【項目別】オープンES・例文集|選考を通過した就活生の自己PRやガクチカも紹介

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「オープンESってどんな風に書くのが正解なの?」
「一旦書いてみたけど、本当にこれで良いのかいまいち自信がない」

このように、オープンESの書き方でお悩みの就活生は多いのではないでしょうか。本記事ではそういった就活生に向けて、オープンESの例文を項目別にご紹介いたします。

実際に選考を通過した就活生の自己PRやガクチカも掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。

この記事のまとめ

  • オープンESとは、あらかじめ登録したESデータを複数企業に転用できる、リクナビが提供しているサービスのこと
  • 設問ごとに注意点やポイントが異なるため注意が必要
  • 自己PR、ガクチカ、志望動機についてはフレームワークと例文を参考にするのがベター

オープンESとは?

オープンESとはリクナビが提供しているサービスで、あらかじめリクナビ上に登録したESのデータを複数の企業に提出できるシステムです。

複数の企業にエントリーする場合、本来であれば応募する企業分だけESや履歴書を作成する必要がありますが、オープンESを使用すれば一度作成しておくと他の企業にもそのまま転用できるため書類作成時間を大幅に短縮できます。

オープンESしか扱っていない企業もあるため、企業の選択肢を広げるという意味でオープンESを活用するのがベターといえるでしょう。

ただし、オープンESはリクナビと提携していない企業には提出することができません。エントリーした後に「OpenES提出可能」と表示された企業に関しては提出可能ですのでチェックしてみましょう。

オープンESでは下記の項目が用意されていますので、本記事ではこれらそれぞれの書き方と例文をご紹介いたします。

【例文つき】就活生がオープンESを書く際のポイント

先ほどお伝えした項目のうち、氏名と学歴はそのまま書くだけですので、保有資格以降のポイントと例文をご紹介いたします。

保有資格

保有資格について書く際には、下記のポイントに留意しましょう。


資格名は、認識のズレが生じないよう必ず正式名称で書きましょう。TOEICなどのスコアがある場合はその点数も記載します。

また、保有資格を記載したうえでその資格を取得した理由や、自分をアピールする内容なども書けると自分の人柄や価値観を伝えられ、採用担当者により印象付けられるでしょう。

【保有資格・例文】
実用英語技能検定2級 合格(語学力をつけるため)|24文字
宅地建物取引士 合格(知識を早くつけたかったため)|25文字
TOEIC 650点取得(語学力をつけるため)|23文字

趣味・特技

趣味・特技欄を記載する際には下記のポイントに留意しましょう。


趣味・特技欄を書く際にはテーマを一つに絞りましょう。

自分を強くアピールしたいからと部活動やインターンなどテーマを複数盛り込んでしまうと、読み手はどこに重点を置いて読めば良いかわからなくなってしまいます。

その企業が求める人物像に沿った強みをアピールできるテーマを一つだけ選ぶようにしましょう。そして、できるだけ具体的に内容を書いて自分の人柄や考え方を伝えられるよう留意します。 アピールする内容にもよりますが、たとえばテニス部に所属していた際のエピソードを盛り込む場合には、大会でどれほどの記録を残せたのか、自分が部内でどういった役割を果たしていたかなどを具体的に書けると良いでしょう。

なお、企業は趣味や特技、そしてそこから得た学びを通して仕事との適性もチェックしています。入社後、その強みや学びをその企業でどう活かせるかまでを明確に書けるとより良いアピールとなるでしょう。

【趣味・例文】
私の趣味は野球です。野球ではチームワークが重要となるため、いかに周りを活かす動きができるかを考えられるようになり、協調性と柔軟性を養えました。入社後もチームワークを大切にし、組織一丸となって成果にコミットできるよう尽力したいです。|115文字

【特技・例文】
私の特技は風景画を描くことです。風景画は空や緑など一つひとつの要素の積み重ねでようやく完成するものだからこそ、絵を通して日々の積み重ねの大切さを学びました。入社後は日々の積み重ねを大切にし、些細な業務にも愚直に取り組みたいと思います。|117文字

学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容

学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容について書く際には下記のポイントを意識しましょう。


学業関連の取り組みについて書く際には専門用語を使ってしまいがちですが、採用担当者が理解できないことを避けるためにも避けるのが無難です。

オープンESでは万人が理解しやすい言葉を使って文章が書けているかという点もチェックされていますので、留意しましょう。

また、採用担当者はこの項目を通してその就活生の考え方や人柄を知りたいと考えています。この項目では学んだ分野についての説明をするだけで終わってしまいがちですが、自分をアピールするためにもどういったスキルや思考力が備わったのかまでを書くように留意しましょう。

そしてそこで学んだものや得たものを入社後どう活かせるかまで落とし込めるとより強いアピールになります。

  【学業で取り組んだ内容・例文】
私は学業の中でも簿記の勉強に力を入れて取り組みました。それまで数字が苦手だったのですが、数字に強くなりたい、将来に繋がる資格を取得したいという思いから簿記の勉強を始めました。最初は回答に時間がかかり正答率も低かったのですが、毎日2時間勉強時間を設け、友人の助けを借りて勉強した結果、簿記の資格を取得できました。この経験から習慣化の大切さと、苦手なことも努力次第で克服でき大きなやりがいを得られることを学んだため、入社後は課題にぶつかっても習慣化を実践して乗り越えていきたいと思います。|242文字

【ゼミで取り組んだ内容・例文】
私はゼミでのプレゼンに力を入れました。人前での発表が苦手だったため、図解やグラフを多用して視覚的に情報を伝えるよう工夫したうえで、自分が話す様子を動画で撮影して話し方や身振りを細かく確認し改善を繰り返しました。結果本番ではスムーズに発表することができ、周りからも「わかりやすくて良いプレゼンだった」と評価してもらうことができました。この経験から事前準備の大切さと苦手分野は努力次第で克服できることを学んだため、入社後も常に事前準備を細かく行い、苦手な業務でも問題なく対応できるよう努めたいと思います。|250文字

自己PR

企業は自己PRを通して、主に下記のポイントをチェックしています。

・性格や考え方などの人柄
・自社で活かせる強みの有無

企業は自社に貢献してくれる人材を採用するにあたってその就活生の能力だけでなく人柄についても深くチェックしているため、その物事に対してどういったアクションを取ったか、どのような考え方を持っているかなども見ているのです。

そしてそれが自社に活かせるものであるのかも同時にチェックしています。実際に自己PRを書く際は、下記の流れに従うと読みやすい文章を書けるようになるでしょう。


自己PRでもまず結論として自分の強みを一言で伝え、その強みがあることを証明できるエピソードをできるだけ具体的に書きます。

その出来事の中で生じた課題や目標のほか、その課題や目標に対してどのようなアクションを起こしたかまでを詳細に書いてください。

ここまでを終えたら結果を書きます。ここでは第三者でもその結果がどれだけ大きなものであるかを理解できるよう、数字などを用いて定量的に書くようにしましょう。

最後はここまで伝えてきた長所をどのように志望企業の業務に活かしていくのかを書いて締めくくります。

【実際に選考を通過した就活生の例文】
私の強みは、“新しい視点から切りこみ、どんな困難とも闘える挑戦力と忍耐力”だ。 これは、競技ダンス部でペアが辞めた後も、自分なりの目的と方法で部活に向き合い続けた経験に表れた。
週6回の練習漬けの毎日を送っていたある日突然、ダンスのペアが部活を辞め、私は大学内の目標の大会に出られなくなった。しかし、大好きなダンスを中途半端な形で終わらせたくなく、先輩にしてもらったことをまだ後輩に返せていないと思い、以下の2つを行って部活に残った。 まず、卒業した先輩にペアを頼み込み、大学外の大会で勝利を目指して練習を再開した。 次に、練習会の前に1時間早く練習場に行き、悩む後輩に助言をした。ダンスの技術だけでなく個人的な悩みも聞き、精神面からサポートをした。
結果として、選手として活躍しつつ部活に貢献し、部活へのやりがいを取り戻した。 ここから、逆境でも諦めずに挑戦すれば道が開けることを学んだ。

選考通過者本選考ES:23年卒西日本電信電話(NTT西日本)(事務系職種)

学生時代に最も打ち込んだこと

続いてはガクチカの書き方についてです。企業はガクチカにおいて下記の2点をチェックしています。

・困難への向き合い方
・仕事への意欲や人柄

社会に出るとそれまでに経験したことのない壁に直面することが多く、大きな挫折を経験する人もいます。

そのため企業はガクチカを通して、その就活生がどのように困難を乗り越えてきたかを知ることで仕事への向き合い方をチェックし、今後の活躍に期待できるかを見ているのです。

また、周りの社員とうまくやっていけるかをチェックするという観点から、エピソードの内容からその就活生がどういった役回りに徹するのか、どういった人間性や価値観を持っているのかを判断しようとしている節もあります。

実際にガクチカを書く際は、流れに沿って書いてみてください。


ガクチカを書く際にも、結論として学生時代に頑張ったことを一言で伝え、なぜそれを実践したのかの理由を書きます。

その後はそのアクションを起こす際に立てた目標やぶつかった課題を伝え、それに対してどのような取り組みを行ったのかを書きましょう。

具体的な取り組みを伝えたら、それがどういった結果に繋がったのかを書き、最後はこの出来事から学んだことを書いて文章を締めくくります。

【実際に選考を通過した就活生の例文】
研究活動において、効率的に実験を進めることに苦労した。私は、紫外線によるダメージの軽減法の研究を行っている。実験では、ヒト皮膚の培養細胞を使用しており、1週間の前培養が必要であった。また、同じ細胞を用いて複数の実験を行っており、効率的に実験を行う必要があった。そこで私は、2つのことを意識して計画を立てた。1つ目は、計画に余裕を持たせることだ。実験が多少前後しても、同じ実験機器を使う時間帯が被るリスクが軽減された。2つ目は、実験の優先順位を明確にすることだ。これにより、重要度の高い実験に時間を割くことが可能となった。この経験から、リスクと効率を管理して計画を立てることの大切さを学んだ。

選考通過者本選考ES:23年卒NTTデータ

志望動機

志望動機はオープンESの必須設問ではありませんが、企業ごとに質問を3つまで追加できるため、こちらも問われる可能性が高いといえます。企業は志望動機を通して下記の2点をチェックしているため把握しておきましょう。

・志望度の高さ
・自社の社風やビジョンとマッチしているか

企業としては、内定を出したとしても実際に入社してもらえなければ意味がありません。 「内定を出したら本当に入社するか」という点は企業にとって重要な判断材料となるため、エントリーシートをチェックする段階からその就活生の志望度の高さを見ているのです。

しかしその就活生の志望度がどんなに高くても、企業の社風やビジョンとマッチしていなければその企業で長く働いてもらうことが期待できないため、企業は志望動機を通してその就活生が自社とマッチしている人材かどうかもチェックしています。

上記の内容を念頭において、志望動機を書いていきましょう。志望動機を書くにあたっては下記のフレームワークに従うとより読みやすい内容になります。


まずは結論として一言で志望理由を伝え、なぜそう思ったのかの理由を書きます。ここでは、自分自身の経験に基づく具体的なエピソードを書くのがポイントです。

その後、数ある企業の中からなぜその企業を選んだのかの理由を書きます。どういった観点で考えれば良いのかわからないという就活生は下記を参考にしてください。

●企業の社風から
●企業で働く社員から
●企業の強みから
∟業務内容
∟サービス/商品(コンセプト)
∟社会貢献活動

そして最後に、入社後その企業でどのように活躍したいか、どういった形で貢献できるかを伝えて締めくくります。これらを念頭におくと、実際に下記のような志望動機を書けるようになるはずです。

【実際に選考を通過した就活生の例文】
私の「自身が携わった商品で多くのお客様を笑顔にしたい」という夢を叶えるためだ。 私の研究内容は食品成分の分析であり、将来食品開発に役立つ物質を農産物から探すことを目的としている。私は実験を進めるうちに、自身が製作に携わった商品を実際にお客様が笑顔で手に取ったらどんなに嬉しいのだろうと考え上記の夢を抱いた。それ以降私は将来食品業界で働くことを決意し、その中でも貴社に強い関心を持った。貴社はおいしさと健康だけでなく「楽しさ」にも焦点を当て、お客様のニーズに合わせた商品を多く提供しているからだ。人々が満足のいく食生活を送るためには、おいしさと健康の要素は欠かせない。貴社はその2つの要素を確立したうえで「楽しさ」という付加価値を加え新たな食生活の形を創出している。このことから貴社の商品は「多くのお客様を笑顔に」できる商品だと考え関心を持った。
私はぜひ貴社とともに自身の夢を叶えたいと感じ志望した。

選考通過者本選考ES:23年卒明治(技術系)

この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ

大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、 就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。

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