ゲーム業界への転職|主な仕事内容や職種ごとの年収一覧を紹介!

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ゲーム業界は多くの人から人気を集めている業界であるため、未経験からゲーム業界へ転職を検討している人もいるでしょう。しかし、ゲーム業界は専門性が高い業界です。

転職を成功させて長く活躍するためには、仕事内容をしっかりと理解したうえで自分の性格に合っているかを判断してから、転職活動を始めるようにしましょう。

そこで本記事では、未経験でゲーム業界への転職を検討している人に向けて、ゲーム業界の仕事内容や年収、活かせる経験やスキルなどを元転職アドバイザーが解説します。

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第二新卒エージェントneoは、第二新卒に特化をした転職支援サービスです。「仕事が辛いけど転職してもいいのかな?」など仕事に関する一人ひとりのお悩みに寄り添います。今の悩みをだれに相談したら良いかわからないと感じている方は、キャリアアドバイザーに相談してみても良いかもしれません。

未経験からの転職はやめとけ?ゲーム会社の仕事は辛い?

ゲーム業界に憧れて、ネットでゲーム業界について調べてみると、「ゲーム会社は辛い」「やめとけ」といった声も見かけるでしょう。

結論からいうと、ゲーム会社の仕事は決して楽ではありません。ゲーム業界の仕事が「辛い」と言われる主な理由は、以下の通りです。

納期に追われることが多いから
高い品質が求められるから
プロジェクトごとに環境が変わるから
関係者とのコミュニケーションが求められるから

しかし一方で、やりがいの大きさや、キャリアアップのチャンスは豊富にあります。

そのため、ゲーム業界の仕事内容をしっかりと理解したうえで、入社後の長期的なキャリアを想定して転職することで、納得できるキャリアを築ける可能性は高いです。

ゲーム業界に関わる仕事の年収一覧

ゲーム業界に携わる主な仕事の年収は、以下の通りです。

ゲーム業界に携わる主な仕事の年収

職種 年収
ゲームクリエイター 591.0万円
デバッグ作業 574.1万円
プログラマー 574.1万円
イラストレーター 453.0万円
CG制作 483.9万円

参照元:『厚生労働省job tag「ゲームクリエイター」
参照元:『厚生労働省job tag「デバッグ作業」
参照元:『厚生労働省job tag「プログラマー」
参照元:『厚生労働省job tag「イラストレーター」
参照元:『厚生労働省job tag「CG制作」

厚生労働省のjob tagによると、ゲーム業界の中でも特に「ゲームクリエイター」「デバッグ作業」「プログラマー」の年収が高いことがわかります。

ただし、ゲーム業界はクリエイティブな業界であるため、どの職種も経験やスキルによって年収は大きく異なります。

そのため、ゲーム業界で高年収を目指すのであれば、仕事を通じて経験やスキルを積み重ねて年収を高めていくことが一般的な流れです。

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未経験からでも目指しやすいゲーム業界の仕事一覧

ゲーム業界は専門性の高い業界であり、未経験からの転職は難易度が高いといえます。

しかし、仕事によっては未経験からでも比較的転職しやすい仕事もあるため、転職で目指すべき仕事を決める際の参考にしてください。

未経験からでも目指しやすいゲーム業界の仕事一覧は、以下の通りです。

・ゲームプログラマー
・シナリオライター
・ゲームプランナー
・ゲームデバッガー

ゲームプログラマー

ゲームプログラマーは、「C#」「C++」といったプログラミング言語を用いて、ゲームを動かす役割を担います。

たとえば、プレイヤーのコマンド入力に合わせてキャラクターが動く、敵が追いかけてくる、画面にエフェクトが出るといった挙動をコードで実装します。

ゲームプログラマーに向いている人の特徴は、以下の通りです。

論理的に物事を分解できる
地道な検証が苦痛ではない
仕様変更にも落ち着いて対応できる

未経験から挑戦する場合は「Unity」などの開発プラットフォームについて勉強し、2Dなどの小さなゲームを1本完成させることから始めましょう。

シナリオライター

シナリオライターは、ゲームの物語やセリフを考える役割です。たとえば、ゲームの世界観やキャラクタープロフィール、会話内容までゲームの仕様を幅広く担当します。

シナリオライターに向いている人の特徴は、以下の通りです。

相手の気持ちを考えて物事を進められる
空想の世界やキャラクターを考えられる
文章力に自信がある

未経験からシナリオライターを目指す際は、実際に短編のシナリオを自身で考えてみたり、シナリオライターの案件を副業でこなしてみたりすることから挑戦してみましょう。

ゲームプランナー

ゲームプランナーは、ゲームの設計図を作る役割です。ステージやキャラクターの仕様、報酬設計、難易度のバランスなどを考え、設計図に詰めていきます。

また仕様書を作って関係者に共有し、進行管理までを担うケースも多いです。ゲームプランナーに向いている人には、次のような特徴があります。

面白さを言語化できる
数字で仮説検証できる
マネジメントスキルがある

未経験の場合、業務で問われる専門用語やゲーム開発の流れを覚え、ゲーム開発の要件に従って、リリースされているヒット作を自身で分解してみることから始めましょう。

ゲームデバッガー

ゲームデバッガーは、開発されたゲームをプレイし、不具合(バグ)を見つける役割です。また発見したバグの原因を調査し、修正後の確認も担当します。

ゲームデバッガーに向いている人の特徴は、以下の通りです。

物事を言語化する力がある
細かな点も見逃さない注意力がある
主観ではなく事実で伝えられる

ゲームデバッガ―はゲーム業界の中でも特に未経験から挑戦しやすい職種であり、選考で専門的な知識が問われないケースもあります。

しかし、バグをまとめたフォーマットを扱えるかが選考の評価対象となる可能性もあるため、Excelなどの知識は身に付けておきましょう。

その他の仕事内容も紹介!ゲーム業界の仕事一覧

ゲーム業界の職種は多岐にわたるため、ほかにも様々な仕事があります。そこでここでは、ゲーム業界のその他の仕事内容も見ていきましょう。

将来的にゲーム業界でキャリアアップを目指している場合は、将来目指すべき職種として参考にしてください。その他のゲーム業界の仕事一覧は、以下の通りです。

サウンドクリエイター
ゲームデザイナー
ゲームディレクター
ゲームプロデューサー

サウンドクリエイター

サウンドクリエイターは、ゲーム音を担当する仕事です。

BGMや効果音、キャラクターボイスの収録・調整など、プレイヤーがゲームに没頭するために臨場感のあるサウンド演出を作り出します。

また音量やタイミングに関してシステム側と連携することも多く、他部署との連携が重要な職種です。

キャリアアップとしてサウンドクリエーターを目指す際は、最初は効果音の制作や音声編集など細かい作業を担います。その後、BGM全体の作曲や音響演出の設計を担当するような流れでステップアップします。

ゲームデザイナー

ゲームデザイナーは、キャラクターや背景といった「見た目」をデザインする職種です。

2Dイラストや3Dモデリング、アニメーション制作などを幅広く担当し、プレイヤーがゲームを通じて触れるビジュアル部分を構築します。

また近年では3D技術の進化により、「Unity」「Maya」「Blender」といったツールスキルが求められるようになりました。

そのため、ゲームデザイナーとして活躍するためには、デザインに関する知識やスキルに加え、こういったツールの操作方法も覚えていく必要があります。

ゲームディレクター

ゲームディレクターは、プロジェクトの現場指揮をとる職種です。

現場において仕様や進行管理を担い、プランナーやプログラマー、サウンドクリエイターといった現場で活躍する全職種をまとめながら、ゲームの完成度を高めていきます。

プランナーなどの実務経験を通じて様々な職種の仕事内容や知識を理解し、上層部からマネジメントスキルが評価されることで任命される役職です。

またディレクター経験を積んだ後は、さらに上位の「プロデューサー」へキャリアを広げる道もあります。

ゲームプロデューサー

ゲームプロデューサーとは、プロジェクト単位の最高責任者です。プロデューサーはゲーム制作に携わるだけでなく、次のような仕事も担います。

企画の立案
予算・人員管理
販売戦略
マーケティング戦略

制作する作品をビジネスとして成功させる役割を持っていて、会社やユーザー、開発チームの間に立ち、ゲームを「商品」として世に出す立場です。

またプロデューサーになるためには、ディレクター経験を積んだ後に昇格する流れが一般的です。そしてプロデューサーとして結果を残せれば、会社の経営層や事業責任者へと進む道も開かれます。

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ゲーム業界で活かせる経験やスキル3選

ゲーム業界は「専門的な知識のみが重視される」と思われがちですが、実際は別業界の仕事で培ったスキルも活かせる業界です。

ここではゲーム業界において重視されやすい3つのスキルを紹介します。ゲーム業界で活かせる経験やスキルは、以下の通りです。

コミュニケーション能力

ゲーム制作は一人で完結する仕事ではありません。プランナーの企画がプログラマーやデザイナーに共有されて開発が進み、開発後にはデバッガーが不具合を探すなど、チームワークが常に求められます。

このようにゲーム業界では一つのチームで開発に取り組むため、これまでに仕事を通じて培ったコミュニケーション能力はゲーム業界で大いに活かせるのです。

特にプランナーやディレクターといった他職種と関わる機会の多いポジションでは、物事をわかりやすく説明し、相手の意見を引き出しながら調整できるコミュニケーション能力が求められます。

企画力・発想力

ゲーム制作において新しい視点で物事を考えられる力は、ヒット作を生み出すためには重要なスキルです。そのため、企画力・発想力がある人は、ゲーム業界の仕事で自身の力を発揮できます。

たとえば、「もっと効率的なやり方はないか」と改善策を考えた経験や、新しい企画を発案した経験があれば、ゲーム業界の仕事で活かせる可能性が高いです。

ゲームプランナーはもちろんのこと、シナリオライターやサウンドクリエイターといった職種でも「どうすればプレイヤーをワクワクさせられるか」という発想力が求められるため、幅広い仕事で活かせるスキルです。

創造力

創造力とは、ゼロから新しいものを生み出せる力です。ゲーム業界では一つの作品を制作する際に、デザインやサウンド、ストーリーなど新しいものをいくつも創造する必要があります。

そのため、自分なりに想像した何かを形にしてきた経験は、ゲーム業界の仕事で活かせる可能性が高いのです。

創造力には芸術的な才能だけではなく、「人に伝わる形で表現できる力」も含まれているため、専門的なスキルでなくても、日常的な創造力を仕事で発揮できる可能性は大いにあります。

未経験からゲーム業界への転職を成功させるまでの流れ

未経験からゲーム業界への転職を成功させるためには、専門的な資格の取得や、これまでの実績をまとめたポートフォリオの作成などが重要な要素です。

ここでは未経験からゲーム業界への転職を成功させるための一例を紹介します。選考通過率を高めるためにも参考にしてください。

未経験からゲーム業界への転職を成功させるまでの流れは、以下の通りです。

ステップ(1)ゲーム業界に役立つ資格を取得する

未経験からゲーム業界を目指す場合、「知識やスキルをどのように証明するか」が大きな課題となります。そこで役に立つのが資格です。

たとえば、プログラマーを目指すのであれば「C言語プログラミング能力検定試験」や「CGエンジニア検定」、プランナー志望なら「統計検定」などが挙げられます。

ゲーム業界の転職において資格そのものが必須というわけではありませんが、資格を取得することで「学ぶ姿勢がある人材」としてプラスに働きます。

そのため、未経験の場合は資格の取得を前向きに検討しましょう。

ステップ(2)ゲームに関するポートフォリオを作成する

ゲーム業界の選考で自身のスキルレベルを証明する要素として、「ポートフォリオ」もあります。

ポートフォリオはこれまでに制作してきた実績をまとめた作品集のようなもので、一目でどのような実績を持った人材なのかを判断できます。

そのため、ゲーム業界に役立つ資格を取得したら資格で学んだスキルや知識を活かし、簡単なゲームアプリやキャラクターデザインの制作など、ポートフォリオを作成しておきましょう。

ステップ(3)ゲーム業界に強い転職エージェントを利用して転職を進める

ポートフォリオが完成したら、転職活動に進みます。そして転職活動を進める際は、ゲーム業界に強い転職エージェントを利用し未経験でも採用されやすい求人を厳選してもらうことが大切です。

ゲーム業界に強いエージェントであれば、一般には公開されないような特別な求人を保有している可能性が高く、応募する求人の選択肢を広げられます。ほかにも、ゲーム業界に特化した応募書類の添削や、面接対策までも一貫してサポートしてくれます。

「難しい」と言われているゲーム業界の選考通過率を高めるためにも、転職エージェントからのサポートは受けるようにしましょう。ゲーム業界に強い転職エージェントは、こちらで詳しく紹介しています。

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【最新版】ゲーム業界に強いおすすめ転職エージェント12選

まとめ

ゲーム業界への転職を検討しているのであれば、仕事内容について理解を深めておくことが大切です。

そうすることで入社後のイメージがしやすくなり、資格の取得や転職活動のモチベーションを高められます。

これからゲーム業界への転職を始めようとしている場合は、本記事で紹介した職種ごとの仕事内容やゲーム業界に役立つスキルなどを参考に、ゲーム業界に転職すべきかを考えてみましょう。

仕事の悩みを誰かに相談したい・・・そう感じていませんか?

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この記事を書いた人

就・転職ライター

キャリアトラス編集部

キャリアトラス編集部は、就活・転職活動にまつわる情報をわかりやすくお届けすることをモットーにしています。あなたの「知りたい」に寄り添い、一人ひとり異なる現状に合わせ、多彩なキャリアプランを描く手助けとなる情報を提供していきます。本記事が少しでもあなたのキャリアのお役に立てば幸いです。

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