【就活】面接で評価される「座右の銘」とは?例文付きで答え方を解説

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この記事のまとめ

  • 就活で座右の銘を聞かれたら「生きるうえで大切にしている言葉」を伝える
  • 座右の銘を選ぶ際は、「自分と関連の低い座右の銘」や「エピソードが弱い座右の銘」は避け、「経験と紐づくもの」「企業理念と近いもの」「仕事内容に活かせるもの」を選ぶと良い
  • 座右の銘の回答ステップは「座右の銘→その座右の銘を選んだ理由→選んだ座右の銘を軸として今後どう活かしていきたいか」とする

CHECK!

厚生労働省のHPに掲載されている『公正な採用選考の基本』によると、”人生観、生活信条に関すること”は採用選考時に配慮すべき事項であり、就職差別につながるおそれがある事例に抵触する可能性があります。しかし、就職活動で聞かれやすい質問の一つであるため、本記事ではその対策方法等を解説させていただきます。
【参考】厚生労働省:公正な採用選考の基本

企業が面接で「座右の銘」を聞くのはなぜ?

そもそも企業はなぜ面接で「座右の銘」を質問するのでしょうか。考えられる主な意図としては下記が挙げられます。

■就活生が仕事にどう取り組む人かを知るため

■就活の軸を知るため

就活生が仕事にどう取り組む人かを知るため

面接官は就活生の座右の銘から、その人の「人柄」「仕事の取り組み方」を見ようとしています。 例えば「一期一会」を座右の銘にしている人の場合「人との関わり合いを大切にしている人だ」という印象を持つでしょう。
人との出会いを大事にしているからこそ、社内の人とも積極的にコミュニケーションをとって仕事を進めることができるのではないか、と座右の銘からその人の働いている姿までイメージします。 そのため、自分の座右の銘がどのような印象を与えるかを考えたうえで、面接で伝える座右の銘を考える必要があります。

あなたの就活の軸を知るため

座右の銘とはその人が持つ行動指針の1つであるため、面接官はそれについて聞くことで、あなたの就活の軸を探りたいとも考えています。 つまり面接官は、仕事で壁にぶつかった時、この人はどのような軸を中心に行動するかということを知るために、座右の銘を聞いているのです。

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自分を表す「座右の銘」の選び方

ここでは、「座右の銘なんてないよ…」という就活生に向けて、面接で聞かれる座右の銘の選び方を3つ紹介します。

これまでの経験と紐づくものを選ぶ

座右の銘を選ぶ際は、これまでの経験と紐づくものを選ぶことでエピソードに説得力を持たせましょう。 例えば「高校時代の部活動でレギュラーメンバーに選ばれず悔しい思いをしたが、引退するまでにレギュラーに選ばれるという目標の達成に向け、毎日欠かさず自主練を行った」という経験をしたとします。 このような経験をした人は、「石の上にも三年(がまん強く辛抱すれば必ず成功すること)」という座右の銘を選ぶことで、エピソードと関連付けることができるはずです。
座右の銘と関係のある過去の経験について具体的に伝えることで、あなたの人柄を十分にアピールしましょう。

企業理念と近いものを選ぶ

企業は面接で就活生の座右の銘を聞き、仕事への取り組み方まで見ています。そのため、面接で答える座右の銘は志望企業の企業理念と近いものを選ぶと良いでしょう。
例えば、志望企業が協調性やチームワークを重要視している企業であった場合、座右の銘で「頑固一徹(とてもかたくなで、一度思い込んだら、どうしても自分の考えを曲げない)」とアピールしてしまうと、自社の社風とマッチしていないと思われてしまう可能性があります。 座右の銘を選ぶ際は志望企業についてしっかりと調べたうえで、選考通過が期待できる内容を選びましょう。

仕事内容に活かせるものを選ぶ

座右の銘を選ぶ際には、上に述べたように経験と紐づくものや企業理念と近いものを選ぶようにしましょう。 しかし、上記の2点のみでは就活生がその企業の仕事内容に適性があるかまでは判断することができません。 つまりあなたの人柄や考え方が、志望企業の仕事内容にも活かせるということもアピールする必要があります。 そのため、まずは志望企業の仕事内容を理解し、自分の性格や強みで活かせるものがないかを探してみてください。

就活の面接で「座右の銘」を聞かれた時の答え方

面接で座右の銘を聞かれた際は、下記のフレームワークに従って回答しましょう。
就活の面接で座右の銘を聞かれた時の答え方
まずは、結論の部分で自分の座右の銘を述べたうえで、エピソードの部分で「この座右の銘を選んだ理由や背景」を簡潔に解説しましょう。 最後に、 座右の銘を軸にして、今後の社会人生活をどう過ごしていきたいかを詳しく述べましょう。

ここまで、面接でアピールする「座右の銘」の選び方や答え方などについて紹介してきました。伝えるべき内容や伝え方の流れについては理解できたが、実際にどう伝えれば良いか、いまいちイメージがつかめていないという就活生は面接の練習を積むことをおすすめします。

面接練習は就活エージェントで行うことができるため、本番に備えて練習したいという人はぜひ活用してみてください。

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就活の面接で使える「座右の銘」35選

ここでは面接で使える座右の銘を「四字熟語」「ことわざ」「有名人の言葉」の3つに分けて紹介します。

四字熟語

・臥薪嘗胆(がしんしょうたん):将来の成功を期して苦労に耐えること。

・温故知新(おんこちしん):前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。

・有言実行(有言実行):口にしたことは、何が何でも成し遂げるということ。

・一期一会(いちごいちえ):一生に一度だけの機会。生涯に一度限りであること。

・初志貫徹(しょしかんてつ):初めに心に決めた志を最後まで貫き通すこと。

・七転八起(しちてんはっき):何度失敗してもくじけず、立ち上がって努力すること。

・明朗闊達(めいろうかったつ):明るくほがらかで、細事にこだわらないさま。

・切磋琢磨(せっさたくま):学問や人徳をよりいっそう磨き上げること。

・日進月歩(にっしんげっぽ):日に日に、絶えず進歩すること。

・先難後獲(せんなんこうかく):難事を先にして利益を後回しにする意。

・迅速果断(じんそくかだん):すばやく物事を処理し、勇気を持って決断すること。

・粉骨砕身(ふんこつさいしん):力の限り努力すること。

・誠心誠意(せいしんせいい):このうえないまごころ。まごころのこもるさま。

・千思万考(せんしばんこう):あれこれと思いをめぐらすこと。また、その思いや考え。

・勇猛果敢(ゆうもうかかん):勇ましくて力強く、決断力のあるさま。

【引用】goo辞書

ことわざ

・継続は力なり:わずかなことでも、続けて行えば成果となってあらわれる。

・石の上にも三年:がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえ。

・思い立ったが吉日:何かをしようという気持ちになったら、その日が吉日と思ってすぐに始めるのがよい。

・習慣は第二の天性なり:習慣の力は大きなもので、生まれつきの性質と変わらないほど日常の行動に影響を及ぼす。

・笑う門には福来たる:笑いの絶えない人の家には、自然と幸福が訪れる。

・明日は明日の風が吹く:明日はまた、別の成り行きになるので、くよくよするな、の意。

・塵も積もれば山となる:ごくわずかのものでも、数多く積もり重なれば高大なものとなることのたとえ。

・蟻の思いも天に届く:弱小な者でも一心に念じれば望みが達せられることのたとえ。

・石橋を叩いて渡る:用心の上にも用心深く物事を行うことのたとえ。

・初心忘るべからず:習い始めのころの謙虚で真剣な気持ちを忘れてはならない。

【引用】goo辞書

有名人の言葉

・自分に打ち勝つことが、もっとも偉大な勝利である(プラトン)

・為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり(上杉鷹山)

・生きるとは呼吸することではない、行動することだ(ルソー)

・一日を生きることは、一歩進むことでありたい。(湯川秀樹、理論物理学者、ノーベル物理学賞受賞)

・もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である(渋沢栄一)

・世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ(ソクラテス)

・暗いと嘆くより、あなたが進んで明かりを灯しなさい。(マザーテレサ)

・絶対は絶対にない(織田信長)

・努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。 井上靖(作家)

・恐怖はつねに無知から生じる。エマーソン(アメリカの思想家)

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就活の面接で「座右の銘」を聞かれた時の回答例5選

以下では、エントリーシート(ES)での先輩の回答例を紹介していきます。 「座右の銘はあるけどどうアピールすれば良いかわからない」という就活生は、以下のエントリーシート(ES)を参考に、伝え方を学んでいきましょう。 また、それぞれの回答に対して深堀りされることもあるため、追加の想定質問も紹介していきます。

人事を尽くして天命を待つ

「人事を尽くして天命を待つ」です。 この座右の銘を持つに至った理由には、中学校時代の経験があります。野球部に所属していた私は、大事な試合において、弱気で中途半端なプレーをしてチームを負けさせてしまいました。当時のチームメイトは「お前のせいじゃない」などの優しい言葉をかけてくれましたが、たった一つのプレーによりそれまで積み上げてきた全員の努力を無駄にしてしまったこと、そして自分の持てる力の全てを出し切らずに負けてしまったことに大きな後悔を感じました。その経験以降、たとえ失敗したとしても「ここまでやってダメだったなら悔いはない」と思えるように、あらゆることに全身全霊で取り組むようになりました。 その成果は、大学において約8割の科目で優の評価を貰っていることや、大学から始めたバドミントンで経験者と肩を並べるまでに上達したことなどに表れています。 今後もこの姿勢を忘れず、悔いのない人生を送りたいです。

情けは人の為ならず

座右の銘は「情けは人の為ならず」です。この言葉を選んだ理由は、周囲の人のために行動したことで感謝の言葉をいただけ、自身の喜びにつながることを実感してきたからです。中学時代に所属していた○○部の活動では、ケガをすることが多く、練習に参加できない日々が続きました。そのような状況下で自身にできることはないかと考え、球の空気入れや倉庫内の掃除等の雑用を行い、部員がプレーに集中しやすい環境を作ることに注力しました。その結果、部員や顧問の先生方から感謝の言葉や手紙をいただけ、非常に嬉しかったことを覚えています。このように、周囲の人への思いやりを持った行動を大切にしてきたため、この言葉を選びました。

勇往邁進

「勇往邁進」です。新しいことにも失敗を恐れず挑戦することができます。大学生活では半年間のカナダへの留学やミスキャンパスの運営など新しい環境に自ら足を踏み入れ失敗を恐れず挑戦しています。

災いを転じて福となす

私の座右の銘は「災いを転じて福となす」です。成功も失敗も全て成長の糧になると考え、恐れずに挑戦できます。高校までの私は正反対でした。父親の転勤で渡米した際、当初は積極的に英語を話していたのですが、次第にうまく伝わらないことが迷惑ではないかと感じ、徐々に会話に消極的になってしまいました。後に失敗しても積極的にチャレンジすることが英語習得への近道だと気づき、成長する機会を有効活用できなかったことを反省しました。この経験から、成長するには積極的な挑戦が大切だと学び、大学では今まで経験の少なかったリーダー役として部長に挑戦し、メンバーを統率するマネジメント力と、先を見据えて行動する計画性を得ました。

現状維持即脱落

私にとって、仕事とは【個性や強みを結集し、幸せの総量を増やす】ことだと考えます。 私は「現状維持即脱落」を座右の銘とし、ゼミ活動で、未経験ながら◎人を巻き込み、動画制作に挑戦しました。当初は1人での制作を計画しましたが、◎日間で高い質の動画を制作するため、周囲を巻き込むことを決意しました。具体的には、必要な役割を5つに細分化した上で、ゼミ生の強みに合わせて役割を分担(要約が得意な学生に、動画中の説明文作成を依頼する等)しました。目標期日までに完成した動画は、過去最多の閲覧回数を達成し、ゼミ活動の目的である「◎◎」普及に寄与することができました。この経験から、手を上げて挑戦できる環境のもと、適材適所に仲間を巻き込むことで「できる」幅が広がり、共通の目的達成に近付くと実感しました。目的が達成されることで人々に自信や誇り、ひいては社会に幸せが生まれると考えています。

参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(富士フイルム)

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就活の面接で「座右の銘」を伝える時のNGポイント

面接で座右の銘を聞かれた際、NGとなるポイントはいくつかあります。例として挙げられるのは主に下記の2点となります。
就活の面接で座右の銘を伝える時のNGポイント

エピソードが弱い座右の銘

先ほども紹介した通り、座右の銘というのはその人の行動の軸となる重要な部分です。 面接官も「この人は仕事で壁にぶつかった時、どのような考え方を軸にして行動するのだろう」という観点で質問をしています。 そこで、内容の薄いエピソードを回答してしまうと、面接官を納得させることができません。 したがって、エピソードが弱い座右の銘を回答するのはなるべく避けるようにしましょう。

自分と関連性の低い座右の銘

自分と関連性の低い座右の銘というのは例えば
■本来の座右の銘の意味と自分の思っている意味が微妙にズレている
■自分に合っていない四字熟語やことわざ
などです。 本来の座右の銘の意味と、自分の軸として持っている考え方が少し違うという状態は特に多く起こります。 例えば座右の銘を「初志貫徹」としている人が、「私は柔軟に物事を考え、環境に合わせて正しい行動を選択することができます」というと、少しズレを感じます。
また、座右の銘として自分に合っていない四字熟語やことわざを座右の銘を選んでいる人も多くいます。 例えば「一つのことをやり抜く力をアピールしたい」という人は、「石の上にも三年」ということわざよりも、「初志貫徹」という四字熟語の方が適しているといえます。 座右の銘を基準とするのではなく、あなたが大切にしてきた考え方を基準にして座右の銘を選ぶように心掛けましょう。

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この記事を書いた人

キャリアアドバイザー
しょん

これまで二社を通じてミドル層、第二新卒をはじめとした20代の就転職支援で400人以上のサポートをしてきました。 高校までは岡山県の田舎で過ごし、就職・転職を機に大阪・東京で働いてきました。自身での転職経験はもちろん、会社の規模としても東証一部上場企業、10人に満たないベンチャー企業、3000人を超える規模の会社を経験しています。その経験を元にライフワークバランスや多様な働き方、キャリア形成まで様々な視点から信頼できる情報提供を行うことをお約束します。

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