「10年後の自分」に関する面接での答え方|例文5選

作成日:2024.03.21

最終更新日:2025年06月04日

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面接で「10年後の自分」に関して質問された時に、どう答えればいいか疑問を持っていないでしょうか?

本記事では、このような質問に不安を抱える就活生のために、「10年後の自分」の回答例とNG例、企業の意図などを説明しています。

この記事のまとめ

  • 質問意図は、就活生キャリアプランの企業とのマッチ度を測り、自己分析の深さを見極めるため
  • 曖昧な回答や仕事と関連性の低い回答を避け
  • 5W1Hを意識して、具体的なエピソードや理由を話す

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面接で就活生に「10年後の自分」を聞く意図は?

まずは、企業側が「10年後の自分」について質問する意図を知っておきましょう。企業は就活生の「10年後になりたい姿」を知ることで、自社に合う人材なのかを確かめるために質問しています。

以下では、質問の意図に沿った回答ができるように、企業が重視している要素3点を紹介します。

(1):キャリアプランが企業とマッチするかを見極めるため

企業は、就活生の「10年後になりたい姿」を通して、就活生が考えるキャリアプランが自社とマッチするかを確認したいと考えています。

例えば、若手から裁量をもって仕事をし出世したいと考える就活生と、若手の育成には時間を欠けて育成し、出世は多くの経験を積んでからと考える企業では、ミスマッチが生じます。

長期的に自社で貢献・活躍してくれる人材か

を見極めるために、「10年後の自分」を問い、長期的なマッチ度を測っています。

(2):自己分析がしっかりできているかを確認するため

企業は、「10年後になりたい姿」を聞くことで、就活生の自己分析の深さを知ろうとしています。

自己分析がしっかりできている状態とは、「自分の進むべき方向性が見えている状態」です。

「10年後の自分」に関する質問を通して、就活生が自己分析をしっかりとした上で自社を志望しているのかを見極めようとしています。

(3):企業研究をし、企業でのビジョンが描けているかを知るため

企業は、「10年後になりたい姿」を聞くことで、企業研究をし、自社への理解が深まっているのかを見極めている可能性があります。

例えば、企業研究が十分できていれば

  • どの部署で活躍したいか
  • どのような業務に携わりたいか
  • どのような役割や役職を担いたいか

  • など、企業での具体的な将来像を述べることができます。

    「10年後の自分」に関する質問に答えられるよう、企業研究で企業への理解を深めることをおすすめします。

    就活生が面接で「10年後の自分」について回答する際の答え方

    ここでは面接で「10年後の自分」について、回答する際のポイントを紹介します。以下のフレームワークを参考にしてください。 フレーム

    STEP1. 結論

    まずは結論から話します。「10年後どうなりたいのか」を簡潔に一言で伝えましょう。

    STEP2.「10年後の自分」に対する具体的なエピソードや理由

    次に、STEP1で述べた結論の根拠となる具体的なエピソードや理由を話しましょう。具体的なエピソードや理由として、以下の内容が考えられます。

    • 今後、業界や企業がどう成長・変化していくかに関する自身の考え
    • 「10年後になりたい姿」に影響を与えた過去の経験
    • 御社だから叶えられる理由(御社の強み・制度・業界シェア率など)
    • OBOGからの学んだ内容
    • WebページやIRからの情報
    • これらの項目を参考にして、具体的なエピソードや理由を伝えましょう。

      STEP3. 入社後について

      最後は、「10年後になりたい姿」を叶えるために入社後にどのように成長・挑戦したいかを伝えましょう。簡潔に伝えるよう意識してください。

      面接での「10年後の自分」の伝え方を学んだら、次は面接練習を行い、実際に回答してみましょう。

      就活エージェントでは、面接練習を行うことができます。また具体的なフィードバックをもらうこともできるため、本番に備えて練習したいという人はぜひ活用してみてください。

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      面接で「10年後の自分」に関する先輩の回答例5選

      ここからは、10年後の自分に関する先輩の回答例を業界別に5つ紹介していきますので、回答を考える際の参考にしてみてください。

      商社業界

      入社後は、営業職として職務に邁進したいと考えている。特に営業職を志望する理由は、お客様と一番近い位置で接点を持ち案件の責任を負いたいからだ。私はオーケストラで、立場の違う人間たちと協同して成果を作り上げる経験を長年積んできた。折衝能力に長けた私が営業を行うことで、顧客の抱えている問題を解決しながら貴社の利益に貢献することができると確信している。とりわけ、情報システム事業部の営業として貴社のクラウドサービスを広く地方に普及させたい。クラウドサービスは今後必ず伸びてくる事業領域であるが、その分競合も多い。貴社に入り、エンジニアが具体的に何をやっているかを理解した上で最適な提案ができる営業になりたいと考えている。その上でも地方にも広く貴社のソリューションを普及させ、魅力的な雇用を創出させていくことが私の長期的な目標である。

      参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(三谷商事)

      コンサルティング業界

      データサイエンスの技術を用いて幅広い業界に対して大きな価値を創出したいと考え、顧客の戦略立案から改革の定着まで支援することのできる貴社の本コースを志望します。 私自身、研究で〇〇データや〇〇データなどを扱っていますが、その中で実世界の大規模なデータを扱うやりがいとともに、これらを扱う難しさを日々実感しております。多種多様かつ膨大なデータが社会に蓄積されていき、人手だけで扱うのがますます困難になる中、データを正しく活用し顧客の課題を解決するためには、長期的な視座から課題に向き合い、状況の変化に柔軟に対応しつつ解決に向け継続的に支援することが重要だと考えています。そこで、これまでに学んだ機械学習や大規模データ解析等に関する専門的知識、問題解決能力などを駆使しながら、幅広い業界の顧客に最後まで寄り添って支援することで、多くの人が最先端のIT技術から恩恵を受けることができるよう尽力したいです。

      参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(アビームコンサルティング)

      金融業界

      ITを用いて人々の生活を支えたい 大学に入り新しく口座を開設した際に、口座情報がスマホで見られること、またキャッシュレス決済により「便利さ」の点で大きな恩恵を受けた。このサービスの背景にあるのはITシステムであることを実感し、金融×ITの力に大きな魅力を感じ志望している。その中で貴社は金融業界での最大の影響力を持つMUFGグループのシステム開発を担っており、その業務のスケールの大きさ、また事業領域の広さに魅力を感じました。また貴社は変革を迎える金融業界の中で、AIやブロックチェーンといった新たな技術を取り入れており金融×ITの力を最も引き出せると考え志望しています。入社後は下流行程の仕事を通じてITと金融の知識をつけ、5年以内に1つのプロジェクトのリーダーを任される存在となりたいです。そしてさらに大きな案件に携わり10年後にはより多くの、誰もが恩恵を感じられる金融システムのプロジェクトマネージャーとなりたいと考えております。

      参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT))

      広告業界

      人々の生活に大小問わず楽しさや刺激を届け、彩りを与えたい。 以前、ゼミ生の卒業を祝うイベントを企画・運営し、多くの人が楽しむ姿や笑顔溢れる空間を目撃してやりがいを感じた。イベント後も先輩方から「楽しい想い出が活力になっている」という言葉を頂き、人々の生活に継続的に好影響をもたらす事の魅力を感じた。 広告やブランディングには、人々の固定概念を覆し、モノやサービスの新たな価値を普及させることができる。そのため、広告を通じて新しい角度のモノの見方や概念を得るきっかけを提供し、そこから生まれるコミュニケーションやわくわくを創出したい。 その中でも貴社は①「シビックプライド」への考え方の基盤②裁量を持って働ける環境が特徴的である。 ①都市や生活者の現状を集積し、潜在的ニーズを見つけることは人々にとって有益な価値提供へと繋がり、人々の新たな価値観を繊細につかみとれる。 ②社員数が約700名と少数精鋭であるため、実践的に経験できる機会や裁量が大きく、多くの経験を積んで人々に価値貢献できると考えている。 「困難な課題に対して継続できる」という自信の強みを活かし、主体的に行動して貢献したい。

      参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(読売広告社)

      化学メーカー業界

      将来的にMIやAIを活用し高機能な材料を開発し、社会に貢献したいです。御社ではMIを非常に幅広い事業内容で活用しており、有効性の実証や実際に材料開発で成功することができていると思います。個人的には、御社では特に実験回数の削減のためや高い精度の予測モデルの構築などが成功しているというイメージを持っています。これからの材料開発は、今までの経験を超えた知見や従来の性能を超える材料も必要だと思いますが、現在のMIでは難しいイメージがあります。そこで、私は予期していない知見の発見や更なる高性能な材料の開発に焦点を置いた仕事に取り組みたいです。実際に実験をしている研究者の視点とMIを運用する視点の両方を活用し優れた性能を持つ材料開発に取り組みたいです。また、MIを高性能な樹脂設計などの限られた範囲のみでなく、環境負荷の少ない材料の開発や人体への悪影響の少ない材料の開発など様々な事業領域で活用したいです。

      参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(三井化学) unistyleES

      面接で「10年後の自分」について聞かれた際の注意点

      ここでは、面接で「10年後の自分」を聞かれた際の注意点3点を紹介します。

      曖昧な回答を避ける

      「10年後になりたい自分」と言われて、曖昧な回答をしてしまう就活生は少なくありません。たとえば、「出世したい」や「社会のために働きたい」などの回答では、曖昧で企業は「あなたのなりたい姿」をイメージすることはできません。

      回答する際には、以下の5W1Hを意識しましょう。

この記事を書いた人

キャリアアドバイザー
しょん

これまで二社を通じてミドル層、第二新卒をはじめとした20代の就転職支援で400人以上のサポートをしてきました。 高校までは岡山県の田舎で過ごし、就職・転職を機に大阪・東京で働いてきました。自身での転職経験はもちろん、会社の規模としても東証一部上場企業、10人に満たないベンチャー企業、3000人を超える規模の会社を経験しています。その経験を元にライフワークバランスや多様な働き方、キャリア形成まで様々な視点から信頼できる情報提供を行うことをお約束します。

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