既卒就活のやり方6パターンを流れで徹底解説。必勝テクニックも

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「既卒の就活って何をどうすれば良いのかわからない」「新卒で失敗したのに今から就職なんてできるのかな」と不安ではありませんか?

既卒の就活は新卒と違いやり方が少し異なります。既卒も学校を卒業後3年以内であれば企業によっては新卒枠に応募することもできますが、その方法だけでは新卒と比較されやすくなかなか内定に繋がらないでしょう。

そこで本記事では既卒就活のやり方を6パターンご紹介します。既卒から正社員になった経歴を持つ筆者が実体験を踏まえた就活の必勝テクニックもお伝えしますのでぜひ参考にしてください。

この記事のまとめ

  • 既卒とは学校卒業後就職したことが一度もない人のこと
  • 既卒もしっかり準備して極端な就活をしなければ十分就職できる
  • 既卒就活には主に6つのやり方がある
  • 最もおすすめの既卒就活のやり方は「就活エージェント」を活用してプロにサポートしてもらう方法

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既卒とは?

既卒とは

既卒(きそつ)とは高校や大学、専門学校などの学校を卒業後正社員として就職したことが一度もないまま一定期間経過した人のことです。

法律上の定義などはありませんが一般的には卒業後3年以内の人を指す場合が多く、アルバイトや契約社員、派遣社員などとして働いている方のほか、留学経験者も含まれます。

ちなみに新卒、第二新卒、フリーターとの違いはそれぞれ下記の通りとなります。

既卒との違い

  定義 既卒との違い
新卒 卒業見込み、あるいは卒業して間もない学生 卒業後の正社員としての就業経験の有無
第二新卒 一度就職したのちおよそ3年以内に離職(転職)する人 正社員としての就業経験の有無
フリーター 主にアルバイトで生計を立てている人 既卒でアルバイトをしている場合、既卒とフリーターどちらにも該当する

「既卒は人生終了」って本当?

「既卒はもう就職できないんじゃないか」「既卒にはまともな将来が待っていないんじゃないか」と不安な既卒の人も多いでしょう。「既卒 人生終了」というキーワードを目にして不安が増した人もいるかもしれません。

たしかに既卒は新卒に比べると就活の難易度が高まりますが、きちんと対策をして極端な求人選びをしなければ就職することは十分可能です。

筆者も元々既卒でしたが、事務として勤めていたアルバイト先で正社員化することができました(真剣に働いている姿を上司が認めて正社員化の話をくれました)。周りにいた既卒の友人たちも、中小企業へ就職したりアルバイト先の飲食店で正社員化したりしていました。

面接で落とされ続けた既卒の友人もいましたが、面接の基本知識を知らずにマナー違反をしていたり面接対策をほとんどしていなかったりが原因だったため、きちんと対策をしたらすぐに内定が出ていました。

就活・転職専門監修者

既卒が十分就職できる事実についてはデータでも出ており、株式会社マイナビ「2024年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」によれば既卒の内定率は49.3%と2人に1人が内定をもらえています。

新卒者の一般的な水準に比較すると低めではあるものの、2021年以降はその数値は徐々に高まってきているのです。

既卒の就活が厳しいといわれる理由

では、既卒の就活はなぜ厳しいといわれているのでしょうか?

既卒就活が厳しい理由

既卒は新卒よりも応募できる企業がそもそも少ないです。既卒を歓迎する企業を絞り込む術がなく、就活のスタート段階で苦労する既卒者も多くなっています。

既卒は卒業後3年以内であれば(企業によっては)新卒枠に応募することも可能ですが、中途採用枠に応募する場合は未経験歓迎求人でない限り即戦力人材がライバルになるため不利です。

採用担当者から「働く意欲が低いのではないか」「長続きしないのではないか」「本人に何か問題があるのではないか」といったマイナスイメージを抱かれやすく、選考でそこを払拭できなければ簡単に落とされてしまいます。

既卒は新卒よりも越えるべきハードルがたくさん存在することから就活が厳しいといわれているのです。

既卒の就活が十分可能な理由

さて、そんなハンディの多い既卒の就活ですが実際には問題なく就職できますし将来的なキャリアアップも十分可能です。既卒が問題なく就職できると言い切れる理由には下記が挙げられます。

▼既卒が就職できる理由
〇人材不足の業界では既卒者を積極的に採用している
〇ポテンシャル採用が増加傾向にある
〇卒業後3年以内の既卒者の新卒枠での採用を国が推奨している

人材不足の業界(ITや建設、福祉、介護、運輸・物流、サービス業など)ではポテンシャル採用によって既卒者を積極的に採用しており、「新卒とほぼ変わらない若さ」を武器にその柔軟性や伸びしろ、体力をアピールしやすくなっています。

未経験者歓迎求人であれば中途採用枠だったとしても経験者のライバルが応募する確率が低いため狙い目です。

先ほども触れましたが卒業後3年以内の既卒者を新卒採用枠で受け入れるよう厚生労働省が推奨(対応企業は補助金を受給できる)していることもあり、既卒を歓迎する企業が増加している点も既卒就活のハードルを下げている一因となっています。

既卒が応募すべきは新卒枠?中途枠?

「既卒ってそもそもどの枠に応募すれば良いの?」とお悩みの人もいるかもしれませんが、結論、既卒は「新卒枠」「中途採用枠」の双方に応募することが可能です(学校卒業後3年以内の既卒者に限り、企業次第で新卒枠への応募が可能)。

従来、既卒者は中途採用枠に応募する形が一般的でしたが、2010年以降厚生労働省の指針改正によって卒業後3年以内の既卒者が新卒枠に応募できるようになりました。新卒枠で既卒者を受け入れた企業には補助金が支給されるなど企業にとってもメリットがあるため、その採用枠は徐々に増加しています。

就活・転職専門監修者

新卒枠と中途採用枠はそれぞれ応募するメリットが異なります。

各採用枠 応募するメリット・デメリット

採用枠 メリット デメリット
新卒枠 〇研修が手厚い
└新卒と一緒に一から教育を受けられる
〇大手への応募窓口である
└大手・有名企業の多くがこの枠
〇キャリアが平等
└入社後の待遇や昇進ペースが新卒と同様
〇選考期間が長い
└内定まで数ヵ月かかり、入社は翌年4月
〇倍率が非常に高い
└非常に多くの現役生がライバルとなる
〇空白期間などについて問われる
└現役生と細かく比較されやすい
中途採用枠 〇入社までの期間が早い
└ 最短1ヵ月程で働き始められる
〇内定率が高い
└既卒を前提に募集しているため引け目を感じない
〇ポテンシャル重視
└やる気や柔軟性、伸びしろを評価してもらえる
〇即戦力としての期待
└研修が新卒ほど丁寧ではないケースがある(未経験者歓迎求人は手厚い場合が多い)
〇同期が少ない
└通年採用のため同時期に入る仲間がいない可能性がある
〇大手・有名企業は難しい
└中小・ベンチャー企業や、人手不足の業界が中心

新卒枠と中途採用枠にはそれぞれ異なるメリット・デメリットがあることがお分かりいただけると思いますが、本記事でおすすめするのは「中途採用枠の未経験者歓迎求人へ積極的に応募しつつ、余力があれば新卒枠にも追加で応募する」スタイルです。

卒業後3年以内であれば新卒と同様に就活を進められるのはその後の研修やキャリアの重ね方を見るとメリットですが、ライバルが非常に多い中で現役生と厳しく比較されるということで内定までのハードルが非常に高いです。

内定を得られたとしても基本的には4月入社のタイミングまで待たねばなりません。

一方、中途採用枠の未経験者歓迎求人であれば経験者がライバルになることもほとんどなくポテンシャルを重視してもらえるため内定を得やすいです。短い期間で入社することができ、ある程度細かく研修を実施してもらえるため安心でしょう。

大手企業や有名企業にこだわっているわけではない場合は中途採用枠の未経験者歓迎求人をメインに狙うのが得策です。

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既卒就活のやり方6パターン

さて、先ほどは既卒が応募する採用枠についてご紹介しましたが、具体的にはどのように就活を進めていくことになるのでしょうか。ここでは既卒就活の6パターンのやり方について、それぞれ流れと共に詳しくお伝えいたします。

就活エージェントを活用する

本記事で最もおすすめする既卒就活のやり方は就活エージェントを活用する方法です。

就活エージェントは求人選び、履歴書対策、面接対策、企業とのやり取りの代行など、就活を内定までフルサポートしてもらえるサービスで、ほとんどの就活エージェントが完全無料で利用できるということで多くの既卒者が利用しています。

就活・転職専門監修者

既卒就活の6パターン比較表

やり方 サポートの手厚さ 内定までの目安期間 向いている人
就活エージェント プロが伴走(書類・面接対策込み) 比較的早い 一人で進めるのが不安な人
求人サイト サポートなし(自力) 自分のペース次第 自分で求人を見比べたい人
企業HP サポートなし(自力) 自分のペース次第 志望企業が明確な人
ハローワーク 職員による相談は可能 求人次第 地元での就職を考えている人
友人・知人の紹介 紹介者次第 比較的早い 信頼できる紹介者がいる人
バイト先での正社員化 職場次第 比較的早い 現在のバイト先で評価されている人

※内定までの期間は個人差があります。あくまで傾向としての目安です。

既卒に特化したサービスも一部存在し、既卒就活に精通したプロにサポートしてもらえるということで就活をほとんどしたことがない既卒者や内定が出ずに悩んでいる既卒者に人気です。

既卒者が自力で就活を進める場合少なくとも3ヵ月程度はかかるのが一般的ですが、就活エージェントではプロがサポートしてくれることからおよそ1ヵ月もあれば就職できるのが利点です。

担当のキャリアアドバイザーが求人票には載っていないリアルな職場環境や仕事内容について説明してくれるため、就活サイトを使って自力で就活を進めるよりもミスマッチを抑えられる点も魅力です。

就活エージェントは下記のような流れで進んでいきます。

就活エージェントはキャリアアドバイザーがリードしてくれる形で就活が進むため、既卒就活の進め方に少しでも不安がある人はぜひ利用すべきサービスといえます。

既卒特化型の就活サービスが一部存在しますので、どういったところを利用すれば良いかわからない方はぜひ下記を参考にしてください。

中でも「第二新卒エージェントneo」は未経験者歓迎求人が豊富で既卒就活に精通したプロが対応してくれるだけでなく、企業へ推薦もしてくれることから書類選考通過率が94.7%と高水準のためおすすめです。

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求人サイトからの応募

次に、求人サイトを利用して就活を進める方法です。これは自力で就活の全てを進めていく方法になるため、細かいスケジュール管理が大切です。内定までの流れは下記の通りです。

求人サイトに応募する場合は自力で就活を進めることになるため、求人選びや選考対策の段階で一人で悩み行動が止まってしまうという失敗パターンが少なくありません。

もし「書類選考で落ちる」「面接が怖い」と感じた場合は求人サイトと並行して就活エージェントを活用すると安心です。履歴書や面接のアドバイスを無料で行ってくれるため、精神的にかなり楽になるでしょう。

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ちなみに、求人サイト内にスカウト機能がある場合はONにしておくと、企業側から「面接を受けませんか」とオファーを受けられる場合があり効率的です。

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企業HPからの応募

企業HPから直接応募すると、求人サイト経由よりも志望度の高さや主体性をアピールできる利点があります。

1.採用ページ(Recruit)を探す

まずは企業HPの右上などに掲載されている「採用情報」「Recruit」といったページを見つけましょう。

募集枠については「新卒採用」「中途採用」の双方を確認してください。募集要項に「既卒可」「卒業後3年以内」などの記載があるかを確認し、記載がない場合は問い合わせフォームから「既卒ですが応募可能でしょうか」と連絡したうえで動くと円滑でしょう。

2. 応募書類の準備

独自の応募フォームに情報を入力するか、履歴書データをアップロードして送信する場合が多いです。履歴書や自己PR書については PDF形式で用意しておくと良いでしょう。

ちなみに、企業HPからの応募においては「数ある中でその企業を直接選んだ理由」を細かくみられる傾向があるため、HPの情報を隅々まで読み込んだうえで説得力のある志望動機を考えてみてください。

3. 直接コンタクト・面接

専用フォームあるいは指定のメールアドレスへ応募書類を送ります。メールの場合は件名に「【既卒応募】〇〇 〇〇(氏名)」と明記したうえで丁寧な文面を添えましょう。

求人サイトのように文字数や形式の縛りがないため、ポートフォリオやこれまでの学習成果をまとめた資料を添付するなどして自由にアピールすることが可能です。

ちなみに、企業HPから直接応募すると採用担当者と直接やり取りすることになるため、面接の日程調整などはメールや電話で直接調整します。この場合返信速度がそのまま「入社意欲」として評価対象となるため、できるだけ早く丁寧に返信するようにしましょう。

また面接においては「なぜわざわざHPから応募してくれたのか」という点を確認される場合が多いです。いかにその企業に対する熱意が高いかを説得力をもって説明できるようにしておくと良いでしょう。

4. 内定・条件交渉

内定後のやり取りも直接行うことになりますので、入社日や給与条件などの不明点は自ら確認しましょう。

企業HPから応募する場合は企業ごとに情報を入力してメールを個別に管理しなければならないため手間がかかるデメリットがあります。また、最初から既卒歓迎を謳っていない企業の場合は断られる可能性があること、他社との条件比較が難しく視野が狭くなりやすいことも否めません。

しかし、大手の求人サイトほど応募が殺到しないため埋もれにくく、「わざわざ企業HPから個別に応募してきてくれた」という点を評価してもらいやすいため、特に思い入れのある企業へ応募したい場合は有効といえます。

就活・転職専門監修者

ハローワークを活用する

ハローワーク(公共職業安定所)を利用しての就活は、国の運営機関を利用できること、既卒者を応援する専門窓口が存在することが大きなメリットです。

既卒者の場合は学校卒業後およそ3年以内の人材を対象とした「新卒応援ハローワーク」または「わかものハローワーク」を利用するのがおすすめです。持ち物は特にありませんが、筆記用具や履歴書のラフ案を持っていくと円滑でしょう。

1. 求職申込みを行う

窓口で「求職申込み」を行います。全国の求人検索ができるようになったり、個別サポートを受けられるようになったりします。

2. ジョブサポーターに相談する

ハローワークを利用するとジョブサポーターが担当者としてついてくれます。既卒になった理由など面接官の既卒に対する懸念点を払拭してくれるような回答を一緒に考えてくれます。自己分析のサポートや自分の希望や強みに沿った求人を提案してくれるため便利です。

3. 求人検索・紹介状の発行

ハローワーク内のPCか個人のデバイスで求人を検索します。既卒が応募できるかどうかについては求人票の「既卒者の応募可否」欄をチェックしましょう。

気になる企業があれば、窓口の職員に伝えてください。職員が企業に電話し、今も募集中か、既卒でも応募可能かを確認したうえで紹介状を発行してくれます(紹介状があることで選考がスムーズに進みます)。

4. 書類添削・面接対策

応募が決まったら、その企業に合わせた対策を行いましょう。履歴書や自己PRについては職員が細かくアドバイスしてくれるため安心です。

実際の面接を想定した模擬面接も実施してもらえるため便利です。「なぜ既卒になったのか」「既卒期間中に何をしていたのか」といった既卒ならではの対策も講じてもらえます。

5. 選考・合否連絡

その後は紹介状を持って企業に応募します。合否については本人だけでなくハローワークにも届くため、もし不採用だった場合も職員が「何が原因か」を一緒に振り返ってくれるため、次の応募に繋げられます。

ハローワークは 求人サイトに載っていないような地域密着企業の求人が多い利点がありますが、求人数が非常に多く質にばらつきがあり、中にはいわゆるブラック企業に該当するような求人が混ざっている場合があるため注意が必要です。

就活・転職専門監修者

友人・知人の紹介(リファラル採用)

友人・知人からの職場を紹介してもらうスタイルはいわゆるリファラル採用と呼ばれるもので、既卒就活で内定を得やすいやり方の一つです。

「なぜ既卒になったのか」という点についても友人・知人があらかじめフォローしてくれているケースが多く、紹介による信頼度の高さから内定に繋がりやすいのです。

リファラル採用における面接では、友人・知人から企業が説明を受けている評価と実際の印象が大きく乖離していないか確認されます。

友人には話していない「公に向けた志望動機」や「将来のキャリアプラン」などについても質問されるため、通常の就活と同様にしっかりと準備しておく必要があります。

内定が出た際、一般的には給与や入社日などの基本条件について友人・知人を通さず直接人事とすり合わせるケースが多いですが、直接質問しにくいことは友人・知人にこっそり相談できる点がリファラル採用のメリットです。

リファラル採用では友人・知人から企業内部のリアルな情報を教えてもらえるため入社後のギャップを防げる点が大きなメリットで、書類選考が免除されたり面接がカジュアルになりやすかったりするため既卒者も内定を得やすいのがポイントです。

ただし、友人・知人の手前入社後に合わないなと感じても簡単には辞めにくいほか、選考に落ちた場合に友人・知人との関係で気を使う必要が出てくる場合があります。ある程度気心が知れている関係値の友人・知人からの紹介を受けられるならそれがベストといえるでしょう。

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バイト先での正社員化

最後にご紹介するのはアルバイト先での正社員化についてです。飲食店などでよく見られますが、その他の職種でも企業によって一部見られます。

基本的には正社員化制度が設けられていてかつ日頃の働きぶりが認められていないと活用できないやり方になりますが、既卒者にとってより確実性が高く心理的ハードルが低いやり方です。

すでに労働環境を把握している職場なのでミスマッチも生じず、「既卒であることの理由」なども面接で聞かれることがありません。

店長や上司に正社員化したい旨を伝える際には、今の仕事にやりがいを感じていること、就活も検討したがもう一段階ステップアップさせたうえで責任ある立場で今の仕事に携わりたいことの2点を添えると熱意が伝わりやすいでしょう。

職場によって異なりますが正社員化試験が用意されているケースがほとんどで、適性検査や一般常識に関する筆記試験が課されることもあります。面接が設けられている場合は本社の人事担当者やエリアマネージャーといった普段接していない人と面接することになるでしょう。

個人経営の飲食店などはすでに責任者との信頼関係が構築されているということで、条件をすり合わせるための面談のみが設けられる場合もあります。

筆者も既卒として事務のアルバイトをしていた職場で正社員化を果たしましたが、当時は直属の上司と今後一緒に働く新しい上司、さらにその上の上司の3人と一度カジュアルな面接を実施してもらい、その後無事内定通知をもらいました。

就活・転職専門監修者

ちなみにアルバイトと正社員では細かい条件が異なる場合があるため、認識に齟齬がないようあらかじめ細かくすり合わせておくようにしましょう。たとえば「アルバイト時は残業代が全て出ていたところが正社員になると残業代が固定で給与に含まれる、ただし残業の上限は月30時間まで」などの変化が想定されます。

改めてになりますが、バイト先で正社員化する場合すでに信頼と実績が評価されているため一般的な就活よりも圧倒的に内定率が高く、内情を把握している職場で働けるため入社後のミスマッチも生じません。

基本的には今の仕事の延長線上にある仕事を行うため、完全に一から勉強しなければならないようなこともなく、既卒としてのハンディがほとんど影響しません。ただし、正社員化が可能な職場は限られています。

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既卒就活の必勝テクニック11選

さて、ここまでで既卒就活のやり方を詳しくご紹介してきました。中には内定を得やすい就活方法もありますが、それでも新卒に比べて就活のハードルが高いことは否めません。そこでここでは既卒就活の必勝テクニック11選をご紹介したいと思います。

就活支援サービスを複数併用する

既卒の就活方法として最もおすすめなのは就活エージェントの利用ですが、一つのエージェントのみを利用していると求人の選択肢も出会う担当者も限られ、もらえる情報やアドバイスが偏ってしまうため複数サービスを併用するのがおすすめです(大半のエージェントが許可しています)。

株式会社マイナビ「2024年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」によれば「卒業後の就職活動において大変だと思うこと」への回答として「既卒者募集をしている企業が探しづらい」という意見が上位となっていました。

そもそも既卒者を募集している求人は少なく自力で絞り込むのは容易ではないため、そういった観点からも就活エージェントでプロにサポートしてもらうと安心です。

どのサービスを選べば良いかわからない場合は強みの異なる3社を下記にまとめましたので、第一ステップとしてこれらにまとめて登録するのがおすすめです。

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就職するゴール時期を決める

既卒の就活は新卒と違い明確なゴール時期がありませんが、内定時期が伸びれば伸びるほど既卒就活は不利になってしまうため、できるだけテンポよく就活を進めることをおすすめします。

「〇月までに内定をもらって〇月には入社する」など自分の中でゴール時期を見つけられると良いのではないでしょうか。

ちなみに既卒就活は通常3ヵ月~半年ほどの期間で行われることが多いため参考にしてください(就活エージェントを利用する場合はおよそ1ヵ月ほどで内定が出ることが多いです)。

納得できる「就職したい理由」を見つける

書類・面接対策などは特に面倒に感じられつい先延ばししたくなってしまうかもしれませんが、自分の中で納得できる「就職したい理由」を明確に見つけられてさえいれば、先延ばししたい気持ちよりも就職したい気持ちを優先させやすくなるでしょう。

抽象的な観点ですが既卒の就活という期間に制約がないものを短期間で完結させるにはとても重要です。「今よりもっと稼ぎたい」「将来を安定させたい」など何でも構いませんので、自分がしっくりくる理由をまずは見つけてみましょう。

自己分析を徹底する

既卒就活のハンディを軽減するには、アルバイト経験や資格などの新卒にはない既卒ならではの経験やスキルを洗い出すだけでなく、自分にどういった強みがあり、それをどう企業で役立てられるのかを言語化することが重要です。

自己分析ツールが展開されている就活サイトなどを活用してみましょう。

視野を広げる

既卒就活では「ファッション業界じゃないと就職したくない」と業界を特定しすぎる、「フルリモートじゃないと嫌」「年収500万円以上じゃないと納得できない」と理想条件を絞り込みすぎるなどして応募できる求人が限られてしまい、なかなか内定が出ないというケースが多いです。

上記のような好条件求人の場合、応募はできても人気な分ライバルに採用枠を奪われやすくなってしまいます。

「なぜその条件が良いと思ったのか」から深堀っていき、自分が仕事や職場に求める価値を根本から把握し直すことで「それなら業界で限定せずに〇〇職で探したほうが可能性が広がるな」など視野を広げられるでしょう。

「できること」から職種を絞り込む

既卒者は「スキルがなく、新卒よりも社会人としてのスタートが遅れている」というハンディを背負っている分、新卒と同様に「やりたいこと」を軸に求人を選んでも応募できる求人が限られてしまいます。

既卒者はまず「できること」「得意なこと」を見つけ、それを活かせる職種や業界を狙うのが確実です。選考時にも自分がどう役に立つのかを説明しやすくなるでしょう(先ほども触れたように、今は難しくても一度就職してスキルを培えば本当にやりたい仕事に就くことも可能です)。

下記に強み別の適職を一覧化しましたので、ぜひ自分の強みに適している仕事についてチェックしてみてください。

【強み別】適職一覧

強み 向いている職種(例) 活かされる理由
正確性・緻密さ 事務(一般・営業事務)、データ入力、工場の品質管理・検品、経理アシスタント ミスが許されない環境で細部まで徹底して確認できる能力が評価されやすい
集中力・持続力 ITエンジニア(プログラマー)、インフラエンジニア、製造スタッフ(ライン作業)、警備員 外部の刺激を遮断し、一つの作業や課題に深く潜り込んで成果を出せる能力が問われる
共感力・傾聴力 介護職、カスタマーサポート(コールセンター)、接客・販売スタッフ、ホテルスタッフ 相手の感情を察して信頼関係を築くことが求められる
対人影響力・交渉力 営業職(個人・法人)、販売職(携帯ショップ等)、人材コーディネーター 自分の考えを言語化して伝え、人を動かしプロジェクトを推進する力が求められる
論理的思考力 施工管理、ITエンジニア(設計・構築)、家電量販店販売、物流管理 複雑な事象を整理して一貫性のある解決策を導き出す能力が問われる
創造力・発想力 Webマーケティング(運用担当)、SNS運用代行、店舗レイアウト担当、広告営業 ゼロから新しいものを生む能力や既存の枠にとらわれない発想力、提案力が輝く
適応力・柔軟性 総合職(中小・ベンチャー)、店舗運営(店長候補)、飲食・サービス、配送ドライバー 予期せぬトラブルや環境の変化にも冷静に対処し、ベストなアクションを瞬時に模索できる能力が問われる
計画性・管理能力 施工管理、倉庫管理・在庫管理、生産管理(アシスタント)、ルート配送 ゴールから逆算してタスクを分解し、スケジュール通りに進める能力が求められる

中途枠の「未経験者歓迎求人」を積極的に狙う

既卒者は企業によって新卒枠に応募することも可能ですが、実は中途採用枠の「未経験者歓迎」としている求人が狙い目です。未経験者歓迎求人であればスキルの有無は問われませんし、新卒と比較されることも避けられます。

未経験者歓迎求人の場合、高収入が期待できない分経験者はほとんど応募してこない傾向があるためライバルが少ないのです。未経験者歓迎求人の場合は就職後にしっかり研修期間を設けて丁寧に教育してくれるケースが多いため、入社後も安心です。

未経験者歓迎求人を探すには転職サイトを活用するか転職エージェントに紹介してもらう方法がベターでしょう。

応募企業数を増やす

既卒就活はハードルが高いため、応募企業数をできるだけ多くして内定をもらいやすい状況を整えるのがポイントです。一社一社結果が出るまで待ってしまうとどんどん内定時期が伸びてしまいますので注意しましょう。

既卒になった理由の回答を用意する

株式会社マイナビ「2024年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」によれば「卒業後の就職活動において大変だと思うこと」への回答の第一位は「既卒として就職活動している理由を聞かれる(46.2%)」というものでした。

就活開始時期が遅れた、やりたいことが見つからないまま卒業時期を迎えてしまったなど決してポジティブではない理由の場合は、選考時に少しでも好印象に繋げられるような回答を用意しておくことが大切です。こちらについても考えつかない場合は就活エージェントのプロに相談すると良いでしょう。

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ちなみに、求人サイト内にスカウト機能がある場合はONにしておくと、企業側から「面接を受けませんか」とオファーを受けられる場合があり効率的です。

既卒期間中にしていたことを説明できるようにしておく

既卒就活では既卒であることのマイナスイメージを払拭し、好印象に繋げることが重要です。アルバイトでのスキルアップや資格の勉強、プログラミング学習など、既卒期間中に取り組んでいたことがあれば選考でアピールできるよう準備しておくと良いでしょう。

面接練習を徹底する

面接対策の徹底が既卒就活の成功を左右すると言っても過言ではありません。聞かれそうな質問への対策を練るだけでなく、当日も上手く立ち回れるよう面接練習を繰り返し行うことを強くおすすめします。

家族や友人に手伝ってもらい、あえて想像していなかったような難しい質問を投げかけてもらうのも良い方法です。

既卒の就活に関してよくある質問

最後に、既卒の就活に関してよくある質問とそれぞれの回答をご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

  • Q

    そもそも既卒って?

    A

    既卒(きそつ)とは一般的に学校卒業後3年以内で一度も就職していない人を指し、アルバイト経験者や留学経験者も含まれます。

  • Q

    既卒と新卒、第二新卒、フリーターの違いって?

    A

    新卒は卒業見込みの学生のことで、学校を卒業していない点で既卒と異なります。第二新卒は新卒で入社後3年以内に退職した人を指し、社会人経験がある点で既卒と異なります。

    フリーターは主にアルバイトで生計を立てる人を指し、既卒でアルバイトをしている人はフリーターにも該当することになります。

    既卒と新卒の違い

  • Q

    既卒になったら人生終了?

    A

    「既卒になったら人生終了なのではないか」と感じている方もいるかもしれませんが、既卒も就職することは十分可能ですし、思い描くキャリアを目指すこともでき、決して人生終了にはなりません。

    新卒に比べて求人数が少なく、場合によっては中途採用枠に応募する形になることからも新卒よりも就活のハードルが高まることは否めませんが、人材不足の業界では既卒者を歓迎する企業が増加傾向にあるほか、学校を卒業後3年以内の既卒者を新卒枠で採用する企業が増えている点を鑑みても既卒としての就活を悲観することはありません。

    大切なのは既卒としての期間が長くなるほどに就活が不利になる傾向があることを念頭に置き、できるだけ短期間で就活を成功させられるよう戦略的に就活を進めることといえるでしょう。

  • Q

    既卒としての就活のやり方って?

    A

    適した方法は人によって異なりますが、就活に不慣れな人や内定がなかなか出ない人には就活エージェントの利用をおすすめします。就活エージェントを利用すると就活のプロから下記のようなサービスを受けることができます。

    〇求人・企業の紹介(非公開求人含む)
    〇自己分析のサポート
    〇ES・履歴書作成のサポート
    〇面接対策のサポート(フィードバック含む)
    〇企業とのやり取りの代行(面接日程調整・入社条件の交渉など)


    就活エージェントには新卒の就活や社会人の転職に対応しているものなどがありますが、たとえば「第二新卒エージェントneo」などは既卒の就活をサポートしており、既卒就活に精通したプロが入社までを完全無料で全面的にサポートしてくれます。

    リアルな職場環境など求人票にない情報も、実際に職場へ足を運んでいる担当者が細かく説明してくれますし、追加で気になる情報があれば企業に確認してくれるため入社前後のギャップが抑えられている点も魅力です。

    就活エージェントはそのほとんどが完全無料で利用できますので、気になる方はぜひ「第二新卒エージェントneo」などの既卒向けの就活エージェントを利用してみてください。

    > 第二新卒エージェントneoでプロに就活をサポートしてもらう

  • Q

    既卒を募集している企業がわからない

    A

    既卒を募集している企業の情報は新卒向けの就活サイト、既卒向けの就活サイトの双方にたくさん掲載されています。新卒向けの就活サイトでは「既卒」という検索キー(検索オプションが用意されている場合もある)で絞り込むと効率的です。

    既卒向けの就活サイトであればそもそも既卒を歓迎している企業ばかりが集まっているため効率的に探せます。エージェントサービスを利用できるところが多く、求人選びから書類・面接対策まで完全無料でフルサポートしてくれます。希望を伝えればそれに沿った企業を紹介してくれるため便利です。

    ちなみにIT業界やインフラ・製造業、小売・サービス業については人材不足だったり事業拡大の必要があったりするため、若さゆえの伸びしろやポテンシャルを重視してくれるため既卒にとって狙い目です。

  • Q

    既卒は何ヵ月くらいで就職できる?

    A

    既卒の就活期間は一般的に1ヵ月〜3ヵ月が目安と言われています。新卒の就活は通常半年〜1年近くかけますが、既卒は通年採用である中途採用枠や既卒向けのスピーディーな選考に乗ることが多いため、一度動き出すとトントン拍子に進むケースが多いのです。

    最も内定までの期間が短いのは既卒特化型の就活エージェントで、一般的にはおよそ1ヵ月以内に就活が終了します。実際に既卒向けの就活エージェントには内定までの最短期間を1~2週間と謳っているところも多いです。

    ただし、公務員試験と並行している場合や大手企業の新卒枠(4月入社)のみに絞っている場合はおよそ半年ほどかけるケースが多いです。

  • Q

    「既卒として就活している理由」を答えられない

    A

    「どうして今就活しているんですか?」「なぜ既卒になったんですか?」といった質問は既卒就活の面接で最も緊張するものかもしれません。

    「自分を否定されているのではないか」と不安に感じるかもしれませんが、企業側はただ「現状をどう捉え、今後はどう変わっていくのか」という納得感を求めているに過ぎないためあまり身構えずに考えましょう。

    無理に完璧な回答を用意する必要はなく、本当の状況をポジティブに変換し、今後どのように前向きに進もうとしているかを添えてみてください。たとえば「就活のやる気がでなかった」「就活が間に合わなかった」という場合は、準備不足だったことを素直に認めつつ、今は本気であることを理由を添えて伝えましょう。

    例)学生時代は〇〇に注力しており、就職活動のスタートが遅れてしまいました。当時は「なんとかなるだろう」と甘く考えていましたが、卒業後に改めて自分について見直し、現在は〇〇の分野で貢献したいという強い思いを持って活動しております。

  • Q

    既卒就活について誰に相談すれば良いのかわからない

    A

    既卒就活の相談相手として最もおすすめなのは、既卒に強い就活エージェントのキャリアアドバイザーです。既卒就活市場に精通しており、これまで何人もの既卒者の就活を支援してきていることから有用なアドバイスを受けられるはずです。

    仕事探しについてだけでなくどうしたら内定が出るのかというポイントも、完全無料で細かくサポートしてくれます。そのほか、ハローワーク(わかものハローワークがベター)、大学のキャリアセンターも既卒の就活相談の場として適しています。

    OB・OG、友人、家族など信頼できる身近な人にも併せて相談するのも良いでしょう。就活カフェやSNSで情報収集を行うのも有効です。

  • Q

    既卒でも新卒向けの就活サイトを利用できる?

    A

    既卒でも新卒向けの就活サイトは利用できます。「既卒」という検索オプションがあるサイトが多く、新卒枠で応募できる企業も存在します。

    ただし、既卒特化型の就活サイトや20代向けの就活サイトでは未経験歓迎、ポテンシャル重視といった求人が多く就活サポートも手厚いため、これらを併用するのが効率的です。

まとめ

本記事では既卒就活のやり方をご紹介しました。ご自身に合っていそうなやり方を見つけられていたら幸いです。既卒になったとしても労働環境が整った企業への就職は問題なくできますし、その後のキャリアアップも十分可能ですので前向きに進めていきましょう。

「就活してるけど全然内定が出ない」「就活をしたことがなくて何もわからない」という既卒の人は就活エージェントのプロを頼るのがおすすめです。たとえば「第二新卒エージェントneo」は既卒に強く、就活を徹底的にフルサポートしてくれます。

未経験者歓迎求人が豊富なこと、プロが丁寧に選考対策をサポートしてくれることから多くの既卒者が就職を果たしています。完全無料で相談だけでの利用もOKですのでぜひ活用してみてください。

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ちなみに、求人サイト内にスカウト機能がある場合はONにしておくと、企業側から「面接を受けませんか」とオファーを受けられる場合があり効率的です。

この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ

大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、 就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。

そうなんだ!と気付きがあったらシェアしよう!

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