【就活】面接官に「なるほどね」と思わせる自己PRの答え方~例文5選~

この記事を共有する

面接の自己PRでは、自分の強みや経験を具体的なエピソードで示し、企業が求める人物像と合致する点をアピールすることが重要です。結論から話し、入社後の貢献イメージを伝えることで、説得力と好印象を与えることができます。ダラダラと話すのではなく、1分程度を目安に要点を絞って伝えましょう。

本記事では企業が自己PRで見ているポイントや答え方について解説しています。 その他にも自己PRの質問例や回答例文についてもご紹介していますので、参考にしてみてください。

この記事のまとめ

  • 企業は自己PRで「人柄」「自社での活躍の可能性」をチェックしている
  • 自己PRはフレームワークに沿って伝えると理解しやすく説得力のあるものになりやすい
  • 自己PRでは「根拠」と「一貫性」が重要

本選考を通過したESを見たい就活生必見!

UN_CTA

伊藤忠商事・任天堂・講談社・味の素・集英社・アサヒ飲料・大日本印刷・資生堂・イオングループなど全958社の本選考に通過をしたエントリーシート77,203枚(2024年3月時点)を無料で閲覧できます。本選考に通過したいと考えている就活生はぜひ参考にしてみてください。

面接の自己PR。企業は就活生の何をチェックしている?

そもそも企業は面接の自己PRで何をチェックしているのでしょうか?大きく下記の2点が挙げられます。

性格や考え方などの人柄をチェックしている

企業は就活生の能力だけでなく人柄も含めて採用すべきかを判断しています。そのため面接の自己PRでは就活生の強みだけでなく経験も一緒に聞くことで、本人の人柄をチェックしています。

自己PRで自分が力を発揮した経験について聞くことで、その就活生が一つの物事に対してどのような思考を持ち、どのような行動を取るのかを見ているのです。

また「組織をまとめる能力がある」という強み一つを取っても、「自分が先頭に立って周りを引っ張っていくタイプ」もいれば「裏で全体をサポートしながらまとめるのが得意なタイプ」もいます。

企業は基本的に自社が求めるタイプの人材かどうかに照らし合わせながら人材をチェックしているため、面接の自己PRではできるだけ「自分はこういう人間です」と具体的に伝えられるような内容を述べるようにしましょう。

自社で活かせる強みがあるかどうかチェックしている

上記の内容とも近くなりますが、企業は人材を採用するにあたり自社に貢献してくれる就活生を求めています。そのため、自己PRでは自分の強みを活かしていかにその企業に貢献できるかをアピールすることが重要となります。

新卒採用は中途採用とは違い、ポテンシャル採用になります。今どれくらいのスキルがあるかどうかよりも、将来活躍できる強みを持っているかどうかが重要視されているのです。

面接の自己PRではいかに自分とその企業の相性が良いかを間接的に伝えられるよう、念頭に置いておきましょう。

就活の面接の大前提。自己PRの答え方

面接で自己PRを述べる際には下記のフレームワークに沿って伝えると、より具体性を持たせつつ面接官が理解しやすいものにすることができるでしょう。

まず結論では簡潔に自分の強みを述べます。その後、エピソードの部分では、自分にその強みがあることを照明できるような過去の経験を伝えます。

エピソードを話す際は、まず”どんな問題が起こったのか”という出来事を伝え、その出来事に対して”どのような行動を取ったのか””その結果どうなったのか””何を学んだのか”を具体的に伝えるようにしましょう。

結果を伝える際には、数字など具体的にイメージしやすいものを用いると説得力の強い自己PRになります。

そこまで伝えられたら、最後にまとめとしてその強みを活かして入社後どのように貢献できるかを伝えます。面接官にあなたが働いている姿を想像しやすくさせるために、できるだけ具体的に答えるようにしましょう。

この流れに沿って伝えることができれば、論理的で理解しやすい自己PRとなるはずです。

ちなみに、それでも自己PRをどのように伝えればいいのかわからない、あるいは面接になかなか受からないという方は就活エージェントに相談するのも一つです。

就活の悩みを相談したい...そう感じていませんか?

就職エージェントneo

就職エージェントneoでは、一人ひとり異なる就活状況、強み、適性、思考を加味してあなたに合った最適なアドバイスをしています。ES、履歴書、面接など個別性の高い疑問や悩みについても、一緒に考え内定に向けて伴走します。一人で就活を続けることが辛いと感じている就活生はぜひ一度相談してみてください。

就活生は要チェック!面接の自己PR・例文10選

では、ここからは具体的な自己PRの例文を見ていきましょう。5つのケース別にご紹介しますので、ぜひご自身が今想定している自己PRの方向性に近いものを中心に参考にしてください。

また、その後想定される追加質問も併せてチェックしてみてください。

【アルバイト編】面接の自己PR・例文

私の強みは、困難な目標に対しても達成できるまで諦めない粘り強さです。

大学2年生から家庭教師のアルバイトを行っているのですが、ある時、数学のとある公式の使い方を理解するまでにとても時間がかかる生徒さんがいました。

普段他の生徒さんには問題なく伝わる教え方で説明したのですが、全く理解できない様子だったため同じ職場で講師をしている方数名にアドバイスを仰いだところ「それで理解できないならもう仕方ないのではないか」という返答ばかりが返ってきました。

しかし、私はその生徒さんの家庭教師としての責務を全うできていないことに納得できず、お世話になっている大学の教授や、高校時代に数学が得意だった友人などに連絡を取って意見を聞き、全く違う観点での説明に切り替えることにしました。

するとその生徒さんは急に理解度が増した様子で、それまでどうしても解けなかった問題をすらすらと解けるようになりました。「やっと理解できた」と嬉しそうにしている様子を見て、私も本当に嬉しい気持ちになりました。

こうした困難な目標に対しても達成するまで諦めない粘り強さを活かして、入社後の業務に対しても少し困難な目標を自らに課し、求められている以上の価値を発揮できるよう努めたいと思います。

【想定追加質問】
→塾の講師として働き出したきっかけは何ですか?
→違う観点での説明とは、具体的にどういったものですか?

【部活動編】面接の自己PR・例文

私の強みは継続的に努力し続けることができる点です。

高校時代には柔道部に所属しており高校一年生から柔道を始めたのですが、私は他の男性選手と比較してかなり体が小さく筋肉がつきにくい体質だったこともあり、部の中でも戦力になれずずっと試合に出ることができませんでした。

しかし引退するまでには絶対に試合に出て白星をあげたいと考え、朝授業が始まるまでの間部室を貸してもらって個人練習を行ったり、食生活を改善しつつ部の練習後にはさらにジムに通って体作りを徹底したりしました。

結果、高校2年生の半ばには体重を13kg増加させることができ、選手としての力もつけられたため、試合へ出場して白星をあげ部に貢献するという目標を達成することができました。

これらの経験から、継続的に努力することで得られる達成感や、不可能と思ったことでも成し遂げられるチャンスがあるということを学びました。

【想定追加質問】
→練習する際には主にどのようなことへ一生懸命取り組みましたか?

【サークル編】面接の自己PR・例文

私の強みは計画力とサポート力がある点です。

大学時代はイベント運営サークルに所属しており3年生の頃には副代表になったのですが、とある規模が大きく関係者も多いイベントを企画することになった際、代表者にとても余裕がないことが見て取れました。

そこで副代表として代表の子をサポートしなければと感じ、その企画のタイムスケジュールを3ヶ月規模で表に落とし込み、サークルメンバーそれぞれの役割も細かくスプレッドシートに記載するなどして、代表の子ができるだけ全体の統括に集中できるよう道を整えることに専念しました。

そしてできるだけサークルメンバー全員と個別でコミュニケーションが取れるよう心がけ、サークルメンバーが全員同じ方向を向けるようサポートしました。

企画当日は前もって準備したことが功を奏し、200人もの人にその企画へ参加してもらい大成功を収めることができました。

入社後はこの計画力とサポート力を活かし、部署全体が一丸となってより大きな成果を収められるよう努めたいと思います。

【想定追加質問】
→具体的にはどのような企画を行ったのですか? →個別にコミュニケーションを取る際にはどのような点を意識しましたか?

【インターン編】面接の自己PR・例文

私の強みは、求められた以上のものを返すために努力できる点です。

昨年Webマーケティングを行うインターンシップに参加した際、「本当はこれだけの記事数を執筆してもらいたいところだけど負担が大きいからその3分の2の量で良い」と指示されたのですが、私は求められた以上のものを返したいことと、本来必要とされている量がわかっていることから、私は指示された1.5倍の記事数を執筆できるようスケジュールを立てました。

また質を落とさずに量をこなせるよう基本的な効率UP施策を実施しつつ、フィードバック内容の記録管理シートを作成してそれを定期的に振り返り、同じフィードバックを二度受けないよう工夫しました。

結果、期限ギリギリにはなってしまいましたが本来必要とされていただけの記事数を納めることができました。

社員の方からは、私の行動が自然と周りのインターン生の士気を高めることにも繋がったとお褒めの言葉をいただくこともできました。

御社に入社できた際には、求められた以上の価値を発揮して部署全体の生産性を高められるよう努めて参ります。

【想定追加質問】
→なぜ求められた以上のものを返したいと思ったのですか? →自分の中での目標達成が難しいと感じた際にはどのようにモチベーションを保っていますか? →インターンはどれくらいの期間参加していましたか?

【留学編】面接の自己PR・例文

私の強みは、複数人の意見をまとめて同じ方向を向いてもらうよう行動できる点です。

カナダに約6ヶ月間留学に行っていた際、グループ単位でプレゼンを行う授業があったのですが、それぞれ語学力が拙かったこともありメンバー全員が”自分の意見が正しい”といわんばかりの勢いで考えをぶつけ合っており、一向に考えがまとまらずにいました。

そこで私はそれぞれの意見をノートに書きだし、それぞれのメリットとデメリットを比較した表をその場で作ってメンバーに見せ、それぞれの意見の良いとこ取りができるような新しい意見を提案しました。

結果、メンバー全員が納得する形でプレゼン内容をまとめることができ、みんなで同じ方向を向いて準備を進められました。

入社後はこの強みを活かし、常にメンバーの意見や顧客の意見を客観視して、その時できるベストな状態に持っていけるよう努めたいと思います。

【想定追加質問】
→具体的にどのようなテーマについて協議したのですか? →文化の違いを乗り越える際に最も困難だったことは何ですか?

就活生は意外とやりがち!面接の自己PR・NG例

ちなみに、面接の自己PRでは意外とやってしまいがちなNGポイントがありますので、ここで簡単にお伝えしておきます。

根拠がない

まずは自己PRの根拠が見られない場合です。これはその自己PRを行うにあたって本人が経験した物事の内容が薄い、あるいは説明が少ないと捉えられた状況が該当します。

どんなに素敵な長所があると伝えたところで、それを裏付けるエピソードに説得力がなければ面接官も懐疑的になってしまいます。

自己PRの回答を考える際には、そもそもそれが本当に自分の強みなのか、もっと他に説得力を持って伝えられる強みがあるのではないか、と深く考えてから内容を組むようにしましょう。

仕事内容と合わない

自己PRで長所をアピールする際、その企業が求める人物像に合った強みをアピールしなければ、あまり意味を成しません。

その業種で活かせない強みをアピールされても、企業としてはその人材を採用する価値を感じられないからです。

面接を受ける前に今一度業界研究や企業研究を行った際の内容をおさらいし、志望企業の業種や求められる素養を理解したうえで、そこにより近い自分の強みを優先的にアピールできるよう準備しましょう。

自己PRがESの内容と異なっている

中には面接で述べた自己PRがESの内容と異なってしまっている就活生もいます。基本的に面接はESで伝えている内容をより具体的にアピールする場といえるため、全く違う内容のものを伝えるのはNGです。

「どっちが本当の強みなんだろう」「適当にESを書いたのかな」「他の企業とESの内容を使い回しているのかな」などと企業にマイナスイメージを与えてしまいかねません。

面接前には必ずその企業に提出したESの内容を振り返っておき、さらにその内容を面接で具体的に説明できるような準備をしておきましょう。

就活の悩みを相談したい...そう感じていませんか?

就職エージェントneo

就職エージェントneoでは、一人ひとり異なる就活状況、強み、適性、思考を加味してあなたに合った最適なアドバイスをしています。ES、履歴書、面接など個別性の高い疑問や悩みについても、一緒に考え内定に向けて伴走します。一人で就活を続けることが辛いと感じている就活生はぜひ一度相談してみてください。

この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ

大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、 就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。

そうなんだ!と気付きがあったらシェアしよう!

同じ条件の就職・転職記事

top