履歴書写真で就活の合否が決まる!?基本のルール4つと身だしなみのポイント

「履歴書の写真ってやっぱり気を遣った方が良いのかな?」
「証明写真で合否って左右されるのかな・・・」

このように、履歴書の写真を用意するにあたって不安を感じている就活生は少なくないかと思います。結論、履歴書の写真だけで合否が決まることはありませんが、第一印象を大きく左右するため影響があるといえます。

そこで本記事では就活における履歴書写真の用意の仕方について、基本ルール4つと身だしなみのポイントを中心にお伝えしたいと思います。ぜひ参考にしてください。

この記事のまとめ

  • 履歴書写真は合否の判定に間接的に作用する
  • 履歴書写真はサイズ、撮影時期、背景色に注意
  • 履歴書に貼る際には裏面に氏名と連絡先を書くのがベター
  • スピード写真利用時には足元に注意が必要

履歴書写真で就活の合否は決まる?

冒頭でお伝えした通り、履歴書写真によって合否が決まることはありませんが、第一印象は大きく左右されます。

よれよれのスーツや寝ぐせがついたままの格好で履歴書写真に写っていたり、眠そうでやる気のない表情になっていると「常識が欠けているのではないか」「やる気がないのではないか」などとネガティブな印象を持たれやすく、間接的に不採用へ繋がりかねません。

そのため、就活の履歴書ではいかに良い印象を作れるかが勝負となります。

就活における履歴書写真の基本ルール

履歴書写真を撮影するにあたっては押さえておきたい4つのポイントがありますので、ここで把握しておきましょう。

サイズは「縦4cm×横3cm」

履歴書に貼る写真のサイズとしては縦4cm×横3cmが一般的です。

Web上で写真を送る際の推奨サイズは「560×420ピクセル」が一般的といわれていますが、必ずしもこのサイズでなければならないわけではなく企業によって推奨サイズが異なるため、志望企業のサイズはどれくらいなのか事前に確認するのがベターです。

撮影日から3ヶ月以内の写真を使用する

撮影後日が経過しすぎてしまうと髪型や体型などが変化している可能性があるため、履歴書に貼る証明写真は撮影日から3ヶ月以内のものを使用するのがマナーです。

背景色は白、青、グレーを選ぶ

証明写真の背景は白、青、グレーの中から選ぶようにしましょう。白が最も無難ですが、スーツの色味なども考慮して選びます。

写真の裏には「氏名と連絡先」を書く

履歴書に貼った写真が剥がれてしまった場合、その証明写真を見ただけでは誰のものかがわからなくなってしまいます。

そういった場合に備え、写真の裏面には氏名と連絡先(場合によっては学校名も添える)を記載しておくと良いでしょう。

就活における履歴書写真撮影の注意点

履歴書写真を撮影する際には表情や姿勢以外にも気を配る必要があります。そこでここでは証明写真を撮影する際に注意すべき点についてご紹介します。

姿勢は胸を張って背筋を伸ばす

証明写真を撮る際は胸を張って背筋を伸ばし、顎を引いて美しい姿勢で撮影するようにしましょう。

首が前に出ていたり背中が丸まっていたりするとだらしない印象を与えかねないため、横から見た時に耳と肩の位置が一直線になるように調整します。

もし姿勢を伸ばすとカメラの枠内に入らないという就活生は、椅子の高さやカメラの位置を調整して視線がカメラと並行になるように工夫しましょう。

足元にも留意する

表情や姿勢などの写真に写る部分にしか気を配っていない就活生も多いと思いますが、スピード写真機で撮影する場合には足元にも注意が必要です。

スピード写真機には足元にストロボ(写真撮影の時に用いる光度の高い放電管)が設置されており、足を開いた状態で撮影するとそのストロボの光を遮ってしまい、写真に不自然な影ができたり顔が暗く写ったりする可能性があります。

そのため、写真機での撮影時には両足を閉じて座るのがベターです。荷物がある場合には、椅子と足の間に置くなどしてストロボを遮らないようにしましょう。

画像は過度に加工しない

プリクラやアプリで過度に加工した写真は実際のイメージとかけ離れてしまう可能性がありますので、加工のし過ぎには注意が必要です。

就活における履歴書写真の撮影方法

証明写真を撮る方法としては主に「自撮り」「スピード写真」「写真館」の3つがあり、それぞれ下記のようなメリット・デメリットがあります。



とにかく費用を抑えたい場合には自撮りをしたりスピード写真機を利用するのも一つですが、最も推奨されているのは写真館で撮影する方法です。

写真館を利用すれば写真自体のクオリティが高くなることに加え、表情や姿勢のアドバイスを受けられ、ニキビや顔のゆがみといった点についても不自然でない程度に加工してもらえるため良い第一印象を演出しやすくなります。

企業の採用担当者も写真館で撮影した写真についてはすぐに気がつくため、就活に対する意欲の高さを実感してもらうことにも繋がるでしょう。

就活における履歴書写真撮影時の身だしなみポイント

最後に、履歴書写真を撮影する際に把握しておいていただきたい身だしなみのポイントをご紹介しますので、こちらもぜひ参考にしてください。

男性

まずは男性です。スーツの色は黒やネイビーなどの落ち着いた色のスーツが好ましいです。必ずしも無地である必要はなく、派手でなければストライプ柄が入っていても大丈夫です。

シャツは白い無地のものを選び、アイロンがけをしたりクリーニングに出したりしてシワがない状態にしておきましょう。ネクタイは色や柄が派手でないものを選び、上まできっちりと締めます。

髪は短くカットしてワックスなどで適度にまとめ、清潔感を演出しましょう。髪色は黒がベターです。 また男性の場合はひげが伸びていると清潔感がないように見えるため、証明写真を撮る前にしっかりと剃っておきましょう。

女性

女性も男性と同じく黒かネイビーのスーツを選び、インナーには白いブラウスかシンプルなデザインのカットソーを着用しましょう。

また胸元が開きすぎているものやフリルなどの装飾が多いものは派手な印象を与えやすいため避けるのが無難です。髪色は必ずしも黒でなければいけないわけではありませんが、明るすぎる髪色の人は暗めの茶色に染めておくのが安心です。

髪の長さが肩より長い人は後ろで1つに束ねるか、ハーフアップにすると清潔感が出ます。

前髪は目にかかってしまうと暗い印象を持たれてしまうことがあるため、長い人はピンでとめるか横に流して目と眉毛が見えるようにすると明るくスッキリして見えるでしょう。

また女性はメイクもポイントとなります。就活でのメイクはナチュラルメイクが基本ですが、証明写真を撮る際はフラッシュなどの光で色が飛んでしまう場合があるため、面接の際よりもしっかりめに色味をつけるのがコツです。

また証明写真ではチークを頬に入れることで血色がアップしより顔が華やかに見えるため、意識的に使ってみましょう。リップは赤などの派手な色は避け、コーラルピンクやベージュ系のオレンジなどを使用すると品のある仕上がりになります。

 

この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ

大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、 就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。

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2024.03.28

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ガクチカとは?どんな就活生でも「刺さるガクチカ」が書けるフレームワーク6STEP【例文あり】

就活において頻繁に耳にする「ガクチカ」。これは「学生時代に力を入れたこと」を指し、就活ではES(エントリーシート)や面接における頻出質問として特に力を入れて対策しておくべきといわれています。   そこで本記事では企業が就活の選考でガクチカを聞く理由やガクチカと自己PRの違いについてお伝えしたうえで、ガクチカの書き方をご紹介いたします。例文も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ ガクチカとは「学生時代頑張ったこと・力を入れたこと」の略称 ガクチカでは「自社へ貢献できる能力があること」「その能力を引き出せるモチベーションの源泉を把握していること」をチェックされている ガクチカでは「再現性の有無」「業務で活かせる学びの有無」などを見られている ガクチカを思いつかない時には「困難を乗り越えた経験」などから逆算するのがコツ ガクチカとは? ガクチカとは「学生時代頑張ったこと・力を入れたこと」の略称です。   就活の選考においては「学生時代に打ち込んだことは?」「学生時代に成し遂げたことは?」など、あらゆる言い回しで必ずと言っても良いほど質問される項目になります。   ガクチカと自己PRの違い 「ガクチカと自己PRって同じではないの?」と感じる就活生もいるかと思いますが、たしかにガクチカも自己PRも「その就活生が自社の求める人物像に近いか」を知るための指標である点においては同じです。   ここでいう「自社の求める人物像」とは「自社の利益に貢献できる人材」と捉えるとわかりやすいかと思いますが、自社の利益に貢献できる人材とは主に下記の2点を網羅している人材を指します。   (1)自社に貢献できる能力があること (2)その能力を100%引き出すモチベーションの源泉を理解していること 企業は自己PRで上記(1)の「企業に貢献できる能力を備えているか」についてチェックしていますが、ガクチカではそれに加えて上記(2)の「その能力をMAXまで引き出すモチベーションの源泉がどこにあるか」についてもチェックしているのです。   ガクチカと自己PRで同じエピソードを用いるとしても、ガクチカでは「なぜその活動に取り組んだのか」「具体的にどのように取り組んだのか」までを書く必要があります。   そこで本記事ではより説得力のあるガクチカを書けるよう、ガクチカのフレームワークをご紹介いたします。   本記事でご紹介するフレームワークをもとにご自身ならではのエピソードを盛り込むことで、他の就活生には書けないガクチカを作ることができるでしょう。   就活の選考でガクチカを聞かれる理由 ガクチカを作成するにあたってはなぜ企業は就活の選考でガクチカを聞くのかの意図を把握しておくとより効果的なアプローチが期待できますので、ここで簡単に見ておきましょう。 何に挑戦し、どのような成果を出してきたのかを知るため 企業はガクチカを聞くことでその就活生が学生時代にどのようなことに挑戦し、どういった成果を出してきたのかを知ろうとしています。   一般的な学生にはまず経験できないような取り組みや素晴らしい成果を残している場合には、それ自体が評価の対象となりますが、それだけで周りの就活生と大きな差をつけられるわけではありません。   成果の規模にかかわらず、その経験からどういったことを学び、その学びをいかに次へ活かせるかが重要な指標となります。   ガクチカでは「その経験から得た学びが志望企業の業務で活かせるものである」ということを示すのが大切です。   またガクチカでは「その経験に対してどのように取り組み、どういった課題や目標に対して行動し、どのように改善したのか」という点についてもチェックされています。   ここで主体性があるか、物事を自責で捉えてより高みを目指そうとする姿勢があるかなどを見ることで、その就活生の今後の伸びしろやポテンシャルをチェックしているのです。   自社が求める人物像とマッチするかを確認するため 企業はガクチカを通してその就活生の思考力やモチベーションの源泉が、自社が求める人物像とマッチしているかを知りたいとも考えています。   思考力については物事に対してどの程度考えを巡らせ、それをどのようにアクションに落とし込むことができるのかを見ることで、社会人としてモノを売ったり課題解決のためのアイデア出しをどの程度行えるかをチェックしようとしています。   またモチベーションの源泉については、何にやる気を感じてモチベーションが高まる人材なのかを見ることで、自社での業務でも同様な効果を期待できるかを確認しています。   なお、企業は自社にマッチする人材かどうかを見るために、思考力やモチベーションの源泉についてのエピソードの端々に現れる就活生の人柄も同時にチェックしています。   就活におけるガクチカの評価基準とは? 実際にガクチカを書く際には「どういった点を評価されるのか」を意識しながら書くだけでよりアピールに繋がりやすくなります。そこでここではガクチカの評価基準についてもお伝えしたいと思います。 エピソードに再現性があるか ここでいう再現性は、"ガクチカに書いた経験をその企業に入社してからも活かせるか"を指しています。   学生時代にどんなに素晴らしい経験をしていても、どんなに大きな成果を上げていても、そこからの学びや培った能力を業務で活かせなければ企業にとってはメリットを感じられません。   そのためガクチカでは成果よりもプロセスを重要視し、企業に合った強みをアピールすることが重要なのです。   企業で活かせる学びを得ているか こちらも当然といえば当然ですが、どんなに素敵な強みを持っていても、どんなに良い学びを得ていても、その企業で活かせるものでなければ強みアピールには繋がりません。   ガクチカにおいては「その経験から得られた学びが、志望企業の仕事内容で活かせるものであること」を示す必要があるのです。   「どのように取り組んだのか」「どのような課題や目標があったのか」「それに対してどう改善したのか」を重点的にチェックされていますので、この点には必ず触れるようにしましょう。   ガクチカではどういったことに対しても自責で捉え、自らのアクションによって改善していこうとする姿勢を見せることでスタンス面での評価を受けやすくなり、今後伸びしろに期待してもらえる効果も見込めます。   「思考力」「モチベーションの源泉」「人柄」を示せているか ガクチカでは特に「思考力」「モチベーションの源泉」「人柄」の3点をアピールするのが重要です。   思考力についてはロジカルシンキングが備わっていることをアピールすることで、商材を売ったりアイデアを出したりといった業務全般に必要な能力がどの程度あるかを企業に把握してもらう効果が期待できます。   モチベーションの源泉については、自分がその取り組みの中で何に対して意欲ややりがいを感じたのかが伝わるように書くことで、自分の適性がどういった業務にあるのかを企業に把握してもらいやすくなります。   そして企業は自社が求める人物像により近い人材を採用したいと考えているため、その人の性格や価値観が企業の社風やビジネスモデルに沿っているかを把握しやすいよう、ガクチカにおいては人柄についても触れておくのが望ましいです。   どんな就活生でも「刺さるガクチカ」が書けるフレームワーク6STEP ガクチカの評価基準を把握できたところで、ここからはガクチカの書き方について見ていきましょう。   ガクチカは基本的に下記のフレームワークに沿って書くと、企業側に理解してもらいやすくアピールに繋がる文章になると言われています。 ちなみに、ガクチカの書き方がよくわからないという就活生は家族や先輩などの周りの社会人に手伝ってもらったり、就活エージェントにサポートをお願いするのも一つです。 合わせて読みたい ガクチカは意外と簡単!書き方を就活生向けにわかりやすく解説【テンプレ&例文】 ガクチカのフレームに合わせてどんなことを書けば良いのか、ガクチカが思いつかないときにどうしたらよいのか、書き方と考え方のヒントも掲載しています。   就活で使える!項目別ガクチカ回答例7選 では、実際にはどのようにガクチカを書いていけば良いのでしょうか?ここからはガクチカの例文を項目別にご紹介いたしますのでぜひ参考にしてください。   学業にまつわるガクチカ 私は高校時代、良い成績を維持し続けるために学業に励みました。中学時代、第一志望の公立高校への受験に失敗し私立高校に通うことになりました。 両親は励ましてくれましたが、塾や教材の費用を惜しみなくかけてくれた両親に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。そこで私は指定校推薦枠を獲得して着実に大学受験を成功させたいと考えました。 授業に集中できるよう3年間教卓の目の前の席を確保し続け、昼休みにその日の宿題を全て終わらせ、放課後はその日の復習ノートを必ずつけることを徹底しました。 体力面やメンタル面において辛いこともありましたが、両親に喜んで欲しいという想いや同級生に負けたくないという気持ちから踏ん張ることができました。 結果、私は学年TOP10%の順位を維持することができ、無事第一志望校に合格できました。この経験から私は、何事も自責で捉え自らアクションを起こすことで成果に繋がることを学びました。 入社後はどのような課題においても自ら行動を起こせる要因が見つかるまで分析し、成果が出るまで尽力し続けたいと思います。 ゼミにまつわるガクチカ 私が学生生活の中で最も力を入れたのはゼミ活動です。私が所属していたゼミの教授は意見交換を重要視していたため、討論を主体にしたゼミ活動が進んでいました。 しかし、日々同じような議論を繰り返していることが課題として話に上がり、その原因は毎度議論の内容を記録していないことにあることがわかりました。 そこで私は自ら記録係を務め、結果として過去の討論内容を振り返られるようになったことに加え、議論の内容をその場で客観的にまとめられるようにもなりました。 記録係を設けるアイディアは教授と他のゼミ生にも高く評価してもらえ、現在は交代制で記録係を担当しています。 私はこの経験から、些細なことでも自発的に行動を起こし、周囲を巻き込むことで状況を改善できることを学びました。 入社後も些細な課題を人任せにせず、自分がその時できるベストな行動を考え、率先して働きかけていきたいと思います。 サークル活動にまつわるガクチカ 私は合唱サークルの活動に力を入れました。サークルでは副リーダーとして、リーダーやメンバーをサポートすることで組織を動かす能力を培えたと感じております。 私が所属していたサークルは当時、合唱コンクールに出場できる機会が年に一度しかなく、コンクールの日程が近づいてくるまでは活動がルーズになってしまう傾向がありました。 一部のメンバーからも不満が出ており、なんとかして合唱コンクール以外にも発表の場を増やせないかという話になりました。 そこで私はリーダーやメンバー、サークル外の友人のつてをたどるなどして、商業施設や学校などに複数問い合わせ交渉する役を買って出ました。 周りのメンバーも関係各所に連絡するのを手伝ってくれたこともあり、結果、発表の場を年4回まで増やすことができ、一年を通してメンバーが熱心に練習に励めるようになってコンクールでの評価も高まったことが嬉しかったです。 この経験から私は、周りの人の力を借りながら協力してアクションを起こすことで成功に導けることを学びました。 入社後も周りの人と協力することの大切さを念頭に置き、協調しながら自分がその時できるベストな行動を起こしていきたいと思います。 アルバイトにまつわるガクチカ 私は学生時代、アルバイト先のカフェの集客に力を注ぎました。当時、そのカフェが集客で伸び悩んでいたのですが、その原因として20代のユーザーにアプローチできていないことが挙げられました。 そのお店はアルバイトでお世話になる前から通っていた思い入れの強いお店だったということもあり、何か自分にできることはないかと考え、周りの友人十数名にヒアリングを実施し、どのようにしてカフェを探しているかを探りました。 すると、全体の8割がインスタグラムやTikTokなどのSNSでお店を探していることがわかり、私はお店にSNSマーケティングの実施を提案しました。 結果、SNS運用を始めて4ヶ月経つ頃には新規顧客を前年比で25%増加させることができました。 私はこの経験から、困難にぶつかった時には自分たちでアクションを起こせる要因が明確になるまでリサーチを続け、着実に行動を起こしていくことの大切さを学びました。 入社後の業務にもこの学びを活かし、自らの行動によって改善に持っていけるよう尽力したいと思います。 部活動にまつわるガクチカ 私はテニス部の活動に力を入れておりました。 私が入部した当初は顧問がテニス経験者でないこともあってかなり弱いチームでしたが、入部から一年後には県大会で準々決勝まで勝ち進めるまでに成長することができました。 そのテニス部は一つ上の代の先輩が少なく廃部寸前の状態だったこともあり、私は元々テニス経験者ということで一年生で部長に選出されたのですが、コーチもいない中で何から着手すべきかわからない状態でした。 そこで私は昔通っていたテニススクールの先生に連絡を取ってアドバイスを仰いだうえでテニス教則本を購入して情報収集をし、練習メニューを組んで顧問に提案しました。 さらに県大会で3位以内に入るということを目標として掲げ、新たな練習を開始しました。 結果メンバーの目的意識とモチベーションが高まり、3位入賞は叶いませんでしたが、一年後には県大会で準々決勝まで勝ち進むことができました。 この経験から、どんな逆境に立たされていても工夫と継続によって成果はついてくるということを学びました。 入社後は課題に対する方法を模索し続け、組織の売上やモチベーションの向上に貢献したいと思います。 留学にまつわるガクチカ 私は半年間のカナダ留学において、現地学生と共同での日本とカナダの文化にまつわるプレゼンに力を入れました。 準備を進めていく中で、皆無意識に同じ母国同士の学生で集まってしまう傾向があることに気づき、一緒に準備を行う学生を明確なグループに分けて、互いの国の文化について理解を深めやすい環境を作ろうと提案しました。 結果、互いの国の文化の深層部分に焦点を当てたプレゼンを行うことができました。 この経験から、周りの人と協力し複数の観点をもとにした取り組みを行うことで、より大きな成果に繋げられることを学びました。 入社後はこの経験を活かし、周りの人と協力しながらより高い成果や目標に向かって貢献していきたいと思います。 長期インターンシップにまつわるガクチカ 私はインターンシップでの業務において、求められた以上の価値を提供できるよう力を入れて参りました。 昨年Webマーケティングを行うインターンシップに参加した際、「本当はこれだけの記事数を執筆してもらいたいところだけど負担が大きいからその3分の2の量で良い」と指示されたのですが、私は本来必要とされている量をこなさなければ真の価値提供に繋がらないと考え、指示された1.5倍の記事数を執筆できるようスケジュールを立てました。 質を落とさずに量をこなせるよう基本的な効率UP施策を実施しつつ、フィードバック内容の記録管理シートを作成してそれを定期的に振り返り、同じフィードバックを二度受けないよう工夫しました。 結果、期限ギリギリにはなってしまいましたが本来必要とされていただけの記事数を納めることができました。 社員の方からは、私の行動が自然と周りのインターン生の士気を高めることにも繋がったとお褒めの言葉をいただくこともできました。 御社に入社できた際には、求められた以上の価値を発揮して部署全体の生産性を高められるよう努めて参ります。 ガクチカが思いつかない就活生に有効な対処法 ちなみに、中にはガクチカがなかなか思いつかないとお悩みの就活生もいることと思います。そこでここではガクチカが思いつかない時に有効な対処法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 困難を乗り越えた経験を思い出す 自分が頑張った経験や努力を重ねた経験としては思い出せなくても、困難を乗り越えた経験はなかったかと思いを巡らせてみると、いくつか思い当たるものがあるのではないでしょうか?   たとえば勉強や実習が上手くいかなかった経験や、アルバイト中での失敗、部活動やサークル活動でなかなか結果が出なかった経験などです。   うまくいかなかった経験があれば、何かしらのアクションを起こしてそれを乗り越えてきたはずです。   たとえば初めてのアルバイトで接客がうまくできずお客様に怒られてしまったという経験があれば、お客様からの評判が良い従業員の話し方や表情の作り方、気の配り方などを徹底的に真似してコミュニケーションを円滑に取れるようになった、などのエピソードを思い出せる可能性があります。   自分の強みを発揮できた経験を思い出す すでに自己分析を終えている就活生が多いかと思いますが、その際に洗い出した長所について考えてみましょう。   なぜ自分はそれを長所だと考えたのかを考えると、その長所が活かされたエピソードを思い出すことができるはずです。   褒められた経験を思い出す 自分では当たり前に感じていたことでも、周りの人からすれば十分に強みである場合があります。   そのため、人から褒められた経験を思い出し、そこから自分がどういった行動を取り結果に繋げることができたのかを考えてみましょう。

2024.03.22

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就活生がガクチカでアルバイト経験を効果的にアピールするポイント4選【選考通過例文あり】

「ガクチカでアルバイト経験をアピールしたいけどどう書けば良いんだろう?」 「そもそもアルバイトのどんな経験を書けば良いんだろう?」   このように、ガクチカでアルバイト経験をアピールしようと考えているものの、何をどのように伝えれば良いのかわからないという就活生は少なくありません。   本記事では就活生がアルバイト経験を効果的にアピールするポイント4選をご紹介いたします。実際に選考を通過したガクチカの例文も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ アルバイトのガクチカでは「企業名の明記」「略称・専門用語の使用」に注意が必要 アルバイトのガクチカでは「継続力」「リーダーシップ」「ホスピタリティ精神」などをアピールしやすい 就活の選考でガクチカを聞かれる理由 そもそも、なぜ企業は就活の選考でガクチカを質問するのでしょうか?具体的な理由としては下記が挙げられます。 何に挑戦し、どのような成果を出してきたのかを知るため その就活生が学生時代にどういったことに挑戦し、どういった成果を出してきたのかを知りたいと企業は考えています。   もちろん、一般的には学生がまず経験できないような取り組みを行ったり成果を残したりしている場合にはそれ自体が評価の対象となりますが、そういった経験は就活の評価基準の一部に過ぎず、それだけで周りの就活生と大きな差をつけられるわけではありません。   成果の規模にかかわらず、その経験からどういったことを学び、その学びをいかに次へ活かせるかが重要な指標となります。 そのため、ガクチカでは「その経験から得た学びが志望企業の業務で活かせるものである」ということを示すことが大切です。   またガクチカでは「その経験に対してどのように取り組み、どういった課題や目標に対して行動し、どのように改善したのか」という点についてもチェックされています。   ここで主体性があるか、物事を自責で捉えてより高みを目指そうとする姿勢があるかなどを見ることで、その就活生の今後の伸びしろやポテンシャルをチェックしているのです。   自社が求める人物像とマッチするかを確認するため 企業はガクチカを通してその就活生の思考力やモチベーションの源泉が、自社が求める人物像とマッチしているかを知りたいとも考えています。   思考力については、物事に対してどの程度考えを巡らせ、それをどのようにアクションに落とし込むことができるのかをチェックすることで、社会人としてモノを売ったり課題解決のためのアイデア出しをどの程度行えるかを見ようとしています。   モチベーションの源泉については、何がきっかけでモチベーションが高まる人材なのかを見ることで、自社での業務でも同様な効果を期待できるかを確認しています。   なお、企業は自社にマッチする人材かどうかを見るために、思考力やモチベーションの源泉についてのエピソードの端々に現れる就活生の人柄も同時にチェックしています。   アルバイト経験をガクチカで伝える際のポイント4選 アルバイト経験をガクチカでアピールする際には特に念頭に置いておいていただきたいポイントがありますので、ここで簡単に把握しておきましょう。 数値などの定量的な表現を用いる まずは数値などの定量的な表現を用いることが挙げられます。   たとえば「アルバイト先の飲食店の売上を上げることができた」とだけ伝えても、企業側からするとそれがどの程度のインパクトなのか、それがどれほど素晴らしい成果なのかがいまいちよくわかりません。   そこで「売上を前年比で40%UPさせることができた」などと数値で表現することで具体的かつ客観的に情報を伝えることができ、より強いアピールができるようになります。   アルバイト経験について伝える際には人数や件数、金額などがアピールしやすい指標として挙げられます。できるだけ抽象的な表現を避けて具体的に伝えるようにしましょう。   エピソードに自分の考えや想いを盛り込む 学生が経験できるアルバイトは種類が限られているということもあり、アピール内容や文章が他の就活生と似てしまいやすく採用担当者からは「また同じようなガクチカだな・・・」と思われてしまいやすい難しさがあります。   そこでアルバイト経験を伝える際に自分の考えや想いを盛り込むことで、他の就活生と差別化を図りやすくなります。   たとえば「アルバイト先の集客が伸び悩んでいる原因が20代のユーザーにアプローチできていないことだった。そこでSNSマーケティングを提案・実践し、新規顧客を前年比で25%UPさせることができた」という内容を伝えたいとします。   この時、下記のように「なぜSNSマーケティングを提案したのか」「どのように実践したのか」についても自分の考えや想いを盛り込みつつ具体的に触れることで、より説得力を持たせられ、人柄や行動力についても同時にアピールできるガクチカにすることができます。   アルバイト先のカフェが集客で伸び悩んでいる原因として、20代のユーザーにアプローチできていないことが挙げられました。 そのお店はアルバイトでお世話になる前から通っていた思い入れの強いお店だったということもあり、何か自分にできることはないかと考え、周りの友人十数名にヒアリングを実施し、どのようにしてカフェを探しているかを探りました。 すると、全体の8割がインスタグラムやTikTokなどのSNSでお店を探していることがわかり、私はお店にSNSマーケティングの実施を提案しました。結果、SNS運用を始めて4ヶ月経つ頃には新規顧客を前年比で25%増加させることができました。 私はこの経験から、困難にぶつかった時には自分たちでアクションを起こせる要因が明確になるまでリサーチを続け、着実に行動を起こしていくことの大切さを学びました。 企業名や店舗名は明記を避ける ガクチカにおいては企業名や店舗名を明確に書くのを避けるのが無難です。   アルバイト先として挙げた企業が競合他社である可能性があるほか、「守秘義務を守れない人材なんだな」という印象を与えるリスクもあるためです。   略称・専門用語を使わない つい使ってしまいがちですが、「バイト」「ファミレス」などの略称も避けるのが無難です。略称を使ってはいけないというわけではありませんが、こうした略称を使い過ぎると口語感が出てしまい、ラフな印象が強まりやすいからです。   また、専門用語も使用しないのが無難です。たとえば飲食業界であればバッシング(お皿を下げること)やトレンチ(お盆)、アパレル業界であればプロパー(定価の商品)といった専門用語は採用担当者に伝わらない可能性があります。   就活に便利!ガクチカのフレームワーク ここからはガクチカの書き方について見ていきましょう。ガクチカは基本的に下記のフレームワークに沿って書くと、企業側に理解してもらいやすくアピールに繋がる文章になると言われています。 ちなみに、ガクチカの書き方がよくわからないという就活生は家族や先輩などの周りの社会人に手伝ってもらったり、就活エージェントにサポートをお願いするのも一つです。 合わせて読みたい ガクチカは意外と簡単!書き方を就活生向けにわかりやすく解説【テンプレ&例文】 ガクチカのフレームに合わせてどんなことを書けば良いのか、ガクチカが思いつかないときにどうしたらよいのか、書き方と考え方のヒントも掲載しています。 ガクチカでアピールしやすいアルバイト経験 さて、ここまででガクチカのポイントについてお伝えして参りましたが「アルバイトのガクチカってどんなことを取り上げれば良いんだろう・・・」と悩んでいる就活生も多いことと思います。   そこでここではガクチカでアピールしやすいアルバイト経験についてご紹介します。   一つのアルバイトを長期間続けた経験からアピールできる能力 →継続力・コツコツと努力をし続ける力 リーダー経験からアピールできる能力 →チームワーク・コミュニケーション能力・リーダーシップ力 接客経験者がアピールできる能力 →コミュニケーション能力・上昇志向・ホスピタリティ精神 一つのアルバイトを長期間続けた経験 一つのアルバイトを長期間続けた経験がある就活生は、その経験の中で継続力やコツコツと努力し続ける力を培うことができていると考えられます。   物事を続けていくうえでは時に大変だな、辞めたいなと感じる瞬間があるものですが、そんな思いを乗り越えて努力し続けられた就活生は、アルバイトを続けていく中で何かしらの価値をそこに見出せたのではないでしょうか。   顧客に喜ばれることに喜びを感じた、成果が数値で見えたことでやりがいに繋がった、自分のアイデアが形になっていくことに大きな達成感を感じたなど、就活生によってそのアルバイトを続けてこれたことに理由があるはずです。   その理由は就活において非常に重要になります。というのも、それがご自身がこの先働いていくうえで仕事に求めるものに直結していくからです。   企業は「この会社で長く働いてくれる人材か」という観点を持ちながら選考を行っています。そのため、アルバイト経験を通じて長期間働いたからこそ見えた課題やそれを解決したエピソードなどを書くことができると、より良いアピールができるでしょう。   リーダー経験 リーダー経験のある就活生や、組織をまとめる経験をしたことがある就活生は、自分がリーダー(まとめ役)に選ばれた理由やリーダーとしてどう仕事にあたったのかを具体的にまとめてみましょう。   人をまとめたり指導したりする能力は社会人になってからも求められます。中でも出世していきたい、自分主体のプロジェクトを立ち上げたいといった考えの就活生には必須ともいえます。   アルバイトリーダーとしていかに他のメンバーのモチベーションを高め、より良い職場づくりに貢献したかのエピソードを書くことができると、一層説得力のあるガクチカになるでしょう。   たとえば「アルバイトを休むメンバーが多く職場が回っていなかったため、シフト管理の見直しを行って働きやすい環境になるよう改善した」「メンバーそれぞれの強みを最大限活かせるよう、それぞれの傾向をヒアリングして把握したうえで持ち場の調整を行った」などのエピソードが考えられます。   接客経験 接客経験がある就活生であればコミュニケーション能力やホスピタリティ精神などをアピールすることができます。   商品やサービスを提供する際、ただ自分が売りたいモノを訴求するだけではユーザーのためになるベストなアクションといえません。顧客としっかりとコミュニケーションをとり、かゆいところに手が届くような価値提供が必要です。   またどうしたらより良いサービスを提供できるかを考える力や、どうしたら顧客とより良い信頼関係を築けるかを考えて工夫する力も評価されるポイントになり得ます。   【例文】大手企業選考通過者によるアルバイト経験のガクチカ では、具体的にはどのようなガクチカが評価されるのでしょうか?ここでは実際に大手企業の選考を通過した就活生のガクチカをご紹介いたします。   アルバイト経験のガクチカ回答例(アビームコンサルティング) あなたが自分で考え行動し、成果を残した最も大きな経験を教えてください。 ※入学試験を除く、大学入学以降の経験。(400文字以内) 私が成果を残した経験はSNSを用いた集客である。私が働いていた飲食店には、立地が原因で若者の来店数が少ないという課題があった。 金銭的に余裕がなく、失敗を避けたい気持ちが強い若者への知名度向上には直接的な口コミを増やすことが最適だと考えた。 そこで、若者に認知度が高いSNSであるInstagramのアカウントを開設し、そのフォローと写真投稿でドリンク一杯を無料にするサービスを立案した。 そして、社員に許可を得た上でアルバイトの協力を仰ぎ、来店した若者にこの無料サービスの提案を行った。 その結果、私の退職時には一日一組がInstagramを見て来店するようになり、その後もInstagram経由での来店が増え続けていると聞いた。 この経験を通して、前例がない分野に挑戦する抵抗がなくなり、人を巻き込んで計画を遂行する力を得た。入社後はこの力を活かし、挑戦心を持ち続けながら組織をけん引する人材でありたい。 引用元:unistyle「【内定】エントリーシート(ビジネスコンサルタント)」 アルバイト経験のガクチカ回答例(明治安田生命) 学生時代、あなたが1番力を入れたこと 塾講師アルバイトにて「お客様を深く知ること」に注力し、目標を達成したことである。当時、13名の生徒を担当させていただく中で、「生徒各々の特徴を考慮した授業」を提供できていないという点に課題意識があった。そこで、以下の施策を実践した。 1) 【信頼関係強化】のために保護者と必ず週一で電話にて意思疎通を図り、保護者の不安や要望をこまめにヒアリングし、授業内容の見直しをその都度行った。 2) 【生徒に寄り添う】ために授業時間後の10分間に「雑談タイム」を導入し、学校生活や部活や将来のことなど、勉強以外の相談も気軽に行える体制を整えた。 これにより今まで以上に「お客様を深く知ること」ができ、保護者の方との目線合わせを踏まえた、双方が納得のいく授業を実施できた。 その結果、13名全員を第一志望校合格に導くことができた。この経験から「積極的に相手を知り、ニーズを深堀りすること」が最適な提案につながるということを学んだ。 引用元:unistyle「【内定】エントリーシート(career A)」 アルバイト経験のガクチカ回答例(野村総合研究所(NRI)) 学生時代、自身で最も"挑戦した"と思えることは何ですか? ※周囲を巻き込んだ・チームで取り組んだことがあれば優先してお聞かせください。(400文字以内) アルバイト先のカラオケ店において主体的に挑戦し続け、売上増加に導きました。店舗が売上低下に直面する中で、私は好奇心と店長への恩返しという理由からバイトのメンバーと売上向上に取り組みました。 しかし当初私達が考案した案(SNSによる宣伝、ドリンク割引)は失敗しチームは諦めムードでした。その状況を打開すべく、私は失敗の原因が本質を捉えず闇雲に案出しを行ったことにあると考え、自店の強みと現状を明確にしました。 具体的には大学周辺に位置するという強みを持つ一方、店舗の存在感の無さと長時間向けの料金体系を設けていないことが原因で隣駅の競合店に学生層が流れていました。 その問題点をメンバーに共有したことで本質を捉えた戦略的な案出しを促すことができ、私達は1.看板を自作しビル前に設置する。2.フリータイムプランを導入する。という案を考案しました。 その結果、学生の来客数が増加し売上を月15万円アップできました。 引用元:unistyle「エントリーシート(テクニカルエンジニア)」

2024.03.22

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エントリーシートの自己PR・ガクチカはどう書く?選考を通過した就活生の例文10選を公開

「エントリーシートの自己PRってどう書けば良いの?」 「自己PRを書いてみたけど、本当にこれで良いのか自信がない・・・」 このように、エントリーシートの自己PRやガクチカを書くにあたって不安を抱いている就活生は多いのではないでしょうか? 本記事ではそういった就活生に向けて、エントリーシートにおける自己PRとガクチカの書き方をフレームワークつきでご紹介いたします。実際に選考を通過した就活生の例文も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ エントリーシートと履歴書の自己PRは被っても良い 自己PRとガクチカはそれぞれ企業の意図を汲んだうえでフレームワーク沿って書くと完成度が高まる 就活のエントリーシートと履歴書の自己PRは重複してもOK  エントリーシートに自己PRを書こうとした際「あれ、エントリーシートと履歴書、どっちも自己PR欄があるけど被っても良いのかな?」と感じた就活生もいるかもしれませんが、結論内容は被っても問題ありません。 そもそもエントリーシートとは企業が新卒採用を行うにあたってその就活生の考え方や価値観、人柄などをチェックするために用意しているものになります。 一方履歴書は、入社後も氏名や住所などの従業員データを保管しておくという役割があり、エントリーシートとは若干性質が異なります。 そのため、エントリーシートと履歴書の内容は重複しても問題ありません。どちらも提出を求められた場合には、エントリーシートに具体的な自己PRを記載し、履歴書にはそれを要約したものを書くようにすると良いでしょう。 就活のエントリーシートにおける自己PR・ガクチカに関する質問例 就活のエントリーシートでは必ずといって良いほど自己PRやガクチカに関する質問をされますが、企業によってその設問項目の内容は少しずつ異なります。 そこでここでは自己PRやガクチカに関する設問例のを一部ご紹介しますので、答え方をなんとなく想像しながらざっくりとチェックしておきましょう。 ★あなたの長所・短所 ★あなたを採用したら当社にどんなメリットがあるか ★アルバイトでの経験 ★インターン経験 ★今までで最も大きな挑戦 ★今までで最も大きな成功体験 ★自ら行動した経験 ★挫折した経験 ★これまでの人生で辛かったこと ★失敗から学んだこと ★あなたの信念は何か ★日頃から心がけていること ★昔から継続している習慣 ★意思決定をする際に意識していること ★リーダーになるために必要だと思うもの ★あなたにキャッチフレーズをつけるとしたら? ★あなたを表す四字熟語 ★あなたを漢字1文字で表すと ★あなたを動物に例えると ★周りからみたあなたの印象 ★学生時代に特に力を入れたこと ★やりがいを感じるのはどんな時か ★部活動について ★サークル活動について ★ゼミに所属していたか ★卒論のテーマ ★研究内容   就活におけるエントリーシートの自己PR・ガクチカの書き方    では、エントリーシートにおける自己PRやガクチカはどのように書けば良いのでしょうか?ここでは、自己PRとガクチカそれぞれについて、企業からチェックされているポイントとフレームワークをご紹介します。   自己PRの書き方 企業は自己PRを通して、主に下記のポイントをチェックしています。 ・性格や考え方などの人柄 ・自社で活かせる強みの有無 企業は自社に貢献してくれる人材を採用するにあたってその就活生の能力だけでなく人柄についても深くチェックしているため、その物事に対してどういったアクションを取ったか、どのような考え方を持っているかなども見ているのです。 そしてそれが自社に活かせるものであるのかも同時にチェックしています。実際に自己PRを書く際は、下記の流れに従うと読みやすい文章を書けるようになるでしょう。 自己PRでもまず結論として自分の強みを一言で伝え、その強みがあることを証明できるエピソードをできるだけ具体的に書きます。 その出来事の中で生じた課題や目標のほか、その課題や目標に対してどのようなアクションを起こしたかまでを詳細に書いてください。 ここまでを終えたら結果を書きます。ここでは第三者でもその結果がどれだけ大きなものであるかを理解できるよう、数字などを用いて定量的に書くようにしましょう。 最後はここまで伝えてきた長所をどのように志望企業の業務に活かしていくのかを書いて締めくくります。 ガクチカの書き方 続いてはガクチカの書き方についてです。企業はガクチカにおいて下記の2点をチェックしています。 ・困難への向き合い方 ・仕事への意欲や人柄 社会に出るとそれまでに経験したことのない壁に直面することが多く、大きな挫折を経験する人もいます。 そのため企業はガクチカを通して、その就活生がどのように困難を乗り越えてきたかを知ることで仕事への向き合い方をチェックし、今後の活躍に期待できるかを見ているのです。 また、周りの社員とうまくやっていけるかをチェックするという観点から、エピソードの内容からその就活生がどういった役回りに徹するのか、どういった人間性や価値観を持っているのかを判断しようとしている節もあります。 実際にガクチカを書く際は、流れに沿って書いてみてください。 ガクチカを書く際にも、結論として学生時代に頑張ったことを一言で伝え、なぜそれを実践したのかの理由を書きます。 その後はそのアクションを起こす際に立てた目標やぶつかった課題を伝え、それに対してどのような取り組みを行ったのかを書きましょう。 具体的な取り組みを伝えたら、それがどういった結果に繋がったのかを書き、最後はこの出来事から学んだことを書いて文章を締めくくります。 【自己PR・ガクチカ回答例10選】実際に選考を通過した就活生のエントリーシートをチェック! 最後に、実際に選考を通過した就活生のエントリーシートの自己PR・ガクチカの質問項目と回答例を見ていきましょう。ぜひこれらの例文を参考にエントリーシートを作成してみてください。 自己PRの例文集 自己PR(300文字以内) 【どのような環境でも最大限の力を発揮します】 チャットで大学受験生のサポートをするアルバイトで、生徒一人ひとりを最大限サポートするため、独自の取り組みを行いました。例えば、生徒の趣味や勉強における悩み、成績まで多くの情報を記録することで、約30名の生徒全員の課題や成長を可視化してフィードバックできるようにしました。結果として、多くの生徒のモチベーションが向上し、成績を上げることができました。さらに、これらの取り組みが評価され、90名から1名選ばれるベストコーチ賞を受賞しました。貴社で働く上でも、どのような状況でも自身が妥協せずに最大のパフォーマンスをするために、何ができるかを考え行動し続けます。 選考通過者本選考ES:23年卒日清オイリオグループ(研究開発職) 自己PR (400文字以内) 私の強みは、“新しい視点から切りこみ、どんな困難とも闘える挑戦力と忍耐力”だ。 これは、競技ダンス部でペアが辞めた後も、自分なりの目的と方法で部活に向き合い続けた経験に表れた。 週6回の練習漬けの毎日を送っていたある日突然、ダンスのペアが部活を辞め、私は大学内の目標の大会に出られなくなった。しかし、大好きなダンスを中途半端な形で終わらせたくなく、先輩にしてもらったことをまだ後輩に返せていないと思い、以下の2つを行って部活に残った。 まず、卒業した先輩にペアを頼み込み、大学外の大会で勝利を目指して練習を再開した。 次に、練習会の前に1時間早く練習場に行き、悩む後輩に助言をした。ダンスの技術だけでなく個人的な悩みも聞き、精神面からサポートをした。 結果として、選手として活躍しつつ部活に貢献し、部活へのやりがいを取り戻した。 ここから、逆境でも諦めずに挑戦すれば道が開けることを学んだ。 選考通過者本選考ES:23年卒西日本電信電話(NTT西日本)(事務系職種) 自己PR(300文字以内) 持ち前の主体性と周りを巻き込む力を活かして、研究室の後輩の歓迎会を成功させました。私が昨年研究室に入った時はコロナでイベントが一切行われず、先輩と打ち解けるのに時間がかかりました。今年も歓迎会は中止の空気でしたが、後輩に同じ思いをしてほしくないと考えた私は自ら行事係となり、歓迎会の開催を決めました。内容を考えるにあたり、十分な距離をとりつつ教授や留学生も能動的に楽しめるよう、同期にも意見を聞きながら企画しました。当日は想像以上に盛り上がり、教授からも「久しぶりにイベントができてよかった」と感謝されました。貴社でも、課題に対してすべきことを自ら考え提案し、周りを巻き込みながら実行します。 選考通過者本選考ES:23年卒日清オイリオグループ(研究職) 自己PR(400字以内) 【チームを作る実行力と提案力】 高校時代にずっと応援し続けている男性タレントを語る場として、サークルを立ち上げました。地元でのイベントを通じて、友人ができたことをきっかけに「普段出会うことがない同じ趣味を持つ人たちが気軽に集まれる場所が欲しい」と想い、友人の協力のもと、私が主催者として、地元の中学生から大学生を対象にSNSで呼びかけました。最初は10人弱の規模でしたが、SNSにサークルの活動の様子を公開することで「参加したい」という声が寄せられ、結果30人ほどのサークルに成長しました。そして6年経っても定期的に交流会を開催しています。初めは、自らが中心となり、情報発信することに対して抵抗がありましたが、結果としてこの経験は、周りの輪を大きくするための「実行力」や「提案力」をより育む機会になりました。仕事では組織を巻き込む実行力とお客様に寄り添った提案を行いたいです。 選考通過者本選考ES:23年卒広島銀行(Gコース) 自己PR(400字以内) 私の強みは、目標に真摯に向き合い、最後までやり遂げる力です。この強みは中学校から6年間続けた吹奏楽の経験から培いました。大学ではこの強みを2つの取り組みで発揮しました。1つ目は体育会軟式野球部のマネージャーとして、新入生の勧誘を行ったことです。対面での新歓ができなかったため、「認知度向上」と「魅力アピール」を意識しSNS投稿を行いました。また最初はモチベーションや危機感に差があった同期のマネージャーを巻き込んで勧誘に協力してもらったことで、マネージャー不足という課題を解決することができました。2つ目は塾講師のアルバイトで、1年間にわたり生徒の志望校合格をサポートしたことです。部活を秋まで続けていて勉強時間が人より少ない生徒のために、効率化と質の重視を意識した指導を心掛け、生徒は志望校に合格することができました。この成果から私の強みは目標に真摯に向き合い、最後までやり遂げる力であると考えます。 選考通過者本選考ES:23年卒島津製作所(事務系総合職) 自己PRをお願いします。 私は目標に対して真摯に取り組む人間だ。 私は試合で勝つことを目標にキックボクシングを週に6回練習していた。ある日トレーナーから練習次第では試合に出すと言われ一層練習に打ち込んだ。しかし、私にはまだ相手を倒せる武器が無いと出場機会は見送られた。非常に悔しく辞めようとも考えたが自身の目標を諦めきれず、得意な左ミドルキックを重点的に練習した。どのように蹴れば重みが増すのか、左ミドルを当てるにはどう立ち回れば良いか常に意識した。また、練習で指摘されたことはメモに書き次の練習前に読み返すようにした。結果として左ミドルを駆使し試合に勝利した。 この経験で培った課題解決能力を貴会でも発揮したい。 選考通過者本選考ES:23年卒全国農業協同組合連合会(JA全農)(事務系) ガクチカの例文集 あなたがチームで最も高い成果を上げた経験について 研究活動において、効率的に実験を進めることに苦労した。私は、紫外線によるダメージの軽減法の研究を行っている。実験では、ヒト皮膚の培養細胞を使用しており、1週間の前培養が必要であった。また、同じ細胞を用いて複数の実験を行っており、効率的に実験を行う必要があった。そこで私は、2つのことを意識して計画を立てた。1つ目は、計画に余裕を持たせることだ。実験が多少前後しても、同じ実験機器を使う時間帯が被るリスクが軽減された。2つ目は、実験の優先順位を明確にすることだ。これにより、重要度の高い実験に時間を割くことが可能となった。この経験から、リスクと効率を管理して計画を立てることの大切さを学んだ。 選考通過者本選考ES:23年卒NTTデータ あなたが自分で考え行動し、成果を残した最も大きな経験を教えてください。 ※入学試験を除く、大学入学以降の経験。(400文字以内) 私が成果を残した経験はSNSを用いた集客である。私が働いていた飲食店には、立地が原因で若者の来店数が少ないという課題があった。金銭的に余裕がなく、失敗を避けたい気持ちが強い若者への知名度向上には直接的な口コミを増やすことが最適だと考えた。そこで、若者に認知度が高いSNSであるInstagramのアカウントを開設し、そのフォローと写真投稿でドリンク一杯を無料にするサービスを立案した。そして、社員に許可を得た上でアルバイトの協力を仰ぎ、来店した若者にこの無料サービスの提案を行った。その結果、私の退職時には一日一組がInstagramを見て来店するようになり、その後もInstagram経由での来店が増え続けていると聞いた。この経験を通して、前例がない分野に挑戦する抵抗がなくなり、人を巻き込んで計画を遂行する力を得た。入社後はこの力を活かし、挑戦心を持ち続けながら組織をけん引する人材でありたい。 内定者本選考ES:23年卒アビームコンサルティング 学生生活の中で力を入れて取り組んだ内容 代表を務める〇〇活動において、〇〇や〇〇に営業を行うことで「活動の認知度の向上」に取り組んだ経験です。大学の〇〇部の活動の一環で小中学生向け講習会を開いています。当初は年に3回の講習会しかなく小規模なものでした。活動を発展させるためにメンバーと話し合い、認知度の向上が必要であると考え複数の〇〇や〇〇に連絡し、直接お会いして講習会の開催への協力をお願いしました。その結果〇〇や〇〇の〇〇との合同講習会や紹介していただいた〇〇での講習会など昨年は9回の講習会を開催できました。また〇〇からは助成金もいただき、様々な用具を用いたより内容の濃い講習会を実現できました。様々な立場の人に対する営業活動を通して、自分たちの熱意を伝えるだけではなく相手の目的や利害を考えた上で提案を行うことの重要性を学びました。 選考通過者本選考ES:23年卒三菱UFJ銀行 あなたが大学入学後、最も力を入れて取り組んだことについて教えてください。 特に「取り組んだ理由」「難しかった点とその原因」「自分なりに創意工夫した点」を重点的に教えてください。 (400文字以内で簡潔に記入してください) プログラミングスクールでの長期インターンにて研修生の退職率を20%低下させたことです。 取り組んだ理由としては、私が日々の業務にやりがいを感じる一方で、研修生の退職者が非常に多いことに悲しさを覚えたからです。 当初は多くの案を実行するもなかなか効果が現れませんでした。この原因は闇雲に思いついた案を実行していることだと思い、徹底的な現状分析を行いました。3つの視点「自分自身の経験、現在の研修生や同期へのヒアリング、過去の学習進捗データ」から調べると、研修開始直後の学習進捗の遅れ、1人で学習する孤独感が学習意欲を下げていると判明しました。 そこで気軽に質問でき、他の研修生と一緒に学習できる「共同学習スペース」を設置しました。 当初は利用率が低く、効果が現れませんでしたが、適宜仲間と議論を重ね粘り強く取り組むことで、利用者が約3倍増え、退職率も約20%下げることができました。 内定者本選考ES:22年卒野村総合研究所(NRI)

2024.03.22