保育士でうつ病になったかもと思ったら|発症の要因やならないための対策を解説

この記事を共有する

※本記事は弊社公式サービスのプロモーションを含みます。
※「キャリアトラス」は、厚生労働大臣から有料職業紹介事業(許可番号13-ユ-313782)の許可を受けている株式会社ネオキャリアが運営する就職・転職情報サイトです。

【最新】保育士の求人情報!

    22万人以上の保育士さんが利用している保育業界特化の転職サイト「ヒトシア保育」には、
  • 月給26万円以上
  • 賞与3ヵ月以上
  • 土日祝日休み
  • などの好条件求人や限定の非公開求人が豊富です!まずは気軽にお問合せください! 登録して求人を見てみる >

保育士の方の中には、日々働いている中で気分の落ち込みを感じて、「もしかしたら、うつ病かも」と不安を抱えている方もいるかもしれません。

本記事では、保育士の方でうつ病になってしまう要因や、診断されたときにどうしたら良いか、うつ病の予防方法などについて解説しています。

ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事のまとめ

  • うつ病は、脳のエネルギーの欠乏によって起きる
  • 保育士の仕事では、職場での人間関係や仕事量の多さが発症の要因となり得る
  • うつ病になりそうだと感じた場合には、転職をして環境を変えることも一つの選択肢

今の職場で悩んでいませんか?

ヒトシア保育

「ヒトシア保育」では、保育士さん一人ひとりに合わせた転職相談を実施しています。誰かに今の悩みを相談したいと考えている方はぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか? 無料登録はこちら>>

うつ病とは

まずは、うつ病とは何かを解説します。

うつ病の定義

『厚生労働省「1 うつ病とは」』によると、うつ病とは、脳のエネルギーが欠乏することで脳のシステム全体のトラブルが生じ、「憂うつな気分やさまざまな意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)の低下といった心理的症状が続くだけでなく、さまざまな身体的な自覚症状を伴う」状態のことを指すそうです。

この脳のエネルギーが欠乏していなければ、自然治癒力によって、時間が経つにつれて回復していくことが通常の元気な状態です。

しかし、時間の経過によって改善しない、または悪化してしまう場合はうつ病とみなされます。

「うつ病かな?」と感じている場合には、自分に当てはまるような症状がないか、自身の体調と照らし合わせてチェックしてみると良いでしょう。

うつ病の患者数

では、日本にはどのくらいのうつ病患者がいるのでしょうか。

『国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所「うつ病」』によると、日本では生涯のうちにうつ病を経験する人は、100人に約6人います。また、女性は男性よりも約1.6倍多いそうです。

したがって、特に女性には身近な病気ともいえるかもしれません。

うつ病と適応障害の違い

うつ病と似たような症状が現れる病気として、適応障害という名前をよく聞くかもしれません。

2つの病気は何が違うのでしょうか。

『飯田橋メンタルクリニック「うつ病と適応障害との違いについて」』によると、うつ病と適応障害には以下のような違いがあります。

うつ病と適応障害の違い

うつ病 適応障害
発症の引き金 ないことが多い。 必ずある。
発症タイミング 慢性的なストレスに曝されたあとに発症することがある。 ストレスに曝されてからすぐ。
治り方 ストレスから離れてもすぐには良くならない。 ストレスから離れるとすぐに良くなる。
うつ状態のとき 一旦うつ状態が始まると、楽しいことがあっても楽しめない。 うつ状態の最中でも、楽しいことがあると楽しめる。
病気になる前の性格の特徴 執着気質であることが多い。 特になし。
薬の効き目 良く効く。 あまり効かない。

うつ病と適応障害では、発症の引き金や治り方、薬の効き方など異なる点が多くあることが分かります。

上記の表を参考にしてもうつ病か適応障害か判断がつかない場合は、医者の判断を仰ぐこともおすすめします。

今の職場で悩んでいませんか?

ヒトシア保育

「ヒトシア保育」では、保育士さん一人ひとりに合わせた転職相談を実施しています。誰かに今の悩みを相談したいと考えている方はぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか? 無料登録はこちら>>

保育士がうつ病になってしまう要因

保育士がうつ病になってしまう要因

保育士の方がうつ病になってしまう要因は、どこにあるのでしょうか。

以下、3つの要因をご紹介します。

人間関係が大変

保育士の職場の人間関係に疲れて、ストレスを感じる方が多いです。

『厚生労働省「図表1-2-62 保育士として就業した者が退職した理由(複数回答)」』によると、保育士の方が退職した理由の中で、一番多く回答されたものが「職場の人間関係」でした。

保育士の職場は、職員の数が少ない環境の中で女性の占める割合が多く、特有のコミュニケーションが多いです。具体的には、陰口を言ったり、大きな声で特定の人の悪口を言ったりというケースもあるようです。

また、園長先生との相性が悪く働きにくさを感じてしまうという事例もあります。

このように、職場でのコミュニケーションに疲弊してストレスが溜まってしまうことが、うつ病の要因の一つです。

仕事量が多く休めない

保育士の仕事は、子どもとの関わりだけでなく保護者対応や書類作成、制作物など多岐にわたります。

多忙な業務を定時内で終わらせることが難しく、残業をしたり、時には家に持ち帰り仕事をせざるを得なかったりします。

このような労働状況が続くと、朝起きて仕事をしてそのまま寝るといった生活になってしまい、なかなか体を休める時間をとることが難しくなるでしょう。
そのうち疲労が蓄積され、回復させることも難しくなり、うつ病を発症してしまうこともあります。

子どもを預かることのプレッシャー

保育士の仕事は、大切な子どもの命を保護者の代わりに預かることです。

毎日何人もの子どもたちの安全を守るために気を張って過ごしています。

命を預かることのプレッシャーや、毎日気を張りつめて仕事をしていることで知らず知らずのうちにストレスや疲労感が溜まってしまうでしょう。

このような精神状態が続くことで、うつ病を引き起こしてしまうこともあります。

現在の職場での働き方に悩んでいる方、転職を検討している方は、保育士向け転職エージェントに相談してみると良いでしょう。

たとえばヒトシア保育では、お悩みに寄り添い、求職者の希望に合った求人を提案してくれます。

\ 転職のプロからアドバイスをもらう /

【無料登録】相談はこちら>

もしうつ病かもと思ったら

もしうつ病かもと思ったら

保育士の仕事をしている中で、「もしかして自分はうつ病かもしれない」と思う方もいるかもしれません。

そのような方は、以下でご紹介する3つの行動を取ってみてください。

ストレスチェック

まずは、現在の自分自身のストレス状態をチェックしてみましょう。

ストレスは自分では気づきにくい場合もあるため、『厚生労働省「3分でできる職場のストレスセルフチェック」』といった気軽に測定できるチェックツールを使ってみると良いでしょう。

ストレスチェックでは以下のような項目があり、上記ツールから一部内容を抜粋しています。

仕事について

  • 非常にたくさんの仕事をしなければならない
  • 時間内に仕事が処理しきれない
  • 一生懸命働かなければならない

最近1ヵ月の状態について

  • ひどく疲れた
  • へとへとだ
  • 気がはりつめている

周りの方々について

※上司と職場の同僚それぞれについて

  • どのくらい気軽に話せるか
  • どのくらい頼りになるか
  • 個人的な問題を相談したら、どのくらい聞いてくれるか

信頼できる人に相談する

仕事をしている中でもやもやしていることや悩んでいることがあれば、身近で信頼できる人に相談してみることもおすすめです。

相談する相手によっては、「批判されてより辛い気持ちになってしまった・・・」ということに繋がりかねませんので、しっかり親身になってくれて信頼できる相手に相談してみると良いでしょう。

医療機関を受診する

気分の落ち込みや身体的症状がひどく、時間が経っても回復しない場合は、医療機関を受診することも検討してみてください。

体調不良の原因を明らかにしたり、症状を和らげるための方法を専門的な観点から意見をもらうことができるでしょう。

早めに受診することで、回復が早くなることもあるかもしれません。からだや心に違和感を感じた場合は、早めに相談することがおすすめです。

今の職場で悩んでいませんか?

ヒトシア保育

「ヒトシア保育」では、保育士さん一人ひとりに合わせた転職相談を実施しています。誰かに今の悩みを相談したいと考えている方はぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか? 無料登録はこちら>>

うつ病と診断された場合

うつ病と診断された場合

うつ病と診断された場合、以後保育士の仕事をどうしたら良いか悩む方もいるかもしれません。

まずは主治医の指示に従って休むことが一番重要です。余裕が出てきたタイミングで次の選択肢について考えてみましょう。

休職する

まずは、現在の職場に在籍しながら休職をする選択です。

園ごとに就業規則で休職できる期間が決まっているので確認してみましょう。

園に在籍はしているため医療保険を利用することができ、休職前と同程度の保険料を払うことで、医療費を抑えることができます。

また、収入はなくなりますが月額報酬の2/3程度の金額を傷病手当金として受け取ることも可能です。

退職する

休職期間を満了した場合や、現在の職場で働き続けるイメージがわかない場合は、退職する選択肢もあります。

うつ病による退職は、自己都合退職となります。

退職後は、失業保険を利用することができ、一般的には退職前の月給の5~8割程度の金額を受け取ることが可能です。

うつ病を予防する方法

うつ病を予防する方法

ストレス要因が多く存在する保育士の仕事に従事する中で、うつ病にならないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。

以下、日頃から実践しやすい4つの方法をご紹介します。

自分に合ったストレス解消法を実践する

日頃からストレスを溜めないように、自分に合ったストレス解消法を持ち、実践することが大切です。

好きな音楽を聴くことや散歩をする、サウナに行くなど、ストレスを解消できる方法は人それぞれ異なります。

ストレス解消法が良くわからないという方もいるかもしれません。

自分の気分が軽くなる、気持ちが楽になる方法を様々試しながら、見つけてみましょう。

生活習慣を整える

生活習慣を整えることも、うつ病を予防するために重要です。

多忙な保育士の方は、規則正しい生活を送ることが難しい日や期間もあるかもしれません。

毎日でなくともなるべく3食摂るようにしたり、睡眠時間をしっかりと確保したりと、日頃から疲労を溜めずに休養を取ることを意識すると良いでしょう。

相談しやすい人や場所をつくる

普段から、仕事の悩みや愚痴を話せる人や環境があると、何かあった時に相談しやすくなります。

職場の方や、身近な家族、友達でもかまいません。

自分が信頼して、安心して悩みを打ち明けられる人や場所をつくっておくと良いでしょう。

転職する

ストレスの元から離れつつ、保育士の仕事は続けたいという方には、環境を変えるため転職することもおすすめです。

職場環境や労働条件、人間関係が変化することで、今よりも働きやすくなる場合があります。

自分に合った職場や条件がわからない、という方は保育士向け転職エージェントを利用してみることもおすすめです。

たとえばヒトシア保育では、転職のプロが無料であなたに合った求人を提案してくれます。

\ 転職のプロからアドバイスをもらう /

【無料登録】相談はこちら

保育士のうつ病についてよくある質問

ここでは、保育士のうつ病についてよくある質問を取り上げています。

  • Q

    うつ病で休職したのち復職できますか?

    A

    復職することは可能です。ただし、休職中に十分な休養を取り、労働条件や職場環境などについて再発しないような手立てを検討することが必要になります。主治医や周りの方々にも相談しながら意思決定をすると良いでしょう。

  • Q

    保育士の仕事を続けたいのですが、この先が不安です

    A

    周りの方々や保育士向け転職エージェントに相談してみると良いでしょう。保育士の仕事を続けるには、環境を変えることも一つの選択肢となるかもしれません。無理なく保育士の仕事を続けていく方法を探してみましょう。

保育士のうつ病についてまとめ

気分が落ち込んでいたり、うつ病だと思いこみ過ぎたりすると余計症状が悪化してしまいます。

まずは、自分のこころとからだを大切にすることを最優先に考えましょう

いつもの自分と違うなと思うのであれば、誰かに相談をすることや、環境を変えることを検討してみましょう。

保育士の様々な悩み相談を受けている保育士向け転職エージェントなら、求職者の悩みに寄り添った解決策を教えてくれるかもしれません。

たとえばヒトシア保育では、無料で専任のコンサルタントが寄り添い、キャリアや転職の悩みを聞いてくれるでしょう。

\ 転職のプロからアドバイスをもらう/

【無料登録】相談はこちら

この記事を書いた人

保育ライター

保育業界専任ライター
ゆいはん

大学時代に様々なテーマでライティング経験を積む。大学卒業後は、メディア事業を行う企業にてコンテンツマーケティングを学び、キャリアトラスでは保育領域の記事作成に従事。
保育士さん一人ひとりのキャリアに向き合い、個々人に合った保育園やお仕事選択を全力でサポートします。保育業界に関わる皆さんの明るい未来への一助になれば幸いです。

そうなんだ!と気付きがあったらシェアしよう!

同じ条件の就職・転職記事

top