東京で就職をして後悔する理由とは?地元就職と比較して就活を始めよう!

目次

この記事のまとめ

  • 「地元の友人や両親と会えない」 「通勤が苦痛である」「都会の生活が合わない」といった理由から東京に就職したことを後悔している
  • 東京就職のメリットは「仕事が豊富である」「キャリアップしやすい」「高給与を得やすい」「トレンド情報を得やすい」「本社勤務可能である」「競争意識が高い」という点である 
  • 地元で就職するメリットは「家族・友人がいる」「物価が安い」「地域に貢献できる」「競争意識が低い」という点である
  • 東京就職ができなかった場合への備えも大切である

東京で就職して後悔する理由

東京での就職を後悔しないために、事前に東京で就職をして後悔をしている理由を知り、心構えを持っておきましょう。 東京で就職して後悔する理由

 

友人と会えない

地元にいる時には都合が合えば会えていた友人と会える頻度が減ってしまうことに後悔をしている人もいます。SNSなどで地元の友人達が集まって楽しそうにしている姿を見ると自分だけ仲間外れにされているような疎外感もあり東京に就職したことを後悔をしてしまうのです。

両親と会う時間が減る

両親や家族に何か起こった時にすぐに助けに行けないことで後悔をしてしまうケースもあります。急な病気や事故、それ以外にもトラブルがあった場合、近くにいればすぐに駆けつけ解決したり、助けたりすることができますが、上京してしまうとそうはいきません。
また、自分自身が病気や怪我を患った時にも助けてくれる両親は近くにいないため心細さを感じてしまうこともあります。

通勤が苦痛である

上京すると必ず体験することになるものの一つが満員電車です。昨今はテレワークも進み、以前に比べると改善も見られますが、それでも通勤ラッシュの混雑は過酷です。地元では体験したことのない人の多さと不快な密集にはかなりの苦痛を強いられます。

また、物価が最も高い東京は、特に家賃が高く『総務省統計局「消費者物価地域差指数」』によると物価指数が最も高い都道府県は東京都で10年連続です。そのため、家賃を工面するために都心ではなく郊外に住む人が多いです。郊外に住むということはその分通勤時間が長くなります。ただでさえ不快な通勤ラッシュを長時間体感しなければならないため、通勤が耐えがたく後悔してしまうこともあります。

都会の生活が合わない

都会での暮らしは何事も流れが早く、スピーディです。仕事がスピーディに進むだけでなく、人の歩く速さ、トレンドの移り変わり、お会計一つとっても後ろに並んでいる人が待っていると思うだけでせかされているような気分となり、無意識的に早く済ませようと感じてしまいます。日常生活のどの部分を抜き取っても心を休ませ穏やかにゆっくりできる環境が少なく、都会のスピーディな流れが自分に合わないと感じて後悔してしまうこともあります。

どこに行っても人が多い

総務省によると転入者が転出者を上回る「転入超過」は東京圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)では27年連続で転入超過です。そのため、どこに行っても人が多く、レジャーなどでは待ち時間も長く、空いている環境に慣れている場合にはストレスに感じてしまうこともあるでしょう。

人との関係が希薄である

地元での生活は、知り合いも多く隣人や地域の人との交流が濃厚であるというケースもあると思います。しかし、それが当たり前だと感じていると東京での生活の淡白さにカルチャーショックを受けるかもしれません。
特に賃貸物件の場合、頻繁に入居者が入れ替わるためわざわざ挨拶をして交流を深めようという人は少ないです。また、近年は物騒な事件も多く、下手に近づきすぎないように距離を置く人も多いため、それも人間関係の希薄さに繋がっているのです。 

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東京で就職しなくて後悔している人もいる

東京で就職して後悔している人の意見を聞くと東京での生活は大変そうだと感じてしまいますよね。しかし東京で就職しなくて後悔している人がいることも事実です。
X(旧:Twitter)では後悔している人のコメントが複数上がっています。

一度就職してしまうとやっぱり東京で就活をしたかったと思い直してもすぐに転職することは難しいため、多くの人が後悔をしています。

自分にとって最良の決断は地元に残ることか上京することなのかを再度考え直してみましょう。 

上京就職と地元就職のメリット

東京で就職するかどうかを判断するためには、地元で就職するメリット・東京で就職するメリットを理解し、どちらが自分にとって最良かを考えてみましょう。

東京で就職するメリット

東京で就職するメリット

企業数や職種が豊富

東京は企業数が最も多い地域です。大手企業以外にも中小・ベンチャー企業、スタートアップ企業など様々な企業を選ぶことができます。企業数が多いため業界や職種数も多く、自分のやりたい仕事を見つけやすい環境が整っています。選択肢の幅を広げたい、自分の可能性を試したいと考えている人は東京での就活に向いているでしょう。

キャリアアップしやすい

たとえば、同じ法人営業であっても地方と東京では取引の規模が全く異なります。このように、業務内容は地方と東京で同じであっても経験できる幅が異なるため、東京で働いたほうがキャリアは積みやすいでしょう。
また企業にもよりますが、主要支店は在籍人数も多いため、スキルに応じてマネジメントを若いうちから任されるケースも少なくありません。

給与水準が高い

東京は物価も高いですが、その分給与水準も高いです。『厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」』によると、東京の最低時給は1,072円と最も高い事が分かります。お金を稼ぎたいと考えている人や給与によってモチベーションが上がる人には魅力的な環境だといえます。

最新の情報(トレンド)を手に入れやすい

最新の技術やトレンドを発信する拠点が東京に集中しているため、トレンドの情報にいち早く携わることができる点も東京勤務ならではの魅力です。
近年はトレンドを掴む力も重要視されていますので、流行に敏感で情報のキャッチアップ能力の高い人はその能力を活かして活躍することもできます。

本社や本部での勤務が可能

東京には多くの企業がありますが本社を東京におく企業も多いです。『株式会社四季報「47都道府県別「上場会社の本社数」リスト最新版」』によると上場企業3,800社のうち2,029社(53.3%)が東京に本社を構えています。東京で働く場合、本社勤務の可能性も十分考えられますので、キャリアアップやジョブチェンジにより本社でしか経験のできない実務に携わることができます。

競争意識が高い

2016年社会保障・人口問題基本調査第8回人口移動調査」によると東京に住んでいる人のうち東京生まれ東京育ちの割合は54.4%で、45%は地方出身者です。大学進学などの理由で上京した割合も含まれていますが、そのまま東京で就活をし東京に在住するケースも少なくありません。東京で働き続けることができる人は競争意識や成長意欲の高い人が多い傾向にあります。このような環境に身を置くことで、自己研鑽が求められ必然的にスキルアップが可能となります。

地元の企業に就職するメリット

地元の企業に就職するメリット

家族・友人が近くにいる

地元で働く場合の1番のメリットは生活環境が変わらないため、家族や友人が近くにおり、何か困ったことがあった場合には頼れることもできるし、またトラブルがあった際にもすぐに助けに行くこともできるなど、家族や友人を大切にしながら仕事をすることができる点です。今の住んでいる環境で働きたいと考えている場合には、地元での就活のほうが向いているかもしれません。

東京に比べ物価が易い

東京に比べると物価が安いです。特に家賃は全く異なり、1Kの部屋で比較すると都内の1/3程度の料金で一人暮らしをすることができます。(エリアにより異なります)東京に比べると給与水準は見劣りしますが、物価が低いため、快適な暮らしができる可能性もあります。

地域に貢献できる

地元の企業の多くは地域に根ざした企業が多く地元や地域の活性化や発展に貢献した働き方をすることができます。また、地域の人が求めてるサービスを展開している企業が多いため、地域からの信頼が厚く住民との関わりも深くやりがいを感じることもできます。
地元を盛り上げるためのイベントの開催や協賛を行っている企業であればなおさら、地元や地域への貢献を実感するでしょう。

競争意識が低い

地元で働く人は、東京で働く人と比較するとプライベートを充実させつつ働きたいと考えている人が多い傾向にあります。そのため、企業や業種にもよりますが、残業が比較的少ない傾向にあり仕事と家庭の両立がしやすいでしょう。

就活を東京で行うために必要な準備とは?

ここでは就活を東京で行うために必要な準備についてお伝えしていきます。 就活を東京で行うために必要な準備とは

東京で就職をする目的を明確にしておく

東京で就職したい理由は様々だと思いますが、「東京での憧れ」を理由に上京をすることはおすすめできません。前述の通り、東京での就活にはメリットやデメリットがあり、中には後悔をしている人もいます。就職し働き続けることを考えると憧れだけだと後悔や挫折を感じてしまう可能性が高いのです。
また、志望動機を語るうえでも「東京で働きたいから」という理由だけでは選考を通過することは難しいです。
東京で何をしたいのか、なぜ東京で働きたいのかを具体的に考え、目的を明確にしたうえで東京での就活を目指したほうが良いでしょう。

就職活動費用を準備する

就活を東京で行う場合、面接会場に行くための交通費や宿泊費などが必要となります。
『キャリタスリサーチ「10月1日時点の就職活動調査」』によると地域によって就活にかかる費用に差があることが分かります。 就活調査

※出典:『キャリタスリサーチ「10月1日時点の就職活動調査」』

昨今はオンライン面接の普及に伴い、コロナウィルスが流行する前の20年卒と比較すると就活にかかる費用が大きく減少しています。就活費用

※出典:『キャリタスリサーチ「10月1日時点の就職活動調査」』

しかし、最終面接は対面面接を行う企業も多いため、東京での就活をメインで行う場合には自宅から東京までにかかる交通費や宿泊先の料金などを事前に調べ必要な資金を用意しておきましょう。

POINT

  • 就活費用を抑えるために

    上京して就活を行うとどうしても費用がかさんでしまいます。できる限り費用を抑えるためには下記を実践してみてください。

    ①できる限りオンライン面接を活用する
    ②飛行機を利用する場合には、LCCなど格安チケットのあるものを選ぶ
    ③上京する日に合わせてスケジュールを組む(1日で数社の面接を行うなど)

東京での就職の難易度を確認しておく

東京での就活だとライバルが増え就職が難しいのではないかと考えているかも知れませんが、中小ベンチャー企業も多く採用難易度は他の地域とほとんど変わりません。
『厚生労働省「令和4年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)」』によると、東京を含む関東地方での就職率は96.7%です。就職率とは就職希望者に対して実際に就職できた人の割合を表しています。志望した就活生の多くが就職できたことを意味しています。このことから東京での就活は地方エリアと同等の難易度といえそうです。

■エリア別就職率
・北海道・東北 93.4%
・関東 96.7%
・中部 97.0%
・近畿 95.8%
・中国・四国 92.2%
・九州 96.0%

※参照:『厚生労働省「令和4年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)」』

東京で就職ができなかったらどうする?

地方と東京での就職率にはさほど大きな差がないことが分かりました。しかし万が一東京で就職ができなかった場合に備えリスクヘッジも行っておくと安心です。

地元での就職活動も並行して行う

仮に東京での就職一本に絞っていると万が一東京での就活が難しかった場合就職浪人となってしまう可能性もあります。せっかく地元にいるのであれば、念には念を入れて地元での就職活動も並行しておくと安心です。
地元の企業について調べてみると、気付かなかった優良企業に出会えるなど企業選びの視野も広がり、就活を有利に進めることに繋がる可能性もあります。

転職や転勤で上京する可能性も視野に入れる

万が一東京の企業への就職が出来なかった場合に備えて、東京の企業に転職しやすい会社や東京への転勤の可能性のある会社の面接を受けておくという手もあります。すぐに東京で働くことが出来なかったとしても、上京したいと思った時に行動に移せるように下準備をしておくと後悔のしない選択を起こすことができるでしょう。

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就活で後悔をしたくない!そう考えている就活生必見

就職エージェントneoでは、一人ひとり異なる就活状況、強み、適性、思考を加味してあなたに合った最適なアドバイスをしています。ES、履歴書、面接など個別性の高い疑問や悩みについても、一緒に考え内定に向けて伴走します。一人で就活を続けることが辛いと感じている就活生はぜひ一度相談してみてください。

この記事を書いた人

就活ライター

元中途求人広告アドバイザー
こばさん

不動産会社での営業経験を経て、中途求人広告アドバイザーに転身。これまでに中小・ベンチャー企業を中心に100社以上の中途採用をご支援してきました。現在は3人の子供たちの子育てとキャリアの両立に奮闘中です。
自身の経験を活かし、転職・就職活動に役立つ情報だけでなく、働く女性のキャリアライフを充実させるコンテンツやFP2級の資格も保有しているので働くうえで役立つマネー情報をお届けしていきます。

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2024.03.22

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後悔している就活生が内定取得に向けて、今から取り組むべきこととは?

「就活なんて余裕で終わるだろう」そう考えていたものの、実際に就活を始めてみると、思っている以上に選考に通過できず苦戦をし、気付けば内定を一つも得ることができずに焦っている就活生もいるのではないでしょうか。   「もっと早く就活を始めていればよかった」「もっとガクチカを作っておけばよかった」などと後悔してしまうかもしれません。 しかし、後悔をしても現状は解決するわけではありません。 本記事では、就活に後悔をしている就活生に内定を取得するために今からできることについてお伝えしていきます。 来春に笑って入社式を迎えたい就活生はぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ 就活を後悔している理由には「就活を始める時期が遅かった」「業界・企業を絞り過ぎていた」「OB・OG訪問をしておくべきだった」などがある 内定率は10月1日時点では74%と4人1人は内定がないが、入社式のタイミングには97%と多くの就活生が就職できている 就活を成功させるために「短期目標を決めて企業を選ぶ」「自己分析・面接対策を行う」「業界・企業を絞りすぎない」「就活エージェントを利用する」と良い 就活を後悔している理由 就活で後悔している理由にはどのようなものがあるでしょうか。 就活を始める時期が遅かった 就活を後悔している理由の1つは、就活の時期に関してです。 「就活なんてすぐに終わるだろう」 「大手企業の解禁を待って就活を始めよう」 「就活に時間を割くのはもったいない」 など様々な理由で就活を後ろ倒しにした結果、思うように内定がもらえないことに焦りを感じ、後悔をしてしまいます。 業界を絞り過ぎていた 後悔している理由で多いのが業界を絞り過ぎていたというパターンです。 就活を進める中で、全ての業界を細かく研究していくことは不可能です。そのためどうしても自分の興味や「先入観」によって業界を予め絞り就活をしていくことが多くなってしまいます。 この時に業界を絞りすぎてしまうと、選択肢が限られるだけでなく、業界と就活生との相性が合わずに選考通過が難しくNNT(無い内定)が続いてしまう可能性もあり、「業界を絞り過ぎずに就活をしたほうが良かった」と後悔している就活生も多いです。 企業を絞り過ぎていた できれば大手企業に就職したいと考える就活生は多いです。しかし、「大手企業だけ」に絞り就活をすると後悔をしてしまいます。 大手企業への就職はハードルが高く、内定はかなり狭き門です。そのため「大手企業だけ」に絞りすぎてしまうとNNT(無い内定)となってしまう可能性があります。 ベンチャー企業や中小企業にも優良な企業は多数ありますし、大手企業にはない魅力もあるということを覚えておきましょう。 充実した学校生活を送っておくべきだった 就活面接の王道の質問に「ガクチカ」があります。面接に参加するとほとんどの企業がこの質問をするため、就活を開始して以降、ガクチカが薄いことに焦りを感じ、もっと充実した学校生活を送っておくべきだったと後悔してしまう人もいるようです。 就活資金を貯めておくべきだった その他にも金銭面で後悔をしてしまうケースもあります。 就活期間中はアルバイトをする時間を削られるためどうしても金銭的に苦しくなりがちです。 また、自分が志望する企業の面接を受けるための交通費もかかるため、事前に就活資金中の資金を貯めておいた方が良いと感じ後悔することもあるでしょう。 OB/OG訪問をしておくべきだった OB・OG訪問をすることにより働くことをよりイメージしやすくなるだけでなく、志望企業の社風や魅力、仕事の内容などもより詳しく理解することができます。その他にもOB・OGの就活体験などを聞くことで就活をスムーズに進めることができるなどメリットが多数あります。 OB・OGをしていない場合には、リアルな情報を得られない、就活の進め方が分からない、働くイメージが沸かないため、「OB・OG訪問をしておけば良かった」と後悔してしまうのでしょう。 就活生の内定時期 ここまで就活生の後悔についてお伝えしてきました。就活を後悔している就活生も多いと思いますが、まだ挽回の機会はあるのでしょうか。 ここでは、就活生の内定時期についてみていきましょう。 就活生の内定時期 ※グラフは『厚生労働省「令和5年3月大学卒業の就職状況(4月1日現在)」』のデータをもとに作成 『厚生労働省「令和5年3月大学卒業の就職状況(4月1日現在)」』によると大学生の就職率は 10月1日時点:74.1% 12月1日時点:84.4% 2月1日時点:90.9% 4月1日時点:97.3% となっています。 10月1日の時点では、4人に1人は内定が無い状態だったにもかかわらず、4月1日時点ではほぼ100%に近い就活生が内定を得ています。 昨今はインフレも加速し、景気も回復基調にある中で、人手不足を感じている企業は非常に多く、中小企業・ベンチャー企業を中心に4月の入社式直前まで採用活動を行なっているケースが多々あります。 「内定がない・・・」と諦めるのではなく、今からできる施策を立て4月入社を目指しましょう。 今からでも間に合う!就活を成功させるポイント では具体的に何をすれば良いのでしょうか。ここでは、これから就活を成功させるためのポイントをお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。 短期目標を決めて企業を選ぶ そもそも何のために就活をするのでしょうか。やりたいことが特にないし、フリーターになるわけにも行かないから・・・という就活生もいるかと思います。 やりたいことが見つからないと感じている就活生は、まずは「社会人としての基礎を身に着けることができそうな企業を選び社会人として相応しい人材になる」など1年後や2年後など短期的な目標を立てそれが実現できそうな企業を探してみましょう。 自己分析を行う 選考を通過するために、大切なことは自己分析です。面接は自分自身のことをアピールする場ですので、自己分析ができていることが大前提となります。自分自身の性格を理解することは社会に出ても活かせるため、自己分析が不十分だと感じている場合には、再度実施しておきましょう。 面接対策を行う 自己分析が充分に行えているのであれば、面接本番を意識した対策を実施しましょう。 面接で質問されるであろうことを予測し、回答を作成しておくと安心です。質問に応じて臨機応変に答え方を変えることができるよう作成した回答を丸暗記するのではなく、用意したストーリーのポイントを抑えて暗記しておきましょう。 実践に備えて面接形式で答える練習も忘れずに行います。 業界を絞らず、幅広く自分の可能性を見つけてみる 業界を絞って就活を進めている場合には、少し業界の幅を広げてみることをおすすめします。 自分自身がやりたい仕事の軸にもよりますが、「〇〇業界でしかできない」という仕事は意外と少なく、他の業界でもできることは多いです。 また、業界によって求める思考的ターゲットが異なるため、同じ業界ばかり受けて選考が進まないのであれば、「自分自身がやりたい仕事の軸」を実現できる業界は他にないかを再度考えてみましょう。 大手企業にこだわらず、中小・ベンチャー企業も受けてみる 内定がもらえない原因として有名企業や大手企業の選考ばかりを受けていたことにより内定がもらえないというケースも良くあります。 確かに福利厚生面や待遇面などを比較すると大手企業は魅力的ですが、しかし中小・ベンチャー企業の中でも福利厚生や待遇面が充実している企業も多々ありますし、大手企業にはない良さやメリットがあります。 固定概念に捉われずに中小・ベンチャー企業の選考を受けてみると良いでしょう。 就活エージェントを活用する 就活エージェントとは、専任のキャリアカウンセラーが面談を通して就活生の個性や思考を把握し、 就活生に適している企業を紹介してくれるサービスです。 書類作成の確認や選考の日程調整や面接対策など内定に至るまでの過程を並走してサポートしてくれるため、就活がうまくいかずに悩んでいる就活生は就活エージェントに相談してみるのも良いでしょう。 このような記事も読まれています 【24卒25卒必見!】おすすめの就活エージェント9社を徹底比較!

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