企業は従業員規模があまり大きくないため経営者の近くで働ける利点があります。企業によってはチームとして経営者と一緒に働く場合もあるでしょう。

経営者が近くにいる環境下では彼らの持つ視点や考え方に自然と触れられるため、特に今後独立や起業を考えている方にとっては最高の学びの場となるはずです。

スピード感が早い

大手企業など従業員規模の大きい企業においては、一つの外部企業と契約を交わすだけでもあらゆる関係部署に許諾を得なければなりません。幾度となく会議を繰り返しあらゆる部署に稟議書を提出し、時には許諾を得るため新たにデータ収集を求められることもあるでしょう。意思決定から実際に施策の着手にこぎつけられるまでの時間が長くなりやすいのです。

その点、ベンチャー企業などの従業員数が少ない企業においては一人ひとりに与えられる裁量権が大きい分、スピーディーに業務を進められます。

ベンチャー・スタートアップ企業に転職するデメリット

一方、ベンチャー・スタートアップ企業に転職する場合は下記のようなデメリットが見られます。

業務量が多くなりやすい

ベンチャー企業は従業員人数がさほど多くない中で急成長を目指す組織ということで、一人ひとりに課せられる業務量が多くなりやすいデメリットがあります。

新たな業務が生じることも多いですが教育制度が整備されているわけではなく、企業として初めての試みの場合は担当者が一から情報をリサーチして試行錯誤していくことになるため、精神的、体力的な負担は決して少ないとはいえないでしょう。

待遇に満足できない場合がある

ベンチャー企業は大手企業と比較して資金力があまり安定しておらず、給与や福利厚生の内容に対して納得できない可能性があります。同じ業界内で別の大手企業と照らし合わせた際に、自社の給与水準や待遇の低さに落胆するケースもあるでしょう。

上述の通りベンチャー企業は成果次第で高い収入を得られますが、転職したてのタイミングではなかなか高い収入を期待できません。ちなみに、中でも好待遇のベンチャー企業求人を求めている方は下記のような転職エージェントを利用すると良いでしょう。

教育体制が整っていない場合がある

先ほどもお伝えしましたが、ベンチャー企業は成長過程の組織だからこそ教育体制が整っていないことが一般的で、急成長を目指しているからこそ新人教育に十分なリソースを割けずにいる企業が少なくありません。

新しい業務を始める際には都度自力で情報収集を行い、場合に応じてセミナーを受けるなどの学習が必要になります。成長の機会としてポジティブに取ることもできますが、大手企業に比較して遠回りをせざるを得ない点についてはデメリットといえるでしょう。

職場の方針に馴染めない場合がある

全てのベンチャー企業に当てはまることではありませんが、中でも独自の経営スタイルや方針を立てている企業の場合、うまく馴染めないケースもあるでしょう。

ベンチャー企業の経営方針や戦略の立て方、社風といった部分は経営者によって左右されるため、賛同できない場合は大きなストレス源となる可能性があります。

ベンチャー・スタートアップ企業に転職したほうが良い人

先ほどベンチャー・スタートアップ企業に転職するメリット・デメリットをご覧いただきましたが、具体的には下記のような方にベンチャー・スタートアップ企業はおすすめといえます。

新しいことにチャレンジしたい人

ベンチャー・スタートアップ企業は新しいことにチャレンジしたい方におすすめです。上述の通り、ベンチャー企業では急成長を目指して常に新しい施策や事業にチャレンジしています。

新たな取り組みについて担当者が一から戦略を練り、情報収集やヒアリングを行うなどして試行錯誤を繰り返しながら進めていきます。一人ひとりに与えられる役割が多いからこそ、新しいチャレンジを通してたくさんの経験を積めるでしょう。

自らの考えで働きたい人

ベンチャー・スタートアップ企業は一人ひとりに大きな裁量権が与えられるため、チームで意思疎通を図り同意を得ることも必要ですが、細かい部分は自分の考えに則って働くことができます。全てをマニュアル通り型にはめて働く必要がないため、自由度が高く感じられるでしょう。

自己管理が得意な人

ベンチャー・スタートアップ企業は与えられる裁量権が大きく自由度が高いですが、着実に成果を出すことを求められます。ヒントがない中で働くことも少なくないため、自己管理能力がなければ円滑に業務を進めることが難しい傾向があります。

場合によっては仕事とプライベートを切り分けるのが難しく常にストレスがかかってしまう可能性もあるため、ベンチャー・スタートアップ企業は自己管理が得意な方に向いているといえます。

将来独立・起業を考えている人

先ほどもお伝えしたように、ベンチャー・スタートアップ企業は経営者との距離が近いからこそ、将来独立や企業を考えている方におすすめです。経営者の考え方やスタンスといった内面から仕事のこなし方まで、傍で学ぶことができるでしょう。

ベンチャー・スタートアップ企業への転職におすすめの転職サイト

ベンチャー・スタートアップ企業を目指す場合には、転職エージェントの他にもぜひチェックしておきたい転職サイトがありますので、ここで一部ご紹介したいと思います。

ビズリーチ

「ビズリーチ」は優良企業や一定の基準を満たしたヘッドハンターから直接スカウトが届く転職サービスで、導入企業数23,500社、利用者2,000,000人を誇ります。ベンチャー企業、スタートアップ企業の求人も多く、ハイクラス向けということで年収1,000万円以上の求人が3分の1以上を占めています。

こちらの利用パターンには「企業からのスカウトに返信して進める方法」「ヘッドハンターからのスカウトに返信して進める方法」の2つがあり、企業からのスカウトに返信した場合には企業と直接コンタクトを取れるため、効率的・主体的に転職活動をしたい方におすすめです。

一方、一定の基準を満たした登録ヘッドハンターからのスカウトに返信した場合には秘匿性の高い非公開求人を提案してもらえたり、細かい選考対策を講じてもらえたりします。

自分の市場価値を知るために利用しているユーザーもかなり多いと言われており、長期的な目線での転職を考えている方にも向いています。実際の利用の流れは下記の通りです。

ビズリーチには無料プランと有料プランがあり、前者は「プラチナスカウト（企業・ヘッドハンターから届くスカウトメール）」のみ閲覧・返信が可能ですが、後者は全てのスカウトの閲覧・返信、及び全ての求人の検索・閲覧、応募が可能になります。気になる方はぜひチェックしてみましょう。

doda X

「doda X」はパーソルキャリアが運営しているハイクラス向けの転職エージェントで、「ヘッドハンティングサービス」「求人紹介サービス」「企業スカウトサービス」の3つを利用することができます。

ハイクラス向けのサービスということで年収800万円～2,000万円の非公開求人を保有しています。企業の経営戦略や事業戦略に直結するような秘匿性の高い求人も多いのが特徴で、ベンチャー企業、スタートアップ企業の求人も豊富となっています。

大手企業、優良企業からのスカウトも受けられますが、自ら応募することもできます。専門知識のあるヘッドハンターがサポートしてくれるということで仕事で忙しい方でもスムーズに転職活動を進められます。

転職前後で年収が200万円ほどアップしている事例も複数見られますので、キャリアアップをしたい、年収アップを実現したいという方はぜひ利用してみてください。

Green

「Green」はIT・Web業界に特化した求人サイトで、ベンチャー企業やスタートアップ企業の求人が豊富です。約60％の掲載企業が従業員数100人以下となっており、優良ベンチャー企業の求人が日々増えています。

「気になる」機能で興味のある企業にアピールして企業とマッチングした場合には、面接前にカジュアル面談を受けられるため、事前に企業の雰囲気を掴むことができます。

登録するだけでスカウトが届くほか、現社員の口コミ情報も閲覧でき内情を詳しくリサーチすることが可能ですので、ぜひチェックしてみてください。

ベンチャー・スタートアップ企業に強い転職エージェントの選び方

ちなみに、転職エージェントを活用する際にはいくつかのエージェントを併用して間口を広げつつ転職先を探すのがポイントですが、何社も同時に利用し続けることは現実的ではないため、繰り返しになりますがまずは5、6社を利用してみて最終的に自分に合うと感じた2、3社程度に絞って利用していくのがおすすめです。

ここでは一番最初の段階でエージェントを吟味するためのコツをご紹介いたしましょう。

希望業界に強く求人が充実しているか

転職エージェント選びにおいては「自分が求める求人がいかに充実しているか」が重要です。ベンチャー企業やスタートアップ企業のみを視野に入れている場合は、特化型の転職エージェントを利用すると効率的に求人を探せるでしょう。

ただし、可能性を広げるという意味では全業界に対応した総合型の転職エージェントにもメリットがあるため、場合によってはこれらを併用する観点も大切です。

非公開求人の保有数が多いか

中でも人気の職種の求人などは採用数が限られていることもあり「より効率的に採用を行いたい」「競合他社に動きを察知されたくない」といった企業側の観点から、一般公開されない「非公開求人」として募集をかけられていることも多くなっています。

この非公開求人へは転職エージェントを介さなければ応募できませんが、一般公開されていない分好待遇で年収が高いケースも少なくありません。転職エージェントを選ぶ際には、転職エージェントが保有している非公開求人の数にも注目してみましょう。

自分が対象者に含まれているか

ベンチャー企業やスタートアップ企業に特化した転職エージェントでも年齢的に対象から外れていたり、経験者のみを対象にしていて未経験者向けの求人がない場合があります。

自分が対象から外れている転職エージェントを利用しても紹介してもらえる（希望に沿う）求人は限られてしまうため、転職エージェントを利用する前には「自分がそのサービスの対象者に含まれているか」「自分が利用するサービスとして適切か」についてもチェックしましょう。

サポート内容が充実しているか

転職エージェントを選ぶ際には、サポート内容が充実しているかどうかも大切なチェックポイントです。

転職エージェントでは求人紹介や選考書類の添削・作成、面接対策、企業との面接日程の調整や入社条件の交渉などを行ってくれるのが一般的ですが、中には無料個別相談や細かい模擬面接を実施しているところも存在します。

ベンチャー企業・スタートアップ企業特化型の転職エージェントの場合はそういった企業の出身者がキャリアアドバイザーとして在籍しているケースも多く、深い知見をもとにした求人紹介や選考対策を受けられます。転職エージェントそれぞれでサポート内容や強みが異なりますので、事前に特徴を確認したうえで利用すべきかを判断しましょう。

直近の口コミ評価の内容が良いか

転職エージェントを選ぶ際にはGoogleやX（旧Twitter）などの検索エンジンやSNSでサービス名を調べ、どういった口コミが寄せられているかをチェックして振るいにかけるのもコツとして覚えておきましょう。

口コミの評価が低い場合には期待しているようなサービスを受けられない可能性があります。ちなみに、口コミ評価をチェックする際にはその平均値だけを見て判断するのではなく、直近の口コミに注目してみてください。

というのも、評価の平均値が低いからといって必ずしもサービスの質が低いとは言い切れないためです。数年前に寄せられている口コミの評価が低く全体の評価を下げてしまっていたとしても、その後サービス内容が改善されている場合があります。

口コミ評価の平均値があまり高くない場合には、直近の口コミもチェックすると良いでしょう。

ベンチャー・スタートアップ企業に強い転職エージェント・利用の流れ

ベンチャー・スタートアップ企業に強い転職エージェントの種類は多いですが、どれも基本的な使い方は共通しています。ここで全体の利用の流れを把握しましょう。

１．会員登録

転職エージェントを利用する際にはまずサービスへの登録が必要になります。公式サイト内にある登録ボタンなどから登録フォームへ移り、個人情報や希望業界などの必要事項を入力して登録しましょう。完了したらそのまま面談日時の予約に移っていきます。

中には登録後に転職エージェントから電話かメールで連絡を受け、そこで面談日時を決めるケースもあります。

２．面談・カウンセリング

面談日時を決定したら、次はキャリアアドバイザーとの面談です。

多くの転職エージェントではマンツーマンで面談を行っており、近年では対面形式に加えて電話やWeb会議ツールを使用してのオンライン面談を実施しているところが多くなっています。形態はエージェントによって様々ですが、求職者が面談形式を選べる場合もあります。

面談では現在の転職活動の状況や転職先に対する要望などについて、キャリアアドバイザーからヒアリングを受け、適宜転職相談も行う流れになります。

現時点で転職先に求める要件や仕事選びの軸が定まっていなくても、キャリアアドバイザーに相談することで今まで気づくことができなかった自分の傾向やこだわり、隠れた強みや適性などを発見しやすくなるでしょう。

３．求人紹介

志望業界や職種、勤務地といった求職者の希望を踏まえたうえで、面談を通じてキャリアアドバイザーが適性があると客観的に感じた企業を紹介してもらえます。

Web上では閲覧できない非公開求人を紹介してもらえたり、転職エージェントが独自に持っている特別選考ルートで面接をスキップできたり、企業へ自分を推薦してもらえたりします。

中には「自分に合っていない企業を紹介されるかもしれない」という不安を感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、優良なキャリアアドバイザーは”その求職者に本当に合った企業”を紹介するよう努めているため、心配は無用です。

というのも転職エージェントが紹介した求職者が入社後短期離職した場合、入社時に企業からエージェントに支払われた代金の一部を返金しなければならないのが一般的で、そうなると担当したキャリアアドバイザーの成績にも影響が出るためです。

基本的に転職エージェントは”その求職者が長く働けると考えられる企業”に絞って紹介しています。自分の希望と完全に合致していない企業を紹介された場合は、なぜその企業を紹介してくれたのかを細かく確認したうえで、ぜひ自分の可能性を広げられると良いでしょう。

ちなみに、紹介された企業との面接日程の調整や内定辞退の連絡、入社条件の交渉などは全て転職エージェントに代行してもらえます。

４．選考対策

応募する企業が決まったら次は選考対策に移ります。企業に好印象を与えられるような職務経歴書の作成のサポートを受けられるほか、応募先企業の過去の傾向を踏まえた面接対策も実施してもらうことができます。

書類を作成できたら転職エージェントが応募手続きを行ってくれ、通過した場合には面接日程の調整も代行してくれます。

万が一面接を通過できなかった場合にはキャリアアドバイザーが一緒に振り返りを行ってくれるため、その際に受けたアドバイスを次の面接に活かせるでしょう。

５．内定・入社までのサポート

応募先企業から内定をもらい、内定承諾をすると、承諾した条件にて入社となります。内定を得た後は求職者が個人で直接企業と連絡を取ることになりますが、何か相談したいことがあれば転職エージェントがフォローしてくれるでしょう。

ちなみに内定が出たら必ず入社しなければならないというルールはないため、入社を辞退したい場合には担当のキャリアアドバイザーに伝えてください。

ベンチャー・スタートアップ企業への転職でよくある質問

最後に、ベンチャー・スタートアップ企業への転職によくある質問とそれぞれについての回答を掲載いたしますので、ぜひこちらも転職活動にお役立てください。

そもそもベンチャー企業、スタートアップ企業ってどんな企業？

ベンチャー企業とスタートアップ企業ではビジネスモデルが異なります。前者は既存のビジネスモデルをベースに独自の技術やアイデアによって事業を展開していくもので、後者はこれまでにない革新的な技術、発想によって新たなビジネスモデルを構築していくものになります。

スタートアップ企業については、起業段階からM&AやIPOなどによる短期間での利益回収を意識しているところも見られます。

未経験者でもベンチャー・スタートアップ企業に転職できる？

未経験者を歓迎しているベンチャー・スタートアップ企業の求人は多くあります。採用枠を勝ち取るにはスキルや経験を存分に発揮できる職場を狙うのがポイントです。経験業界、あるいは経験職種に的を絞って求人を探すと良いでしょう。

大手企業とベンチャー・スタートアップ企業ならどちらを選ぶべき？

大手企業は組織体制が安定しており、明確なキャリアパスや教育制度が用意されているケースが多いです。

一方、ベンチャー企業は幅広いスキルや経験を積みやすいほか自らの裁量で働きやすいなどのメリットがありますが、大手企業に比較して安定性に欠けるといったデメリットが見られるため、「リスクを取ってでもベンチャー企業の恩恵に預かりたい」と感じるか否かで考えると良いでしょう。