公務員試験に落ちてから就活は間に合う?民間就活で納得内定への最短ロードマップを元キャリアアドバイザーが解説

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公務員試験の結果を見て、「この先どうすればいいのか分からない」と感じている人は少なくありません。
何か月も勉強を続けてきたからこそ、気持ちの整理がつかないのは自然なことだと思います。民間企業の就活をほとんどしてこなかった人であれば、何から手をつければ良いのか見当がつかず、不安が大きくなっているかもしれません。

先に結論をお伝えします。公務員試験に落ちた後からでも、4年生民間企業の内定を目指すことは十分に可能です。秋以降も新卒採用を続けている企業は多く、公務員試験に向けて積み重ねてきた準備も、民間の選考で活かせる部分があります。

この記事では、約6年間で3,000名程度の就職支援をしてきた元キャリアアドバイザーの立場から、公務員試験に落ちた後に選べる進路を整理したうえで、民間就活の全体像と、民間就活で納得内定への最短ロードマップ、公務員志望から民間就活へ切り替えた学生におすすめの就活エージェント3選などについて解説します。

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公務員試験に落ちてから就活はまだ間に合う?

結論として、公務員試験に落ちてからでも民間企業の就活はまだ間に合うと考えられます。4年生の秋は、民間企業の就活が終わっている時期ではありません。

マイナビキャリアリサーチLab(※)の調査によると、27卒の8月末時点で「内々定を持ちながら活動を継続している学生」と「まだ内々定がない学生」の合計は、全体の23.4%でした。文系に限ると27.9%で、3〜4人に1人はまだ就活を続けている計算になります。

出典:『マイナビキャリアリサーチLab「2027年卒 大学生キャリア意向調査8月<就職活動・進路決定>」』

周りの友人が内定式の話をしていると、自分だけが取り残されているように感じるかもしれません。ただ、数字で見ると、秋に就活を進めている学生は決して少数派ではないことが分かります。

公務員試験に落ちても、民間就職はまだ間に合う理由3選

ここでは公務員試験に落ちても、民間就職はまだ間に合う理由3選について元キャリアアドバイザーの立場から解説します。

秋以降も新卒採用を続けている企業はあるため

1つ目は、採用枠そのものが残っているためです。

キャリタスの企業調査(※)では、2026年7月時点で選考を終了した企業は全体の22.3%にとどまりました。内定者の充足率は平均54.3%で、選考を続けている企業の半数以上が「充足は難しい」と回答しています。

出典:『キャリタス「2027年卒・新卒採用に関する企業調査(2026年7月)」』

企業規模による差も見られます。HR総研(※)の調査では、2026年6月時点で採用計画の「20%未満」しか確保できていない中小企業が42%にのぼりました。大企業では「80%以上を確保」が43%だったことと比べると、中小企業ほど秋以降も採用を続けている可能性が高いと考えられます。

出典:『HR総研「2027年&2028年新卒採用動向調査(6月)」』(2026年6月1日〜9日調査/有効回答277件)

秋・冬の選考は期間が短く内定までのスピード感が速いため

2つ目は、秋・冬の選考はスピード感があることです。

春から夏にかけての選考では、説明会、複数回の面接、場合によってはインターンシップへの参加などを経て、内定まで数か月かかることも珍しくありません。一方で秋以降は、企業側も入社までの準備期間を考えて選考を進めるため、面接の回数が少なかったり、日程が詰まっていたりするケースが多いです。

エントリーから内定までが数週間で進むこともあり、動き出しが遅くても、短期間で結果につながる傾向にあります。焦っている就活生にとっては、むしろ動きやすい環境といえるかもしれません。

公務員試験の筆記・面接対策は、民間の選考にも活かせるから

3つ目は、これまでの公務員試験に向けた対策が、無駄になるわけではないということです。

民間企業の多くは、書類選考と並行して適性検査を実施しています。代表的なものにSPIなどがあり、言語(国語)と非言語(数学)を中心に出題されます。公務員試験の教養試験で取り組んできた文章理解や数的処理、判断推理は、こうした問題と考え方が重なる部分が多くあります。

また、公務員試験の面接対策で、自己分析や想定質問への準備、模擬面接を経験してきた人も多いと思います。面接で話す内容は民間就活向けに修正する必要はありますが、人前で自分の考えを伝える経験そのものは、民間企業の選考でもそのまま役立ちます。

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【元キャリアアドバイザーのワンポイントアドバイス】 公務員試験から民間就活に切り替えた就活生の中には、「適性検査は思っていたより取り組みやすかった」と話す方が少なくありません。一方で、ESや面接では「なぜ民間企業志望なのか」を問われるため、ここに時間をかけて対策をすることをおすすめします。

公務員試験に落ちた後の4つの進路の選択肢とは?

公務員試験に落ちた後の進路は、大きく4つに分けられます。どれが正解ということはなく、自分の状況や優先したいことによって選び方は変わります。

ここでは、公務員試験に落ちた後の4つの進路の選択肢について元キャリアアドバイザーの観点から解説します。

民間企業に就職する

1つ目は、民間企業への就職に切り替える道です。在学中の今であれば、新卒として応募できる求人の幅が広く、卒業と同時に社会人としてのキャリアをスタートできます。

公務員を目指した理由の中には、「地域に貢献したい」「安定した環境で長く働きたい」など、民間企業でも実現できるものが実は多くあります。後ほど紹介するように、公共性の高い業界や、公務員に近い働き方ができる就職先もあります。

卒業して既卒として公務員試験を受け直す

2つ目は、卒業後に就職せず、翌年の公務員試験に再挑戦する道です。

いわゆる「公務員浪人」で、勉強に専念できる時間を確保しやすいのが特徴です。
一方で、予備校や受験にかかる費用、生活費をどうまかなうかを考える必要があります。
アルバイトをしながら勉強する人も多く、思っていたより勉強時間が取れないこともあります。また、次の試験でも結果が出なかった場合に、民間企業への就職を考え直すタイミングが卒業から1年以上先になる点も、知っておくと良いでしょう。

留年して新卒として公務員試験を受け直す

3つ目は、大学に在籍したまま、翌年に新卒として公務員試験を受け直す道です。
在学中の身分を保てるため、翌年に民間企業の就活を並行する場合も、新卒として応募しやすくなります。
ただし、1年分の学費がかかるほか、面接で留年の理由を聞かれることも想定しておく必要があります。大学によっては、卒業に必要な単位を満たしていても在籍を延ばせる制度がある一方、そうした制度がない場合もあります。検討する場合は、まず大学の学生課やキャリアセンターに確認してみてください。

大学院に進学する・働きながら再受験を目指す

4つ目は、上記以外の道です。
大学院に進学し、専門性を高めたうえで公務員試験や民間企業の就活に臨む人もいます。
研究したいテーマがある人には意味のある選択肢ですが、「進路を先延ばしにするため」だけの進学は、後で目的を見失いやすい点に注意が必要です。
また、民間企業や自治体の臨時的な職などで働きながら、公務員試験の受験を続ける人もいます。収入を得ながら挑戦できる一方で、仕事と勉強を両立させるための計画が欠かせません。

民間就職か公務員浪人か、後悔しないための判断ポイント

4つの進路を挙げましたが、多くの人が迷うのは「民間企業に就職するか、公務員浪人をするか」だと思います。ここでは元キャリアアドバイザーの立場から、判断するための材料を整理します。

4つの進路を「費用・時間・リスク」で比較する

それぞれの進路を、費用・時間・リスクの3つの観点で比べると、次のようになります。

時間 費用 リスク
民間企業に就職する 〇
追加の費用は少なく、卒業と同時に働き始められる。経済的な不安は解消できる。
×
就業後や休日の時間で勉強時間を確保する必要があるため時間の確保が難しい。業界や企業によっては残業や休日出勤の可能性も
〇
公務員への道も閉ざされず、社会人経験者として再挑戦する選択肢も残る。
既卒で公務員試験を受け直す ×
受験費用や生活費の捻出が必要。
〇
勉強時間は確保しやすい
×
結果が出なかった場合に民間企業の就活を始めるのが卒業から1年以上先になる。
留年して新卒で受け直す ×
1年分の学費および生活費の捻出が必要。
〇
勉強時間は確保しやすい/td>
△
新卒として民間企業も並行できるが、留年の理由を説明する必要がある。
大学院進学・働きながら再受験 △
学費や時間の負担は進路によって異なる。
△
大学院や就職先によっては勉強時間が確保しにくい
〇
目的が明確であれば得られるものも大きい。
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【元キャリアアドバイザーのワンポイントアドバイス】 どの進路にもメリットとデメリットがあり、どれかが一律に優れているわけではありません。「何を優先したいのか」を自分の中で決めてから比べると判断しやすくなります。

民間就職・公務員浪人それぞれに向いている人の特徴から判断する

一般的に、次のような人は民間企業への就職が向いていると考えられます。

・公務員を目指した理由が「安定」「地域への貢献」など、民間企業でも実現できるものである
・経済的に、もう1年受験を続けることが難しい
・面接の段階で不合格になり、来年も同じ結果になるのではと不安がある
・早く社会に出て、働きながら自分に合う仕事を見つけたい

一方で、次のような人は公務員浪人を検討しても良いかもしれません。

・「この自治体でこの仕事がしたい」など、公務員でなければ実現できない明確な目的がある
・筆記試験であと一歩だったなど、1年で合格に届く見込みが具体的にある
・費用や生活面で、もう1年挑戦できる環境が整っている

特に、1次試験(筆記)で落ちたのか、2次試験以降(面接)で落ちたのかは、判断の大切な材料になります。筆記で落ちた場合は、あと1年で点数を伸ばせるかを冷静に見極めることが大切です。面接で落ちた場合は、公務員浪人を選んでも民間企業を選んでも、面接対策が課題になる点は変わりません。

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【元キャリアアドバイザーのワンポイントアドバイス】 迷っている場合は、民間企業の就活を一度始めてみることをおすすめします。
説明会や面談で実際の仕事に触れると「公務員でなくても良いかもしれない」と気づく人もいれば、「やはり公務員になりたい」と気持ちが固まる人もいます。
行動しながら考えることで、判断の材料が増えていきます。

民間企業に就職してから公務員を目指す道もある

民間企業に就職することは、公務員を諦めることと同じではありません。
社会人になってから公務員を目指す道も用意されています。

国家公務員には、民間企業などでの実務経験がある人を係長級などで採用する「経験者採用試験」があります。地方自治体でも、社会人としての職務経験を持つ人を対象にした採用試験を実施しているところが多くあります。受験に必要な職務経験の年数や年齢の条件は、試験や自治体によって異なるため、志望先の受験案内を確認してみてください。

民間企業で身につけたビジネスの視点や専門性は、行政の現場でも評価されることがあります。「まず民間で経験を積み、そのうえで公務員を目指すかどうかを改めて考える」という順番も、1つの考え方といえるでしょう。

公務員から民間就職に切り替えたけど、何から始めていいのか分からないとお悩みではありませんか?

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公務員志望だった人がまず知っておきたい公務員試験と民間就活の違い

公務員試験と民間就活は、同じ「就職活動」でも仕組みが大きく異なります。
ここでは元キャリアアドバイザーの立場から、公務員志望だった人がまず知っておきたい公務員試験と民間就活の違いについて解説します。

スケジュール

公務員試験は、試験区分ごとに申込期間や試験日がおおむね決まっており、受験生はそのスケジュールに合わせて準備を進めます。

一方で民間企業は、企業ごとに選考の時期や日程が異なります。秋以降も、説明会やエントリーの受付、面接が企業ごとにばらばらのタイミングで行われています。「試験日に向けて準備する」というより、「募集している企業を見つけて、その都度応募していく」という進め方になります。

秋から動き出す場合の目安として、まずは2〜3週間ほどで就活の軸を決めて応募先を探し、そこから並行して選考を受けていく流れがおすすめです。
1社ずつではなく複数社の選考を同時に進めることで、内定までの期間を短くすることができます。

志望先の選び方

公務員試験では、国家公務員か地方公務員か、どの自治体や省庁を受けるか、どの試験区分で受けるかを選びます。併願できる数には、試験日程の関係からある程度の限りがあります。

民間企業の就活では、業界、職種、企業を自分で組み合わせて選びます。応募できる数に上限はなく、複数の企業に同時にエントリーするのが一般的です。選択肢が多い分、最初に「どのような基準で企業を選ぶか」という就活の軸を決めておきましょう。

選考で評価される基準

公務員試験では、筆記試験の点数が合否の大きな土台になります。
面接でも人物面は見られますが、一定の基準に沿って評価される仕組みです。

民間企業の選考では、ESや面接を通じて「自社で活躍してくれそうか」「自社の社風に合っているか」といった点が重視されます。
評価の基準は企業ごとに異なり、同じ人でもある企業では高く評価され、別の企業では評価されにくいという現象が起こります。不合格になっても、能力を否定されたわけではなく、相性の問題であることも考えておくと良いでしょう。

公務員志望の学生の強みや志向を活かせる業界・職種

「民間企業といっても、どこを受ければ良いか分からない」という人に向けて、元キャリアアドバイザーの立場から、公務員を目指している人の志向と重なりやすい業界を紹介します。

社会インフラなど公共性の高い業界

電力、ガス、鉄道などの社会インフラや、銀行・信用金庫などの金融は、人々の暮らしや地域経済を支える業界です。事業の公共性が高いため、「社会の役に立ちたい」という思いを仕事に結びつけやすい点で、公務員志望だった人と相性が良いと考えられます。
事業の基盤が安定している企業も多く、長く働き続けたいという志向にも合いやすい業界です。

行政や公共分野を支えるIT・通信業界

自治体のシステム構築や、行政手続きのデジタル化を支える企業も、選択肢の1つです。
行政の仕組みに関心がある人にとっては、公務員試験の勉強で得た知識が、仕事の理解に役立つ場面もあると思います。

通信業界も、生活の基盤となるサービスを提供しており、公共性の高い仕事に携われます。文系出身でも、営業職や企画職などで活躍している人が多くいます。

地域に根ざした企業

「地元に貢献したい」という思いで地方公務員を目指していた人には、地域に根ざした企業という選択肢もあります。地元の交通、小売、建設、食品などの企業は、地域の暮らしや経済を支える無くてはならない存在です。

全国的な知名度は高くなくても、地域で長く事業を続けている企業は多くあります。地元の就活イベントや、大学のキャリアセンター、ハローワークなどに届く求人から探してみるといいでしょう。

団体職員・独立行政法人などの準公務員

公務員に近い働き方をしたい人には、団体職員や独立行政法人の職員という選択肢もあります。独立行政法人や、商工会議所、農業協同組合、大学などの職員は、公共的な役割を担う組織で働く点で公務員と共通する部分があります。

採用の時期や方法は組織によって異なり、筆記試験を課すところもあります。公務員試験の勉強がそのまま役立つ場合もあるため、募集要項を確認してみてください。

民間就活で納得内定への最短ロードマップ

ここでは公務員試験から民間就活に切り替えた就活生に、元キャリアアドバイザーの立場から、民間就活で納得内定への最短ロードマップについて解説します。

キャリアセンターに相談する

まずは大学のキャリアセンターに相談してみましょう。無料で利用でき、学内限定の求人や、卒業生の進路情報を持っている点が強みです。公務員試験から民間就活に切り替える学生の相談にも慣れていることが多く、今の状況に合わせたアドバイスを受けられます。

大学と繋がりが強い企業の求人の場合は、推薦をしてもらうことも可能で、一部の選考フローをスキップして特別選考フローで受けることも可能です。

就活サイトで秋採用・通年採用の求人を探す

就活サイトでは、「秋採用」「通年採用」「追加募集」「新着順」などの条件で求人を絞り込むと、今から応募できる企業を見つけやすくなります。

複数のサイトを併用するのも効果的です。サイトごとに掲載されている企業は完全には重ならず、中堅企業や地方の企業は特定のサイトにしか掲載していないこともあります。

スカウト型(逆求人型)就活サイトを活用する

スカウト型(逆求人型)の就活サイトでは、自分のプロフィールを登録しておくと、関心を持った企業からスカウトが届きます。自分では探しきれなかった企業と出会えるのが大きな特徴です。

プロフィールには、公務員試験の勉強に取り組んできたことも書いて構いません。長期間、計画的に努力を続けた経験として、関心を持つ企業もあります。プロフィールの記入量が多いほどスカウトが届きやすくなる傾向があるため、空欄をできるだけ埋めておきましょう。

スカウト型(逆求人型)就活サイトについてもっと詳しく知りたいという方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。

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就活エージェントに相談する

「何から始めれば良いか分からない」「1人で進めるのは不安」という人には、就活エージェントの活用がおすすめです。
就活エージェントは、担当のアドバイザーとの面談を通じて、自分に合う求人の紹介から、ESの添削、面接対策、企業との日程調整など内定まですべて無料でサポートしてくれるサービスです。
秋採用や通年採用の求人を扱っていることも多く、短い期間で内定を目指したい人と相性が良いと考えられます。


公務員試験から民間就活に切り替える場合、特に次のような点で心強い存在になります。

・民間企業の就活の進め方を、今の状況に合わせて一から丁寧に教えてもらえる
・公務員志望だった理由を、民間企業向けにどう伝えるかを一緒に考えてもらえる
・自分の適性に合った求人を紹介してもらえる
・模擬面接を通じて、第三者の視点から改善点を指摘してもらえる

面談では、公務員試験を受けていたことや、今の状況を最初に伝えておくと、それを踏まえた就活のアドバイスや求人の紹介を受けやすくなります。登録から面談までは数日〜1週間ほどで進むことが多いため、まずは一度相談してみてはいかがでしょうか。

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公務員志望から民間就活へ切り替えた学生におすすめの就活エージェント3選

ここでは公務員志望から民間就活へ切り替えた学生に、おすすめの就活エージェント3選を紹介します。

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参照元:就職エージェントneo

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公務員試験向けの自己PRや志望動機を民間向けに変えるコツ

ここでは元キャリアアドバイザーの立場から、公務員試験向けの自己PRや志望動機を民間向けに変えるコツについて解説します。

「地域や社会のため」という動機を、企業の事業やお客さまへの貢献に言い換える

公務員試験向けの志望動機は、「地域の住民のために」「社会全体のために」といった表現が中心になります。民間企業の選考では、これを「その企業の事業を通じて、どのようなお客さまに、どのような価値を届けたいか」という形に言い換えていきます。

たとえば「地域の暮らしを支えたい」という動機であれば、地方銀行なら「地域の企業の成長を資金面から支えたい」、鉄道会社なら「毎日の移動を支える仕事で地域の暮らしに貢献したい」というように、事業内容と結びつけると伝わりやすくなります。

アピールする強みは、応募先が求める人物像に合わせて選び直す

公務員試験の面接では、誠実さや責任感、協調性などが評価されやすく、そうした強みを中心に準備してきた人も多いと思います。

民間企業では、企業によって求める人物像が異なります。採用ページや説明会で「どのような人材を求めているか」を確認し、自分の経験の中から、その人物像に合う強みを選び直してみましょう。同じエピソードでも、「粘り強さ」を軸に語るのか、「課題を見つけて改善する力」を軸に語るのかで、印象は変わります。

締めくくりは「入社後にどう貢献できるか」に書き換える

公務員試験向けの自己PRは、「公務員としてこの強みを活かしたい」と締めくくることが多いと思います。民間企業向けには、「入社後、この強みを活かしてどのように貢献したいか」を具体的に書き換えます。

その企業の仕事内容を調べたうえで、「様々な立場の人と誠実に向き合ってきた傾聴力と調整力を活かし、社内関係者や外部パートナーと円滑に連携し、チームの成果を最大化させます」のように、仕事の場面が浮かぶ表現にすると、面接官も入社後の姿をイメージしやすくなります。

公務員志望から民間就活に切り替えた理由を面接官に納得してもらう伝え方

民間企業の面接では、「なぜ公務員を目指していたのか」「なぜ今、民間企業志望なのか」と聞かれることがよくあります。面接官は、志望の一貫性や、入社への意欲を確かめたいと考えています。ここでは元キャリアアドバイザーの立場から、納得してもらいやすい伝え方を2つ紹介します。

公務員志望の理由を、民間就活でも当てはまる「就活の軸」として変換して伝える

公務員を目指した理由をそのまま話すと、「それなら公務員の方が良いのでは」と受け取られることがあります。そこで、公務員を目指した理由を「どのような仕事をしたいか」という就活の軸に置き換えて伝えます。

たとえば「地域の暮らしを支えたいと考えて公務員を目指していた」のであれば、「地域の住民の生活に無くてはならないサービスを提供したい」という軸に置き換えます。そのうえで、「その軸は民間企業でも実現できると考え、御社を志望した」とつなげると、公務員志望だったことと今の志望に一貫性が生まれます。

公務員試験が不合格だった事実を認めたうえで、前向きな選択として伝える

公務員試験に落ちたことを隠したり、ごまかしたりする必要はありません。
事実は簡潔に認めたうえで、「その経験を通じてどう考えが変わり、なぜ民間企業を選んだのか」を前向きに伝えることが大切です。

避けるべきは、「公務員に落ちたので仕方なく民間を受けています」と受け取られる伝え方です。また、公務員の仕事を否定するような言い方も、印象を下げてしまうことがありますので注意しましょう。

【回答例:公務員専願だった人の場合】
「私は地域の暮らしを支える仕事がしたいと考え、市役所の職員を目指して勉強を続けてきました。しかし試験の結果は不合格でした。改めて自分のやりたいことを考える中で、地域の暮らしを支える仕事は公務員に限らないと気づきました。御社は鉄道事業を通じて、沿線の人々の毎日を支えています。公務員試験の勉強で身につけた計画的に努力を続ける力を活かし、地域に欠かせないサービスを支える一員として貢献したいと考えています。」

【回答例:民間企業と併願していた人の場合】
「公務員と民間企業を並行して受けていたのは、どちらの立場でも地域の産業を支える仕事がしたいと考えていたからです。公務員試験は不合格でしたが、民間企業の選考を通じて、企業の成長を直接支えられる仕事に魅力を感じるようになりました。中でも御社は、融資を通じて地域の中小企業に寄り添った支援を続けている点に惹かれています。今後は御社での仕事に集中し、地域の企業から頼られる存在になりたいと考えています。」

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【元キャリアアドバイザーのワンポイントアドバイス】 面接官が気にしているのは「入社しても、また公務員試験を再度受けて合格したら、早期退職をしてしまうのではないか」という点です。今は民間企業で働くことにしっかりと気持ちが向いていることを、自分の言葉で伝えられるよう準備しておきましょう。

公務員試験に落ちた人からよくある質問

ここでは公務員試験に落ちた人からよくある質問について、元キャリアアドバイザーの立場から回答します。

  • Q

    公務員試験に落ちたことは民間企業の選考で不利になる?

    A

    公務員試験に落ちたこと自体が、民間企業の選考で大きく不利になることは少ないと考えられます。公務員と民間企業を併願する学生は珍しくなく、面接官もそうした事情を理解していることが多いです。

    ただし、民間企業を志望する理由が曖昧なままだと、意欲を疑われてしまうことがあります。この記事で紹介した伝え方を参考に、「なぜ民間企業なのか」「なぜこの会社なのか」を自分の言葉で話せるよう準備しておきましょう。

  • Q

    民間企業で働きながら公務員試験を受けることはできる?

    A

    できます。民間企業で働きながら公務員試験を受け、転職する人もいます。
    前述の経験者採用試験のように、社会人としての経験を評価する試験もあります。

    一方で、仕事と勉強を両立するのは簡単ではありません。また、内定先の企業には、入社後すぐに辞めるつもりで就職するのではなく、その企業で働く意思をしっかり持って選考に臨むことが大切です。まずは入社した会社で経験を積み、そのうえで将来のキャリアを考えていくと良いでしょう。

  • Q

    内定がないまま卒業するとどうなる?

    A

    内定がないまま卒業すると、「既卒」として就職活動を続けることになります。

    厚生労働省の指針では、企業に対して、卒業後少なくとも3年間は新卒の採用枠に応募できるよう努めることが求められています。ただし、これは企業の努力義務であり、すべての企業が既卒者の応募を受け付けているわけではありません。

    在学中であれば、新卒として応募できる求人の幅が最も広い状態です。
    卒業までの時間を有効に使い、在学中に進路を決められるよう動いていくことをおすすめします。

    就職浪人や就職留年について詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。


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まとめ

公務員試験に落ちた後でも、民間企業の就職を目指すことは十分に可能です。
秋以降も新卒採用を続けている企業は多く、公務員試験に向けて取り組んできた筆記や面接の準備も、民間の選考で活かせる部分があります。

公務員浪人という選択肢もありますが、費用や時間、合格の見込みを冷静に比べたうえで判断することが大切です。民間企業で経験を積んでから公務員を目指す道もあるため、今の選択で将来のすべてが決まるわけではありません。

今日から取り組めることを3つに絞ると、次のようになります。

・民間企業に就職するか、公務員浪人をするかの判断材料を書き出す
・公務員を目指した理由を、民間企業でも当てはまる「就活の軸」に置き換えてみる
・キャリアセンターや就活エージェントに一度相談し、今の状況を整理する

1人で悩み続けるより、キャリアセンターや就活エージェントなど頼れる相談先に相談してみることで、次に進む道が見えてきます。

この記事が、皆さんの納得のいく進路を見つけるための参考になれば幸いです。

公務員から民間就職に切り替えたけど、何から始めていいのか分からないとお悩みではありませんか?

就職エージェントneo

就職エージェントneoでは、公務員志望から民間就職に切り替えた就活生の就職支援実績が多数あるため、「民間就活の 進め方が分からない」「一緒に相談しながら進めたい」という方にもマンツーマンで丁寧にサポートが可能です。ES、履歴書、面接、求人の選び方など個別性の高い疑問や悩みについても、一緒に考え内定に向けて伴走します。「民間就活を一人で進めるのは不安」と感じている就活生はぜひ一度相談してみてください。

この記事を書いた人

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元採用人事
元キャリアアドバイザー

アキラ

2018年株式会社ネオキャリアに新卒入社。 その後は新卒人材紹介・保育士転職支援の営業として企業の採用支援。キャリアアドバイザーとしては約6年間で3,000名程度の就労支援に携わってきました。キャリアとしては20代でリーダーとして6名のメンバーの新卒育成担当、新規拠点立ち上げなどを経験してきました。 その後採用人事としての経験を経て、現在はWebマーケティングを担当しています。 元採用人事・元キャリアアドバイザーの視点から就活・キャリアについて専門的に発信していきます。 読者の皆さんの一番の味方として伴走できるよう発信をしていきますのでよろしくお願いします。

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