入社前にわかる「ブラック企業の見分け方29選」

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この記事でわかること

  • ブラック企業に法律上の定義はないが、一般的に「極端な長時間労働」「過度なノルマ」「パワハラなどのコンプライアンス意識の低さ」が特徴として挙げられる
  • 厚生労働省によると労働基準法などの違反率は高く、特に製造業や飲食・販売業をはじめとする肉体労働の職種で多く見られる
  • 入社前のブラック企業の見分け方には「ホームページの具体性のなさ」「求人票における異常に多いみなし残業代・曖昧なキャッチコピー」「強引な面接調整」などが挙げられる
  • 企業とのメールのやりとりでブラック企業のサインが出ていることが多いため要注意
  • 自力での見極めには限界があるため、事前にブラック企業を徹底的に排除したうえで求人を紹介してくれる支援サービスを活用することが賢い回避策

「すぐにでも転職したいけど、次もブラック企業だったら立ち直れない・・・」
「この企業、魅力的だけど本当に大丈夫?」
「事前に見分けられる方法ってないのかな?」

このように、転職先を選ぶ中では誰しも「事前にブラック企業を回避したい」と考えることでしょう。

本記事では入社前に判断できるブラック企業の見分け方をわかりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ブラック企業とは?

「ブラック企業」という言葉、実は法律上の明確な定義がありません。

厚生労働省が運営するWebサイト確かめよう労働条件「「ブラック企業」ってどんな会社なの?」の中でも厚生労働省ではブラック企業を定義していない旨が記載されていますが、一般的な特徴として下記の3点が挙げられています。

一般的なブラック企業の特徴

  • 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
  • 企業全体のコンプライアンス意識が低い
    (賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど)
  • このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

ブラック企業に該当する企業として、たとえば「最低賃金法第4条違反」が挙げられますが、厚生労働省「令和6年 労働基準監督年報」によれば、令和6年度に最低賃金法第4条違反が認められたものは2,034件で、違反率は10.0%に達しています。

▼参考 最低賃金法第4条
使用者が労働者に対して最低賃金額以上の賃金を支払うことを義務付ける規定

「給与が正しく支払われていない」という観点だけでも10社に1社が該当するということで、ブラックと呼ばれる企業がいかに多く存在してしまっているかがわかるでしょう。

もっと恐ろしいことに、労働基準法違反が多かった業種には下記が挙げられ、それぞれ労働基準監督署が調査に入った企業のうち半数以上の事業場が違反しています。

労働基準法違反事業場比率

業種 労働基準法違反事業場比率
食料品製造業 76.3%
化学工業 70.4%
金属製品製造業 79.9%
一般機械器具製造業 74.7%
輸送用機械等製造業 67.6%
土木工事業 54.6%
建築工事業 67.7%
道路貨物運送業 74.9%
卸売業 73.3%
小売業 71.9%
教育・研究業 72.6%
医療保健業 70.3%
社会福祉施設 75.0%
飲食店 77.7%
清掃・と畜業 74.6%

厚生労働省「令和6年 労働基準監督年報」内、「4.定期監督等実施状況・法違反状況(令和6年)」のうち、定期監督等実施事業場数が2,000件以上の産業のみ抽出(総事業数 計142,477件)

「ブラック企業ってこんなに存在するの!?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。中でも製造業、工事業、運送業、飲食・販売業など、いわゆる肉体労働の仕事は違反率が高い傾向にあるようです。

参考までに、違反数の多い項目の上位には下記が該当し、いわゆるブラック企業の特徴と一致していることがわかります。

違反数の多い項目(上位5位)

順位 違反項目
第1位 労働時間
第2位 労働条件の明示
第3位 賃金不払
第4位 休憩
第5位 休日

ブラック企業の特徴

先ほども軽く触れましたが、ブラック企業にはとある特徴が見られます。

ここでは「求人票・採用」「労働環境・給与」「人間関係・社風」「退職時」に分けて見ていきましょう(今の職場がどの程度該当するかも併せて見てみると、よりイメージが湧きやすいかもしれません)。

求人票・採用

求人票・採用

特徴 背景
一年中常に求人を出している 常に人が辞めていくため、採用活動を止められない
精神論や抽象的なキャッチコピーが多い
(例:アットホーム、情熱、夢、若手が活躍)
具体的な業務内容や条件をごまかしている
給与の幅が異常に広い 「月給25万〜80万(モデル年収1,000万)」など、最高年収をアピールして応募を集めようとしている
採用までが早すぎる 面接が1回だけでその場で内定が出るなど。とにかく人手不足で誰でもいい状態のため
必須要件が「やる気」のみ スキルや経験を一切求めない=労働者の入れ替わりが早く単純労働の可能性が高い

求人情報が妙に抽象的だったり、書かれている業務内容や必要なスキルに対して給与が高すぎる場合には特に注意しましょう。

労働環境・給与

労働環境・給与

特徴 背景
「みなし残業代(固定残業代)」が異常に多い 基本給を低く抑え、あらかじめ大量の残業をさせる前提の仕組みになっている
タイムカードを押させてから残業させる 労働時間を記録に残さないため(=サービス残業の強制)
休日出勤や深夜労働が当たり前 「代休がある」と言いつつ、忙しすぎて実際には消化できない
有給休暇が取れない 申請すると嫌みを言われる、または勝手に会社都合の休み(お盆や年末年始)に充当されている
残業している人ほど評価される 効率ではなく「長く会社にいること(忠誠心)」を美徳とする文化がある

みなし残業制(固定残業代制)とは、あらかじめ一定時間分の残業を見込み、その分の残業代を基本給などに含めて毎月定額で支払う制度です。

本来は、実際の残業時間がその時間(例:月20時間など)に満たなくても減給されず、超過した場合は別途追加で残業代が支払われるもの

ですが、ブラック企業においては超過分が追加支給されなかったり、会社との契約の時点で、雇用契約書や求人票に「みなし残業時間」と「その金額」が明確に記載されていなかったりします。

中には、基本給からみなし残業代を除外して計算した場合の時給が地域の最低賃金を下回っている場合もあり、これに気づかぬまま働き続けてしまうリスクもあります。

ブラック企業では得てして「賃金の未払い・不足」「異常な労働時間の長さ」「休日の少なさ」が問題点として挙げられます。

人間関係・社風

人間関係・社風

特徴 背景
トップ(社長)の独裁体制 社長の言うことは絶対。イエスマンしか生き残れない
精神論・根性論での叱責 ミスに対して具体的な改善策ではなく、「やる気がない」「気合いが足りない」と怒鳴る
明らかに社員に覇気がない、目が死んでいる 常に疲弊しており、オフィス全体にギスギスした重い空気が流れている
極端な「身内ノリ」の強制 業務時間外の強制参加のイベント(飲み会、BBQ、社員旅行)が多く、断ると立場が悪くなる
中堅(30代〜40代)がほとんどいない 20代の若手と40代後半〜50代の管理職しかいない=長く働けない証拠

ブラック企業では根性論をもとに激務をこなさせる傾向があり、社員は明らかに疲弊しています。

上からの指示が絶対という風潮があるため、特に真面目な人の場合は、明らかに理不尽な環境だったとしてもなんとか対応してしまいます。

働くうちにいつしかそれが当たり前に思えてしまい、「できないのは自分が未熟だから」と、心身が悲鳴をあげるまでその職場で働き続けてしまうのです。

退職時

退職時

特徴 背景
「退職するなら損害賠償を請求する」と脅す 退職の意思を伝えると、理不尽な理由で脅して引き留めようとする
退職届を受理しない 「今は忙しいから無理」「次の人が決まるまで待て」と先延ばしにする
退職が決まった途端に嫌がらせをする 業務を全く与えない、あるいは逆に対処できないほどの大量の仕事を押し付ける

いざ退職したいとなった時に、激しい引き留めに遭うこともブラック企業の特徴です。

「給料を上げるから辞めないで欲しい」
「役職に就けるから考え直して欲しい」
「不満があれば上にかけ合うから待ってほしい」
「せめて今のプロジェクトが終わるまでいてほしい」


攻撃的な言葉だけでなく、上記のような情に訴えかけてくるものや条件を提示してくるものもあり、つい惑わされそうになりますが、多くの場合状況が改善することはなく、退職日を延々と先送りされるだけです。

【項目別】入社前にわかる!ブラック企業の見分け方

ブラック企業がいかに危険なものかがおわかりいただけたと思います。絶対にこんな職場には転職したくないですよね。

そこでここからは、入社前に判別できる、ブラック企業の見分け方をご紹介したいと思います。

ホームページ

企業の公式ホームページは一見綺麗で立派に見えますが、ブラック企業は隠したい実態があることから、ホームページの構造や情報の出し方に独特のサインが出やすい傾向があります。

具体的には「情報の具体性」「情報の更新度」「個人情報保護への意識」などの観点から見分けることが可能です。

ホームページ

該当ページ ブラック企業によくあるポイント 危険サイン
サイト全体 具体的な数字が非掲載・データが曖昧 〇残業時間・有給取得率などの実績が非掲載
(働き方改革やワークライフバランスを謳っている場合は特に注意)
〇事業内容が抽象的
(例:コンサルティング事業、ソリューションの提供)
〇取引先企業・実績の根拠がない
(「大手企業との取引多数」「業界トップクラスのシェア」などの記載に対する根拠がない)
サイト全体 プライバシーポリシーがない、サイトが「常時SSL化(HTTPS)」されていない セキュリティ対策(URLの先頭が https:// になっているか)や個人情報管理が適当な企業は、コンプライアンスや労働法を軽視している可能性が高い
お知らせ・ニュースページ 掲載情報が数年前で止まっている 最新情報が2〜3年前のものの場合、管理人材不足が考えられる=激務、または組織の機能不全の可能性
社員インタビュー・オフィス紹介ページ(採用ページ) 掲載写真がよく見かけるフリー素材ばかりで、社長の顔写真や経歴も非掲載 社員の顔が疲弊しきっている、すぐ退職するなどの理由で掲載できないケースが多い。 中小〜ベンチャー企業規模で社長の顔や経歴が不透明な場合、ワンマン経営で過去にトラブルを起こしている可能性を警戒すべき
社員インタビュー・オフィス紹介ページ(採用ページ) 顔写真やインタビューが若手しか掲載されていない 入社数年目の若手ばかりが掲載されている場合、中堅社員が皆退職している可能性あり(=長期的に働けない環境である)
社員インタビュー・オフィス紹介ページ(採用ページ) 抽象的でエモーショナルなキャッチコピーが目立つ 仕事の厳しさや待遇の低さを「自己成長」「仲間との感動」といったエモーショナルな言葉でごまかしている

きちんと管理されている企業は、求職者に安心してもらうために実績を具体的な数字で提示します。これが曖昧な会社は危険度が高いと考えて良いでしょう。

また、ホームページの管理状態は、その企業の管理体制や余力がストレートに現れます。ほとんど更新されていない、あるいは手抜きされていると感じたら、ブラック企業の可能性を加味しましょう。

写真がフリー素材ばかりで抽象的な言葉が多く、企業の実態を掴みにくい場合も同様です。

求人票

求人票は特にブラック企業のサインが出やすい部分ですので、ぜひ下記の表を参考に念入りにチェックしましょう。

求人票

チェック項目 チェック方法 危険サイン 備考
みなし残業代が残業何時間分の金額か たとえば「月給30万円(固定残業代9万円含む)」と記載されている場合、 その9万円が「何時間分の残業代か」を確認 「固定残業代45時間分」など、最初から過酷な残業を法定上限ギリギリまで織り込んでいるケースは要注意 規定の残業時間を超えても未払い、タイムカードを早く押させて45時間を超えないようにする場合も。基本給が高く見えても必ずチェック
年間休日数105日未満ではないか 「年間休日数」の項目を確認 年間休日105日未満は労働基準法ギリギリ 105日は週休2日(※)で、隔週土曜出勤や祝日出勤が当たり前にある環境のため、105日未満は要警戒
試用期間の条件が「本採用時と異なる」と記載されていないか 「試用期間あり(3ヶ月)」のあとに続く条件を確認 「試用期間中は契約社員、時給〇円、社会保険なし」など、待遇が大幅に下がる場合は要注意 試用期間が終了するタイミングで解雇(or自己都合退職に追い込む)」を繰り返す企業も存在
募集職種と仕事内容が明確か(「一括採用」「マルチタスク」に要注意) 「職種」と「仕事内容」の一致度を確認 「総合職(営業・事務・企画・軽作業など、適性に応じて決定)」のような文面は要注意。希望も加味せずに人材不足の部署の穴埋めとして使われる可能性がある 事務職で応募したのに、入社したら過酷な飛び込み営業に行かされた、というトラブルの典型例
会社の規模に対して、募集人数が多すぎないか 採用予定人数と企業の従業員数を比較 社員50名に対して「10名以上の大募集!」となっているケースは要注意 大量の人材が毎月辞めていることの裏返し。事業が急拡大しているベンチャーならあり得るが、一般企業においては危険度が高い

上記の項目は必ず確認するようにしましょう。一つでも気になる点があった場合には、その企業のホームページや口コミを確認し、さらにブラック企業と思われるような要素がないかをリサーチするのが得策です。

また、絶対ではありませんが、求人票に下記のようなキャッチコピーが見られる場合は特に注意しましょう。

ブラック企業の求人票 よくあるキャッチコピー例

観点 キャッチコピー例 リスク・傾向
人間関係・社風をごまかしている 「アットホームな職場です!」
「社員はみんな家族!」
「風通しの良い職場」
「フラットな組織」
・公私の境界線が緩く業務時間外の強制イベントが多い
・家族経営でワンマン
・サービス残業や休日出勤の正当化
・職場にパーテーションがなくうるさい
・役職や評価制度が整っておらず、教育体制も不整備
過酷な労働環境をごまかしている 「やりがいのある仕事!」
「自分の裁量で働ける!」
「感動を分かち合える!」
「タフな環境ですが、成長できます!」
「スピード感のある職場」
・給与・待遇が悪い
・全員仕事量が多いため誰もフォローしてくれない
・業務量が異常に多く、労働時間が長い(激務)
・事前準備や教育がほぼないまま現場に放り込まれる
若手の離職率の高さをごまかしている 「若手が主役!」
「20代の管理職多数!」
「未経験から一気にプロへ!」
・中堅・ベテラン層が過酷さに耐えかねて全員退職、若手しか残っていない
・社歴が浅くても役職だけ与えて残業代を削っている
・スキルが不要な単純労働しか与えられない
・定着率が低すぎて、常に大量採用・大量離職を繰り返している
給与・待遇の悪さをごまかしている 「頑張った分だけ評価される!」
「成果主義!」
「モデル年収1,000万円も可能!」
「独立支援制度あり!」
・基本給が極端に低く、難易度が高いノルマをクリアしないとまともな給料にならない
・社員を個人事業主として契約変更し、労働法の網から外れさせようとしている

これらのキャッチコピーが載っている=ブラック企業であるとは限りませんが、もしそうであるにもかかわらず、「具体的な仕事内容」「一日のスケジュール」「平均残業時間」「有給消化率」などの数字や客観的事実がほとんど書かれていない場合は、特に危険度が高いと見て良いでしょう。

面接のスケジュール調整・メールのやり取り

面接前後のやり取りからも、企業の余裕のなさと社員の扱い方を見極めることができます。

面接のスケジュール調整・メールのやり取り

特徴 具体例・背景
一方的かつ強引に日程を指定してくる 「明日の15時に来てください」など、こちらの都合を無視したタイトなスケジュールを一方的に指定してくる企業は、社員のプライベートや生活を軽視する文化が定着している可能性が高い
深夜や休日にメールが届く 採用担当者からのメールが平日の深夜や土日(休日)に送られてくる場合、すでにその担当者自身が深刻な長時間労働に追われている
文章が雑、または誤字脱字だらけ メールの文面が社会人として不適切だったり、連絡事項に不備が多かったりする場合、社内の引き継ぎ・教育体制が整備されていない可能性が高い

意外かもしれませんが、こういった一瞬見逃しがちな違和感にこそブラック企業のサインは潜んでいます。「この企業の社員さんみたいになりたい」という気持ちを削がれるような感覚があった場合、警戒を強めるべきといえるでしょう。

面接

ホームページや求人票を念入りにチェックしても、どうしてもブラック企業が紛れ込んでしまうケースがあります。

しかし、面接では直接社内の人材と顔を合わせ、対話することでこれまで以上にサインを見抜きやすくなりますので、ぜひ下記の観点を照らし合わせてみましょう。

面接

観点 チェック項目 実態・リスク
面接官の態度・雰囲気 「圧迫面接」「威圧的」「上から目線」な傾向がないか パワハラや言葉の暴力が社内で日常化している可能性がある
面接官の態度・雰囲気 面接官の顔が死んでいたり、覇気がなかったりしないか 面接官自身が激務で疲弊=社内全体に余裕がない可能性が高い
面接官の態度・雰囲気 役職が高い社員に対して、現場社員が必要以上に硬直していないか ワンマン独裁体制である可能性が高い
質問内容 「残業や休日出勤はできますか?」と念押しされないか 日常的に過酷な残業、休日出勤がある可能性が非常に高い
質問内容 「根性・ストレス耐性」を執拗に確認してこないか 業務が心身ともに過酷で、ロジックよりも根性論で考える職場である可能性が高い
質問内容 私生活(結婚予定、家族など)について深く聞いてこないか 法令遵守意識の欠如が明白(※)。私生活を犠牲にすることを前提とした労働を課せられる可能性がある
選考の進め方 面接が1回のみ、その場で即内定が出たか 深刻な人材不足に陥っている可能性があり、定着率の低い過酷な労働環境である可能性がある
選考の進め方 逆質問への回答を濁す(残業、離職率など) 激務や大量の離職など、伝えるわけにはいかない不都合な事実を隠している

厚生労働省「採用選考時に配慮すべき事項」において、面接における家族や生活・家庭環境についての質問は原則として不適切とされている

オフィスの物理的環境

オフィス環境からもブラック企業かを見分けることができます。

〇デスク周りや共有スペースが異常に散らかっている
〇トイレや給湯室が汚い、備品が切れている
〇休憩スペースがない、または物置になっている

オフィスが書類やダンボールでいっぱいになっている、トイレや給湯室が汚い場合、片付ける余裕すらないほど激務になっている可能性が高いです。

さほど従業員数が少なくない企業で休憩スペースがない場合、企業が社員のリフレッシュ時間を軽視していることの表れと取れます。

口コミ

企業の口コミサイトやGoogleマップのレビューは、現役社員や元社員のリアルな声を知れるため非常に便利ですが、中には企業側が仕込んだ実際とは異なる評価や、会社への個人的な恨みによって誇張した意見が混ざっている可能性があります。

必ずしも現実だけを映しているとは限らないため、とあるフィルターにかけて見極めるのが得策です。ここでは、口コミ情報からブラック企業を見分けるための観点をまとめました。

口コミ

チェック項目 チェックポイント 実態・リスク
星の数と分布 ・星1〜2と、星5の評価に極端に二極化している
・具体的なエピソードのない大絶賛が多い
退職者からのリアルな悪評を隠すために、企業側が事実と異なる投稿を行っている可能性が高い
悪評の内容 ・別の時期に辞めた複数の人が同じ課題を指摘している
・行動や仕組みが具体的に書かれている
個人の逆恨みではなく、企業全体に染み付いた「変えられない本質的なブラック要素」が存在することがわかる
好評の内容 「若手にも大きな裁量がある」「チームの一体感が高く頑張れる」 企業側が、耳ざわりの良い言葉で教育不足や過酷な業務内容・環境を隠している(本当の口コミの場合、高評価の理由の説明が具体的なケースが多い)
投稿者の属性・時期 ・投稿者が在籍1〜2年未満の退職者ばかり
・ここ最近の口コミで急激に悪評が増えている
定着率が非常に低い。最近になって急激に職場環境がブラック化している可能性がある

企業側がサクラとして仕込んでいる口コミには具体的なエピソードがなく、抽象的な言葉でごまかしている傾向があります。

別の時期に同じ問題点を指摘している口コミが複数あり、具体的なエピソードも添えられている場合、それが真実である可能性が高いです。

【CHECK!】感情的な投稿はスルーでOK。ロジカルな低評価コメントに注目しよう

ただ「最悪の会社!」とだけ書かれているような投稿は、個人の感情に引っ張られている可能性が高いためスルーして問題ありません。

注目すべきは「残業代は1分単位で出るか」「有給申請の仕組みは機能しているか」といった、制度や実態についてロジカルに書かれている低評価のコメントです。こういったものが複数掲載されている場合、特に警戒すべきといえます。

公式SNS・note

最近は採用目的でSNSを運用する企業が増えていますが、キラキラ感を押し売りしているような企業には注意が必要です。

毎週のように飲み会やBBQ、社内イベントの写真や動画がアップされ、「最高の仲間!」と強調している企業が一部見られますが、これは「プライベートの時間を会社に捧げること」を美徳としている可能性があります。

本当に待遇や環境を整えている企業はそういった公私混同した抽象的な観点ではなく、具体的な働きやすさをアピールするものです。

【CHECK!】最後の砦「労働条件通知書・雇用契約書」に要注意!

内定後の話になりますが、そのタイミングでの企業の動きは最も嘘がつけない決定的なポイントです。最後まで気を抜かず、下記の2点をチェックしましょう。

〇書面での労働条件通知書(オファーレター)が出ない
〇業務内容や勤務地に「変更の可能性あり」の表記が多用されている


「条件は内定式で言うから」「とりあえず内定承諾書にサインして」と口頭で済ませようとする職場は、高確率でブラック企業です。

入社した途端、事前に聞いていたものとはかけ離れた条件で働かされる可能性が高いため、その場で内定を承諾しないようにしましょう。

また、書類に「会社の定めるすべての業務」「全ての拠点への異動あり」と広すぎる記載がある場合、入社後に全く希望していない過酷な部署やエリアへ合法的に飛ばすための免罪符にする意図が考えられます。

くれぐれも、違和感を見逃さないようにしましょう。

確実にブラック企業を回避できる転職方法

あらゆる観点でブラック企業の見分け方をご紹介しましたが、先ほどお伝えした全ての観点を知っていても、ついチェックが漏れてしまったり、求人票に載っている情報がそもそも事実と異なっていた、などの場合はどうしようもありません。

ブラック企業に転職してしまうと、すぐに退職したくてもありとあらゆる手で引き留められるほか、本来経験する必要のなかったストレスを被ることになってしまいます。

しかも、「早期退職」というあまり名誉とはいえないキャリアを積んでしまうことにもなるため、その後の転職活動にも影響を与えかねません。

こういった事態を避けるためには、確実にブラック企業を避けられる「転職支援サービス」を利用することが賢い方法です。

20代に特化した転職エージェント(求職者と企業を仲介し、希望に沿った求人を紹介、入社までを支援するサービス)第二新卒エージェントneo」は、担当者が直接企業へ足を運び実態をリサーチ、ブラック企業と思われる企業を徹底的に排除しています。

そのうえで希望に沿った企業を紹介してくれるため、ブラック企業に入社してしまう心配がありません。

また、転職のプロが企業へ推薦、書類・面接対策も実施してくれるため、前職がブラック企業で短期間で辞めることになったという方でも、安心して転職先を見つけられます。

企業側の出資によって求職者は入社まで完全無料で転職をフルサポートしてもらえます。

もちろん無理な求人提案はなく、いつでも利用をやめられます(違約金なども一切なし)ので、絶対にブラック企業に入社したくないという慎重派の方はぜひ一度、無料カウンセリングで気になる求人があるかだけでもチェックしてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

本記事ではブラック企業の見分け方についてお伝えしましたが、いかがでしたか。少しでも参考にしていただけましたら幸いです。

この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ

大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、 就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。

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組織名 株式会社ネオキャリア
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