Indeed(インディード)の予算設定に迷ったら!予算の決め方・管理方法・効果を最大化する方法
Indeed・求人検索エンジン
Indeed(インディード)は世界 No.1*の求人サイトとして多くの企業から注目を集めています。
求職者が多く集まるというIndeed(インディード)の特徴を活かすために、有料掲載を検討されている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Indeed(インディード)で有料掲載をおこなうにあたり予算設定に迷っているご担当者様に向けて、予算設定の方法について解説いたします。
*Comscore,総訪問数,2024年3月
<本記事で紹介する3つのポイント>
・Indeed(インディード)の有料掲載の仕組み
・Indeed(インディード)の予算の決め方や予算相場
・Indeed(インディード)の効果を最低限の予算で最大化する方法
目次
1.Indeed(インディード)の有料掲載・無料掲載とは?
Indeed(インディード)は無料で掲載から採用まで可能ですが、有料のスポンサー求人を利用することで表示回数を増やし、より多くの求職者にリーチすることが可能です。
- 有料掲載はこのような企業におすすめ
- ・より多くの応募が欲しい
- ・求人広告の費用対効果を高めたい
- ・Indeed(インディード)の機能をフルで使いたい
- ・Indeed PLUS(インディードプラス)を利用したい
また、2024年1月30日からは新機能のIndeed PLUS(インディードプラス)が提供開始され、有料掲載をおこなうことでさらに求職者へのリーチを広げられるようになりました。詳しく知りたい方は下記の記事をご参照ください。
▼参考記事
Indeed PLUS(インディードプラス)とは?掲載方法、料金、メリットなど徹底解説
2.Indeed(インディード)の予算設定の基本的な考え方
まずはIndeed(インディード)と従来の求人サイトにおける料金体系の違いから、予算設定の基本的な考え方を解説します。
2-1.Indeed(インディード)と従来の求人サイトの違い
「マイナビ転職」「doda」「タウンワーク」などの一般的な求人サイトに掲載する場合、広告の大きさや掲載順位、掲載期間をもとにプランが用意されており、それに応じて予算を決めるのが一般的です。
つまり「高額なプランに掲載する=上位表示できる・魅力的な原稿ができる」という認識のもとに予算を考えるわけです。
一方、Indeed(インディード)では広告の大きさや掲載順位、掲載期間によるプランはありません。料金はクリックされた数に応じて支払う方式で、このときクリック数やクリック単価は常に変動しています。
要するに、Indeed(インディード)では「表示回数を増やすための予算の目安は出せるが、運用次第で変化する」のです。※料金の詳細は次章で説明します。
予算の目安についてはIndeed(インディード)の過去履歴をもとに算出するため、Indeed(インディード)の代理店などに見積もり依頼してみましょう。
すると、過去に自社と類似した条件(職種、エリアなど)で掲載した事例の表示回数・クリック単価・応募率などをもとに見積もりを作成してくれます。※あくまで過去の履歴であり、参照される履歴内容によって結果が異なります。
2-2.Indeed(インディード)有料掲載の料金
Indeed(インディード)の料金体系は掲載費無料のクリック課金型です。求人の掲載自体には費用が発生せず、求人がクリックされる度に費用が発生します。
従来の求人サイトでは掲載自体に費用が発生しますが、その場合求職者が求人を閲覧しなくても費用を支払う必要があります。その点、Indeed(インディード)では費用の掛け捨てリスクを低く抑えられます。
そのほか、一般的な求人サイトと異なる特徴を下記にまとめましたので、ご参考になさってください。
- Indeed(インディード)有料掲載の特徴
- ・求人掲載の開始や停止が自由
・低予算から運用可能
・掲載期間無制限
・求人数無制限
Indeed(インディード)のクリック単価の仕組み
では、クリック単価はどのように決まるのでしょうか。
簡単にいうと、クリック単価はIndeed(インディード)のAIが最適な単価に自動設定しています。基本的に、競合数が増えるとクリック単価が高騰しやすくなる仕組みです。
予算と表示回数の仕組み
設定するキャンペーンの種類にもよりますが、予算が高い方が表示回数が増える仕組みです。
例えば、東京都で人材営業の求人を掲載する同じ条件の企業が3社あったとします。
A社が月額予算100,000円、B社が月額予算300,000円、C社が月額予算500,000円を設定した場合、クリック単価は3社とも同じですが、最も予算の高いC社の求人の表示回数が月間で増えるでしょう。
3.Indeed(インディード)の予算の決め方
ここでは、Indeed(インディード)の予算を決める際の具体例をご紹介します。初めてIndeed(インディード)に有料掲載する場合の予算と、すでに有料掲載中の場合の予算にわけてご説明します。
3-1.初めて掲載する場合の予算
まずは、初めてIndeed(インディード)に有料掲載する複数のケースにおいて、どのように予算を決めるかご説明します。
目標の採用人数が決まっている場合
目標とする採用人数が決まっている場合は、同社の採用率をかけあわせ、獲得応募数・応募率・クリック単価のシミュレーションを出しましょう。計算式は下記です。
予算=クリック単価×(採用人数÷採用率)÷応募率
- 事例1
エステサロンの新店舗出店にともないスタッフ10名の採用。
できるだけコストを抑えて3ヵ月以内に採用したい。
<予算・目標設定>
同社の採用率により応募目標は50名に設定。
過去実績のシミュレーションをもとにクリック単価や応募率を設定し、65万円の予算でIndeed運用開始。
合わせてWebプロモーションの別施策も開始。
<結果>
65万円の予算に対して、約50万円で応募数53名、採用数10名を達成。
余った予算は別店舗の採用に回すことができました。
採用予算が決まっている場合
採用予算が決まっている場合は、その予算をもとにどれくらいの効果が見込めるかをシミュレーション*できます。
*あくまでもシミュレーションのため、判断材料の1つとしてお使いください。
- 事例2
採用予算の中で、Indeed(インディード)にかけられる月間予算上限は50万円ほど。
既存店舗や新規店舗の販売員を採用したく、目標の採用人数はIndeed(インディード)以外の媒体を含めて約100名。
<予算・目標設定>
過去実績のシミュレーションをもとにIndeed(インディード)では応募目標20名、予算40万円に設定。
そこから約16名の採用を目指す。
<結果>
40万円の予算で目標を大きく上回る応募数34名、採用数27名を達成!
今後は他媒体の予算をIndeed(インディード)に寄せていくことになりました。
長期にわたり掲載する場合
長期間掲載を続ける場合、最初はどのくらいの予算でスタートすべきでしょうか。Indeed(インディード)は運用型広告のため、運用してみないと効果のほどを測れません。そのためにはある程度の予算と掲載期間が必要です。
- 事例3
年間を通して夜勤のある警備員を採用しており、母集団形成の強化・採用コストの削減を目指してIndeed(インディード)を開始。
応募単価は17万円まで高騰しており、できるだけ低下させたい状況。
<予算・目標設定>
まずは現状の応募単価に過去実績のシミュレーションをかけあわせ、応募単価目標を8万円に設定。
運用の土台となるデータ蓄積のため、月間5名の応募獲得に向けて予算を40万円に設定。
<結果>
ターゲットに向けた原稿の工夫などにより、応募単価を4万円まで圧縮に成功。
2ヵ月間で、ターゲットとしていた若年層を含め、10名の応募を獲得! この結果により、Indeed(インディード)の予算増額と既存媒体での求人縮小を決定。
無料求人掲載からスタートする場合
Indeed(インディード)でどのくらいの効果が出るか測りかねている場合、まずはトライアルでスタートしたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まずは無料で掲載してみて、その後少しずつ予算をかけていくことも可能です。
- 事例4
まずはIndeed(インディード)の無料求人掲載の利用を開始。
他媒体では月間2名ほど応募があるものの、採用率が50%以下のため、ほぼ採用できていない状況。
<目標設定>
無料掲載での運用により月間1名の応募を獲得。
これにより有料掲載への移行を決め、まずは自社で有料での運用を開始。
月間3名の応募を獲得したものの、運用の疑問や工数負担を解決するため、代理店の利用を試してみることに。
<結果>
自社運用と同じ30万円の予算で、月間6名の応募獲得に成功。
予算がない場合
Indeed(インディード)は無料で掲載から採用まで可能なため、予算がない場合でも運用をスタートできます。
3-2.有料掲載中で予算を見直した方がいい場合
ここでは、Indeed(インディード)に有料掲載中で、予算を見直した方がいい場合について解説します。
Indeed(インディード)では定期的に予算を見直すことで、運用を最適化できるケースがあります。
表示回数が少ない場合
求人の閲覧数が少ない場合、予算を引き上げる、またはキャンペーンを見直すことをおすすめします。
Indeed(インディード)は他社との入札制のため、予算の引き上げにより閲覧数を増加させられる可能性があります。
また、キャンペーンの設定(バランス、応募数最大化、目標応募数、目標応募単価)によって予算消化の仕方が変わるため、留意しておきましょう。
予算消化率が高い場合
予算消化率が高く、設定した予算を早い段階で使い切ってしまっている場合も、予算の引き上げを検討すべきです。
予算消化後は求人が表示されない状態になってしまうため、せっかく有料掲載しても表示される時間が限られてしまいます。これでは応募の可能性を逃してしまっている可能性が高いです。
予算の引き上げにより閲覧数が増加する可能性があります。また、キャンペーンの設定も合わせて確認することで、自社の求める運用に最適化していきましょう。
4.Indeed(インディード)の予算を設定・管理する方法
実際にIndeed(インディード)の管理画面から予算を設定する方法について解説します。
まず、有料オプションを利用する場合は最初に予算金額の設定が必要です。
予算を設定する求人のチェックボックスにチェックを入れ、右上にある「予算を変更」ボタンをクリックしてください。
予算は「自動調節設定」で設定でき、1日もしくは1ヵ月単位で予算に合わせて自動でクリック単価が調整されます。
次に、予算と終了日の設定画面です。
この画面上で主に設定が必要な項目は2つです。1つ目が予算金額の設定、2つ目が終了日の設定です。
まずは予算金額を設定しましょう。求人予算は「平均日額」と「月」の2パターンから選択できます。
平均日額
毎日の予算金額の上限を指定したい場合はこちらを利用してください。日々の予算をコントロールできるため、月内に早い段階で予算を使い切ってしまうなどのリスクを低減できます。一方、日々変動する求職者の動向に合わせづらいというデメリットもあります。
月額
月間での上限予算を設定したい場合はこちらを利用してください。月内でより求職者の動向に合わせて予算配分できる点がメリットですが、日々の予算をコントロールできないため見通しが立てづらい点はデメリットです。
次に、終了日の設定です。任意の日付を設定すると、指定した日に該当する求人の掲載が終了します。
チェックボックスをクリックし、表示される日付カレンダーから選択してください。
これらの設定が完了したら、あらためて設定した金額を確認の上「保存して続行」ボタンを押して終了です。
完了後、管理画面に戻ってきたら、念のため設定した有料オプションで適用されているかご確認ください。
「予算」の下に設定した金額が表示されていれば、正しく変更できています。
※出典:Indeed「予算設定・解除方法 – ダッシュボード操作 –」
5.予算内でIndeed(インディード)の効果を最大化する方法|Indeed(インディード)代理店
Indeed(インディード)の効果を最大化するためには、Indeed(インディード)の代理店に運用代行してもらう方法があります。
「自社運用がうまくいかずに困っている」「そもそも最大限の効果が出ているかわからない」という場合は、ぜひ一度代理店に相談してみてください。
5-1.Indeed(インディード)の代理店を利用するメリット
Indeed(インディード)の代理店を利用することで、下記のようなメリットがあります。
運用のプロに依頼することで高い効果を期待できる
Indeed(インディード)の代理店には、Indeed(インディード)の運用を専門的におこなっている担当者がいます。※運用体制は代理店によって異なります。
運用実績の長さや、複数企業から得た経験値の多さは、自社運用と比になりません。
このことから、適切な代理店に運用代行を依頼することで、効果アップが期待できます。
社内のリソースを確保できる
Indeed(インディード)の運用を自社内でおこなう場合、毎日の予算消化チェックや効果分析、改善施策の立案などで、追加人員が必要になります。※求人数や予算規模、運用ノウハウなど状況によります。
一方、代理店を利用した場合、それらの業務を代理店がおこなうため、採用担当者はそのほかの重要な業務を遂行でき、追加人員も必要ありません。
自社運用の人件費などに鑑みると、代理店の運用手数料は格安と考えられるでしょう。
運用ノウハウを学んで自社運用に切り替えることも可能
Indeed(インディード)の代理店は、運用結果のレポートを定期的に提出してくれる場合が多いです。
このレポートから分析方法や改善施策の立て方、その結果を見て学ぶことで、将来的に自社運用に活かすことも可能になります。
5-2.Indeed(インディード)の代理店を利用する際の予算目安
一般的なIndeed(インディード)の代理店では、上記でご説明したIndeed(インディード)の広告費以外に、運用手数料がかかります。
運用手数料の相場は出稿額の15~30%です。
なお、ネオキャリアはIndeed(インディード)ゴールドパートナーの代理店ですが、運用手数料は20%を頂戴しております。また、最低運用金額を以下のように設定しております。
最低運用手数料 | 3万円~ ※別途出稿費用がかかります。 |
出稿額+運用手数料込み | 18万円~ |
5-3.Indeed(インディード)代理店の利用がおすすめな企業
下記のような特徴をもつ企業は、Indeed(インディード)の代理店の利用がおすすめです。
- ・最低限の予算で最大限の効果を発揮したい企業
- ・そのほかの重要業務に社内のリソースを充てたい企業
- ・社内にIndeed(インディード)の運用ノウハウをもつ人間がいない企業
- ・Indeed(インディード)運用のために人員を追加できない企業
- ・将来的に自社運用したいと考えている企業
6.よくある質問
ここではIndeed(インディード)の予算に関するよくある質問に回答していきます。
- Q Indeed(インディード)の求人予算とは?
- A Indeed(インディード)の求人予算とは、求人へのクリックに対して支払う1日の平均金額に基づいて算出した金額です。
- Q Indeed(インディード)の有料掲載で予算を超えて請求されることはあるの?
- A Indeed(インディード)の有料掲載で予算を超えて請求されることはありません。予算上限を設定するため、その上限を超えると自動的に有料掲載が終了します。
- Q Indeed(インディード)のクリック単価の仕組みとは?
- A Indeed(インディード)はクリック課金型の料金体系で、1クリックごとの料金を「クリック単価」といいます。クリック単価はキーワードごとにIndeed(インディード)のAIが自動で設定する仕組みです。中身のロジックは入札制になっており、同一キーワードでさまざまな企業が設定した予算をもとに、適切なクリック単価に決定します。ここで予算を高く設定した企業ほど求人の表示回数が上がりやすいでしょう。
7.まとめ
Indeed(インディード)の予算の相場や考え方について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
職種キーワードやエリアなどによって異なりますが、効果的な運用を目指すためには月額18万円〜予算が必要でしょう。
また、Indeed(インディード)の効果を最大化させるためには、運用のプロである代理店の利用がおすめです。
実際に見積りが欲しい場合は、過去実績をもとにしたシミュレーションをお出ししますので、参考にしていただけると幸いです。
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