【SNS就活実態調査】効率化の一方で55.0%が情報に後悔。Z世代の就活とSNSの適切な向き合い方とは?

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キャリア・ライフの選択肢を提供するワーク×ライフジャーナル「キャリアトラス」です。
昨今、タイムパフォーマンス(タイパ)を重視した情報収集が一般化する中、学生の就職活動におけるSNSの活用は当たり前となりつつあります。しかし、手軽に情報が得られる便利さがある一方で、その向き合い方に悩む学生も少なくないようです。

キャリアトラス(運営会社:株式会社ネオキャリア)が実施した、SNSを情報収集に活用していた内定保有者109名を対象とする実態調査から、SNSを活用した就活がもたらす「新たな出会い」と、情報過多ゆえに生じる「心理的な葛藤」のZ世代就活生のリアルな現状が見えてきました。

調査サマリー

  • 約3割がSNS起点でエントリー:
    SNSで初めて知った企業へ実際にエントリーした割合は27.5%。SNSは単なる情報収集の場にとどまらず、企業と学生の「新しい出会いの入り口」として機能している側面がうかがえます。
  • 半数以上が情報を信じて行動した結果「後悔した経験あり」:
    SNSの情報を信じて行動した結果、後悔した経験が「何度もある」「一度ある」と答えた人の割合は、合わせて55.0%にのぼりました。
  • 最も信頼できる情報源は「公式採用ページ」:
    日常的にSNSを活用している学生であっても、最も信頼できる情報源のトップは「企業の公式採用ページ(33.9%)」と回答しました。

調査概要

  • 調査名称:Z世代就活生のSNS活用と情報源信頼度に関する実態調査
  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
  • 調査期間:2026年6月4日〜同年6月9日
  • 有効回答:2027年3月卒業予定で、内定を保有し、かつ就職活動の情報収集でSNSを活用していた就活経験者109名
  • 調査結果:調査結果詳細
  • 運営会社:株式会社ネオキャリア 
※本調査は、「2027年3月卒業予定で、内定を保有し、かつ就職活動の情報収集でSNSを活用していた就活経験者」に対象を限定し、109名に実施したものです。 ※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

※データの引用・転載の際は、出典として「ネオキャリア(キャリアトラス)調べ」を明記してください。
【キャリアトラス:https://www.neo-career.co.jp/careertrus/

PR TIMESでのリリースはこちら

調査内容①:3割超の就活経験者が、SNS起点で「説明会・インターンへの参加」を経験

調査の中で、SNSから得た情報をきっかけに「企業の説明会やインターンシップに参加した」という回答は30.3%、「初めて知った企業に実際にエントリーした」は27.5%となりました。
従来の情報収集方法であれば出会えなかったかもしれない企業と、SNSを通じて接点が生まれる。これは学生にとっても企業にとっても、選択肢や可能性を広げるポジティブな変化と言えそうです。特に採用担当者にとっても自社の業態や企業規模などの知名度だけでなく、SNS上における自社のブランディングによって、まだリーチできていない層の就活生に認知してもらえる可能性があります。

【図:就職活動でSNSから得た情報をきっかけに実際にとった行動】

就職活動でSNSから得た情報をきっかけに実際にとった行動の図

調査内容②:5割超の就活経験者が、SNSの就活情報を信じて後悔した経験も

しかしその一方で、SNSの情報を参考にした学生の55.0%が、就活において何らかの後悔を経験しているという面も浮かび上がりました。その具体的な内容を尋ねると、「不安を煽る投稿を見て焦って行動してしまった(50.0%)」が最多という結果に。

日々アップデートされる他者の進捗状況や、極端な成功・失敗談に触れることで知らず知らずのうちに心が揺さぶられていると考えられます。

【図:就職活動でSNSから得た情報を信じて行動し、後悔した経験】

就職活動でSNSから得た情報を信じて行動し、後悔した経験の図

【図:SNSから得た情報を信じて後悔した内容】

SNSから得た情報を信じて後悔した内容の図

SNSから得た情報を信じて後悔した具体的な内容

SNSから得た情報を信じて後悔した具体的な内容は「身の丈に合わない対策をしてしまった」、「職場の情報と実際の職場環境が違った」などの声が多く寄せられました。

・就活初期の頃、周りの意識の高い就活アカウントに影響されてしまい、
 身の丈に合わない対策をしてしまった。
・情報が多く、絞りきれなくて無駄な行動を多くしてしまった。
・エントリーシートや面接の結果がオープンチャット内の人は来ているのに、
 私には連絡がないと不安になっていた。後から考えると気にしないでよかった。
・職場の情報と実際の職場環境が違った。
・○○以上の会社じゃないとだめだという投稿。
※自由回答は一部表記を調整しています。

情報を鵜呑みにするのではなく、「本当に自分に合った情報なのか?」を考え、取捨選択するなど、SNSを活用するうえでも情報リテラシーが必要だと言えます。

調査内容③:就活経験者の約4割が、効率化で生まれた時間を「面接練習」に投入

「面接練習を繰り返した」が35.8%、「ES作成にじっくり時間をかけた」が32.1%、「自己分析を深く行った」が22.9%と、SNSで情報収集を効率化したことで生まれた時間を有効活用している就活生の実態も見えてきました。
効率化した時間の中で、SNSでの情報収集だけではカバーし切れない選考対策や強み弱みの言語化など、自分自身と向き合うための時間として活用している様子が伺えます。

【図:SNSで情報収集を効率化したことで生まれた時間を何に使ったか】SNSで情報収集を効率化したことで生まれた時間を何に使ったかの図

キャリアトラス的深掘り:就活生と企業にとって適切なSNSとの向き合い方「3つの視点」

SNSを活用することで就活を効率化できる一方で、情報発信者の匿名性が高く、玉石混交な情報が溢れるSNSとの向き合い方は非常に難しいです。
キャリアトラスでは今回の調査のデータを考察していく中で、見えてきた就活生にも企業にとっても適切な向き合い方が分かりました。

SNSだけでなく信頼できる情報源を掛け合わせる

就職活動で「信頼できる」と感じていた情報源について、33.9%企業の公式採用ページと回答しました。
SNSを日常的に活用する就活生であっても、最終的には企業が発信する公式情報を重視する傾向が見られました。
就活生はSNSで収集した情報に対して真偽が曖昧なもの、より詳しく知りたいものはSNSだけでなく信頼できる一次情報を掛け合わせることをおすすめします。

【図:就職活動で「信頼できる」と感じていた情報源】就職活動で「信頼できる」と感じていた情報源の図

上記の図からもわかる通り、「企業の公式採用ページ」や、「実際の選考経験者によるクローズドコミュニティ」「リクナビ・マイナビなどの求人サイト」は就活生からも信頼できる情報源として選ばれています。採用担当者にとっても、採用広報における予算の適切な配分や、上記の媒体で自社の魅力を最大限伝えるための訴求ができているか?を確認することが重要であると言えます。

じっくり情報収集をして、自分なりの軸を持って判断する

納得のいく就職活動をするうえで最も重要なことは?という設問に対しては「自分でじっくり情報収集すること」が23.9%、「自分なりの就活の軸を持つこと」が20.2%という結果となりました。

【図:納得のいく就職活動をするうえで最も重要なことは?】納得のいく就職活動をするうえで最も重要なことは?の図

SNSで得た情報を鵜呑みにするのではなく、じっくり考えて情報収集をすることの大切さが分かります。
また、SNSで他者が発信している情報が「自分にも当てはまるのか?」「自分も取り入れるべきなのか?」は、自分なりの就活の軸を持ってぶれずに判断をすることが納得のいく就職活動をするうえで重要だと言えます。
ぶれない就活の軸を見つけるためにも、就活でSNSを使い効率化して生まれた時間の中で、前述した「自己分析を深く行うこと」が重要です。

SNSとは適切な距離感で向き合い活用する

「他人がうまく行った方法が自分に必ずしも当てはまるとは限らない」
「すべての情報を鵜呑みにしない」
「最後の判断をするのは自分自身」
などSNSの情報を客観的に見直すことも有効です。

時にはSNSを見ることをあえて休む時間を作ることも大切です。
他のアカウントの内定報告や成功談など、自分より他人がうまくいっていることに、どうしても目移りしてしまうことも事実です。
SNS疲れという言葉も昨今ではよく言われますが、自分にとって適切なSNSとの距離感を見つけられると良いでしょう。

就職活動でSNSを上手く活用し、納得のいく就職活動をするために

今回の調査で、SNSは隙間時間に気軽に情報収集できるため、就職活動においても効率的な情報媒体だということが改めてデータから読み解けました。
一方でSNSは匿名性が高く、「誰が発信したのか?」「いつの時点での出来事なのか?」「出典はどこなのか?」など情報源が曖昧な情報も溢れています。
また、他のアカウントの内定報告に焦ってしまったり、煽るような表現が多いコンテンツに心をかき乱されるなどSNS疲れも深刻です。

SNSを上手く活用できれば効率的に就職活動に役立つ側面と、SNSの情報に振り回されるリスクやSNS疲れといった負の側面もあります。
「すべての情報を鵜呑みにしない」「最後の判断をするのは自分自身」「SNSに触れない休む時間をあえて作る」など適切な距離感でSNSと向き合うことで、効率化しながらも、納得のいく就職活動を行いましょう。

調査結果詳細:Z世代就活生のSNS活用と情報源信頼度に関する実態調査

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この記事を書いた人

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元採用人事
元キャリアアドバイザー

アキラ

2018年株式会社ネオキャリアに新卒入社。 その後は新卒人材紹介・保育士転職支援の営業として企業の採用支援。キャリアアドバイザーとしては約6年間で3,000名程度の就労支援に携わってきました。キャリアとしては20代でリーダーとして6名のメンバーの新卒育成担当、新規拠点立ち上げなどを経験してきました。 その後採用人事としての経験を経て、現在はWebマーケティングを担当しています。 元採用人事・元キャリアアドバイザーの視点から就活・キャリアについて専門的に発信していきます。 読者の皆さんの一番の味方として伴走できるよう発信をしていきますのでよろしくお願いします。

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