人材総合サービス会社の株式会社ネオキャリア(本社:東京都新宿区 代表取締役CEO:西澤 亮一 以下 ネオキャリア)は、2024年8月30日に、不要になった本の寄付が障がい者の就労支援につながる「ジョブボン」活動に参加し、新宿区立障害者福祉センターへ約30冊の本の寄付を行いました。
「ジョブボン」とは、一般社団法人ワーキングバリアフリーが運営する取り組みで、寄付された本は障がい者就労支援施設の利用者によってクリーニングされ、再生後にネット通販で販売されます。この収益が障がい者の方々の報酬となり、本のリユースと障がい者の雇用創出に貢献することができます。
当日は、当社社員7名がセンターへ訪問し、本の寄付の他にも、実際に施設利用者が本のクリーニングやネット出品を行う様子を見学したり、利用者と昼食を共にしながら交流するなどをし、相互理解を深めました。今後は、社内に本の回収ボックスを設置し、継続的な寄付を予定しています。
■「ジョブボン」参加の背景
当社は、2030年までの目標の一つに「性別・国籍・障がいを問わず、多様性と個性が発揮できる場の提供」を掲げ、サステナブル活動の一環として障がい者支援にも積極的に取り組んでいます。2023年9月には、グループ会社内に特例子会社を設立し、障がい者の雇用機会の創出にも注力しています。
さらに、毎年9月は『障害者雇用推進月間』であり、この時期に向けて障がい者の雇用促進に向けた取り組みを強化し、地域社会へのさらなる貢献を目指していきたいという思いから「ジョブボン」活動へ参加しました。
本活動を通じて、古本の再流通による資源の有効活用に寄与するだけでなく、障がい者の方々に対して持続的な就労機会を提供することを目指しています。
■新宿区立障害者福祉センターコメント
新宿区立障害者福祉センターは、様々な障害特性の方が仕事をしています。今回ジョブボンの仕事を始めたことにより、ネオキャリアを始め区内に拠点を置く企業とのつながりや地域の方々の温かい支援をより鮮明に感じることができました。本が好きな方が、読み終えた本をリサイクルすることにより、新しい本好きな方が生まれ、障害者の就労支援にもつながっている状況をより多くの方々に知ってもらえると思うと、夢がさらに広がっていきます。
【社会福祉法人 新宿区障害者福祉協会 専務理事 今井 康之様】
■「ジョブボン」運営会社コメント
この度は、ジョブボンの本寄付活動にご参加頂き、ありがとうございました。
ジョブボンを通して、同じ地元の企業と障害者就労施設のリアルな繋がりをつくることが、私達の理想でした。
実際に本の仕事を行う利用者の方の姿を、直接見ていただくことで、その仕事ぶりや本がどのように活かされていくか、実感をもっていただけたと思います。今後も、このような機会を増やすことで、地元企業と障害者施設の連携を増やしていきたいです。
【一般社団法人ワーキングバリアフリー代表 島田 博之様】
■ネオキャリア サステナブル推進担当コメント
今回、当社では不要になった本を「ジョブボン」の仕組みを活用して、障がい者就労支援施設に寄付しました。本のリユースというサステナブル活動に加え、障がい者の就労支援につながることは、人材サービスを手掛ける企業として非常に重要な要素と考えています。
当日は、普段から交流のある施設の皆さんに寄付を喜んでいただけたので、今後は、社内で多くの本を集めることと、他の企業や組織に「ジョブボン」を広めることに注力し、さらに貢献できるよう、取り組んでいきたいと思います。
【ネオキャリア 社長室 サステナブル推進担当 高山 功平】
■ネオキャリアが行うサステナブル活動
ネオキャリアは、本社の所在地である新宿区の地域団体を中心に様々なステークホルダーと協働で、地域清掃活動や各社のサステナブル活動イベントへの出展、サステナブル推進で得た知見を伝える学生向け特別授業への登壇など、地域密着型のサステナブル活動を主軸に推進してきました。また、子どもを持つ親社員とその家族が安心して仕事と家庭を両立できる環境づくりを目的とした家族イベントを定期開催したり、男性の育児休暇取得のための研修を行うなど従業員に向けた取り組みにも注力しています。
今後も、さまざまなステークホルダーの方々と協働し、「人と本気で向き合い、未来を切り拓く。」というPURPOSEのもと、人材総合サービス会社としてできるサステナブル活動の幅を増やしてまいります。