【例文10選】就活の面接で「最近気になるニュースは?」と質問された時のベストな答え方

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就活の面接ではあらゆる質問がなされますが、「最近気になるニュースは?」という質問を投げかけられるケースもあります。

日々新たなニュースが報道されているため、随時アンテナを張っていなければ簡単に取り残されていってしまいます。

このようにお悩みの就活生へ向けて本記事では、就活の面接で「最近気になるニュースは?」と質問された時のベストな答え方についてご紹介いたします。

回答例10選もお伝えしますのでぜひ参考にしてください。

この記事のまとめ

  • 企業が面接で最近気になるニュースを聞くのは就活生の「情報感度」と「価値観」を知るため
  • 最近気になるニュースはフレームワークに沿って答えると理解しやすい回答になる
  • 宗教、思想、芸能人のゴシップについて答えるのはNG

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なぜ企業は就活の面接で「最近気になるニュース」を聞くの?

そもそも企業はなぜ就活の面接で「最近気になるニュース」について質問するのでしょうか?その意図として考えられるのは主に下記になります。

情報感度を図るため

まずは情報感度を図ることが挙げられます。情報感度とは、周囲の物事に対する興味関心や身の周りの情報を積極的に得ようとする意識を指し、情報収集力とも言い換えられます。

どういった業種や職種であっても、情報収集力はそのまま業務遂行能力に直結します。

情報がほとんどない中で業務を進めるとなると質が低くなったり遠回りをすることになったりといったデメリットがありますが、情報を細かく幅広くキャッチアップすることができれば業務の質や遂行スピードの向上に繋がります。

そこで企業は、その就活生が普段から情報に対してどの程度アンテナを張り、周りから幅広く情報を得ようとしているかを知ることで、その就活生の入社後の活躍度合いをある程度図ることができるのです。

ニュースは日々新しいものが報道され、情報自体も変化し、人々が興味関心を持つコンテンツも移り変わっていくため、最近気になるニュースは何かと聞かれた際に細かく答えることができた就活生は情報感度が高いと捉えられ、評価の対象になるのです。

価値観や感性を把握するため

どういったニュースをピックアップしどういった感想や意見を述べるのかを見ることで、その就活生の価値観や感性を把握したいという狙いも企業にはあります。

そのため、興味の持てないニュースについて無理矢理語る必要はありません。

大きく報道されていないニュースでも、自分自身に関わりのあるニュースを選ぶことで意見に深みが出ますし、個性をアピールすることができます。自分自身の考え方を伝えるためにも、正直な意見を述べるようにしましょう。

社会問題に対する意識を知るため

社会問題に対する意識を知るために気になるニュースについて質問している面接官もいます。

社会人として生きていくためには、仕事だけをしていれば良いわけではなく、一人の国民としての義務を果たすためにも、社会的な問題に対してしっかりと認識し、自分なりの意見を持つことが大切です。

逆に社会問題に対して興味がない態度を示してしまえば、社会に対する責任感が薄いと捉えられマイナスな印象を与えてしまいかねません。

普段から日本や世界で何が起きているかを知っておくことで、社会性のある人物であるという印象付けることができるでしょう。

就活の面接で「最近気になるニュース」を聞かれた時の答え方

就活の面接で最近気になるニュースについて聞かれた際には下記のフレームワークに沿って答えるとより理解しやすい回答となるでしょう。

面接では基本的に結論から延べ、その後に理由や補足説明を行うということが一般的な流れとなります。

最初に最近気になるニュースについて答える際には「もともと〇〇について興味を持っていたので、~~に関する報道が気になりました」という回答の仕方をしてもOKです。この倍、興味を持ち始めた理由も簡潔に話せるとより良いでしょう。

そのうえで、気になっているニュースの内容を伝えます。もちろんそのニュースを面接官が知っている可能性も高いですが、自分の言葉でどのように説明するかをチェックしているケースもあるため、できるだけ簡潔に伝えましょう。

次は、そのニュースに対して自分がどう思ったかについて答えます。ここで自分なりの考えや価値観をアピールすることができるため、できるだけ深く考えて回答しましょう。ここでは一般論ではなく、自分自身の考えを伝えるのが大切です。

さらに、このニュースを受けて自分に活かせる点は何か、入社後の自分はどのように変わっていくかを説明できると、より具体的に自分の魅力を伝えることができるでしょう。

ちなみに、最近気になるニュースを聞かれた際にニュースの概要だけを答えるのはNGです。面接官はニュースの内容よりも就活生自身の考え方をチェックしているため、自分の考えまでをしっかり伝えられるよう準備しておきましょう。

もしどう答えればいいかわからない、あるいは面接になかなか受からず困っているという方は就活エージェントに相談するのも一つです。

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最近のニュースに自分の考えを持つ方法

面接で最近気になるニュースについて聞かれた際は、ただニュースの概要を伝えるだけではなく、自分の意見を交えて伝える必要があります。

ここでは、ニュースに対して自分の考えを持つための具体的な方法を紹介します。

先入観を持たずにニュースを見る

私たちは、過去の経験や社会的背景から無意識に形成された偏見を持ちがちです。これがニュースの受け取り方に影響を与え、事実を歪めてしまうことがあります。

そのため、ニュースを読む際には、まず自分の中にある先入観を自覚し、排除することが大切です。

具体的には、異なる視点を持つ複数のニュースソースを参照することが有効です。異なる立場からの情報を比較することで、より客観的な視点を養うことができます。

また、ニュースの背景や関連する歴史的事実を調べることで、より深く理解することができます。これにより、ニュースを多角的に捉えることができ、自分自身の考えを形成する基礎が築かれるでしょう。

ニュースの今後の動向について考える

ニュースをただ読むだけではなく、その先を考えることも重要です。ニュースがどのように発展していくのか、今後の影響を予測することで、より深い理解が得られます。

まずは、ニュースの背景にある要因や関係者の動向を把握しましょう。これにより、ニュースがどのように展開していくのかを予測する手がかりが得られます。

また、過去の類似した事例を参考にすることも有効です。歴史は繰り返すと言われるように、過去の出来事から学ぶことも多いでしょう。

さらに、専門家の意見や分析を参考にすることで、より広範な視点からニュースを捉えることができます。これにより、ニュースの未来を予測し、自分なりの意見を形成することが可能になります。

ニュースの感想を書き出してみる

ニュースに対する自分の考えを明確にするためには、まずは感想を書き出してみましょう。

書き出すことで頭の中を整理し、自分の意見を具体化することができるため、ニュースを読んで感じたことや疑問に思ったことを自由に書き出してみてください。

次に、それらの感想をもとに自分の意見をまとめます。この際、感情的な反応だけでなく、事実にもとづいた論理的な考察を心がけましょう。

さらに、他の人の意見や視点も取り入れることで、より深い考察が可能になります。こうして書き出した感想は、自分の考えを他人に伝える際の基盤となり、ニュースをより主体的に捉えるための重要なステップとなります。

友人とニュースについてディスカッションする

ニュースについての自分の考えを深めるためには、他者とのディスカッションが非常に有効です。

友人と意見を交換することで、ニュースに対する多様な視点を学ぶことができ、新たな発見が得られることがあります。まずは、興味を持ったニュースについて友人と話し合ってみましょう。

ディスカッションの際には、相手の意見を尊重し、対話を通じて理解を深めることを心がけてください。

就活の面接で「最近気になるニュース」を聞かれた時の回答例

それでは、面接で「最近気になるニュース」について質問された際の回答例をチェックしていきましょう。回答した後に追加で聞かれる可能性がある質問も掲載しておりますので、回答例をもとにご自身に当てはめて考えてみてください。

国内問題のニュースでの回答例

私が気になっているニュースは、円安についてです。
2022年10月、一時は1ドル=150円台まで下がり32年ぶりの円安になったとのことですが、この円安の原因の最も大きな原因としては、金融緩和を続ける日本と利上げを進めるアメリカの金融政策の相違、それに伴う日米の金利差の拡大であると考えられています。
このニュースが気になった理由は、企業倒産が急増していると耳にしたからです。昨今の円安は経済の構造上に問題があるため長期化するのではないかと思うため、長期的な観点で工夫する必要があると思います。

【想定追加質問】
→どういった工夫が効果的であると考えられますか?

 

国際問題のニュースでの回答例

私が気になっているニュースは、ロシアウクライナ侵攻についてです。注目している理由は、現在もなお戦争中であるということもありますが、これが世界中の物価上昇や為替変動に影響をきたしている点が挙げられます。
ウクライナへの軍事支援については一部の国から消極的な意見が出ていたり、実際に停止する方針が表明されえいたりするほか、イスラエル・パレスチナ情勢を受けて国際社会の関心も低下しているという傾向が見られていますが、一方でロシア軍の兵士も劣悪な環境に置かれている状況です。
事態の終息はそう遠くないかと思いたいところですが、これまでの動向から察するとこの戦争が終わりを迎えるのはまだ先かと思われます。
そうなると今後物価上昇や高止まりは続くと考えられるため、その中で自社の商品をいかに消費者に利用し続けていただけるかを考え、アクションに繋げることで御社に貢献したいです。

【想定追加質問】
→ウクライナのゼレンスキー大統領の「今は選挙をする時期ではない」という発言についてどう感じますか?

 

業界に関連したニュースでの回答例

私が気になっているニュースは、御社の海外事業進出に関してです。海外にまで事業を拡大するには、人材の確保や商材の改良など、さまざまな努力があったことと思います。
そういった企業努力が、今後の事業展開にも大いに影響するだろうと楽しみに思っております。私は英文科に所属しているため、海外事業に関する業務にも携わることができたらと考えています。
そのために現在、ビジネス英語も勉強しているところです。

【想定追加質問】
→あなたがもし海外事業に関する業務に携わることになった場合、英語以外に活かすことができる能力はありますか?
→なぜ弊社の海外事業進出について興味を持ったのですか?

 

私が最近気になるニュースは、〇〇県で起こった高齢ドライバーの運転ミスによる事故です。こうした高齢者の事故をきっかけに免許を返納する方が増えていますが、その一方免許返納を拒む高齢者がいることに違和感を感じました。
このニュースを深堀っていく中で、地方などの車社会の地域ではマイカーに代わる手段が少なく、体力が衰え歩くのが難しい高齢者の方は特に車に頼ってしまうという実態が見えてきました。
高齢者による免許返納を推進することも大切ですが、どうしてもマイカーを必要とする高齢者と社会が安心して暮らせるよう、自動運転の技術をより一層高め、政府も協力しつつ信頼ある自動車製造を進めていくことが必要なのではないかと感じました。
だからこそ私は、自動運転技術で業界をリードしている御社を志望しています。

【想定追加質問】
→自動車運転技術が発展するまでの間、マイカーに変わる移動手段としては何が考えられそうですか?

 

今話題のニュースでの回答例

私が気になっているニュースは、副業の普及に関してです。働き方改革の一環として、政府や大手企業が副業の推進を行っています。
もちろん御社に入社することができたらしばらくは本業に専念する予定ですが、コンサルティングなどの副業は本業にも活かすことができると耳にしたので、自分自身の経験や知識をクライアントに享受できればと考えております。
私にはやりたいことがたくさんあるため、本業を生かした副業はもちろん、自分が興味を持っている分野に関する副業も行いたいと考えます。本業とは別の業務でも、結果として本業に活かせる部分は必ずあると感じるからです。

【想定追加質問】
→どのような副業に興味がありますか?

就活の面接で「最近気になるニュース」を聞かれた時のNGポイント

ちなみに、就活の面接で「最近気になるニュース」を聞かれた際にマイナスイメージを与えかねないNGポイントがありますので、簡単に見ておきましょう。

宗教や思想に関するニュース

宗教や思想といった、個人の信条に関わるニュースは避けたほうが無難であるといえます。

厚生労働省「公正な採用選考の基本」によれば、本人の適性や能力に関係のない事項を企業が把握しようとすることは、就職差別につながる恐れがあるとされています。

企業が就活生の思想や宗教について知ってしまうことで、採用を見送られてしまうというリスクがあるのです。

芸能人のゴシップ

就活生によっては芸能人に関する報道に興味を抱くかもしれませんが、自分の興味関心や考え方をアピールすることに繋がりにくいため、面接での回答としてはあまり好ましいといえません。

中でも不倫や交際といったプライベートな報道は特にNGです。どうしても芸能人に関するニュースを取り上げたいという場合には、その人自身の功績などに目を向け、さらにそれを自己アピールにつなげられるように考える必要があるでしょう。

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この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ

大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、 就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。

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