- キャリアトラスTOP
- 就職・転職記事をカテゴリから探す
- 保育
- お悩み
- 保育士の離職率はどのくらい?退職意向の理由から見る辞めたいと感じる原因
保育士の離職率はどのくらい?退職意向の理由から見る辞めたいと感じる原因
目次
※本記事は弊社公式サービスのプロモーションを含みます。
※「キャリアトラス」は、厚生労働大臣から有料職業紹介事業(許可番号13-ユ-313782)の許可を受けている株式会社ネオキャリアが運営する就職・転職情報サイトです。
【最新】保育士の求人情報!
-
22万人以上の保育士さんが利用している保育業界特化の転職サイト「ヒトシア保育」には、
- 月給26万円以上
- 賞与3ヵ月以上
- 土日祝日休み などの好条件求人や限定の非公開求人が豊富です!まずは気軽にお問合せください!

本記事では、保育士の離職率がどれくらいなのか、実際に保育士を辞めたいと考えている方の理由にはどんなものがあるのかを解説しています。
保育士の仕事を辞めたいと感じた時の対策も紹介しているので、今の職場で悩みを抱えている方はぜひ参考にしてみてください。
この記事のまとめ
- 保育士の離職率は、9.3%と他の職業全体の平均値よりは低い
- 保育士の離職率は公立よりも私立のほうが高い
- 辞めたい理由の一番は、給料の低さである
今の園を辞めるか悩んでいませんか?
全国約39,000件以上と全国最大級規模の求人数を掲載している保育士求人限定の転職サイト「ヒトシア保育」では、エリアや職場環境・雇用形態などあなたの働き方に合わせた求人を多数掲載しているだけでなく、。転職エージェントが転職の不安や悩みに寄り添ったサポートも行っています。「今の園を辞めようか悩んでいる」「今後の働き方について誰かに相談したい」という方はぜひチェックしてみてください。>>
保育士の離職率の実態
保育士の仕事は大変で退職する人が多い。というイメージを持つ方もいると思いますが、実際の保育士の離職率はどのくらいなのでしょうか?
『厚生労働省「保育士の現状と主な取組」』(※平成29年時点)によると、保育士全体の離職率は9.3%です。
一方、『厚生労働省「ー令和4年雇用動向調査結果の概況ー」』によると、日本の平均離職率は15.0%となっています。
よって調査が行われた年に開きはありますが、データで見ると、保育士の離職率は他の職業の平均値と比べて低いようです。
保育士の離職率の内訳はどうなっているのでしょうか?
公立保育園:5.9%
私立保育園:10.7%
幼稚園教諭:10.6%
上記のように、施設や職種によって離職率に差があり、公立保育園の離職率は5.9%と低い一方、私立保育園では10.7%とやや高くなっています。
公立保育園が給料面が安定していたり休暇が取りやすいことに対して、私立保育園で離職率が高くなっている背景としては園ごとに給料形態や待遇などが異なることや、保育方針が独自であり合わないと感じる場合があることが考えられます。
実際のデータと、保育士を辞めたいと感じている方が多くいるイメージになぜ差があるのでしょうか?
この点については、以下の記事で解説しているのでご覧ください。
関連記事
保育士を辞めたいと感じるタイミングは?仕事が辛い時の対処法を解説
保育士としての今後のキャリアに悩んでいる方は、「ヒトシア保育」のような保育士転職サービスを利用すると、転職のプロである転職エージェントに相談することができます。「転職の悩みを誰かに相談したい」と考えている方は一度チェックしてみても良いでしょう。
保育士の退職意向の理由

実際に保育士を辞めたいと考えている方の理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
給料の低さ
保育士の方で辞めたいと感じている一番の理由は、給料の低さです。『東京都福祉保健局「東京都保育士実態調査報告書」』では、61.6%の保育士の方が「給料の安さ」を退職意向の理由として回答しています。
保育士の給与水準は他の職種と比較して低いことが指摘されており、給与や待遇に大きな差がある場合が多いです。保育士の方の多くが、仕事量や責任の重さに見合った報酬を得られていないと感じています。
また、保育士の業務は長時間労働や持ち帰り仕事が多いにもかかわらず、残業代が十分に支払われないケースも多く、実質的な時給が低くなっていることが現状です。
さらに、保育士はなかなか給料が上がりにくく、他の職種への転職を検討する方もいることから、給料の低さは退職したい理由の一つとなっています。
労働時間や仕事量の多さ
保育士を退職したい理由として、2番目と3番目に挙げられているのが、仕事量が多いことと労働時間が長いことです。先述の報告書では、「仕事量が多い」と回答した保育士が54.0%、「労働時間が長い」は35.4%となっています。
保育士の業務は、子どもたちの保育だけでなく、保護者対応、書類作成、行事準備など多岐にわたっていることが現状です。これらの業務をこなすために、勤務時間外の仕事や持ち帰り仕事が常態化している園も少なくありません。
人手不足や業務の効率化が進んでいないことから、一人あたりの仕事量が増加する傾向にあります。また、保育士の仕事は精神的・肉体的にも負担が大きく、長時間労働によってストレスや疲労が蓄積されやすい環境といえるでしょう。
職場の人間関係
保育士の退職理由として、職場の人間関係は4番目に多いです。同様の報告書によると、退職理由として「人間関係」を挙げた保育士が30.1%に上ります。
保育の現場は女性が多い職場であることから、独特の人間関係の難しさがあることが特徴です。同僚や上司とのコミュニケーションの問題、意見の相違、チームワークがうまくいかないことなどが、ストレスの原因となり得ます。
また、保育士は子どもたちの成長に直接関わる責任ある仕事であるため、人間関係の問題が発生しても年度途中で簡単に辞めることができない事例が多く、精神的な負担が大きくなりがちです。
さらに、保護者との関係も重要な要素です。保護者対応のストレスや、保護者からのクレームへの対処が難しいと感じる保育士も少なくありません。
これらの人間関係の問題が積み重なると、保育士の精神衛生に悪影響を及ぼし、最終的に離職に繋がってしまいます。
今の職場が辛く転職したいけれど、自分に合った求人の探し方がわからない方もいるかもしれません。
そのような場合には、「ヒトシア保育」のような保育士向けの転職サービスを利用してみることもおすすめです。
ヒトシア保育では、転職のプロに相談することができるため、自分に合った職場環境や仕事内容を見つけることができるでしょう。
\ 転職のプロにアドバイスをもらう /
【無料登録】相談はこちら>離職率の高い保育園に転職しないために

転職先の保育園の職場環境や労働条件は以後働いていくうえで重要な要素となるため、慎重に検討し、自分に合った園を見つけることが大切です。
離職率の高い保育園を選ばないために、抑えるべき観点、見極め方をご紹介します。
職場選び
転職する際に適切な職場を選ぶことで、離職リスクを低減し、長期的なキャリアを築いていくことができるでしょう。
職場選びのポイントとしては、以下が挙げられます:
- 園見学や面接時の雰囲気チェック:子どもの様子、職員の雰囲気、保育環境
- 求人票の詳細確認:給与体系、労働時間、福利厚生など
- 園の方針や理念の理解:自身の価値観と合致しているか
- 研修制度や キャリアアップの機会:専門性を高める機会があるか
- 人間関係や職場の雰囲気:コミュニケーションが円滑な職場か
園見学や面接時の注意点と、求人票の見方については以下で詳しく解説します。
公立と私立の違いや、園の規模なども考慮すべき要素です。離職率の低い園は、一般的に労働環境が整っていることが多いため、そういった情報も参考にすると良いでしょう。
求人票の見方
求人票には様々な項目があるため、それぞれの見るべき観点を解説します。
- 給与体系を詳細に確認:月給、基本給、固定給の違いを理解し、実際の手取り額を把握
- 固定残業代(みなし残業)に注意:含まれている場合、実際の労働時間との整合性を確認
- 各種手当を確認:通勤手当、住宅手当、資格手当などの詳細
- 勤務時間と休日を精査:実際の労働時間や休日数、シフト制の有無
- 福利厚生の内容を確認:社会保険の加入状況や退職金制度の有無
- 雇用形態を確認:正社員、契約社員、パートなど、雇用形態による待遇の違い
- 研修制度やキャリアアップの機会を確認:専門性を高める機会があるか
- 保育方針や特色を確認:園の理念や保育方針が自分の価値観と合うか
不明な点があれば、園見学や面接時に積極的に質問することも大切です。
園見学や面接時
園見学や面接時は直接園の方や子どもたち、保護者の方々と接することができる機会ですので、きちんと情報収集するようにしましょう。
以下に主な注意点をまとめています。
- 子どもたちの様子を観察する:子どもたちが生き生きとしているか、笑顔が多いか
- 固定残業代(みなし残業)に注意:含まれている場合、実際の労働時間との整合性を確認
- 職員の雰囲気を見る:職員同士のコミュニケーションや表情から、職場の雰囲気を確認
- 保育環境をチェック:施設の清潔さ、安全性、教材の充実度など
- 質問を準備する:園の方針や特色、研修制度、キャリアアップの機会など
- 園の理念や方針を理解する:事前に園の情報を調べ、自分の価値観と合うかを確認
- 保護者対応の様子を観察する:保護者とのやりとりの雰囲気を見る
また園見学や面接は、園側に自分の熱意や適性をアピールする良い機会となります。事前に伝えたい内容を用意することも重要です。
保育士の適性をチェック
保育士の仕事を辞めたいと考えるときには、そもそも保育士の仕事が自分に向いているのか不安に感じることもあると思います。
以下のチェック項目を参考に、保育士の仕事に向いているかを改めて確認してみましょう。
- 子どもが好きかどうか:単に子どもが可愛いと思うだけでなく、子どもの成長に関わることに喜びを感じるか
- 体力があるか:保育の仕事は体力を使うため、十分な体力があるか
- コミュニケーション能力:子どもだけでなく、保護者や同僚とも円滑にコミュニケーションを取れるか
- 忍耐力があるか:子どもの成長には時間がかかるため、長期的な視点で忍耐強く関わる姿勢があるか
- 創造性と柔軟性:日々変化する状況に対応し、創造的な保育ができるか
- ストレス耐性:保育現場特有のストレスに対処できるか
- 学ぶ意欲:保育の知識や技術を常に更新する意欲があるか
今の職場での仕事がしんどいと感じていたり、転職しようかと検討していたりする場合は、保育士向けの転職エージェントに相談することもおすすめです。
「ヒトシア保育」のような転職のプロが在籍する転職エージェントに相談することで、今の職場での辛い気持ちや将来の不安な気持ちが改善されるかもしれません。
\ 転職のプロにアドバイスをもらう /
【無料登録】相談はこちら>この記事を書いた人

保育業界専任ライター
ゆいはん
大学時代に様々なテーマでライティング経験を積む。大学卒業後は、メディア事業を行う企業にてコンテンツマーケティングを学び、キャリアトラスでは保育領域の記事作成に従事。
保育士さん一人ひとりのキャリアに向き合い、個々人に合った保育園やお仕事選択を全力でサポートします。保育業界に関わる皆さんの明るい未来への一助になれば幸いです。
同じ条件の就職・転職記事
保育士をやめとけは本当?辞めたいと感じる理由やポイントを口コミをもとに解説
※本記事は弊社公式サービスのプロモーションを含みます。 ※「キャリアトラス」は、厚生労働大臣から有料職業紹介事業(許可番号13-ユ-313782)の許可を受けている株式会社ネオキャリアが運営する就職・転職情報サイトです。
2025.02.26
保育士でうつ病になったかもと思ったら|発症の要因やならないための対策を解説
※本記事は弊社公式サービスのプロモーションを含みます。 ※「キャリアトラス」は、厚生労働大臣から有料職業紹介事業(許可番号13-ユ-313782)の許可を受けている株式会社ネオキャリアが運営する就職・転職情報サイトです。
2025.01.31
\ 転職のプロからアドバイスをもらう /
【無料登録】相談はこちら>