面接で就活生の趣味を聞く理由とは?質問された時の回答方法と回答例11選

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面接を進める中でこの質問は何のために聞いているのだろうと疑問に思うことがあるかもしれません。「趣味」に関する質問もその中の一つです。

本記事では面接官が趣味を聞く理由や質問されたときの回答方法と回答例についてお伝えしていきます。

趣味がないと感じている就活生向けに趣味の見つけ方についてもご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

この記事のまとめ

  • ① 面接官が趣味を聞く理由は「就活生の人柄を知りたい」「社風に合っているか見極めたい」「仕事との向き合い方を確認したい」ため
  • ② 自分が好きなこと・楽しいと感じることは趣味である
  • ③ ギャンブルや宗教に関する内容は面接で話す趣味としては不適切。興味のないことを趣味として答えることも避ける
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企業が面接で就活生の趣味を聞く理由とは?

そもそもなぜ企業は面接の場で趣味を聞くのでしょうか。まずは企業が趣味を聞く理由を確認していきましょう。

就活生の人柄を知るため

面接で趣味を聞く理由は「就活生の人間性や性格を知るため」です。趣味という仕事とかけ離れた質問をすることで、就活生の素に近い状態を知ることができるため、本来の就活生らしさを理解することができ、就活生が企業で働くイメージが湧きやすくなります。
趣味を聞かれた場合には、良い印象を与えようとするのではなく、自分自身の性格を知ってもらうチャンスだと考えた方が良いでしょう。

社風に合っているかを見極めるため

趣味を知ることによって、社風に合った適性を持っているかどうかを見極めることができます。たとえば、趣味が「プラモデルの作成」の場合、「小さなことをコツコツとやるのに向いている」と捉えることができます。その他にも「小学生の頃から現在までテニスを続けています」と答えた場合、「好きなことに打ち込むことができる人」という印象を持ちます。このように趣味を通して性格や素養を見極め企業の社風に合った適性を持っているかを確認しています。

仕事との付き合い方を確認するため

趣味という自分が好きなことに対してどれだけ没頭できるのかを知ることで好きな仕事に対してどれだけ意欲的に取り組めるのかという点も見極めることができます。また仕事以外にも熱中しやすいことがあるということは、気分転換やストレス発散の手段を知っているとも受け取れます。働き続けるうえで適度に息抜きができることも大事なスキルですのでストレス耐性があると評価されることもあります。

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就活生の趣味の見つけ方

ここでは、趣味の見つけ方を2つ紹介します。自分の趣味がわからないという人は、以下で紹介する方法を試してみてください。

就活生の趣味の見つけ方

自分の趣味を見つけるためには、まずは普段の休日の過ごし方を振り返ってみましょう。休日は、自分の興味や好みが自然と現れる時間です。

例えば、映画鑑賞や読書、アウトドア活動など、何気なく行っていることが趣味のヒントになるかもしれません。休日にどのような活動をしているときが一番リラックスできるか、あるいは楽しいと感じるかを考えてみてください。それがあなたの趣味となるかもしれません。

また、休日に友人や家族と過ごす時間も重要です。誰かと一緒に楽しむことで新たな趣味が見つかることもあります。例えば、友人とカフェ巡りをするのが好きという人はそれを趣味として発展させることができるでしょう。

部活や習い事など過去に熱中していたものを振り返る

過去に熱中していた活動を振り返ることは、趣味を見つける効果的な方法の一つです。学生時代に取り組んでいた部活や習い事などが良い例として挙げられます。

これらの活動には、自分の関心や好きなことが表れているため、思い出すことで現在の自分に合った趣味を見つけるきっかけになるはずです。例えば、吹奏楽部に所属していた経験があるという人であれば、楽器に触れることや音楽鑑賞を楽しむといった形で趣味につなげることができます。

過去の経験を活かし、今の自分に合う趣味を探すことで、面接で自信を持って話せる趣味を見つけることができるでしょう。

趣味一覧

好きなことや楽しいことを探しているがなかなか趣味が見つからない場合には、下記の中から自分も好きだと思うことはないか探してみましょう。

■定番の趣味
・読書
・散歩・ウォーキング
・映画鑑賞
・料理
・筋トレ・ストレッチ
・温泉・サウナ
・旅行

■アウトドア
・キャンプ・グランピング
・サーフィン
・釣り
・登山・ハイキング
・スノーボード・スキー
・ロードバイク・サイクリング

■鑑賞
・アニメ・ドラマ鑑賞(動画鑑賞)
・音楽鑑賞
・美術鑑賞
・お笑い鑑賞
・音楽鑑賞

■芸術関連
・楽器演奏(ピアノなど)
・書道
・茶道

■スポーツ
・フットサル
・ゴルフ
・ヨガ・ピラティス
・ダンス
・テニス

■制作
・手芸・編み物
・ハンドメイド
・動画編集(YouTube、TikTokなど) ・家庭菜園
・ガーデニング

■学ぶ
・英会話
・資格の勉強
・投資

■その他
・ゲーム
・推し活
・ドローン
・カメラ
・電車好き
・プラモデル
・史跡めぐり
・聖地巡礼
・ポイ活

CHECK!

「趣味がない」と回答するのは避けましょう

趣味がないと答えると面接官との会話が終わってしまうこととなりますので、コミュニケーション能力が低い人という印象を与えてしまいます。
趣味がない人はいないはずです。どんな人にも必ず一つは好きなことや楽しいと感じることを持っています。友達と気付けば6時間以上電話をしていたとなればそれは「人と会話をすること」が趣味といえるでしょう。どんな些細なことでも良いので、まずはしっかりと自己分析を行い自分が好きだと思えることを探してみてください。

面接で就活生の趣味を聞かれた場合の回答方法

面接で就活生の趣味を聞かれた場合の回答方法

趣味を答える際は以下のフレームワークに沿って答えます。

STEP1. 結論

あなたの趣味を簡潔に述べます。

STEP2. 具体的なエピソード

「いつからやっているか」「どの程度熱中しているのか」「どのくらいの頻度でやっているのか」「どういう点が好きなのか」など、面接官が興味を持ちそうな点を具体的に話します。
※アピールしたいポイントがあれば数字を用いると具体性が増し伝わりやすいです。

STEP3. 入社後に趣味とどう付き合っていくのか

入社後は自分の趣味とどう向き合っていくのかを回答するという流れがスムーズです。
また、趣味を通して面接官にアピールしたいことがあれば、数字などを用いて具体的に説明することをおすすめします。

面接で就活生の趣味を聞かれた場合の回答例11選

面接で趣味を聞かれた場合の回答例をご紹介しますので、参考にしてみてください。

音楽鑑賞

①私の趣味は音楽鑑賞です。

②小学校のころにアニメのオープニングソングが好きになったことをきっかけに様々なジャンルの音楽に興味を持ち始め、今では音楽は私の心を支える大切なパートナーとなっています。
たとえば、受験や大切な試合の前にはアップテンポな曲を聴くことで勇気をもらったり、どうしても眠れない夜にはバラードを聴いて心を落ち着けたりしています。本日の面接の前も緊張をほぐしたくてクラシックミュージックを聴いてきました。

③今後も仕事をするうえでも、嬉しいこと悲しいこと落ち込むことなど様々な状況が待ち構えていると思いますが、大好きな音楽と共に困難を乗り越えてチャレンジしていきたいです。

映画鑑賞

①私の趣味は映画鑑賞です。

②時代やジャンルを問わず様々な映画を見ています。映画館で見ることも好きですが、動画配信サービスを利用して週に2~3本程度を定期的に見ています。
映画の良いところは、経験したことのない出来事であってもあたかも自分が体験したかのような感情を得ることができることや知らない知識を得られることです。
この映画の魅力をより多くの人にも知ってもらいたいと思い、1年前からSNSの更新を始め、現在は2万人のフォロワーがいます。今後も一人でも多くの人に映画の魅力が届けられるように更新し続けたいと考えています。

③入社後も業務に対して主体的に取り組み、企業の魅力の発信においても貢献していきたいと考えています。

読書

①私の趣味は読書です。

②幼少期から読書が好きで、暇さえあれば本を読んでいます。本の良いところは分からないことや知らないことの答えが必ず見つかる点です。
幼少期からの癖なのですが、疑問に思うことがあればまずは図書館に行き、関連の本を借りてきて片っ端から読んで疑問の答えが見つかるまで読み漁っています。
そのため多い時には月に100冊以上の本を読むこともあります。疑問点が解消された時の爽快感と新たな知識を得られた時の達成感がたまらなく好きです。

③仕事においても、読書で培ってきた集中力と解決するまで諦めない忍耐力、課題を解決したいと思う探求心を業務に活かしていきたいと考えています。

ピアノ

①私の趣味はピアノです。

②幼少期からピアノを習い始め、今でもピアノが大好きで時間があれば演奏しています。
ピアノを引き続ける中で、「諦めずにコツコツと続ければ何事もうまくいくし結果は裏切らない」ということを学びました。
学びを得るに至った具体的な例をお伝えします。中学生の頃、コンクールに出場したのですが緊張のあまり失敗してしまい、悔しい思いをしました。しかしその悔しさをバネに課題曲を何度も聴き込み、練習量を増やした結果、次のコンクールでは好成績を残すことができました。

③これから働く中でも、大変なことがたくさんあると思います。しかしピアノを通じて得た経験を活かし、諦めずにコツコツと努力してどんな困難にも立ち向かっていける人材になります。

書道

①私の趣味は書道です。

②字が汚いことにコンプレックスを感じていた時に親が勧めてくれたことがきっかけで、小学生の頃から書道を始めました。始めた当初は人に字を見られることが恥ずかしかったのですが、継続することでどんどん字がうまくなることが非常に楽しく、中学2年生の頃には全国書道大会にも出場しました。大学では憧れだった先生から直接指導をしていただき、師範の免許も取得しました。書道を通じて、字がうまくなってコンプレックスを克服できたこともそうですが、それ以外にも継続は裏切らないということを身をもって知ることができたこと、達成感を得ることができたことは何よりの成果です。

③仕事をするうえでは、うまくいかないこともたくさんあると思います。しかし、持ち前の気力と継続力でコツコツと精進していきます。

旅行

①私の趣味は旅行です。

②幼少期から家族で旅行に行くことが多く、行ったことのない土地を訪れ、その土地でしか味わえない景色を見たり、現地の名産品を食べたりすることが楽しくて旅行が好きになりました。大学に入りアルバイトをして貯めたお金をもとに暇さえあれば一人旅に出かけています。卒業するまでに47都道府県を制覇しようと考えており、あと4県で達成予定です。最近は地域の方とコミュニケーションを取ることも楽しみの一つで、漁師の方が漁師飯を振る舞ってくれたり、山梨県では梨を大量にいただいたりとその地域ならではの体験を満喫しています。

③旅先で身に付いた興味のあることには何にでも挑戦する精神と初対面の方とのコミュニケーション力を仕事の場でも活かし、どんな業務にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

料理

①私の趣味は料理です。

②小学校の家庭科の調理実習をきっかけに、少しずつ料理をするようになりました。最初は手伝うことだけで精一杯でしたが、中学1年生の頃には、冷蔵庫の中にある食材だけで作れるようになりました。料理を作ることはリフレッシュにも繋がるため、社会人になってからも自炊しようと思っています。

③今回はじめての一人暮らしになるので、料理を作る余裕があるかどうかはわかりませんが、できるだけ栄養バランスの良い食事を作り、精力的に仕事ができるように心がけます。

ゲーム

①私の趣味はゲームです。

②ゲームというとあまり良い印象がないかもしれませんが、私は本気でゲームに打ち込んできました。ゲームをする際には、いかに短期間でクリアをするかという点に指標を置き、ゲームが発売される前にゲームの情報誌やインターネットを活用し情報収集をします。収集した情報を整理し、傾向と対策を立て、検証と改善を繰り返しながらゲームに取り組みます。その結果、他の人と比較して圧倒的に速くゲームをクリアできるのです。ゲームを通して、情報収集と傾向と対策を立てることを日常的にやっていたため、大学のゼミで行われたデータ分析作業では、作業量・速さ・正確性すべての項目において他のメンバーを大きく上回る成果を出すことができました。

③会社で働くうえでも、検証と改善を繰り返し、いち早く即戦力として活躍できる人材になりたいと考えています。

アニメ

①私の趣味はアニメ鑑賞です。

②私のアニメの見方は一風変わっていて、アニメの脚本に着目しながら見るということに楽しみを感じています。 たとえば「このアニメはどのような人に向けてどのようなメッセージを発信しているのか」といった点に着目しながら見ており、制作側の意図を詮索することを楽しんでいます。 もちろんアニメをただ見るだけでも十分面白いのですが、詮索することで楽しみが二倍になるのです。この観点はコンテンツ作成をするうえでも勉強になることがたくさんあるなと感じています。

③これからもたくさんのアニメを見て、コンテンツ作りのノウハウを学び業務に活かしていきたいです。

写真撮影

①私の趣味は写真撮影です。

②中学・高校と写真部に所属しており、土日は部活動のメンバーと街中を駆け巡り、四季折々の風景を写真に収めていました。 大学では同じ趣味を持つ人達と SNS で繋がり、同じ被写体を撮って比較し合うなど、お互いのスキルを高めあってきました。 同じ被写体を撮影しても写真を取る構図や設定する色合いによって写真の雰囲気が大きく異なるといった面白い発見をすることもできました。

③今後は撮影するだけではなく、フォトショップやイラストレーターなどを用いた写真の加工や編集の技術も習得をしていきたいと考えています。

サッカー・フットサル

①私の趣味は、サッカー・フットサルです。

②小学校から高校までサッカーを続けており、高校時代には全国大会に出場しました。 大学生になってからはフットサルもはじめ、サッカーとは違った魅力に面白さを感じています。 フットサルを始めたことがきっかけで、新たな出会いがあり、コミュニケーションの輪が広がり、改めて様々な人と接することの楽しさ・面白さを認識しました。

③社会人になっても、友人や知人とサッカーやフットサルを楽しみたいなと考えています。 また将来的には、自分のチームを作り、さらにコミュニケーションの輪を広げ、様々な人々と練習や試合をしたいと考えています。

面接で就活生の趣味を聞かれた時のNG回答

面接で趣味を聞かれた場合下記の項目にあたる回答はNGですので事前に確認しておきましょう。

ギャンブル全般

面接で趣味を聞かれた際、パチンコや競艇といったギャンブルに関連する趣味を答えるのはNGです。
ギャンブルに対する印象は悪く「だらしない人」という印象を与える可能性が高いため趣味として回答することは不適切です。「だらしない人」という見方は偏見かもしれませんが、社会通念上そう思われても仕方がありません。
その他にも本格的なモデルガンや日本刀の収集といった武器になり得るものを趣味として紹介することも犯罪を連想させてしまう可能性もあるため避けましょう。賭博麻雀なども同様にNGです。
一緒に働く仲間として快く受け入れてもらえる趣味であるかをよく考えたうえで回答しましょう。

宗教や個人の思想に関わること

宗教や個人の思想に関わることを回答するのもやめましょう。
信念を持って運動に関わっている場合は、誇れるものであるかもしれませんが、面接官によってはネガティブなイメージを持つ人もいます。
特に昨今は宗教二世問題も発生している中で、偏った宗教観を持っている就活生を一緒に働く仲間として受け入れることは難しいと判断する面接官もいると考えられます。
趣味以外の質問でも、特定の宗教・思想・政治に偏るような回答はしない方が賢明です。

興味のないことを趣味として答える

面接官に自分自身のことを良く見せようと、本当は興味のないことを趣味として答えることもおすすめできません。深堀り質問をされた場合にはすぐに嘘だと分かりますし、嘘をつく就活生といった悪い印象を与えてしまい逆効果です。
また、仮に偽った回答をして入社出来たとしても本来の自分とは異なる性格と捉えられているため、入社後は会社の社風に合わず早期退職を迫られることとなるかもしれません。 他の質問を受けた場合もそうですが、自分の性格とは相容れない内容は避け、ありのままの自分を表現することを心がけましょう。

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この記事を書いた人

就・転職ライター

元中途求人広告アドバイザー
こばさん

不動産会社での営業経験を経て、中途求人広告アドバイザーに転身。これまでに中小・ベンチャー企業を中心に100社以上の中途採用をご支援してきました。現在は3人の子供たちの子育てとキャリアの両立に奮闘中です。
自身の経験を活かし、転職・就職活動に役立つ情報だけでなく、働く女性のキャリアライフを充実させるコンテンツやFP2級の資格も保有しているので働くうえで役立つマネー情報をお届けしていきます。

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