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圧迫面接とは?面接官の目的や具体例、対処法を解説!NG行動もご紹介
目次
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圧迫面接という言葉を聞いたことがあるけど具体的にどのような面接なのか知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では圧迫面接について解説していきます。圧迫面接を行う理由や圧迫面接の具体例、対処法、NG行動などについてご紹介していますので、参考にしてみてください。
この記事のまとめ
- 圧迫面接を行う理由は、ストレス耐性・コミュニケーション能力・柔軟な対応力を確認するため、応募者の本音を引き出すためである。
- 圧迫面接の例を挙げると、「なぜ?」を繰り返される、リアクションがない、発言を全て否定される、威圧的な態度を取るなどがある。
- 圧迫面接を受けた場合の対処法には、「わさざと圧迫していることを理解する」「深堀り質問に対応できるように準備をしておく」「淡々と聞かれたことのみに回答する」などがある。
- 仮に圧迫質問を受けた場合であっても、感情を表に出す、反論する、無言になるなどの行動は避けたほうが良い。

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圧迫面接とは?
圧迫面接とは、面接担当者が応募者に対してわざと答えにくい質問を投げかけたり、やや高圧的な態度でプレッシャーをかけたりする面接形式のことをいいます。
圧迫面接というスタイルは元々アメリカで誕生したといわれており、日本以外の国々では「stress interview(ストレスインタビュー)」という名前で呼ばれています。
近年、コンプライアンスの観点から圧迫面接を実施する企業は減少傾向にありますが、未だに取り入れている企業があることも事実です。これから面接を控えている方は、圧迫面接に対する正しい対処法を身に着けたうえで面接に参加すると良いでしょう。
圧迫面接を行う目的とは?
そもそも企業が圧迫面接を行うのはなぜでしょうか?ここでは、企業が圧迫面接を行う理由について解説していきます。
ストレス耐性をチェックするため
圧迫面接の主な目的としてはまず「応募者のストレス耐性を見る」という点が挙げられます。海外で「stress interview(ストレスインタビュー)」といわれる所以はそのためです。
社会人として働いていれば、人間関係・取引先とのやり取り・多忙なスケジュールなど様々な要因からストレスを感じる場面も少なくありません。あらゆるストレスに対応できる人材を採用したいと考えている企業は、圧迫面接を実施することで、ストレス耐性がある人物かどうかを見極めようとしているのです。
コミュニケーション能力のチェックするため
圧迫面接を通じて「応募者のコミュニケーション能力」を測ろうとしているケースもあります。
プレッシャーを与える、回答に対して全く興味を示さないなどの圧迫面接を受けた場合、自分に対して興味のない人とどのようなコミュニケーションを取るのかという点をチェックしていると考えて良いでしょう。
このようなシチュエーションでのコミュニケーション能力は、取引先との商談や社内でのプレゼンテーションでも重要になってくるため、圧迫面接を実施することで見極めようとしているのです。
柔軟な対応ができるかをチェックするため
「応募者の対応力・柔軟性を見極める」というのも、圧迫面接の大きな目的の一つです。
圧迫面接は、一般的な面接と比較するとイレギュラーな状況であるといえます。仕事においては、通常時と異なるイレギュラー対応を任されることも少なくありません。
そのため、圧迫面接を通じて、通常とは異なる雰囲気においても臨機応変に対応を変える柔軟性があるのかを確認しようとしているのです。
応募者の本音を引き出すため
その他にも「応募者の本音」をチェックしたいという狙いもあります。
一般的な面接はよくある質問例などを参考にして、応募者がある程度の対策を講じていることが予想されます。しかし、作られた回答ではなく応募者の本質的な人間性が見たいと考える企業も珍しくありません。
そこで、圧迫面接を実施することにより、土壇場での言動から応募者の本音を引き出そうと試みているのです。
POINT
- 中途採用でも圧迫面接を行う企業はある
中途採用者の場合、企業としては即戦力を欲しているケースが多いため、これまで培ってきたスキルや実績を重要視する面接が一般的です。一方、スキルのない新卒採用はポテンシャルを見極める選考が多いため、必然的に新卒採用時に圧迫面接が行われやすい傾向にあります。
しかし、必ずしも中途採用では、圧迫面接がないとは言い切れません。ストレス耐性や横柄な顧客に対応するコミュニケーション能力などを見極める狙いで実施する企業も少なからず存在しますので、圧迫面接が実施される可能性もあるということを心の片隅に留めておきましょう。
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圧迫面接の具体例
では具体的にはどのような面接が「圧迫面接」にあたるのでしょうか。ここでは、よくある圧迫面接の例をご紹介していきます。
「なぜ?」を繰り返される
圧迫面接では、応募者の受け答えに対して面接官が「なぜ?」「どうして?」としきりに問い詰めるというパターンが多いです。
単純に面接官が質問の内容を掘り下げたいという場合もありますが、問い詰めるように「なぜ?」「どうして?」が続いていたら、圧迫面接が行われている可能性が高いと考えて良いでしょう。
意図的な圧迫面接の場合には、応募者にプレッシャーをかけても正常な思考・言動をキープ出来るかどうかを見極めていると捉えてください。
リアクションがない・興味を示さない
「面接官がずっと真顔」「露骨にそっけない態度を取っていてリアクションも薄い」「応募者の顔ではなくパソコン画面ばかり見ている」「何をいってもリアクションが薄い」なども圧迫面接の一種です。
応募者からしてみれば、面接官にこのような態度を取られると「自分に興味を持ってもらえていない」という考えに陥ってしまい、受け答えに自信を持てなくなってしまうでしょう。
このような態度を取られた場合には、意図的に話しづらい雰囲気を醸し出していると考えてください。
発言を全て否定される
「応募者の回答・発言をとにかく否定する」という面接官にあたった場合も圧迫面に当たります。何を発言しても否定されるため、応募者側は萎縮してしまい、発言することに焦りを感じてしまいがちです。
発言の否定を行う圧迫面接は、応募者のコミュニケーション能力・ストレス耐性・論理的思考など、企業がチェックしたい項目の多くをカバーしています。どんな返答に対しても否定されるという異常な状況下で、応募者の適性やスキルが試されると心得ておきましょう。
威圧的な態度を取る
「足を組むなど横柄な態度で面接をおこなう」「怒った口調で話をする」など相手を威圧する態度で面接を行うというケースもあります。このような圧迫面接の場合、応募者のコミュニケーション能力や対応力を見極めるために行うケースが一般的です。
相手の態度に苛立ちや恐怖心を抱いてしまうかもしれませんが、負の感情を抑え、冷静に対応するよう心掛けましょう。

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圧迫面接の対処法3選
圧迫面接は、ただでさえ緊張する面接試験という場で予告もなく行われます。
そのため、いつ圧迫面接が行われても動じないように、ポイントを押さえて心構えを整えておくことが重要です。圧迫面接に有効な対処法には主に次の3つが挙げられます。
わざと圧迫していると理解する
圧迫面接は、基本的にストレス耐性を図るためにあえて応募者に負荷のかかる環境を作っていることが一般的です。そのため、「面接官は仕事で意図的に圧迫感を演出している」と割り切って、一般的な面接と同じ様に平常心で臨むことが大切です。
仮に威圧的な態度を取られた場合であっても、面接官のことを一歩引いた目線で見ることで、「いつも通り」の平常心を保ちやすくなるでしょう。
深堀り質問に対応できるように準備をしておく
「なぜ?」「どうして?」など問い詰めるような質問攻めに合うことを想定し、面接前に回答できるように準備をしておくことも対処法の一つです。
通常の面接でも聞かれるような質問に対し、「なぜ?」「なぜ?」と自分自身に問いかけ答えられるように練習しておきます。圧迫面接以外の面接にも役立ちますので、面接対策として行っておくと良いでしょう。
淡々と聞かれたことのみに回答する
圧迫面接ではとにかく感情を押し殺して、淡々と聞かれたことに答えていくという心構えも大切です。納得いかないような態度や言動があった場合には、つい過剰に反応してしまいますが、それでは面接官の思うツボですので、早々に割り切って淡々とした受け答えで切り抜けましょう。
自分を守るための心構えを持って圧迫面接に臨むことが大切です。
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圧迫面接でのNG行動
圧迫面接を受けた際にやってはいけない行動例をご紹介していきます。圧迫面接だなと感じた場合には、以下の点に気を付けて面接を受けるようにしましょう。
感情を表に出す
圧迫面接ではあまりに理不尽な対応にイライラしてしまう場合もあるでしょう。だからといって、その感情を表出してしまうことは避けてください。
あえて応募者の感情を逆なでするような態度を取ることで、理不尽な行動を取る相手に対してどう対応をすべきかを見極めようとしているため、冷静に考え、感情を抑えて発言をすることが大切です。
反論する
自分の意見を全て否定されてしまうと、「そうではありません」と反論をしてしまいたくなると思いますが、これもNGです。
まずは、「ご指摘の通りです」のように相手の意見を受け止めたうえで、自分の意見を伝えることを意識しましょう。
無言になってしまう
「なぜ?」「どうして?」など矢継ぎ早に質問攻めに合うと何を回答すべきか悩み無言になってしまうことも考えられます。
ここでは、臨機応変な対応をみられていますので、仮にすぐに回答できない場合には、「申し訳ありません。考えを整理しますので少々お時間をください」など一言伝えたうえで、突然無言な時間を作り出さないような対応が必要です。
圧迫面接は違法?
圧迫面接をおこなうこと自体は違法ではありません。
ただし、『厚生労働省「公正な採用選考の基本」』によると、応募者の本籍や家庭環境、学歴、家族の収入や資産、宗教などに関する質問などは職種差別に繋がる恐れがあると明記されています。
このような「職種差別に繋がる言動を受けた」あるいは「人格や能力を否定された」といったケースは不法行為(民法709条)に当たる可能性もあり、これにより応募者がうつ病や対人恐怖症など何かしらの害を被った場合には、慰謝料や損害賠償へと発展する場合もあるでしょう。
その他にも、性別によって異なる採用手法を取る、セクハラめいた質問を投げかけるなどの行為は、男女雇用機会均等法違反に抵触します。
あまりにも圧迫面接がひどいと感じた場合には、『厚生労働省「総合労働相談コーナーのご案内」』など、公的な相談窓口がありますので、こちらに相談をしてみると良いでしょう。
まとめ
転職の面接で圧迫面接を行う企業はさほど多くありませんが、全くないとは言い切れませんので、事前に準備を整えておくことで、気後れすることなく対応できるでしょう。
圧迫面接を行う企業の中には、威圧的な社風のいわゆるブラック企業が含まれていることも考えられます。
圧迫面接を受けた場合には、次の選考に進むべきか、内定を承諾すべきかどうかを慎重に見極めたほうが良いかもしれません。
本記事が少しでも面接対策の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

元中途求人広告アドバイザー
こばさん
不動産会社での営業経験を経て、中途求人広告アドバイザーに転身。これまでに中小・ベンチャー企業を中心に100社以上の中途採用をご支援してきました。現在は3人の子供たちの子育てとキャリアの両立に奮闘中です。
自身の経験を活かし、転職・就職活動に役立つ情報だけでなく、働く女性のキャリアライフを充実させるコンテンツやFP2級の資格も保有しているので働くうえで役立つマネー情報をお届けしていきます。
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2025.02.21