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ガクチカとは?どんな就活生でも「刺さるガクチカ」が書けるフレームワーク6STEP【例文あり】
目次
就活において頻繁に耳にする「ガクチカ」。これは「学生時代に力を入れたこと」を指し、就活ではES(エントリーシート)や面接における頻出質問として特に力を入れて対策しておくべきといわれています。
そこで本記事では企業が就活の選考でガクチカを聞く理由やガクチカと自己PRの違いについてお伝えしたうえで、ガクチカの書き方をご紹介いたします。例文も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。
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この記事のまとめ
- ガクチカとは「学生時代頑張ったこと・力を入れたこと」の略称
- ガクチカでは「自社へ貢献できる能力があること」「その能力を引き出せるモチベーションの源泉を把握していること」をチェックされている
- ガクチカでは「再現性の有無」「業務で活かせる学びの有無」などを見られている
- ガクチカを思いつかない時には「困難を乗り越えた経験」などから逆算するのがコツ
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就活で使える!項目別ガクチカ回答例7選
では、実際にはどのようにガクチカを書いていけば良いのでしょうか?ここからはガクチカの例文を項目別にご紹介いたしますのでぜひ参考にしてください。
学業にまつわるガクチカ
卒業/修士論文や、学科/専攻の授業の中で、最も力を入れて学んでいるテーマの概要を記述してください。(500文字以内)
ゼミにまつわるガクチカ
私が学生生活の中で最も力を入れたのはゼミ活動です。私が所属していたゼミの教授は意見交換を重要視していたため、討論を主体にしたゼミ活動が進んでいました。
しかし、日々同じような議論を繰り返していることが課題として話に上がり、その原因は毎度議論の内容を記録していないことにあることがわかりました。
そこで私は自ら記録係を務め、結果として過去の討論内容を振り返られるようになったことに加え、議論の内容をその場で客観的にまとめられるようにもなりました。
記録係を設けるアイディアは教授と他のゼミ生にも高く評価してもらえ、現在は交代制で記録係を担当しています。
私はこの経験から、些細なことでも自発的に行動を起こし、周囲を巻き込むことで状況を改善できることを学びました。
入社後も些細な課題を人任せにせず、自分がその時できるベストな行動を考え、率先して働きかけていきたいと思います。
アルバイトにまつわるガクチカ
人生で1番挑戦したエピソードは何ですか。(300字以内)
サークル活動にまつわるガクチカ
私は合唱サークルの活動に力を入れました。サークルでは副リーダーとして、リーダーやメンバーをサポートすることで組織を動かす能力を培えたと感じております。
私が所属していたサークルは当時、合唱コンクールに出場できる機会が年に一度しかなく、コンクールの日程が近づいてくるまでは活動がルーズになってしまう傾向がありました。
一部のメンバーからも不満が出ており、なんとかして合唱コンクール以外にも発表の場を増やせないかという話になりました。
そこで私はリーダーやメンバー、サークル外の友人のつてをたどるなどして、商業施設や学校などに複数問い合わせ交渉する役を買って出ました。
周りのメンバーも関係各所に連絡するのを手伝ってくれたこともあり、結果、発表の場を年4回まで増やすことができ、一年を通してメンバーが熱心に練習に励めるようになってコンクールでの評価も高まったことが嬉しかったです。
この経験から私は、周りの人の力を借りながら協力してアクションを起こすことで成功に導けることを学びました。
入社後も周りの人と協力することの大切さを念頭に置き、協調しながら自分がその時できるベストな行動を起こしていきたいと思います。
部活動にまつわるガクチカ
「学生時代に力を入れたこと」を400文字以内で入力してください。
留学にまつわるガクチカ
私は半年間のカナダ留学において、現地学生と共同での日本とカナダの文化にまつわるプレゼンに力を入れました。
準備を進めていく中で、皆無意識に同じ母国同士の学生で集まってしまう傾向があることに気づき、一緒に準備を行う学生を明確なグループに分けて、互いの国の文化について理解を深めやすい環境を作ろうと提案しました。
結果、互いの国の文化の深層部分に焦点を当てたプレゼンを行うことができました。
この経験から、周りの人と協力し複数の観点をもとにした取り組みを行うことで、より大きな成果に繋げられることを学びました。
入社後はこの経験を活かし、周りの人と協力しながらより高い成果や目標に向かって貢献していきたいと思います。
長期インターンシップにまつわるガクチカ
私はインターンシップでの業務において、求められた以上の価値を提供できるよう力を入れて参りました。
昨年Webマーケティングを行うインターンシップに参加した際、「本当はこれだけの記事数を執筆してもらいたいところだけど負担が大きいからその3分の2の量で良い」と指示されたのですが、私は本来必要とされている量をこなさなければ真の価値提供に繋がらないと考え、指示された1.5倍の記事数を執筆できるようスケジュールを立てました。
質を落とさずに量をこなせるよう基本的な効率UP施策を実施しつつ、フィードバック内容の記録管理シートを作成してそれを定期的に振り返り、同じフィードバックを二度受けないよう工夫しました。
結果、期限ギリギリにはなってしまいましたが本来必要とされていただけの記事数を納めることができました。
社員の方からは、私の行動が自然と周りのインターン生の士気を高めることにも繋がったとお褒めの言葉をいただくこともできました。
御社に入社できた際には、求められた以上の価値を発揮して部署全体の生産性を高められるよう努めて参ります。
ガクチカとは?
ガクチカとは「学生時代頑張ったこと・力を入れたこと」の略称です。
就活の選考においては「学生時代に打ち込んだことは?」「学生時代に成し遂げたことは?」など、あらゆる言い回しで必ずと言っても良いほど質問される項目になります。
ガクチカと自己PRの違い
「ガクチカと自己PRって同じではないの?」と感じる就活生もいるかと思いますが、たしかにガクチカも自己PRも「その就活生が自社の求める人物像に近いか」を知るための指標である点においては同じです。
ここでいう「自社の求める人物像」とは「自社の利益に貢献できる人材」と捉えるとわかりやすいかと思いますが、自社の利益に貢献できる人材とは主に下記の2点を網羅している人材を指します。
(1)自社に貢献できる能力があること
(2)その能力を100%引き出すモチベーションの源泉を理解していること
企業は自己PRで上記(1)の「企業に貢献できる能力を備えているか」についてチェックしていますが、ガクチカではそれに加えて上記(2)の「その能力をMAXまで引き出すモチベーションの源泉がどこにあるか」についてもチェックしているのです。
ガクチカと自己PRで同じエピソードを用いるとしても、ガクチカでは「なぜその活動に取り組んだのか」「具体的にどのように取り組んだのか」までを書く必要があります。
そこで本記事ではより説得力のあるガクチカを書けるよう、ガクチカのフレームワークをご紹介いたします。
本記事でご紹介するフレームワークをもとにご自身ならではのエピソードを盛り込むことで、他の就活生には書けないガクチカを作ることができるでしょう。
就活の選考でガクチカを聞かれる理由
ガクチカを作成するにあたってはなぜ企業は就活の選考でガクチカを聞くのかの意図を把握しておくとより効果的なアプローチが期待できますので、ここで簡単に見ておきましょう。
何に挑戦し、どのような成果を出してきたのかを知るため
企業はガクチカを聞くことでその就活生が学生時代にどのようなことに挑戦し、どういった成果を出してきたのかを知ろうとしています。
一般的な学生にはまず経験できないような取り組みや素晴らしい成果を残している場合には、それ自体が評価の対象となりますが、それだけで周りの就活生と大きな差をつけられるわけではありません。
成果の規模にかかわらず、その経験からどういったことを学び、その学びをいかに次へ活かせるかが重要な指標となります。
ガクチカでは「その経験から得た学びが志望企業の業務で活かせるものである」ということを示すのが大切です。
またガクチカでは「その経験に対してどのように取り組み、どういった課題や目標に対して行動し、どのように改善したのか」という点についてもチェックされています。
ここで主体性があるか、物事を自責で捉えてより高みを目指そうとする姿勢があるかなどを見ることで、その就活生の今後の伸びしろやポテンシャルをチェックしているのです。
自社が求める人物像とマッチするかを確認するため
企業はガクチカを通してその就活生の思考力やモチベーションの源泉が、自社が求める人物像とマッチしているかを知りたいとも考えています。
思考力については物事に対してどの程度考えを巡らせ、それをどのようにアクションに落とし込むことができるのかを見ることで、社会人としてモノを売ったり課題解決のためのアイデア出しをどの程度行えるかをチェックしようとしています。
またモチベーションの源泉については、何にやる気を感じてモチベーションが高まる人材なのかを見ることで、自社での業務でも同様な効果を期待できるかを確認しています。
なお、企業は自社にマッチする人材かどうかを見るために、思考力やモチベーションの源泉についてのエピソードの端々に現れる就活生の人柄も同時にチェックしています。
就活におけるガクチカの評価基準とは?
実際にガクチカを書く際には「どういった点を評価されるのか」を意識しながら書くだけでよりアピールに繋がりやすくなります。そこでここではガクチカの評価基準についてもお伝えしたいと思います。
エピソードに再現性があるか
ここでいう再現性は、"ガクチカに書いた経験をその企業に入社してからも活かせるか"を指しています。
学生時代にどんなに素晴らしい経験をしていても、どんなに大きな成果を上げていても、そこからの学びや培った能力を業務で活かせなければ企業にとってはメリットを感じられません。
そのためガクチカでは成果よりもプロセスを重要視し、企業に合った強みをアピールすることが重要なのです。
企業で活かせる学びを得ているか
こちらも当然といえば当然ですが、どんなに素敵な強みを持っていても、どんなに良い学びを得ていても、その企業で活かせるものでなければ強みアピールには繋がりません。
ガクチカにおいては「その経験から得られた学びが、志望企業の仕事内容で活かせるものであること」を示す必要があるのです。
「どのように取り組んだのか」「どのような課題や目標があったのか」「それに対してどう改善したのか」を重点的にチェックされていますので、この点には必ず触れるようにしましょう。
ガクチカではどういったことに対しても自責で捉え、自らのアクションによって改善していこうとする姿勢を見せることでスタンス面での評価を受けやすくなり、今後伸びしろに期待してもらえる効果も見込めます。
「思考力」「モチベーションの源泉」「人柄」を示せているか
ガクチカでは特に「思考力」「モチベーションの源泉」「人柄」の3点をアピールするのが重要です。
思考力についてはロジカルシンキングが備わっていることをアピールすることで、商材を売ったりアイデアを出したりといった業務全般に必要な能力がどの程度あるかを企業に把握してもらう効果が期待できます。
モチベーションの源泉については、自分がその取り組みの中で何に対して意欲ややりがいを感じたのかが伝わるように書くことで、自分の適性がどういった業務にあるのかを企業に把握してもらいやすくなります。
そして企業は自社が求める人物像により近い人材を採用したいと考えているため、その人の性格や価値観が企業の社風やビジネスモデルに沿っているかを把握しやすいよう、ガクチカにおいては人柄についても触れておくのが望ましいです。
どんな就活生でも「刺さるガクチカ」が書けるフレームワーク6STEP
ガクチカの評価基準を把握できたところで、ここからはガクチカの書き方について見ていきましょう。
ガクチカは基本的に下記のフレームワークに沿って書くと、企業側に理解してもらいやすくアピールに繋がる文章になると言われています。
ちなみに、ガクチカの書き方がよくわからないという就活生は家族や先輩などの周りの社会人に手伝ってもらったり、就活エージェントにサポートをお願いするのも一つです。
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ガクチカが思いつかない就活生に有効な対処法
ちなみに、中にはガクチカがなかなか思いつかないとお悩みの就活生もいることと思います。そこでここではガクチカが思いつかない時に有効な対処法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
困難を乗り越えた経験を思い出す
自分が頑張った経験や努力を重ねた経験としては思い出せなくても、困難を乗り越えた経験はなかったかと思いを巡らせてみると、いくつか思い当たるものがあるのではないでしょうか?
たとえば勉強や実習が上手くいかなかった経験や、アルバイト中での失敗、部活動やサークル活動でなかなか結果が出なかった経験などです。
うまくいかなかった経験があれば、何かしらのアクションを起こしてそれを乗り越えてきたはずです。
たとえば初めてのアルバイトで接客がうまくできずお客様に怒られてしまったという経験があれば、お客様からの評判が良い従業員の話し方や表情の作り方、気の配り方などを徹底的に真似してコミュニケーションを円滑に取れるようになった、などのエピソードを思い出せる可能性があります。
自分の強みを発揮できた経験を思い出す
すでに自己分析を終えている就活生が多いかと思いますが、その際に洗い出した長所について考えてみましょう。
なぜ自分はそれを長所だと考えたのかを考えると、その長所が活かされたエピソードを思い出すことができるはずです。
褒められた経験を思い出す
自分では当たり前に感じていたことでも、周りの人からすれば十分に強みである場合があります。
そのため、人から褒められた経験を思い出し、そこから自分がどういった行動を取り結果に繋げることができたのかを考えてみましょう。
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この記事を書いた人
就・転職専門ライター
さりぃ
大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、
就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。
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