計画性をアピールする自己PRの書き方|他の就活生と一味違う例文4選

「就活の自己PRで計画性をアピールしたいけどどう書けば良いかわからない」
「そもそも自己PRで計画性をアピールしても問題ないの?」

このように、自己PRで計画性をアピールしたいもののどのように進めれば良いのかよくわからないとお悩みの就活生は多いことと思います。本記事ではそういった就活生に向けて、計画性をアピールする際の自己PRの書き方をご紹介いたします。

例文も掲載しておりますのでぜひ参考にしてください。

この記事のまとめ

  • 就活の自己PRで「計画性」をアピールするのはアリ
  • 就活の自己PRで「計画性」をアピールする場合「短所として捉えられない工夫」「別の言葉への変換」「計画を立てた際のこだわりの明記」が重要
 

就活の自己PRで「計画性」をアピールするのはアリ?

 

そもそも就活の自己PRで「計画性」をアピールするのはアリなんだろうかとお悩みの就活生もいるかと思いますが、結論からいえばアリです。ただし、ただ計画性があるだけで実行に移せなかったり結果に繋げられなかったりする可能性があります。

就活の自己PRで計画性をアピールするにあたっては、どういった目標や課題に対して何を考え、どういう意図をもって計画を立てたのか、そしてそれをどのように実行しどういった結果に繋げることができたのかまでを併せて述べることで、ご自身が持っている計画性によって具体的な成果に繋がることを採用担当者に伝えるのが重要です。

就活の自己PRで計画性をアピールする際のポイント

就活の自己PRで計画性をアピールするにあたっては、下記のポイントを押さえておくと周りの就活生と差をつけられるためぜひ念頭に置いておくと良いでしょう。

短所として捉えられぬように伝える

「計画性」という言葉は、アピールの仕方によって「融通が利かない」「慎重すぎて意思決定や判断に時間がかかる」などと短所として捉えられてしまう可能性があります。

計画性があると同時に協調性があることをアピールしたり、場合によっては計画を立てるよりも先にアクションを起こすこともあるなどの柔軟性をアピールしたりすると、ネガティブな印象を与えにくくなるでしょう。

「計画性」を別の言葉に変換する

「計画性」という言葉は抽象度が高いため、ただ「私の強みは計画性があることです」とだけ述べても本当に伝えたいことが採用担当者に伝わらない可能性があります。

そこで、計画性という言葉を別の言葉に変換することで具体性を持たせられるほか、他の就活生との差別化にもなるためおすすめです。ぜひ下記の表現を参考に、自己PRに使おうと考えているエピソードに沿った言い換えを考えてみましょう。

目標に向けてスケジュールを立て実行することができる
ゴールから逆算して計画を立てることができる
自己管理や時間管理が得意である
リスク管理が得意である
限られた期間で成果を出せる
物事を効率的に進められる

計画を立てた際のこだわり・工夫も盛り込む

就活の自己PRで計画性についてアピールするにあたっては、その計画を立てた際のこだわりや工夫も盛り込むことで計画性の高さが伝わりやすくなるほか、その計画力があって初めて成果に繋がったと採用担当者に感じてもらうことができます。

実際にどういった計画を立てたのかを伝える際には、具体的な数値を用いるとより説得力が増すためおすすめです。

就活で計画性をアピールする自己PRの書き方

実際に就活の自己PRで計画性をアピールするにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは具体的な書き方をご紹介いたします。

まずは結論として、志望企業にアピールしたい強みを端的に伝えます。冒頭で結論を伝えることで、採用担当者はその先の内容を想像することができ、理解度を高めることができます。

ここでは冒頭でお伝えしたポイントを念頭に置きつつ、ご自身が持つ「計画性」という強みの中でもできるだけその企業が求める人物像に近づけるような要素やそれに付随するエピソードを選んでアピールするようにしましょう。

次に、その強みがあることを証明できるエピソードをできるだけ具体的に書きます。その経験の中で生じた課題や目標のほか、その課題や目標に対してどのようなアクションを起こしたかまでを詳細に書いてください。

それによりアピールしたい強みに説得力を持たせられるほか、ご自身の人柄についても採用担当者に知ってもらうことが可能になるはずです。

ここまで終えたら結果を書きます。第三者でもその結果がどれだけ大きなものであるかを理解できるよう、数字などを用いて定量的に書くと良いでしょう。

そして最後はここまで伝えてきた長所をどのように志望企業の業務に活かしていくのかを書いて締めくくります。

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【活動別】就活の自己PRで計画性をアピールする例文4選

最後に、就活の自己PRで「計画性」をアピールする例文をアルバイト、部活動などの活動別にご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

●結論⇨
●エピソード⇨
●結果・学んだこと⇨ ピンク
●入社後⇨ オレンジ

アルバイト編

私の強みはあらかじめ計画を立てることで、その時すべきことが何かを明確にし効率的にアクションを起こせる力があることです。
大学時代アルバイトとして働いていたレストランではホール業務を任されていたのですが、当初はスタッフ同士の連携がうまく取れていないことからお客様のもとへ料理が届くのに時間がかかる、オーダーをキッチンに伝える前に失念してしまうなどの課題が見られました。そこで私はその日のメンバーを確認したうえでその日一日の役割分担を細かくスケジュールに落とし込み、その時誰が何をすべきなのかを視覚で把握できるようにしました。
結果、スタッフ同士の円滑な連携が取れるようになり、私のスケジュール管理シートはキッチンでも運用されることになりました。
入社後はこの計画性を活かし、課題解決に向けてより効果的なアクションを取れるよう努めたいと思います。

部活動編

私には高い目標に向けて細かい計画を立て、着実に実行に移せる強みがあります。
大学時代はサッカー部に所属していたのですが、私たちのチームは歴代弱小でメンバーの士気も低い状態でした。そこで私は県大会出場という目標を掲げ、サッカー経験が特に長い選手としてチームの強化に努めることを決めました。メンバー一人ひとりの練習風景を観察しながらそれぞれの練習メニューを考えることと並行して、コーチと相談しつつ大会の予選時期から逆算した練習予定を組み、練習試合の予定なども要所要所で入れていきました。メンバーのモチベーションを高めるために定期的に1on1も導入し、精神面、物理面でもサポートいたしました。
その甲斐あって、初戦で敗退してしまいましたが丸一年かけて県大会出場を果たすことができました。
貴社への入社後もこの計画性を活かして、より高い目標を達成できるよう尽力していきたいです。

インターン編

私の強みは、目標達成までの計画を立て必要なタスクを順序立って進められることです。
昨年参加したインターンでは、約2週間かけて新商品を企画する課題が出されたため、私は2週間後のプレゼンをゴールとして逆算してタスクを洗い出し、TO DOに優先度をつけてスケジュールを立てました。どのタイミングで何をすべきかが明確になったお陰で納期が近づいても焦ることなく、安定して準備を進められました。
結果、私のプレゼンは周りの学生よりも高い評価を受けることができ、賞もいただくことができました。
入社後はこの計画力を活かし、任された業務をより効率的に進めてより高い価値を発揮できるよう努めたいです。

受験編

私には目標に向けて具体的に計画を立て実行できる強みがあります。
私は高校受験で第一志望だった公立高校に落ち、滑り止めだった私立高校に通うことになりました。両親は励ましてくれましたが、中学3年間惜しむことなく学業に費用をかけてくれた両親に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、私は高校で指定校推薦枠を獲得して着実に納得できる水準の大学に入れるよう猛勉強することを決めました。そのために私は高校3年間教卓の目の前の席を確保し続け、昼休みの間にその日の宿題を全て終わらせ、放課後にはその日の復習ノートをつけ、移動中の英単語の勉強も徹底いたしました。
その甲斐あって私はクラスTOPの成績を貫くことができ、第一志望の大学の指定校推薦枠を獲得することができました。
貴社へ入社できた際にはこの計画性と継続力を活かして、どのような難しい目標に対しても全力で臨みたいと考えております。

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この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ

大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、 就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。

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上記のように結論とその根拠となるエピソードについて伝えたら、自分がとった行動によって最終的にどういった成果を得られたのか、その経験を通してどういったことを学んだのかを伝え、そのうえで自分の長所である”協調性”を活かして入社後にはどのように志望企業へ貢献するかを述べます。   【例文】 結果的にチームの目標である全国制覇を達成することはできませんでしたが、4年間部活を続けリーダーを務めたことで責任感と協調性を培うことができました。現在はコーチとして後輩を指導しており、チームの目標に貢献したいと考えています。 私はチームとして何かに取り組むことが好きで、そのチームの目標を達成するために自分なりにできることを考え、貢献することに強い喜びを感じます。 【上級者向け】就活の自己PRで「協調性」をアピールする際のポイント ちなみに、同じ長所でもアピールの仕方次第では採用担当者に与える印象が大きく変わってきます。そこでここでは、自己PRで協調性をアピールする際のポイントを見ておきましょう。   「協調性」を別の言葉に言い換える “協調性”という言葉は抽象度が高いです。そのため自己PRで「私には協調性があります」とだけ伝えてしまうと、採用担当者との認識の差が生まれやすく、本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。   ”協調性”という言葉を「異なる価値観の中でも目標達成に向け行動することができる」などの別の言葉や言い回しに変換すると、より的確に伝えられるようになるでしょう。   他にも下記のように「傾聴力がある」「柔軟性がある」などの言葉に言い換えるのも一つです。   ・傾聴力 ・柔軟性 ・調整力 ・親しみやすい ・人間関係構築力 ・場をまとめる力 ・周囲を巻き込む力 ・意見の違う人とでも協力できる 「主体性」も併せてアピールする 「協調性がある」という要素だけをアピールした場合、中には「人と協調しているだけで主体性には乏しいのではないか」と捉えられてしまう可能性があります。   そのため、先ほどご紹介した例文で「責任感」についても併せてアピールしていたように、主体性があると感じられるエピソードも併せて伝えられるとより高い評価を受けられるでしょう。   就活の自己PRで「協調性」をアピールした例文・11選 それでは最後に、自己PRで「協調性」をアピールしている例文11選を7つのカテゴリーに分けてご紹介していきます。ぜひ自己PRを考える際の参考にしてください。   ・結論→緑 ・エピソード→青 ・結果・学んだこと→ピンク ・入社後→オレンジ 【アルバイト編】自己PRで協調性をアピールした例文 私の強みは、協調性を持って主体的に行動できる点です。 私は大学1年生から4年生にかけて飲食店のホールのアルバイトを行っておりましたが、職場では店長とアルバイトで意見が合わないことやオペレーションが整っていないことでお店がうまく回っていませんでした。 しかし私は良い店舗にしていきたいという想いから食事の提供方法や役割分担について意見を出し、また誰よりも全員とコミュニケーションを取ることを意識しました。 結果、意見が採用され効率が上がっただけでなく、利用してくださった顧客から団体での予約が入るなどしてリピーターの獲得にも繋がりました。店舗の雰囲気も良くなり細かい連携が取れるようになったことも嬉しいポイントです。 →どのような課題があり、それに対してどのようにアクションを起こしたのかについて具体的に書けています。あとはこの経験で学んだことを活かしてどう企業に貢献できるのかも書くとより説得力と意欲の感じられる自己PRになるでしょう。   【部活動編】自己PRで協調性をアピールした例文 私の長所は協調性がある点であると考えています。私は人と接する場面において、常に相手の立場に立って物事を考えるように心掛け、相手が今何を求めているのか、どういった声をかけてもらえると嬉しいのかなどを想定して行動するようにしております。 高校時代、野球部のマネージャーをしていた際には選手の状況をよく観察して「今何で困っているか」といった心身におけるノイズを汲み取り、臨機応変に対応することを意識していました。 その結果、選手たちから「気が利く」「気持ちが軽くなる」と言ってもらうことができました。 →「臨機応変に対応することを意識していました」とありますが、具体的にどのような工夫を行っていたのかまでを書けるとより説得力が増します。   また、この経験を通して学んだことを将来志望企業でどう活かしていくのかについても書くとより良い自己PRになるでしょう。   【サークル編】自己PRで協調性をアピールした例文 私の長所は協調性があり、場をまとめる力がある点です。大学時代はテニスサークルの代表として運営に携わっていましたが、そこで協調性とチームをまとめる力を養えたと考えております。 私が所属していたテニスサークルでは思うように練習場所を確保できない点やチーム内での円滑な連携が取れていない点が課題でした。 そこで自ら大学サイドと交渉して週2回使用できるような練習場所を確保したうえで、サークルメンバー全員が共有して見れるスケジュール管理ツールも導入してその活用を徹底するよう呼びかけました。 課題を解決するためにはまず自分自身が行動を起こし、その姿を周りに見せつつ周りを巻き込むことでより大きな成果へ繋がるということを身をもって学びました。 →エピソードについてとても詳しく書かれているため、何をやり遂げたのかが伝わりやすい自己PRとなっています。最後に、入社後自分の強みを活かしてどのように活躍していくかを書けると良いでしょう。   【ゼミ編】自己PRで協調性をアピールした例文 私の強みは協調性がある点だと考えます。ゼミに参加した際にはグループ数人であるテーマについて討論を行う機会があったのですが、その中で私以外のメンバーの意見が割れて互いに双方の考え方を否定するようなやり取りが続きました。 しかしその討論に決定的な正解はなくそれぞれの意見にメリットとデメリットがあると私は考えたため、まずは双方の意見のメリットとデメリットを整理し、掛け合わせられる部分は掛け合わせるなどして新たな提案を行いました。 結果、双方の意見をまとめつつ自分の意見も客観的に捉えてもらうことができ、それぞれが納得感をもった結論に導くことができました。 貴社には様々な背景をもち、多様な考え方を持つお客様がいらっしゃると思いますが、この強みを活かしそれぞれのお客様にとってご納得のいくご提案を行えると考えております。 →フレームワークに沿って綺麗な構成で書けています。さらに最後の入社後の部分で志望企業の事業内容や特徴も絡めて書くと、より良い自己PRになるでしょう。   【インターン編】自己PRで協調性をアピールした例文 私の強みは協調性があり物事を自責で捉えられる点だと考えます。 長期インターンシップにおいて、インターン生5名のグループでSNSを運用して目標のフォロワー数を獲得するという目標を掲げていましたが、その目標を割ってしまった際に、社員の方からその課題を明確にして今後どのように対策をするかを話し合うよう指示を受けました。 原因はいくつか考えられましたが、その話し合い中でメンバーそれぞれが他責にしている節が目立ち、単なる「チーム目標」を掲げただけでは人は人任せにしてしまう傾向があるのかもしれないと感じました。 どのような場面においても物事を自責で捉えて自ら行動しなければ現状を改善させることはできないと私は考えていたため、今回の失敗の原因を作ってしまったのはメンバー全員の責任であることを伝え、改めて役割分担を行いチーム目標とは別に個人目標を作ることで改善を図ろうと提案しました。 結果、個人目標を掲げたことでチーム全体のモチベーションが高まり、次のチーム目標を達成することができました。 貴社に入社させていただけた際には、課題にぶつかる度にそれを自責で捉え、自らアクションを取って迅速に対応できるよう心掛けたいと思います。 →エピソードについてかなり具体的に書けています。結果の部分で、この経験を通して何を学んだのかについても書けるとより良くなるでしょう。   【留学編】自己PRで協調性をアピールした例文 私の強みは、協調性であると考えています。 カナダに約3ヶ月間語学留学をしていた際にグループでプレゼンを行う授業があったのですが、異なる国の語学がさほど堪能ではない学生が集まるグループで細かい意思疎通を行うのは難しく、最初はかなり苦戦していました。 言葉が伝わり切らないことに加え、集団での意見のまとめ方に文化的な違いがあったことも原因の一つです。 そこで私は発言できていない学生にこちらから意見をたずねたり、自分の意見が絶対だというような伝え方をする学生に対しては、それぞれの意見の良いところを集めればもっと良いプレゼンができるようになるということを、拙い語学力ではありますが一生懸命伝えました。 また、メンバーそれぞれに役割を振り分け、自分が今すべきことを可視化したことによって、メンバー全員のモチベーションを高めることに繋がりました。 私はこの経験から、課題にぶつかった際には自ら行動を起こして課題を解決すること、周りを巻き込んで力を最大化させることの大切さを学びました。この学びと強みを活かし、入社後は自ら率先して課題解決に動きます。 →エピソードの部分で問題に対してどのような行動をとったのかを具体的に書けています。最後の入社後の部分では企業の事業内容と絡めて書くとさらに良い自己PRになるでしょう。   【ボランティア編】自己PRで協調性をアピールした例文 私の強みは協調性があり、自分とは違う視点や考えをもった人とでも一つの目的に向かって柔軟に行動できる点であると考えています。ことが自身の強みであると考えています。 現在、〇〇のボランティア活動に参加しているのですが、参加者のうち自分と同世代の人はほとんどおらず、大半が40代~60代で構成されています。 最初は話も噛み合わずどう接すれば良いのかわかりませんでしたが、今回のボランティアの目的である〇〇を成し遂げることが先決だと考え、先輩方へ積極的に意見を出したり指示を仰いだりして、数少ない若者として力仕事を引き受けるなど、自分だからこそすべきことを探して行動を起こすように心掛けました。 結果、メンバーの皆さんからも頼りにしていただくことができ、同じ一つの目標に向かって着実に進むことができております。 →エピソードについてはある程度具体的に書かれていますが、結果の部分をより具体化したうえで入社後どう活躍できるかについても書くことができるとより強いアピールに繋がるでしょう。

2024.03.22

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結果、次第に会話力が伸び、お客様との会話も9割以上理解できるようになったことで、大きな自信がつきました。この経験から積極的になることで状況を改善できると学びましたが、帰国後は英語を話す機会が減りました。 留学を終えた今の課題は「英語を日常生活に盛り込むこと」で、英語力の維持と向上のためには積極性だけでなく継続力が大事であると考えています。 今年の9月にカナダの友人が日本に遊びに来るのですがそれまでに少しでも上達しておきたいため、留学中から続けてきた毎日のリスニング勉強に加えスピーキングの勉強も習慣化したいと考えています。 【上級者向け】就活の自己PRで「継続力」をアピールする際のポイント ちなみに、同じ長所でもアピールの仕方次第では採用担当者に与える印象が大きく変わってきます。そこでここでは、自己PRで継続力をアピールする際のポイントを見ておきましょう。 「継続力」を別の言葉に言い換える 自己PRで継続力をアピールすること自体に問題はありませんが、継続力をアピールする就活生は他にもたくさんいるため、他の就活生との差別化を図るためにも別の言葉や言い回しに転換してアピールするのも一つです。   例えば「目標達成に向け試行錯誤し努力し続けられる」といったように、具体性を持って伝えられると良いでしょう。   ・学び続ける向上心がある ・何事もコツコツと続けられる ・ポジティブに行動し続けられる ・最後までやり抜くことができる ・困難なことも諦めずに継続できる ・常に高い目標に向かって努力できる ・困難にも耐えられるストレス耐性がある 上記の言い換えを参考に自分だけのキャッチコピーを考えてみましょう。   なぜ継続できたのかを明確に伝える 自己PRで継続力をアピールする際には「何を、なぜ継続できたか」を明確に伝えるようにしましょう。   企業は自己PRを通して学生の人柄や思考をチェックしたいと考えているため、なぜ継続することができたのか、そのモチベーションは何だったのかを伝えることで、あなたの人柄や考え方をよりアピールすることができます。   具体的な数字を用いる 自己PRで”継続力”をアピールする際は数字を用いて具体的に伝えられるとより効果的です。   ただ「〇〇を続けてきました」と伝えるよりも「〇〇を3年間続けてきました」と伝えた方が、面接官がその努力についてイメージしやすくなります。   継続して当然と思われることは伝えない ただし、一般的に継続して当然だろうと捉えられてしまうようなことをアピールすると逆効果ですので注意が必要です。   「大学の授業を休まずに4年間受講し続けた」「アルバイトを2年間継続した」など、ただ続けていたというだけのエピソードは主体性に欠け、ご自身の魅力が十分に伝わりません。   誰もが当たり前にやっていることではなく、自分だからこそできた継続力のエピソードを伝えられるとより良い自己PRになるでしょう。   短所と矛盾しないよう留意する 最後に、自己PRでアピールした継続力という長所と、面接の他の場面で伝える短所が矛盾しないよう、必ず事前にチェックしましょう。   自己PRで「継続力がある」と伝えた一方で「集中力がない」という短所を伝えてしまうと矛盾が生じ「本当は継続力なんてないんじゃないか?」と捉えられてしまう可能性があるからです。   ESの内容を含め、選考において回答内容に一貫性がないと自己分析不足と判断されかねないため、自己PRでアピールしたい内容を決めたら短所と矛盾していないかを必ず確認するようにしましょう。   就活の自己PRで「継続力」をアピールした例文・6選 それでは最後に、自己PRで「継続力」をアピールしている例文6選をカテゴリーごとにご紹介していきます。ぜひ自己PRを考える際の参考にしてください。   自己PRで継続力をアピールした例文:アルバイト編 私は目標を達成するためには最後まで諦めず、粘り強く工夫し続けることができます。 大学一年生の頃から小中学生向けに塾講師のアルバイトをしており、ある時小学3年生の生徒に分数の計算を教えたのですが、それまでどの生徒にも伝わった教え方で教えても一向に理解できない様子でした。 そこで周りにいる先生にも協力を仰いだのですが「その教え方で理解できないなら仕方ないかもね・・・」という回答ばかりが返ってきてしまい一時は諦めかけました。 しかし、私は講師として責務を果たせていないことに納得できず、生徒には次回改めて説明させてほしいと伝え、数日間で数学が得意な友人数名に連絡を取り、どう教えれば理解してもらえるかを相談し模索しました。 結果、それまでの私の考え方とは違った視点での説明を行えるようになり、その生徒にしっかりと分数の計算を理解してもらうことができました。それまで全く答えられなかった問題をすらすら解いている姿を見て本当に嬉しい気持ちになったのを覚えています。 →エピソードの部分で実際にどのような教え方をしたのか、”それまでの考え方と違う視点”とはどういったことを指すのかまでを書けると、より具体性をもって伝えられます。   また、本記事で紹介しているフレームワークの「学んだこと」「入社後」について触れられていないため、この経験から何を学び、その学びを入社後志望企業でどのように活かせるかを伝えると、より良い自己PRになるでしょう。   自己PRで継続力をアピールした例文:部活動編 私は何事においても目標を達成できるまで諦めない継続力があります。私は高校から野球部に所属してそのタイミングで野球を始めたのですが、最初は経験者の選手に全くついていくことができず、試合の時もずっとベンチが定位置になってしまっていました。 引退までには必ず試合に出たいと考えた私は、今の自分の課題をもとにした効率的な練習メニューをコーチに組んでもらい、朝練の前に1時間早く起きて個人での練習を行いつつ、土日も個人的にスクールに通って練習を重ねました。 その甲斐あって高校二年生の頃には試合に出場することができ、最終的には自分が出場した県大会で準優勝することができました。 入社後にはこの継続力を活かし、それまでに経験したことのない業務であっても細かく対策を練り、成果にコミットできるまで諦めずに取り組みたいと思います。 →コンパクトに説明できており、入社後についてまでしっかりと触れられています。練習内容やモチベーションキープについて追加で深堀りして質問される可能性があるため、回答を考えておくと良いでしょう。   自己PRで継続力をアピールした例文:学業編 私の強みは継続力がある点です。私は高校受験で第一志望だった公立高校に落ち、滑り止めだった私立高校に通うことになりました。 両親は「良く頑張った」と声をかけてくれましたが、中学時代の3年間、惜しむことなく塾や教材の費用をかけてくれた両親に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。 そこで私は高校で指定校推薦枠を獲得して着実に納得できる水準の大学に入れるよう、高校を塾だと思って勉強することにしました。 そのために私は大学に合格するまでの3年間教卓の目の前の席を確保し続け、昼休みの間にその日の宿題を全て終わらせ、学校が終わった後にはその日の復習ノートをつけることを徹底いたしました。 小テストの勉強は電車での移動中の時間を活用し、勉強時間を効率的に確保することも心掛けました。その甲斐あって私はクラスTOPの成績を貫くことができ、第一志望の大学の指定校推薦枠を獲得することができました。 入社後にもこの継続力を活かして、どのような難しい目標に対しても全力で臨みたいと考えております。 →入社後についてまで綺麗にまとめることができています。追加で「なぜそういった取り組みを3年間続けることができたのか」「モチベーションの源泉となるものはなにか」などを聞かれる可能性があるため、事前に回答を準備しておくと良いでしょう。   自己PRで継続力をアピールした例文:サークル編 私の強みは継続力です。大学では軽音サークルに所属していたのですが、初めてドラムを練習した際には体をバラバラに動かすことができず大変苦労しました。 しかし、私はどうしてもライブで演奏したい曲があったため、大変ではありましたがその目標のために努力することができました。 最初は先輩につきっきりで教えてもらっていたのですが、もっと学びを深めたいと考え個人的にドラムのレッスンにも通い、その費用を稼ぐためにバイトも頑張りました。 その甲斐あって、最初の学園祭までに3曲通して演奏することができるようになり、バンド全体で一つの曲を演奏できることの喜びを感じました。 →上記のフレームワークの流れに沿って綺麗な構成で書けています。「入社後」の部分で志望企業の事業内容と絡め、具体的にどう貢献できるのかをもっとアピールできるとさらに良い自己PRになるでしょう。   自己PRで継続力をアピールした例文:留学編 私の強みは継続力であると考えております。大学2年生の際カナダへの短期留学を経験しましたが、高校生の頃から留学したいと考えていた私はその頃から語学の勉強に力を入れており、留学前にはより勉強量を増やしておりました。 たとえば毎朝5時に起きて大学の講義前に自習をしたり、国際交流パーティーなどの外国人の方との接点を作れるイベントに積極的に参加したりして個人的な友人を増やし、日常的に英語に触れられるよう環境を整えました。 結果、TOEICでは850点を獲得することができ、現地に留学した際にもほとんど支障なくコミュニケーションを取ることができました。この経験を通じて私は物事を継続することの大切さを学ぶことができたと感じております。 →綺麗な構成で書くことができていますが、留学先でどの程度成果を上げられたかのエピソードも書けるとより説得力が増すでしょう。   また「入社後」について触れられていないため、入社後どのように貢献できるのかを書き、志望企業に必要な人材であることをアピールできるとより良くなります。   自己PRで継続力をアピールした例文:趣味編 私の強みは継続力がある点です。3歳の頃から現在に至るまでずっとピアノを続けており、その中で継続力を養うことができたと考えております。最初は両親の勧めで始めましたが、小学生の頃は思うように弾きこなすことができず何度も辞めたいと感じました。 しかし、ピアノの先生から「何事も継続していればかならず納得できる水準に到達できる。 途中で辞めてしまったらせっかく見えかかっていたその先の景色を見ることができないし、ピアノ以外の物事も満足にこなせなくなる」と教わり、苦しいながらもピアノを続けました。 すると先生が言っていたように苦手だったフレーズも少しずつ納得できるレベルで演奏できるようになり、高校生の頃には数百人規模のコンクールで入賞することもできました。 学校の勉強や部活動、受験勉強などについて周りからは「根気強い」「最後まで諦めない強さがある」と言ってもらえるようになりましたが、これはピアノを通して継続力を培ったお陰だと感じております。 入社後も根気強く努力を続け、組織の成果に貢献できる人材を目指したいです。 →とても綺麗な構成で書けています。さらにアピールするためにも、「入社後」の部分をもう少し具体的に企業の事業内容と絡めて書けると良いでしょう。  

2024.03.22

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【例文7選】就活の自己PRで「協調性」をアピールするのはアリ?ポイントも紹介

「自己PRで協調性をアピールしたいけど、何をどう書けば良いのかわからない・・・」とお悩みの就活生に向けて、本記事では活動別の例文7選と共に就活生が「協調性」を効果的にアピールする自己PRの書き方をご紹介します。 ポイントも細かくお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ 就活の自己PRで「協調性」をアピールするのはアリ 自己PRで協調性をアピールする場合「"主体性"の別の言葉への変換」「主体性のアピール」などがポイント 自己PRで協調性をアピールする際のエピソードは、志望企業が求める人物像を意識するのがベター   就活の自己PRで「協調性」をアピールするのはアリ? 就活の自己PRで協調性をアピールしようとしている就活生の中には、そもそも自己PRのアピールポイントが協調性で良いのか不安に感じている方もいるのではないでしょうか? 結論、就活における自己PRのアピールポイントとして協調性を扱うことに問題はありません。その理由としては主に下記が挙げられます。 「協調性」と聞くと「誰とでも仲良くやっていける」「人と協力することが得意」などのイメージが強いかもしれません。 しかし、協調性に長けている人材はそういった表面的な強みだけでなく、協調性に長けているからこその円滑な組織運営や、それによるより大きな事業貢献を果たしやすいという強みも持っています。 また組織で働いていくにあたり最低限必要なコミュニケーションスキルが備わっていることもわかるため、就活でアピールする強みとしては全く問題ありません。 就活生が自己PRで協調性をアピールする際のポイント ここでは”協調性”をアピールする際の注意点を紹介していきます。 せっかくの長所もアピールの仕方によって面接官に与える印象は大きく異なってしまうため、正しいアピールの仕方を理解しておきましょう。 「協調性」を別の言葉に変換する 「協調性」という言葉は抽象的かつ他の就活生も多く使用する可能性がある言葉のため、できるだけ具体性とオリジナリティを持たせるという意味でも、別の言葉に言い換えるのが得策です。 たとえば下記のような言葉が考えられますので、アピールしたいエピソードと照らし合わせて考えてみましょう。 柔軟性 調整力 傾聴力 人間関係構築力 場をまとめる力 周囲を巻き込む力 意見の違う人とでも協力できる 相手の立場に立って考えられる 主体性も併せてアピールする 「協調性」という言葉はしばしば「主体性がなく流されやすい」というイメージを持たれてしまうケースもあります。 そのため自己PRで取り上げる際には、「〇〇を実現するためにメンバー一人ひとりと対話する時間を設けて組織課題を洗い出し、解決策を講じた」など、協調性と併せて主体的に思考・行動した点もアピールするのがベターです。 「協調性」を裏付ける内容に留意する 「協調性」というと「誰とでも上手くやっていけること」などとイメージしがちですが、企業が考える協調性は立場が違う人々と協調しながら異なる意見をまとめて調整し、組織の成果へ繋げられる力を指しています。 そのため、自己PRで協調性をアピールする場合には「誰とでも円滑にコミュニケーションを取れます」といったシンプル過ぎるアピールは避けましょう。 具体的には「自分に求められている役割を考えて行動していた」「組織のメンバーをよく観察して自分に何がサポートできるか考えていた」などの内容を押し出すと良いでしょう。 就活生が協調性を効果的にアピールする自己PRの書き方 実際に就活の自己PRで協調性をアピールするにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは具体的な書き方をご紹介いたします。 まずは結論として、志望企業にアピールしたい強みを端的に伝えます。冒頭で結論を伝えることで、採用担当者はその先の内容を想像することができ、理解度を高めることができます。 ここでは、ご自身が持つ「協調性」という強みの中でもできるだけその企業が求める人物像に近づけるような要素やそれに付随するエピソードを選んでアピールするようにしましょう。 次に、その強みがあることを証明できるエピソードをできるだけ具体的に書きます。その経験の中で生じた課題や目標のほか、その課題や目標に対してどのようなアクションを起こしたかまでを詳細に書いてください。 それによりアピールしたい強みに説得力を持たせられるほか、ご自身の人柄についても採用担当者に知ってもらうことが可能になるはずです。 ここまで終えたら結果を書きます。第三者でもその結果がどれだけ大きなものであるかを理解できるよう、数字などを用いて定量的に書くと良いでしょう。 そして最後はここまで伝えてきた長所をどのように志望企業の業務に活かしていくのかを書いて締めくくります。 合わせて読みたい 優秀な就活生が実践中!効果的な自己PRの書き方【選考通過者の例文集つき】 就活における効果的な自己PRの書き方【例文つき】 自己PRのさらに詳しい書き方や注意点、そもそもなぜ企業が自己PRをさせるのかを解説しています。 【活動別】就活の自己PRで協調性をアピールする例文7選 最後に、就活の自己PRで「協調性」をアピールする例文をアルバイト、部活動などの活動別にご紹介しますのでぜひ参考にしてください。 ●結論⇨ 緑 ●エピソード⇨ 青 ●結果・学んだこと⇨ ピンク ●入社後⇨ オレンジ 自己PRで協調性をアピールした例文:アルバイト編 私の強みは、協調性を持って主体的に行動できる点です。 私は大学1年生から4年生にかけて飲食店のホールのアルバイトを行っておりましたが、職場では店長とアルバイトで意見が合わないことやオペレーションが整っていないことでお店がうまく回っていませんでした。しかし私は良い店舗にしていきたいという想いから食事の提供方法や役割分担について意見を出し、また誰よりも全員とコミュニケーションを取ることを意識しました。 結果、意見が採用され効率が上がっただけでなく、利用してくださった顧客から団体での予約が入るなどしてリピーターの獲得にも繋がりました。店舗の雰囲気も良くなり細かい連携が取れるようになったことも嬉しいポイントです。 ⇨どのような課題があり、それに対してどのようにアクションを起こしたのかについて具体的に書けています。あとはこの経験で学んだことを活かしてどう企業に貢献できるのかも書くとより説得力と意欲の感じられる自己PRになるでしょう。 自己PRで協調性をアピールした例文:部活動編 私の長所は協調性がある点であると考えています。 私は人と接する場面において、常に相手の立場に立って物事を考えるように心掛け、相手が今何を求めているのか、どういった声をかけてもらえると嬉しいのかなどを想定して行動するようにしております。高校時代、野球部のマネージャーをしていた際には選手の状況をよく観察して「今何で困っているか」といった心身におけるノイズを汲み取り、臨機応変に対応することを意識していました。 その結果、選手たちから「気が利く」「気持ちが軽くなる」と言ってもらうことができました。 ⇨「臨機応変に対応することを意識していました」とありますが、具体的にどのような工夫を行っていたのかまでを書けるとより説得力が増します。 また、この経験を通して学んだことを将来志望企業でどう活かしていくのかについても書くとより良い 自己PRになるでしょう。 自己PRで協調性をアピールした例文:ゼミ編 私の強みは協調性がある点だと考えます。 ゼミに参加した際にはグループ数人であるテーマについて討論を行う機会があったのですが、その中で私以外のメンバーの意見が割れて互いに双方の考え方を否定するようなやり取りが続きました。しかしその討論に決定的な正解はなくそれぞれの意見にメリットとデメリットがあると私は考えたため、まずは双方の意見のメリットとデメリットを整理し、掛け合わせられる部分は掛け合わせるなどして新たな提案を行いました。 結果、双方の意見をまとめつつ自分の意見も客観的に捉えてもらうことができ、それぞれが納得感をもった結論に導くことができました。 貴社には様々な背景をもち、多様な考え方を持つお客様がいらっしゃると思いますが、この強みを活かしそれぞれのお客様にとってご納得のいくご提案を行えると考えております。 ⇨フレームワークに沿って綺麗な構成で書けています。さらに最後の入社後の部分で志望企業の事業内容や特徴も絡めて書くと、より良い自己PRになるでしょう。 自己PRで協調性をアピールした例文:サークル編 私の長所は協調性があり、場をまとめる力がある点です。 大学時代はテニスサークルの代表として運営に携わっていましたが、そこで協調性とチームをまとめる力を養えたと考えております。私が所属していたテニスサークルでは思うように練習場所を確保できない点やチーム内での円滑な連携が取れていない点が課題でした。そこで自ら大学サイドと交渉して週2回使用できるような練習場所を確保したうえで、サークルメンバー全員が共有して見れるスケジュール管理ツールも導入してその活用を徹底するよう呼びかけました。 課題を解決するためにはまず自分自身が行動を起こし、その姿を周りに見せつつ周りを巻き込むことでより大きな成果へ繋がるということを身をもって学びました。 ⇨エピソードについてとても詳しく書かれているため、何をやり遂げたのかが伝わりやすい自己PRとなっています。最後に、入社後自分の強みを活かしてどのように活躍していくかを書けると良いでしょう。 自己PRで協調性をアピールした例文:インターン編 私の強みは協調性があり物事を自責で捉えられる点だと考えます。 長期インターンシップにおいて、インターン生5名のグループでSNSを運用して目標のフォロワー数を獲得するという目標を掲げていましたが、その目標を割ってしまった際に、社員の方からその課題を明確にして今後どのように対策をするかを話し合うよう指示を受けました。原因はいくつか考えられましたが、その話し合いの中でメンバーそれぞれが他責にしている節が目立ち、単なる「チーム目標」を掲げただけでは人は人任せにしてしまう傾向があるのかもしれないと感じました。どのような場面においても物事を自責で捉えて自ら行動しなければ現状を改善させることはできないと私は考えていたため、今回の失敗の原因を作ってしまったのはメンバー全員の責任であることを伝え、改めて役割分担を行いチーム目標とは別に個人目標を作ることで改善を図ろうと提案しました。 結果、個人目標を掲げたことでチーム全体のモチベーションが高まり、次のチーム目標を達成することができました。貴社に入社させていただけた際には、課題にぶつかる度にそれを自責で捉え、自らアクションを取って迅速に対応できるよう心掛けたいと思います。 ⇨エピソードについてかなり具体的に書けています。結果の部分で、この経験を通して何を学んだのかについても書けるとより良くなるでしょう。 自己PRで協調性をアピールした例文:留学編 私の強みは、協調性であると考えています。 カナダに約3ヶ月間語学留学をしていた際にグループでプレゼンを行う授業があったのですが、異なる国の語学がさほど堪能ではない学生が集まるグループで細かい意思疎通を行うのは難しく、最初はかなり苦戦していました。言葉が伝わり切らないことに加え、集団での意見のまとめ方に文化的な違いがあったことも原因の一つです。そこで私は発言できていない学生にこちらから意見をたずねたり、自分の意見が絶対だというような伝え方をする学生に対しては、それぞれの意見の良いところを集めればもっと良いプレゼンができるようになるということを、拙い語学力ではありますが一生懸命伝えました。また、メンバーそれぞれに役割を振り分け、自分が今すべきことを可視化したことによって、メンバー全員のモチベーションを高めることに繋がりました。私はこの経験から、課題にぶつかった際には自ら行動を起こして課題を解決すること、周りを巻き込んで力を最大化させることの大切さを学びました。 この学びと強みを活かし、入社後は自ら率先して課題解決に動きます。 ⇨エピソードの部分で問題に対してどのような行動をとったのかを具体的に書けています。最後の入社後の部分では企業の事業内容と絡めて書くとさらに良い自己PRになるでしょう。 自己PRで協調性をアピールした例文:ボランティア編 私の強みは 協調性があり、自分とは違う視点や考えをもった人とでも一つの目的に向かって柔軟に行動できることが自身の強みであると考えています。 現在、〇〇のボランティア活動に参加しているのですが、参加者のうち自分と同世代の人はほとんどおらず、大半が40代~60代で構成されています。最初は話も噛み合わずどう接すれば良いのかわかりませんでしたが、今回のボランティアの目的である〇〇を成し遂げることが先決だと考え、先輩方へ積極的に意見を出したり指示を仰いだりして、数少ない若者として力仕事を引き受けるなど、自分だからこそすべきことを探して行動を起こすように心掛けました。 結果、メンバーの皆さんからも頼りにしていただくことができ、同じ一つの目標に向かって着実に進むことができております。 ⇨エピソードについてはある程度具体的に書かれていますが、結果の部分をより具体化したうえで入社後どう活躍できるかについても書くことができるとより強いアピールに繋がるでしょう。 合わせて読みたい 【強み別】就活の自己PRに使える例文23選|書き方のフレームワークも紹介 自分の強みは何なのかピンと来ていない方のために行動力や責任感、忍耐力など強み別の23例を紹介。上記同様、例文にはマーカーを引いて構造をわかりやす掲載しています。  

2024.03.22

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就活の自己PRで責任感を伝えるなら〇〇はNG!例文5選と好印象を与えるコツを紹介

「就活の自己PRで責任感をアピールしたいけどどう書けば良いかわからない」 「そもそも自己PRで責任感をアピールしても問題ないの?」 このように、自己PRで責任感をアピールしたいもののどのように進めれば良いのかよくわからないとお悩みの就活生は多いことと思います。本記事ではそういった就活生に向けて、責任感をアピールする際の自己PRの書き方をご紹介いたします。 例文も掲載しておりますのでぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ 就活の自己PRで責任感を伝える際「社会人として当たり前の責任」をアピールしないよう要注意 就活の自己PRでは「自責の責任感」「当事者意識の責任感」をアピールすると好印象に繋がる 就活の自己PRで責任感を伝える際には「別の言葉への変換」「結果のアピール」がポイント   就活の自己PRで責任感を伝える際に慎重になるべき理由 「責任感」と一言でいっても様々な意味がありますが、就活の自己PRでは企業が想定している「一般的に社会人として求められる責任感」とズレた内容をアピールしてしまうと、採用担当者に好印象を与えるどころか、マイナスイメージを与えることになりかねません。 たとえば「大学の授業やアルバイトには5分前に到着するように心掛けているので私には責任感があります」と伝えても、当たり前のことをやっているだけなのに自分を過大評価している人材だとみなされる可能性があります。 就活の自己PRで責任感についてアピールする際には、自分がアピールしようとしている責任感が一般的に社会人として求められる責任感と乖離していないかを確認しておくことがベターです。 では、「一般的に社会人として求められる責任感」とは一体どういったものなのでしょうか? 社会人として求められる責任感   就活でアピールすべき責任感は主に下記の2つになります。 ・自責の責任感 ・当事者意識の責任感 自責の責任感とは、あらゆる物事に生じる責任がすべて元をたどれば自分にあると考える責任感を指します。たとえば同じチームのメンバーが資料の数値を誤って記載したまま資料をどこかに提出してしまったとします。 この時、そのミスをただただそのメンバーの不注意として片付けるのも一つですが、これではどんなに注意したとしてもまたそのメンバーが同様のミスを引き起こしてしまう可能性が少なくありません。 「同じチームのメンバーとしてダブルチェックを提案していればミスを防げたかもしれない」「自分が前に使用したフォーマットを渡しておけば事前に回避できたかもしれない」などと物事を自責で捉え"自分の行動によって物事を変化させる"というスタンスを取ることによって、より着実に物事を改善に繋げられるようになります。 また当事者意識の責任感とは、常に物事を他人事としてではなく自分事として捉えることを指します。たとえば、先ほどのように同僚がミスをした場合、当事者意識が低い人材は「ミスしたのはあの人なんだから、自分の評価は下がらないし関係ない」と考えがちです。 しかし、このように物事を他人任せにしてしまうよりも「自分にも何かできたのではないか」と主体的に考えたほうが、より多くの人材が手を取り合えるようになり、もっと大きな成果を得ることができます。 とはいえ、こうした能力はまだ社会に出たことのない就活生がそうそう身につけているものでもありません。だからこそ、こういった責任感に焦点を当てて自分をアピールすることができれば、採用担当者により強い印象を残すことができるでしょう。 就活の自己PRで責任感をアピールする際のポイント ちなみに、先ほどお伝えしたポイント以外にも、就活の自己PRで責任感をアピールするにあたって意識していただきたいポイントがありますのでご紹介いたします。 「責任感」を別の言葉に変換する 就活の自己PRでアピールするにあたり、「責任感」という言葉を使うだけでは抽象的になってしまいやすく、本当に伝えたいことが採用担当者に伝わらない可能性があります。 そこで、責任感を別の表現に言い換えることによってより具体的にアピールできるようになるほか、周りの就活生との差別化にも繋がります。ぜひ下記を参考に言い換えにトライしてみましょう。 物事を自責で捉える力がある 常に当事者意識を持って物事に取り組んでいる どんな物事も主体的に取り組む 課題解決力がある 組織の中で自分にできることを常に模索している 責任感を発揮した”結果”も併せて伝える 就活の自己PRではただ責任感があることを伝えても、それに結果が伴っていなければ信憑性に乏しくなってしまいます。 できるだけ数値などを用いて定量的に示すことで、採用担当者にその結果の大きさを実感してもらえるように配慮しましょう。 就活生が責任感を効果的にアピールする自己PRの書き方 実際に就活の自己PRで責任感をアピールするにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは具体的な書き方をご紹介いたします。 まずは結論として、志望企業にアピールしたい強みを端的に伝えます。冒頭で結論を伝えることで、採用担当者はその先の内容を想像することができ、理解度を高めることができます。 ここでは冒頭でお伝えしたポイントを念頭に置きつつ、ご自身が持つ「責任感」という強みの中でもできるだけその企業が求める人物像に近づけるような要素やそれに付随するエピソードを選んでアピールするようにしましょう。 次に、その強みがあることを証明できるエピソードをできるだけ具体的に書きます。その経験の中で生じた課題や目標のほか、その課題や目標に対してどのようなアクションを起こしたかまでを詳細に書いてください。 それによりアピールしたい強みに説得力を持たせられるほか、ご自身の人柄についても採用担当者に知ってもらうことが可能になるはずです。 ここまで終えたら結果を書きます。第三者でもその結果がどれだけ大きなものであるかを理解できるよう、数字などを用いて定量的に書くと良いでしょう。 そして最後はここまで伝えてきた長所をどのように志望企業の業務に活かしていくのかを書いて締めくくります。 合わせて読みたい 優秀な就活生が実践中!効果的な自己PRの書き方【選考通過者の例文集つき】 就活における効果的な自己PRの書き方【例文つき】 自己PRのさらに詳しい書き方や注意点、そもそもなぜ企業が自己PRをさせるのかを解説しています。 【活動別】就活の自己PRで責任感をアピールする例文5選 最後に、就活の自己PRで「責任感」をアピールする例文をアルバイト、部活動などの活動別にご紹介しますのでぜひ参考にしてください。 ●結論⇨ 緑 ●エピソード⇨ 青 ●結果・学んだこと⇨ ピンク ●入社後⇨ オレンジ アルバイト編 私の強みは、強い当事者意識と行動力を備えていることです。 ある飲食店へアルバイトとして勤めだしたばかりの頃職場の雰囲気が非常に悪く驚いたのですが、その原因は顧客やキッチン業務が苦手なスタッフに対する陰口が横行していることでした。これでは良いサービス提供ができなくなると考え、スタッフ一人ひとりと話すことで解決のヒントを模索しました。一部のスタッフに暇な時間が生じていること、人員配置が適切でないことが要因として明確になったため、店長へ、個々の得意分野を活かせるような人員配置の見直しと、隙間時間で行えるタスクの洗い出し、割り振りを依頼しました。 結果、1ヶ月も経つ頃にはかなり陰口が減り、職場の雰囲気が良くなっておりました。 入社後はこういった強い当事者意識と行動力によって、率先した課題解決とサービスの質向上に努めたいと思います。 部活動編 私の強みは物事を自責で捉え、常に自分にできることを模索して成果へ導こうと努力できることです。 大学時代はテニス部に所属しており、部の目標は団体戦で全国大会に出場することでした。しかし私が所属していたチームは部内での力量の差が大きく、試合で得点を得られない選手に対して冷ややかな視線を送るメンバーもいました。ただ、得点を得られない選手をただ責めても何も問題は解決しないと考え、私は8年続けてきた経験則からその選手の課題の発見と練習メニューの改良のサポートに徹しました。 結果、少し時間はかかりましたがその選手の持ち味を引き出す取り組みができるようになり、引退直前のタイミングで団体戦で全国大会に出場するという目標を達成することができました。 入社後もこの自責で捉えるスタンスを持ち続け、組織のためにその時自分にできることを模索、実践していきたいと思います。 サークル編 私の強みは常に物事へ主体的に取り組み、組織をより高みへ導こうと努力できる点です。 大学時代はイベント運営サークルに所属していたのですが、とある規模が大きく関係者も多いイベントを企画することになった際、代表者に余裕がないことが見て取れました。当時副代表がいなかったこともあり自分がサポートに回ろうと考え、企画のタイムスケジュールを3ヶ月規模で表に落とし込み、各メンバーの役割もスプレッドシートに記載するなどして、代表の子が全体の統括に集中できるよう配慮しました。またサークルメンバー全員と個別でコミュニケーションを取るようにし、メンバー全員が同じ方向を向けるよう努めました。 結果、企画当日は前もって準備したことが功を奏し、300人もの方にその企画へ参加してもらい大成功を収められました。 入社後はこの主体性を活かし、組織が一丸となってより大きな成果を成し遂げられるよう努めたいと思います。 ゼミ編 私の強みは物事を主体的に捉え、自分の行動によってより良い方向へ導こうと努力できることです。 ゼミに参加した際、グループ数人であるテーマについて討論を行う機会があったのですが、その中で一部のメンバーの意見が割れて互いに双方の考え方を否定するようなやり取りが続きました。その他の学生はどうすることもできずにただそのやり取りを静観している状況でしたが、この場で誰かがまとめなければ事態は収束しないと考え、私は双方の意見のメリットとデメリットを整理し、掛け合わせられる部分は掛け合わせてはどうかという新たな提案を行いました。 結果、双方の意見をまとめつつ自分の意見も客観的に捉えてもらうことができ、それぞれが納得感をもった結論に導くことができました。 入社後はこの強みを活かし、どのような場面でも主体的に課題解決に取り組むことで組織に貢献したいと考えております。 留学編 私の強みは、当事者意識を持ち物事へ主体的に取り組めることです。 カナダに約3ヶ月間留学をしていた際グループでプレゼンを行う授業があったのですが、語学がさほど堪能ではない異国の学生が集まるグループで細かい意思疎通を行うことに苦戦しました。言葉が伝わりにくいことに加え意見のまとめ方に文化的な違いがあったことも原因の一つです。そこで私は発言できていない学生にこちらから意見を尋ねたり、自分の意見が絶対だとする学生に対してはそれぞれの意見の良いところを集めればもっと良いプレゼンができるようになるということを拙い語学力ではありますが一生懸命伝えました。またメンバーそれぞれに役割を振り分け自分が今すべきことを可視化しました。 結果メンバー全員のモチベーションを高めることに繋げることができました。 入社後にはこの当事者意識の強さと主体性を活かし、率先して課題解決に取り組み貢献していきたいと思います。 合わせて読みたい 【強み別】就活の自己PRに使える例文23選|書き方のフレームワークも紹介 自分の強みは何なのかピンと来ていない方のために行動力や協調性、忍耐力など、強み別の23例を紹介。上記同様、例文にはマーカーを引いて構造をわかりやすくしています。  

2024.03.22