経理転職は難しい?難しいと言われる理由と未経験者でも成功させる方法

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会社経営を裏で支える「経理」に憧れを抱き、転職を考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、経理は専門的な知識が求められる職業であり、「転職は難しい」と言われています。

そこでこの記事では、未経験から経理への転職を考えている人に向けて、経理の転職が難しいと言われる理由や、転職を成功させるコツなどを詳しく解説します。

【結論】経理の転職は難しい! ただ未経験から目指せないわけではない

前述した通り、未経験で経理への転職は難しいと言われています。このことから、転職活動を始める前に諦めてしまう人も珍しくありません。

しかし実際は、未経験からでも経理職に転職できる可能性は十分にあります。

そのため、経理職に憧れているのであれば、転職を成功させるコツや「難しい」と言われる理由を理解し、 転職成功に向けて一歩ずつ行動していきましょう

経理の転職が「難しい」と言われる3つの理由

経理は専門的な業務を担うなどの理由から、「転職が難しい」と言われがちです。 そこで、どのような理由から経理の転職が「難しい」と言われるのかを、事前に確認しておきましょう。

「難しい」と言われる理由を把握しておくことで、転職活動を始める前に心構えを持てますよ。

経理の転職が「難しい」と言われる理由は、以下の通りです。

専門的な業務を担当するため

経理職の仕事は、会社のお金を管理する仕事です。 具体的には、次のような項目を計算して管理します。

・売上
・仕入れ
・給与
・経費

たとえば、日々の取引記録を帳簿に記載したり、毎月の収支を計算して月末時点での残高を確認したりなどです。ほかにも、年末調整や賞与、各種税金などを計算する場合もあります。

このように経理職専門的な業務を担います。このことから選考では、業務を適切にこなせるスキルが問われやすく、選考難易度が高くなるのです。

募集人数が少なく競争が激しいため

一般的に経理職などのバックオフィスの人員は、全従業員あたりの5~10%程度が適正だと言われています。

たとえば、100人規模の会社であれば、バックオフィス職は5~10人ほどしか在籍していないということです。

また中小企業庁が5,000社の中小企業にアンケート調査を実施したところ、58.2%が「経理・財務担当を一人しか雇っていない」と回答しています。

このことから経理職の志望倍率は高くなりやすく、経理職になるには高い倍率を突破する必要があるのです。
参考:『中小企業庁「平成26年度 中小企業における会計の実態調査について(中小会計要領の普及状況)」』

会社経営で重要な「お金」を扱う仕事であるため

会社の経営で重要なことは、お金の流れを明確にしておくことです。

そのため、会社のお金を扱う経理職は、適切な経営を行ううえで重要な役割を果たしているといえます。

たとえば、経理が決算書の数字をミスしてしまうと、次のような問題が発生する可能性があります。

・経営者が経営判断を誤る
・投資家が投資判断を誤る
・確定申告で誤った報告をしてしまう

このように経理職は小さなミスも許されない仕事であることから、企業が求める人材の能力も上がり、選考難易度が高まるのです。

未経験でも目指せる!「難しい」と言われる経理の転職を成功させるコツ3選

経理の転職は「難しい」と言われていても、未経験から目指すこともできます。しかし、そのためには、いくつかのコツを理解したうえで転職活動に臨むことが大切です。

ここでは経理の転職を成功させるコツを3つ紹介するので、どのようなことを意識して転職活動を進めればいいのか確認しておきましょう。

「難しい」と言われる経理の転職を成功させるコツは、以下の通りです。

未経験から経理を目指す具体的な理由を話せるようにしておく

未経験から経理への転職を成功させるためには、「未経験から経理を目指す理由」を具体的に話せるようにしておくことが大切です。

企業の採用担当者は、応募者がなぜ未経験から経理職を志望するのか、その熱意や適性を見極めようとします。そのため、具体的な理由を伝えることで、入社意欲の高さや将来性をアピールできます。

そのため、未経験から経理への転職を目指すのであれば、経理を目指すきっかけや経理としてのキャリアパスなどを明確にしておくと良いですよ。

経理業務に必要な知識やスキルを証明できる資格を取得しておく

未経験で経理職を目指すなら、経理業務に最低限必要な知識スキルがあることを証明できる資格を取得しておく必要があります。

というのも、経理担当を募集している企業は多くの場合、即戦力として活躍できる人材を募集しているからです。そのため、入社後は実際に業務に携わりながら学んでいくような、OJT研修を取り入れている企業も多くあります。

したがって、業務経験がなかったとしても、最低限に必要な知識やスキルは身に付けておくべきなのです。

経理に必要な知識やスキルを身に付けられる主な資格は、以下の通りです

・日商簿記2級
・ビジネス会計検定
・給与計算検定

経理領域に強い転職エージェントを活用する

経理への転職成功率を高めるためには、経理領域に強い転職エージェントの活用も必要不可欠です。

経理領域に強い転職エージェントであれば、未経験の経理職を積極的に採用している企業の求人を保有しているため、選考に通過しやすい企業を紹介してもらえますよ。

ほかにも、経理転職に特化した選考対策も実施しており、これまでの経験やスキルから、企業に響くアピールポイントなども整理してくれます。

このように、転職エージェントは経理への転職成功率を多角的な視点から高めてくれるため、転職を始めるタイミングで自分に合った転職エージェントを見つけておきましょう。

経理転職におすすめの転職エージェントは、こちらの記事で確認できます。

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経理の転職が難しい場合は「経理事務」からキャリアを積む選択肢もある

経理職への転職が難しいと感じたのであれば、経理職をサポートする「経理事務」からキャリアを積む選択肢もあります。

経理事務の主な仕事は、以下の通りです。

・データ入力
・帳簿記入
・経費精算
・給与計算
・財務諸表・貸借対照表の作成など

一方で経理職は、これらの仕事に加えて会計処理や税理士・会計士との打ち合わせなども行います。そのため、業務範囲が限られている経理事務のほうが選考難易度は低く、キャリアを積んでから経理職になることも一つの手段ですよ。

経理の転職に関するよくある質問

最後に、経理の転職に関するよくある質問を3つ紹介します。気になる質問があれば、確認しておきましょう。

  • Q

    経理事務の有効求人倍率はどのくらいですか?

    A

    厚生労働省の令和5年度のデータによると、経理事務の有効求人倍率は「0.59」と記載されています。

    そのため、経理の求人は求職者数よりも市場に出回っている数が少ないため、選考倍率は高い傾向にあります。

    参考:『厚生労働省「job tag(経理事務)」』

  • Q

    経理領域の転職をするならどのタイミングがおすすめですか?

    A

    経理領域のおすすめ転職タイミングは、経験者か未経験者で異なります。

    ・経験者:年末調整前の11~12月頃、決算期前の1~2月頃
    ・未経験者:8月・10月といった閑散期

    経験者で即戦力として活躍できるなら繁忙期前、未経験で繁忙期までに研修が必要であれば閑散期への入社を狙って転職活動を進めると良いですよ。

  • Q

    経理事務にも採用されない場合はどうしたらいいですか?

    A

    経理事務の転職難易度も比較的高めです。そのため、経理事務の内定獲得に苦戦するケースもよくあります。

    この場合まずは一般事務として経験を積んでから、経理事務への異動や転職を目指す流れも検討すると良いですよ。

まとめ

一般的に経理職への転職は「難しい」と言われています。

しかし、未経験からの転職であっても、「難しい」と言われる理由や、 転職を成功させるコツを押さえることで、経理への転職を実現する可能性を高めることができます

未経験から経理への転職を考えている人は、本記事で紹介したコツなどを参考に、経理の仕事に役立つ資格を取得するなど、転職に向けて一歩ずつ進めていきましょう。

この記事を書いた人

就・転職ライター

元キャリアアドバイザー
えばちゃん

採用人事を経て、大手人材紹介会社のキャリアアドバイザーに転職。 第二新卒をはじめとした若手層を中心に、多くの方の転職実現をサポートしてきました。 人事の経験を活かした企業視点でのアドバイスと、十人十色の価値観に寄り添う姿勢が評価され、MVP賞、顧客満足度No,1などを受賞。 豊富な転職支援の経験を活かし、株式会社ネオキャリアでは就職・転職ノウハウを中心に発信しています。 変化が激しく、多様なキャリアの選択肢がある時代だからこそ、「就活・転活をもっと身近に、もっと楽しく。」をモットーに、皆さんのより良いキャリアの一歩をお手伝いしていきます。

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