転職理由の答え方|ポジティブな表現への言い回しなど例文付きで解説!

転職理由は、多くの企業の面接で聞かれる質問の一つです。

本記事では、転職理由を通じて面接官がチェックしているポイントや転職理由で好印象を与えるために気を付けるべきポイント、注意すべき点について解説しています。

ポジティブな転職理由への言い換え方や転職理由別の例文も掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事のまとめ

  • 転職理由という質問を通じて「早期離職の可能性」「人柄」「自社とのマッチ度」をチェックしている。
  • 転職理由で好印象を与えるポイントは、「理由によっては正直に伝える」「嘘は避ける」 「ポジティブな言い回しに変換する」ことである。
  • 転職理由では、「ネガティブな理由」「悪口」「応募企業にも該当する内容」を回答することは避ける。
  • ポイント

転職理由を聞く理由とは?

転職理由を聞く理由まずは、転職理由を面接官が聞く理由について確認していきましょう。

長く働いてくれる人材かどうかを見極めるため

まず第一に、自社で長く働いてくれる人材かどうかを見極めています。転職理由によっては、同様の理由で辞めてしまうことも十分に考えられます。

「給料が・・・」「人間関係が・・・」などネガティブな理由の場合には特に、長期的に貢献してくれる可能性が低いとみなされる可能性が高いですので、転職理由を伝える際には、注意が必要です。

人柄を確認するため

転職理由から人柄も確認できます。「新しいスキルにチャレンジするため」といったポジティブな転職理由の場合には、「成長意欲がある」「前向きである」といった人柄を想像しますが、前述同様ネガティブな理由の場合には、「愚痴が多そう」「仕事に対する意欲がない」と受け取ることができます。

また、転職理由以外にも転職回数が多い場合には、「長続きしない」というネガティブな印象を与えてしまうかもしれません。

自社にマッチした人材かどうかを判断するため

転職活動をしているということは、転職したいと感じた理由を解消できる環境を探していることが一般的です。

転職理由を通じて、応募者が求めている環境を知り、それが自社で実現可能なのかをすり合わせることで、自社に合う人材かどうかを判断しようとしています。

転職理由で好印象を与えるためのポイント

転職理由で好印象を与えるためのポイントここでは、転職理由で面接官に好印象を与えるポイントについてお伝えしていきます。

納得のいく理由は正直に伝える

「労働環境が劣悪である」「残業時間が150時間を超えている」「深夜残業が多く体力的にきつくなった」など納得のいく退職理由であれば、正直に伝えてしまいましょう。

世間一般的に考えて、「しょうがないよね」と感じるような理由は多々あります。面接だからとあえて格好良い転職理由を作ることはせず、納得のいく理由であれば正直に話すことが大切です。

ただし、前職に関する愚痴や不平・不満などをいうことはNGですので、言い回しには気を配りましょう。

嘘をつくことは避ける

なんとなく仕事がきつくて辞めてしまった。という方も中にはいるかもしれません。「なんとなく」で仕事を辞めてしまったことを正直にいうと、選考通過は厳しい可能性が高いです。

だからといって、面接の場で嘘をつくのは避けましょう。これまで多くの応募者を見ている面接官であれば、応募者が嘘をついていることはすぐに見抜けますし、仮に嘘がバレた場合、信頼を損ねてしまいます。

転職理由が思いつかないと感じている場合にも、嘘をつくのではなく、改めて退職する際に考えていたことを棚卸しし、ポジティブな言い回しに変換できないか、考えてみましょう。

ポジティブな言い回しに変換する

ネガティブな気持ちが膨らんだ時に多くの人は退職を考え始めます。そのため、退職理由をストレートに言うとネガティブ要素ばかりです。しかし、仮に退職はネガティブであっても、次の環境に求めることは意外とポジティブな要素が多いのではないでしょうか。

そこで、面接では退職時に思っていたことを次の環境で求めることと照らし合わせポジティブな言い回しに変換して伝えると、好印象を与えることができます。

転職理由をポジティブな言い回しに変更してみよう!

ネガティブな転職理由をポジティブな言い回しに変換した例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ポジティブな言い回し表現人間関係 上司や先輩が嫌いだったから

協調性を大切にして、チーム一丸となってより高いパフォーマンスを発揮したい

ポジティブな言い回し給料が低い 給与が低かったから

自分自身の実力や能力を正当に評価される環境で働きたい

ポジティブな言い回し表現仕事がつまらない 仕事がつまらなかったから

より自分らしくいれる環境に身を投じて、高いパフォーマンスを発揮したい

ポジティブな言い回し表現正当な評価 正当に評価してもらえなかったから

実力主義の現場で最大限の価値を発揮したい

ポジティブな言い回し表現スキルアップ 福利厚生などの条件面が不満だったから

より自分の価値を発揮しやすい環境で、更なるスキルアップを目指したい

ポジティブな言い回し表現会社の将来性 会社に将来性を感じなかったから

企業やチームと共に成長を実感したい

長時間労働に耐えられなかったから

業務に必要な勉強や資格の取得をしたい
決められた時間内により密度の高い働きをしたい

やりがい・達成感を感じなかったから

やりがいを感じられる職場で働きたい

社風が合わなかったから

チームの調和を重んじるような職場で価値を発揮したい
実力主義の業界で自分の可能性にチャレンジしたい

【理由別】面接での転職理由の回答例

ここでは具体的な転職理由の回答例をご紹介していきます。理由別に例文を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

人間関係の悩みがあった場合

まずは、前職(現職)において上司や先輩、周りの社員との方向性・性格の不一致など、人間関係の悩みがあった場合についてです。

人間関係

前職(現職)の社風はとにかく実力を重視するものでした。

私は営業でしたが、その職場は各チーム一丸となって売上を追求するというよりは「誰でもいいから収益を上げろ」という空気感でした。

しかし、私は協調性を大切にしてチーム一丸となった方が達成感もひとしおで、より高いパフォーマンスを発揮できると考えております。
そこで、これまでに培った営業スキルを活かして、協調性を意識して働ける環境で成長していきたいと考え転職を希望いたしました

「個人主義ではなく、協調性を意識したい」という方向性の違いをうまく言い換えています。 人間関係の悩みを転職理由にする場合には、人間関係の中の何がうまくいかなかったのかを明確にするとポジティブ変換しやすくなるでしょう。

業務量が多過ぎる場合

自分のキャパシティーを越える業務量を課されていた場合についてです。長時間労働や休日出勤、サービス残業を課されていたという方にも応用できるでしょう。

業務量が多い

前職(現職)は実力主義の文化が根強く、各拠点では現状の数値よりもはるかに高い目標数値を掲げており、休日出勤も頻繁にあり、業務を自宅に持ち帰って行うということも多々ありました。

効率的に業務を行うため、様々な提案を行ってきましたが、従来のやり方から変更することは難しく、一定の時間内でより密度の高い業務が行える環境へ転身できればと考え転職を希望いたしました。

ここでは「業務量が多かった」と伝えるのではなく、“どのような状況・環境でどのように業務が振り分けられていたのか”を具体的にエピソードとして提示することで、業務量の多さと信憑性を同時に示すことができます。

「環境のせい」だけにするのではなく、具体的に自分自身が起こしたアクションなどがあればそれも伝えましょう。 ただし、具体例を伝える際に愚痴や不平にならないようにすることが大切です。

仕事がつまらなかった場合

中にはどうしてもその仕事に興味が沸かず、つまらないと感じて転職した方もいらっしゃるでしょう。ここではその場合の回答例を見ていきます。

仕事がつまらない

新卒で入社した前職(現職)では事務職に従事していましたが、業務を続けていく中で、目標数値を追う職業に就き明確に価値を発揮したいと考え、転職を希望いたしました。

これまでに事務職で培ったコミュニケーション能力を活かして、営業としてより高いパフォーマンスを発揮したいと考えております。

この回答例では、「仕事がつまらなかった」という表現ではなく「目標数値を追う職業に就き明確に価値を発揮したい」というポジティブな表現に切り替えています。

またこの「目標数値を追う」というフレーズを使うことで、営業職を希望する理由に繋げているところがポイントです。

給与や待遇に不満があった場合

給与や待遇に不満があって転職を希望した場合の例です。

給料や待遇に不満

前職(現職)は年功序列の文化が根強く、能力のある人材でもなかなか評価を受けることができない社風でした。 他にも学歴によって上長の対応に違いが見られるなど、実力を正当に評価して欲しいと考えていた私としては、はがゆい思いをすることが少なくありませんでした。

そこで今回、実力主義の環境への転職を経て、より高いモチベーションを保つことで更なる価値を発揮したいと考えました。

この回答例では、前職(現職)の社風が自分の求めるものと合わなかったこと、そして実力を評価して欲しいというポジティブな理由を挙げて回答しています。
この回答もある程度シンプルですが、必要最低限の要素だけを盛り込むことができているため、間延びもしにくいでしょう。

転職理由を伝える際の注意点

転職理由を伝える際の注意点ここでは、転職理由を伝える場合の注意点についてお伝えしますので、面接前に確認しておくと良いでしょう。

ネガティブな理由をそのまま伝えるのはNG

ネガティブな理由をそのまま伝えることは避けましょう。転職理由で好印象を与えるためのポイントでもお伝えしたように、基本的には転職理由をポジティブな理由に変換することをおすすめします。

そのため、仮に転職時点ではネガティブな理由で辞めたとしても、次の環境に臨むことを想像しつつ、ポジティブな言い換えができるように準備をしておくと良いでしょう。

前職の悪口を言うのはNG

前職の職場・社員の悪口を言うことも避けましょう。

悪口を聞くのは気持ちの良いものではありません。不平・不満があって退職をしたのだとしても、それを面接の場で伝える必要はないはずです。面接というビジネスの場で「悪口を言う人」だと判断され、ビジネスパーソンとしての素養を疑われかねませんので、絶対に面接の場で悪口を言うことは止めましょう。

応募先の企業にも該当する内容を答える

転職理由が応募先の企業にも該当するような内容を回答することもおすすめできません。

たとえば「年功序列の文化が根強く、能力のある人材でもなかなか評価を受けることができない社風でした」と伝えた先の企業が年功序列の文化がある場合、「うちの会社でも同じような理由で辞めてしまうのではないか」と捉えられてしまう可能性があります。

そのため、面接を受ける前には必ず企業研究をしっかりと行っておくようにしましょう。

まとめ

転職理由は面接で必ずといって良い程聞かれることの多い質問です。

転職経験が複数ある場合には、直近の転職理由だけでなく、過去の転職経験に関しても理由を聞かれる場合があるため、面接前に今までの自分の経歴を振り返り、理由を明確にしておきます。

本文でもお伝えしている通り、この質問を通して面接官が一番確認したいことは「同じ理由で転職する可能性があるかどうか」ですので、その点を意識したうえで回答を考えておくと良いでしょう。

本記事が少しでも転職活動のお役に立てば幸いです。

この記事を書いた人

元中途求人広告アドバイザー
こばさん

不動産会社での営業経験を経て、中途求人広告アドバイザーに転身。これまでに中小・ベンチャー企業を中心に100社以上の中途採用をご支援してきました。現在は3人の子供たちの子育てとキャリアの両立に奮闘中です。
自身の経験を活かし、転職・就職活動に役立つ情報だけでなく、働く女性のキャリアライフを充実させるコンテンツやFP2級の資格も保有しているので働くうえで役立つマネー情報をお届けしていきます。

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新卒の面接|魅力的な自己PRの答え方【回答例文10選】

自己PRは新卒の面接で必ず聞かれる王道の質問です。 ただし、「自己PRをしてください」という問いかけではなく、「強みを教えてください」「短所は何ですか」のように様々な言い回しによって自己PRを求められるケースが多いものです。 本記事では企業が自己PRで見ているポイントについてや自己PRの答え方についてを解説しています。 その他にも自己PRの質問例文や回答例文についてもご紹介していますので、自分なりの自己PR文作成の参考にしてみてください。 この記事のまとめ 自己PRで企業が確認したいポイントは、「就活生はどんな人柄なのか」「企業で活かせる強みを持っているか」「企業の価値観とマッチしているか」という3点 自己PRは、「結論→具体的なエピソード→入社後どう活かせるか」という流れに沿って話していく 自己PRを求める質問は複数あるため、様々なパターンの自己PRを作成しておく必要がある 「ESとの一貫性がない」「根根拠がない」「面接企業で活かせない」「ダラダラと長い」自己PRはNG  本選考を通過したESを見たい就活生必見! 伊藤忠商事・任天堂・講談社・味の素・集英社・アサヒ飲料・大日本印刷・資生堂・イオングループなど全958社の本選考に通過をしたエントリーシート77,203枚(2024年3月時点)を無料で閲覧できます。 本選考に通過したいと考えている就活生は是非参考にしてみてください。 新卒の面接|自己PRで企業が見ているポイント自己PRを考える前に企業が自己PRで見ているポイントを確認しておきましょう。 どのような人柄なのか自己PRで最も見ているポイントは就活生の「人柄」です。新卒採用はポテンシャル採用が基本のため、多くの企業は人柄を重視して採用をしています。  自己PRでは、就活生の強み(もしくは弱み)と同時に様々な経験やその時の思い・価値観も確認することができます。つまり自己PRで自分が力を発揮した経験について聞くことで、物事に対してその学生がどのように考え、どのような行動を取るのかを把握することができます。 「自分が先頭に立ち、引っ張ってまとめるタイプ」「表には出ないが、裏でみんなをサポートしてまとめるタイプ」など就活生が持っている個性や強みは多様ですので、まずはどのような人柄なのかを詳細に確認するために自己PRは重要な質問です。  企業で活かせる強みを持っているか 新卒は企業の今後の大事な戦力です。今後企業にどのように貢献してくれる人材なのかどうかを知るうえでも、就活生の強みやスキルが企業の求めている人物像に合致しているかどうかを見極めています。 自己PRをする際には、就活生自身の強みが企業でどう活かせるのかまで具体的に述べることで、面接官に入社後のイメージを持ってもらいやすくなるでしょう。 人柄や性格が自社の社風に合っているか 自己PRを聞くことで強みだけではなく、就活生の価値観を知ることができます。企業はできる限り長く活躍できる人材を採用したいと考えているため、人柄やスキルはマッチしていても社風に合う価値観を持っていなければ早期離職につながりかねないため、自己PRのエピソードなどを通じ自社の社風に合う価値観を持っているかどうかも確認しています。  POINT OB訪問もしておく 企業のHPだけでは分からない社風や働いている環境や雰囲気などを知っておくとどのような強みを魅せるべきかを確認することができます。その他にもインターンにも参加しておくと良いでしょう。 新卒の面接|自己PRを引き出す質問 面接では「自己PRをお願いします」という直接的な質問以外にも、自己PRを聞き出そうとしている質問が多数あります。 下記のような質問は全て自己PRを引き出そうとしている内容です。 ■自己PRを引き出そうとしている質問例 ・あなたの長所・短所を教えてください。 ・アルバイトで頑張ったことを教えてください。 ・学生時代で一番の挑戦だと思うことを教えてください。 ・これまで直面した困難や挫折した経験と、それをどのように乗り越えたかを教えてください。 ・今までで一番辛かったことを教えてください。 ・今までで最も嬉しかったことを教えてください。 ・今までの人生で一番苦しかったことを教えてください。 ・あなたが失敗から学んだことと、それを活かした経験について教えてください。 ・どのような時にやりがいを感じるのか教えてください。 ・学生時代に特に力を入れたことを教えてください。 ・自分を表す四字熟語を教えてください。 ・自分および周りからみた、自分の性格・キャラクターを、率直且つ具体的に教えてください。 ・自分らしさを表すキャッチフレーズを教えてください。 ・あなたが最も達成感を感じた出来事とその理由を具体的に教えてください。 就活生の個性や性格を確認するために、様々な言い回しを活用した質問が行われます。 このような質問をされた時にどう回答するべきか複数のパターンを用意しておくことをおすすめします。 自己PRを考えることは大変かと思いますが、1回の面接で自己PRを引き出す質問を複数される場合もありますので、同じ回答をしてしまう、返答できなくて空白の時間を生んでしまうなどの状況を避けるためにも、ぜひ準備をしておいてください。 本選考を通過したESを見たい就活生必見! 伊藤忠商事・任天堂・講談社・味の素・集英社・アサヒ飲料・大日本印刷・資生堂・イオングループなど全958社の本選考に通過をしたエントリーシート77,203枚(2024年3月時点)を無料で閲覧できます。 本選考に通過したいと考えている就活生は是非参考にしてみてください。 新卒の面接|自己PRの答え方 自己PRに答える場合には、下記のフローに従って答えていきましょう。 この流れに沿って伝えることができれば、論理的且つわかりやすく自己PRをすることができます。 それぞれの項目について細かく見ていきましょう。 STEP1.結論をまとめる まず始めに簡潔に結論から述べます。 ■回答例 「私の強みは〇〇です」 「最もつらかった経験は〇〇という経験です」 「私のキャッチフレーズは〇〇です」 STEP2. 具体的なエピソードを述べる 結論の次に、強みの根拠となる過去の経験に関するエピソードを話します。 エピソードを話す場合、 ①どんな問題が起こったのか ②その出来事に対してどのような行動を取ったのか ③その結果どうなったのか という点を意識し、具体的に回答しましょう。 ③の結果を伝える際は数字などを用いると説得力の強い自己PRになります。 STEP3. 入社後どう活かすのかを述べる 最後に強みを入社後どのように活かしていくかを伝えます。 面接官にあなたが働いている姿を想像しやすくさせるために、できるだけ具体的に答えるようにしましょう。 新卒の面接|自己PRの回答例文10選 ここからは自己PRの回答例を紹介します。下記5つのシチュエーション別に回答例をご紹介しますので、参考にしてみてください。 ・アルバイト ・部活度 ・インターン ・留学 ・サークル 例文は、 のフレームワークに沿って作成しています。 アルバイト ■例文1 ①私の強みは、困難な目標も達成できる粘り強さです。 ②幼い頃から、自転車・鉄棒・水泳・一輪車など、どんなことでも達成できるまで練習に付き合ってくれる家族の存在があったことから、目標に向かってとことん努力し続ける性格が形成されました。 学生時代は、個別指導塾講師のアルバイトをしており、限られた指導時間の中で、生徒の学習に最大限貢献することに努めていました。たとえば、生徒が問題を解けなかった場合には、煮詰まっている箇所を解決するだけでなく、復習となる宿題を出し、家庭学習の習慣を改善させるといった工夫を徹底して行いました。その結果、偏差値を10アップすることができ、先日無事に目標大学に合格することができました。 ③このように困難な目標であっても粘り強く最後までやり抜く精神で、仕事に対してもその都度目標を立て、粘り強く努力し結果を出していきたいと考えています。 ■例文2 ①私の強みは、相手の立場に立って物事を考えられるということです。 ②私はガソリンスタンドでアルバイトをしており、来店されたお客様を必ずリピーターにするという目標を掲げていました。具体的には受付時に雑談を通してヒアリングを行い、お客様にとって最適な提案を徹底しました。その結果、お客様目線に立って相談から提案までを親身になって行う私の人柄が認められ、リピーターが増えていきました。 このことから、相手の立場に立って物事を考えるはこと、信頼関係を構築するうえで非常に重要であると学びました。 ③この経験を活かし、社会に出ても顧客の目線から物事を判断し、相手のニーズに応えられる提案を心掛け、御社の業績に貢献していきたいと考えています。  部活動 ■例文1 ①私の強みは継続的に努力し続けられる点です。 ②私は高校時代に所属していた柔道部は、平成◯年からインターハイに連続出場している強豪校だったのですが、私は高校1年生から始めたため、最初は練習についていくことすら厳しい状態でした。しかし、チームメイトに負けないように毎日朝1時間、夜1時間の自主練を欠かさずに実施し、一生懸命練習に取り組んだ結果、高校3年生の時にはインターハイメンバーに選出されました。 また、私は幼少の頃から痩せやすい体質で、それがコンプレックスでしたが、大学でトレーニング科学や栄養学、生理学について学び、それを活かし毎日1時間のトレーニングを3年間継続したことで自身の筋肉量を増加させ、約15kgの増量に成功しました。 ③今後御社で働く上でも、成果が出るまで継続的に努力し続け業績に貢献していきたいと考えています。 ■例文2 ①私は努力し、周囲を巻き込むことができる人間です。 ②私は学生時代に陸上部に所属していました。私が入部した当初、練習内容が長距離走のスピードを向上させるものに偏っており、もっと持久力を向上させる練習を増やすべきだと提案しましたが、部の中枢的存在ではなく、信頼もなかったためその提案は通りませんでした。 そこで積極的に部内の交流を促進するイベントの企画をし他の部員とのコミュニケーションを取る時間を設けたり、他の部員より多く練習を行い実力をつけるようにしました。 その結果、少しずつ部員が私のことを一目置き、信頼するようになり、練習メニューの変更を受け入れるだけでなく、ランの練習メニューの作成を一任されるまでになりました。その後、部員のランのタイムは大きく向上し、6月に行われた団体戦では50チーム中7位と入賞を果たすことができました。 ③入社後に何か改善したい内容があった場合には、自ら努力し実力を付け、周囲を巻き込みながらより良いサービスを提供できるように努力したいと考えています。 インターン ■例文1 ①私は「期待に応える」ではなく、「期待を超える」ことが好きな人間です。 ②昨年設計業務に関するインターンに参加しました。その際に任された業務が非常に多かったため、当初担当者からは「終える必要はない」といわれていましたが、期待以上の成果を成し遂げたいと思い、期間中に終える計画を立てました。 疑問を次の日に持ち越さないように設計部の方々にその日のうちに質問し解決すること、データ整理を徹底すること、作業時間を効率的に確保することを心掛け、計画した一日のノルマ以上の作業を進めることができました。その結果、計画よりも三日間早く作業をやり遂げることに成功しました。 ③今後業務を進めていくにあたってもクライアントの要望以上の提案ができるように日々努力をし続けることができる構造設計者になりたいと考えています。 ■例文2 ①私の強みは、多文化環境でのコミュニケーション能力です。 ②フィリピンの現地IT系企業にて計2ヶ月間インターンとして勤務した際に、イギリス、タイ、ベトナム、インドといった現地メンバーで構成されるチームで開発案件を進め、中国企業との共同開発案件にも携わり、英語での会話力に加えて、相互の文化的側面の理解、非英語ネイティブ同士の意思疎通におけるリスクヘッジなど、グローバルな環境下でのコミュニケーション経験を多く積むことができました。 ③これらの経験を海外の事業所との連携や異なる文化の社員同士のコミュニケーションなどに活かし、少しでも事業の発展に貢献していきたいと考えています。 留学 ■例文1 ①目標達成のために行動することができる点が強みです。 ②私はワーキングホリデーのためにオーストラリアに3ヵ月間滞在していました。その間1ヵ月間は語学学校にも通っていました。語学学校での授業は、難民問題や同性婚などがテーマで、手を挙げて発表する形式ではなく自由に議論する形だったため全く発言できず、結果クラスメイトから「自分の意見をいわないことは意見を持っていないことと同じ。それではあなたがどんな人なのかわからない」といわれ、文化の違いを感じたと共に反省しました。 そこで異国の友達を20人作ることを目標に、英語の自主学習の時間を増やしたり、語学学校では間違っていても必ず手を挙げるように行動を変えてみたり、日本が好きな外国人が集まるイベントに参加し英語を話す機会を増やしたりとできる努力を実施していきました。その結果、48人もの友達ができました。 ③このように目標達成のために行動し続ける点を御社の仕事の中でも活かし、困難な壁にぶち当たった時でも、最大限の行動をして乗り越えていきたいと考えています。 ■例文2 ①私の強みは相手のことを考える力です。 ②香港留学中に、日本人のみを対象として行っていた餅つき大会を、留学生に向けて企画しました。しかし、日本人を集客することは仲間意識もあり容易ですが、多様な価値観を持つ外国人を集めるためには工夫が必要で非常に難航しました。そこで留学生に餅つき大会を具体的にイメージしてもらうためFacebookページを作成し、餅つきの動画や日本の文化の説明を載せてみたところ、30人もの留学生を集めることができました。 ③相手の目線に立ち、相手によってアプローチ方法を変えることの大切さを御社の業務内容にも活かしていきたいと考えています。 サークル ■例文1 ①私は計画的に物事を進めることができる人間です。 ②私は企画サークルに所属していて、3年生の夏に企画の代表を任されました。一日規模の企画であったため、3か月前からサークル全員の意見を聞き、それらの意見を自分なりに取捨選択し、タイムスケジュールを綿密に決め、サークル員とともに内容を練り上げていきました。 企画当日は前もって準備したことが功を奏して200人もの人が参加し、大成功を収めることができました。代表者として個々の意見を尊重し、受け入れ、調整していくことを繰り返すことによりサークル員が一丸となって企画を成功させることができたと感じています。 ③今後仕事を行っていくうえでも優先順位を立て、スケジュールを引き、物事を円滑に進められるよう仲間とコミュニケーションを取りながら仕事に取り組んでいきたいと考えています。 ■例文2 ①私は人の意見を聞き、問題解決の架け橋となれる人間です。 ②大学では体操サークルに所属していましたが、サークルの団体戦の出場者についてキャプテンとメンバーの間で意見が分かれ亀裂が生じていました。この要因が、キャプテンとメンバーの立場が違うために誤解が生まれているという点に気付いた私は、キャプテンを含めた全員とまずは個別に話し合い、誤解をひも解くきっかけを作りました。その後、皆の理解を得て団体戦メンバーを選出することができました。 ③業務において、意見の対立など問題が生じた場合でもあっても、原因を追求し、解決のための対話をし円滑に解決できるように貢献していきたいと考えています。 本選考を通過したESを見たい就活生必見! 伊藤忠商事・任天堂・講談社・味の素・集英社・アサヒ飲料・大日本印刷・資生堂・イオングループなど全958社の本選考に通過をしたエントリーシート77,203枚(2024年3月時点)を無料で閲覧できます。 本選考に通過したいと考えている就活生は是非参考にしてみてください。 新卒の面接|自己PRで注意すべきポイント ここからは自己PRを行う際に注意すべきポイントを紹介します。 ESとの一貫性がない 面接は基本的にESで書いている内容をより具体的に伝える場です。面接官は面接を行う前に就活生のESを読んでいますので、ESで書いた内容と全く異なる自己PRをすることは避けましょう。全く違う自己PRをしてしまうと、自己PRの信憑性が下がりますし、一貫性のない人だという印象を与えてしまいます。 面接ではESに書いた自己PRをより具体的にアピールするという気持ちで臨むようにしましょう。 根拠がない いくら「私には~~という強みがあります」と良い長所をアピールしても、それを裏付けるエピソードがないと企業側から「本当にそうなのか?」と疑われてしまいます。 自己PRを語る際に最も大切なことは、強みを証明できる実体験を伝えるということです。 具体的な経験を伝えられるかが不安という就活生は、再度自己分析を行い、自分の強みはこれだと思った理由はなぜかを振り返ってみてください。 企業の業務内容と合わない 「その企業に合った強みをアピールする」ということを意識しましょう。企業は自社の利益を生み出してくれる人材を採用したいと思っているため、その業種で活かせない強みをアピールされても全く魅力を感じません。業界研究を行い、志望企業の業種内容を理解したうえで自分の強みは活きるのかを確認してください。 ダラダラと長く話しすぎない 自己PRも自己紹介と同様に1分程度を目安に話し終えるようにしましょう。あまりにも長くダラダラと話し過ぎるのは、要点がつかめず「あまり有能ではなさそう」という印象を与えかねません。結論から端的に要点を絞って話すように心掛けましょう。 

2024.04.25

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特技一覧を参考に面接で好印象を与える特技を見つけよう!ポイントや注意点も紹介!

就活では特技に関して聞かれることがあります。 「特技がないけどどうしよう・・・」 「特技の探し方がわからない・・・」 など特技に対してどう回答すれば良いかと悩んでいる就活生に向けて、本記事では、特技の探し方と特技一覧をご紹介しています。 そもそも面接官が特技を聞く理由や特技を回答する際の注意点についてもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ 特技は、「学生時代にやっていたこと」「仕事に活かせること」「人にはマネできないこと」「ギャップを感じさせること」「趣味」から探すことができる 面接で「特技」を聞く理由は「人柄を知る」「仕事の適性があるかを見極める」「緊張をほぐす」ためである 面接で特技を伝えるには「お酒・ギャンブルにまつわること」「政治・宗教に関すること」は言わないほうが良い 特技一覧と特技の探し方 特技で何をアピールすれば良いか分からないと感じている就活生は、下記の一覧を参考にしてみてください。学生時代にやっていたことから探すまずは、学生時代にやっていた習い事や部活動を通じて習得したものを思い返してみます。幼少期から継続しており得意だと感じているものがあれば、それを特技としても良いでしょう。 特技一覧|学生時代にやっていたこと ・野球 ・サッカー ・バレーボール ・バスケットボール ・ソフトボール ・テニス ・バドミントン ・卓球 ・ハンドボール ・ラグビー ・陸上競技 ・柔道(段位があれば併せて記載する) ・剣道(段位があれば併せて記載する) ・空手(段位があれば併せて記載する) ・弓道(段位があれば併せて記載する) ・ボクシング ・レスリング ・水泳 ・書道(段位があれば併せて記載する) ・華道(流派や段位を併せて記載する) ・茶道(流派や段位を併せて記載する) ・楽器演奏(ピアノ、ギター、バイオリンなど具体的な楽器を挙げるとよい) ・歌・合唱 ・写真 ・英会話(英語以外の外国語も含む) ・工作 ・絵画 ・将棋(段位があれば併せて記載する) ・囲碁(段位があれば併せて記載する) ・e-スポーツ できれば、1年以上継続しているものを選ぶことをおすすめします。数える程度しか行ったことのないものはさすがに特技とは言えませんので、ある程度の期間継続して実施しているものを選ぶようにしてみてください。仕事に活かせることから特技を探すこれから面接を受ける企業で活かせる特技を持っている場合には、是非アピールしてみましょう。 業界や職種によっても異なりますが下記のような特技は、高評価を与える可能性もあります。 特技一覧|仕事に活かせること ・語学力 ・プログラミング ・映像制作 ・動画編集 ・イラスト制作 ・Webサイト制作 ・ゲーム制作 ・SNS投稿 ・ゴルフ Web関連の需要はどの業界・職種においても役立つ可能性が高いですので、周りの人から「すごいね!」と言われた経験のあるものがあれば、アピールしてみましょう。 ゴルフは企業で接待として行われる場合もありますが、コロナ禍以降、接待自体が少なくなっているので活かせる可能性は低いかもしれませんが、大人の趣味にも積極的にトライしているという印象は残せるはずです。日常的に継続しているものの中から探すその他にも日常生活の中で継続していることも特技として使えるケースもあります。 特技一覧|日常的に継続していること ・料理(パン作りやお菓子作りも含む) ・お弁当作り ・手芸(裁縫や刺繍、編み物、マスコット作りなど) ・筋トレ ・ストレッチ ・清掃 ・ジョギング ・投資日常的にやっているからといって、炊飯器でご飯を炊く、洗濯機で洗濯するというような当たり前のことを特技として伝えることはNGです。 あくまで特技ですので、土鍋でおいしいご飯を炊ける、どんな汚れでも染み抜きできるとなるなど、他の人には真似できないことをやっていることを選びましょう。 面接の場では、この特技を続けたことによって得られたことや業務にどう活かせるのかといったポイントも交えて話すと好印象です。人にはマネできないと思うものの中から探す努力しなければできないような特技も印象に残せるだけでなく人柄を表現できます。 特技一覧|人にはマネできないと思うこと ・天気予報(気象予報士の資格を取得していれば資格についても記載する) ・家電製品を修理できる ・世界遺産の名前を全て言える ・日本全国の駅名を全て言える ・3ケタの掛け算を暗算できる ・速読 ・手話 ・落語 ・お笑いのネタ作りあくまでの面接の場ですので、仕事に活かせる特技についてアピールした方が好印象を与えることができますが、どうしても人柄をアピールしたい場合には、人にはマネできないと思うことを伝えることで、印象に残すことに専念しても良いでしょう。 この項目の中から特技を選ぶ場合には、努力した点やその努力を入社後どのように活かそうと考えているのかという点も合わせて伝えるように意識をしてみてください。ギャップを感じさせるものを見つける「まさか、この人にこんな特技があったとは意外だ」と思わせるような特技はないか探してみるのも良いでしょう。インパクトを与えられるだけでなく、深掘り質問をしてもらえる可能性が高く、面接の場が盛り上がりやすくなるはずです。 特技一覧|ギャップを感じさせるもの ・か弱そうな女性の場合:空手や柔道の有段者 ・真面目そうな女性の場合:HIPHOPダンス歴8年 ・体格がよく活発そうな男性:生け花・茶道歴5年 ・おとなしそうな男性:ウエイトリフティング 優勝経験あり面接で印象を残したいと考えている場合には、このようなギャップを活かした特技をアピールするのも良いでしょう。 また、これらを始めたきっかけやこの特技をやったことによってどのように変わったのかなどについて深堀りされることが想定されます。 その際には、就活先の企業が求める人柄にマッチしていることをアピールする一言を合わせて伝えられると好印象です。趣味から探すその他にも趣味から探すという方法もあります。 趣味と特技の違いは、下記の通りです。 趣味・・・自分の好きなことや熱中できること 特技・・・他の人と比べて自信のあることや得意なこと そのため、趣味として自分が日頃から好きで取り組んでいるものの中には、他の人には負けないと自信を持って言える得意なことがあるかもしれません。 周りの人から「そんなことできるの?」「すごい!」と言われた経験があれば、それは特技といって良いでしょう。 そのため、まずは自分の好きなものを見つけてみることから始めてみましょう。 特技一覧|趣味から探す ・アクセサリー作りが好き→フリマアプリで年間〇〇万円の販売実績あり ・ネイルが好き→友人のネイルなども実施、インスタに常に公開しフォロワー1万人以上 ・走ることが好き→フルマラソンの大会に出場している(タイムなども記載) ・カラオケが好き→カラオケで95点以上の高得点が出せる面接で「特技」を聞く理由とは?そもそもなぜ面接で「特技」について聞くのでしょうか。人柄を知りたいため面接では様々な角度から人柄を見極め、企業に合った人材かどうかを判断しています。 特技を聞くのも、人柄を知るための質問の一つです。 特技を知ることで、その人の努力してきたことや考え方、価値観、志向性が見えてくるため、面接で質問されることが多いと覚えておきましょう。仕事の適性があるかを見極めるため特技とは自分が得意なことですので、特技を知ることによって、仕事の適性がみえてきます。 たとえば、「アクセサリー作りが得意」という方の場合、細かい作業を根気強く続けることができるという印象を受けますし、「筋トレが特技」という場合には、ストイックに業務に打ち込むストレス耐性の高さがあるという印象を与えます。 特技が複数あるという場合には、特技から連想されるイメージを理解したうえで、選考先の企業と親和性の高い特技は何かを考えてみるとよいでしょう。緊張をほぐすためその他にも面接で緊張している就活生の緊張をほぐすために、あえてフランクな質問として「特技は?」といった質問をするケースがあります。 特技の返答だけで合否が決まることは考えにくいですので、リラックスして回答できると良いでしょう。面接で「特技」を伝える際の注意点面接で特技を伝える場合には、特技として挙げたものが相手にどのような印象を与えるかを意識して回答することが大切です。マイナスイメージを与えかねない内容もありますので、事前に確認をしておきましょう。お酒、ギャンブルにまつわることは避けるお酒やギャンブルにまつわる内容は避けたほうが良いです。 単にお酒が強い、お酒が好きであると伝えた場合、不摂生をしているような印象を与えます。 また、ギャンブルが好きと伝えるとギャンブル依存症のような印象を与えてしまいますのでおすすめできません。お金の使い方が健全でなく、「会社にリスクを与えるのでは?」と警戒されてしまうかもしれません。 応募先の企業がお酒を扱っている場合や利き酒師やソムリエのように資格として証明できるものであれば、よい話のネタになる可能性もありますが、一般的にはお酒やギャンブルの話は良い印象をもたれにくいため避けたほうが懸命です。政治・宗教関連の内容は避ける政治や宗教に関係することを特技として挙げることもおすすめできません。 多くの企業は、基本的人権を尊重し、適性・能力のみを基準として採用するという厚生労働省の基準に則り採用活動をしています。基本的人権の中には、思想・良心の自由や信教の自由という権利があり、仮に面接の中でこれらの内容を深堀りした場合、「政治や宗教に関することが原因で落とされた」と言われても反論ができません。 そのため、ほとんどの企業では予防策として、応募者の政治や宗教に関することには一切触れないようにしているのです。話題として触れてもらえないことを、特技の欄に書くことはナンセンスですので、このような内容は避けたほうが良いでしょう。まとめ「特技」というフランクな質問だからといって、気を抜いてはいけません。 就活では、様々な質問を通して就活生の人柄を見極めようとしています。「特技」も人柄を知り、職務適性を見極めようとしている質問の一つであることを理解したうえで、面接対策を行うと良いでしょう。 本記事が少しでも就活の役に立てば幸いです。

2024.04.24

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【例文あり】面接で長所・短所を聞かれた時の答え方|長所・短所一覧あり

面接では長所・短所について質問されることもあります。 そもそもなぜ長所・短所について聞かれるのでしょうか? ここでは、面接官が長所・短所について質問する意図を知ったうえで、面接での回答方法について解説していきます。 長所・短所一覧や長所・短所別の回答例も掲載していますので、参考にしてみてください。 この記事のまとめ 面接で長所・短所について聞く理由は「人柄を知る」「自社で活躍する人材の特徴と合致しているかを確認する」「自分自身を客観視できているかを確認する」ためである。 面接で長所について回答する場合には、「結論→具体的なエピソード→入社後どのように活かすのか」の順で話すと良い。 面接で短所について回答する場合には、「結論→具体的なエピソード→どう克服したのか→入社後どのように活かすのか」の順で話すと良い。 長所・短所を回答する際に避けるべきポイントは、「仕事で活かしづらい長所・短所、プライベートなエピソード、企業が求める人物像と合わない長所・短所」について話すことである。 面接で長所・短所を聞かれる理由とは?そもそもなぜ面接では長所について聞かれるのでしょうか。まずは、面接官が長所・短所を聞く意図について確認していきましょう。どのような人柄なのかを知るためまず、どのような人柄なのかを知るために質問をしています。 長所・短所を知ることで、応募者の人柄や人となりを理解でき、仕事をするうえでの適性を判断することが可能となるのです。自社で活躍する人材の特徴と合致しているかを確認するため長所・短所を通じて人柄を理解することができると、自社に合った人材かどうかを判断することもできます。 スキルや経験がマッチしていたとしても、自社の雰囲気や他のメンバーとの相性が合わない場合には、早期離職に繋がりかねませんので、長所・短所を知ることで自社にマッチした人材かどうかを見極めようとしているのです。自分自身を客観視できているかを確認するため仕事をするうえで、自分自身の性格を理解しておくことは非常に重要です。 長所を理解している人は、自分自身の強みを活かした行動を取ることで、企業に貢献してくれることが期待できます。 また、短所を自覚しているということは、自分がミスしやすいポイントを理解しており、自分の欠点を補う行動を取ることができるということです。 そのため、長所・短所という質問を通じて、自分自身を客観視できているのかを確認しようとしているのです。 ここからは、長所・短所に分けてお伝えしていきます。面接で使える長所一覧まずは長所についてです。 自分自身の長所は何だろうと考えている人も多いのではないでしょうか。ここでは、仕事に活かせる長所を一覧と具体的な人柄、仕事でどのように活かせるのかについて紹介していますので、参考にしてみてください。長所一覧 長所 具体的な人柄 仕事に活かせるポイント 協調性がある ・人の話を良く聞ける ・感情的にならない ・円滑なコミュニケーション ・チームなど複数人での業務 柔軟性がある ・臨機応変に対応できる ・一つの考えに固執することなく、状況に応じて適切な行動を取ることができる ・ベンチャー企業など変化や成長が著しい企業での対応 ・接客業・営業などにおける顧客対応 行動力がある ・新しいことにも積極的に挑戦できる ・迅速に物事判断し行動できる ・新規事業の立ち上げ ・新規顧客の開拓 推進力がある ・改善点に対して前向きに行動できる ・周囲への働きかけが得意 ・事業課題の解決 ・周囲を巻き込む力 実行力がある ・前向きに行動し続けることができる ・物事への達成意欲が強い ・目標達成 ・有言実行 継続力がある ・コツコツと積み上げることができる ・粘り強くやり抜ける ・困難な課題を解決する ・品質管理 計画性がある ・目標に向かって計画を立て、それを実行することができる ・几帳面である ・段取り力 ・進行管理 論理的思考力がある ・何かを説明することが得意である ・問題解決が得意である ・分析力がある ・交渉力 社交性がある ・人付き合いが得意 ・ポジティブ思考である ・好奇心旺盛 ・コミュニケーション力 ・関係構築 努力家である ・向上心がある ・諦めない ・前向きである ・コツコツ継続できる   責任感が強い ・時間や納期厳守 ・約束は必ず守る ・相手を尊重する ・正しく業務を行う ・正確さが必要な業務     面接で長所を聞かれた時の答え方 面接で長所について聞かれた場合には下記のフォーマットに沿って回答していくと良いでしょう。 【長所を回答する際の流れ】 ①結論から ②具体的なエピソード ③入社後どのように活かすのか ①結論から 基本的に面接ではどのような質問であってもまずは「結論から」話すことが重要です。 私の長所は新しいことにも積極的に挑戦できる行動力があることです。 ②具体的なエピソード 次に長所を裏付ける具体的なエピソードについて話します。 前職では、業務管理ツールの営業職を行っていました。新たな管理ツールであったため、お客様にマニュアルをお渡ししていても使い方に関するお問合せが1日に30件以上あり、営業担当者もお問合せに対応することが多くなりました。 そこで、上司に提案し、お問合せのみに対応する部隊の立ち上げを実施し、私が責任者として2人のメンバーの管理も担いました。情報を一つの部隊に集約することができるようになったため、システムの課題点なども明確にでき、システム改善にも貢献できました。 POINT 具体的な数字を交えて話そう! 具体的なエピソードを交えて話をする際には具体的な数字などを用いて話すことで、面接官にも共通認識を持ってもらえると同時に信憑性も増します。 そのため、出来る限り数字を用いて伝えることを意識すると良いでしょう。 ③入社後どのように貢献するのか 最後に、長所をどのように入社後の企業で活かしていくのかについて伝えます。 貴社におきましても、新たに実施したほうがよいと感じる点についても周囲とも相談しながら積極的に挑戦し、企業の成長に貢献していきたいと考えています。 長所の回答例5選 ここからは、よくある長所の回答例をご紹介していきます。ここでは5つの長所の回答例をご紹介しますので、参考にしてみてください。 協調性がある 柔軟性がある 計画性がある 責任感が強い 継続力がある 協調性がある 回答例 私の長所は、チームを団結させる協調性があることです。 前職では、営業職として業務に携わっていましたが、会社のプロジェクトの一貫で、複数の部署から4~5人が抜擢され、新規事業の開発を考えるというミッションも兼務していました。 同世代だけで構成されたチームでしたが、志向性が皆異なり、議論が進まない状況が続きました。そこで、ファシリティターを率先して担当し、一人ひとりの意見をしっかりと聞き、それぞれが持つ仕事の価値観を共有し、全員が同じ方向性に向かえるような共通の目標を掲げることにしました。 全員が納得する目標ができたことでチームの団結力が強まり、ミッション開始から半年間で決裁をいただける企画を練り上げることができ、現在立ち上げに向けて稼働中です。 この経験を活かし、入社後も意見が衝突した場合であっても一人ひとりの意見を尊重しつつ、共通認識を持って行動できるよう、協調性を活かして働きたいと考えています。 柔軟性がある 回答例 私の長所は、状況に応じて適切な対応ができる柔軟性があることです。 アパレル業をしていた時の話です。オンライン限定商品の購入を求めて店舗に来店されたお客様がいらっしゃいました。ですが、オンライン限定商品ですので実店舗ではその商品の取扱はありません。そこで、お客様にその旨を伝えたうえで、着用予定のシチュエーションなどをお伺いし、類似商品や着用したいシチュエーションに合わせたコーディネートをご紹介することで、非常に喜んでご購入いただいたことがあります。 このことから、マニュアル通りに「ありません」と回答するのではなく、顧客の心情に寄り添い、対応することの重要性を改めて実感しました。 入社後も顧客に寄り添い、状況に応じて臨機応変に対応していきたいと考えております。 計画性がある 回答例 私の長所は、計画性を持って行動ができる点です。 以前の職場では人員が少ないこともあり、1人で行う業務が多く、発注・在庫管理・書類作成・提案書作成など様々な業務をマルチタスクで行うことが常でした。 そこで、1日の業務の中で何を優先すべきか、毎日やるべきこと、1週間・1ヵ月に1度やるべきことなど業務を選別し、日ごとにやるべきタスクをリスト化し優先順位を付けて取り組みました。 業務を効率化することにより、残業時間を80%削減することができました。その結果をもとに、他の従業員にもノウハウを共有することで、部署内の残業時間を60%削減でき、生産性向上に貢献しました。 今後も効率化できる点を改善しつつ、生産性高くパフォーマンスを出せるように尽力していきたいと考えています。 責任感が強い 回答例 私の長所は、責任感が強い点です。 当初担当していたお客様から、オウンドメディアからの売上高を1年以内に140%まで増やしたいとの要望をいただきました。かなりハードルの高い案件ではありましたが、課題を洗い出したうえで、UI/UX・サイトスピード・問い合わせフォーム・コンテンツなど改善すべき点を優先立てて改修することで、目標を超える前年比売上高160%を達成することに成功しました。 周囲からは絶対無理だと言われることもありましたが、諦めずに責任感を持って全力で取り組み続けた結果だと自負しています。 今後もどのような案件であっても最後まで諦めずに責任感を持って全うし、貴社の業績に貢献したい所存です。 継続力がある 回答例 私の長所は、諦めずに粘り強く取り組み続けることができる点です。 新規開拓営業の部署に所属していた当初、どのようにアプローチをしても取引ができないクライアントがおりました。自社商品との親和性が高く、必ず喜んでいただける提案ができると確信していた私は、週に1度訪問し、自社商品の話ではなく、先方にとって役に立つ情報を提供し続けることにしました。 当初は、全く相手にされず嫌な顔をされていましたが、半年ほど訪問を継続した頃には自然に会話ができる関係性へと変化していきました。そこで初めて、クライアントが抱えている課題や状況を知り、取引に至るまでのハードルが何かを理解することができました。 その後、半年間をかけて課題を一つずつ解決し、訪問開始から1年後ついに発注いただき、現在の年間売上額は〇〇万円と社内のコアクライアントになっています。 貴社の新規ビジネスにおいても、行動を起こす前から無理だと諦めることなく、継続し続けることで打開策を見つけていけるよう努力し、貴社の業績に貢献していきたいと考えています。 面接で使える短所一覧 次に短所についてです。 ここではよくある短所の一覧と短所の改善例をご紹介していきます。 短所一覧 短所 具体的な人柄 改善例 融通が利かない ・仕事のやり方にこだわりがある ・素直に人の意見が聞けない ・周囲からのアドバイスを実践するように努力した ・周りを頼るように意識をする せっかち ・抜け漏れミスが多い ・常にあわただしくしてしまう ・時間に余裕を持ったスケジュール管理表を作成する 心配性である ・常にミスがないか不安になってしまう ・事前に確認する時間を設ける 判断が遅い ・一つの業務に時間をかけすぎてしまう ・時間を決めて行動する ・フォーマットを作成する   面接で短所について聞かれた時の答え方 面接で短所について聞かれた場合には下記の流れに沿って回答していきます。 【短所を回答する際の流れ】 ①結論から ②具体的なエピソード ③短所をどう改善してきたのか ④入社後どのように活かすのか 長所について聞かれた時の答え方との違いは、「③短所をどう改善してきたのか」という点を盛り込むという点です。 克服できていない場合であっても、改善するために努力をしてきたことなどについて触れるようにします。 面接で使える短所一覧でもご紹介した「改善例」に記載されているような内容を盛り込むと良いでしょう。 具体例 せっかち:時間に余裕を持ったスケジュール管理表を作成した 融通が利かない(頑固である):周囲からのアドバイスを実践するように努力した 心配性である:事前に確認する時間を設ける 判断が遅い:時間を決めて行動する 短所の回答例3選 ここでは、短所の回答例を3つご紹介しますので、参考にしてみてください。 せっかち 回答例 私の短所はせっかちな所です。 営業サポートとして勤務していた際にも、出来る限り早く書類や見積書の作成をしようとするあまり、ミスや抜けがあり、結果的に工数がかかってしまうことがありました。 自分自身がせっかくな人間であるとその時初めて自覚をし、これを改善するために、チェックリストを設けて抜け漏れがないかを確認する、書類に関してはダブルチェックの時間を設けるように時間配分を見直しすなど取り組みにより、ミスや抜け漏れがなく正確に仕事をこなすことができるようになりました。 入社後も持ち前のスピード感を活かしつつ、丁寧で正確なサポート業務ができるように尽力していく所存です。 頑固である 回答例 私の短所は、一つのやり方に固執し過ぎてしまう頑固さです。 自分が決めたルーティーンを崩すことが苦手であったこともあり、営業活動の場でも、最初に身に着けた型を崩すことに抵抗感がありました。しかし、このままではこれ以上の成果を出すことができないと感じるようになり、同僚や上司の営業方法を聞く、ロープレをお願いするなどしたことにより、目標の160%以上の成果を出すことができるようになりました。 この出来事から、自分のルーティンに固執し過ぎると成長のチャンスを逃すことにも繋がることを実感したため、成果が思うように出ていない時には人の意見を聞き、やり方を変えるように意識をしています。 入社後も、自分の意見ややり方に固執するのではなく、人の意見を素直に聞き、その時々の状況に合わせて柔軟に行動を変えられるように尽力し、御社の成果に貢献していきたいと考えています。 心配性である 回答例 私の短所は、心配性な点です。 お客様への提案前などは特に、この資料が足りていないのでは、この情報を追加しておいたほうがよいのではと考えてしまいがちで、あらゆる場面を想定し、準備を万全に整えておかなければ落ち着かないのです。そのため、提案前準備には人一倍時間がかかってしまう点が課題でもあります。 しかし、お客様からは、「質問に対してその場で的確な回答が得られて助かる」とお褒めの言葉をいただくことも多々あります。 今後は、状況に応じて資料をフォーマット化するなどし、事前準備にかかる工数を削減しつつ、顧客の満足度を維持できるよう努めていきたいと考えています。 長所・短所を回答する際のNG回答例 最後に長所・短所を回答する際に注意をしておきたいポイントについてお伝えします。 仕事で活かしづらい長所・短所を伝える あくまで面接の場ですので、仕事で活かしづらい長所・短所を伝えることはNGです。 たとえば、「忍耐力」「我慢強さ」を長所として伝えた場合、「受け身で積極性がない人」と捉えられる可能性もありますし、これらの強みを活かすことで、企業に貢献することは難しいでしょう。 このように、面接で伝えようとしている長所・短所は仕事で活かせる内容かを確認したうえで話すようにしましょう。 プライベートでのエピソードを話す 長所・短所について回答する場合には、具体的なエピソードを用いて回答します。 しかし、具体的なエピソードで話す題材はプライベートな内容では説得力がありません。あくまで転職活動ですので、面接官に入社後に働く姿を想像してもらいやすいよう、業務上での内容について伝えるようにしてください。 企業が求める人物像と合わない長所を伝える 冒頭の「面接で長所・短所を聞かれる理由とは?」でもお伝えした通り、面接官はこの質問を通じて、自社にマッチした人材かどうかという点も確認しています。 そのため、面接時に伝える長所・短所は、企業が求める人物像に合致した内容のほうが好印象です。 たとえば新規事業の立ち上げを考えている企業に対して、「慎重さ」が長所だと伝えた場合、ミスマッチが起きていることは容易におわかりいただけるのではないでしょうか。 まずは企業研究をしっかり行い、自分の長所が活かせる場であるかどうかも事前に確認しておくと良いでしょう。 長所・短所はないと回答する 「長所・短所はない」と回答することも避けましょう。冒頭の「面接で長所・短所を聞かれる理由とは?」でもお伝えした内容の繰り返しになりますが、自己分析が出来ているかどうかという点も大事なポイントです。 「長所・短所はない」と回答することは、自己分析ができておらず、企業に貢献する術を知らないと言っているのと等しいと捉えられます。 面接前に、業務における自分の長所・短所は何か今一度客観的に確認してみましょう。分からない場合には、職場の仲間などに聞いてみるのも良いでしょう。 まとめ 面接では、様々な角度からあなたの人柄や志望企業との親和性を知ろうとする質問を受けることとなります。 長所・短所という聞き方をされる場合もあれば、「あなたの業務上での強み・弱みは何ですか?」という聞き方をされるケースもあるでしょう。 どのような形で質問されたとしても、自分自身のことを客観的に振り返り、自己分析ができていればうろたえることなく自信を持って回答できるはずです。 面接を受ける前に、今までの社会人経験を振り返り良い機会だと捉え、自分自身の長所・短所を見つけてみてください。次の職場にもきっと活かせるはずですよ。 本記事が少しでもお役に立てば幸いです。

2024.04.24