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転職エージェントの面談の実態とは?元アドバイザーが必要な準備から流れまで解説
目次
※本記事は弊社公式サービスならびにアフィリエイト広告によるマイナビ等のプロモーションを含み、お申込みがあった場合に、広告主より報酬を受け取る場合があります。
※「キャリアトラス」は、厚生労働大臣から有料職業紹介事業(許可番号13-ユ-313782)の許可を受けている株式会社ネオキャリアが運営する就職・転職情報サイトです。
転職エージェントを利用するにあたってはキャリアアドバイザーとの面談を受けることになりますが、準備をして臨むことでより自分の希望にあった求人に出会えたり、自分を理解してもらうことでプロならではの視点で自分に向いた仕事を紹介してもらえたりします。
本記事ではそうした希望を叶えるために、面談前の準備や面談のポイントについてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
自分に合った転職エージェントを探したい方は、こちらの記事をご覧ください
関連記事
転職エージェントおすすめ20選!エージェント選びのポイントも紹介
【まずはチェック!】
おすすめの転職エージェント3選
doda 公式サイト |
・顧客満足度No.1!(※オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント 20代 第1位) ・20万件以上の求人から自分に合う企業が見つかる転職エージェント |
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マイナビジョブ20's 公式サイト |
・全求人が20代対象! ・約8割が未経験OK求人の20代専門の転職エージェント |
第二新卒エージェントneo 公式サイト |
・第二新卒に特化をした転職支援サービス! ・一人ひとり異なる状況、強み、適性、思考を加味したサポートが受けられる転職エージェント |
【年代別まとめ】おすすめの転職エージェント4選
具体的な内容に入る前に、まずはおすすめの転職エージェントについてご紹介しておこうと思います。転職エージェントは幅広い業界・職種を取り扱う「総合型」と、特定の業界・職種を取り扱う「特化型」の2種類に大別されます。
ここでは総合型エージェントの中でも求人数の豊富さ、サポートの丁寧さ、口コミ評価の高さ(X(旧Twitter)やGoogle)などの観点から年代別でおすすめの転職エージェントについて、ぜひ念頭に入れておいてください。
doda

「doda」はパーソルグループが運営する転職エージェントで、転職サイトとエージェントの2つの機能を併せ持っていることもあり、求人数の規模が大きいことが魅力です。
サービス概要
対応エリア | 全国、海外 |
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主な特徴 | キャリアアドバイザーと企業担当複数名がサポートしてくれる、機械・電気・メーカー業、IT業、サービス業などに強みあり |
おすすめの年代 | 20代~30代 |
アプリ | ○ |
LINE・チャット | ○ |
書類作成サポート機能 | ○ |
選考スケジュール管理 | ○ |
公式サイト | 詳細はこちら |
面談内容
面談可能日・時間 | 平日の9:00スタート~19:30スタート 土曜の10:00スタート~19:30スタート |
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最短可能予約日 | 登録の7日後から可能 ※1 |
面談方法 | WEB/電話 |
面談時間 | 30分 ※2 |
面談の流れ・内容 | ①質疑応答 ②転職の希望の時期ヒアリング ③経歴のヒアリング ④今後の流れ ※2 |
※1:本サービスを利用した方からの取材に基づく内容を掲載しており、必ず予約できることを保障するものではありません。
※2:本サービスを利用した方からの取材に基づく内容を掲載しており、必ず同じサービスを受けられることを保障するものではありません。
サービスを利用した人の生の声
ここからは、実際にエージェントサービスを利用した方への取材を元に、より詳しいサービスの内容をお届けします。
実際に「doda」のサービスを使ってみて印象的だった点はありますか?

「doda」はキャリアアドバイザーの他に、応募する企業ごとに担当が分かれており、それぞれの担当者から詳細な情報を聞けることが印象に残っています。
企業ごとに担当者がいるんですね!複数の担当者と連絡を取るのは大変ではありませんでしたか?

確かにたくさん応募すると少し大変ではありますが、dodaは公式LINEがあるので気軽にやり取りすることができ、そこまでやりにくさは感じませんでした。
企業ごとの担当者から詳しい情報をもらえる!
dodaはキャリアアドバイザーと企業側の担当者の分業制が進んでおり、企業ごとに窓口が異なります。
そのため、その企業の詳しい仕事内容や雰囲気、対策情報などより詳しい情報を得られるはずです。
担当者ごとに連絡を取り合う必要があるため、自身でスケジュール管理ができる方や連絡がマメな方であれば有効活用できるでしょう。
サービスを利用する際のポイント
- 転職サイトとエージェントの2つの機能を併せ持ち、求人数の規模が大きい
- キャリアアドバイザーだけでなく、複数の企業担当がサポートをしてくれる
- LINEから気軽に相談することができる
- 登録のタイミングによっては一週間後の面談になるため、転職を急いでいる人は他社サービスの併用がおすすめ
- 窓口を一元化したい人は専属のアドバイザーがメインでサポートしてくれる「第二新卒エージェントneo」などの併用がおすすめ
未経験OK求人を探すならココ!|マイナビジョブ20's

「マイナビジョブ20's」はマイナビグループ唯一の20代専門転職エージェントで、転職活動を一から手厚くサポートしてくれます。年間約75,000人の20代が登録、利用者数は430,000人を誇ります。全ての求人が20代を対象でその76%以上が未経験OK求人です。
サービス概要
対応エリア | 全国 |
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主な特徴 | 利用者数430,000人、全求人20代対象、未経験OK求人76%以上、定着率95.5%、適性診断を受験可能 |
おすすめの年代 | 20代前半 |
アプリ | ○ |
LINE・チャット | ○ |
書類作成サポート機能 | ○ |
選考スケジュール管理 | ○ |
公式サイト | 無料で転職相談してみる |
面談内容
面談可能日・時間 | 平日の10:00~19:00スタートまで |
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最短可能予約日 | 登録の当日から可能 ※1 |
面談方法 | 来社/WEB/電話 |
面談時間 | 30分 ※2 |
面談の流れ・内容 | ①転職活動の進め方の説明 ②転職理由のヒアリング ③希望のヒアリング ④質疑応答 ※2 |
※2:本サービスを利用した方からの取材に基づく内容を掲載しており、必ず同じサービスを受けられることを保障するものではありません。
サービスを利用した人の生の声
ここからは、実際にエージェントサービスを利用した方への取材を元に、より詳しいサービスの内容をお届けします。
実際に「マイナビジョブ20's」のサービスを使ってみて印象的だった点はありますか?

アプリの機能が充実していて便利だったことが印象的でした。
そうなのですね!具体的にどんなところが便利でしたか?

アプリに求人検索機能がついていて、アドバイザーさんからの紹介だけでなく、自分でも自由に求人を探せる点が便利でした。
また、スカウト機能がついていて企業から直接スカウトを受け取れる点も良かったです。
▼アプリ画面のキャプチャ

スカウトや求人検索などアプリの機能が充実!
「マイナビジョブ20's」の魅力は公式アプリの機能の充実度です。
企業から直接スカウトを受け取れる機能や、求人検索、入学・卒業年度自動計算ツールなど、便利な機能がたくさんついています。
在職中で忙しい方など、隙間時間に気軽に転職活動をしたいという人にはおすすめのサービスといえます。
サービスを利用する際のポイント
- 20代前半の第二新卒層に特化した転職エージェント
- 営業や接客、SESのITエンジニアなど、未経験歓迎の求人を豊富に保有
- アプリの機能が充実しており、空いた時間でサクッと転職活動を進めたい人にはおすすめ
- キャリアアドバイザーと密に連携を取りながら転職活動をしたい人は「第二新卒エージェントneo」などの転職エージェントを併用するのがおすすめ
サポートの手厚さがおすすめ!|第二新卒エージェントneo

参照元:第二新卒エージェントneo
「第二新卒エージェントneo」は主に20代に特化した就職・転職エージェントで、これまでに約8万人の20代が利用中のサービスとなっています。
平均113万円の年収UP、内定まで最短2日(平均26日)、書類選考通過率94.7%という高い実績を誇ります。第二新卒のほか、既卒、フリーター、高卒、中卒などのあらゆる層に対応している点が特徴の一つとなっています。
サービス概要
対応エリア | 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫、愛知、三重、岐阜、広島、福岡 |
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主な特徴 | 20代の中でも第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれに特化、約8万人の20代が利用中、平均113万円の年収UP、内定まで最短2日(平均26日)、書類選考通過率94.7% |
おすすめの年代 | 20代前半 |
アプリ | ー |
LINE・チャット | ○ |
書類作成サポート機能 | ○ |
選考スケジュール管理 | ー |
公式サイト | 無料で転職相談をしてみる |
面談内容
面談可能日・時間 | 平日の10:00スタート~18:00スタート |
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最短可能予約日 | 登録の翌日から可能 ※1 |
面談方法 | 来社/WEB/電話 |
面談時間 | 90分~120分 ※2 |
面談の流れ・内容 | ①アドバイザーの自己紹介 ②質疑応答 ③転職の軸の言語化サポート ④希望条件のヒアリング ⑤求人の紹介 ⑥今後の転職活動の進め方 ※2 |
※1:本サービスを利用した方からの取材に基づく内容を掲載しており、必ず予約できることを保障するものではありません。
※2:本サービスを利用した方からの取材に基づく内容を掲載しており、必ず同じサービスを受けられることを保障するものではありません。
サービスを利用した人の生の声
ここからは、実際にエージェントサービスを利用した方への取材を元に、より詳しいサービスの内容をお届けします。
実際に「第二新卒エージェントneo」のサービスを使った際に印象的だった点はありますか?

面談で相談した時点では転職すべきか悩んでいたのですが、キャリアアドバイザーさんも「とにかく転職しよう!」というスタンスではなく、今の職場で働く選択肢も踏まえつつフラットに相談に乗ってくださったので、とても嬉しかったです。
以前利用したエージェントさんではとにかく応募させようと促されたことがあったのですが、今回はそのようなことが無くて安心でしたね。
「今すぐ転職するべきか」から一緒に考えてくれるのですね!相談の結果、どうすることにしたのですか?

初回の面談では2時間も時間を確保してくださって「転職するにあたって何を大事にしたいか」の整理をしていただけたので、転職の決断ができました!
未経験職種へのキャリアチェンジを目指したいと思っています。
未経験職種への挑戦、応援します!不安はないですか?

もちろん不安は無い訳ではないですが、アドバイザーの方が初回の面談の中でいくつか具体的な求人を紹介してくださったおかげで、不安はかなり軽減されたように思います。
一緒に求人を見ながら、具体的な仕事内容、職場の雰囲気、やりがいなどを解説してくれたので自分一人で企業研究をするよりも、明確にイメージできました!
「第二新卒エージェントneo」は転職に迷っている、転職活動が初めてで不安という人にこそ使ってほしい転職エージェントといえますね。

圧倒的に親身で丁寧な支援が魅力!若手層や転職初心者にはぜひおすすめしたいエージェント
「第二新卒エージェントneo」は、初回面談の平均時間が90分~120分となっており、他エージェントと比較してじっくり丁寧にヒアリングしてもらえるのが大きな魅力です。
その結果、転職活動に慣れていない方であっても、転職の軸や企業選びで大事にしたいことをしっかり言語化・整理することができ、後悔しにくい転職に繋がっています。
また、アドバイザーがその場で求職者にマッチする求人を紹介してくれるため、未経験職種への転職の場合もミスマッチが起こりにくいのも嬉しいポイントです。
今回、実際にサービスを利用した方に取材をしたところ、総じて「面談内容やキャリアアドバイザーへの満足度」が非常に高く、転職活動に慣れていない方は、まず「第二新卒エージェントneo」の面談を受けることをおすすめします。
サービスを利用する際のポイント
- 「転職ありき」ではなく「転職するべきかどうか」から一緒に親身に考えてくれる
- 転職活動が初めてだったり、未経験職種に挑戦する場合にはぜひ利用したいエージェント
- 初回面談中に求人紹介までしてくれるスピード感が魅力。最短6日で内定獲得も
- キャリアアドバイザーが親身で丁寧なため、手厚いサポートを希望する人にはおすすめ
- 求人検索やスカウトの機能は無いので、自分で求人を探したい方はスカウトサービスの併用がおすすめ
管理職、技術・専門職転職のエキスパート!|JACリクルートメント

「JACリクルートメント」は30代、40代の中でもハイクラスをターゲットにした転職エージェントです。転職活動の支援実績は約430,000人を誇り、管理職、技術・専門職転職のエキスパートといえるサービスとなっています。
サービス概要
対応エリア | 東京、埼玉、横浜、名古屋、静岡、大阪、京都、神戸、広島、福岡、その他国内、海外 |
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主な特徴 | 管理職・技術/専門職転職のエキスパート、転職活動の支援実績約43万人、知人・友人にJACを勧めたい層は94.7% |
おすすめの年代 | 30代~ |
アプリ | ー |
LINE・チャット | ○ |
書類作成サポート機能 | ○ |
選考スケジュール管理 | ー |
公式サイト | 詳細はこちら |
面談内容
面談可能日・時間 | 平日の10:00スタート~18:00スタート |
---|---|
最短可能予約日 | 登録の9日後から可能 ※1 |
面談方法 | WEBのみ |
面談時間 | 60分 ※2 |
面談の流れ・内容 | ①自己紹介 ②経験ヒアリング ③サービスの紹介 ※2 |
※1:本サービスを利用した方からの取材に基づく内容を掲載しており、必ず予約できることを保障するものではありません。
※2:本サービスを利用した方からの取材に基づく内容を掲載しており、必ず同じサービスを受けられることを保障するものではありません。
サービスを利用した人の生の声
ここからは、実際にエージェントサービスを利用した方への取材を元に、より詳しいサービスの内容をお届けします。
実際に「JACリクルートメント」のサービスを使ってみて印象的だった点はありますか?

僕は東京から関西地方へのIターン転職を希望していたのですが、自分が希望している職種だと関西ではなかなか求人が無いようで・・・
でもその点を正直にお伝えいただいたので誠実だなと思いました。
希望の条件にマッチする求人は残念ながら無かったのですね。その他に何かアドバイスはありましたか?

はい。僕のライフプランも伝えたうえで、今すぐの転職ではなく現職で異動をしてから転職のチャンスを伺う、という選択肢を提案してくださいました。
自分では思いつかなかった選択肢だったので相談して良かったなと思います。
業界知識が豊富なコンサルタントによる的確なアドバイスが魅力!
「JACリクルートメント」は転職市場や各業界に詳しいコンサルタントから、的確なアドバイスを受けられる点が魅力です。
特に、社会人経験が長い方や、これまでの業務経験を活かしたキャリアアップを希望する方にはおすすめのエージェントといえるでしょう。
サービスを利用する際のポイント
- 両面型エージェントのためコンサルタントが企業側の情報を熟知しており、詳しい情報を教えてもらえる
- ハイクラス・ミドルクラスの支援に強みを持つエージェントのため、30代以降で同業界や同職種への転職を考えている人にはおすすめ
- 業界知識が豊富なキャリアアドバイザーが多く、細かいアドバイスを受けられる
- コンサルタントがフラットな視点で相談に乗ってくれる
- 求人数が限られるため、幅広い選択肢から企業を選びたい場合は複数の転職サービスを併用するのがおすすめ
転職エージェントが面談で聞きたい内容とは?
転職エージェントにおける面談の主な目的は、求職者の希望条件はもちろんのこと、どういった業界や仕事に適性があるのか、どういった環境がマッチしているのかを担当キャリアアドバイザーが深く理解することにあります。
求職者が転職エージェントを利用する場合は序盤に初回面談を受けることになりますが、この時点で上記の理解を進めることができなければ、その後納得のいく求人をうまく紹介してもらうことができなくなることに繋がります。
受けられるサポート内容の質を高めるためにも、転職エージェントとの面談は非常に重要なのです。
また、転職エージェントの面談では「短期離職してしまった自分が転職できる企業なんてあるんだろうか」「30代で初めて転職することになって不安」といった不安や悩みを相談することもできます。
転職活動を前向きに進めるためにも心の中のもやもやをクリアにすることは非常に大切ですので、キャリアアドバイザーはそういった点も考慮したうえで面談を行っています。
転職エージェントとの面談に対して企業との面接のような堅い印象を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、転職エージェントとの面談での態度や発言がそのまま企業に伝わるわけではありません。
転職エージェントという第三者を介しているからこそ気になることはとことん聞くことができますし、希望条件があれば何でも相談することができます。
ここでコミュニケーション量を増やしておくことで、キャリアアドバイザーに自分について理解してもらいやすくなるだけでなく、この先のやり取りが円滑になることにも繋がりますので、かしこまりすぎる必要はありません。
将来のキャリアプランについての相談も可能ですので、疑問があればどんどん投げかけていきましょう。
転職エージェントの面談の流れと話す内容
転職エージェントにおける面談の流れは一般的に下記の通りとなっています。所要時間はエージェントにもよりますが、概ね1時間~2時間程度です。

自己紹介・サービス紹介
まずは求職者と担当キャリアアドバイザーがそれぞれ自己紹介を行います。ここではキャリアアドバイザーから自社サービスの特徴やサポート内容、その日の面談の流れ、その後の流れなどを連携されます。
その他にも、こちらから質問すれば担当キャリアアドバイザー自身の転職の経験談、強みを持つ業界・職種、転職支援実績などを教えてもらうこともできます。
転職市場の動向などの最新情報も教えてもらうことが可能ですので、今後一緒に転職活動を進めていくうえで気になる情報はここでしっかりと聞いておきましょう。
過去の経歴・業務内容の確認
ここではキャリアアドバイザーが職務経歴書の内容を元に(この時点で書類がない場合はヒアリング内容を元に)これまでにどういった業務・役割を担い、実際にどのような実績を上げてきたのかといった過去の職務経験について丁寧に深堀りしてくれます。
一つのプロジェクトを取っても、何人体制のチームだったのか、その中でどういった業務・役割を担ったのか、どういった顧客に対してアプローチしたのかによって、見えてくる適性は異なります。
過去の一つひとつの業務について詳細を深堀りすることで、キャリアアドバイザーは求職者の本当の適性がどういった業界、職種、環境にあるのかを吟味しているのです。
自分自身について客観視できる人は非常に少なく、自分で自分の強みや自分が求めている環境について理解しているつもりでも、実際にはもっと別のところに適性があったというケースは少なくありません。
転職エージェントではそういった自分自身では気づきにくい部分を見つけるサポートをしてもらえるため、できるだけ広く自己開示をしていきましょう。
転職理由・目指すキャリアの確認
ここでは今回転職することになった理由や将来目指しているキャリアについてヒアリングしてもらいます。
これによって転職において譲れない条件、妥協できる条件、重要視している価値観などを明らかにしてもらい、この後紹介してもらう求人を探す際のヒントとしてもらうのです。
どういったキャリアプラン、ライフプランを想定しているかによっても転職エージェントが紹介すべき求人は異なるため、感じていることはここで詳細に伝えましょう。
まだいまいち希望が定まっていないという方は、その旨をそのまま伝えていただければキャリアアドバイザーが追加で細かく質問をしてくれるはずです。
転職先への希望条件の確認
ここまで来たら、改めて転職先に求める条件を具体的に確認していくことになります。年収、ポスト、勤務時間、通勤時間、年間休日、実際の働き方、福利厚生など希望があるものについては詳細に伝えましょう。
ただし、希望要件が多すぎると応募できる求人の選択肢が絞り込まれ過ぎてしまうという点に注意が必要です。
希望を伝えることは重要ですがバランスが大切ですので、「絶対に譲れない条件」「妥協できる条件」に分ける、優先度をつけるなどしたうえで希望を伝えられれば、キャリアアドバイザーも対応しやすいでしょう。
求人紹介
最後に求人紹介です。転職エージェントによって保有している求人数も転職活動の進め方のスタンスも異なるため、数十社の企業にまとめて応募しようと促すサービスもあれば、一社から数社に絞ってピンポイントで応募しようと促すところもあります。
ただし、求人紹介を受けたからといって必ずその求人に応募しなければならないわけではないため、転職エージェントから「なぜその求人を紹介してきたのか」の理由をきちんと聞いたうえで応募すべきかを判断するようにしましょう。
転職エージェントでは求人票には載っていない職場の社風や雰囲気、経営層の考え方なども共有してもらうことができるため、よりリアルな視点で求人を吟味することができます。
ちなみに、「自分が希望している条件の求人」が必ずしも「本当に自分に合っている求人」であるとは限らないため、キャリアアドバイザーによってはカウンセリングを踏まえて「〇〇職の適正がみられる」という理由で希望に沿わない求人を紹介してくるケースもあります。
ここで理由を聞かないまま応募を拒否してしまうと本当の適職に出会える可能性を潰すことになりかねないため、求人紹介を受けた時にはまずその背景を聞いてみましょう。
もしキャリアアドバイザーのほうからその求人を紹介した理由について話してくれない場合には、こちらから積極的に質問してください。
もし明確な理由を教えてくれないまま「とりあえず受けてみないことにはわかりませんよ」といった曖昧な返答をされた場合には、きちんとマッチングする求人を選んでもらえていない可能性があります。
注意深く吟味したうえで、断る場合にはハッキリと断りましょう。
【面談時に必要な準備】
面談を受けることになった際には、下記の3点を用意して持参すると良いでしょう。
・履歴書(記入済み)
・職務経歴書(記入済み)
・ペン
・メモ帳
もし履歴書や職務経歴書の準備に自信がないという方は、書類作成から親身にサポートしてくれる転職エージェントを利用するのがベターです。
もしクリエイティブ系の仕事へ転職したいと考えている方は、選考でアピールできるようなポートフォリオも併せて持参しておくと心強いでしょう。
ちなみに現職の名刺は特に必要ありませんので、持参しなくても大丈夫です。
面談時の自己紹介の際にキャリアアドバイザーから名刺を渡された場合でもこちらから名刺を渡す必要はなく、それについてはアドバイザーも把握していますので失礼になることもありません。口頭で挨拶を返しましょう。
なお、服装は必ずしもスーツである必要はありません。職場での服装がカジュアルで仕事帰りに面談を受けるという場合にはそのままの格好で大丈夫です。どうしても服装で悩んでしまうという方は、オフィスカジュアルでまとめておくと良いでしょう。
転職エージェントにおける面談当日のポイント
では、実際の転職エージェントで面談を受ける日にはどういった点に配慮すれば良いのでしょうか?具体的には下記が挙げられます。
・現状の転職活動の状況を伝える
・本音で話す
・ネガティブな転職・退職理由でも伝える
・数字でアピールできる実績は積極的に伝える
現状の転職活動の状況を伝える
まずは現状の転職活動の状況についてキャリアアドバイザーに詳しく連携するようにしましょう。
たとえば書類作成で躓いている方は自己分析が不足していることが考えられますが、そういった方がいきなりキャリアプランの話をされてもいまいちピンと来ないでしょう。
「書類作成を手伝って欲しいのに・・・」ともやもやしながら時間が過ぎていってしまうのは非常にもったいないです。
逆に求人紹介に時間を割いて欲しい方がヒアリングに1時間も2時間もかけられてしまった場合にも、大きなストレスを感じるでしょう。
転職エージェントを利用する際にはまず自分がどの程度転職活動を進めてきたのか、転職エージェントにどういったサービス提供を求めているのかを簡単にで良いので伝えることができれば、そういったストレスは軽減するはずです。
本音で話す
転職エージェントでの面談ではいかに本音で話すかが重要です。自分を取り繕おうと本気で思っていないことを伝えてしまっては、自分が本当に求めている求人を紹介してもらうことができず入社後のミスマッチを引き起こしかねません。
先ほども軽く触れましたが、転職エージェントでの面談の内容が企業にそのまま伝わるわけではありませんので、感じたことや気になったことは素直にキャリアアドバイザーへ投げかけてみましょう。
ネガティブな転職・退職理由でも伝える
本音で話すというとこにもリンクしてきますが、転職エージェントでの面談においては転職理由や退職理由がネガティブなものであっても包み隠さずに伝えるようにしましょう。
「業務量が多すぎて辛くなった」「人間関係がストレスで転職したくなった」といった理由で転職・退職を検討している方は多いかと思いますが、こういった素直な思いが転職先選びの重要な鍵を握ります。
キャリアドバイザーに対して無理に取り繕う必要はありませんので、ネガティブな感情もありのまま伝えるようにしましょう。
数字でアピールできる実績は積極的に伝える
「社内の営業成績でTOP3に入った」「〇〇事業の売上を〇%UPさせられた」など、数字で証明できる実績があるという場合にはキャリアアドバイザーへ積極的に伝えるようにしましょう。
というのも、数字で計れる実績であれば企業に対して説得力を持たせられるため、書類選考や面接の際にアピールしやすいのはもちろんのこと、転職エージェントから企業へ自分を推薦してもらう際の強力な武器にもなるためです。
過去の実績を棚卸しする際には、ぜひこういった数字で見えるものがないか探してみてください。
ちなみに初回面談ではラフに情報交換を行うだけでも問題ありませんので、まずはあまり気を張りすぎずにリラックスして臨みましょう。
【転職エージェントで面談を受ける際の注意点】
ちなみに、転職エージェントで面談を受ける際には下記の点に注意が必要です。
・他責になってしまわないよう配慮する
・他のエージェントの批判はなるべく控える
転職エージェントでの面談においてはキャリアアドバイザーとの信頼関係を構築して、いかに自分に適した求人紹介と転職支援を行ってもらえるかがポイントです。
前職に対する不平不満がある方は少なくないかと思いますが、「それって本当に職場だけに原因があるの?」「自分の責任を他人に押し付けているのでは?」とキャリアアドバイザーに思われてしまうような発言が目立つと、信頼関係の構築は難しくなってしまいます。
他のエージェントの批判についても同様です。「きっと他のエージェントではうちの悪口を言っているんだろうな」と思われてしまっては、気持ち良く転職支援を進めてもらうことは厳しいでしょう。
最終的に自分が納得のいく転職活動を行えるようになるためにも、上記の点には留意しておくのがベターです。
面談後の流れとポイント
転職エージェントによってサービス内容が異なるため一概にはいえませんが、初回面談当日はヒアリングや求人紹介をメインに進め、書類対策や面接対策については後日行うというエージェントが多いです。
改めて面談を設けてくれるエージェントもあれば、そうでない場合でも電話やメールで選考対策をサポートしてくれるところもありますので、面談後の流れはそれぞれの転職エージェントに確認を取りましょう。
転職エージェントのターゲット層や転職活動のどの部分に重きを置いているかにもよりますが、たとえば書類対策では魅力の感じられる志望動機や自己PRを作るために自己分析から手伝ってもらうことができます。
また面接対策では基本的なマナーを教えてもらえることはもちろん、応募先企業ごとに聞かれやすい質問とそれに対する回答のコツを教えてもらうことも可能です。サービスによっては模擬面接を実施してもらうこともできます。
ただし、中には選考対策を実施していない転職エージェントもあるため、自分が求めるサービスが実施されているかどうかについてはあらかじめ各サービスの公式サイトなどでチェックしておくと良いでしょう。
転職エージェント利用の流れ
ここからは転職エージェントの利用の流れをご紹介いたします。

転職エージェント利用の流れ1.会員登録・面談予約
転職エージェントを利用するにあたって、まずはサービスへの登録が必要です。一般的にはサービスの公式サイトから登録を行うことになります。
サイト内にある登録ボタンなどから登録フォームへ移り、個人情報や希望業界などの必要事項を入力して登録を完了しましょう。登録が完了したらそのまま面談日時の予約を行います。
中には登録後に転職エージェントから電話かメールで連絡を受けてそこで面談日時を決めるケースもありますので、会員登録時の指示に従いましょう。
転職エージェント利用の流れ2.面談・カウンセリング
面談日時を決定したら、次はキャリアアドバイザーとの面談に移ります。
ほとんどのエージェントがマンツーマンで面談を行っていますが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、近年では対面での面談に加えて電話やWeb会議ツールを使用してのオンライン面談を実施している転職エージェントが多いです。
形態はサービスによって様々ですが求職者が面談形式を選べるサービスもあり、面談では現在の転職活動の状況や転職先に対する要望などについて話します。
現時点で転職先に求める要件や仕事選びの軸が定まっていなくても、転職事情に精通しているキャリアアドバイザーに相談することで今まで気づくことができなかった自分の傾向やこだわり、隠れた強みや適性などを発見しやすくなるため、転職活動をよりスムーズに進められるようになるでしょう。
転職エージェント利用の流れ3.求人紹介・応募
志望業界や職種、勤務地といった求職者の希望を踏まえたうえで、面談を通じてキャリアアドバイザーが適性があると感じた企業を紹介してもらえます。
Web上では閲覧できない非公開求人を紹介してもらえたり、転職エージェントが独自に持っている特別選考ルートで面接をスキップできたりするほか、企業へ自分を推薦してもらえるケースもあるのが魅力です。
中には「自分に合っていない企業を紹介されるかもしれない」という不安を感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、優良なキャリアアドバイザーは”その求職者に本当に合った企業”を紹介するよう努めています。
というのも転職エージェントが紹介した求職者が入社後短期離職した場合、入社時に企業からエージェントに支払われた代金の一部を返金しなければならないのが一般的で、そうなると担当したキャリアアドバイザーの成績にも影響が出てしまうからです。
自分の希望と完全に合致していない企業を紹介された場合には頭ごなしに拒否せず、なぜその企業を紹介してくれたのかを細かく確認したうえで、自分の可能性を広げられるような転職活動を目指すのがベターです。
ちなみに、紹介された企業との面接日程の調整や内定辞退の連絡、入社条件の交渉などは全て転職エージェントが代行してくれるのが一般的となっています。
転職エージェント利用の流れ4.選考対策
企業紹介を受けたら次は選考対策です。企業に好印象を与えられるような職務経歴書の作成のサポートを受けられるほか、応募先企業の過去の傾向を踏まえた面接対策も講じてもらえます。
書類を作成できたら転職エージェントが応募手続きを行ってくれ、通過した場合には面接日程の調整も代行してくれます。
もし面接に通過できなかった場合にはキャリアアドバイザーが一緒に振り返りを行ってくれるため、その際に受けたアドバイスを次の面接に活かすことが可能です。
転職エージェント利用の流れ5.内定・入社までのサポート
応募先企業から内定をもらうことができたら入社となります。内定を得た後は求職者が個人で直接企業と連絡を取ることになりますが、何か相談したいことがあれば転職エージェントがフォローしてくれるはずです。
ちなみに、内定が出たからといって必ずしもその企業に入社しなければならないわけではないため、入社を辞退したい場合には担当のキャリアアドバイザーに伝えましょう。
転職エージェントを利用するメリット・デメリット
これから転職エージェントを利用しようか迷っている方の中には、転職エージェントを利用するにあたってのメリットとデメリットを比較したいという方もいらっしゃるでしょう。
そこでここでは転職エージェントを利用するメリットとデメリットをそれぞれ簡単にお伝えします。
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントを利用するにあたってのメリットとしては主に下記が挙げられます。

転職エージェントを利用すると、自分一人では調べきれないような、その業界に勤めないとわからないような細かい内情について教えてもらえます。
中でも特化型と呼ばれる、一定の業界や職種に特化したエージェントのキャリアアドバイザーはその業界出身者であることが多いため、よりリアルな情報を知れるのが魅力です。
また転職エージェントでは企業の公式サイトや求人サイトなどで一般公開されていない「非公開求人」を取り扱っているところが多いため、本来であれば出会えなかった求人に出会える可能性があります。
多くのメディアで転職エージェントの複数サービス登録をお勧めするのは非公開求人が存在することが理由の一つにもなっています。
良い人材を効率的に採用したい、応募が殺到するのを避けたいといった理由で求人を非公開にしている企業も多く、思いもよらなかった優良企業に応募できるチャンスをつかめるかもしれません。
また転職エージェントでは求人紹介の他にも応募先企業の過去の傾向を加味しての選考対策のサポートを受けられるほか、選考後のフィードバックを受けられたり、面接日程などのスケジュール管理も代行してもらえたりするため、自分一人で行うよりも転職活動をスムーズに進められます。
選考対策のサポートでは、企業が求めている人物像や面接で聞かれやすい質問といった選考対策に直結する情報を得られるため非常に効率的です。
なお、転職エージェントの多くは企業の人事担当者に求職者を推薦してくれるため、自分一人で転職活動を進める場合よりも転職活動を圧倒的に有利に進められます。
ちなみに、入社後のミスマッチを防ぐにあたって企業の内部事情などを把握しておくのは重要ですが、Web上だけではなかなか深い情報を得られません。
その点、キャリアアドバイザーから企業のリアルな労働環境や社風、仕事内容について詳しく話が聞けるのは転職エージェントの大きな魅力といえます。
基本的にはどの転職エージェントも無料で利用できるため、中でも転職先とのミスマッチを起こしたくない、仕事選びで後悔したくない、今後のキャリアプランを知見のある人に相談したいと考えている方はぜひ利用を検討してみると良いでしょう。
転職エージェントを利用するデメリット
一方で、転職エージェントには利用するにあたってはデメリットも見られます。
デメリットと聞くとマイナスな印象を強く受けるかと思いますが「サービスを利用するにあたってはある程度は致し方ないよね」と捉えられる範囲のものかと思いますので、下記のポイントをメリットと天秤にかけて考えられると良いでしょう。

転職エージェントには面接の日程調整などのスケジュール調整を代行してくれるメリットがありますが、その分、面接日程が決まっていない場合には繰り返しエージェントから連絡が来ることがあります。
自分一人で転職活動を行っている場合は一度企業と連絡を取ればそれで完了となりますが、転職エージェントを介しているとその分連携に手間や時間がかかりやすいのがデメリットです。
また「自分が希望している求人」が必ずしも「自分に合っている求人」であるとは限らないため、中には希望とは異なる求人を紹介されるケースもあるでしょう。
自分の可能性を広げるという意味でそういった求人を紹介されることはある種メリットとも捉えられますが、望んでいない求人を紹介され断れず仕方なく選考を受けなければならなくなった場合には、時間の無駄に感じられるかもしれません。
ただし、転職エージェントが紹介して入社した人材が短期離職した場合、転職エージェントは企業に返金しなければならないルールが敷かれており、それは担当したキャリアアドバイザーの成果にも直接影響します。
求職者と本当にマッチする企業を紹介することが転職エージェント(担当キャリアアドバイザー)にとってもベストな結果に繋がるため、そういった意味でも転職エージェントを活用したほうが悔いのない選択ができる可能性が高いでしょう。
他にも、自分を担当してくれたキャリアアドバイザーが自分に合わないといったケースもあります。場合によってはキャリアアドバイザーの対応の質が低く不快な思いをする可能性もあるため、事前に口コミ情報を参考にしておくと良いでしょう。
ちなみに、先ほども触れたように転職エージェントを介して内定を得た場合必ずその企業に入社しなければならないというわけではなく、入社を辞退したい旨をキャリアアドバイザーに伝えれば問題ありません。
ただし、人によってはその断りを入れづらくストレスを感じる可能性があるため、その点もデメリットの一つといえます。
転職エージェントはなぜ無料?
中にはなぜ転職エージェントが無料なのか疑問に感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、求職者が無料で転職エージェントを利用できるのは企業が転職エージェントに料金を支払っていることが背景にあります。
エージェントや契約内容によりますが、転職エージェントを経由して求職者一人の採用が決まると企業は数十万~数百万程度の報酬を支払います。これが転職エージェントの売上となるため、求職者は無料でサービスを利用できるのです。

ちなみに企業は選考の手間を省きたい、自社に合った人材を効率的に募集したいといったニーズから転職エージェントを利用しています。そのため「無料で利用できるなんて怪しいのでは・・・」と不安を感じている方は安心してください。
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おすすめの転職エージェント3選
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転職エージェントと転職サイトの違い
「転職エージェントと転職サイトの違いって何?」「転職サイトを使っておけばわざわざ転職エージェントに頼る必要はないのでは?」と疑問に感じている方へ向けて、ここでは両者の違いを簡単にお伝えしたいと思います。

転職サイトは数多くの求人をチェックすることができますが、その求人への応募や選考対策などのフローを全て自分一人で行う必要があります。
選考になかなか通らない場合も自力でその原因を突き止め改善していかなければならないのです。
また、より多くの求人をチェックできるという強みはありますが、求人が多すぎるため絞り込むのが難しくなります。
一方転職エージェントには求人サイトほどの求人数がないのが一般的ですが、その分キャリアアドバイザーから自分に合った求人を紹介してもらえるため応募先を絞り込みやすいです。
選考対策を講じてもらえたり面接日程の調整なども代行してもらえるだけでなく、選考に通過できなかった場合には転職活動に精通したキャリアアドバイザーがその原因を一緒に考え、適切なアドバイスを講じてくれます。
キャリアアドバイザーとの面談を行う必要はありますが、その分利便性・効率性が担保されていることを考えるとさほどストレスにはならないのではないでしょうか。
転職エージェントを利用する際の3つのテクニック
ここでは元キャリアアドバイザーの視点から「転職エージェントを利用する際の3つのテクニック」をご紹介しますので、転職エージェントを最大限有効活用するためにもぜひ参考にしてください。

第三者から見た自分を把握する
転職エージェントを利用するにあたっては、第三者から見た自分を知ることが重要です。
多くの人はなかなか自分を客観視することができません。自分では自分のことをよく理解しているつもりでも、実際には思考の傾向やビジネスパーソンとしての強み、大切にしている仕事観・人生観に気づけていないことが多いです。
転職エージェントを利用すると多くの求職者を見てきたキャリアアドバイザーから自分の性格や傾向を元に隠れた強みや適している環境についてアドバイスを講じてもらうことができますので、最初はピンと来なかったとしてもまずは意見を聞いてみましょう。
ただ、キャリアアドバイザーによってはこちらが求めるだけの深いアドバイスをもらえないケースもあるかと思います。
そのため、転職エージェントを利用する際には「自分のこの経験はどういった観点で仕事に活かせそうでしょうか?」「〇〇の仕事に携わるためにはどんなスキルが必要なんでしょうか?」などと自ら積極的に質問するのがポイントです。
積極的に選考対策をしてもらう
自ら積極的にキャリアアドバイザーに働きかけて選考対策を講じてもらうことも、知っておいていただきたいテクニックの1つです。
たとえば履歴書や職務経歴書といった選考書類は企業との最初の接点です。「転職エージェント=企業を紹介してもらえるサービス」というイメージが強いかもしれませんが、書類の添削も転職エージェントの持つ大きな価値です。
求職者が企業紹介を重要視している場合にはキャリアアドバイザーも企業紹介に力を入れるため、その分選考書類の添削の比重が軽くなってしまうことがあります。
たとえ作成した書類に自信があったとしても自ら積極的に「添削してください」「志望動機はこんな感じで大丈夫でしょうか?」などと質問するようにすると、細かい対策を講じてもらいやすくなるためおすすめです。
面接対策についても同様です。「もっと深い部分まで対策をしてほしい」など、自ら積極的に声をかけることで転職エージェントを最大限有効活用すると良いでしょう。
気になること、聞きづらいことを確認する
企業の実際の労働環境や社風といったリアルな情報を教えてもらえる点も転職エージェントの魅力ですが、こちらも紹介してもらう企業数が多くなるにつれて詳細を教えてもらいにくくなる傾向があります。
転職エージェントは基本的に給与や残業時間、実際の労働環境、人間関係といった情報を網羅的に把握しています。
企業には直接聞きにくいことでも第三者が仲介してくれているからこそ聞きやすいかと思いますので、こういった情報を自分から率先して確認し、悔いのない企業選びに繋げると良いでしょう。
転職エージェントに関してよくある質問
最後に、転職エージェントに関してよくある質問とそれに対する回答をご紹介いたします。
-
Q
相談したら必ず応募しないとダメ?
A
相談したからといって必ず応募しなければならないわけではありません。
まずは相談してみて、自分の希望に近い企業を紹介してくれるか、キャリアアドバイザーが親身になって対応してくれるかなど自分に合ったサービスであるかを確認し、良いなと思ったら応募してみましょう。
もし、あまり自分の希望にそぐわないなと感じたら丁寧に断りを入れてください。 -
Q
転職エージェントの利用前に必要な準備は?
A
必ず準備しておくべきことは特にありませんが、サービスによっては事前に履歴書・職務経歴書の提出を求められるケースがあります。
また、自分が携わりたい仕事や転職先へ求める条件、自分が求めている働き方などについてある程度明確にしておくと、企業紹介がスムーズに進むはずです。
何からどう考えれば良いかわからないという方は、その旨をそのままキャリアアドバイザーに相談しましょう。 -
Q
他の転職エージェントも同時に利用して良い?
A
転職エージェントは複数並行利用しても問題ありません。
逆に、利用するサービスを一つに絞ってしまうと紹介を受けられる企業や得られる情報が限られて可能性が狭まってしまうため、複数のサービスを並行して利用するのがベターです。
ただし、あまりに多くのサービスに登録してしまうとスケジュール調整や連絡が大変になりますので、しっかり活用するエージェントは最終的に2つ程度に絞り込むと良いでしょう。 -
Q
キャリアアドバイザーは変更できる?
A
基本的にキャリアアドバイザーは変更することができます。
合わないキャリアアドバイザーに無理に合わせようとしても転職活動の貴重な時間を無駄にしてしまう可能性があるため、合わないと感じたらエージェントに問い合わせて変更してもらいましょう。
その際、どういった点で合わないと感じたのかを明確に伝えておくと、次は自分に合ったキャリアアドバイザーに担当してもらえる可能性が高まります。 -
Q
内定が出たら入社しないとダメ?
A
たとえ内定が出たとしても、別の企業に入社したいと感じたら辞退して問題ありません。
むしろ、複数の企業から内定をもらったうえで検討できる状態が理想的ですので、選択肢を広げるためにも選考は最後まで受けきったほうが良いでしょう。 -
Q
面談時の服装はどうすれば良い?
A
面談時の服装は私服でOKとなっている転職エージェントがほとんどです。もちろん選考や説明会の際にはスーツを着用するのが一般的ですが、面談の際はある程度ラフな格好で大丈夫です。
この記事を書いた人

キャリアアドバイザー
しょん
これまで二社を通じてミドル層、第二新卒をはじめとした20代の就転職支援で400人以上のサポートをしてきました。 高校までは岡山県の田舎で過ごし、就職・転職を機に大阪・東京で働いてきました。自身での転職経験はもちろん、会社の規模としても東証一部上場企業、10人に満たないベンチャー企業、3000人を超える規模の会社を経験しています。その経験を元にライフワークバランスや多様な働き方、キャリア形成まで様々な視点から信頼できる情報提供を行うことをお約束します。
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