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【就活】最大限「協調性」をアピールできる自己PR・例文7選
目次
「自己PRで協調性をアピールしたいけど、どうすれば良いんだろう?」 「そもそも協調性って企業はどう評価するんだろう?」
このように自己PRで協調性をアピールしたいと考えている方に向けて、本記事では自己PRで協調性をアピールする就活生を企業がどう評価するのかをお伝えしたうえで、協調性をアピールする自己PRの書き方をご紹介します。
例文も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。
この記事のまとめ
- 企業は「協調性」に「立場が異なる人と協力しつつ、様々な異なる意見をまとめ、最終的に成果へ繋げることができる力」を求めている
- 自己PRで「協調性」をアピールするのはアリ
- 自己PRはフレームワークに沿って書くと伝わりやすくなる
- 「協調性」を別の言葉や言い回しに変換させると具体性が増しやすくなる
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自己PRで「協調性」をアピールする就活生に対する企業の所感
“協調性”というと周りの流れに合わせられる、人の意見を取り入れられるといった内容をイメージする就活生も多いかもしれません。
しかし企業が”協調性”の中に求めるのは「立場が異なる人と協力しつつ、様々な異なる意見をまとめ、最終的に成果へ繋げることができる力」であるといえます。
自己PRで”協調性”をアピールすること自体に問題はありませんが、企業が求めている”協調性”が何なのかを理解したうえでアピールしなければ的外れな内容になってしまいかねないため留意しましょう。
自己PRで「協調性」をアピールする就活生が評価される理由
では、自己PRで協調性をアピールする就活生はなぜ評価されるのでしょうか?

業務を円滑に進められる可能性が高いから
社会には自分と違った考えや意見、視点を持った人と多く出会うことになり、仕事を進めていくうえではそういった人たちの意見と自分の意見をうまくまとめていく必要があります。
時には自分の考えや意見とは違う方針で業務を進めなければならないこともありますし、そもそも馬が合わないなと感じる人とも一緒に仕事をしていく必要が出てくることもあります。
そのため、どういったタイプの人とでも協力し、周りの意見を汲み取りつつ成果に繋げようと努力できる協調性に長けた人材は企業から評価されやすくなるのです。
組織の力を最大化させられると考えられるから
また、協調性のある人材は組織の力を2倍にも3倍にもすることができる能力を秘めています。
様々な考えや意見を持った人材が集まる一つの組織において、たとえ優秀な社員ばかりが集まったとしても、皆に協調性が見られなければその組織は個々人の力量にしか支えられません。
しかし、協調性のある人材が組織をまとめ上げようと率先して動くことで、その個々人の力が合わさり、組織として大きな力を持つようになります。
企業からは「協調性がある」=「個々人でできることには限りがあるが皆が力を合わせればもっと大きな力を発揮でき、さらに大きな成果へ繋げられることを理解している」と捉えられ、評価されやすくなるのです。
コミュニケーション能力が期待できるから
どのような業界、職種であっても、業務を円滑に進めるためにはコミュニケーション能力が必須です。どういった仕事でも最初から最後まで自分一人で完結するようなものはなかなかありません。
コミュニケーション能力が備わっていなければ、横の連携が取れず成功に繋がりにくいですし、対顧客に向けた仕事の場合は次の仕事に繋がらなくなる可能性もあります。
協調性がある人材は周りの意見を汲み取りつつ協力して業務を進められるため、コミュニケーション能力があると判断されやすいのです。
協調性がある人の特徴
「自己PRで協調性をアピールしようと考えているけど、そもそも自分のアピールポイントは協調性でいいのかな?」と迷っている方へ向けて、ここでは協調性がある人の特徴を簡単にご紹介します。

周りの意見を否定しない
協調性がある人には周りの意見を否定しない特徴が見られます。
協調性がある人はたとえ自分の考えや意見と違っていたとしても最初から否定するのではなく、一旦周りの意見を最後まで聞き、必要だと感じた部分については受け入れようとする姿勢を心掛けているものです。
「相手がこういう意見を出すということは、自分が持っていない違う角度からの視点があるのではないか」など、なぜ相手がそういった意見を出しているのかの背景を考えることで、相手の考えを理解しようと努めます。
そのように人の意見も取り入れることで、自分一人で立ち向かうよりも最終的により良い成果に繋がる可能性があると考えているからです。
また自分自身が意見を出す際には、自分の伝え方が相手にどういった影響をもたらすか、相手はどのように受け取るかなどをよく考えたうえで伝えようとする人が多いです。
洞察力がある
協調性がある人は、「このタイプの人にはどういう伝え方が合っているか」などを日頃から考える傾向にあるため、自然と洞察力が身につきます。周りの人の感情の動きなどを敏感に察知できるのです。
また自分の言動や行動についても、「こういう行動を取ったら相手はどう思うかな」と常に考える傾向があります。
社交的で明るい
協調性がある人は社交的で明るい傾向もあります。周りと協力して物事を進めよう、皆ができるだけ気持ちよくことを運べるようにしようと考えるため、良好な人間関係を築きやすいといえます。
就活の自己PRで「協調性」をアピールする方法
では、実際に自己PRで協調性をアピールするにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは一つのフレームワークをご紹介します。

まずは冒頭で「自分の長所が”協調性”である」という結論を端的に伝え、その後にそれを証明できる過去のエピソードを盛り込みます。
【例文】 私は組織の中で自分の役割を全うするために努力し続けるだけでなく、周りを巻き込みながら組織の力を最大化させることができる人間です。
私は大学の4年間は体育会の◯◯部でチームの仲間と共に練習に励んでおり、大学4年生の時にはポジションリーダーを務め、チーム全体を牽引できるようより一層力を入れて取り組んだ経験がございます。
当時のチームの目標は全国制覇を成し遂げることで、そのために自分ができることはチームで最も得点力のある選手になることと、チームメイトのモチベーションを向上させ、チーム全体の力を底上げすることだと考え、そのためのアクションを起こしました。
得点力を高めるために毎日1時間のシュート練習を自らに課し、実際の試合をイメージして自分の得意なプレーを磨いたり、チームメイトのモチベーションを向上させるために定期的な個人面談も実施しました。
こうした努力が実り、私は1年間で最も得点を取ることができるようになり、チームメイトの成長も実感することができたと考えております。
上記のように結論とその根拠となるエピソードについて伝えたら、自分がとった行動によって最終的にどういった成果を得られたのか、その経験を通してどういったことを学んだのかを伝え、そのうえで自分の長所である”協調性”を活かして入社後にはどのように志望企業へ貢献するかを述べます。
【例文】 結果的にチームの目標である全国制覇を達成することはできませんでしたが、4年間部活を続けリーダーを務めたことで責任感と協調性を培うことができました。現在はコーチとして後輩を指導しており、チームの目標に貢献したいと考えています。
私はチームとして何かに取り組むことが好きで、そのチームの目標を達成するために自分なりにできることを考え、貢献することに強い喜びを感じます。
【上級者向け】就活の自己PRで「協調性」をアピールする際のポイント
ちなみに、同じ長所でもアピールの仕方次第では採用担当者に与える印象が大きく変わってきます。そこでここでは、自己PRで協調性をアピールする際のポイントを見ておきましょう。
「協調性」を別の言葉に言い換える
“協調性”という言葉は抽象度が高いです。そのため自己PRで「私には協調性があります」とだけ伝えてしまうと、採用担当者との認識の差が生まれやすく、本当に伝えたいことが伝わらない可能性があります。
”協調性”という言葉を「異なる価値観の中でも目標達成に向け行動することができる」などの別の言葉や言い回しに変換すると、より的確に伝えられるようになるでしょう。
他にも下記のように「傾聴力がある」「柔軟性がある」などの言葉に言い換えるのも一つです。
・傾聴力
・柔軟性
・調整力
・親しみやすい
・人間関係構築力
・場をまとめる力
・周囲を巻き込む力
・意見の違う人とでも協力できる
「主体性」も併せてアピールする
「協調性がある」という要素だけをアピールした場合、中には「人と協調しているだけで主体性には乏しいのではないか」と捉えられてしまう可能性があります。
そのため、先ほどご紹介した例文で「責任感」についても併せてアピールしていたように、主体性があると感じられるエピソードも併せて伝えられるとより高い評価を受けられるでしょう。
就活の自己PRで「協調性」をアピールした例文・11選
それでは次に、自己PRで「協調性」をアピールしている例文11選を7つのカテゴリーに分けてご紹介していきます。ぜひ自己PRを考える際の参考にしてください。
・結論→緑
・エピソード→青
・結果・学んだこと→ピンク
・入社後→オレンジ
【部活動編】自己PRで協調性をアピールした例文
私の強みは、物事を俯瞰し、チームワークを大切にしながら仕事に取り組める点です。
私が所属している〇〇クラブには19の役職があり、最初は全役員の仕事の進捗を把握することが難しく、仕事上の行き違いや伝達ミスが発生していました。そこで私は役員の動きを把握するべく、副部長として毎月電話会議を開催して各役職の仕事の進捗を役員全体で把握するよう努めました。また、SNSで役員が仕事の報告をする場を設けて、全役員の動きを視覚化しました。
その結果、役員全員が連携してクラブを作り上げているという自覚をもち、役員一人一人が自分の責務を果たすことに繋がり、円滑にクラブを運営することができました。
また、この経験を通して学んだことを将来志望企業でどう活かしていくのかについても書くとより良い自己PRになるでしょう。
【インターン編】自己PRで協調性をアピールした例文
私の強みは協調性があり物事を自責で捉えられる点だと考えます。
長期インターンシップにおいて、インターン生5名のグループでSNSを運用して目標のフォロワー数を獲得するという目標を掲げていましたが、その目標を割ってしまった際に、社員の方からその課題を明確にして今後どのように対策をするかを話し合うよう指示を受けました。
原因はいくつか考えられましたが、その話し合い中でメンバーそれぞれが他責にしている節が目立ち、単なる「チーム目標」を掲げただけでは人は人任せにしてしまう傾向があるのかもしれないと感じました。
どのような場面においても物事を自責で捉えて自ら行動しなければ現状を改善させることはできないと私は考えていたため、今回の失敗の原因を作ってしまったのはメンバー全員の責任であることを伝え、改めて役割分担を行いチーム目標とは別に個人目標を作ることで改善を図ろうと提案しました。
結果、個人目標を掲げたことでチーム全体のモチベーションが高まり、次のチーム目標を達成することができました。
貴社に入社させていただけた際には、課題にぶつかる度にそれを自責で捉え、自らアクションを取って迅速に対応できるよう心掛けたいと思います。
→エピソードについてかなり具体的に書けています。結果の部分で、この経験を通して何を学んだのかについても書けるとより良くなるでしょう。
【留学編】自己PRで協調性をアピールした例文
私の強みは、協調性であると考えています。
カナダに約3ヶ月間語学留学をしていた際にグループでプレゼンを行う授業があったのですが、異なる国の語学がさほど堪能ではない学生が集まるグループで細かい意思疎通を行うのは難しく、最初はかなり苦戦していました。
言葉が伝わり切らないことに加え、集団での意見のまとめ方に文化的な違いがあったことも原因の一つです。
そこで私は発言できていない学生にこちらから意見をたずねたり、自分の意見が絶対だというような伝え方をする学生に対しては、それぞれの意見の良いところを集めればもっと良いプレゼンができるようになるということを、拙い語学力ではありますが一生懸命伝えました。
また、メンバーそれぞれに役割を振り分け、自分が今すべきことを可視化したことによって、メンバー全員のモチベーションを高めることに繋がりました。
私はこの経験から、課題にぶつかった際には自ら行動を起こして課題を解決すること、周りを巻き込んで力を最大化させることの大切さを学びました。この学びと強みを活かし、入社後は自ら率先して課題解決に動きます。
→エピソードの部分で問題に対してどのような行動をとったのかを具体的に書けています。最後の入社後の部分では企業の事業内容と絡めて書くとさらに良い自己PRになるでしょう。
【ボランティア編】自己PRで協調性をアピールした例文
私の強みは協調性があり、自分とは違う視点や考えをもった人とでも一つの目的に向かって柔軟に行動できる点であると考えています。
現在、〇〇のボランティア活動に参加しているのですが、参加者のうち自分と同世代の人はほとんどおらず、大半が40代~60代で構成されています。
最初は話も噛み合わずどう接すれば良いのかわかりませんでしたが、今回のボランティアの目的である〇〇を成し遂げることが先決だと考え、先輩方へ積極的に意見を出したり指示を仰いだりして、数少ない若者として力仕事を引き受けるなど、自分だからこそすべきことを探して行動を起こすように心掛けました。
結果、メンバーの皆さんからも頼りにしていただくことができ、同じ一つの目標に向かって着実に進むことができております。
→エピソードについてはある程度具体的に書かれていますが、結果の部分をより具体化したうえで入社後どう活躍できるかについても書くことができるとより強いアピールに繋がるでしょう。
【サークル編】自己PRで協調性をアピールした例文
私は自身の強みである傾聴力や相手の立場に立って考える性格
を表しているエピソードとして、フットサルサークルの副部長として、練習内容を改善し、地区大会優勝に貢献した経験を挙げる。当初、自身が所属するチームは練習参加率や取り組み姿勢から、活動に対する意識の違いに課題があった。そこで、意識格差の原因を探すために選手一人ずつにヒアリングを行った。その結果、意識格差の原因はチームに細分化された目標がない事だと気づいた。そこで、地区大会優勝という目標をブレークダウンし、チームとして「まず一勝」、そしてそれを達成するための日々の目標立てをチームと個人の両方で行った。実際の練習メニューについては、チームを3つのグループに分け、練習内容をグループごとに考えるようにした。
結果、週一度の全体練習には常時9割以上の練習参加率になり、練習の質も向上した。そして、都内の地区大会において優勝することができた。
→エピソードや結果についてはある程度具体的に書かれていますが、入社後どう活躍できるかについても書くことができるとより強いアピールに繋がるでしょう。
【アルバイト編】自己PRで協調性をアピールした例文
私は,相手の気持ちに寄り添って物事を考え行動することができる。
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【ゼミ編】自己PRで協調性をアピールした例文
私の強みは協調性がある点だと考えます。
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就活の自己PRで「協調性」をアピールした例文2選
それでは最後に、自己PRで「協調性」をアピールしている企業別例文をご紹介していきます。ぜひ自己PRを考える際の参考にしてください。
【住友化学】自己PRで協調性をアピールした例文
私の強みは「チームの課題を会話と提案を通して解決に導く協調性」だ。この強みを活かし、○○サークル内で生じた上達速度による溝を埋め、チームに一体感を生み出した。具体的には、
1上達が速い人、遅い人両者の悩みを共有する時間つくり
2前者を指導員とした練習会を開催
の2点を行った。この結果、チーム全体に仲間意識を芽生えさせ、上達の速い人が遅い人を支える習慣が生まれ、チームにより一体感が増した。
【村田製作所】自己PRで協調性をアピールした例文
私の強みは他者と協調した課題解決力だ。
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この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ
大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、
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2025.03.17
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2025.02.25