【2024年最新版】広告業界とは?ビジネスモデル・動向・企業ランキングの就活用まとめ

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「広告業界ってどんな感じなんだろう?」と漠然と気になっている就活生に向けて、本記事では広告業界のビジネスモデルや今後の動向、ランキングなどの就活に役立つ情報をまとめてご紹介いたします。

志望動機や自己PRの書き方もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

この記事のまとめ

  • 広告業界は、企業の商材に関する情報を発信してブランドイメージの確立・向上、売上げUPに繋げる役割を果たしている
  • 近年ではテレビや雑誌、新聞などよりもインターネット広告のニーズが高まっている
  • 広告代理店には「総合広告代理店」「専門広告代理店」「ハウスエージェンシー」が存在する
  • 大手広告会社によるネット専業企業の買収が進んでいる
  • 今後国内の広告市場は頭打ちとなる可能性があり、積極的な海外展開が重要となる

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広告業界とは?

広告業界とは、ある企業の製品やサービスなどにまつわる情報を発信してブランドイメージの確立・向上のほか、売上げUPなどに繋げる役割を果たす業界を指します。

以前まではテレビやラジオ、新聞、雑誌が主な広告媒体でしたが、近年ではインターネット広告の需要が急速に高まっています。

広告業界の仕組み~今さら聞けないと悩む就活生向け~

次に、広告業界の仕組みについて見ていきましょう。広告業界は、広告を掲載したい「広告主」と広告を制作する「制作会社」、広告をユーザーに向けて発信する「媒体」、広告主と媒体の間に入る「広告代理店」の4つで成立しています。

※実際には広告主が広告代理店を介さず直接媒体へ働きかけるケースもあります。

ここでは広告代理店にフォーカスしてご紹介いたします。広告代理店は大きく「総合広告代理店」「専門広告代理店」「ハウスエージェンシー」の3つに分けられます。

総合広告代理店

総合広告代理店とは、一つの媒体に限らず、テレビや雑誌、雑誌といったあらゆるメディアを取り扱っています。PRしたい商材に合った媒体は何かを考え、その商材に最適な広告の制作と販促を進めます。

広告が完成したら、媒体から購入した広告枠に出稿するという流れになります。この総合広告会社の大きな特徴は、複数の媒体において同時に広告を打てることです。

【総合広告代理店・代表企業例】
・株式会社電通
・株式会社博報堂
・株式会社ADKホールディングス

専門広告代理店

専門広告会社は特定の広告媒体に特化した広告会社を指し、対応している媒体は企業によって異なります。専門広告会社はその企業が対応している媒体の広告枠を販売する役割を担っています。

先ほどの総合広告会社では各PRプランに合った媒体を「購入」する形を取っていましたが、この専門広告代理店はクライアントとなる企業が対応している媒体の広告枠を販売することで利益を得ているのです。

また専門広告代理店は媒体を販売するだけでなく、その商材のPRには自社の取り扱い媒体の中で何が最も適しているかを提案する役割も担っています。

【専門広告代理店・代表企業例】
・株式会社サイバーエージェント
・株式会社オプト(株式会社デジタルホールディングス子会社)
・株式会社オリコム

※サイバーエージェントは「インターネット広告」に強みがありますが、広告代理業以外の事業も多数展開しているため、企業全体で見ると専門広告代理店の枠には収まりません。

ハウスエージェンシー

ハウスエージェンシーは、特定の企業の広告を制作する広告代理店を指します。これは特定の企業専属の広告代理店であるため、総合広告代理店に依頼した場合に生じる仲介手数料を削減することが可能です。

ただし、近年はその他の企業の依頼も受けているハウスエージェンシーもあります。

【ハウスエージェント・代表企業例】
・株式会社JR東日本企画
・株式会社東急エージェンシー
・トヨタ・コニック・プロ株式会社

就活生はチェック必須!広告業界の動向

次に、広告業界の現状と動向についてチェックしていきましょう。※本記事の業界規模などの情報は下記企業各社の有価証券報告書や公開資料をもとに作成しております。

電通グループ、ジェイアール東日本企画、東急、アドウェイズ、ホープ、GMOアドパートナーズ、ファンコミュニケーションズ、博報堂DYHD、サイバーエージェント、デジタルHD、バリューコマース、インタースペース、中広、レントラックス、イーエムネットジャパン、ゲンダイエージェンシー、セーラー広告、共同ピーアール、日宣、プラップジャパン、インサイト、クイック、サイネックスの計23社

経済産業省の特定サービス産業動態調査(2023年2月公表)によれば、2021年はインターネット広告が初めてテレビ広告を抜いて全媒体の中で売上高TOPとなりました。

2022年の媒体別広告売上高は下記のような推移となっており、前年から続いてインターネット広告、SP・PR広告において伸びが見られました。

【媒体別 広告売上高推移(前年比)】
雑誌:-8.7%
新聞:-6.8%
ラジオ:-4.5%
テレビ:-1.2%
SP・PR:+8.3%
インターネット広告:+5.1%

企業は景気や業績が悪化すると広告費を削る傾向があり、2020年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で広告業界は影響を受けましたが、2021年には経済活動が再開し始めたことで広告業界の売上高は回復していきました。

近年はインターネット広告の需要が伸びてきていますが、その分テレビや雑誌、新聞などの従来の代表的な広告媒体は減少傾向にあり、今後日本の広告媒体はリスティング広告、ディスプレイ広告、アフィリエイト広告、SNS広告、メール広告などのインターネット広告がメインになることが見込まれます。

大手広告会社によるネット専業の買収

上記でお伝えした通り、近年大手広告会社はインターネット広告に力を入れ出しています。


たとえば電通は2022年1月にネット専業大手のセプテーニ・HDを買収したことで、電通のインターネット広告の取扱額は国内TOPになる想定です。

2022年4月には博報堂DY HDが中小企業向けのインターネット広告に強みを持つソウルドアウト(デジタルHD傘下)を買収しました。

こうした広告業界のデジタルシフトは今後も続くと考えられ、業界の再編はさらに進む可能性があります。

海外事業の加速

デジタルシフトが加速している国内の広告市場ですが今後頭打ちになる可能性が考えられ、将来的にはいかに海外で売上を立てられるかが重要視され始めています。

たとえば電通は海外企業を積極的に買収し、米国、欧州、中東、アジアなどの145か国以上のエリアに進出しており、海外売上高比率は6割以上となっています。

今後は成長が加速しているアジア市場などをいかに取り込めるかが鍵を握るでしょう。

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広告業界の売上げランキング

次に、広告業界の売上ランキングをご紹介します。

※ランキングは2023年に発表された各社の有価証券報告書をもとに作成しています。
※1サイバーエージェントはインターネット広告事業の売上高です。
※2東急は東急エージェンシー事業、インタースペースはインターネット広告事業の売上高です。

▼各社の有価証券報告書 電通グループ 博報堂DY HD サイバーエージェント 株式会社デジタルホールディングス(旧 オプトホールディング) 東急

売上については1位が電通グループ、2位が博報堂DY HD、3位がサイバーエージェント、経常利益は1位が電通グループ、2位がサイバーエージェント、3位が博報堂DY HDとなっています。

売上や利益、利益率をチェックした方が良い理由は、下記の2点です。

■売上は企業の財務力を表しているから
■利益、利益率は企業が行っているビジネスの成否を示しているから

売上は企業の財務力、ビジネスの規模を表しているため、売上が高い企業の方が行っているビジネスの規模が大きいということになります。

またA社とB社が同じ利益だとしても、売上が大きいほうが金融機関からの融資を受けやすい傾向があるため、売上をチェックすることも重要です。

利益や利益率はその企業の事業の成否を示しているため、ビジネスによる付加価値がどの程度あるかを図れます。

利益があまり出ていない企業であればその企業の事業には何かしらの課題があるということになります。

このランキングだけでなく成長率も大事ですので、各企業の過去についても振り返っていくのがベターです。

就活における広告業界の志望動機の書き方

広告業界の企業に応募するにあたっては、業界研究や企業研究を通して食品業界や志望企業が求めている人物像を把握したうえで、「なぜ広告業界を選んだのか」「なぜその企業を選んだのか」を深堀りしておきましょう。

「なぜ広告業界を選んだのか」については、自分が将来何を成し遂げたいのかを明確にしたうえで、そのために広告業界がいかに必要なものであるかを記載します。

ここでしっかりとアピールしておかなければ他のライバルに採用枠を奪われてしまうため、時間をかけて内容を考えましょう。

業界の動向でお伝えしたようなデジタル広告への流れを踏まえつつ、携わりたい事業や今後のキャリアプランを明確に伝えられると良いです。

「なぜその企業なのか」については、志望企業の強みや事業形態などの特徴を調べて、競合他社と差別化しながら伝えていきましょう。

特に広告業界は電通の売上高が圧倒的に高いため、競合他社を受ける際には「なぜ電通でなくウチなのか」など比較させる問いへの答えをしっかりと準備しておく必要があります。

広告業界の志望動機の例文を見てレベル感を掴みたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

就活における広告業界の自己PRの書き方

自己PRを書くにあたっては、広告業界で求められる人物像を把握する必要があります。自分の中にある強みの中でもその人物像に近い強みをアピールすることで、より企業に好印象を与えられるようになるからです。

ここでざっくりと把握しておきましょう。

広告代理店では社外の顧客だけでなく、社内の営業担当者やデザイナー、マーケターなど社内外を問わず様々な立場や価値観を持った人たちと働いていくことになります。

様々な角度からの視点や意見を持った人々と一つのプロジェクトに取り組むにあたっては、いかに協力的な姿勢を持てるか、相手を理解しようとする気持ちを持てるかが重要になります。

また広告業界においては日々移ろうトレンドに合わせて新たなものを生み出していく必要があるため、柔軟な発想力や創造性も求められます。加えて顧客視点に立って物事を考える力も必要とされます。

ご自身の中にある強みの中でもこれらの情報に近いものをピックアップして自己PRに落とし込めると良いでしょう。具体的な自己PRの書き方は下記の記事にまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。

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この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ

大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、 就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。

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