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25年卒のインターンには何社参加する?変更点を理解して就活を有利に進めよう

25年卒採用からインターンの定義が変わり、どのように対応すべきか悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。 本記事では新たなインターンの定義を解説するとともに、25年卒の就活生が受けるべき参加するべきインターンの社数についてご紹介していきます。 これから就活を本格的に始めようと思っている就活生はぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ 就業体験が可能な「汎用的能力・専門活用型インターン」「高度専門型インターン」をインターンと定義する 企業説明・座談会を実施する従来の1dayインターンは「オープン・カンパニー」と称され、採用には直結しない 「オープン・カンパニー」には6社程度、「汎用的能力・専門活用型インターン」には1~3社程度参加する インターンの目的は業界理解・企業理解し自分に合う業界・企業を見つけるための活動であるため、闇雲にインターンに参加するのではなく、目的を持って参加をすることが大切である ※正式名称は「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」「高度専門型インターンシップ」ですが、本記事では「インターンシップ」ではなく「インターン」に統一してご説明しております。 25年卒採用からインターンの定義が変わる 25年卒採用からインターンの定義が異なります。ここではその詳細を説明していきます。 インターンでの働きが本選考に繋がるケースもある 24年卒採用までは企業がインターンで得た情報を採用活動に利用できないという決まりがありましたが、25年卒からは新たに定められたインターンの定義にあてはまる内容のインターンを企業が実施した場合、そこで得た学生情報を本採用でも利用できるようになりました。 就活生からすると、インターンでの働きぶり次第では、本選考を有利に進めることができるようになったともいえます。 キャリア形成支援の4類型 従来のインターンには会社説明会を中心に行う1dayインターンや実際に実務を行う短期・長期インターンなどがありました。どちらも「インターン」とひとくくりにされていましたが、「産学協議会(経団連と大学が直接対話する会)」が従来のインターンを「キャリア形成支援の4類型」と称し分類し、規定を満たしている内容のもののみをインターンとすることを決めました。 ■キャリア形成支援の4類型 「オープン・カンパニー」のような従来の1dayインターンにあたる内容は25年卒採用からはインターンではなくなり、これらの内容は採用には直結しません。 「汎用的能力・専門活用型インターン」「高度専門型インターン」に分類される内容が25年卒からは「インターン」と位置づけられ、これらは採用に直結します。 25年卒採用はインターン定義の移行期間にもあたるため、就活サイトによっては本来のインターン要件を満たしていない内容であっても「インターン」と表示されている場合もあります。そのため、就活生自身もインターンの定義を理解し採用に直結するインターンか否かを判断できると良いでしょう。 キャリア形成支援の4類型の内容 「オープン・カンパニー」「キャリア教育」「汎用的能力・専門活用型インターン」「高度専門型インターン」ではそれぞれどのような内容なのかを確認していきましょう。 オープン・カンパニー 「オープン・カンパニー」は企業や就活サイト、大学のキャリアセンターなどが実施するイベントや説明会のことをいい、職業体験を伴いません。大学が受験生に対して行う「オープン・キャンパス」の企業版と考えると分かりやすいでしょう。 主な内容は ■企業の事業・業務内容の説明 ■社員による講演会 ■座談会 など企業や業界を理解してもらうことを目的とした内容となっています。 参加対象者は、学年問わず全学生が対象で、1日開催が基本です。 オンラインでの開催などもあります。 □メリット ・複数のインターンに参加しやすい ・日程調整がしやすい ・学業との両立がしやすい ・業界理解ができる ・職種理解ができる ・さまざまな学生や社会人と出会える ・選考なしで参加できるものもある □デメリット ・実際の業務を体験することはできない ・自分に合った職業かどうかを判断しにくい ・交通費がかかる ・職場の雰囲気が分からない場合もある キャリア教育 キャリア教育とは「一人ひとりの社会的・職業的自立に向けて基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」のことをいいます。これを行う主目標は、「学生に社会的・職業的自立に必要な能力を身に着けるように働きかけること」です。 そのため、学生自身のキャリアを考える場として8割を超える大学で正課授業として導入されています。 具体的には、 ・職業観の養成・キャリア形成を目的とした授業 ・社会人基礎力の醸成を目的とした授業 ・資格取得・就職対策などを目的とした授業 ・社会人のゲストを招き講話を聞く特別授業会 ・社会人基礎力を測るアセスメントの実施 ・産学協働で行う課題解決型学習(PBL) など内容は様々です。  大学が独自でカリキュラムを組んで実施をしているケースもあれば、企業と協働して行うプログラムもあります。短期で実施するものや1年間など長期的に実施するものなど期間も様々です。企業主催で行う場合には1~3日など短期間のものが多いです。 汎用的能力・専門活用型インターン 参加する期間は、汎用的能力活用型は5日間以上、専門活用型は2週間以上と定められており、参加日程の半数を超える日数で就業体験を行います。そのため、汎用的能力活用型は3日以上、専門活用型は1週間以上の実務体験が可能です。 具体な業務は、 ・営業などの業務同行 ・研究所・工場などで実務体験 など企業によって様々です。 実施時期は学部3年・4年もしくは修士1年・2年の長期休暇期間(夏休み・冬休み・入試休み・春休み)と定められているため学業との両立がしやすいように改定されています。 □メリット ・業界理解ができる ・自分に合った職種か判断できる ・職場の雰囲気を知ることができる ・仕事を具体的にイメージできるようになる ・社員からフィードバックを得ることができる ・学業との両立がしやすい □デメリット ・選考があり希望の企業のインターンに参加できない場合もある ・複数のインターンに参加しにくい ・最低5日間は必要なため都合により参加できない可能性もある 高度専門型インターン 高度専門型インターンは大学院の修士・博士課程を対象に職業体験を行うというものです。 2021年から開始した理系の博士課程を対象とした「ジョブ型研究インターン」と現在検討中の文系修士課程学生を対象とした「高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターン(仮)」という2つのタイプがあります。 「ジョブ型研究インターン」の場合、理系・博士課程を持つ大学院生が2ヵ月以上の就業体験に有給で参加し、その評価を受けて単位を取得するという制度となっています。 インターン実施には、ジョブ型研究インターン推進協議会の会員企業・会員大学が対象となります。 「高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターン(仮)」は2週間以上の就業体験を実施する方向で検討中で、こちらも有給の予定です。 □メリット ・自分自身のスキルや意欲の向上に繋がる ・職場の雰囲気を知ることができる ・必要なスキルや能力を具体的に知ることができる ・社員人としてのスキルを養うことができる ・正規の教育課程の単位科目として実施されるため学業と両立できる □デメリット ・制度がスタートしたばかりなので、専攻分野でのインターンが実施されていない場合もある ・実施期間が長期に渡るため、日程が合わない場合もある POINT インターンに参加していなくても本選考を受けることができる インターンに参加していないからといって本選考を受けることができない訳ではありません。闇雲にインターンに参加するのではなく目的を持ち、学業や部活動など学生の本業との両立を大切にしたうえでインターンへの参加を検討してみましょう。 インターンは何社参加する? インターンとは、業界や企業のことを知り自分に合った「業界・職種・企業」を見つける活動です。定義の変更によりインターンへの参加が採用に有利に働く可能性があるからといって闇雲に5日以上のインターンに参加することはおすすめできません。 まずは24年卒の先輩たち同様に「オープン・カンパニー」に参加し業界・企業研究を深め企業や職種を理解し、自分に合った業界を探すことをおすすめします。 「オープン・カンパニー」「汎用的能力・専門活用型インターン」に参加する場合の社数については下記を参考にしてみてください。 志望業界が決まっている場合 ■「オープン・カンパニー」への参加 志望業界:2~3社、志望業界以外:1~2社 ■「汎用的能力・専門活用型インターン」への参加 志望業界:1社 すでに業界研究も進んでいて、志望業界も固まっている就活生の場合には、同業界の「オープン・カンパニー」に2~3社、他業界の「オープン・カンパニー」にも1~2社参加してみましょう。 そのうえで「汎用的能力・専門活用型インターン」に参加し、自分に適性があるのかを見極めてみることをおすすめします。他業界の「オープン・カンパニー」に参加したほうが良い理由としては、志望業界との違いに気付き志望動機を明確にできるという点が挙げられます。 また、志望業界を最初から固めすぎてしまうと志望業界よりも自分に適性がある業界・企業に気づけない可能性があるため、他業界の「オープン・カンパニー」に参加することで視野を広げることに繋がります。  志望業界が決まっていない場合 ■「オープン・カンパニー」への参加 興味のある業界:3~4社→進みたい業界:1~2社 ■「汎用的能力・専門活用型インターン」への参加 進みたい業界:1~2社 志望業界が明確に決まっていない場合には、同じ業界への応募は避け、興味のある業界3~4社の「オープン・カンパニー」への参加をおすすめします。あまり多すぎても日程調整が大変になりますし、学業に支障をきたしかねません。本業とのバランスを加味して現実的に可能な社数に制限しましょう。 3~4社の「オープン・カンパニー」に参加し、興味のある業界が明確になった場合には、進みたい業界の「オープン・カンパニー」を追加で1~2社受けると同業界内の比較ができ、自分に合った社風や文化の企業と出会える可能性が広がり、志望動機を明確にすることに繋がります。 その後自分のスキル・性格と職種がマッチするかを判断するために「汎用的能力・専門活用型インターン」に参加してみましょう。 POINT 少し多めに応募しよう インターン選考の倍率は高く、誰でもインターンに参加できるわけではありません。また複数のインターンに応募した場合、日程が被ってしまう可能性もあります。 不測の事態も想定し、参加したいインターン数よりも多めに応募をしておくことをおすすめします。 複数社のインターンに参加する場合の注意点 ここでは、複数社のインターンに参加する場合の注意点についてお伝えしてきます。 目的を明確にしておく 自分はこのインターンを通じて何を学び、何を得たいのかを明確にしたうえで参加してください。 目的を持って参加したほうがより多くのことを吸収でき、インターン自体の価値に大きく差がでてきます。有意義なインターン期間とするために、目的を明確にしておきましょう。 スケジュール管理をしっかり行う 複数のインターンに応募をすると選考日程やインターン開催日が被ってしまうことがあります。 「就活用のスケジュール帳を作る」「アプリにまとめる」など、自分が管理しやすい方法で予定を管理しましょう。 それでも被ってしまった場合は、気づいた時点ですぐに企業に連絡をするようにしてください。 自己分析を怠らないようにする 多くのインターンに参加することで、業界や企業研究は十分にできるのですが、そればかりに注力しすぎる人が陥りやすいのが自己分析不足です。 就活では業界や企業理解と同様に自分についても深く理解できていることが重要であるため、必ず自己分析の時間も取るようにしましょう。 関連記事 就活生がインターン面接に向けて準備しておくべきこととは?【頻出質問例付】

2024.03.22

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インターンの探し方・選び方を伝授!自分に合った企業インターンに参加しよう!

そろそろインターンに応募をしたいと考えているものの、「インターンの探し方が分からない」「数あるインターンの中からどうやって自分に合った企業を選べば良いのか悩んでいる」という就活生は多いのではないでしょうか。 本記事では、インターンを探す王道の方法4つをメリット・デメリットと共にご紹介しています。さらに就活生の現状に合ったインターン企業を選ぶポイントについてもお伝えしています。 インターン探しを始める就活生はぜひ一度チェックしてみてください。 この記事のまとめ インターンを探す方法は「就活サイト」「企業のHP」「大学のキャリアセンター」 「先輩・友人の紹介」 インターン企業を選ぶポイントは「業界・職種」「場所・日程」「期間」「内容」 就活生におすすめのインターンの探し方4選 インターンを探す方法はたくさんありますが、ここでは、就活生におすすめのインターンの探し方を4つをご紹介します。 メリット・デメリットも掲載していますので、自分に合った方法を見つけてみてください。 就活サイト ❏メリット ・数多くの企業の中から探すことができる ❏デメリット ・情報量が多いため、自分にあったものを見つけるのが難しい ・サイトによって業界などの情報が偏る可能性がある 王道の探し方はリクナビ・マイナビなどの就活サイトやインターンに特化した就活サイトを活用した方法でしょう。 新卒採用を行う多くの企業は就活サイトに掲載をしているため、複数の企業の中から自分に合ったインターンを探すことができます。 また、業種・企業規模・事業内容などキーワード検索が可能なので、検索結果の中には自分が考えていなかった企業・知らなかった企業がヒットするなど新しい発見があるかもしれません。 CHECK! 就活サイトの選び方 インターン情報が掲載されている就活サイトは複数あり、大手企業の情報が多いサイト・ベンチャー企業の情報のみのサイト・インターン情報のみのサイトなど、それぞれ特色が異なります。 自分の思考に合ったサイトを検索し活用するとより有意義な情報が得られるでしょう。 POINT こんな人におすすめ 業界研究などを始めたばかりで、自分にあった業界を知りたい。 いろんな企業と出会いたいと思っている就活生におすすめです。 企業のHP ❏メリット ・求人サイトに掲載されていない情報を得ることができる ・確実な情報を得ることができる ❏デメリット ・常にHPをチェックする必要があるため、インターンの募集に気付けない可能性がある 企業によっては、リクナビやマイナビのような就活サイトにインターン募集の情報を載せず、自社のHPでのみ募集をしている場合があります。 もしくは、就活サイトの掲載情報よりも企業のHPをチェックしたほうがより最新かつ正確な情報を得ることができる可能性もあります。 興味のある業界や企業が決まっている場合には、企業のHPも定期的にチェックすると良いでしょう。 POINT こんな人におすすめ 興味のある業界や企業が決まっている人におすすめです。 大学のキャリアセンター ❏メリット ・同じ大学卒のOB・OGを紹介してもらえる可能性がある ・大学独自のインターン情報を紹介してもらえるケースもある ❏デメリット ・紹介できる企業が少ない 大学のキャリアセンターは大学生なら誰でも利用することが可能で、気軽に活用できます。また、学校独自のインターン情報を紹介してもらえたり、OB・OGを紹介してもらえる可能性があります。 ただし、大学によっては紹介できる企業数が少ない場合もあるので、キャリアセンター以外の手法も併用して活用すると良いでしょう。 POINT こんな人におすすめ 気軽にインターンを探したい就活生やOB・OGとの接点を持ちたいと考えている就活生におすすめです。 先輩や友人の紹介 ❏メリット ・実際に経験したからこそ分かるリアルな情報を得ることができる ・ネット上に掲載されていない詳細情報まで知ることができる ❏デメリット ・企業の印象がその人の価値観・主観に左右される 実際にそのインターンを経験した先輩や友人からの話なので、ネット上には掲載されていないリアルかつ詳細な情報を得ることが可能です。 しかし、人づての話の場合、どうしても先輩や友人の主観が入った内容になりがちです。また先輩や友人とあなたが全く同じ価値観・趣向を持っているわけではないので、本当は自分に合った企業であっても、話し方によってマイナスイメージを持ってしまう可能性も大いにあります。 先輩や友人から話を聞く際は、参加した際に行ったプログラム内容の確認などをメインとし、感想や主観はあくまで参考程度に聞くようにしましょう。 POINT こんな人におすすめ ネット上の情報だけでは不安、生の声を参考にして探したいと思っている就活生におすすめです。 インターン企業を選ぶ4つのポイント いざ探し始めると、インターンの数の多さに驚くことでしょう。複数あるインターンの中からどうやって選べばいいのか悩んでいる就活生は下記4つのポイントを軸に探すと効率的に検索することができます。 選ぶ基準は人それぞれ異なりますので、「なぜインターンに参加するのか」という目的と照らし合わせながら、自分に合った軸をベースに選ぶと良いでしょう。 業界・職種で選ぶ インターンへの目的が「業界研究・職種理解」や「自分に適した業界なのかを確かめたい」という就活生の場合は、業界や職種で選ぶと良いでしょう。 就活サイトには、業界や職種の絞り込み機能・キーワード検索機能が備わっているので、自分の興味のある業界を検索しやすいです。 たとえば「インターネット業界」「企画」などと条件を指定し検索することで、興味がある仕事と関連性が高いインターンの情報を得ることができます。志望企業が決まっていない人は、まずは、自分が興味があること・気になる分野をベースに探してみてください。 場所で選ぶ 「志望業界や志望企業が明確でなく、また興味のある分野も分からない」という就活生は、参加しやすい場所で実施されているインターンを選ぶという手もあります。 志望企業が明確ではないにもかかわらず、遠方のインターンに参加するのはナンセンスです。 内容によっては無駄足になってしまう可能性もありますし、交通費は自腹となるため出費がかさみます。  業界研究の第一歩としてどこかのインターンに参加してみたいと思っている場合、まずは近場で参加できるインターンへの参加をおすすめします。  POINT オンラインも活用しよう 近年はオンライン参加できるインターンも多いです。 就活の方向性が明確でない就活生の場合は、オンライン参加が可能かという軸でインターンを選ぶこともできます。 スケジュールで選ぶ インターンは基本的に5日間以上です。中には5日間以上の長期に渡るインターンの場合もあります。 長期休暇中にインターンを開催している企業がほとんどですので、部活動やサークル活動・アルバイトなどの都合によって参加できる企業は絞られてしまう可能性もあります。 どの企業を選ぶべきか悩んでいる段階であれば、自分のスケジュールに合った企業に参加してみるという方法もインターンを選ぶ手段の一つとなり得るでしょう。 インターンの内容で選ぶ 同業界の実務体験であっても、企業によって社風や文化も異なりますし、実際に携わることができる内容も異なります。そのため、自分がやってみたい仕事内容を体験することができるかどうか、インターンのカリキュラム内容を確認したうえでインターンを選ぶと自分の適性を判断しやすくなるでしょう。 このような記事も読まれています 25年卒のインターンには何社参加する?変更点を理解して就活を有利に進めよう

2023.12.19