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【就活】面接で逆に好印象へ持っていく”留年していた理由”の答え方~例文5選~
目次
「面接で留年していた理由を聞かれたらどうしよう・・・」とお悩みではありませんか?
本記事ではそういった就活生に向けて、面接で留年していた理由を聞かれた際に好印象となる答え方をご紹介いたします。NGポイントについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
この記事のまとめ
- 企業は留年した理由から「体の状態」「人柄」「学び」をチェックしている
- 留年した理由はフレームワークに沿って伝えると、理解しやすく好印象なものになる
- 留年した理由を他責にするのはNG
- 留年した理由を回答した後、さらに聞かれる可能性の高い質問にも対策が必要
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留年は就活で不利になる?
「留年経験は就活で不利になるのだろうか…?」と不安に感じている就活生もいるかもしれません。
結論、留年をしたこと自体が就活で不利になる可能性は低いと言えます。むしろ、留年を通じて学んだことや、その期間をどのように過ごしたのかをしっかり伝えられれば、プラスに評価されることもあります。
企業が重視するのは、留年という事実そのものではなく、その期間にどのような取り組みを行い、どのように挽回しようとしたかという点です。そのため、留年経験があるからといって必要以上に気にする必要はありません。
ただし、「特に目的もなく時間を過ごしてしまった」「何も学びがなかった」という場合は、マイナス評価につながる可能性があるため、留年期間を有意義に過ごすことが大切です。
企業が面接で就活生に「留年した理由」を聞くのはなぜ?
そもそも企業はなぜ面接で留年した理由について質問するのでしょうか?考えられる主な意図としては下記が挙げられます。

体の状態を知るため(病気・事故の後遺症など)
まずは過去に病気や事故を経験した影響で現在も体調面に不具合があるかどうかを確認することが挙げられます。
入社後共に働いていくにあたり本人ができるだけ無理なく働ける環境を提案するためにも、体調に不具合があるかどうか、あるのであればどういった不具合があるのかを把握しておく必要があるからです。
もし病気や事故が原因で体調に不具合がある場合には正直に伝えるようにしましょう。
人柄を知るため
また、面接官は留年した理由を聞くことで人柄を知ろうとしている節があります。例えば、就活生が留年したことをどう捉えているかによって面接官はその人柄を予測することができます。
シンプルに勉強不足が原因で留年したにもかかわらずその事実を楽観的に捉えている就活生の場合、面接官は短絡的な考えを持っている人材としてマイナスイメージを抱く可能性が高くなります。
そのため、あらかじめ自分が留年した理由を第三者に話し、相手がどういった印象を抱くかを客観的に教えてもらっておくと良いでしょう。それをもとに留年理由の伝え方を工夫することも可能になります。
留年をして得たものを知るため
なお、面接官は「留年をしたことでどういったものを得たのか」を知るために質問している節もあります。どういった理由で留年した場合であっても、それを通して何かしらを学ぶことになるケースは少なくありません。
特に気づきや学びが思いつかないという方は、留年する前の自分と後の自分の考え方を比較してみると良いでしょう。それによって、面接官への更なるアピールポイントが見つかるかもしれません。
就活の面接で「留年した理由」を聞かれた際の答え方
面接で留年理由を聞かれた際には、たとえば下記のフレームワークに沿って答えると説得力があり理解しやすいものになります。

まずは、結論部分で留年した理由を簡潔に述べたうえで、実際のエピソードを交えて「留年して気づいたことや学んだこと」「どうして留年することになったのか」などについて詳しく伝えましょう。
その後は「今後このようなことが起きないためにどうするべきか」という改善方法について述べていきます。ここでいかに面接官にポジティブな印象を持たせられるかが鍵となります。
そして最後はエピソードの内容をまとめつつ、今後改善した結果をもとに企業でどのように活躍していきたいかを述べると良いでしょう。
どう答えればいいかわからない、あるいは面接になかなか受からずに困っているという方は就活エージェントを利用するのも一つです。
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就活の面接で「留年した理由」を聞かれた時の回答例10選
ここからは、就活の面接で留年した理由を聞かれた際の回答例を10個ご紹介していきます。ぜひ、その後想定される追加質問も併せてチェックしてみてください。
部活動が理由で留年した場合
私が留年してしまったのは、大学での部活動に時間と意識を多く割きすぎてしまったことが原因です。
私は高校時代からテニス部に所属していたのですが、大学は毎年全国大会に出場するほどの強豪校で、1,2年生の頃はレギュラーになれず歯がゆい思いをしていました。
そのため私は土日も自主的に朝練を行い、部活が終わった後にはテニススクールにも通って技術を磨きました。
その甲斐あって3年生の頃にはレギュラーメンバーとして全国大会に出場できるまでになり、自分の中でも大きな目標を達成することができました。
しかしその分学業をおろそかにしてしまい、3年生のタイミングになって単位が足りなくなり留年することになってしまいました。この原因は一つのことに熱中するあまり全体を俯瞰して捉えることができなくなってしまった点であると考えています。
入社後はこの失敗経験をもとに、常に全体を俯瞰して捉え、2歩3歩先を見据えながら仕事に取り組みたいと思います。
【想定追加質問】
→大学1年生や2年生の時の単位を取れていましたか?
留学が理由で留年した場合
私が留年してしまったのは、大学2年生の時にカナダへ留学した際、講義のスケジュールをうまく調整できなかったことが原因です。
私は留学したいという気持ちが強かったため、スケジュール的に無理が生じることをわかっていながら留学を決めました。留学をして色んな経験をし学びを得ることができましたが、やはり当初の懸念通り留年することになってしまいました。
自分がやりたいことを優先しすぎてしまったことが根本的な原因であると考えています。
入社後は物事に対する優先度をつけてTODOリストを作成してからスケジュールに落とし込むなどして、やるべきことをおろそかにしないように留意したいと考えています。
【想定追加質問】
→留学をして得られたことは何ですか?
→今後スケジュール調整をする際に気をつけたいことは何ですか?
事故・病気が理由で留年した場合
私は大学3年生の中盤の就活中に〇〇を患ってしまい、約半年間入院していました。入院期間中の前半は大学のオンライン講義を受けられるような状況になかったため、単位を取得することができず留年することになってしまいました。
退院後はリハビリに励んだことが功を奏し経過もよく、今では病も完治しています。事前に予防することができない病ではありましたが、これをきっかけに体調管理には特に留意するようになり、それ以降風邪すらひいたことがありません。
入社後は健康管理を徹底して日々全力で業務に取り組めるようにしたいと思っております。
【想定追加質問】
→体調管理で大切だと思うことは何ですか?
→入院中大変だったことは何ですか?
就活のやり直しが理由で留年した場合
私が留年してしまったのは、就活を一からやり直したいと考えたからです。
就活における企業選びは人生に大きな影響を与える重要なものであると考えているのですが、数社から内定をいただけてはいたものの昨年は納得のいく企業選びを行えた感覚がなく、「このまま入社して本当に良いのだろうか」と非常に悩みました。
結果、悔いが残らないよう留年してでも一から就活をやり直したいと考え、留年することになりました。留年して以降の就活では自己分析からやり直しました。
自分が将来ありたい姿や仕事に求めている価値について時間をかけて見つめ直し、それをもとに昨年以上に業界研究と企業研究を徹底いたしました。そのお陰もあり、今回の就活にはとても納得感がございます。
入社した際には留年でロスしてしまった時間を取り戻せるよう、仕事終わりや休日の時間でスキルアップに励み、よりスピーディに成果を残せるよう努めたいと考えています。
【想定追加質問】
→あなたが企業選びで大切にしていることは何ですか?
→去年はどうして納得のできる選択ができなかったのだと思いますか?
遊んでいたことが理由で留年した場合
私が留年してしまったのは、大変お恥ずかしながら、大学一年生の頃にサークル活動や友人との空間に時間を割きすぎてしまい単位の取得が大幅に遅れてしまったことが原因です。
心のどこかで「留年はまずしないだろう」「なんとかなるだろう」と甘く見てしまっていたのか、2年生の頃もそこまで単位取得に必死になることはありませんでした。結果的には両親に学費を余分に払ってもらうことにもなってしまい、深く反省しております。
3年生以降は講義を一日も休むことなく出席し、その過程で講義の面白さを知り、自分の中でも興味関心がたくさん湧き出てきて、1,2年生の頃に大学での勉強に向き合わなかったことをとても後悔しました。
ただ、これらの経験からいかに計画性が重要であるかを学ぶことができたため、お恥ずかしい話ではありますが自分にとって必要な経験だったのではないかと感じております。今後は全体を俯瞰して計画的に業務を進めていけるよう留意いたします。
【想定追加質問】
→留年後、変化した環境から何か学んだことはありますか?
→留年している間は具体的にどのように過ごしましたか?
就活の面接で「留年した理由」を聞かれた時のNGポイント
ちなみに、就活の面接で留年理由を聞かれた際のNGポイントがいくつかあります。例として挙げられるのは主に下記の2点となります。

留年した理由で嘘をつく
留年した理由で嘘をつくのは絶対にNGです。面接官はそれまでに数多くの就活生と面接を行ってきているため、たとえ嘘をついても簡単に見破られてしまいます。
嘘をついているとバレた場合には一気に信用を失い、選考に通過することはできなくなるでしょう。また、嘘がバレなかったとしても、入社後、自分にとって居づらい環境を作ってしまうことになるかもしれません。
たとえ留年した理由がネガティブなものであったとしても潔く本来の理由を述べ、そのうえで説得力のある改善策を伝えるようにしましょう。
留年したことを他責にする
また、留年したことを他人や周りのせいにするのもNGです。
たとえ環境に原因があったとしても、「それでも自分でこういう工夫ができていればもっと結果は違ったかもしれない」と自責で捉えることができれば、その分人は大きく前進していくことができます。
一方で他責にしてしまう癖がある人は、いつまでも原因を自分の力で解決しようという行動を起こすことができず、ずっと同じレベル感のまま成長することができません。
留年した理由を他責で捉えていることがわかることで、面接官からも「この人材はこの先の成長が見込めない」と捉えられてしまい、なかなか選考に通過できなくなってしまうでしょう。
そのため留年理由を与える際は、どのような事情があったとしても”自分の工夫次第でもっと状況を変えられたかもしれない”という反省点を盛り込むのがベターです。
就活の悩みを相談したい...そう感じていませんか?
この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ
大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、
就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。
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2025.06.04