【例文7選】面接官に響く自己PR「傾聴力」経験別・職種別に解説

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この記事でわかること

  • 「傾聴力」はビジネスシーンで求められるスキルであること
  • 就活の自己PRで「傾聴力」をアピールする場合、「別の言葉に言い換えること」「抽象的な表現は避けること」の2点が重要であること
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傾聴力とは?

傾聴力とは、ただ単に相手の話を聞く行為ではなく、相手の言葉に耳を傾け、感情や真意を理解しようとする姿勢を指します。
相手の言葉だけでなく、表情、声のトーン、そして言葉の裏に隠された感情を読み取ろうとする感受性が豊かなコミュニケーション能力です。

ビジネスシーンで求められる理由

現代のビジネスシーンでは、チームで協力し、顧客と良好な関係を築きながら成果を上げていくことが求められます。
そのため、相手の意見を尊重し、ニーズを的確に捉える傾聴力は、円滑なコミュニケーションを生み出し、信頼関係を築くための重要なスキルと言えるでしょう。

特に、顧客の声をサービスに反映させたり、チーム内で意見を調整したりする場面において、その重要性は一層高まっています。

傾聴力を効果的な自己PRにする際のポイント

自己PRで傾聴力を効果的にアピールするには、単に「傾聴力があります」と述べるのではなく、具体的なエピソードを交えて説明することが重要です。

傾聴力エピソードの選び方

エピソードを選ぶうえでのポイントは以下の3つです。

  • 1

    具体的な成果につながったエピソードを選択する

  • 傾聴力を通じてどのように問題解決や目標達成に貢献できたのかを明確に示すことが重要です。

  • 2

    応募企業・職種に関連性の高いエピソードを選択する

  • 企業や職種によって求められるスキルは異なるため、その点を意識してエピソードを選ぶ必要があります。

  • 3

    オリジナリティのあるエピソードを選択する

  • 他の応募者との差別化を測るためには、独自の経験に基づいたエピソードを選びましょう。

傾聴力の書き出し方

自己PRの冒頭で傾聴力に対する考え方を明確に示すことが重要です。

「私は、相手の真意を汲み取り、ニーズに応えるために、傾聴力を大切にしています。」
「円滑なコミュニケーションの基盤は、傾聴力だと考えています。」

このように、単に「傾聴力があります」と述べるのではなく、あなたの傾聴力に対する価値観を伝えることで、面接官の印象に残る自己PRを作成できます。

傾聴力を他の強みと組み合わせて差別化する方法

傾聴力に加えて、他の強みを組み合わせることで、より効果的に自己PRをすることができます。

例えば、以下のような組み合わせが考えられます。

傾聴力 × 行動力

相手の意見を丁寧に聞き取った上で、具体的な行動に移せることをアピールします。

傾聴力 × コミュニケーション能力

相手の気持ちを理解し、相手に合わせた伝え方ができることをアピールします。

傾聴力 × 分析力

相手の言葉から問題の本質を見抜き、解決策を提案できることをアピールします。

このように、あなたの強みを分析し、傾聴力と組み合わせることで、他の学生との差別化を図ることができます。

自己PR傾聴力の言い換え表現

洞察力

単に「話を聞く」だけでなく、その裏にある相手の真意や感情、ニーズを理解する能力を「洞察力」と言い換えることができます。
例えば、「お客様の言葉の裏にある真のニーズを洞察し、最適な提案を行いました」のように表現することで、より深い理解力と、それを活かした行動力をアピールできます。

寄り添う力

相手の立場に立って、共感しながら話を聞く姿勢を「寄り添う力」と表現できます。
これは、特に、顧客やチームメンバーの心情を理解し、親身になって対応する必要がある職種において、有効なアピールポイントとなります。

例えば、「お客様の不安な気持ちに寄り添いながら、丁寧に商品のご説明をしました」のように表現することで、共感力とコミュニケーション能力の高さを効果的に伝えられます。

理解力

相手の言動から、その背景や意図を正確に理解する能力を「理解力」と言い換えることができます。
これは、正確な情報収集が必要な業務や、顧客との信頼関係構築が重要な業務において、非常に重要視される能力です。

例えば、「チームメンバーの意見を深く理解し、プロジェクト成功のために尽力しました」のように表現することで、周囲との協調性を重視する姿勢をアピールできます。

関係構築力

傾聴を通じて、相手との信頼関係を築き、良好なコミュニケーションを図る能力を「関係構築力」と言い換えることができます。
これは、顧客との長期的な関係構築が必要な営業職や、チームワークが重要な職種において、特に有効なアピールポイントとなります。

例えば、「お客様との信頼関係を築き、継続的な取引に繋げました」のように表現することで、コミュニケーション能力の高さと、それをビジネス成果に繋げられる点をアピールできます。

自己PRで傾聴力を伝える際の注意点

抽象的な表現は避ける

「傾聴力には自信があります」「人の話を聞くのは得意です」といった抽象的な表現は避け、具体的なエピソードを交えて説明することが重要です。

例えば、以下のように具体的な行動や成果を示すことで、説得力が増します。

「お客様の話を丁寧に伺った結果、ニーズに合致した商品を提案することができ、売上目標達成に貢献しました。」
「チームメンバーの意見に耳を傾け、それぞれの個性に合わせた役割分担を提案したことで、プロジェクトを成功に導くことができました。」

傾聴力が具体的にどう活かせるか明確にする

単に過去の経験を語るだけでなく、その経験を通して得られた傾聴力が、応募企業や職種でどのように活かせるのかを明確に説明することが重要です。
企業の理念や事業内容、求める人物像を事前にリサーチし、あなたの傾聴力がどのように貢献できるのかを具体的に示しましょう。


例えば、顧客とのコミュニケーションを重視する企業であれば、「お客様の声に真摯に耳を傾け、ニーズを的確に捉えることで、顧客満足度向上に貢献したいと考えています」のように、具体的な目標を提示することで、入社意欲を効果的に伝えることができます。

受け身の印象を残さないようにする

傾聴力は重要なスキルですが、受け身な印象を与えてしまう可能性もあります。
そのため、自己PRでは、傾聴した情報をどのように活かして行動したのかを明確に伝えることが重要です。

例えば、「相手の意見を聞き入れるだけでなく、自分の意見も積極的に発信することで、より良い結果に繋がるように努めています」のように、積極性をアピールすることで、バランスの取れた印象を与えることができます。

面接の際の言動にも注意する

自己PRで傾聴力をアピールする場合、面接官の話を聞く姿勢も重要です。
相手の目を見て、頷きながら聞く、適宜質問をするなど、傾聴している姿勢を示すことで、自己PRの内容に一貫性を持たせることができます。

【経験別】傾聴力の自己PR例文

アルバイト経験

私の強みは「常に相手の立場に立ち、行動し続けられること」です。

それはアルバイト先で、新人研修を改革した場面でも現れています。アルバイト先の飲食店では、新人が定着せず1ヵ月以内に辞めていく状況が続いていました。そこで、私は自分が新人であった時の気持ちを回顧し、従来の、全員に対しマニュアル通りに行う研修をやめ、1人1人の個性や習得度を分析したうえで課題を設定するよう心掛けました。具体的には、教育の進捗度合を皆で共有できるノートを作成し、指導を効率的に行いました。

さらに、新人に対し仕事の方法だけでなく、なぜその仕事を行うのか、理由の部分まで伝えることで新人がより主体的に取り組める環境作りに尽力しました。

結果、定着率も着実に上がっていき、この経験から、相手を尊重する考え方と傾聴力が身に付きました。この能力はお客様の声やニーズに応え、お客様目線の決済サービスを考える際に活かせると考えています。

参照元:unistyle/選考通過者ES(三菱UFJニコス)

ボランティア活動

私の強みは傾聴力です。相手の話を聞き、本音を引き出すことができます。

大学時代はボランティア活動を行い、児童養護施設や老人ホームなどでレクリエーションを行いました。活動を始めた当初は何をしていいか分からず悩みましたが、分からないなら子どもたちや入所者の方たちに直接話を聞こうと考えました。

さらに、新人に対し仕事の方法だけでなく、なぜその仕事を行うのか、理由の部分まで伝えることで新人がより主体的に取り組める環境作りに尽力しました。そうすると、一緒に遊びたい、昔の思い出を語る場が欲しいなど、子どもたちや高齢者の方が本当に求めているものが見えてきました。聞き役に徹し、そこで見えてきた意見をもとに新たなレクリエーションを考えると、企画は大いに盛り上がり、多くの方から感謝の言葉をいただくことができました。

貴社でも相手の意見に耳を傾けて本音を引き出し、積極的に仕事内容に取り入れることでよりよい成果を出せるよう努める所存です。

参照元:unistyle/内定者ES(西日本電信電話(NTT西日本))

サークル活動

私は長所である傾聴力を生かして信頼を獲得し、皆をまとめた経験があります。

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【職種別】傾聴力の内定者自己PR例文

営業職向けの傾聴力

私は、いかなる立場でも必要な役割を考えて行動でき、かつ、主張しつつも相手の立場に立って他人の意見に耳を傾けることができる。

この強みは、大学野球部での活動で発揮された。二年生の時、チームの勝利に貢献するために、控えでありながら自分ができる事として外野守備範囲拡大に取り組んだ。私はベンチでの観察と記録により守備範囲の狭さがチームの課題である事に気づいた。ミーティングにより硬直的守備位置が原因と判明したので、「控え選手が協力し合い相手の打撃データを分析し、試合中に最適な守備位置を指示すること」を提案した。その後、議論を重ねる中で意見の対立もあった。しかし、相手の真意を十分に分かっていないと思った私は、何度も話し合い、最後まで相手の話を聞き、その考えに至った根拠や背景を理解するよう努めた。

これにより潤滑剤の役割を果たし、互いに納得のいく答えを出せた。そして、ミーティングや試合中の選手間の声の掛け合いによりチームに一体感が生まれ、結果、外野手の刺殺数アップと失点の減少に繋がりリーグ優勝を果たすことができた。この活動で、私の強みが課題発見から徹底的な議論に繋がり、結果に結びついたと感じた。また、より良いアイデアは、多くの関係者との対話を重ねることで生み出されることを学んだ。

将来働く上でも、自分の役割を見極めつつ周りを巻き込んで議論を重ね、チームとして成果を上げたい。

参照元:unistyle/選考通過者ES(キッコーマン)

事務職向けの傾聴力

私は相手本位を第一とした思いやりの心を持っています。

私にとって調和という価値観が最重要であり、人間関係での対立を避けるために思いやりの心が人一倍強くなりました。具体的には傾聴力によって相手の意見や大切な価値観を深く理解し、その上で決して否定せず共感することにより相手との距離を縮め、良好な関係性を築くことが得意です。

その証拠に友人や初対面の方から、私は心を開いて話しやすい存在だと頻繁に評価されます。

参照元:unistyle/内定者ES(積水ハウス)

エンジニア職向けの傾聴力

私の強みは、「相手の気持ちを考えて行動する力」がある点だ。

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専門職向けの傾聴力例文

私は、「相手の気持ちを考えて行動する」ことに関して「NO1」であると考える。

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最後に

今回は、自己PRで「傾聴力」を効果的に伝える方法について解説しました。
傾聴力は、どのような職種においても求められる重要なスキルです。
具体的なエピソードや応募企業の求める人物像と結びつけながら、あなた自身の言葉で伝えるようにしましょう。

この記事が、あなたの就職活動の成功に少しでもお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

就・転職ライター

キャリアトラス編集部

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