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【例文つき】優秀な就活生が実践しているエントリーシートの書き方まとめ

「エントリーシートの書き方がいまいちよくわからない」 「自己PRと同じ内容になってしまってこのまま提出して良いのか不安」 このように、エントリーシートの書き方に不安がある就活生は多いのではないでしょうか? 本記事では、優秀な就活生が実践しているエントリーシートの書き方についてご紹介いたします。例文も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ エントリーシートでは就活生の考え方や価値観、人柄などをチェックされている エントリーシートと履歴書の内容は重複しても良い エントリーシートでは「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」を問われやすい エントリーシートはフレームワークに沿って回答するのがベター エントリーシートの提出前には最終チェックを怠らない 就活における「エントリーシート」とは? エントリーシートとは、採用選考の材料とするために企業が就活生の考え方や価値観、人柄などを知るための書類で、面接時の参考資料としても用いられます。 採用を行うにあたって、企業は業務に適性があり自社の社風やビジョンとマッチしている、あるいは貢献してくれる可能性の高い就活生を求めており、そういった人材かを判断するために上記のようなポイントをチェックしようとしているのです。 中には「エントリーシートと履歴書って同じじゃないの?」と感じている就活生もいるかと思いますが、両者には明確な違いがあります。 エントリーシートはあくまで採用のために活用する資料ですが、履歴書は入社後も氏名や住所、生年月日、連絡先、学歴などが従業員のデータとして保管されることが一般的です。 またエントリーシートは志望動機や自己PR、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)などその企業ごとにチェックしたい項目や文字数を設定してフォーマット化していることが多いですが、履歴書は企業が用意しているもの以外にも、大学が用意しているものや市販のものなどがあります。 ただ、エントリーシートの内容は履歴書と被っても問題ありませんので、エントリーシートと履歴書の双方を提出する必要のある場合には基本的にエントリーシートへ具体的な回答を書き、履歴書にはそれを要約したものを書くようにすると良いでしょう。 ちなみに、エントリーシートは基本的に企業が独自で用意していることが一般的であるため、質問項目はの問われ方は企業によって異なります。 ただし、どの企業でも共通して聞かれやすい質問がありますので、次の項目でチェックしておきましょう。 就活におけるエントリーシートでよくある質問 エントリーシートにおいてよく聞かれる質問項目について、ここでは下記の3つに大別してご紹介しますので、ぜひこの内容をもとに答え方を想定しておきましょう。 ・志望動機・就職活動に関する設問 ・自己PR・ガクチカ、自分自身に関する設問 ・業界特有の設問 志望動機・就職活動に関する質問 志望動機や就職活動に関する設問としては下記が挙げられます。 ★入社してやってみたいこと ★将来の夢 ★今後のキャリアについて(3年後、5年後、10年後) ★あなたにとって仕事とは ★あなたにとって働くとは ★就活の軸 ★就職活動を行う上で重要視していること ★仕事で大切だと思うこと ★仕事とプライベートどちらが大切か ★この業界を選んだ理由 ★他社にもエントリーしているか ★当社の志望順位 ★同業界の中でも当社を選んだ理由 ★当社のどこに魅力を感じたか ★当社の好きな商品とその理由 ★経営理念のどこに共感したのか ★あなたが面接官なら自分を採用するか ★当社が内定を出したら就活やめるか ★当社のホームページを見た感想 ★当社に求めるものや期待していること ★新商品の提案 自己PR・ガクチカ、自分自身に関する質問 自己PRやガクチカに関する設問としては下記が挙げられます。 ★長所・短所 ★アルバイトでの経験 ★今までで一番の挑戦 ★自ら行動した経験 ★一番の成功体験 ★挫折した経験 ★学生時代に特に力を入れたこと ★あなたを採用したら当社にどんなメリットがあるのか ★これまでの人生で最も嬉しかったこと ★最も辛かったこと・苦しかったこと ★失敗から学んだこと ★やりがいを感じる時 ★日頃から心がけていること ★あなたの信念 ★昔から継続している習慣 ★意思決定をする際に意識していること ★達成感を得た出来事 ★部活動について ★サークル活動について ★ゼミに所属していたか ★卒論のテーマ ★研究内容 ★一番印象に残っている授業 ★今の大学を選んだ理由 ★インターン経験 ★周りからみたあなたの印象 ★あなたを表す四字熟語 ★あなたのキャッチフレーズ ★あなたを漢字1文字で表すと何か ★趣味は何か ★特技は何か ★最近気になったニュース ★あなたを物に例えると何か ★あなたを動物に例えると何か   ★最近読んだ本 ★1,000万円あったら何に使うか ★一つ夢が何でも叶うとしたら何を願うか ★今後日本が解決すべき問題 ★リーダーになるために必要なもの ★あなたの地元をPRするなら ★信頼を得るために大切なこと ★友達も知らない、あなたの秘密 業界特有の質問 最後に、業界特有の質問としては下記のようなものが挙げられます。 ★最近見たCMの中で一番印象に残っているもの ★今まで受けたサービスで一番印象に残っているもの ★日本の現在の経済状況についての見解 ★若者の〇〇離れの原因についての見解 ★新しいビジネスモデル、サービス内容の提案 ★面白いと思う写真を撮り、その写真にタイトルをつけて ★あなたが持っている中で一番面白いと思うエピソード ★あなたにとってエンターテイメントとは何か ★あなたが今注目している人にインタビューして聞いてみたいこと 【例文つき】就活におけるエントリーシートの書き方 ここではエントリーシートで必ずと言っても良いほど聞かれる質問である「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」の書き方についてそれぞれご紹介していきます。 それぞれの質問に対する企業によるチェック観点もお伝えしますので、書き方と一緒に確認してみてください。 志望動機の書き方 就活のエントリーシートにおいて、企業は志望動機を通して下記の2点をチェックしています。 ・志望度の高さ ・自社の社風やビジョンとマッチしているか 企業としては、内定を出したとしても実際に入社してもらえなければ意味がありません。 「内定を出したら本当に入社するか」という点は企業にとって重要な判断材料となるため、エントリーシートをチェックする段階からその就活生の志望度の高さを見ているのです。 しかしその就活生の志望度がどんなに高くても、企業の社風やビジョンとマッチしていなければその企業で長く働いてもらうことが期待できないため、企業は志望動機を通してその就活生が自社とマッチしている人材かどうかもチェックしています。 上記の内容を念頭において、志望動機を書いていきましょう。志望動機を書くにあたっては下記のフレームワークに従うとより読みやすい内容になります。 まずは結論として一言で志望理由を伝え、なぜそう思ったのかの理由を書きます。ここでは、自分自身の経験に基づく具体的なエピソードを書くのがポイントです。 その後、数ある企業の中からなぜその企業を選んだのかの理由を書きます。どういった観点で考えれば良いのかわからないという就活生は下記を参考にしてください。 ●企業の社風から ●企業で働く社員から ●企業の強みから ∟業務内容 ∟サービス/商品(コンセプト) ∟社会貢献活動 そして最後に、入社後その企業でどのように活躍したいか、どういった形で貢献できるかを伝えて締めくくります。これらを念頭におくと、実際に下記のような志望動機を書けるようになるはずです。 【当社に興味、関心を持った理由・ 入社してやってみたいことを教えてください。】 「誇りを持つ製品を通じて途上国発展に寄与し、関わった国の成長を五感をもって体感する」との目標達成にあたり貴社が最適と考えるからです。 2年おきに4度ベトナムを訪れた際、渡航する度に急速に発展していく姿を目の当たりにし、これ以上に現実感の伴った成長を感じるフィールドは無いと確信しました。バックパッカーとして14カ国を訪れた際は不衛生な水道水やゴミ山問題からインフラ整備が不十分な現状を実感し、途上国の生活水準向上へ貢献したい想いを強くしました。 高い技術力によって製造されるポンプを通じて世界中の電力インフラ、水インフラへ貢献すると共に、今後も新興国を中心とした海外展開を加速する方針の貴社でこそ自身の目標を達成できると考えています。 また営業として貴社の製品を世界へ広め、途上国発展へ寄与したいと考えています。 参照元:unistyle/選考通過者インターン選考ES(荏原製作所) この例文は「志望理由→背景・理由→企業を選んだ理由→入社後について」の流れで、読みやすい構成で書けており、特に背景・理由や企業を選んだ理由の部分が具体的で理解しやすい内容となっています。 入社後についてもう少し具体的に書けるとより良くなるでしょう。 自己PRの書き方 続いては自己PRの書き方についてです。自己PRでは主に下記のポイントをチェックされています。 ・性格や考え方などの人柄 ・自社で活かせる強みの有無 企業は自社に貢献してくれる人材を採用するにあたり、就活生の能力だけでなく人柄についても深くチェックしているため、その物事に対してどういったアクションを取ったか、どのような考え方を持っているかなども見ています。 そしてそれが自社に活かせるものであるのかも同時にチェックしているのです。実際に自己PRを書く際は、下記の流れに従うと読みやすい文章を書けるようになるでしょう。 自己PRでもまず結論として自分の強みを一言で伝え、その強みがあることを証明できるエピソードをできるだけ具体的に書きます。 その出来事の中で生じた課題や目標のほか、その課題や目標に対してどのようなアクションを起こしたかまでを詳細に書いてください。 ここまでを終えたら結果を書きます。ここでは第三者でもその結果がどれだけ大きなものであるかを理解できるよう、数字などを用いて定量的に書くようにしましょう。 最後はここまで伝えてきた長所をどのように志望企業の業務に活かしていくのかを書いて締めくくります。 ガクチカの書き方 続いてはガクチカの書き方についてです。企業はガクチカにおいて下記の2点をチェックしています。 ・困難への向き合い方 ・仕事への意欲や人柄 社会に出るとそれまでに経験したことのない壁に直面することが多く、大きな挫折を経験する人もいます。 そのため企業はガクチカを通して、その就活生がどのように困難を乗り越えてきたかを知ることで仕事への向き合い方をチェックし、今後の活躍に期待できるかを見ているのです。 また、周りの社員とうまくやっていけるかをチェックするという観点から、エピソードの内容からその就活生がどういった役回りに徹するのか、どういった人間性や価値観を持っているのかを判断しようとしている節もあります。 実際にガクチカを書く際は、流れに沿って書いてみてください。 ガクチカを書く際にも、結論として学生時代に頑張ったことを一言で伝え、なぜそれを実践したのかの理由を書きます。 その後はそのアクションを起こす際に立てた目標やぶつかった課題を伝え、それに対してどのような取り組みを行ったのかを書きましょう。 具体的な取り組みを伝えたら、それがどういった結果に繋がったのかを書き、最後はこの出来事から学んだことを書いて文章を締めくくります。この流れに従えば下記のようなガクチカを作成できるでしょう。 【あなたが自分自身に課しているルール(いつも心がけていること)について、理由・エピソードを添えて教えてください。】 私は「夢叶うまで挑戦」という言葉を心掛けています。理由は夢を叶える過程で自己成長できるからです。 私は大学時代、アカペラサークルに所属していました。私のバンドの目標はサークル内で年に2度あるオーディションに合格して、大きなステージで歌うことでした。 しかし、中々結果が出ず、目標を諦めかけた時期がありました。その時、私は呑み会を企画することで話し合いの場を設けました。具体的には自分たちの強みや曲選び、衣装にも拘って話し合い、聞いてくれる人と一緒に楽しめる空間作りを目指しました。そして、自分たちに欠けている部分を明確にし、それを補完しながら挑戦し続けました。 その結果、大学4年の冬に一番大きなサークルライブのステージに立つことができました。ステージから見た景色は忘れられません。 私はバンド活動を通して、グループでのリーダーシップやマネジメント力が身に付き、目標達成のためのアプローチの仕方を学びました。 参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(全日空空輸(ANA)) この例文も「結果→動機→目標・課題→取り組みや対策→結果→学び」という読みやすい構成で書けています。より良い内容にするには、「聞いている人と一緒に楽しめる空間・時間を作る」ために行ったことについてより具体的に書けると良いでしょう。 エントリーシートを書く際の注意点 ESを作成したら、最後に以下のチェック項目を確認してみましょう。もし当てはまるものがあれば提出する前に修正します。家族や先輩など、周りの社会人に客観的な視点でチェックしてもらうことができればなお良いでしょう。 ✓ 誤字脱字がないか ✓ 話し言葉を使っていないか ✓ 文体は統一されているか(です、ます調/である調) ✓ 結論ファーストになっているか ✓ 記入欄の8割以上を埋められているか ✓ 読みやすい字で書けているか(手書きの場合) 特にWeb上でエントリーシートを作成する場合はタイプミスや変換ミスが起こりやすいため留意しましょう。

2024.03.28

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エントリーシートの自己PR・ガクチカはどう書く?選考を通過した就活生の例文10選を公開

「エントリーシートの自己PRってどう書けば良いの?」 「自己PRを書いてみたけど、本当にこれで良いのか自信がない・・・」 このように、エントリーシートの自己PRやガクチカを書くにあたって不安を抱いている就活生は多いのではないでしょうか? 本記事ではそういった就活生に向けて、エントリーシートにおける自己PRとガクチカの書き方をフレームワークつきでご紹介いたします。実際に選考を通過した就活生の例文も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ エントリーシートと履歴書の自己PRは被っても良い 自己PRとガクチカはそれぞれ企業の意図を汲んだうえでフレームワーク沿って書くと完成度が高まる 就活のエントリーシートと履歴書の自己PRは重複してもOK  エントリーシートに自己PRを書こうとした際「あれ、エントリーシートと履歴書、どっちも自己PR欄があるけど被っても良いのかな?」と感じた就活生もいるかもしれませんが、結論内容は被っても問題ありません。 そもそもエントリーシートとは企業が新卒採用を行うにあたってその就活生の考え方や価値観、人柄などをチェックするために用意しているものになります。 一方履歴書は、入社後も氏名や住所などの従業員データを保管しておくという役割があり、エントリーシートとは若干性質が異なります。 そのため、エントリーシートと履歴書の内容は重複しても問題ありません。どちらも提出を求められた場合には、エントリーシートに具体的な自己PRを記載し、履歴書にはそれを要約したものを書くようにすると良いでしょう。 就活のエントリーシートにおける自己PR・ガクチカに関する質問例 就活のエントリーシートでは必ずといって良いほど自己PRやガクチカに関する質問をされますが、企業によってその設問項目の内容は少しずつ異なります。 そこでここでは自己PRやガクチカに関する設問例のを一部ご紹介しますので、答え方をなんとなく想像しながらざっくりとチェックしておきましょう。 ★あなたの長所・短所 ★あなたを採用したら当社にどんなメリットがあるか ★アルバイトでの経験 ★インターン経験 ★今までで最も大きな挑戦 ★今までで最も大きな成功体験 ★自ら行動した経験 ★挫折した経験 ★これまでの人生で辛かったこと ★失敗から学んだこと ★あなたの信念は何か ★日頃から心がけていること ★昔から継続している習慣 ★意思決定をする際に意識していること ★リーダーになるために必要だと思うもの ★あなたにキャッチフレーズをつけるとしたら? ★あなたを表す四字熟語 ★あなたを漢字1文字で表すと ★あなたを動物に例えると ★周りからみたあなたの印象 ★学生時代に特に力を入れたこと ★やりがいを感じるのはどんな時か ★部活動について ★サークル活動について ★ゼミに所属していたか ★卒論のテーマ ★研究内容   就活におけるエントリーシートの自己PR・ガクチカの書き方    では、エントリーシートにおける自己PRやガクチカはどのように書けば良いのでしょうか?ここでは、自己PRとガクチカそれぞれについて、企業からチェックされているポイントとフレームワークをご紹介します。   自己PRの書き方 企業は自己PRを通して、主に下記のポイントをチェックしています。 ・性格や考え方などの人柄 ・自社で活かせる強みの有無 企業は自社に貢献してくれる人材を採用するにあたってその就活生の能力だけでなく人柄についても深くチェックしているため、その物事に対してどういったアクションを取ったか、どのような考え方を持っているかなども見ているのです。 そしてそれが自社に活かせるものであるのかも同時にチェックしています。実際に自己PRを書く際は、下記の流れに従うと読みやすい文章を書けるようになるでしょう。 自己PRでもまず結論として自分の強みを一言で伝え、その強みがあることを証明できるエピソードをできるだけ具体的に書きます。 その出来事の中で生じた課題や目標のほか、その課題や目標に対してどのようなアクションを起こしたかまでを詳細に書いてください。 ここまでを終えたら結果を書きます。ここでは第三者でもその結果がどれだけ大きなものであるかを理解できるよう、数字などを用いて定量的に書くようにしましょう。 最後はここまで伝えてきた長所をどのように志望企業の業務に活かしていくのかを書いて締めくくります。 ガクチカの書き方 続いてはガクチカの書き方についてです。企業はガクチカにおいて下記の2点をチェックしています。 ・困難への向き合い方 ・仕事への意欲や人柄 社会に出るとそれまでに経験したことのない壁に直面することが多く、大きな挫折を経験する人もいます。 そのため企業はガクチカを通して、その就活生がどのように困難を乗り越えてきたかを知ることで仕事への向き合い方をチェックし、今後の活躍に期待できるかを見ているのです。 また、周りの社員とうまくやっていけるかをチェックするという観点から、エピソードの内容からその就活生がどういった役回りに徹するのか、どういった人間性や価値観を持っているのかを判断しようとしている節もあります。 実際にガクチカを書く際は、流れに沿って書いてみてください。 ガクチカを書く際にも、結論として学生時代に頑張ったことを一言で伝え、なぜそれを実践したのかの理由を書きます。 その後はそのアクションを起こす際に立てた目標やぶつかった課題を伝え、それに対してどのような取り組みを行ったのかを書きましょう。 具体的な取り組みを伝えたら、それがどういった結果に繋がったのかを書き、最後はこの出来事から学んだことを書いて文章を締めくくります。 【自己PR・ガクチカ回答例10選】実際に選考を通過した就活生のエントリーシートをチェック! 最後に、実際に選考を通過した就活生のエントリーシートの自己PR・ガクチカの質問項目と回答例を見ていきましょう。ぜひこれらの例文を参考にエントリーシートを作成してみてください。 自己PRの例文集 自己PR(300文字以内) 【どのような環境でも最大限の力を発揮します】 チャットで大学受験生のサポートをするアルバイトで、生徒一人ひとりを最大限サポートするため、独自の取り組みを行いました。例えば、生徒の趣味や勉強における悩み、成績まで多くの情報を記録することで、約30名の生徒全員の課題や成長を可視化してフィードバックできるようにしました。結果として、多くの生徒のモチベーションが向上し、成績を上げることができました。さらに、これらの取り組みが評価され、90名から1名選ばれるベストコーチ賞を受賞しました。貴社で働く上でも、どのような状況でも自身が妥協せずに最大のパフォーマンスをするために、何ができるかを考え行動し続けます。 選考通過者本選考ES:23年卒日清オイリオグループ(研究開発職) 自己PR (400文字以内) 私の強みは、“新しい視点から切りこみ、どんな困難とも闘える挑戦力と忍耐力”だ。 これは、競技ダンス部でペアが辞めた後も、自分なりの目的と方法で部活に向き合い続けた経験に表れた。 週6回の練習漬けの毎日を送っていたある日突然、ダンスのペアが部活を辞め、私は大学内の目標の大会に出られなくなった。しかし、大好きなダンスを中途半端な形で終わらせたくなく、先輩にしてもらったことをまだ後輩に返せていないと思い、以下の2つを行って部活に残った。 まず、卒業した先輩にペアを頼み込み、大学外の大会で勝利を目指して練習を再開した。 次に、練習会の前に1時間早く練習場に行き、悩む後輩に助言をした。ダンスの技術だけでなく個人的な悩みも聞き、精神面からサポートをした。 結果として、選手として活躍しつつ部活に貢献し、部活へのやりがいを取り戻した。 ここから、逆境でも諦めずに挑戦すれば道が開けることを学んだ。 選考通過者本選考ES:23年卒西日本電信電話(NTT西日本)(事務系職種) 自己PR(300文字以内) 持ち前の主体性と周りを巻き込む力を活かして、研究室の後輩の歓迎会を成功させました。私が昨年研究室に入った時はコロナでイベントが一切行われず、先輩と打ち解けるのに時間がかかりました。今年も歓迎会は中止の空気でしたが、後輩に同じ思いをしてほしくないと考えた私は自ら行事係となり、歓迎会の開催を決めました。内容を考えるにあたり、十分な距離をとりつつ教授や留学生も能動的に楽しめるよう、同期にも意見を聞きながら企画しました。当日は想像以上に盛り上がり、教授からも「久しぶりにイベントができてよかった」と感謝されました。貴社でも、課題に対してすべきことを自ら考え提案し、周りを巻き込みながら実行します。 選考通過者本選考ES:23年卒日清オイリオグループ(研究職) 自己PR(400字以内) 【チームを作る実行力と提案力】 高校時代にずっと応援し続けている男性タレントを語る場として、サークルを立ち上げました。地元でのイベントを通じて、友人ができたことをきっかけに「普段出会うことがない同じ趣味を持つ人たちが気軽に集まれる場所が欲しい」と想い、友人の協力のもと、私が主催者として、地元の中学生から大学生を対象にSNSで呼びかけました。最初は10人弱の規模でしたが、SNSにサークルの活動の様子を公開することで「参加したい」という声が寄せられ、結果30人ほどのサークルに成長しました。そして6年経っても定期的に交流会を開催しています。初めは、自らが中心となり、情報発信することに対して抵抗がありましたが、結果としてこの経験は、周りの輪を大きくするための「実行力」や「提案力」をより育む機会になりました。仕事では組織を巻き込む実行力とお客様に寄り添った提案を行いたいです。 選考通過者本選考ES:23年卒広島銀行(Gコース) 自己PR(400字以内) 私の強みは、目標に真摯に向き合い、最後までやり遂げる力です。この強みは中学校から6年間続けた吹奏楽の経験から培いました。大学ではこの強みを2つの取り組みで発揮しました。1つ目は体育会軟式野球部のマネージャーとして、新入生の勧誘を行ったことです。対面での新歓ができなかったため、「認知度向上」と「魅力アピール」を意識しSNS投稿を行いました。また最初はモチベーションや危機感に差があった同期のマネージャーを巻き込んで勧誘に協力してもらったことで、マネージャー不足という課題を解決することができました。2つ目は塾講師のアルバイトで、1年間にわたり生徒の志望校合格をサポートしたことです。部活を秋まで続けていて勉強時間が人より少ない生徒のために、効率化と質の重視を意識した指導を心掛け、生徒は志望校に合格することができました。この成果から私の強みは目標に真摯に向き合い、最後までやり遂げる力であると考えます。 選考通過者本選考ES:23年卒島津製作所(事務系総合職) 自己PRをお願いします。 私は目標に対して真摯に取り組む人間だ。 私は試合で勝つことを目標にキックボクシングを週に6回練習していた。ある日トレーナーから練習次第では試合に出すと言われ一層練習に打ち込んだ。しかし、私にはまだ相手を倒せる武器が無いと出場機会は見送られた。非常に悔しく辞めようとも考えたが自身の目標を諦めきれず、得意な左ミドルキックを重点的に練習した。どのように蹴れば重みが増すのか、左ミドルを当てるにはどう立ち回れば良いか常に意識した。また、練習で指摘されたことはメモに書き次の練習前に読み返すようにした。結果として左ミドルを駆使し試合に勝利した。 この経験で培った課題解決能力を貴会でも発揮したい。 選考通過者本選考ES:23年卒全国農業協同組合連合会(JA全農)(事務系) ガクチカの例文集 あなたがチームで最も高い成果を上げた経験について 研究活動において、効率的に実験を進めることに苦労した。私は、紫外線によるダメージの軽減法の研究を行っている。実験では、ヒト皮膚の培養細胞を使用しており、1週間の前培養が必要であった。また、同じ細胞を用いて複数の実験を行っており、効率的に実験を行う必要があった。そこで私は、2つのことを意識して計画を立てた。1つ目は、計画に余裕を持たせることだ。実験が多少前後しても、同じ実験機器を使う時間帯が被るリスクが軽減された。2つ目は、実験の優先順位を明確にすることだ。これにより、重要度の高い実験に時間を割くことが可能となった。この経験から、リスクと効率を管理して計画を立てることの大切さを学んだ。 選考通過者本選考ES:23年卒NTTデータ あなたが自分で考え行動し、成果を残した最も大きな経験を教えてください。 ※入学試験を除く、大学入学以降の経験。(400文字以内) 私が成果を残した経験はSNSを用いた集客である。私が働いていた飲食店には、立地が原因で若者の来店数が少ないという課題があった。金銭的に余裕がなく、失敗を避けたい気持ちが強い若者への知名度向上には直接的な口コミを増やすことが最適だと考えた。そこで、若者に認知度が高いSNSであるInstagramのアカウントを開設し、そのフォローと写真投稿でドリンク一杯を無料にするサービスを立案した。そして、社員に許可を得た上でアルバイトの協力を仰ぎ、来店した若者にこの無料サービスの提案を行った。その結果、私の退職時には一日一組がInstagramを見て来店するようになり、その後もInstagram経由での来店が増え続けていると聞いた。この経験を通して、前例がない分野に挑戦する抵抗がなくなり、人を巻き込んで計画を遂行する力を得た。入社後はこの力を活かし、挑戦心を持ち続けながら組織をけん引する人材でありたい。 内定者本選考ES:23年卒アビームコンサルティング 学生生活の中で力を入れて取り組んだ内容 代表を務める〇〇活動において、〇〇や〇〇に営業を行うことで「活動の認知度の向上」に取り組んだ経験です。大学の〇〇部の活動の一環で小中学生向け講習会を開いています。当初は年に3回の講習会しかなく小規模なものでした。活動を発展させるためにメンバーと話し合い、認知度の向上が必要であると考え複数の〇〇や〇〇に連絡し、直接お会いして講習会の開催への協力をお願いしました。その結果〇〇や〇〇の〇〇との合同講習会や紹介していただいた〇〇での講習会など昨年は9回の講習会を開催できました。また〇〇からは助成金もいただき、様々な用具を用いたより内容の濃い講習会を実現できました。様々な立場の人に対する営業活動を通して、自分たちの熱意を伝えるだけではなく相手の目的や利害を考えた上で提案を行うことの重要性を学びました。 選考通過者本選考ES:23年卒三菱UFJ銀行 あなたが大学入学後、最も力を入れて取り組んだことについて教えてください。 特に「取り組んだ理由」「難しかった点とその原因」「自分なりに創意工夫した点」を重点的に教えてください。 (400文字以内で簡潔に記入してください) プログラミングスクールでの長期インターンにて研修生の退職率を20%低下させたことです。 取り組んだ理由としては、私が日々の業務にやりがいを感じる一方で、研修生の退職者が非常に多いことに悲しさを覚えたからです。 当初は多くの案を実行するもなかなか効果が現れませんでした。この原因は闇雲に思いついた案を実行していることだと思い、徹底的な現状分析を行いました。3つの視点「自分自身の経験、現在の研修生や同期へのヒアリング、過去の学習進捗データ」から調べると、研修開始直後の学習進捗の遅れ、1人で学習する孤独感が学習意欲を下げていると判明しました。 そこで気軽に質問でき、他の研修生と一緒に学習できる「共同学習スペース」を設置しました。 当初は利用率が低く、効果が現れませんでしたが、適宜仲間と議論を重ね粘り強く取り組むことで、利用者が約3倍増え、退職率も約20%下げることができました。 内定者本選考ES:22年卒野村総合研究所(NRI)

2024.03.22

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オープンES用のベストな写真の選び方とは?他の就活生と差をつけるポイント3選

「オープンESってどんな写真を選べば良いのかわからない!」とお悩みではありませんか?本記事ではそんな就活生に向けて、オープンES用の写真の選び方を3つのポイントに分けてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ オープンESとは、あらかじめ登録したESデータを複数企業に転用できる、リクナビが提供しているサービスのこと オープンESではプロフィール写真欄、自己PR欄、学生時代に最も打ち込んだことの欄に写真を追加できる オープンESでは「内容と関連する写真」「人間性が伝わる写真」「興味を惹く写真」を選ぶのがポイント オープンESに写真を使用する際には「個人情報」「著作権」「許諾の有無」「画質」などに注意が必要 オープンESとは? オープンESとはリクナビが提供しているサービスで、あらかじめリクナビ上に登録したESのデータを複数の企業に提出できるシステムです。 複数の企業にエントリーする場合、本来であれば応募する企業分だけESや履歴書を作成する必要がありますが、オープンESを使用すれば一度作成しておくと他の企業にもそのまま転用できるため、書類作成時間を大幅に短縮できます。 オープンESしか扱っていない企業もあるため、企業の選択肢を広げるという意味でオープンESを活用するのがベターといえるでしょう。 ただし、オープンESはリクナビと提携していない企業には提出することができません。エントリーした後に「OpenES提出可能」と表示された企業に関しては提出可能ですのでチェックしてみましょう。 オープンESでは、基本情報の欄の隣にある「プロフィール写真」、「自己PR」「学生時代に最も打ち込んだこと」の欄の計3箇所に写真を追加することができます。 プロフィール写真部分にはいわゆる証明写真を、自己PRやガクチカの欄にはボランティア活動に参加した時の写真や実際に使用したTO DOリストの写真など、自分をアピールできる写真を選ぶことになります。 本記事ではその中でも、自己PR欄とガクチカ欄の写真の選び方をご紹介します。証明写真の撮り方については下記の記事にまとめておりますので、ぜひ参考にしてください。   【就活初心者向け】オープンES用写真のサイズとファイル形式 オープンESに載せる写真のサイズとファイル形式は下記が推奨されていますので、前提としてこれらの情報を念頭に置いておきましょう。 【プロフィール写真】 ★サイズ:縦600px×横450px以上 ★形式:jpgまたはpng ★容量:5MB以下 【自己PR・ガクチカの写真】 ★サイズ:縦675×横900px(横長3:4推奨) 他の就活生と差をつける!オープンESの写真の選び方・ポイント3選 ここでは自己PR欄とガクチカ欄に掲載する写真について、その選び方を紹介していきます。リクナビは写真の例として下記のような例を挙げています。 【オープンESの公式サイトに記載されている写真例】 ・チームで結果を出し終えたとき、メンバー全員が心から笑顔でいる写真 ・メンバーを励ますために送ったメールの写真 ・目標を達成するために作った「やることリスト」やスケジュール表の写真 ここでは上記を念頭に、どういった写真を選べば良いのかのポイントを3つご紹介いたします。 自己PRやガクチカ内容と関連する写真 自己PRやガクチカで触れた内容と関連している写真を選ぶようにすると、自分の魅力をより詳細に伝えることができます。 たとえば、自己PRで部活の話をしているのであれば部活の練習中や大会出場時の際の写真を掲載したり、ゴミ拾いのボランティアに参加した際の話題を取り上げた場合にはその際の写真を選んだりするなどです。 自己PRやガクチカ欄のテキストベースでの情報に写真を追加することで、採用担当者にその際の情景や熱量をより鮮明にイメージしてもらうためのものとして写真を選ぶと良いでしょう。 自分の人間性が伝わる写真 採用担当者はオープンESを通じてその就活生の人柄も知り、自社とマッチするかをチェックしたいと考えています。 そこで自分らしさが伝わるような写真を選ぶようにすると、文章だけでは伝わりにくい雰囲気やその際の情景をイメージしてもらいやすくなります。 資格の勉強のためにTO DOリストをつけていた、細かいスケジュール管理を行っていたという場合には、その自分の計画性を示せるようそれぞれの実際の写真を撮影して掲載すると良いでしょう。 真面目な自分を知ってほしい、明るく前向きな自分を知ってほしいなどの「アピールしたい自分の人間性」の観点で写真を選ぶとわかりやすいのではないでしょうか。 採用担当者の興味を惹く写真 上記2つのポイントよりも少し難易度が上がりますが、他の就活生と明確な差別化を図るという意味では採用担当者の興味を惹くような写真選びも重要です。 「え?何コレ?」と、採用担当者が思わず二度見してしまうような写真があればそれを選ぶと良いでしょう。写真をそのまま使用せず、加工したり、他の画像とコラージュしたりするのも一つです。 【オープンESに載せる写真がない就活生はどうすれば良い?】 ちなみに、オープンESに載せる写真は必ず自分が写っていなければならないわけではありません。どうしても適した写真がないという就活生は、フリー画像から採用担当者の興味を惹きつけられそうな写真を選んでみましょう。 その際には、自己PRのメインテーマとなるワードをいくつかピックアップし、フリー画像のまとめサイトの検索にかけます。 たとえば「テニス部で県大会に出場するために日々の練習を頑張った」という話題であれば、「テニス」「試合」「練習」「部活」「ユニフォーム」「勝利」などのキーワードを活用します。 たとえフリー画像でも、複数の写真とコラージュすることで他の就活生との差別化を図れるはずです。 就活生がオープンESに載せる写真を選ぶ際の注意点 ここまでで、オープンESに載せる写真としてはどういったものを選べば良いのか把握していただけたかと思いますが、写真を選ぶにあたっては注意していただきたいポイントもあるので、最後に簡単にお伝えいたします。 住所や電話番号、車のナンバープレートといった個人情報が写っていないか、キャラクターや有名人などの著作権があるものが写っていないか確認してから写真を使用するようにしましょう。 友人の写真も同様で、許可を得ないまま他人の写真を使用してしまうと、後々問題になりかねません。許可を得られない場合にはぼかし加工を入れるなど配慮してください。 また、写真の画質が悪いと何の写真かわかりにくくなってしまいますし、日々何十人分ものESをチェックしている採用担当者からすると画質が悪いだけで真剣に読もうという気がなくなってしまう可能性があるため注意が必要です。

2024.03.22

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【就活】エントリーシートの志望動機の書き方4STEP|選考通過者の例文7選

「エントリーシートの志望動機の書き方がよくわからない」 「一旦書いてみたけど、本当にこれで良いのかな・・・」 エントリーシートで必ずといっても良いほど設問が用意されている”志望動機”ですが、正解がないからこそ書き方がよくわからず不安な就活生は多いでしょう。 本記事ではそういった就活生に向けて、エントリーシートにおける志望動機の書き方4STEPをご紹介いたします。実際に選考を通過した就活生の例文も掲載いたしますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ 企業は志望動機を通して「志望度」「自社とのマッチ度」の2点をチェックしている 志望動機を書く前に盛り込む内容の精査が必要 一旦志望動機を全て書いてから文字数調整を行うとスムーズ 声に出して最終チェックした後は、第三者に読んでもらうのがベター 企業が就活で志望動機を聞く理由 就活のエントリーシートにおいて、企業は志望動機を通して主に下記の2点をチェックしています。 企業としては、たとえその就活生に内定を出したとしても実際に入社してもらえなければ意味がありません。 「内定を出したら本当に入社するか」という点は企業にとって重要な判断材料となるため、エントリーシートをチェックする段階からその就活生の志望度の高さを見ているのです。 しかしその就活生の志望度がどんなに高くても、企業の社風やビジョンとマッチしていなければその企業で長く働いてもらうことが期待できません。 そこで企業は志望動機を通して、その就活生が自社とマッチしている人材かどうかもチェックしています。 志望動機・就職活動に関する質問例 エントリーシートにおいて「志望動機・就職活動」について問われる質問例としては下記が挙げられます。ここでざっくりとチェックしておき、答える内容をある程度想定しておきましょう。 ★入社してやってみたいこと ★将来の夢 ★今後のキャリアビジョン ★あなたにとって働くこととは? ★あなたにとって仕事とは? ★仕事で大切だと思うこと ★就活の軸 ★仕事とプライベートどちらが大切か ★他社へエントリーしているか ★就職活動を行う上で重要視していることは? ★この業界を選んだ理由は? ★同業界の中でも当社を選んだ理由は? ★当社の志望順位は? ★当社のどこに魅力を感じたのか? ★当社の好きな商品とその理由は? ★経営理念のどこに共感したのか? ★あなたが面接官なら自分を採用するか? ★当社が内定を出したら就活を辞めるか? ★当社のホームページを見た感想 ★当社に求めるものや期待していること ★新商品の提案 エントリーシートの志望動機・書き方4STEP 企業に評価される志望動機を書くにあたり、ここでは押さえておくべき4STEPをご紹介いたします。 盛り込む内容を洗い出す まずは志望企業に感じる魅力を洗い出します。下記のような企業情報をヒントに考えてみましょう。 【ヒントとなる企業情報】 ■事業内容 ■企業理念・経営理念 ■商品・サービス ■労働環境 ■社員の人柄 これらの情報は企業の公式サイトやパンフレットをチェックすることで見つけられるはずです。説明会でつけておいたメモも併せて見返すと良いでしょう。 上記を洗い出せたら、次はその点に魅力を感じた理由を考えます。「なぜ?」を繰り返して、第三者に納得してもらえるような段階まで深堀っていきましょう。 「成長し続ける」という企業理念に魅力を感じた場合には、それに対して「なぜ?」を繰り返します。ここで洗い出した要素が、志望動機の根拠としてエントリーシートに盛り込むものになります。 【深堀りする際の例】 「成長し続ける」という企業理念に魅力を感じた →なぜ? →「日々変化し続けたい」という自分の考え方と合致したから →なぜ日々変化し続けたいのか? →学生時代、未経験からサッカーを始め、毎日「昨日の自分を越える」ことを目標に努力し続けた結果県大会目標にレギュラーメンバーとして出場することができ、見える世界の広がりとやりがいを感じた経験があったから。 ここまでを終えたら、次はその企業に魅力を感じる要素を踏まえたうえでの将来のキャリアビジョンを考えます。 たとえば「成長し続ける」という企業理念を掲げている食品メーカーを志望している場合には「食事制限を余儀なくされている療養中の方が、これまでの商品よりももっと精神的に満たされる商品を開発できるよう尽力し、企業に貢献していきたい」といった内容が考えられます。 フレームワークに沿って書く 上記までの内容を洗い出せたら下記のフレームワークに沿って上記の内容を当てはめ、志望動機を組んでみましょう。 まずは結論として一言で志望理由を伝え、なぜそう思ったのかの理由を書きます。ここでは、自分自身の経験に基づく具体的なエピソードを書くのがポイントです。 その後、数ある企業の中からなぜその企業を選んだのかの理由を書き、最後に入社後その企業でどのように活躍したいか、どういった形で貢献できるかを伝えて締めくくります。 文字数を調整する 企業の指定分よりも文字数が多くなってしまった場合には、下記のヒントをもとに言い回しがくどい箇所や短縮できる部分を削る作業を行いましょう。 ・〇〇を実施する→〇〇する ・〇〇することができた→〇〇できた ・〇〇で最も大きな規模の→〇〇人規模の ・〇〇だと考えられる→〇〇である 文字数が少ない人は意欲があまりないのではないかと捉えられてしまう可能性があるため、エピソードをより具体的にしてボリュームを増すのが得策です。 何のためにその行動を起こしたのかや、その際の課題は何だったのか、どのように乗り越えたのかなどを詳細に書くようにしてみましょう。 また、得られた成果については数字を使って具体的に表現するだけでも文字数を増やすことができます。 最終チェックを行う ここまでで志望動機を作成できたら、最後に必ずチェックを行いましょう。声に出して読み下記のポイントを確認し、適宜修正しましょう。 ・誤字脱字、変換ミスに注意する ・専門用語を使用しない ・略語を使用しない (例:バイト→「アルバイト」、インターン→「インターンシップ」) ・改行の仕方に留意する(改行のしすぎ、しなさすぎに注意する) ・改行できない時には■や●などの記号を上手く使う 上記を確認して修正したうえで家族や先輩などの第三者の社会人に読んでもらうことができるとなお良いでしょう。 実際に選考を通過した就活生のエントリーシート・志望動機例文7選 ここからは、実際に選考を通過した就活生のエントリーシートの志望動機の例文をご紹介いたします。ぜひこれらを参考に志望動機を作成してみましょう。 ES例文:アビームコンサルティング22卒本選考内定者(コンサルタント職) Q アビームコンサルティングを志望する理由と、希望するコースで入社後、何を実現したいかを教えてください。 (全角200文字以上400文字以内) 私が貴社を志望する理由は、チーム一体となり「リアルパートナー」としてお客様の課題を解決する点に強く共感したためです。 私は10年間の部活動の経験から、周囲の人を巻き込んで行動を起こしながら、チームで課題を解決していくことにやりがいを感じました。また、私は周囲の抱える悩みに自ら進んで耳を傾け、相手の立場に立って真摯に向き合い、第三者の視点として解決策を出すことを心がけています。そのため、チームが一体となってお客様の課題を解決するコンサルタントの業務は、自分がやりがいを感じることと合致しており、お客様と真の信頼関係を築くことを大切にしている貴社の経営理念に強く共感しました。 入社後は、貴社の強みであるITを用いて、戦略立案の上流部分からシステム導入後の運用やサポートまでを提供してお客様を支えたいです。さらには、デジタルを活用した企業変革を支援し、お客様のビジネスの発展を切り開きたいです。 【引用】アビームコンサルティング22卒本選考内定者(コンサルタント職) ES例文:豊田通商22年卒本選考選考通過者(総合職) Q あなたの将来の夢や目標は何ですか。その上で豊田通商を志望する理由は何ですか。(150文字以上300文字以下) 私は日本と他国の繋がりを深め、日本の国際影響力を高めたい。学生時代に20か国以上を訪問し、日本企業の知名度や技術力の高さのおかげで人との繋がりを作ることができた。そこから自身が日本と他国の繋がりを創る人になりたいと考えるようになった。これを「現地・現物・現実」を掲げている貴社であれば、日本の技術力を用いて真にその国に必要なものを提供することができると感じた。そのことで、日本への信頼度を上げ、日本とその国の繋がりを深めることを実現したいと考える。 【引用】 豊田通商22年卒本選考選考通過者(総合職) 日本テレビ放送網22年卒本選考選考通過者(メディアビジネス部門) Q 日本テレビを志望する理由と取り組みたい仕事を具体的に教えてください。(250字以上300字以内) 「日本発の優れたテレビコンテンツを世界中に届ける」、6年連続で年間視聴率三冠王に輝くほど豊富な優良コンテンツを持つ御社で、その目標を達成したいと考えたのが、御社への志望理由です。留学中、日本語教育ボランティアで接した外国人学生の多くが、アニメの影響で日本に興味を持ったことに驚き、映像には、文化の壁や国境を越えて文化交流の担い手になる力があると実感しました。そして、日本発で、ディズニーや韓国ドラマに負けないグローバルコンテンツを育てたいと考えたのです。御社では、ローカライズの些細な工夫から世界展開戦略まで、あらゆる可能性にトライしながら、世界が日本を理解する架け橋になりたいと願っています。 【引用】日本テレビ放送網22年卒本選考選考通過者(メディアビジネス部門) ES例文:ロッテ23年卒本選考選考通過者(研究) Q 希望する仕事を選んだ理由についてお答えください。(150字以内) 唯一食が持つ「おいしさ」の価値を自らの手で創り、そこから生まれる感動を多くの人々に届けたいからだ。カフェでのアルバイトにおける調理・接客の経験から、食を通して人々の幸せに貢献できることの喜びを実感した。食の中でも癒しや幸福感を与える大きな力を持つお菓子を通して、多くの人々に感動体験を届けたい。 【引用】ロッテ23年卒本選考選考通過者(研究) ES例文:日産自動車23年卒本選考内定者(ビジネス職) Q 日産自動車への志望動機を記入ください。(400文字以内)  貴社の製品に携わり、人々の生活をより豊かにしていきたいためです。私は高校卒業前に自動車の免許を取得し、大学で同期や後輩を定期的にドライブに誘っていました。私が日産の車を運転し、周囲が運転の楽しさや便利さを感じて同様に免許を取得して行動の幅が広がっていく感動を覚えました。この経験から、自動車には人々の生活をより活気溢れるものに変える力があり、この「わくわく」を広めていきたいと感じました。中でも貴社を志望する理由は2点あります。 1点目は、安心を支える高い技術力があることです。運転には常に危険が潜む中、貴社の自動運転化をはじめとするサービスは業界に新たな常識を創り、より多くの人が気軽に移動することを可能にしていると感じています。 そして2点目は、多様性を尊重しながらもリーダーシップ力に重点を置いている社風です。自動車を取り巻く環境が劇的に変化している中、グローバルにモビリティサービスを提供するためには社員それぞれが強い主体性を持って果敢にチャレンジしていくことが必須です。真のグローバル企業である貴社で働くことで常に刺激を受けながら、私の夢を実現させたいです。 【引用】日産自動車23年卒本選考内定者(ビジネス職) ES例文:アサヒビール22年卒本選考選考通過者(エンジニアリング) Q あなたがどんな観点で業界・会社・職種を選んできたのか、という点にも触れながら、当社を志望する理由、またエンジニアリング職を志望する理由を教えてください。(全角400文字以内) 社会貢献性が高く世の中に新たな価値を創造出来ることと、グローバルな環境下で多種多様なバックグラウンドを持つ人たちと仕事が出来ることの、2つの観点から選んできました。貴社が製造する飲料製品は、確かに人々の生活文化を創造できるものであると感じております。また、海外グループ会社との総合力発揮を通じて、海外での市場拡大を加速度的に推し進めております。貴社でなら、外国人とのコミュニケーションや新しい環境や課題に挑戦することを苦にしない自分の特性を活かせると考え志望致しました。エンジニアリング職を志望する理由は、様々な研究を経て生産に至る沢山の思いが詰まった製品を、より高水準かつ効率的なレベルに向上させることで、より多くのお客様に提供できることに繋がると考えるからです。専門知識だけではなく、判断力や意思疎通能力などの多岐に渡る能力が要求されるので、大きなやりがいと自己の成長に繋がるとも考えます。 【引用】アサヒビール22卒本選考選考通過者(エンジニアリング) ES例文:オムロン22年卒本選考選考通過者(経理・財務職) Q あなたがオムロンを志望した理由と、選択した職種で3年後どのように活躍したいか教えてください。 私は誰もが健康で幸せな生活を送れるよう貢献したいと考えます。この目標を達成にするには、未知のウイルスや世界が抱える問題に対して、貴社の持つ技術力を余すことなく活用することが大切だと考えます。貴社はコロナ禍で医療体制が逼迫する中、化学の持つ多様性、柔軟性をいかした商品を提供し、社会に貢献しています。そして、技術力を有効活用するには、経営資源を管理することが大切だと考えます。そこで、私は貴社の経理部として、資金面から人々の健康と福祉に役立ちたいと考えています。私は以前から、経営学に興味があり、大学で簿記二級を取得した後、会社の経営を支える経理職につきたいと考えるようになりました。経理職は、企業活動に関する業務を行い、専門的な知識やスキルが求められると考えています。実務経験はありませんが、部活動で培った向上心をいかして、人々の健康な生活に貢献していきたいと考えています。 【引用】オムロン22年卒本選考選考通過者(経理・財務職)

2024.03.22