管理職に強い転職エージェントまとめ|選ぶポイントや活用テクニックも

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目次

※本記事は弊社公式サービスならびにアフィリエイト広告によるマイナビ等のプロモーションを含み、お申込みがあった場合に、広告主より報酬を受け取る場合があります。
※「キャリアトラス」は、厚生労働大臣から有料職業紹介事業(許可番号13-ユ-313782)の許可を受けている株式会社ネオキャリアが運営する就職・転職情報サイトです。

「管理職に転職したい」「プロに相談しながら転職を進めたい」とお考えではありませんか?本記事ではそういった方へ向けて、管理職に強い転職エージェントをまとめてご紹介いたします。転職エージェントの選び方や活用のコツもわかりやすくお伝えしますのでぜひ参考にしてください。

【総合型】管理職の求人が多い転職エージェント

それでは早速転職エージェントをご紹介していきたいと思いますが、転職エージェントにはあらゆる年齢層や業界、職種に対応した「総合型」、特定の領域に強みのある「特化型」の2種類が存在します。

人事の求人が多い転職エージェントにも総合型と特化型もあり、双方共に利用するメリットが異なります。

総合型は人事の求人も特別そうでないものも保有していますが、特化型に比べて圧倒的に求人数が多いため可能性を広げながら自分にぴったりの求人を探せるメリットがあります。

一方、特化型については人事の求人のみに絞って効率的に探すことができることに加え人事への転職ならではの選考対策についてもアドバイスしてもらえますが、やはり可能性を広げるという意味では総合型との併用が望ましいです。そこでまずは、総合型の転職エージェントについてご紹介したいと思います。

doda

業界最大級の20万件以上の求人を誇るdodaは転職エージェント・求人サイト・スカウトサービスを一体化させた転職サービスで、人事関連の求人も非常に豊富です。
2024年オリコン顧客満足度Ⓡ調査「転職エージェント 20代」第1位を獲得するなど、転職希望者から高い支持を得ています。

大手企業からベンチャーまで業種・職種問わず様々な求人を保有しており、人事を含めて幅広い選択肢からキャリアを選ぶことができるでしょう。LINEでのやり取りや企業からのスカウト機能も備えており、忙しい社会人にもピッタリのサービスとなっています。

doda

対応エリア 全国+海外
主な特徴 2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント 20代 第1位
転職エージェント、求人サイト、スカウトサービスがまとめて利用できる
専属のキャリアアドバイザーによる丁寧なサポート
求人数 20万件以上
(※2025年6月時点)
おすすめの年代 25歳~39歳
アプリ
LINE・チャット
書類作成サポート機能
選考スケジュール管理
面談方法 オンライン/電話
公式サイト 詳細はこちら
無料で相談する >

このエージェントのおすすめポイント

  • 顧客満足度No.1 (※2024年オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント 20代 第1位)
  • 業界最大級の豊富な求人数が魅力
  • 企業から直接スカウトを受け取れる
  • 専属のキャリアアドバイザーによる丁寧なサポート

マイナビエージェント

「マイナビエージェント」は全年齢を対象とした総合型エージェントで、人事の求人が豊富です。キャリアアドバイザーの丁寧さにも定評があり、LINEやメールで気軽に相談可能な点も魅力となっています。

サービス概要

対応エリア 全国、海外
主な特徴 2024年 オリコン顧客満足度調査 転職エージェント 第1位、転職回数・年齢別でサポート、転職相談の回数・期間無制限
求人数 80,748件
※2025年6月12日時点
おすすめの年代 20代
アプリ
LINE・チャット
書類作成サポート機能
選考スケジュール管理
面談方法 WEB/電話
公式サイト こちらをクリック

このエージェントのおすすめポイント

  • アドバイザーが親身・丁寧な方が多く、相談しやすい雰囲気を作ってもらえる
  • 面談後にアドバイザーがマッチングした求人とAIによえる自動紹介の求人の両方を見ることができる
  • 若手向けの求人が多いため、ミドル・ハイキャリアの方はその他の総合型・幅広い年代向けのエージェントも併用するのがおすすめ

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント求人数業界TOPクラスを誇る転職エージェントです。2024年10月時点での公開求人数は約476,000件、非公開求人数は約404,000件に上り、人事関連の求人も豊富です。

また、会員登録数は約143万3,000名(※2023年度実績:2023年4月1日~2024年3月31日の間に申し込みをいただいたサービス登録者数)を誇る点も魅力です。

サービス概要

対応エリア 全国+海外
主な特徴 ・求人数業界トップクラス
・業界最大級の非公開求人数
・転職支援実績No.1(※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2023年度実績を自社集計)2024年5月時点)
おすすめの年代 20代~30代幅広く
アプリ
LINE・チャット
書類作成サポート機能
選考スケジュール管理
面談方法 来社/WEB/電話
公式サイト こちらをクリック
無料で相談する >

サービスを利用する際のポイント

  • キャリアアドバイザーだけでなく、AIが経験やスキルに合った求人を紹介してくれる
  • 求人数が豊富なため、幅広い選択肢から自分にあった求人を見つけられる
  • 業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが多く、細かいアドバイスを受けられる
  • キャリアの方向性が明確な人、現在の経験・スキルを活かした転職をしたい人にはおすすめ
  • 「転職の軸が明確でない」という人は、先に転職活動の方向性から相談できる「第二新卒エージェントneo」などのエージェントを利用するのがおすすめ

【特化型】管理職に強い転職エージェント

ではここからは管理職に強い特化型の転職エージェントをご紹介したいと思います。

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティング

対応エリア -
オンライン対応 -
主な特徴 国内最大級のコンサルタント採用特化型、マネージャー以上の採用・転職支援に強い、中長期目線でのキャリアサポートを実施、平均サポート期間3年
公式サイト こちらをクリック

「アクシスコンサルティング」は国内最大級のコンサルタント採用に特化した転職エージェントで、現役コンサルタントの4人に1人が登録しているとされているサービスです。

マネージャー以上の採用・転職支援に強くCxO・幹部候補を目指した転職活動をサポートしてもらえるということで、コンサル業界の管理職に転職したい方におすすめです。

企業特性に応じた書類・面接対策を受けられる点が魅力で、CxO・幹部候補を目指した転職活動においては年収800万円以上のハイクラス案件が全体の90%を占めています。

多くのコンサルティングファームにおいてマネージャー以上の即戦力人材の採用が課題となっているにもかかわらず、アクシスコンサルティングでは大手コンサルティングファームのマネージャー以上の採用支援実績が豊富な点が特徴です。

創業から20年という長年にわたるコンサルティング業界における採用支援の知見を活かし、マネージャー以上の採用計画に関する企業へのヒアリングを経て効果的な採用支援を可能にしているのです。

また、中長期目線でのキャリアサポートを行っており「今は転職する時期ではない」と判断された場合には無理に転職活動を進められることはありません。転職に限らず独立支援やフリーランスへの案件紹介も行ってくれるという転職活動の本質を見据えたサービスで、平均サポート期間は3年となっています。

ファームtoファーム、事業会社、フリーコンサル、未経験からコンサルといった希望のキャリアパスに応じてサポートしているほか、SEからPM、事業企画・経営企画などへのキャリアチェンジにも対応してくれます。

このエージェントのおすすめポイント

  • 国内最大級のコンサルタント採用特化型
  • マネージャー以上の採用・転職支援に強い
  • 中長期目線でのキャリアサポートを実施
  • 平均サポート期間3年

パソナキャリア

パソナキャリア

対応エリア 全国+海外
オンライン対応
主な特徴 ハイクラス転職・管理部門転職専門、取引実施企業数30,000社以上、年収UP率61.7%、顧客満足度94.56%、累計転職支援実績590,000人(※)、キャリアアドバイザー数400名(※)、キャリアアドバイザーは両面型で対応、47都道府県に拠点あり
公式サイト 詳細はこちら

※2024年5月時点でのデータ

パソナキャリア」はハイクラス転職・管理部門転職のエキスパートといえる転職エージェントで、求人の約半数が年収800万円以上のハイクラス求人となっています。

取引実績企業30,000社以上、累計転職支援実績590,000人、年収アップ率61.7%を誇り、「管理部門の転職」「年収1200万円以上の転職」「女性の転職」それぞれに特化してサポートしてくれる点が特徴です。

マッチング力と提案力に強みがあり、400名のキャリアアドバイザーの中から業界専任の担当者が細やかにサポートしてくれ、年収交渉も代行してくれます。求人の約70%が日本の上場企業の求人という点もポイントで、パソナキャリア限定の求人は1,200件以上も用意されています。

また、求人の約60%が非公開求人となっており大手企業・有名企業の求人が多く、幹部クラスの求人も存在しています。非公開求人ということで好条件にもかかわらず競争倍率を抑えられる利点もありますので、年収UPを実現したい方はぜひこちらもチェックしてみてください。

詳細はこちら >

このエージェントのおすすめポイント

  • ハイクラス転職・管理部門転職専門
  • 取引実施企業数30,000社以上
  • 年収UP率61.7%
  • 顧客満足度94.56%
  • 累計転職支援実績590,000人
  • キャリアアドバイザー数400名
  • キャリアアドバイザーは両面型で対応
  • 47都道府県に拠点あり

CONCORD EXECUTIVE

CONCORD EXECUTIVE

対応エリア -
オンライン対応 -
主な特徴 コンサルティングファームや投資銀行・PEファンド、外資系企業、ベンチャー企業・オーナー系企業の幹部ポジションへの転職において高い実績を誇る、「日本ヘッドハンター大賞初代MVP」に選出、この転職エージェントにしかないサービス多数
公式サイト こちらをクリック

「CONCORD EXECUTIVE(コンコードエグゼクティブ)」はコンサルティングファームや投資銀行・PEファンド、外資系企業、ベンチャー企業・オーナー系企業の幹部ポジションへの転職において高い実績を誇る転職エージェントになります。

「未来をつくるリーダーのキャリア支援」というキャッチコピーからも、管理職への転職を希望している方におすすめのサービスです。

コンサルティングファームの人事責任者・採用担当者から「日本ヘッドハンター大賞初代MVP」に選出されています。転職者の要望や悩みに寄り添い、二人三脚で今後のキャリア設計を行ってくれるのが魅力です。

コンサルティングファームへの転職やポストコンサル(主にコンサルティングファームでの活躍を経た後、事業会社や他のファームへの転職のほか、起業・フリーランスとして新たなキャリアを築くこと)においては、紹介元によって募集案件や選考プロセスが変わるため特定の転職エージェント経由では不合格になってしまうことがあります。

その点、ある転職エージェント経由では不合格になった利用者が、こちらの転職エージェントを利用して再度応募したところ合格したというケースも多数あります。

有名コンサルティングファームや人気企業の経営陣と深い関係を構築しているからこそ、幹部ポジションなどの特別案件や経営幹部との面談から選考をスタートできる特急選考といったこの転職エージェントにしかないサービスも多数ありますので、気になる方はぜひこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。

このエージェントのおすすめポイント

  • コンサルティングファームや投資銀行・PEファンド、外資系企業、ベンチャー企業・オーナー系企業の幹部ポジションへの転職において高い実績を誇る
  • 「日本ヘッドハンター大賞初代MVP」に選出
  • この転職エージェントにしかない限定サービス多数

CxO人材バンク

CxO人材バンク

対応エリア -
オンライン対応
主な特徴 上場企業・IPO準備中企業の経営層への転職特化型、年収800万円以上の経営に携わるポジションをメインに紹介、経営者本人へ転職希望者を推薦、キャリアアドバイザーが選考への同席あり
公式サイト こちらをクリック

「CxO人材バンク」は上場企業・IPO準備中企業の経営層への転職サポートをしてくれる転職エージェントで、年収800万円以上の経営に携わるポジションをメインに紹介してもらえます。

上場企業、上場準備中企業のIPO・経営戦略やIR活動関連の支援を通して経営者、経営層との深いコネクションを築いてきたサービスで、これまで1万人以上の経営者、CxOと関係性を構築しています。

経営者本人へ転職希望者を推薦してくれるため、SaaS系企業、Fintech企業、地方創生企業などから面談オファーを受けることが可能です。

キャリアアドバイザーが選考に同席してくれる点が特徴で、その場の状況に応じてフォローしてもらえる安心感があります。これにより条件面などのブラックボックス化を防げるほか、その後のフォローアップの精度も高まります。

最初から転職相談をすることも可能ですし、じっくり慎重に考えたい方は中長期のキャリア相談からライトに利用することも可能ですので、ぜひこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。

このエージェントのおすすめポイント

  • 上場企業・IPO準備中企業の経営層への転職特化型
  • 年収800万円以上の経営に携わるポジションをメインに紹介
  • 経営者本人へ転職希望者を推薦
  • キャリアアドバイザーが選考への同席あり

JACリクルートメント

JACリクルートメントはハイクラスをターゲットにした転職エージェントで、コンサル求人も豊富に保有しています。転職活動の支援実績約430,000人を誇り、管理職、技術・専門職転職のエキスパートとして質の高い転職支援が期待できます。

サービス概要

対応エリア 東京、埼玉、横浜、名古屋、静岡、大阪、京都、神戸、広島、福岡、その他国内、海外
主な特徴 管理職・技術/専門職転職のエキスパート、転職活動の支援実績約43万人、知人・友人にJACを勧めたい層は94.7%
おすすめの年代 30代~
アプリ
LINE・チャット
書類作成サポート機能
選考スケジュール管理
面談方法 WEBのみ
公式サイト 詳細はこちら
詳細はこちら >

【結論】管理職への転職では総合型・特化型の併用がおすすめ

さて、ここまでで管理職に強い転職エージェントを総合型と特化型に分けてご紹介して参りましたが、「結局どっちを使えば良いの?」と疑問に感じている方もいらっしゃるでしょう。結論、管理職への転職では総合型と特化型を併用するのがおすすめです。

管理職の求人は数が少なくハイレベルのスキル・経験が求められることに加え、職場によって求められるマネジメントスタイルが異なることなどによって、一般的な転職活動よりも難易度が高い傾向があります。

その点、特化型の転職エージェントは管理職の求人を効率的に探せるほか自分のマネジメントスタイルに併せて求人を紹介してもらえ、企業への推薦を受けられるため非常に便利です。

ただし特化型は総合型に比べると求人数で劣ってしまうため、可能性を高めるという観点で総合型と特化型を併用するのがベターといえます。特化型の中でも自分に合っていそうなエージェントを選びつつ、総合型については本記事でご紹介した「doda」のような求人数が特に多いところを活用すると良いでしょう。

管理職への転職でエージェントを使うメリット

ちなみに、管理職に強い転職エージェントを利用すると下記のようなメリットがあります。

管理職に強い転職エージェント利用の主なメリット

  • 管理職の求人を多く保有している(非公開求人含む)
  • 自分の経験・スキル・マネジメントスタイルなどから求人を提案してもらえる
  • 特化型ならではのサポートを受けられる(書類作成、面接)
  • リアルな業界・職場事情を教えてもらえる
  • 企業へ推薦してもらえる
  • 企業とのやり取りを全面的に代行してもらえる

中でも管理職に強い転職エージェントでは管理職の求人を中心に保有していることからピンポイントで効率的に求人探しを進められます。

自分の経験やスキル、マネジメントスタイルなどから逆算してぴったりの求人を提案してもらえることからも自力で転職活動を進めるよりもテンポ感よく活動を進められ、多忙な方は特にメリットを感じられるでしょう。

管理職の選考だからこその細かい対策を受けられるほか、企業へ推薦してもらうこともできます。リアルな職場環境や業界事情についても細かく把握しているため、本当に自分に合った職場なのか、想像とのギャップがないかを事前にチェックすることで後悔することも防げます。

総合型、特化型ともに面接日程の調整や入社条件の交渉といった企業とのやり取りを全て代行してくれるため、忙しい中で転職活動を進めたい方は特に転職エージェントを利用すべきといえます。

管理職に強い転職エージェントの賢い選び方

さて、先ほどは管理職に強い転職エージェントを複数ご紹介しましたが、種類が多くてどう選べば良いかよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。管理職に強い転職エージェントを選ぶ場合には下記のポイントを踏まえると悔いが残りにくいためぜひ参考にしてください。

管理職に強い転職エージェントを選ぶポイント

  • 専門知識のあるキャリアアドバイザーが在籍している
  • 管理職の求人が豊富である
  • サポートが充実している

中でも専門知識のあるキャリアアドバイザーが在籍しているところであれば、経験やスキル、自分のマネジメントスタイルなどから自分に合った職場を探してベストな選択をサポートしてくれるでしょう。ハイクラス特化型の転職エージェントであれば年収の高い求人に絞ることもできます。

また、管理職の求人が豊富でキャリア相談や書類対策、面接対策サポートが充実しているところを狙って利用することでさらに転職活動を効率化することが可能です。

ただし、先ほどもお伝えしたように特化型の転職エージェントはどうしても総合型に比べて求人数で劣ってしまうため、doda」などの求人数が多い転職エージェントと併用することで出会える求人の母数を担保するのが得策といえます。

管理職に強い転職エージェントの有効活用のポイント

管理職への転職でエージェントを利用する際には下記のコツを踏まえておくだけで最大限有効に活用することができるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

特化型と総合型を併用する

繰り返しになりますが、管理職への転職を目指す場合は特化型の転職エージェントと総合型の転職エージェントを併用することをおすすめします。

総合型については「doda」などの求人数が多いところを、特化型に関してはキャリアアドバイザーが管理職転職に関する専門知識があって選考対策などのサポートが充実しているところを狙えると良いでしょう。キャリアプランについても熟慮してくれるサービスであればなお良いです。

これらを併用することで出会える求人の幅を広げつつ、細かいサポートを受けやすくなります。

ただし、転職エージェントを何十社も併用するのは現実的ではないため、まずは気になった5、6社に登録して非公開求人を含めてどういった求人を保有しているのか聞き、最終的には気になる求人があって担当者と相性が良かった2、3社に絞ると良いでしょう。

転職の目的・条件を明確にしておく

転職エージェントを利用する際には、あらかじめ転職の目的や求める条件を明確にしておくと良いでしょう。

キャリアアップや年収アップを狙っているのか、業務内容ありきで転職するのか、目的によって選ぶべき転職エージェントは変わります。これまでのマネジメントスタイルを変えたくない場合はそこへの配慮も必要です。

また転職エージェントを利用する際に目的と併せて条件もある程度明確に伝える状態にしておくことで、紹介してもらえる求人の軸がブレにくくなります。もちろん、どういった条件で求人を吟味すれば良いのかわからないという場合はキャリアアドバイザーに相談できますのでその旨を伝えましょう。

要望などは率直に伝える

職種や年収、勤務地、キャリアプランなどの自らの希望を正確に担当キャリアアドバイザーに伝えることもポイントです。希望条件が曖昧になってしまうと、キャリアアドバイザーはその曖昧な情報からしか求人を抽出できなくなってしまいます。

もちろん全てを明確にできない場合はアドバイザーが相談に乗ってくれますが、その場合は「何と何で迷っているのか」「自分の中での転職における最終的なゴールは何か」などを明確に伝えるなど、キャリアアドバイザーが考えやすいよう配慮しましょう。

求人票にない情報はこちらから質問する

転職エージェントでは紹介してもらう求人数が増えるほど一つの求人に対して細やかな説明を受けにくくなる傾向がありますが、こちらから質問すれば教えてもらえるため積極的に質問しましょう。

転職エージェントは基本的に給与や残業時間、実際の労働環境、人間関係といった情報を網羅していますので、「福利厚生について具体的に教えて下さい」「職場の雰囲気はどんな感じですか?」「男女比率はどれくらいですか?」など、求人票にない情報はこちらから具体的な言葉で質問してみてください。

説明を聞く前に求人紹介を断らない

中には自分の希望に合わない求人を紹介されることもあるかと思いますが、その際には頭ごなしに求人紹介を断らないことをおすすめします。というのも、「自分が求める条件の揃った求人」が必ずしも「本当に自分に合った求人」であるとは限らないためです。

今は興味のない、あるいはまだ自分が知らない業界・職種の中に本当の適職が隠れている可能性もありますので、まずはその求人を紹介してくれた背景を聞いてから考えてみましょう。

応募書類は事前に提出、アドバイスをもらう

履歴書や職務経歴書はあらかじめ転職エージェントに提出することで深いアドバイスをもらいやすくなるため、キャリアアドバイザーから声をかけられずとも積極的に添削依頼をかけるのがポイントです。

場合によってはこちらから声をかけない限り添削してもらえないケースもありますので留意しましょう。

担当者が合わない場合は変更依頼をかける

「仕事に対する価値観が正反対」「もっとじっくり求人を吟味したいのに応募を急かされてしまう」など、キャリアアドバイザーとの相性が合わないと感じることがあるかもしれません。

その場合は転職エージェントに問い合わせることでキャリアアドバイザーを変更してもらえることが多いため、一度検討してみましょう。

転職エージェントを利用する際の流れ

中には転職エージェントを初めて利用するという方もいらっしゃるかと思いますので、ここで転職エージェントを利用する際の一般的な流れを簡単にご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。

転職エージェントの使い方1.会員登録

転職エージェントを利用する際にはまずサービスへの会員登録が必要ですので、公式サイト内にある登録ボタンなどから登録フォームへ移り個人情報や希望業界などの必要事項を入力して登録しましょう。

完了したらそのまま面談日時の予約を行いますが、中には登録後に転職エージェントから電話かメールで連絡を受け、そこで面談日時を決めるケースもあります。

転職エージェントの使い方2.面談・カウンセリング

面談日時を決定したら、次はキャリアアドバイザーとの面談となります。

ほとんどの転職エージェントではマンツーマンにて面談が行われていますが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、近年では対面での面談に加えて電話やWeb会議ツールを使用してのオンライン面談を実施しているところが多くなっています。

形態はサービスによって様々ですが、求職者が面談形式を選べる場合もあります。面談では現在の転職活動の状況や転職先に対する要望などについて、キャリアアドバイザーからヒアリングを受けることになります。

現時点で転職先に求める要件や仕事選びの軸が定まっていなくても、キャリアアドバイザーに相談することで今まで気づくことができなかった自分の傾向やこだわり、隠れた強みや適性などを発見しやすくなるため、転職活動をより円滑に進められるでしょう。

転職エージェントの使い方3.求人紹介

志望業界や職種、勤務地といった求職者の希望を踏まえたうえで、面談を通じてキャリアアドバイザーが適性があると客観的に感じた企業を提案してもらえます。

Web上では閲覧できない非公開求人を紹介してもらえたり、転職エージェントが独自に持っている特別選考ルートで面接をスキップできたりするほか、企業へ自分を推薦してもらえる場合もあります。

中には「自分に合っていない企業を紹介されるかもしれない」という不安を感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、優良なキャリアアドバイザーは”その求職者に本当に合った企業”を紹介するよう努めています。

というのも転職エージェントが紹介した求職者が入社後短期離職した場合、入社時に企業からエージェントに支払われた代金の一部を返金しなければならないのが一般的で、そうなると担当したキャリアアドバイザーの成績にも影響が出るためです。

基本的に転職エージェントは”その求職者が長く働けると考えられる企業”に絞って紹介していますので、自分の希望と完全に合致していない企業を紹介された場合には頭ごなしに拒否せず、なぜその企業を紹介してくれたのかを細かく確認したうえで自分の可能性を広げられるような転職活動を目指せると良いでしょう。

ちなみに、紹介された企業との面接日程の調整や内定辞退の連絡、入社条件の交渉などは全て転職エージェントに代行してもらえる点も魅力です。

転職エージェントの使い方4.選考対策

企業紹介を受けたら次は選考対策に移ります。企業に好印象を与えられるような職務経歴書の作成のサポートを受けられるほか、応募先企業の過去の傾向を踏まえた面接対策も実施してもらえます。

書類を作成できたら転職エージェントが応募手続きを行ってくれ、通過した場合には面接日程の調整も代わりに行ってくれます。もし面接を通過できなかった場合にはキャリアアドバイザーが一緒に振り返りを行ってくれるため、その際に受けたアドバイスを次の面接に活かせるでしょう。

転職エージェントの使い方5.内定・入社までのサポート

応募先企業から内定をもらい、内定承諾をすると承諾した条件にて入社となります。内定を得た後は求職者が個人で直接企業と連絡を取ることになりますが、何か相談したいことがあれば転職エージェントがフォローしてくれるでしょう。

ちなみに内定が出たら必ず入社しなければならないというルールはないため、入社を辞退したい場合には担当のキャリアアドバイザーに伝えましょう。

管理職への転職で併用すべきスカウトサービス

管理職に転職する場合は転職エージェントと併せてスカウトサービスも活用するとより自分に合った求人を見つけやすくなりますので、ここでは管理職に強いスカウトサービスをいくつかご紹介したいと思います。

ビズリーチ

ビズリーチ」は優良企業や一定の基準を満たしたヘッドハンターから直接スカウトが届く、ハイクラス向けの転職サイトで、導入企業数は23,500社、利用者は2,000,000人と国内最大級となっています。

ハイクラス向けということもあり年収1,000万円以上の求人が3分の1以上を占めており、管理職の求人と効率的に出会えるサービスです。

ビズリーチの利用パターンには「企業からのスカウトに返信して進める方法」「ヘッドハンターからのスカウトに返信して進める方法」の2つがあり、企業からのスカウトに返信した場合には企業と直接コンタクトを取れるため、効率的・主体的に転職活動を行いたい方におすすめです。

一方、一定の基準を満たした登録ヘッドハンターからのスカウトに返信した場合には、秘匿性の高い非公開求人の提案や細かい選考対策を受けることができます。

ビズリーチには無料プランと有料プランがあり、前者は「プラチナスカウト(企業・ヘッドハンターから届くスカウトメール)」のみ閲覧・返信することができますが、後者は全てのスカウトの閲覧・返信、及び全ての求人の検索・閲覧、応募が可能です。

会員の7割以上が自分の市場価値を知るために利用しているとも言われていますので、気になる方はぜひ気軽に活用してみてください。

リクルートダイレクトスカウト

「リクルートダイレクトスカウト」は株式会社リクルートホールディングスが運営するハイクラス向けスカウトサービスで、こちらも管理職求人と効率的に出会えます。

自分の経験、能力、希望条件を選ぶだけでレジュメが完成し、レジュメが完成するとそのレジュメをもとに企業やエージェントに自分をおすすめしてもらうことが可能です。

企業やエージェントからのスカウトも届くため、その中から気になった企業があればスムーズに選考が進むケースも少なくありません。企業やエージェントとのやり取りはチャットでカジュアルに進められるため、仕事で忙しい方でも気兼ねなく利用できます。

求人保有数も多く公式サイトでは公開求人の中から検索もかけられますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

詳細はこちら >

doda X

doda X」はパーソルキャリアが運営しているハイクラス向けの転職サイトで、「ヘッドハンティングサービス」「求人紹介サービス」「企業スカウトサービス」の3つを活用できます。

ハイクラス向けのサービスということで、年収800万円~2,000万円の非公開求人を保有しており、企業の経営戦略や事業戦略に直結するような秘匿性の高い求人も多く用意されているということでこちらも管理職へ転職したい方におすすめです。

大手企業、優良企業からのスカウトも受けられますが、自ら応募することもできます。専門知識のあるヘッドハンターがサポートしてくれるため、忙しい方でもスムーズに転職活動を進められるでしょう。

転職前後で年収が200万円ほどアップしている事例も複数見られますので、人事に転職したいだけでなく「キャリアアップしたい」「年収アップを叶えたい」という方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

管理職への転職に関してよくあるQ&A

最後に、管理職への転職に関してよくある質問とその回答をご紹介したいと思いますので、ぜひこちらも参考にしてください。

管理職の仕事内容は?

管理職は部署やチームといった担当している組織の目標達成、成果の最大化に向けてKGI・KPI設定、戦略策定、人材育成、チームビルディング、業務の進捗・予算・労務管理といった組織運営全般を担います。

管理職の年収水準は高い?

厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によれば、管理職の平均年収は部長級が752.64万円、課長級が614.4万円、係長級が463.08万円となっており、非役職者の363.36万円を大きく上回る水準となっています(それぞれ男女計の月収額×12ヵ月で単純換算)。

未経験から管理職に転職することは可能?

未経験者の方がいきなり管理職へ転職することは難しいですが、不可能とはいえません。転職エージェントを活用してスキルの棚卸しをしてもらったうえで企業へ推薦してもらうなどすれば可能性は拓けます。

また現職でマネジメント経験を積んでスキルを積んだり、転職希望先に管理職候補として入社したりといった方法でも未経験からの管理職への転職を実現させやすくなるでしょう。

この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ

大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、 就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。

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