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TOP 特例子会社「digsy(ディグシー)」を設立 社員のほぼ全員が精神障がい者 ~急増予想の「精神障がい者雇用」創出を目指す~

特例子会社「digsy(ディグシー)」を設立 社員のほぼ全員が精神障がい者 ~急増予想の「精神障がい者雇用」創出を目指す~

NEO CAREER Groupニュース
プレスリリース
働き方 組織づくり 人材 コーポレート
2023.10.13

人材総合サービス会社の株式会社ネオキャリア(本社:東京都新宿区 代表取締役:西澤亮一 以下 ネオキャリア)は、2023年10月1日(土)に、特例子会社「digsy(ディグシー)」(本社:北海道札幌市 代表者:渡邊雅弘)の事業を開始しました。社員のほぼ全員が「精神障害者保険福祉手帳3級」を保有する精神障がい者であることが特徴で、名刺入力サービスやアンケート入力・集計、派遣登録スタッフ情報入力など、アウトソーシングサービスを提供します。企業の障がい者雇用で採用されにくい、就業意欲がある精神障がい者の雇用創出を目指します。
digsy_logo_20231009-3912003■新会社設立の背景
厚生労働省の「令和4年度 障がい者の職業紹介状況」※によると、精神障がい者の新規求職申込件数は2022年度に12万3593件(前年度比14.2%増)、2021年度に10万8251件(同13.5%増)となり、直近では大幅に増えています。これは、(1)2018年4月に精神障がい者が雇用義務の対象となり、企業が精神障がい者の雇用にも取り組み始めたこと(2)雇用義務の対象となり医療機関を受診する抵抗感が薄れ、「精神障害者保険福祉手帳」の所持者が増加したこと──に由来します。

また、これまで企業の障がい者雇用では、「身体障がい者」を雇用する傾向が強いものの、身体障がい者の57.9%が65歳以上(厚生労働省発表「平成28年生活のしづらさなどに関する調査」)で高齢化が進行しており、若年層の身体障がい者に各社の採用ターゲットが集中しているため、採用活動のハードルが高まりつつあります。一方、65歳以上の精神障がい者は25.4%(同上調査)で、20代から30代の若年層、40代から50代の中年層が多い傾向にあり、加えて、民間企業の障がい者の法定雇用率が、2024年4月には2.5%、2026年7月には2.7%と段階的に引き上げられることから、今後、精神障がい者の新規求職申込件数は急増することが見込まれます。

そこでネオキャリアでは、就労意欲のある精神障がい者の雇用機会を創出し、障がい者雇用の課題を改善したいとの思いから、社員のほぼ全員が精神障がい者である特例子会社の設立に至りました。ネオキャリアが、2030年に社会に対してどのような価値を提供する企業でありたいかを定めた『2030年 7GOALS』の一つに、「世代・国籍・障がいを問わず、多様性と個性が発揮できる場の提供」という項目があります。この実現に向けて取り組んで参ります。
https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/001101527.pdf

■新会社概要
会社名     :株式会社digsy
事業所     :北海道札幌市中央区南1条西2-5 南1条Kビル5階
代表者     :渡邊雅弘
事業内容    :アウトソーシング事業
社員数     :13名

■社名の由来
「diversity(多様性)」「individuality(個性)」「growth(成長)」「symbiosis(共生)」 「you(あなた)」の頭文字を取っています。また、「digs」が「発掘する」という英単語のため、「あなたを発掘する」という意味も込められています。

■企業ロゴの由来
企業ロゴは、精神障がい者の社員が制作しました。digsyの企業ビジョンである「多様性を尊重し、誰もが成長できる社会を創る」から、digsyの「d」の文字を顔に見立て、人と人が寄り添い尊重している様子を表現しています。顔の大きさが異なるのは個性を表しています。
ロゴの色が「コーラルオレンジ」であるのは、コーラルという色に「共存」という意味があり、赤とオレンジが共存している色という意味があるからです。赤には「情熱」の意味があり、オレンジには「自立」の意味があります。それが合わさった色が、digsyにはぴったりだとの思いから、コーラルオレンジを採用しました。
また、フォントは弱視やディスレクシア(読み書き障害)の人でも読みやすいように、「UD デジタル 教科書体」を使用しています。

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